JPH0862035A - 赤外線検知装置 - Google Patents

赤外線検知装置

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Publication number
JPH0862035A
JPH0862035A JP6213441A JP21344194A JPH0862035A JP H0862035 A JPH0862035 A JP H0862035A JP 6213441 A JP6213441 A JP 6213441A JP 21344194 A JP21344194 A JP 21344194A JP H0862035 A JPH0862035 A JP H0862035A
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JP
Japan
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infrared
infrared detection
infrared detecting
polysilicon
detection element
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Withdrawn
Application number
JP6213441A
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English (en)
Inventor
Satoshi Kawada
諭 川田
Hiroshi Daiku
博 大工
Shoji Doi
正二 土肥
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0862035A publication Critical patent/JPH0862035A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤外線検知装置に関し、赤外線検知素子を薄
膜化して熱容量を小さくし、また、赤外線検知素子と読
み出し回路の間の熱伝導を小さくして高速応答化と高感
度化を実現する。 【構成】 アレイ状に配置された焦電体等からなる赤外
線検知素子を、その下部電極71 〜74 の中央部におい
て、この赤外線検知素子より小さい断面積を有する柱状
の配線材料、例えば、不純物が導入されて低抵抗化され
た柱状のポリシリコン21 〜24 によって読み出し回路
1から支持し、この赤外線検知素子と読み出し回路の間
を熱的に分離する。この柱状のポリシリコンの側面をシ
リコン窒化膜3によって被覆して保護する。二次元的に
隣接する4個の赤外線検知素子を単位とする中心部に、
この4個の赤外線検知素子の上部電極から読み出し回路
への共通の接続手段を形成し、また、個々の接続手段と
共通の接続手段によって4個の赤外線検知素子を5点支
持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線検知装置、特
に、焦電体薄膜がアレイ状に配置された赤外線検知装置
に関する。近年、監視システムや在宅医療等の分野にお
いて、安価な赤外線検知装置が要求されている。このた
め、焦電体薄膜を用いた赤外線検知装置を始めとする熱
型の検知装置が提供されているが、赤外線検知素子の温
度上昇により入射赤外線を検知するため、赤外線検知素
子自体の熱容量を微小化し、この赤外線検知素子から読
み出し回路に熱が逃げ難い構造にする必要がある。
【0002】
【従来の技術】従来の赤外線検知装置においては、バル
ク材料を薄層化して熱容量を微小化し、赤外線検知素子
とこれを支持し、信号を読みだす読み出し回路との間
を、断面積の小さいバンプ等によって接続したハイブリ
ッド構造を採用していた。ところが、赤外線検知素子を
構成するバルク材料の薄層化は、読み出し回路に支持す
る工程や構造から、10μm程度が限界であると考えら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の焦
電体を用いた赤外線検知素子は、焦電体の厚膜によって
形成されていたため、これ自体の熱容量が大きくなって
いる。従って、赤外線の入射から赤外線検知素子の温度
熱的平衡点まで上昇する時間が長くなるため、高速応答
性を実現することが困難であり、短時間に照射される赤
外線を検知する際の感度を高くすることができず、ま
た、変動する赤外線を検知する際の正確な測定ができな
