JPH086198Y2 - 浴槽湯温調節装置 - Google Patents

浴槽湯温調節装置

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JPH086198Y2
JPH086198Y2 JP1990093041U JP9304190U JPH086198Y2 JP H086198 Y2 JPH086198 Y2 JP H086198Y2 JP 1990093041 U JP1990093041 U JP 1990093041U JP 9304190 U JP9304190 U JP 9304190U JP H086198 Y2 JPH086198 Y2 JP H086198Y2
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water
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嘉弘 植山
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クマガイ電工株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は入浴前において浴槽の湯温を所望温度にまで
加温し、その温度を維持させることのできる浴槽湯温調
節装置に関するものである。
(従来の技術) 浴槽内の湯温は間隔をおいて入浴する場合にぬるくな
っており、そのため追い焚きをすればよいが、入浴前に
追い焚きをすると沸かしすぎとなる場合が度々発生す
る。又、近年、広く設備されるようになった給湯式の浴
槽の場合には追い焚きができなく、給湯時には浴槽内の
ぬるい湯を適宜量だけ排除し高温の湯を追加することが
できるが、湯温を適温に調整することが困難であると共
にぬるい湯を捨てることは不経済である等の問題点を有
する。
このため、浴室内の適所に循環式湯温調節装置を設置
し、該装置から浴槽内に湯循環用配管を延設して湯を所
望温度に加熱調節できるようにした設備が考案されてい
る。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、このような循環式湯温調節装置によれ
ば、浴室がかなり広くなければ設置することができず、
その上、該装置から浴槽内に湯循環用配管を配設してい
るので、装置や配管が入浴の邪魔になって浴槽の使用空
間を狭くするという問題点があり、さらに、浴槽内から
湯を一旦、配管を介して浴槽外の装置内に導入し、該装
置内においてヒータにより加熱すると共にモータ駆動に
より配管を通じて循環させるように構成しているので、
装置全体が大型化して高価につくばかりでなく、浴槽内
の湯を充分に攪拌、循環させることが困難で、湯温が高
い部分と低い部分とが生じる虞れがある等の問題点があ
った。一方、このような大型の装置に代えて、浴槽内に
投入して湯温を一定温度に調整する装置も考案されてい
るが、装置全体を浴槽の底部にまで没入させた状態で使
用するものであるから、例え、装置内にフイルターを設
けていても、浴槽において特に汚れの目立つ水面に浮遊
する湯垢や埃、髪の毛などの不純物までも除去すること
が困難であり、従って、短時間で水面の汚れが激しくな
って湯水の入替えが必要となり、極めて不経済である。
その上、入浴時には装置が邪魔になると共に安全性の
点からも装置全体を浴槽から引き出して浴槽外の適所に
保管しておく必要があるが、装置から湯水が滴下して浴
室外に携行した場合には室内を汚す虞れがあると共に装
置を安定した状態で保管しておく場所を探すのに手間取
り、煩わしさが生じて実用化に至っていないのが現状で
ある。
本考案はこのような問題点を全面的に解消し得る浴槽
湯温調節装置の提供を目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案の浴槽湯温調節装
置は、上部前面に吸込口(3)を設けると共に底部に吹
出口(4)を穿設してなる中空ケース体(1)内に、該
中空ケース体(1)の内底面近傍に達する長さを有する
