JPH08261832A - 赤外線センサ及びその製造方法 - Google Patents

赤外線センサ及びその製造方法

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JPH08261832A
JPH08261832A JP7060186A JP6018695A JPH08261832A JP H08261832 A JPH08261832 A JP H08261832A JP 7060186 A JP7060186 A JP 7060186A JP 6018695 A JP6018695 A JP 6018695A JP H08261832 A JPH08261832 A JP H08261832A
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film
material film
bridge structure
support
forming
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Satoshi Kawada
諭 川田
Hiroshi Daiku
博 大工
Shoji Doi
正二 土肥
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Fujitsu Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J5/00Radiation pyrometry, e.g. infrared or optical thermometry
    • G01J5/02Constructional details
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
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    • G01J5/02Constructional details
    • G01J5/0225Shape of the cavity itself or of elements contained in or suspended over the cavity
    • G01J5/023Particular leg structure or construction or shape; Nanotubes

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 素子の高速応答性及び高感度化を実現するこ
とができる他、薄膜部分の検知部の強度を上げて亀裂や
割れを生じ難くすることができる。 【構成】 読み出し回路5上に支持柱3が形成され、支
持柱3の内側に形成されるとともに、読み出し回路5と
コンタクトされる導電体柱4が形成され、支持柱3上で
支持されるとともに、導電体柱4が露出された開口部2
4及び切り込み部7を有するブリッジ構造材膜2が形成
され、切り込み部7により支持柱3とブリッジ構造材膜
2を繋ぐ支持体膜9,10が形成され、開口部24の導
電体柱4とコンタクトされる電極6が形成され、電極6
間のブリッジ構造材膜2上にボロメータ材料膜1が形成
され、ボロメータ材料膜1上に赤外線吸収膜25が形成
され、読み出し回路5とブリッジ構造材膜2間に切り込
み部7と連接する中空部8が形成されてなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、赤外線センサに係り、
詳しくは、素子の高速応答性及び高速度化を実現するこ
とができる他、薄膜部分の検知部にストレスがかかり難
くして、亀裂や割れを生じ難くすることができる赤外線
センサに関する。近年、監視システムや在宅医療等の分
野においては、安価な赤外線センサが要求されており、
焦電型の赤外線センサを始めとする熱型センサが提供さ
れている。
【0002】この熱型センサでは、入射してきた赤外線
を吸収することにより検知部の温度上昇が起こり、この
温度変化で検知部に用いた材料の物理特性を変化させる
ことにより入射赤外線を検出するため、検知部から熱が
逃げ難い構造にすることが要求されている。更に、この
検知部の温度上昇速度を増加させて、高速応答を実現す
るためには、この検知部の赤外線吸収効率を増加させる
ことと、検知部の熱容量を小さくすることが要求されて
いる。
【0003】