かった。
【0004】本発明は、製造過程において、読み出し回
路の上に直接焦電体等の赤外線検知素子を薄膜として形
成することにより、赤外線検知素子自体の熱容量を小さ
くすることを可能にし、また、さらに赤外線検知素子と
読み出し回路との間に空間を設けることにより、赤外線
検知素子と読み出し回路の間の熱伝導を小さくして、赤
外線検知素子の高速応答化と高感度化を実現することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる赤外線検
知装置においては、アレイ状に配置された赤外線検知素
子が、その下部電極の中央部において、該赤外線検知素
子より小さい断面を有する柱状の配線材料によって読み
出し回路から支持され、該赤外線検知素子と該読み出し
回路の間が熱的に分離されている構成を採用した。
【0006】この場合、柱状の配線材料を不純物が導入
されて低抵抗化されたポリシリコンによって形成した構
成とし、また、赤外線検知素子を支持する柱状のポリシ
リコンの側面がシリコン窒化膜によって被覆されている
構成とすることができる。
【0007】この場合、赤外線検知素子が二次元アレイ
状に配置され、二次元的に隣接する4個の赤外線検知素
子を単位とする中心部に、該4個の赤外線検知素子の上
部電極から読み出し回路への共通の接続手段が形成され
ている構成とすることができる。
【0008】この場合、赤外線検知素子が二次元アレイ
状に配置され、二次元的に隣接する4個の赤外線検知素
子が、該4個の赤外線検知素子の下部電極の中心部に形
成された読み出し回路への接続手段である柱状の配線材
料、該4個の赤外線検知素子の上部電極から読み出し回
路への共通の接続手段である柱状の配線材料によって、
5点支持されている構成とすることができる。
【0009】これらの場合、上部電極が、赤外線検知素
子を支持している柱状の配線材料と下部電極とのコンタ
クト部の直上を除いた領域に形成されている構成とする
ことができる。
【0010】また、本発明にかかる他の赤外線検知装置
においては、読み出し回路と赤外線検知素子の下部電極
の間が、不純物が導入されて低抵抗化されたポリシリコ
ンの柱状体によって接続されている構成を採用した。
【0011】また、この場合、読み出し回路と赤外線検
知素子の上部電極の間が、該読み出し回路と該赤外線検
知素子の下部電極の間を接続する不純物が導入されて低
抵抗化されたポリシリコンの柱状体の中に、絶縁物を介
して形成された他の不純物が導入されて低抵抗化された
ポリシリコンの柱状体によって接続されている構成とす
ることができる。
【0012】これらの場合、赤外線検知素子の検知部を
熱的に分離するために、該赤外線検知素子と読み出し回
路の間の、該赤外線検知素子と読み出し回路の間を接続
するポリシリコンの柱状体以外の部分を少なくとも一部
除去した構成とすることができ、赤外線検知素子を一次
元的または二次元的に配置することもできる。
【0013】これらの場合、赤外線検知素子が、焦電型
赤外線検知素子である構成とすることができる。
【0014】
【作用】本発明の赤外線検知装置においては、アレイ状
に配置された焦電体等の薄膜状赤外線検知素子を、その
下部電極の中央部において、この赤外線検知素子より小
さい断面を有し、不純物が導入されて低抵抗化された柱
状のポリシリコン等の柱状の配線材料によって、読み出
し回路から支持し、この赤外線検知素子と読み出し回路
の間を熱的に分離しているため、赤外線検知素子を薄膜
化して素子の熱容量を小さくすることができ、また、さ
らに赤外線検知素子と読み出し回路との間に空間を設け
ることにより、赤外線検知素子と読み出し回路の間の熱
伝導度を小さくして、赤外線検知素子の高速応答性や高
感度化を実現することができる。
【0015】また、二次元的に隣接する4個の赤外線検
知素子を単位とする中心部に、この4個の赤外線検知素
子の上部電極から読み出し回路への共通の接続手段を形
成することによって、出力を平衡状態に保ちながら、接
続手段を簡易化することができる。
【0016】また、二次元的に隣接する4個の赤外線検
知素子を、この4個の赤外線検知素子の下部電極の中心
部に形成された読み出し回路への接続手段である柱状の
ポリシリコン等の柱状の配線材料と、この4個の赤外線
検知素子の上部電極から読み出し回路への共通の接続手
段である柱状のポリシリコン等の柱状の配線材料によっ
て、5点支持することによって、この支持構造を補強す
ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を説明する。 (第1実施例)図1は、第1実施例の赤外線検知装置の
構成説明図であり、(A)は平面を示し、(B)は
(A)のX−X’上の断面を示している。この図におい
て、1はシリコン読み出し回路、21 ,22 ,23 ,2
4 ,25は低抵抗ポリシリコン、3はシリコン窒化膜、
1 ,52 ,53 ,54 はチタン層、61 ,62
3 ,64 は白金層、71 ,72 ,73 ,74 は下部電
極、8 1 ,82 ,83 ,84 は焦電体膜、9はシリコン
窒化膜、101 ,102 ,10 3 ,104 は上部電極、
11は接続手段である。この構成説明図によって第1実
施例の焦電型赤外線素子をアレイ状に配置した赤外線検
知装置の構成を説明する。
【0018】この実施例の赤外線検知装置は、二次元的
に隣接する4個の赤外線検知素子で1組のユニットが構
成されており、シリコン読み出し回路1の上に、ボロン
を拡散した柱状の低抵抗ポリシリコン21 ,22
3 ,24 が形成され、このシリコン読み出し回路1の
上面と低抵抗ポリシリコン21 ,22 ,23 ,24 の側
面はシリコン窒化膜3によって保護されている。
【0019】そして、この4本の柱状の低抵抗ポリシリ
コン21 ,22 ,23 ,24 はその上端で、チタン層5
1 ,52 ,53 ,54 (51 ,53 は図示されていな
い)と白金層61 ,62 ,63 ,64 (61 ,63 は図
示されていない)からなる下部電極71 ,72 ,73
4 をその中央部で支持し、この下部電極71 ,72
3 ,74 の上にPZT,BST〔(Ba,Sr)Ti
3 〕等のセラミックス材料からなる焦電体膜81 ,8
2 ,83 ,84 (81 ,83 は図示されていない)が形
成され、この焦電体膜81 ,82 ,83 ,84 の側面は
シリコン窒化膜9によって保護されており、焦電体膜8
1 ,82 ,83 ,84 の上面には上部電極101 ,10
2 ,103 ,104 が形成されている。このように、低
抵抗ポリシリコン21 ,22 ,23 ,24 によって下部
電極7 1 ,72 ,73 ,74 をその中央部で支持する
と、熱的および機構的平衡を保つことができる。
【0020】また、シリコン読み出し回路1の、4本の
柱状の低抵抗ポリシリコン21 ,2 2 ,23 ,24 の中
央には、柱状のボロンを拡散した低抵抗ポリシリコン2
5 が形成され、その上端には、上部電極101 ,1
2 ,103 ,104 をシリコン読み出し回路1に接続
するためのインジウムからなる接続手段11が形成され
ている。
【0021】この実施例の赤外線検知装置によると、こ
の図に示されているように、下部電極71 ,72
3 ,74 と、上部電極101 ,102 ,103 ,10
4 によって焦電体膜81 ,82 ,83 ,84 を挟んで構
成された赤外線検知素子が、その中央部において、赤外
線検知素子より小さい断面を有する柱状の低抵抗ポリシ
リコン21 ,22 ,23 ,24 によって、シリコン読み
出し回路1との間に空間を設けて支持されているため、
赤外線検知素子とシリコン読み出し回路1の間の熱分離
を実現することができる。
【0022】このように、赤外線検知素子とシリコン読
み出し回路1の間を熱的に分離した構造になるため、焦
電体からなる赤外線検知素子に赤外線が入射したとき、
熱の漏洩が少ないため赤外線検知素子の温度上昇が迅速
になり、また結果的に感度を向上する。また、この実施
例によると焦電体からなる赤外線検知素子を薄膜化する
ことができるため、赤外線の入射に対して高速で応答す
る赤外線検知装置を実現することが可能になる。
【0023】また、赤外線検知素子を支持する柱状の低
抵抗ポリシリコン21 ,22 ,23,24 の側面がシリ
コン窒化膜9によって被覆されているため、酸化性雰囲
気等によって低抵抗ポリシリコン21 ,22 ,23 ,2
4 が酸化または汚染されて電気抵抗が増大する等の問題
を解消することができる。
【0024】また、二次元的に隣接する4個の赤外線検
知素子を単位とする中心部に、この4個の赤外線検知素
子の上部電極から読み出し回路への共通の接続手段を形
成すると、出力信号の平衡を保ちながら、接続手段を簡
素化することができる。
【0025】また、二次元的に隣接する4個の赤外線検
知素子を、この4個の赤外線検知素子の下部電極の中心
部に形成された読み出し回路への接続手段である柱状の
低抵抗ポリシリコンと、この4個の赤外線検知素子の上