ヒータ(10)と、モータ(8)の駆動により下向きの水
流を発生させる回転羽根(9)と、湯温を感知して前記
ヒータ(10)を所望温度に制御可能にする温度センサー
(13)と、湯の水位が所定範囲内の場合にのみ前記ヒー
タ(10)を作動させるようにした水位センサー(14)と
を配設し、さらに、前記吸込口(3)にフイルター(1
5)を装着すると共にこのフイルター(15)によって湯
水中に浮遊する湯垢や塵埃などの不純物が捕捉可能な水
面下に吸込口(3)が位置するように前記中空ケース体
(1)を浴槽内の一定高さ位置に配設するように構成す
る一方、中空ケース体(1)とは別体で該中空ケース体
(1)を立設状態で支持するスタンドボックス(34)を
備えている構造としている。
(作用) 浴槽内の水を所望湯温になるまで沸かしたのち、或い
は、給湯器から所望温度の温水を浴槽内に供給した直後
に、中空ケース体(1)を浴室内に携行して浴槽内に入
れ、該中空ケース体(1)の上部に設けている吸込口
(3)が湯水の水面下に没入する程度となるように中空
ケース体(1)を湯中に配設する一方、電源コードを介
して本体(1)内のモータ(8)やヒータ(10)等に通
電可能な状態に接続する。
しかるのち、所望の温度設定を行うと共に電源スイッ
チを入れると、モータ(8)が駆動して羽根(9)が回
転すると共にヒータ(10)が設定温度まで上昇し、吸込
口(3)からケース本体(1)の下部内に浸入している
湯水を加熱する一方、上記羽根(9)の回転によってヒ
ータ(10)周囲の加熱された湯水が暖流として吹出口
(4)から下向きに噴出し、浴槽下層側の低温湯水と攪
拌混合しながら浴槽内底面に流突したのち該内底面から
側壁に沿って上昇し、再び吸込口(3)からケース体
(1)内に流入してヒータ(10)により加熱されると共
に回転羽根(9)によって該昇温湯水が吹出口(4)か
ら下方に向かって流出し、低温水を対流する。
このように、ケース本体(1)内のヒータ(10)によ
って昇温された浴槽上層側の湯水が回転羽根(9)によ
って下向きの流れとなって下層側の低い温度の湯水と対
流混合し、上昇後、再び下降するという循環流の繰り返
しによって浴槽内の湯水が昇温すると共にこの温度分布
が均一化される。
この湯温は中空ケース体(1)内を流通する時に温度
センサー(13)によって感知され、所望の設定湯温に達
するとヒータ(10)に対する通電が断たれると共に降温
すると再びヒータ(10)に通電する動作を繰り返して湯
温を所望温度に保持する。
又、上記ケース本体(1)内を湯水が通過する時に、
水面下近くに位置する吸込口(3)に設けたフイルター
(15)によって水面に浮遊する湯垢や髪の毛等の不純物
が捕獲され、湯水が清浄化される。
なお、不測に水位が低下した場合、水位センサーがそ
れを感知してヒータ回路を断電させる。
こうして、浴槽内の湯温が所望の温度に達してその温
度を保持している状態とし、この状態において入浴時に
ケース本体(1)を浴槽内から引き上げて、浴槽外の適
宜場所に設置しているスタンドボックス(34)に挿嵌、
支持させ、次の使用に待機させておく。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面について説明すると、
(1)は正面が縦長長方形に形成された適宜厚みを有す
る中空のケース本体で、前半ケース部(1a)と後半ケー
ス部(1b)とに二分割された形状のものを分解可能にシ
ール(1c)を介して組み合わせることにより形成されて
いるものであり、その上面中央部には把手(2)を一体
に突設してある。
さらに、このケース本体(1)の前半ケース部(1a)
の正面中央部からやゝ上方部分には、略全幅に亘って適
宜大きさの横長長方形状の湯水吸込口(3)が開設され
ていると共に底部には幅方向に小間隔毎に適宜開口幅を
有する縦長スリットを多数、穿設することによって湯水
吹出口(4)を形成してある。
なお、吸込口(3)には第4図に示すように縦横枠組
された枠体(3a)が一体的に設けられて、その枠体(3
a)の空間部によって吸込口(3)が構成されてある。