【従来の技術】熱型の赤外線センサは、一般に赤外線の
入射により検知部が熱せられ、この検知部での温度変化
により検知部の物理特性が変化し、この物理特性の変化
量により赤外線の入射量を測定するものである。このた
め、検知部の熱容量を小さくして、物理特性の温度変化
量を大きくすることにより、素子の高速応答性と高感度
化を達成することができる。
【0004】従来の焦電型赤外線センサの熱分離構造
は、バルク材料を薄層化し、読み出し回路とバンプ等に
よって接続したハイブリッド構造を採用している。とこ
ろが、バルク材料の薄層化は、セラミック等を用いる
と、貼り合わせる等の製造工程との兼ね合いから、10
μm程度が限界であると考えられている。その他のセン
サでは、100μm程度の単結晶板を貼り合わせた構造
のセンサが開発されている。
【0005】また、その他の従来の熱型赤外線センサの
熱分離構造には、シリコン窒化膜やポリシリコン膜によ
り形成した薄板の両端を固定して中空にしたものや、シ
リコン基板等の上に形成したシリコン窒化膜等の下部を
異方性エッチングにより除去して空中に浮かせたもの等
が挙げられる。さて、従来、熱型赤外線センサは、赤外
入射光を検知部で熱特性に変換して画像化する装置であ
るため、検知部をSi駆動回路上に直接形成すると、回
路基板上への熱漏洩が大きくなる。このため、Si駆動
回路上に電極で支持してSi駆動回路と離間させた検知
部を配置し、この検知部自体を薄膜上に形成して、その
薄膜下を中空部分にすること(エアブリッジ構造)で熱
漏洩を抑制している。
【0006】ところが、薄膜エアブリッジ構造の形成
は、Si駆動回路上に直接エッチング犠牲層、検知部
(焦電体膜)を成膜した後、下部の犠牲層のみを選択的
にエッチングする方法を用いている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の焦電型
赤外線センサでは、センサ材料の強度を保つために薄層
化できないという理由から、焦電体を厚膜にして形成し
ているため、熱容量が大きくなっている。このため、入
射赤外線によって素子の温度が上昇するまでの時間が長
くなるので、高速応答性及び高感度の素子を形成するこ
とが困難になるという問題があった。
【0008】また、上記した従来の熱型赤外線センサ
は、シリコン窒化膜やポリシリコン膜の両端を固定して
空中に浮かせた構造を採っているが、基板との接合部の
断面積が大きくなるため、熱が漏れ易いという問題もあ
った。そこで、本発明は、焦電体膜を薄膜化することが
できるとともに、検知部の熱容量及び検知部からの熱伝
導度を小さくすることができ、素子の高速応答性及び高
感度化を実現することができる赤外線センサ及びその製
造方法を提供することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
読み出し回路上に支持柱が形成され、該支持柱の内側に
形成されるとともに、該読み出し回路とコンタクトされ
る導電体柱が形成され、該支持柱上で支持されるととも
に、該導電体柱が露出された開口部及び切り込み部を有
するブリッジ構造材膜が形成され、該切り込み部により
該支持柱と該ブリッジ構造材膜を繋ぐ支持体膜が形成さ
れ、該開口部内の該導電体柱とコンタクトされる電極が
形成され、該電極間の該ブリッジ構造材膜上にボロメー
タ材料膜が形成され、該ボロメータ材料膜上に赤外線吸
収膜が形成され、該読み出し回路と該ブリッジ構造材膜
間に該切り込み部と連接する中空部が形成されてなるこ
とを特徴とするものである。
【0010】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、前記赤外線センサは、1次元的または
2次元的に配置してなることを特徴とするものである。
請求項3記載の発明は、読み出し回路上に支持柱と、該
支持柱の内側に該読み出し回路とコンタクトされる導電
体柱とを形成する工程と、次いで、該読み出し回路上の
該支持柱間に充填材を埋め込む工程と、次いで、全面に
ブリッジ構造材膜を形成する工程と、次いで、該ブリッ
ジ構造材膜を選択的にエッチングして該導電体柱が露出
された開口部を形成する工程と、次いで、該開口部内の
該導電体柱とコンタクトするように電極を形成する工程
と、次いで、該電極間の該ブリッジ構造材膜上にボロメ
ータ材料膜を形成する工程と、次いで、該ボロメータ材
料膜上に赤外線吸収膜を形成する工程と、次いで、該赤
外線吸収膜から該ブリッジ構造材膜までを選択的にエッ