部電極から読み出し回路への共通の接続手段である柱状
の低抵抗ポリシリコンによって、5点支持すると、赤外
線検知素子とシリコン読み出し回路の間を熱的に分離す
るため微細化された支持構造を補強することができる。
【0026】また、上部電極を、赤外線検知素子を支持
している配線材料と下部電極とのコンタクト部の直上を
除いた領域に形成すると、微少ではあっても、下部電極
から読み出し回路に漏洩する熱によって温度が低下する
柱状の低抵抗ポリシリコンのコンタクト部近傍の信号を
拾わないようにすることができる。
【0027】この実施例においては、赤外線検知素子と
して、焦電型赤外線検知素子を用いたが、他の熱応動型
の電気材料を用いることもできる。
【0028】ここで説明した二次元的に隣接する4個の
赤外線検知素子で構成された1組のユニットを、一次元
的、あるいは二次元的に多数配列して、赤外線画像信号
を出力するラインセンサ、または撮像装置を構成するこ
とができる。
【0029】図2、図3、図4、図5は、第1実施例の
赤外線検知装置の製造工程説明図であり、(A)〜
(K)は各工程を示している。この図において、1はシ
リコン読み出し回路、2はポリシリコン層、21
2 ,23 ,24 ,25 は低抵抗ポリシリコン、3はシ
リコン窒化膜、4はPSG層、51 ,52 ,53 ,54
はチタン層、61 ,62 ,63 ,64 は白金層、7 1
2 ,73 ,74 は下部電極、81 ,82 ,83 ,84
は焦電体膜、9はシリコン窒化膜、101 ,102 ,1
3 ,104 は上部電極、11は接続手段である。この
製造工程説明図によって本発明の一実施例の赤外線検知
装置の製造方法を説明する。
【0030】第1工程(図2(A)参照) まず、シリコン読み出し回路1の上にポリシリコンをC
VD法で堆積して膜厚1μm程度のポリシリコン層2を
形成し、このポリシリコン層2に選択的にボロンを拡散
して、上下の電気的な接続をとる低抵抗ポリシリコン2
1 ,22 ,23,24 ,25 (21 ,23 は図示されて
いない)を形成する。
【0031】第2工程(図2(B)参照) その上にフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジス
ト膜をパターニングし、ボロンを拡散した低抵抗ポリシ
リコン21 ,22 ,23 ,24 ,25 を残してポリシリ
コン層2をエッチング除去する。さらに、CVD法等に
よってシリコン窒化物を堆積して、膜厚1μm程度のシ
リコン窒化膜3を形成する。その表面は、低抵抗ポリシ
リコン21 ,22 ,23 ,24 ,25 の表面形状に応じ
て凹凸を有する形状になる。
【0032】第3工程(図2(C)参照) CVD法によって膜厚1.5μm程度のPSG層4を形
成する。その表面は、低抵抗ポリシリコン21 の上に形
成されたシリコン窒化膜3の表面形状に応じて凹凸を有
する形状になる。
【0033】第4工程(図2(D)参照) PSG層4とシリコン窒化膜3を、ボロンを拡散した低
抵抗ポリシリコン21が露出するまで平坦に研磨する。
【0034】第5工程(図3(E)参照) その上に、厚さ0.15μm程度のチタン層を蒸着また
はスパッタによって形成し、さらにその上に、厚さ0.
15μm程度の白金層を蒸着またはスパッタによって形
成する。このチタン層と白金層の積層構造をパターニン
グして、チタン層51 ,52 ,53 ,54 (51 ,53
は図示されていない)と、白金層61 ,62 ,63 ,6
4 (61 ,63 は図示されていない)からなる下部電極
1 ,72 ,73 ,74(71 ,73 は図示されていな
い)を形成する。
【0035】第6工程(図3(F)参照) その上にゾルゲル法、スパッタ法等によって焦電体を堆
積し、パターニングすることによって、厚さ1μm程度
の焦電体膜81 ,82 ,83 ,84 (81 ,8 3 は図示
されていない)を形成する。
【0036】第7工程(図3(G)参照) その上の全面に、CVD法によって厚さ0.5μm程度
のシリコン窒化膜9を堆積する。
【0037】第8工程(図4(H)参照) シリコン窒化膜9をパターニングして、後に上部電極1
1 ,102 ,103,104 (101 ,103 は図示
されていない)を形成する部分とシリコン読み出し回路
1とのコンタクト部分の上のシリコン窒化膜9を除去す
る。
【0038】第9工程(図4(I)参照) 焦電体膜81 ,82 ,83 ,84 の上に、リフトオフ法
によって上部電極10 1 ,102 ,103 ,104 を形
