JPH0861902A - 広範囲定寸装置 - Google Patents
広範囲定寸装置Info
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- JPH0861902A JPH0861902A JP19403094A JP19403094A JPH0861902A JP H0861902 A JPH0861902 A JP H0861902A JP 19403094 A JP19403094 A JP 19403094A JP 19403094 A JP19403094 A JP 19403094A JP H0861902 A JPH0861902 A JP H0861902A
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- JP
- Japan
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- respect
- sizing device
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- A Measuring Device Byusing Mechanical Method (AREA)
- Measurement Of Length, Angles, Or The Like Using Electric Or Magnetic Means (AREA)
- Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】測定物Wの径の変位に対する追従を安定化さ
せ、正確な測定値を得ることを目的とする。 【構成】第1の可動部材14と第2の可動部材16を板
バネ17によって連結し、第1の可動部材14をコレッ
ト32によってロックした状態で、第2の可動部材16
側に設けられた接触子23を板バネ17の押圧力によっ
て測定物Wの径の変位に追従させるようにした。
せ、正確な測定値を得ることを目的とする。 【構成】第1の可動部材14と第2の可動部材16を板
バネ17によって連結し、第1の可動部材14をコレッ
ト32によってロックした状態で、第2の可動部材16
側に設けられた接触子23を板バネ17の押圧力によっ
て測定物Wの径の変位に追従させるようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、測定物の直径線上に接
触する一対の接触子を備え、測定物の寸法を測定する広
範囲定寸装置に関するものである。
触する一対の接触子を備え、測定物の寸法を測定する広
範囲定寸装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、差動トランス式の位置検出器を用
いた広範囲定寸装置には、定寸装置本体に固定された2
本のガイドロッドに軸受を介して可動部材を鉛直方向に
案内し、この可動部材を昇降装置によって昇降させ、可
動部材側と定寸装置本体側とにそれぞれ測定物の直径線
上に対向して設けられた一対の接触子を測定物に接触さ
せ、この状態で、加工による測定物の径の変位に可動部
材側の接触子を可動部材の自重による下降にて追従させ
るようにしたものがある。
いた広範囲定寸装置には、定寸装置本体に固定された2
本のガイドロッドに軸受を介して可動部材を鉛直方向に
案内し、この可動部材を昇降装置によって昇降させ、可
動部材側と定寸装置本体側とにそれぞれ測定物の直径線
上に対向して設けられた一対の接触子を測定物に接触さ
せ、この状態で、加工による測定物の径の変位に可動部
材側の接触子を可動部材の自重による下降にて追従させ
るようにしたものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように測定物の
径の変位に対しての追従を可動部材の自重により行って
いるため、上記軸受にすべり軸受を用いた場合、ガイド
ロッドとすべり軸受との間に生じるすべり抵抗が径の変
位に対する追従に影響を及ぼし、追従遅れが生じるとい
う問題があった。また、可動部材をボールベアリング等
のころがり軸受を用いた場合においては、ガイドロッド
とボールとの間にすべりが生じるため、同様に追従遅れ
が生じるという問題があった。
径の変位に対しての追従を可動部材の自重により行って
いるため、上記軸受にすべり軸受を用いた場合、ガイド
ロッドとすべり軸受との間に生じるすべり抵抗が径の変
位に対する追従に影響を及ぼし、追従遅れが生じるとい
う問題があった。また、可動部材をボールベアリング等
のころがり軸受を用いた場合においては、ガイドロッド
とボールとの間にすべりが生じるため、同様に追従遅れ
が生じるという問題があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の広範囲定寸装置
は、上述した問題を解決するためになされたもので、請
求項1に記載の発明においては、測定物に接触する第1
の接触子が取り付けられた定寸装置本体と、この定寸装
