JPH0862136A - 光電式煙感知器 - Google Patents

光電式煙感知器

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JPH0862136A
JPH0862136A JP19929294A JP19929294A JPH0862136A JP H0862136 A JPH0862136 A JP H0862136A JP 19929294 A JP19929294 A JP 19929294A JP 19929294 A JP19929294 A JP 19929294A JP H0862136 A JPH0862136 A JP H0862136A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の光電式煙感知器は、S/N比の向上
が図れる光電式煙感知器、および回路構成において、コ
スト低減が図れる光電式煙感知器を提供する。 【構成】 煙の通過窓21を備えた外装ケース22内
に、前記煙の通過路に対して光を照射する発光部23
と、該発光部23からの照射光が煙によって散乱した散
乱光を受光する受光部24と、前記散乱光以外の外乱光
が受光部24にて受光されないよう前記外乱光を遮光す
るスリット25とを備えてなる光電式煙感知器におい
て、前記発光部23に設けられる発光素子26は、発光
領域が挟窄されてなる電流狭窄型発光ダイオードからな
り、さらに前記スリット25は、その通過路側先端部を
ナイフエッジとしてなるナイフエッジ型スリットからな
ることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光電式煙感知器に関
し、特に車載用および家庭用空気清浄器に用いられる光
電式煙感知器に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、従来の光電式煙感知器の構造を
示す概略図であり、図9は従来の発光部にて発する照射
光の指向性を示す概略図であり、図10は従来の光電式
煙感知器の回路構成図である。
【0003】図8に示すように、従来の光電式煙感知器
は、煙がケース内部を通過可能とする通過窓1を備えた
外装ケース2を有し、該外装ケース2内に、前記煙の通
過路に対して光を照射する発光部3と、該発光部3から
の光が煙によって散乱しその散乱光を受光する受光部4
と、前記散乱光以外の光(以下、「外乱光」と称す。)
が受光部4にて受光されないよう外乱光を遮光するスリ
ット5とを備えてなるものである。前記外装ケース2は
箱体からなり、その内の対向する2面のほぼ中心部に煙
を外装ケース2内部にて通過させるための通過窓1が設
けられている。
【0004】前記発光部3および受光部4は、前記外装
ケース2内において底面に対してそれぞれ傾斜して配置
されており、前記発光部3には例えばGaAlAsやG
aAs等の発光ダイオード(LED)6が設けられてお
り、受光部4にはフォトダイオード(図示せず)が設け
られている。前記発光ダイオード6は、例えば波長95
0nmの赤外光を発する半導体素子よりなる。
【0005】前記スリット5は2枚の平板よりなり、そ
れぞれ前記発光部3に対応して傾斜して設けられてお
り、一方のスリット5aは外装ケース2の底面よりその
先端(光路側)が通過窓1よりも発光部側に配置される
よう設けられ、他方のスリット5bは外装ケース2の上
面よりその先端が通過窓1よりも受光部側に配置される
よう設けられている。前記スリット5aは、発光部3か
らの直接光が受光部4にて受光されるのを防止するため
のものであり、スリット5bは、受光部側のケース内壁
にて反射した反射光が受光部4にて受光されるのを防止
するためのものである。
【0006】図10は、従来の光電式煙感知器の回路構
成図であり、図中、6はLED駆動回路であり、7はL
EDであり、8は付加スイッチ回路であり、9はピーク
ホールド回路であり、10は信号増幅回路であり、11
は受光素子である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の光電式煙感知器
は、図9に示すように、発光部3に設けられている発光
素子6が発光ダイオード(LED)からなり、該発光ダ
イオードによる光ビーム(照射光)は指向性が広く、こ
れによりスリット5およびケース内壁にて反射して受光