成する。この上部電極101 ,102 ,103 ,104
の材料としては、例えば、Ni/Crの合金膜を用いる
ことができる。
【0039】第10工程(図5(J)参照) インジウムを用いたリフトオフ法によって、上部電極1
1 ,102 ,103,104 を一括してシリコン読み
出し回路1に接続するための接続手段11を形成する。
【0040】第11工程(図5(K)参照) 下部電極71 ,72 ,73 ,74 の下部にあったPSG
層4を、ウェットエッチングを用いて除去する。
【0041】上記の製造工程では、焦電体を用いた赤外
線検知装置の下部電極71 ,72 ,73 ,74 として白
金層61 ,62 ,63 ,64 /チタン層51 ,52 ,5
3 ,54 を用いたが、この下地のチタン層51 ,52
3 ,54 はPSG層4との接着性を改善するために用
い、その上の白金層61 ,62 ,63 ,64 は焦電体に
拡散しない金属として用いている。
【0042】前記の下部電極として白金/チタン構造に
代えて、ポリシリコン層4との接着性に優れ、焦電体材
料中に拡散しない材料であれば、他の材料、例えば、パ
ラジウム、ルテニウム等であっても用いることができ
る。
【0043】(第2実施例)従来の赤外線検知装置にお
いては、薄膜状の赤外線検知素子の両端をシリコン窒化
物やポリシリコン物の支持体により支持して、赤外線検
知素子を中空に浮かせた構造を有するものがあった。こ
のような構造を有する赤外線検知装置では、製造工程に
おけるエッチング等のウェット処理時の液体の表面張力
により、または、材料の熱膨張係数の差によって、支持
体や赤外線検知素子に湾曲や反りを生じることがあっ
た。
【0044】このように支持体や赤外線検知素子に変形
を生じると、赤外線を受ける角度を一定に保つことがで
きないため感度むらを生じ、極端な場合は、隣接する赤
外線検知素子間が短絡したり、赤外線検知素子の中央部
が垂れ下がって基板と接触することがあった。
【0045】この実施例は、読み出し回路上に直接焦電
体膜を形成することにより、赤外線検知素子の薄膜化を
可能にし、さらに、読み出し回路との間に空間を設ける
ことにより、赤外線検知素子の熱容量を小さくし、ま
た、熱伝導度を小さくして、赤外線検知素子の高速応答
性や高感度化を実現することを目的とする。また、赤外
線検知素子を中央部のみで支持することによって、応力
等により反り等が発生することを防止することを目的と
する。
【0046】図6は、第2実施例の赤外線検知装置の構
成説明図であり、(A)は平面を示し、(B)は(A)
のY−Y’上の断面を示している。この図において、2
1はシリコン読み出し回路、222 は低抵抗ポリシリコ
ン配線部、231 はシリコン窒化薄膜、242 は低抵抗
ポリシリコン配線部、25はシリコン窒化膜、26はP
SG層、282 は低抵抗ポリシリコン配線部、29はシ
リコン窒化膜、30は下部電極、301 は白金層、30
2 はチタン層、31は焦電体層、32は上部電極であ
る。なお、この符号には、図7、図8、図9、図10と
共通の符号を用いたために欠番を生じている。この構成
説明図によって第2実施例の赤外線検知装置の構成を、
その製造方法と共に説明する。
【0047】シリコン読み出し回路21の上に膜厚1μ
m程度のポリシリコン層を堆積し、ボロンを拡散して低
抵抗化し、これを選択的にエッチングすることによって
低抵抗ポリシリコン配線部222 を形成する。その上
に、膜厚1μm程度のシリコン窒化物を堆積して選択的
にエッチングすることによって、低抵抗ポリシリコン配
線部222 の周囲にシリコン窒化薄膜231 を形成す
る。
【0048】その上に膜厚1μm程度のポリシリコン層
を形成し、ボロン等の不純物を導入して低抵抗化し、選
択的にエッチングすることによって、低抵抗ポリシリコ
ン配線部222 の周囲に形成されたシリコン窒化薄膜2
1 の周囲に、低抵抗ポリシリコン配線部242 を形成
する。その上に膜厚0.5μm程度のシリコン窒化膜2
5を堆積し、その上に、厚さ1μm程度のPSG(燐珪
酸ガラス)層26を堆積する。
【0049】表面を平坦に研磨して、低抵抗ポリシリコ
ン配線部222 、シリコン窒化薄膜231 、低抵抗ポリ
シリコン配線部242 を露出させ、低抵抗ポリシリコン
配線部222 の上に膜厚0.5μmのポリシリコン層を
形成し、ボロンを導入して低抵抗化し、選択的にエッチ
ングして、低抵抗ポリシリコン配線部222 の上に接続
する低抵抗ポリシリコン配線部282 を形成し、その周