(5)は湯水吸込口(3)の上端部よりやゝ上方位置
において、ケース本体(1)内を上下に区画した絶縁板
よりなる区画板で、その外周部をケース本体(1)の内
周面に対してシールにより水密的に密接させてあり、該
区画板(5)から上方部のケース本体(1)内をモータ
並びに電子制御部品配設防水室(6)に、下方部のケー
ス本体(1)内に湯水室(7)に形成してある。
(8)は区画板(5)の上面中央部に配設したモータ
で、その回転軸(8a)を区画板(5)を水密的に貫通さ
せて湯水室(7)に垂設していると共に中空ケース体
(1)の内底面近傍に達する該回転軸(8a)の下端にモ
ータ(8)の駆動によって下向きの水流を発生させる回
転羽根(9)を固着してある。
(10)は湯水室(7)内に配設されている逆U字形状
のシーズヒータで、湯水室(7)の内底部近傍に達する
部分まで区画板(5)から垂設されてあり、その上端部
は区画板(5)に水密的に貫通、支持されていると共に
温度過昇防止スイッチ(11)を設けた配線を介して室
(6)内に配設した制御パネル(12)の電子制御回路に
電気的に接続してある。
(13)は区画板(5)の適所にその上端部を水密的に
貫通、支持された温度センサーで、湯水室(7)内に垂
設させてあり、この温度センサー(13)と並列的に同じ
く水位センサー(14)を区画板(5)から湯水室(7)
内に垂設してある。
この水位センサー(14)は垂直棒(14a)に上下昇降
自在に取付けた浮き部材(14b)と、該浮き部材(14b)
の下面を受止するストッパ部材(14c)とから構成さ
れ、浮き部材(14b)が浮上してストッパ部材(14c)か
ら離間した時に前記シーズヒータ(10)への通電を行う
ように電子回路を構成してある。
(15)は前記吸込口(3)に取り換え自在に装着され
た樹脂繊維を細目に織成してなるシート状物、或いはス
ポンジ等の多孔性シート状物、又は不織布等よりなるフ
イルターで、第4図に示すように、吸込口(3)に着脱
自在に装着可能な吸込口カバー体(16)の内面に張設さ
れるものである。
このカバー体(16)には吸込口(3)に連通する一定
開口幅を有する多数の横長孔(16a)が穿設されている
と共にその内面の上下端縁に左右に適宜間隔を存してフ
イルターの端部固定用爪片(16b)が突設してあり、フ
イルター(15)を該カバー体(16)の内面全面に張設し
てカバー体(16)と爪片(16b)との対向面で挟持させ
るように構成してある。
なお、カバー体(16)の各横長孔(16a)にはその内
面側に逆流防止シャッタ片(17)を開閉自在に設けて湯
水吸込時にのみ、該シャッタ片(17)を後方側に開放さ
せるようにしてある。
(18)は中空ケース体(1)の後半ケース部(1b)の
背面に高さ調整可能に配設した縦長長方形状のハンガー
部材で、その上端に後方に向かって直角に屈曲形成して
なるフック部(18b)を形成してある。
このハンガー部材(18)をケース本体(1)に対して
高さ調整可能に取付ける手段としては、第3図、第5図
及び第6図に示すように、ケース本体(1)の背面の中
央部に上端から適宜長さに達する縦長長方形状の挿入室
(19)を形成し、この挿入室(19)の両側部におけるケ
ース本体(1)の背面に上下に一定の小間隔毎に固定係
止突起(20)(20)・・・(20)を突設する一方、該挿
入室(19)に挿脱自在に差し込む前記ハンガー部材(1
8)の下部中央を逆U字状に切欠いてハンガー部材(1
8)と一体に連接した下端を中心として前後方向に弾性
屈折可能な可動係止板部(18a)を形成し、この可動係
止板部(18a)の上端部における前面両側に前記固定係
止突起(20)(20)に係脱する可動側係止突起(21)
(21)を突設し、さらに、両係止突起(21)(21)間の
中央部上方位置における可動係止板部(18a)の上端中
央に斜め後方に傾斜した傾斜端面(22)を形成すると共
にハンガー部材(18)の上端中央から該傾斜端面(22)
の上方に連通する案内溝(23)を設け、この案内溝(2
3)に操作杆(24)を挿入して、該操作杆(24)の下端