チングして、該充填材が露出された切り込み部を形成す
るとともに、該切り込み部により該支持柱と該ブリッジ
構造材膜を繋ぐ支持体膜を形成する工程と、次いで、該
切り込み部を通して該充填材を除去して該読み出し回路
と該ブリッジ構造材膜間に中空部を形成する工程とを含
むことを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明では、後述する一実施例の図1〜図5に
示す如く、検知部となるボロメータ材料膜1と読み出し
回路5の間に中空部8を設け、支持部材であるブリッジ
の一部に切り込み部7を入れているので、検知部と読み
出し回路5の間の熱抵抗が大きくなるような構造にして
いる。
【0012】このため、検知部と読み出し回路5の間を
熱的に分離された構造にしているので、赤外線が入射し
た時に検知部の温度上昇量を大きくして、感度を良好に
することができる。また、読み出し回路5上に直接ボロ
メータ材料膜1を形成するように構成したため、ボロメ
ータ材料膜1を薄膜で形成することができ、赤外線の入
射に対しての高速応答を実現することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1〜図3は本発明に係る一実施例の赤外線セン
サの構造を示す図である。図1は素子を上部から見た図
であり、ここでは、ボロメータ材料を検知部に用いた場
合の構造を示している。図2は図1に示す赤外線センサ
のA1−A2方向の構造を示す断面図、図3は図1に示
す赤外線センサのB1−B2方向の構造を示す断面図で
ある。
【0014】図1〜3において、1はボロメータ材料膜
であり、2はこのボロメータ材料膜1下に形成したブリ
ッジ構造材膜である。3はブリッジ構造材膜2を支持す
る支持柱であり、4は支持柱3の内側に形成され、かつ
Si基板上に形成した読み出し回路5とのコンタクト用
導電体柱である。6はボロメータ材料膜1の両側に形成
した電極であり、コンタクト用導電体柱4との接続にも
用いる。
【0015】7はブリッジ構造材膜2のブリッジ部分に
入れた切り込み部であり、8は読み出し回路5とブリッ
ジのブリッジ構造材膜2の間に形成した中空部であり、
ブリッジ構造材膜2はこの中空部8により下部の読み出
し回路5と熱的に分離されている。9,10は切り込み
部7をブリッジ構造材膜2に形成したために形成された
支持体膜であり、この支持体膜9,10により支持柱3
とブリッジとなるブリッジ構造材膜2を繋いでいる。
【0016】次に、図4,5は本発明に係る実施例1の
赤外線センサの製造方法を示す図である。まず、CVD
法等によりSi基板上に形成した読み出し回路5上にシ
リコン窒化膜等のカバー膜21を形成する(図4
(a))。次に、RIE法等によりカバー膜21を選択
的にエッチングして開口部22を形成し、CVD法等に
より開口部22内を覆うようにP,B等をドープしたポ
リシリコン膜を堆積した後、RIE等によりポリシリコ
ン膜をエッチングして開口部22内に開口部22側壁と
離間した読み出し回路5とコンタクトするコンタクト用
導電体柱4を形成する。
【0017】次に、CVD法等によりコンタクト用導電
体柱4側壁を保護するように、かつコンタクト用導電体
柱4と開口部22側壁間を埋め込むようにシリコン窒化
膜を堆積した後、RIE法等によりシリコン窒化膜を選
択的にエッチングして開口部22内に支持柱3側壁を保
護するコンタクト用導電体柱4を形成する(図4
(b))。
【0018】次に、ブリッジの下部の中空部8を形成す
る側壁が支持柱3で保護されたコンタクト用導電体柱4
間の読み出し回路5上の部分に、エッチング除去し易い
PSG等からなる充填材23を埋め込む(図4
(c))。この充填材23の埋め込みは、CVD法等に
よりPSG膜を堆積した後、PSG膜をエッチバック、
ポリッシングすることにより行う。
【0019】次に、CVD法等により全面にシリコン窒
化膜(あるいはノンドープポリシリコン膜)等を堆積し
てブリッジ構造材膜2を形成する(図5(a))。次
に、RIE等によりブリッジ構造材膜2を選択的にエッ
チングしてコンタクト用導電体柱4が露出された開口部
24を形成し、CVD法等により開口部24を覆うよう
にP,B等をドープしたポリシリコン膜を形成した後、
RIE等によりポリシリコン膜を選択的にエッチングし
て開口部24内に電極6を形成する。この時、電極6
は、開口部24内に埋め込まれるとともに、ブリッジ構
造材膜2上にまで形成される。次いで、CVD法等によ