部4に光が入射する光量が多く、無煙状態においても出
力が大きくでるため、検出信号とのS/N比が取れにく
いという問題を生じていた。
【0008】また、この他スリット5a,5bはそれぞ
れ厚みを有しており、それぞれの先端の端面は平坦であ
るため、該端面にて反射し、受光部4に入射するものが
あり、これによってもS/N比に影響があった。
【0009】さらに、従来の光電式煙感知器の回路構成
では、LED6が発光していない時に信号増幅回路10
の出力を切り、その間のノイズ出力をカットするため
に、トランジスタのスイッチ回路8を追加しており、該
スイッチ回路8は抵抗、トランジスタ等部品点数が多
く、コストアップの要因となっていた。
【0010】本発明は、上記課題に鑑み、S/N比の向
上が図れる光電式煙感知器の提供を目的とする。また、
回路構成において、コスト低減が図れる光電式煙感知器
の提供を目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
光電式煙感知器は、煙がケース内部を通過するための通
過窓を備えた外装ケースを有し、該外装ケース内に、前
記煙の通過路に対して光を照射する発光部と、該発光部
からの照射光が煙によって散乱した散乱光を受光する受
光部と、前記散乱光以外の外乱光が受光部にて受光され
ないよう前記外乱光を遮光するスリットとを備えてなる
光電式煙感知器において、前記発光部に設けられる発光
素子は、発光領域が挟窄されてなる電流狭窄型発光ダイ
オードからなり、さらに前記スリットは、その通過路側
先端部をナイフエッジとしてなるナイフエッジ型スリッ
トからなることを特徴とするものである。
【0012】また、上記電流狭窄型発光ダイオードは、
半導体基板上に発光領域を構成する半導体層が設けら
れ、この半導体層は電流阻止層によって発光領域が挟窄
されてなることを特徴とするものである。
【0013】さらに、本発明の請求項3記載の光電式煙
感知器は、煙の通過路に対して光を照射する発光素子
と、該発光素子からの照射光が前記煙によって散乱した
散乱光を受光する受光素子と、前記発光素子を駆動させ
る発光素子駆動回路と、前記受光素子にて受光した信号
の処理を行う信号処理回路とを備えた光電式煙感知器に
おいて、前記発光素子駆動回路と信号処理回路の出力部
との間に、前記発光素子が非発光時において前記受光素
子にて受光した前記発光素子以外の光による光検出出力
が出力されるのを防止するダイオードまたはトランジス
タを設けてなることを特徴とするものである。
【0014】
【作用】上記構成によれば、本発明の請求項1記載の光
電式煙感知器は、発光部に設けられる発光素子が、発光
領域を挟窄してなる電流狭窄型発光ダイオードからな
り、さらにスリットが、その通過路側先端部をナイフエ
ッジとしてなるナイフエッジ型スリットからなる構成な
ので、発光素子の発光領域の面積が電流阻止層によって
挟窄され、前記発光部にて発する照射光を指向性の狭い
ものとすることができ、またナイフエッジ型スリットの
先端部にて反射して受光部に入射するといった不都合を
防止できる。
【0015】また請求項2記載の光電式煙感知器は、半
導体基板上に発光領域を構成する半導体層が設けられ、
この半導体層が電流阻止層によって発光領域が挟窄され
て照射光を指向性の狭いものとすることができる。
【0016】また、本発明の請求項3記載の光電式煙感
知器は、発光素子駆動回路と信号処理回路の出力部との
間に、前記発光素子が非発光時において前記受光素子に
て受光した前記発光素子以外の光による光検出出力が出
力されるのを防止するダイオードまたはトランジスタを
設けてなる構成なので、外乱光によるノイズを削除する
ことができるとともに、従来用いていたスイッチ回路よ
りも部品点数を大幅に低減できるため、これによってコ
スト低減が可能である。
【0017】
【実施例】図1は、本発明の第一実施例よりなる光電式
煙感知器を示す概略図である。図2は、図1に示す発光
部にて発する照射光の指向性を示す該略図である。
【0018】図1に示すように、本実施例の光電式煙感
知器は、煙がケース内部を通過可能とする通過窓21を
備えた外装ケース22を有し、該外装ケース22内に、
前記煙の通過路に対して光を照射する発光部23と、該
発光部23からの光が煙によって散乱しその散乱光を受
光する受光部24と、前記散乱光以外の光(以下、「外