面に形成した傾斜端面(25)を前記可動係止板部(18
a)の上端傾斜端面(22)に当接させることにより、可
動係止板部(18a)を後方に弾性変位させて係止突起(2
1)(21)をケース本体(1)側の固定係止突起(20)
(20)から外すように構成しているものである。
なお、可動係止板部(18a)に設けた両係止突起(2
1)(21)の下面は後方に向かって傾斜する傾斜面(2
6)に形成されて、ハンガー部材(18)を挿入室(19)
に挿入した際に、該係止突起(21)(21)を固定係止突
起(20)(20)に係合させることなく該固定係止突起
(20)(20)上を摺接させながらハンガー部材(18)を
所望位置まで挿入可能にしているものである。
(27)はケース本体(1)内において、回転羽根
(9)の上方近傍に張設した逆流防止板で、回転羽根
(9)とシーズヒータ(10)の下端部とを挿通させる湯
水通過孔(28)のみを設けて他の部分で湯水の逆流を防
止するものである。
(29)はケース本体(1)の後半ケース部(1b)の内
底面に立設してヒータ(10)の屈曲下端部を係止させて
いるヒータ振れ止め金具である。
(30)(31)はケース本体(1)の上面に夫々設けた
温度調節摘みと漏電ブレーカで、前記電子回路に電気的
に接続しているものである。
(32)はケース本体(1)の背面に装着した複数個の
吸着盤、(33)は電源コードである。
(34)はケース本体(1)の下半部を挿脱可能に挿嵌
させる支持穴(35)を設けたスタンドボックスで、上記
装置の不使用な時に、該ケース本体(1)を立設状態で
支持させておくものである。
このように構成した実施例における浴槽湯温調節装置
の作用を第8、9図に示す動作関連ブロック図と電気回
路図に基づいて説明すると、まず、浴槽内の水を所望湯
温になるまで沸かしたのち、或いは、給湯器から所望温
度の温水を浴槽内に供給した直後に、浴室外の適宜な場
所に配設したスタンドボックス(34)から把手(2)を
把持してケース体(1)を抜き取り、該ケース体(1)
を浴室内に携行して浴槽(a)内に配設する。
ケース本体(1)を浴槽(a)内に取付けるには、該
ケース本体(1)の背面側に形成している挿入室(19)
にハンガー部材(18)を差し込み、可動係止板部(18
a)に突設している係止突起(21)(21)を、その下端
傾斜面(26)を挿入室(19)側の固定係止突起(20)
(20)上を乗り越させながら所望高さ位置に設けている
固定係止突起(20)(20)に達したところで停止させ
る。そうすると、ケース本体(1)の自重によって該固
定係止突起(20)(20)がハンガー部材(18)側の係止
突起(21)(21)に係止してケース本体(1)がハンガ
ー部材(18)により吊支された状態となる。
なお、これらの係止突起(20)(21)は、操作杆(2
4)を下動させてその傾斜端面を可動係止板部(18a)の
上端傾斜端面(22)に当接させ、さらに押し込めば、可
動係止板部(18a)が後方に弾性移動してその係止を解
くことができ、ハンガー部材(18)をケース本体(1)
に対して相対的に長さ方向に移動させてケース本体
(1)からの突出長さを調整でき、ケース本体(1)の
吸込口(3)が湯水に没入する高さ位置になるように調
節したのち、該ハンガー部材(18)の上端フック部(18
b)を浴槽(a)の上端縁に係止させると共に吸着盤(3
2)を浴槽(a)の内面に吸着させてケース本体(1)
を固定する。
この状態にして、電源コード(33)を適宜のコンセン
トに接続して本体(1)内のモータ(8)やヒータ(1
0)等に通電可能にし、温度調整摘み(30)により所望
の温度設定を行うと共に電源スイッチ(S3)を入れる。
なお、第9図において、(S1)(S2)は漏電ブレーカ
(31)のスイッチであって、常態においてはONの状態と
なっている。
電源スイッチ(S3)を入れると、モータ(8)が駆動
して羽根(9)が回転すると共にヒータ(10)に通電さ
れてケース本体(1)の湯水室(7)内の湯水が加熱さ
れ、回転羽根(9)によって加熱された湯水を暖流とし
