JPH0862397A - 電子線照射装置 - Google Patents

電子線照射装置

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Publication number
JPH0862397A
JPH0862397A JP21827794A JP21827794A JPH0862397A JP H0862397 A JPH0862397 A JP H0862397A JP 21827794 A JP21827794 A JP 21827794A JP 21827794 A JP21827794 A JP 21827794A JP H0862397 A JPH0862397 A JP H0862397A
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JP
Japan
Prior art keywords
irradiation chamber
conveyor
irradiation
electron beam
movable
Prior art date
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Pending
Application number
JP21827794A
Other languages
English (en)
Inventor
Yozo Yada
洋三 矢田
Toshiro Nishikimi
敏朗 錦見
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Nissin High Voltage Co Ltd
Original Assignee
Nissin High Voltage Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0862397A publication Critical patent/JPH0862397A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 照射室内に入らずに照射窓箔の交換作業を行
えるようにすること。 【構成】 照射室4は、電子線発生部が取り付けられた
固定照射室部4aと、昇降可動照射室部4bとにより分
割して形成し、同可動照射室部は昇降機構15により上
昇、下降操作される。被照射物搬送コンベア9は照射室
内を通して循環配設されており、コンベアの両側端部に
当接可能のコンベア係合部材25が可動照射室部に取り
付けられている。走査管7の下端にある照射窓8の窓箔
を交換するとき、昇降機構15を操作して可動照射室部
を下げる。これに伴い、コンベア係合部材がコンベアの
両側端部に当接し、照射室内に位置するコンベアを連動
して下げる。開いた固定照射室部と可動照射室部の間か
ら交換作業を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子線発生部のメンテ
ナンスを照射室内に入らずに行うことができる電子線照
射装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は走査型電子線照射装置の一例を示
す構成図であり、遮蔽室1は架台2の上に支柱3によっ
て配置されており、同遮蔽室は中央部に照射室4、その
両脇に予備室5a,5bを有して構成されている。照射
室4には電子線発生部の一部をなす電子銃及び加速管を
収容している加速管タンク6が取り付けられており、加
速管からの電子線は走査管7の下端に設けられた照射窓
8の窓箔を透過して照射室内の照射領域に取り出され
る。被照射物を搬送するコンベア9が遮蔽室1の内部を
通して循環配設されており、被照射物はコンベアに載せ
られて走査管7の下を通り電子線が照射される。
【0003】被照射物搬送コンベア9としては、スラッ
トコンベア、メッシュコンベアが用いられている。コン
ベア9の循環配設に当っては、所要のコンベア変曲箇所
にローラ10を設けると共に、予備室内へのコンベアの
導入部、予備室から照射室へのコンベアの変曲部にはコ
ンベアの両側端部を案内する樋部材11が設けられてお
り、また、テンションピックアップ装置12により、照
射領域でのコンベアの弛みの発生を防ぎ、コンベアを張
っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】電子銃、加速管及び走
査管7を有する電子線発生部の内部は真空状態にあり、
走査管の下端部に設けられた照射窓8の窓箔で真空シー
ルされている。この照射窓の窓箔は電子線が透過するこ
とにより傷むから、通常三か月程度毎に新しいものに交
換しなければならない。そこで、照射室の前後の一点鎖
線で示す位置に点検扉が設けられており、メンテナンス
時には同扉を開けて作業員が照射室内に入り、窓箔の交
換作業を行っている。
【0005】照射室4が例えば縦横2m、奥行き1m半
程度で、作業員がその中に容易に入ることができるもの
であっても、照射室内にコンベア10が配置されている
から、コンベアの上に足場を組んで作業を行わねばなら
ず、さらに電子線が通過する大気層を極力低減するため
に、照射窓8とコンベア9との間隔は10数cm以下で
あるから、照射室内のコンベアが邪魔になって、窓箔の
取替え作業はやっかいなものとなっている。