乱光」と称す。)が受光部24にて受光されないよう外
乱光を遮光するスリット25とを備えてなるものであ
る。前記外装ケース22は箱体からなり、その内の対向
する2面にはほぼ中心部に煙を外装ケース22内部に通
過させるための通過窓21が設けられている。
【0019】前記発光部23および受光部24は、前記
外装ケース22内において底面に対してそれぞれ傾斜し
て配置されており、前記発光部23には電流挟窄型発光
ダイオード26が設けられており、受光部24にはフォ
トダイオード(図示せず)が設けられている。
【0020】前記電流挟窄型発光ダイオード26は、本
実施例では図3に示すような、ガリュウムヒ素(GaA
s)を組成とする赤外線を発光する電流挟窄型の発光ダ
イオードからなる。該電流狭窄型発光ダイオード26
は、例えば波長850nmの赤外光を発する半導体素子
よりなる。なお、波長および光はこれに限定されるもの
ではなく、例えば光は可視光であっても良い。
【0021】すなわち、この電流挟窄型発光ダイオード
26は、p型GaAsからなる半導体基板30を備え、
この半導体基板30の上に、発光領域を構成する半導体
層31が設けられている。
【0022】この半導体層31は、n型GaAsからな
る電流阻止層32、p型GaAlAsからなる第1クラ
ッド層33、p型GaAlAsからなる活性層34、お
よびp型GaAlAsからなる第2クラッド層35を順
次積層して構成されている。 そして、半導体基板30には、中央部が浅く、周辺部が
深い湾曲した溝30aが形成され、この溝30aの周り
の半導体基板30表面を覆う状態で電流阻止層36が設
けられ、また、第1クラッド層33が電流阻止層32を
通過して溝30aを埋めており、これによって、溝30
aによって規定される発光領域36が電流阻止層32で
挟窄された構成となっている。
【0023】なお、37は半導体基板30の下面に設け
られたp側電極、38は半導体基板30の上面に設けら
れた環状のn側電極である。
【0024】この電流挟窄型発光ダイオード26は、発
光領域の面積が電流阻止層32によって挟窄されること
で、発光領域の電流密度が増加する。その結果、発光効
率が高まり、数10μA程度の微少電流でも安定した発
光が行われる。また、電流挟窄型発光ダイオード26の
指向性は従来用いられていた発光ダイオードよりも非常
に狭くすることができる。具体的にいうとレーザーダイ
オード程の指向性はないがほぼそれに近い指向性を持た
せることができる。これによって、外装ケース22内
壁、スリット25等にて反射を繰り返してなるいわゆる
迷光をほぼ無くすことが可能となり、煙がない際に迷光
を受光部24にて受光して煙を誤検知するといった不都
合を防止することが可能である。
【0025】また、前記発光部23において、前記電流
挟窄型発光ダイオード26の照射側前方にレンズ27を
用いることによって、さらに照射光をコリメート化でき
る。 前記スリット25は2枚の備えてなり、それぞれ前記発
光部23に対応して傾斜して設けられており、一方のス
リット25aは外装ケース22の底面よりその先端(光
路側)が通過窓21よりも発光部側に配置されるよう設
けられ、他方のスリット25bは外装ケース22の上面
よりその先端が通過窓21よりも受光部側に配置される
よう設けられている。前記スリット25aは、発光部2
3からの直接光が受光部24にて受光されるのを防止す
るためのものであり、スリット25bは、受光部側のケ
ース内壁にて反射した反射光が受光部24にて受光され
るのを防止するためのものである。
【0026】ここで、上記スリット25a,25bは、
その先端側がナイフエッジに加工されたナイフエッジ型
スリットからなり、該ナイフエッジ型スリットとするこ
とによって、従来のようにスリットの先端部にて反射し
た反射光が受光部に受光されるといった不都合が防止さ
れる。
【0027】このように、本実施例の光電式煙感知器
は、発光部23に設けられる発光素子26が、半導体基
板30上に発光領域を構成する半導体層31が設けら
れ、この半導体層31が電流阻止層32によって発光領
域36が挟窄されている電流狭窄型発光ダイオードから
なり、さらにスリット25が、その通過路側先端部をナ
イフエッジとしてなるナイフエッジ型スリットからなる
構成なので、発光素子26の発光領域36の面積が電流
阻止層32によって挟窄され、前記発光部23にて発す