て吹出口(4)から下向きに噴出させ、浴槽下層側の低
温湯水と攪拌混合させながら浴槽内底面に流突させたの
ち該内底面から側壁に沿って上昇させ、再び吸込口
(3)からケース体(1)内に流入させることによりヒ
ータ(10)で加熱するという循環対流を生じさせる。こ
の時、吸込口(3)からケース体(1)の湯水室(7)
内に流入する際に、該吸込口(3)に張設したフイルタ
ー(15)によって水面に浮遊する湯垢や髪の毛等の不純
物が除去される。
このように、ケース本体(1)内のヒータ(10)によ
って昇温された浴槽上層側の湯水が回転羽根(9)によ
って下向きの流れとなって下層側の低い温度の湯水と対
流混合し、上昇後、再び下降するという循環流の繰り返
しによって浴槽内の湯水が昇温すると共にその温度分布
が均一化される。
この湯温は中空ケース体(1)内の湯水室(7)を流
通する時に温度センサー(13)によって感知され、所望
の設定湯温に達すると、コンパレータ(36)の出力が高
レベルから低レベルに切り換わり、ヒータ(10)をOFF
にする。又、湯水が設定温度に対して低くなると、再び
ヒータ(10)に通電し、この動作を繰り返して浴槽
(a)内の湯温を所望温度に保持する。
一方、水位センサー(14)のスイッチ(Se)は、ケー
ス本体(1)の湯水室(7)を湯水内に没入させた場合
に浮き部材(14b)が上昇してONの状態を保持してお
り、リレー(RY)のスイッチを作動させてヒータ(10)
に通電しているが、水位が低下したり、或いは湯水のな
い場合には、浮き部材(14b)が降下してストッパ部材
(14c)上に受止され、水位センサー(14)がOFFの状態
となっていてヒータ(10)の入力スイッチである前記リ
レー(RY)が動作せず、従って、ヒータ(10)には通電
されない。
なお、水位が減少すると水位センサー(14)が動作し
てアラームを発すると同時にヒータ回路を断電するよう
に構成されていると共に、不測にヒータ(10)が異常温
度まで上昇した場合においても、過昇防止スイッチ
(S4)が動作してヒータ回路を断電し、アラームを発す
るようになっており、又、モータ(8)の回転に異常負
荷が掛かった場合でも、サーマルスイッチが動作してア
ラームを発生するように構成しておいてもよい。
上記のように、浴槽内の湯温が所望の温度に達してそ
の温度に保持されている状態において、入浴時にケース
本体(1)を浴槽内から引き上げて、浴槽外の適宜場所
に設置しているスタンドボックス(34)に挿嵌、支持さ
せ、次の使用に待機させておくものである。
(考案の効果) 以上のように本考案の浴槽湯調節装置によれば、上部
前面に吸込口(3)を設けると共に底面に吹出口(4)
を穿設してなる中空ケース体(1)内に、該中空ケース
体(1)の内底面近傍に達する長さを有するヒータ(1
0)と、モータ(8)の駆動により下向きの水流を発生
させる回転羽根(9)と、湯温を感知して前記ヒータ
(10)を所望温度に制御可能にする温度センサー(13)
と、湯水の水位が所定範囲内の場合にのみ前記ヒータ
(10)を作動させるようにした水位センサー(14)とを
配設し、さらに、前記吸込口(3)にフイルター(15)
を装着すると共にこのフイルター(15)によって湯水中
に浮遊する湯垢等の不純物が捕捉可能な水面下に吸込口
(3)が位置するように前記中空ケース体(1)を浴槽
内の一定高さ位置に配設するように構成する一方、中空
ケース体(1)を浴槽から引き上げた場合には該中空ケ
ース体(1)を立設状態で支持するスタンドボックス
(34)を備えているので、入浴するまでに浴槽内の湯水
を所望温度にまで上昇させたい時には、浴室外の適所に
設置しているスタンドボックスから中空ケース体(1)
を取り出して浴室内に携行し、浴槽内に配設して該中空
ケース体(1)内のモータ(8)やヒータ(10)に通電
することにより、入浴に適した適温の湯水にまで加熱す
ることができる。
この際、中空ケース体(1)の下部内に回転羽根
(8)とヒータ(10)とを並設しているから、該ヒータ
(10)により加熱された湯水を回転羽根(8)によって