り電極6間のブリッジ構造材膜2上にVOx,Bドープ
ポリシリコン等のボロメータ材料膜1を形成した後、R
IE等によりボロメータ材料膜1をパターンニングす
る。次いで、CVD法等により全面にNiCr合金等の
赤外線吸収膜25を形成し、RIE等により赤外線吸収
膜25を選択的にエッチングして電極6が露出された開
口部26を形成した後、CVD法等により開口部26内
を覆うようにシリコン窒化膜等のカバー膜27を形成す
る(図5(b))。
【0020】そして、RIE等によりカバー膜27から
ブリッジ構造材膜2までを選択的にエッチングして、充
填材23が露出されたブリッジ形状の切り込み部7を形
成するとともに、切り込み部7により支持柱3とブリッ
ジ構造材膜2を繋ぐ支持体膜9,10を形成した後、ウ
ェットエッチング等により充填材23を切り込み部7を
通して除去して読み出し回路5とブリッジ構造材膜2間
に中空部8を形成することにより、図1〜図3及び図5
(c)に示すような構造の赤外線センサを得ることがで
きる。
【0021】なお、中空部8は、カバー膜27を形成し
た後に切り込み部7を形成して、この切り込み部7を通
して形成したが、ブリッジ構造材膜2に開口部24を形
成する時に切り込み部7を形成して、この切り込み部7
を通して中空部8を形成するように構成してもよい。本
実施例は、検知素子としてボロメータ材料膜1を用い、
この左右を電極6により挟む様な構造にし、読み出し回
路5との電気的なコンタクトを、支持柱3の内側に形成
したコンタクト用導電体柱4により行うように構成し、
同時にボロメータ材料膜1の薄膜をブリッジ構造材膜2
の構造材により支え、中空にする構造にすることによ
り、ボロメータ材料膜1と読み出し回路5を熱的に分離
するような構造にする。更に切り込み部7をブリッジに
入れて構成する。
【0022】このように、本実施例では、検知部となる
ボロメータ材料膜1と読み出し回路5の間に中空部8を
設け、支持部材であるブリッジの一部に切り込み部7を
入れているので、検知部と読み出し回路5の間の熱抵抗
が大きくなるような構造にしている。このため、検知部
と読み出し回路5の間を熱的に分離された構造にしてい
るので、赤外線が入射した時に検知部の温度上昇量を大
きくして、感度を良好にすることができる。また、読み
出し回路5上に直接ボロメータ材料膜1を形成すること
により、ボロメータ材料膜1を薄膜で形成することがで
きるため、赤外線の入射に対しての高速応答を実現する
ことができる。
【0023】本実施例は、読み出し回路5から支持する
支持柱3がブリッジの四隅に配置して構成している。こ
のため、読み出し回路5を形成し易くすることができる
うえ、画素をチップの中に効率良く形成することができ
る。本実施例は、赤外線センサをアレイ状に並べ、四隅
に形成した支持柱3が隣合う検知部の柱と共通にとるよ
うに構成している。このため、4本の支持柱3を形成す
る所を1本で済ませることができるので、画素の充填率
を上げることができるとともに、面積を大きくすること
ができる(同じ数を同じ面積に入れる時)。
【0024】本実施例は、検知部に形成した電極6と、
下部に形成した読み出し回路5との間に電気的なコンタ
クトを、四隅に形成した柱の内部に形成したコンタクト
用導電体柱4を通して行うように構成している。このた
め、コンタクト用導電体柱4自身で支持することができ
る他、コンタクト用導電体柱4周囲を支持柱3のシリコ
ン窒化膜で保護することにより、コンタクト用導電体柱
4の耐性を向上させることができる。
【0025】なお、上記実施例では、赤外線センサを2
次元的に配置して構成したが、本発明はこれのみに限定
されるものではなく、赤外線センサを1次元的に配置し
て構成してもよい。上記実施例では、ブリッジを支持す
る部分を柱状の形状にして支持する点で好ましい態様の
場合を説明したが、本発明はこれのみに限定されるもの
ではなく、図6に示す如く、ブリッジを支持する部分を
スロープ状の形状で形成して、読み出し回路5と繋げる
ように構成してもよい。
【0026】前述した図4(b)の工程は、図4(c)
の工程で予めスロープ状の支持部を形成する部分にウェ
ットエッチング等を用いてスロープを付けておくように
形成する。また、ボロメータではなく焦電体を用いる場
合には、ブリッジの上に形成する焦電体の膜の上下を挟
む様に電極を配置するとよい。この場合、上記実施例よ
りも工程数を減らすことができる。