置本体に前記測定物に対して摺動可能に支持された第1
の可動部材と、この第1の可動部材の摺動方向と平行な
方向に前記測定物に対して移動可能に設けられ、前記第
1の接触子と前記測定物を挟んで相対向する第2の接触
子が取り付けられた第2の可動部材と、この第2の可動
部材と前記第1の可動部材とを第1の可動部材の摺動方
向に相対変位可能に連結するとともに前記第2の可動部
材を前記第1の可動部材から離間する方向に押圧する板
バネと、前記第1の可動部材を前記定寸装置本体に対し
て相対移動させる移動装置と、前記第1および第2の接
触子が前記測定物に接触した位置で前記第1の可動部材
を前記定寸装置本体に結合する結合手段と、前記定寸装
置本体に対する前記第1の可動部材の相対変位位置を検
出する第1の位置検出手段と、前記第1の可動部材に対
する前記第2の可動部材の相対変位位置を検出する第2
の位置検出手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
は、上述した問題を解決するためになされたもので、請
求項1に記載の発明においては、測定物に接触する第1
の接触子が取り付けられた定寸装置本体と、この定寸装
置本体に前記測定物に対して摺動可能に支持された第1
の可動部材と、この第1の可動部材の摺動方向と平行な
方向に前記測定物に対して移動可能に設けられ、前記第
1の接触子と前記測定物を挟んで相対向する第2の接触
子が取り付けられた第2の可動部材と、この第2の可動
部材と前記第1の可動部材とを第1の可動部材の摺動方
向に相対変位可能に連結するとともに前記第2の可動部
材を前記第1の可動部材から離間する方向に押圧する板
バネと、前記第1の可動部材を前記定寸装置本体に対し
て相対移動させる移動装置と、前記第1および第2の接
触子が前記測定物に接触した位置で前記第1の可動部材
を前記定寸装置本体に結合する結合手段と、前記定寸装
置本体に対する前記第1の可動部材の相対変位位置を検
出する第1の位置検出手段と、前記第1の可動部材に対
する前記第2の可動部材の相対変位位置を検出する第2
の位置検出手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
【0005】請求項2の発明においては、測定物に接触
する第1の接触子が取り付けられた定寸装置本体と、こ
の定寸装置本体に前記測定物に対して摺動可能に支持さ
れた第1の可動部材と、この第1の可動部材の摺動方向
と平行な方向に前記測定物に対して移動可能に設けら
れ、前記第1の接触子と前記測定物を挟んで相対向する
第2の接触子が取り付けられた第2の可動部材と、この
第2の可動部材と前記第1の可動部材とを第1の可動部
材の摺動方向に相対変位可能に連結するとともに前記第
2の可動部材を前記第1の可動部材から離間する方向に
押圧する板バネと、前記第1の可動部材に挿通され上昇
した時に前記第1の可動部材と係合する昇降ロッドと、
この昇降ロッドを昇降させる昇降装置と、前記第1の可
動部材に挿通され一端が前記本体に固定され、他端が前
記昇降ロッドの先端が係合することによって開閉し、前
記第1および第2の接触子が前記測定物に接触した位置
で前記第1の可動部材をロックするコレットと、前記定
寸装置本体に対する前記第1の可動部材の相対変位位置
を検出する第1の位置検出手段と、前記第1の可動部材
に対する前記第2の可動部材の相対変位位置を検出する
第2の位置検出手段と、前記第1の位置検出手段から検
出された第1の位置信号と前記第2の位置検出手段から
検出された第2の位置信号とを加算する演算手段とを備
えたことを特徴とするものである。
する第1の接触子が取り付けられた定寸装置本体と、こ
の定寸装置本体に前記測定物に対して摺動可能に支持さ
れた第1の可動部材と、この第1の可動部材の摺動方向
と平行な方向に前記測定物に対して移動可能に設けら
れ、前記第1の接触子と前記測定物を挟んで相対向する
第2の接触子が取り付けられた第2の可動部材と、この
第2の可動部材と前記第1の可動部材とを第1の可動部
材の摺動方向に相対変位可能に連結するとともに前記第
2の可動部材を前記第1の可動部材から離間する方向に
押圧する板バネと、前記第1の可動部材に挿通され上昇
した時に前記第1の可動部材と係合する昇降ロッドと、
この昇降ロッドを昇降させる昇降装置と、前記第1の可
動部材に挿通され一端が前記本体に固定され、他端が前
記昇降ロッドの先端が係合することによって開閉し、前
記第1および第2の接触子が前記測定物に接触した位置
で前記第1の可動部材をロックするコレットと、前記定
寸装置本体に対する前記第1の可動部材の相対変位位置
を検出する第1の位置検出手段と、前記第1の可動部材
に対する前記第2の可動部材の相対変位位置を検出する
第2の位置検出手段と、前記第1の位置検出手段から検
出された第1の位置信号と前記第2の位置検出手段から
検出された第2の位置信号とを加算する演算手段とを備
えたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】請求項1に記載の構成により、測定物に対する
測定終了後、結合手段による定寸装置本体に対する第1
の可動部材の結合を解除し、移動装置により第1の可動
部材を測定物から離間する方向に移動させ、移動端位置
で退避する。次に、新しい測定物に対して測定を行う
際、第1の接触子が測定物に接触した状態で移動装置に
より第1の可動部材を測定物に近接する方向に移動させ
る。
測定終了後、結合手段による定寸装置本体に対する第1
の可動部材の結合を解除し、移動装置により第1の可動
部材を測定物から離間する方向に移動させ、移動端位置
で退避する。次に、新しい測定物に対して測定を行う
際、第1の接触子が測定物に接触した状態で移動装置に
より第1の可動部材を測定物に近接する方向に移動させ
る。
【0007】そして、第2の接触子が測定物に接触し、
第1の可動部材が停止した後、結合手段によって第1の
可動部材を定寸装置本体に結合する。この時、定寸装置
本体に対して結合された第1の可動部材の位置が第1の
位置検出手段によって検出される。この状態で、測定物
の加工が行われることによって、測定物の径が減少する
と、その径の減少に応じて、第2の可動部材つまり、第
2の接触子が板バネの押圧力により追従変位される。こ
の時、第1の可動部材に対する第2の可動部材の相対変
位位置が第2の位置検出手段によって検出される。
第1の可動部材が停止した後、結合手段によって第1の
可動部材を定寸装置本体に結合する。この時、定寸装置
本体に対して結合された第1の可動部材の位置が第1の
位置検出手段によって検出される。この状態で、測定物
の加工が行われることによって、測定物の径が減少する
と、その径の減少に応じて、第2の可動部材つまり、第
2の接触子が板バネの押圧力により追従変位される。こ
の時、第1の可動部材に対する第2の可動部材の相対変
位位置が第2の位置検出手段によって検出される。
【0008】請求項2に記載の構成により、測定物に対
する測定終了後、昇降装置により昇降ロッドが上昇され
る。この昇降ロッドの上昇に伴って、昇降ロッドとコレ
ットの係合解除によりコレットの第1の可動部材に対す
るロックが解除され、次いで昇降ロッドが第1の可動部
材と係合し、第1の可動部材および第2の可動部材と一
体的に上昇し、上昇端位置で退避する。
する測定終了後、昇降装置により昇降ロッドが上昇され
る。この昇降ロッドの上昇に伴って、昇降ロッドとコレ
ットの係合解除によりコレットの第1の可動部材に対す
るロックが解除され、次いで昇降ロッドが第1の可動部
材と係合し、第1の可動部材および第2の可動部材と一
体的に上昇し、上昇端位置で退避する。
【0009】次に、新しい測定物に対して測定を行う
際、第1の接触子が測定物に接触した状態で昇降装置に
より昇降ロッドを下降させる。ここで、第1の可動部材
および第2の可動部材は自重で下降する。そして、第2
の可動部材の下降によって第2の接触子が測定物に接触
すると、まず、第2の可動部材が停止し、次いで、第1
の可動部材が停止する。
際、第1の接触子が測定物に接触した状態で昇降装置に
より昇降ロッドを下降させる。ここで、第1の可動部材
および第2の可動部材は自重で下降する。そして、第2
の可動部材の下降によって第2の接触子が測定物に接触
すると、まず、第2の可動部材が停止し、次いで、第1
の可動部材が停止する。
【0010】そして、昇降ロッドがさらに下降し、この
昇降ロッドとの係合によってコレットが押し広げられ、
コレットが第1の可動部材をロックする。この時、ロッ
クされた第1の可動部材の位置が第1の位置検出手段に
よって検出される。この状態で、測定物の加工が行われ
ることによって、測定物の径が減少すると、その径の減
少に応じて、第2の可動部材つまり、第2の接触子が板
バネの押圧力により追従変位される。この時、第1の可
動部材に対する第2の可動部材の相対変位位置が第2の
位置検出手段によって検出される。
昇降ロッドとの係合によってコレットが押し広げられ、
コレットが第1の可動部材をロックする。この時、ロッ
クされた第1の可動部材の位置が第1の位置検出手段に
よって検出される。この状態で、測定物の加工が行われ
ることによって、測定物の径が減少すると、その径の減
少に応じて、第2の可動部材つまり、第2の接触子が板
バネの押圧力により追従変位される。この時、第1の可
動部材に対する第2の可動部材の相対変位位置が第2の
位置検出手段によって検出される。
【0011】そして、第1の位置検出手段から出力され
る第1の位置信号と第2の位置検出手段から出力される
第2の位置信号は演算手段にて加算演算され、この演算
された値が測定物に対する全体の位置信号として出力さ
れる。
る第1の位置信号と第2の位置検出手段から出力される
第2の位置信号は演算手段にて加算演算され、この演算
された値が測定物に対する全体の位置信号として出力さ
れる。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1において、10は定寸装置本体であり、この定寸装