中空ケース体(1)の底部に開口している吹出口から強
制的に下向きの水流として浴槽の底面に向かって噴射さ
せることができ、浴槽下層側の温度の低い湯水と混合す
る逆対流となって浴槽内の湯水の温度分布を均一化させ
ることができると共に、温度センサー(13)によって何
時入浴しても最適な湯温に保持しておくことができるも
のである。
さらに、中空ケース体(1)の上部に設けている吸込
口(3)が浴槽内の水面下に位置して該吸込口(3)に
装着しているフイルター(15)により湯水中に浮遊する
湯垢や塵埃等の不純物が捕捉可能な高さ位置に中空ケー
ス体(1)を配設するように構成しているので、吸込口
(3)に発生する吸込力によって水面部分の湯水を積極
的に該吸込口(3)に向かって流動させることができる
と共に、吸込口(3)から吸い込む時に該吸込口(3)
に装着しているフイルター(15)により水面に浮遊する
湯垢や塵埃、髪の毛等の不純物を確実に捕獲させて浴槽
内の湯水の清浄化を図ることができ、従って、湯水を入
れ替えることなく長期間に亘る使用が可能となり、水や
ガス等の使用量が減少して経済的である等の実用的効果
を奏するものである。
また、入浴時には安全性と広い浴槽空間を確保するた
めに、中空ケース体(1)を浴槽内から取り出して浴槽
外や浴室外の適所に設置しておくものであるが、その
際、中空ケース体(1)とは別体で該中空ケース体
(1)を立設状態に支持するスタンドボックス(34)を
備えているので、このスタンドボックス(34)を浴室外
の所望場所に設置しておくことによって、中空ケース体
(1)の保管場所を探す煩わしさをなくすることができ
て常に所定位置に保管しておくことができ、その上、中
空ケース体(1)から滴下する水流等を該スタンドボッ
クス(34)内に滞留させることができて室内の汚損を防
止し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図は内部を透
視した状態の斜視図、第2図は前半ケース部を取り外し
た状態の正面図、第3図は一部を切欠いた背面図、第4
図は吸込口部分の拡大断面図、第5図はハンガー部材の
正面図、第6図はその取付状態を示す縦断側面図、第7
図は中空ケース体とスタンドボックスとの簡略斜視図、
第8図は動作関連ブロック図、第9図は回路図である。 (1)…中空ケース体、(3)…吸込口、(4)…吹出
口、(8)…モータ、(9)…回転羽根、(10)…ヒー
タ、(13)…温度センサー、(14)…水位センサー、
(15)…フイルター、(18)…ハンガー部材、(34)…
スタンドボックス。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上部前面に吸込口(3)を設けると共に底
    部に吹出口(4)を穿設してなる中空ケース体(1)内
    に、該中空ケース体(1)の内底面近傍に達する長さを
    有するヒータ(10)と、モータ(8)の駆動により下向
    きの水流を発生させる回転羽根(9)と、湯温を感知し
    て前記ヒータ(10)を所望温度に制御可能にする温度セ
    ンサー(13)と、湯水の水位が所定範囲内の場合にのみ
    前記ヒータ(10)を作動させるようにした水位センサー
    (14)とを配設し、さらに、前記吸込口(3)にフイル
    ター(15)を装着すると共にこのフイルター(15)によ
    って湯水中に浮遊する湯垢等の不純物が捕捉可能な水面
    下に吸込口(3)が位置するように前記中空ケース体
    (1)を浴槽内の一定高さ位置に配設するように構成す
    る一方、中空ケース体(1)とは別体で該中空ケース体
    (1)を立設状態で支持するスタンドボックス(34)を
    備えていることを特徴とする浴槽湯温調節装置。
JP1990093041U 1990-09-03 1990-09-03 浴槽湯温調節装置 Expired - Fee Related JPH086198Y2 (ja)

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