る照射光を指向性の狭いものとすることができ、これに
よって、外装ケース22内壁、スリット25等にて反射
を繰り返してなるいわゆる迷光をほぼ無くすことが可能
となり、煙がない際に迷光を受光部24にて受光して煙
を誤検知するといった不都合を防止することが可能とな
る。また、ナイフエッジ型スリット25とすることで、
従来例(図8参照)のようにスリット5の平坦な先端に
て反射して受光部4に入射するといった不都合を防止で
きる。
【0028】図4に、本実施例と従来例とを比較してな
る出力−煙濃度特性図を示す。L1は従来例の特性を示
し、L2は本実施例の特性を示す。
【0029】図示の如く、従来の光電式煙感知器の光学
系では、無煙時の出力がV1 となる。これは、従来の発
光素子の指向性が広いため、外装ケース内壁,スリット
等にて反射してなる迷光が多く、その一部が受光部にて
受光されることによるものである。
【0030】これに対し、本実施例の光電式煙感知器の
光学系は、無煙時の出力がV2 となる。これは、上述し
たように迷光をほぼ削除し、且つナイフエッジ型スリッ
ト25によって迷光等が受光部24に入射するのを防止
していることによるものである。これにより、煙濃度測
定範囲の電圧差が大きくとれることとなり、煙濃度変化
時例えばAからBの出力電圧差が、従来の光学系よりも
大きく電圧差が出る(ΔV1 <ΔV2 )ため、高精度高
感度化の光電式煙感知器を提供することが可能となる。
【0031】これによって、従来検知できなかった煙,
埃等の少ない濃度時においても検知することが可能とな
り、従来の空気清浄器では動作しなかった少ない濃度で
も検知し空気清浄器を動作させることが可能となる。
【0032】また、本実施例の光電式煙感知器によれ
ば、従来の光電式煙感知器よりも濃度を高精度に測定で
きるため、空気清浄器のファンの動作の強弱の徴調整が
可能となる。
【0033】図5は、本発明の第二実施例を示す光電式
煙感知器の回路構成図である。
【0034】図中、40はLED(発光素子)であり、
41はLED駆動回路であり、42はピークホールド回
路であり、43は信号増幅回路であり、44はダイオー
ドであり、45は受光素子である。
【0035】従来の光電式煙感知器の回路構成では、L
EDが発光していない時外乱光(特に、上述した第一実
施例に示す通過窓より入射する太陽光,蛍光灯等による
光)によるノイズが発生してしまうと誤動作してしまう
ため、スイッチ回路を設けノイズ出力をカットしていた
が、該スイッチ回路は部品点数が多く、コストが高いと
いう問題を生じており、そこで本実施例では、前記スイ
ッチ回路に代わって、受光素子45の信号増幅回路43
出力とLED駆動回路41との間にダイオード44を1
個設けることによってノイズ出力を削除するものであ
る。
【0036】図6はダイオード44の有無によるピーク
ホールド回路入出力電圧比較図であり、(a)はピーク
ホールド回路入力電圧比較図であり、(b)ピークホー
ルド回路出力電圧比較図である。
【0037】前記ダイオード44無し時において、ピー
クホールド回路42の正確な入力Vo1はVo1aであり、
ピークホールド回路42後の正確な出力Vo2もVo1a
ある。しかしながら、外乱光等によるノイズによって、
o1がVo1b のようになった場合、ピークホールド回路
42後の出力Vo2はVo1b となってしまう。
【0038】ここで、煙濃度Aの正確な出力電圧Vo2
o1a である場合、ノイズの影響によってVo2=Vo1b
となり、煙濃度Bであると誤検出してしまうこととな
る。
【0039】しかしながら、本実施例のようにダイオー
ドを付加した回路構成では、Vo2=Vo1a となり、本来
の煙濃度Aとなり、正確な煙濃度を検出することができ
る。 上記外乱光による影響は、例えばVCC=12Vのとき、
ダイオードを有しない回路では、Vo1b はノイズにより
12V近くの出力になることもある。しかしながら、本
実施例の回路では、Vo1b はダイオードのアノード−カ
ソード間の電圧を0.7V程度に低減することができ
る。
【0040】このように、本実施例の光電式煙感知器に
よれば、ダイオード44にてノイズを削減しているた
め、誤検出を防止することが可能となり、高精度高密度
化が可能となるとともに、それを構成する部品点数がダ
イオード1個と低減でき、コストを低減することが可能