囲にシリコン窒化膜29を形成する。
【0050】シリコン窒化膜29を被覆した低抵抗ポリ
シリコン配線部282 以外の部分の低抵抗ポリシリコン
配線部242 の頂面を含む面に白金層301 とチタン層
30 2 からなる下部電極30を形成し、その上に焦電体
層31を堆積し、さらにその上にNi/Cr等の上部電
極32を形成した後、下部電極30の下にあるPSG層
26を除去する。
【0051】ここで説明した赤外線検知装置を一次元
的、あるいは二次元的に多数配列して赤外線画像信号を
出力するラインセンサ、または撮像装置を構成すること
ができる。
【0052】図7、図8、図9、図10は、第2実施例
の赤外線検知装置の製造工程説明図であり、(A)〜
(K)は各工程を示している。この図において、21は
シリコン読み出し回路、22はポリシリコン層、22 1
は低抵抗ポリシリコン層、222 は低抵抗ポリシリコン
配線部、23はシリコン窒化膜、231 はシリコン窒化
薄膜、24はポリシリコン層、241 は低抵抗ポリシリ
コン層、242 は低抵抗ポリシリコン配線部、25はシ
リコン窒化膜、26はPSG層、27はシリコン窒化
膜、271 は開口、28はポリシリコン層、281 は低
抵抗ポリシリコン層、282 は低抵抗ポリシリコン配線
部、29はシリコン窒化膜、30は下部電極、301
白金層、302 はチタン層、31は焦電体層、32は上
部電極である。この製造工程説明図によって第2実施例
の赤外線検知装置の製造方法を説明する。
【0053】第1工程(図7(A)参照) まず、シリコン読み出し回路21の上にポリシリコンを
CVD法で堆積して膜厚1μm程度のポリシリコン層2
2を形成し、このポリシリコン層22全面にボロンを拡
散して低抵抗ポリシリコン層221 を形成する。
【0054】第2工程(図7(B)参照) 低抵抗ポリシリコン層221 の上にフォトレジスト膜を
塗布し、このフォトレジスト膜を配線部のみに残すよう
にパターニングし、このフォトレジスト膜をマスクにし
て、低抵抗ポリシリコン221 をエッチングして、低抵
抗ポリシリコン配線部222 を残す。さらに、CVD法
等によってシリコン窒化物を堆積して膜厚1μm程度の
シリコン窒化膜23を形成し、このシリコン窒化膜23
をフォトレジスト膜を用いて選択的にエッチングするこ
とによって、低抵抗ポリシリコン配線部222 の周囲に
シリコン窒化薄膜231 を形成する。
【0055】第3工程(図7(C)参照) CVD法によって膜厚1μm程度のポリシリコン層24
を形成し、ボロン等の不純物を導入することによって低
抵抗ポリシリコン層241 を形成する。
【0056】第4工程(図7(D)参照) 低抵抗ポリシリコン層241 を選択的にエッチングする
ことによって、低抵抗ポリシリコン配線部222 の周囲
に形成されたシリコン窒化薄膜231 の周囲に、低抵抗
ポリシリコン配線部242 を形成する。その上に膜厚
0.5μmのシリコン窒化膜25を堆積する。
【0057】第5工程(図8(E)参照) その上に、CVD法によって厚さ1μm程度のPSG
(燐珪酸ガラス)層26を堆積する。
【0058】第6工程(図8(F)参照) 表面を平坦に研磨し、低抵抗ポリシリコン配線部2
2 、シリコン窒化薄膜231 、低抵抗ポリシリコン配
線部242 を露出させる。
【0059】第7工程(図8(G)参照) その上にCVD法によって膜厚0.5μmのシリコン窒
化膜27を堆積し、シリコン窒化膜27を選択的にエッ
チングして低抵抗ポリシリコン配線部222 の頂面の中
央部が露出する開口271 を形成する。さらにその上に
CVD法によって膜厚0.5μmのポリシリコン層28
を形成し、ボロンを導入して低抵抗ポリシリコン層28
1 を形成する。
【0060】第8工程(図9(H)参照) 低抵抗ポリシリコン層281 を選択的にエッチングし
て、低抵抗ポリシリコン配線部222 の上に接続する低
抵抗ポリシリコン配線部282 を形成する。その上に膜
厚0.5μmのシリコン窒化膜29を形成する。
【0061】第9工程(図9(I)参照) シリコン窒化膜29の低抵抗ポリシリコン配線部282
以外の部分を選択的にエッチングして低抵抗ポリシリコ
ン配線部242 の頂面を露出させる。低抵抗ポリシリコ
ン配線部242 の頂面を含む面に白金層301 とチタン
層302 からなる下部電極30をスパッタ法、真空蒸着
法等によって形成する。この下部電極30を形成する
際、全面に白金層301 とチタン層302 を形成した後
に不要部分をエッチング除去するか、全面に白金層30