【0027】上記実施例においては、検知部の一部に熱
伝導率の高い金属、ポリシリコン等の材料からなる薄膜
を堆積して構成してもよい。この場合、検知部の内部の
温度ばらつきを生じないようにすることができる。例え
ば、金属薄膜は、赤外線吸収膜25とカバー膜27間に
形成すればよく、また、ポリシリコン薄膜は、赤外線吸
収膜25とカバー膜27の間やブリッジ構造材膜2とボ
ロメータ材料膜1間に形成すればよい。
【0028】
【発明の効果】本発明によれば、焦電体膜を薄膜化する
ことができるとともに、検知部の熱容量及び熱伝導度を
小さくすることができ、素子の高速応答及び高感度化を
実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る一実施例の赤外線センサの構造を
示す平面図である。
【図2】図1に示す赤外線センサのA1−A2方向の構
造を示す断面図である。
【図3】図1に示す赤外線センサのB1−B2方向の構
造を示す断面図である。
【図4】本発明に係る一実施例の赤外線センサの製造方
法を示す図である。
【図5】本発明に係る一実施例の赤外線センサの製造方
法を示す図である。
【図6】本発明に適用できる赤外線センサの構造を示す
斜視図である。
【符号の説明】
1 ボロメータ材料膜 2 ブリッジ構造材膜 3 支持柱 4 コンタクト用導電体柱 5 読み出し回路 6 電極 7 切り込み部 8 空間 9,10 支持体膜 21,27 カバー膜 22,24,26 開口部 23 充填材 25 赤外線吸収膜

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】読み出し回路(5)上に支持柱(3)が形
    成され、該支持柱(3)の内側に形成されるとともに、
    該読み出し回路(5)とコンタクトされる導電体柱
    (4)が形成され、該支持柱(3)上で支持されるとと
    もに、該導電体柱(4)が露出された開口部(24)及
    び切り込み部(7)を有するブリッジ構造材膜(2)が
    形成され、該切り込み部(7)により該支持柱(3)と
    該ブリッジ構造材膜(2)を繋ぐ支持体膜(9,10)
    が形成され、該開口部(24)内の該導電体柱(4)と
    コンタクトされる電極(6)が形成され、該電極(6)
    間の該ブリッジ構造材膜(2)上にボロメータ材料膜
    (1)が形成され、該ボロメータ材料膜(1)上に赤外
    線吸収膜(25)が形成され、該読み出し回路(5)と
    該ブリッジ構造材膜(2)間に該切り込み部(7)と連
    接する中空部(8)が形成されてなることを特徴とする
    赤外線センサ。
  2. 【請求項2】前記赤外線センサは、1次元的または2次
    元的に配置してなることを特徴とする請求項1記載の赤
    外線センサ。
  3. 【請求項3】読み出し回路(5)上に支持柱(3)と、
    該支持柱(3)の内側に該読み出し回路(5)とコンタ
    クトされる導電体柱(4)とを形成する工程と、次い
    で、該読み出し回路(5)上の該支持柱(3)間に充填
    材(23)を埋め込む工程と、次いで、全面にブリッジ
    構造材膜(2)を形成する工程と、次いで、該ブリッジ
    構造材膜(2)を選択的にエッチングして該導電体柱
    (4)が露出された開口部(24)を形成する工程と、
    次いで、該開口部(24)内の該導電体柱(4)とコン
    タクトするように電極(6)を形成する工程と、次い
    で、該電極(6)間の該ブリッジ構造材膜(2)上にボ
    ロメータ材料膜(1)を形成する工程と、次いで、該ボ
    ロメータ材料膜(1)上に赤外線吸収膜(25)を形成
    する工程と、次いで、該赤外線吸収膜(25)から該ブ
    リッジ構造材膜(2)までを選択的にエッチングして、
    該充填材(23)が露出された切り込み部(7)を形成
    するとともに、該切り込み部(7)により該支持柱
    (3)と該ブリッジ構造材膜(2)を繋ぐ支持体膜
    (9,10)を形成する工程と、次いで、該切り込み部
    (7)を通して該充填材(23)を除去して該読み出し
    回路(5)と該ブリッジ構造材膜(2)間に中空部
    (8)を形成する工程とを含むことを特徴とする赤外線
    センサの製造方法。
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