となる。特に、高精度高精度化が可能となることによっ
て、微小煙濃度及び微粒子(埃等)の検出・測定するこ
とが可能である。
【0041】また、図7の如く、上記実施例のダイオー
ド44に代わってトランジスタ46を1個付加してなる
構成においても、上記実施例と同様の効果が得られる。
しかしながら、トランジスタ46はダイオード44より
も若干高価となる。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の請求項
1、2記載の光電式煙感知器によれば、発光素子が電流
挟窄型発光ダイオードより構成されているので、照射光
がほぼコリメート化され迷光を低減することができる。
また、スリットをナイフエッジ型スリットより構成して
いるので、迷光が受光部にて受光されるのを防止でき
る。したがって、煙濃度変化時の出力電圧差を大きくと
ることができ、高精度高感度化の光電式煙感知器を提供
することができる。
【0043】また、請求項3記載の光電式煙感知器によ
れば、ダイオードまたはトランジスタ1個にてノイズを
削減できるため、コストを低減することが可能であり、
低価格の光電式煙感知器を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例を示す概略図である。
【図2】図1に示す発光部にて発する照射光の指向性を
示す概略図である。
【図3】発光部に設けられる電流挟窄型発光ダイオード
の構成を示す構成図である。
【図4】実施例と従来例とを比較してなる出力−煙濃度
特性図である。
【図5】本発明の第二実施例を示す回路構成図である。
【図6】ダイオードの有無によるピークホールド回路入
出力電圧比較図であり、(a)はピークホールド回路入
力電圧比較図であり、(b)ピークホールド回路出力電
圧比較図である。
【図7】他の実施例を示す回路構成図である。
【図8】従来の光電式煙感知器を示す概略図である。
【図9】従来の発光部にて発する照射光の指向性を示す
概略図である。
【図10】従来の光電式煙感知器の回路構成図である。
【符号の説明】
21 通過窓 22 外装ケース 23 発光部 24 受光部 25 スリット(ナイフエッジ型スリット) 26 電流挟窄型発光ダイオード(発光素子) 30 半導体基板 31 半導体層 32 電流阻止層 36 発光領域 40 発光素子 41 発光素子駆動回路 43 信号処理回路(信号増幅回路) 44 ダイオード 45 受光素子 46 トランジスタ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 煙がケース内部を通過するための通過窓
    を備えた外装ケースを有し、該外装ケース内に、前記煙
    の通過路に対して光を照射する発光部と、該発光部から
    の照射光が煙によって散乱した散乱光を受光する受光部
    と、前記散乱光以外の外乱光が受光部にて受光されない
    よう前記外乱光を遮光するスリットとを備えてなる光電
    式煙感知器において、 前記発光部に設けられる発光素子は、発光領域が挟窄さ
    れてなる電流狭窄型発光ダイオードからなり、さらに前
    記スリットは、その通過路側先端部をナイフエッジとし
    てなるナイフエッジ型スリットからなることを特徴とす
    る光電式煙感知器。
  2. 【請求項2】 上記電流狭窄型発光ダイオードは、半導
    体基板上に発光領域を構成する半導体層が設けられ、こ
    の半導体層は電流阻止層によって発光領域が挟窄されて
    なることを特徴とする請求項1記載の光電式煙感知器。
  3. 【請求項3】 煙の通過路に対して光を照射する発光素
    子と、該発光素子からの照射光が前記煙によって散乱し
    た散乱光を受光する受光素子と、前記発光素子を駆動さ
    せる発光素子駆動回路と、前記受光素子にて受光した信
    号の処理を行う信号処理回路とを備えた光電式煙感知器
    において、 前記発光素子駆動回路と信号処理回路の出力部との間
    に、前記発光素子が非発光時において前記受光素子にて
    受光した前記発光素子以外の光による光検出出力が出力
    されるのを防止するダイオードまたはトランジスタを設
    けてなることを特徴とする光電式煙感知器。
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