【0006】本発明は、照射室内に入らずに、電子線発
生部のメンテナンス、特に照射窓箔の交換作業を行うこ
とができる電子線照射装置の提供を目的とするものであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、電子線発生部
が取り付けられ、電子線が導入される照射室と、前記照
射室内を通して配置した被照射物搬送コンベアを有する
電子線照射装置において、前記電子線発生部が取り付け
られている固定照射室部と昇降可動照射室部とにより分
割形成された前記照射室と、前記昇降可動照射室部に取
り付けられ、照射室内に位置する前記被照射物搬送コン
ベアの両側端部に当接するコンベア係合部材とを備えて
なることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】メンテナンス時、昇降可動照射室部を下降させ
ると、同可動照射室部に取り付けられたコンベア係合部
材によって照射室部内に位置する被照射物搬送コンベア
も連動して下降する。これに伴い、同照射室部と、電子
線発生部が取り付けられている固定照射室部との間から
電子線発生部の保守点検、照射窓箔の交換作業を行うこ
とができる。
【0009】
【実施例】本発明の実施例について図面を参照して説明
する。図1は電子線照射装置全体の構成図、図2は図1
のA−A線での照射室部の拡大断面図であり、図6と同
一符号は同等部分を示す。遮蔽室1は架台2、支持台1
3の上に支柱3,支持枠14によって配置されており、
同遮蔽室は中央部に照射室4、その両脇に予備室5a,
5bを有して構成されている。照射室4は固定照射室部
4aと昇降可動照射室部4bに分割して形成されてお
り、固定照射室部4aに電子線発生部の一部をなす電子
銃及び加速管を収容している加速管タンク6、加速管か
らの電子線を照射領域に与える走査管7が取り付けられ
ている。
【0010】照射室4における固定照射室部4aは架台
2の上に組み立てた支持枠14の上部分に取り付けられ
ており、昇降可動照射室部4bは支持台13の上に昇降
機構15によって上昇、下降可能に設けられている。同
昇降可動照射室部の四隅に取り付けた支持部材16に雌
ネジ部材17を設けられており、同ネジ部材にそれぞれ
駆動ネジ軸18が螺合し、ネジ軸の回転を直線移動に変
換する。これら4本のネジ軸を、照射室部4bの下部に
設けた駆動モ−タ19によって、べベルギア或いはウォ
ームギア形式の6個の軸方向が90度変換される減速機
20を介して駆動する。図3に減速機としてべベルギア
装置を用いている昇降機構の構成図を示す。駆動モ−タ
19を正、逆転させることにより、4本の駆動ネジ軸1
8は連動して回転し、昇降可動照射室部4bは上昇、下
降する。
【0011】被照射物を搬送するコンベア9が遮蔽室1
の内部を通して循環配設されており、被照射物搬送コン
ベア9は、例えばスラットコンベア、メッシュコンベア
である。コンベアの所要の変曲箇所にローラ10を設
け、予備室内へのコンベアの導入部、予備室から照射室
へのコンベアの変曲部にはコンベアの両側端部を案内す
る樋部材11が設けられており、また、テンションピッ
クアップ装置12を設けることにより、コンベアに張力
を与え、照射領域でのコンベアの弛みの発生を防いでい
る。
【0012】図4にテンションピックアップ部の構成図
を示す。テンションピックアップ装置12はコンベア9
を案内するローラ21をバネ22で引っ張ってコンベア
を張るようになっており、全体が支持体23に取り付け
られている。そして、同支持体はエアシリンダ装置24
に結合されており、コンベア9を同図(a)の張力付与
状態と同図(b)の無張力(テンションフリー)状態に
することができるようにテンションピックアップ装置1
2全体を矢印方向に移動操作できるようにしている。
【0013】コンベア9は照射室4の昇降可動照射室部
4bを下げたとき、連動して下がるようにする。図1、
図2に示すように照射室4内に位置するコンベア9の両
側端部で、コンベア進行方向の前後2ヵ所ずつにコンベ
ア端部に当接するメンテナンス用のコンベア係合部材2
5を設け、図5は、かかる連動操作機構部の構成図であ
る。コンベア9が例えばスラットコンベアの場合、搬送
方向に並設された棒状体26の上に被照射物が載置され
るが、隣接する棒状体の両端部はチェーン片27で連結
されており、さらにその端にはローラ28を自由に回転
できるように取り付け、コンベアの変曲部を案内する樋
部材11の内部にはこのローラの部分が嵌合する。
【0014】コンベア係合部材25は、昇降可動照射室
部4bに取り付けた支持部材29にピン30で軸支され
ており、リンク片31を介して支持部材29に取り付け
たエアシリンダ装置32に結合している。通常の電子線
照射装置運転時には、矢印方向にエアシリンダ装置32
の出力軸を駆動し、コンベア係合部材25を一点鎖線で
示す位置に移動し、被照射物の搬送に支障のないように
する。
【0015】照射室4内のメンテナンス、走査管7の下
端部の照射窓8の窓箔(図2の符号81)の取替えを行
うとき、先ずテンションピックアップ装置12をエアシ
リンダ装置24により矢印a方向に駆動し、コンベアを
テンションフリーの状態にする。さらに、コンベア係合
部材25の先端部をエアシリンダ装置32によってコン
ベア側端部との当接可能位置に下げる。次いで、昇降可
動照射室部4bの昇降機構15を動作させて同可動照射