1 とチタン層30 2 を形成した後にリフトオフ法によっ
て除去することができる。
【0062】第10工程(図9(J)参照) その上にゾルゲル法、スパッタ法等によって焦電体層3
1を堆積する。
【0063】第11工程(図10(K)参照) 中央部の低抵抗ポリシリコン配線部282 の上部にある
焦電体層31とシリコン窒化膜29を除去し、その上に
Ni/Cr等の上部電極32を0.2μm程度蒸着した
後、下部電極30の下にあるPSG層26をウェットエ
ッチングによって除去する。
【0064】前記の下部電極を、白金/チタン構造に代
えて、焦電体材料と相互に拡散しない他の材料を用いて
構成することができる。また、焦電体層に代えて、他の
熱型の動作をする赤外線検知材料であってもよく、その
場合は、赤外線検知材料の電極は、赤外線検知材料層を
上下から挟む構造をとることは必ずしも必要でない。
【0065】この実施例の赤外線検知装置においては、
下部電極の下のPSG膜を除去しているため、赤外線検
知素子の熱容量が小さくなり、高速応答化し高感度化す
ることができ、さらに、赤外線検知素子の中央部を同軸
構造を有するポリシリコンの柱状支持体によって支持し
ているため、熱分布や応力が平衡化され、赤外線検知素
子が湾曲することがない。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によると、
単独の赤外線検知素子あるいはアレイ状に配置された赤
外線検知素子を用いた赤外線検知装置において、熱容量
が微少な赤外線検知素子、あるいは赤外線検知素子と読
み出し回路の間の熱分離構造を容易に構成することがで
き、赤外線検知装置を高速応答化し高感度化することが
でき、温度による監視や制御等の技術分野において寄与
するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例の赤外線検知装置の構成説明図であ
り、(A)は平面を示し、(B)は(A)のX−X’上
の断面を示している。
【図2】第1実施例の赤外線検知装置の製造工程説明図
(1)であり、(A)〜(D)は各工程を示している。
【図3】第1実施例の赤外線検知装置の製造工程説明図
(2)であり、(E)〜(G)は各工程を示している。
【図4】第1実施例の赤外線検知装置の製造工程説明図
(3)であり、(H),(I)は各工程を示している。
【図5】第1実施例の赤外線検知装置の製造工程説明図
(4)であり、(J),(K)は各工程を示している。
【図6】第2実施例の赤外線検知装置の構成説明図であ
り、(A)は平面を示し、(B)は(A)のY−Y’上
の断面を示している。
【図7】第2実施例の赤外線検知装置の製造工程説明図
(1)であり、(A)〜(D)は各工程を示している。
【図8】第2実施例の赤外線検知装置の製造工程説明図
(2)であり、(E)〜(G)は各工程を示している。
【図9】第2実施例の赤外線検知装置の製造工程説明図
(3)であり、(H)〜(J)は各工程を示している。
【図10】第2実施例の赤外線検知装置の製造工程説明
図(4)であり、(K)は各工程を示している。
【符号の説明】
1 シリコン読み出し回路 2 ポリシリコン層 21 ,22 ,23 ,24 ,25 低抵抗ポリシリコン 3 シリコン窒化膜 4 PSG層 51 ,52 ,53 ,54 チタン層 61 ,62 ,63 ,64 白金層 71 ,72 ,73 ,74 下部電極 81 ,82 ,83 ,84 焦電体膜 9 シリコン窒化膜 101 ,102 ,103 ,104 上部電極 11 接続手段 21 シリコン読み出し回路 22 ポリシリコン層 221 低抵抗ポリシリコン層 222 低抵抗ポリシリコン配線部 23 シリコン窒化膜 231 シリコン窒化薄膜 24 ポリシリコン層 241 低抵抗ポリシリコン層 242 低抵抗ポリシリコン配線部 25 シリコン窒化膜 26 PSG層 27 シリコン窒化膜 271 開口 28 ポリシリコン層 281 低抵抗ポリシリコン層 282 低抵抗ポリシリコン配線部 29 シリコン窒化膜 30 下部電極 301 白金層 302 チタン層 31 焦電体層 32 上部電極

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレイ状に配置された赤外線検知素子
    が、その下部電極の中央部において、該赤外線検知素子
    より小さい断面を有する柱状の配線材料によって、読み
    出し回路から支持され、該赤外線検知素子と該読み出し