室部4bを下降させる。これに伴い、コンベア係合部材
25の先端部はコンベア端部に当接し、照射室内に位置
するコンベアは昇降可動照射室部4bの下降に連動して
下がる。
【0016】照射室4の固定照射室部4aと昇降可動照
射室部4bとの間が60cm程度開くように可動照射室
部を下げる。これにより、メンテナンススペースが形成
され、照射窓9の窓箔を交換する場合、照射室の前後か
ら交換作業を実施することができる。
【0017】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成した
ので、昇降可動照射室部を下降させると、コンベア係合
部材によって照射室内に位置する被照射物搬送コンベア
も連動して下降し、同照射室部と電子線発生部が取り付
けられている固定照射室部との間が開くから、作業員は
照射室内に入り込むことなく、照射室の前後から、電子
線発生部の保守点検、照射窓箔の交換作業を容易に行う
ことができる。
【0018】照射室内に作業員が入らなくても電子線発
生部のメンテナンス、窓箔交換が行えるから、特に、照
射室の固定照射室部の容積は図1と図6を比較すれば判
るように小さくすることができ、全体として照射室部分
をコンパクト化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例である電子線照射装置全体の構
成図である。
【図2】図1のA−A線での照射室部の拡大断面図であ
る。
【図3】昇降可動照射室部に対する昇降機構の構成図で
ある。
【図4】テンションピックアップ部の構成図である。
【図5】コンベア連動操作機構部の構成図である。
【図6】従来の走査型電子線照射装置の一例を示す構成
図である。
【符号の説明】
1 遮蔽室 2 架台 3 支柱 4 照射室 4a 固定照射室部 4b 昇降可動照射室部 5a,5b 予備室 6 加速管タンク 7 走査管 8 照射窓 9 被照射物搬送コンベア 10 ローラ 11 樋部材 12 テンションピックアップ装置 13 支持台 14 支持枠 15 昇降機構 16 支持部材 17 雌ネジ部材 18 駆動ネジ軸 19 駆動モ−タ 20 減速機 21 ローラ 22 バネ 23 支持体 24 エアシリンダ装置 25 コンベア係合部材 32 エアシリンダ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子線発生部が取り付けられ、電子線が
    導入される照射室と、前記照射室内を通して配置した被
    照射物搬送コンベアを有する電子線照射装置において、
    前記電子線発生部が取り付けられている固定照射室部と
    昇降可動照射室部とにより分割形成された前記照射室
    と、前記昇降可動照射室部に取り付けられ、照射室内に
    位置する前記被照射物搬送コンベアの両側端部に当接す
    るコンベア係合部材とを備えてなることを特徴とする電
    子線照射装置。
JP21827794A 1994-08-22 1994-08-22 電子線照射装置 Pending JPH0862397A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21827794A JPH0862397A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 電子線照射装置

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JP21827794A JPH0862397A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 電子線照射装置

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JPH0862397A true JPH0862397A (ja) 1996-03-08

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ID=16717345

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JP21827794A Pending JPH0862397A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 電子線照射装置

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JP (1) JPH0862397A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005049352A (ja) * 1998-06-23 2005-02-24 Titan Corp 物品を搬送するコンベヤ装置のループ内の放射線遮蔽材製中間壁部を有する物品照射装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005049352A (ja) * 1998-06-23 2005-02-24 Titan Corp 物品を搬送するコンベヤ装置のループ内の放射線遮蔽材製中間壁部を有する物品照射装置

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