    回路の間が熱的に分離されていることを特徴とする赤外
    線検知装置。
  2. 【請求項2】 赤外線検知素子を支持する柱状の配線材
    料が、不純物が導入されて低抵抗化されたポリシリコン
    によって形成されていることを特徴とする請求項1に記
    載された赤外線検知装置。
  3. 【請求項3】 赤外線検知素子を支持する柱状の配線材
    料がポリシリコンによって形成され、該ポリシリコンの
    側面がシリコン窒化膜によって被覆されていることを特
    徴とする請求項2に記載された赤外線検知装置。
  4. 【請求項4】 赤外線検知素子が二次元アレイ状に配置
    され、二次元的に隣接する4個の赤外線検知素子を単位
    とする中心部に、該4個の赤外線検知素子の上部電極か
    ら読み出し回路への共通の接続手段が形成されているこ
    とを特徴とする請求項1または請求項3に記載された赤
    外線検知装置。
  5. 【請求項5】 赤外線検知素子が二次元アレイ状に配置
    され、二次元的に隣接する4個の赤外線検知素子が、該
    4個の赤外線検知素子の下部電極の中心部に形成された
    読み出し回路への接続手段である柱状の配線材料と、該
    4個の赤外線検知素子の上部電極から読み出し回路への
    共通の接続手段である柱状の配線材料によって、5点支
    持されていることを特徴とする請求項1から請求項4ま
    でのいずれか1項に記載された赤外線検知装置。
  6. 【請求項6】 上部電極が、赤外線検知素子を支持して
    いる柱状の配線材料と下部電極とのコンタクト部の直上
    を除いた領域に形成されていることを特徴とする赤外線
    検知装置。
  7. 【請求項7】 読み出し回路と赤外線検知素子の下部電
    極の間が、不純物が導入されて低抵抗化されたポリシリ
    コンの柱状体によって接続されていることを特徴とする
    赤外線検知装置。
  8. 【請求項8】 読み出し回路と赤外線検知素子の上部電
    極の間が、該読み出し回路と該赤外線検知素子の下部電
    極の間を接続する不純物が導入されて低抵抗化されたポ
    リシリコンの柱状体の中に、絶縁物を介して形成された
    他の不純物が導入されて低抵抗化されたポリシリコンの
    柱状体によって接続されていることを特徴とする請求項
    7に記載された赤外線検知装置。
  9. 【請求項9】 赤外線検知素子の検知部を熱的に分離す
    るために、該赤外線検知素子の下部電極と読み出し回路
    の間の、該赤外線検知素子と読み出し回路の間を接続す
    るポリシリコンの柱状体以外の部分が少なくとも一部除
    去されていることを特徴とする請求項7または請求項8
    に記載された赤外線検知装置。
  10. 【請求項10】 赤外線検知素子が一次元的または二次
    元的に配置されていることを特徴とする請求項7から請
    求項11までのいずれか1項に記載された赤外線検知装
    置。
  11. 【請求項11】 赤外線検知素子が、焦電型赤外線検知
    素子であることを特徴とする請求項1から請求項10ま
    でのいずれか1項に記載された赤外線検知装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100363262B1 (ko) * 2001-01-18 2002-12-05 삼성전자 주식회사 초전체 전자 방출을 이용한 비냉각식 적외선 센서
US6512229B2 (en) 2000-03-07 2003-01-28 Nec Corporation Process for preparing a bolometer material and bolometer device
JP2009122104A (ja) * 2007-11-12 2009-06-04 Commissariat A L'energie Atomique ナノワイヤ接続を有する電磁放射検出器およびその製造方法
JP2012173187A (ja) * 2011-02-23 2012-09-10 Seiko Epson Corp 熱型検出器、熱型検出装置及び電子機器
JP2012173235A (ja) * 2011-02-24 2012-09-10 Seiko Epson Corp 焦電型検出器、焦電型検出装置及び電子機器

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