置本体10にはブラケット11が固定されている。この
ブラケット11には、鉛直方向に伸びるガイドシャフト
12が固定され、図2に示すように、このガイドシャフ
ト12に軸受スリーブ13を介して第1の可動部材14
が鉛直方向に摺動可能に案内されている。軸受スリーブ
13は係止部材15、15によって第1の可動部材14
に対する相対移動が拘束されている。
図1において、10は定寸装置本体であり、この定寸装
置本体10にはブラケット11が固定されている。この
ブラケット11には、鉛直方向に伸びるガイドシャフト
12が固定され、図2に示すように、このガイドシャフ
ト12に軸受スリーブ13を介して第1の可動部材14
が鉛直方向に摺動可能に案内されている。軸受スリーブ
13は係止部材15、15によって第1の可動部材14
に対する相対移動が拘束されている。
【0013】前記定寸装置本体10内であって、第1の
可動部材14の下側には、第2の可動部材16が設けら
れ、この第2の可動部材16は第1の可動部材14に板
バネ17によって第1の可動部材14に対して前記ガイ
ドシャフトとほぼ平行な方向に相対変位可能に連結され
ている。この板バネ17の切欠き部17aの底部を支点
として第2の可動部材16は下方に押圧されるようにな
っている。第1の可動部材14には図3に示すように第
2の可動部材16との離間距離を規制する保持部材18
が設けられている。この保持部材18の一端は第1の可
動部材に固着され、他端は第2の可動部材16に形成さ
れた挿通孔19内に挿通されている。保持部材18の他
端側の先端にはフランジ部18aが形成され、このフラ
ンジ部18aが挿通孔19に内方に突出して形成された
突出部19aと係合することにより、第1の可動部材1
4と第2の可動部材16とが一定距離以上離間しないよ
うになっている。
可動部材14の下側には、第2の可動部材16が設けら
れ、この第2の可動部材16は第1の可動部材14に板
バネ17によって第1の可動部材14に対して前記ガイ
ドシャフトとほぼ平行な方向に相対変位可能に連結され
ている。この板バネ17の切欠き部17aの底部を支点
として第2の可動部材16は下方に押圧されるようにな
っている。第1の可動部材14には図3に示すように第
2の可動部材16との離間距離を規制する保持部材18
が設けられている。この保持部材18の一端は第1の可
動部材に固着され、他端は第2の可動部材16に形成さ
れた挿通孔19内に挿通されている。保持部材18の他
端側の先端にはフランジ部18aが形成され、このフラ
ンジ部18aが挿通孔19に内方に突出して形成された
突出部19aと係合することにより、第1の可動部材1
4と第2の可動部材16とが一定距離以上離間しないよ
うになっている。
【0014】また、前記保持部材18の外周には、第1
の可動部材14に対して第2の可動部材16を下方向に
補助的に付勢する補助スプリング51が設けられてい
る。第2の可動部材16には、前記定寸装置本体10を
挿通して下方に伸びる支持軸20を介して第1のアーム
21が固定され、一方、前記定寸装置本体10には下方
に伸びる第2のアーム22が固定され、両アーム21、
22の先端には測定物Wの外周面に接触する一対の接触
子23、24がそれぞれ鉛直方向に対向して設けられて
いる。
の可動部材14に対して第2の可動部材16を下方向に
補助的に付勢する補助スプリング51が設けられてい
る。第2の可動部材16には、前記定寸装置本体10を
挿通して下方に伸びる支持軸20を介して第1のアーム
21が固定され、一方、前記定寸装置本体10には下方
に伸びる第2のアーム22が固定され、両アーム21、
22の先端には測定物Wの外周面に接触する一対の接触
子23、24がそれぞれ鉛直方向に対向して設けられて
いる。
【0015】ここで、定寸装置本体10側の接触子24
は第1の接触子に、第2の可動部材16側の接触子23
は第2の接触子に相当する。図1中、接触子24に隣接
して設けられている25は測定物Wを接触子24に案内
するための案内部材である。前記定寸装置本体10の上
部にはシリンダ部材26が固着され、このシリンダ部材
26内にはシリンダ27が形成されており、このシリン
ダ27には鉛直方向に摺動可能にピストン28が嵌挿さ
れている。このシリンダ27はエアシリンダであって、
ピストン28によって区画されたシリンダ室28a、2
8bに供給通路を介して圧縮空気が供給される。図1中
29はシリンダ室28bへ圧縮空気を供給するため、シ
リンダ部材26に形成された供給通路であり、この供給
通路29は配管等を介して図略のエアポンプの供給ポー
トに接続されている。
は第1の接触子に、第2の可動部材16側の接触子23
は第2の接触子に相当する。図1中、接触子24に隣接
して設けられている25は測定物Wを接触子24に案内
するための案内部材である。前記定寸装置本体10の上
部にはシリンダ部材26が固着され、このシリンダ部材
26内にはシリンダ27が形成されており、このシリン
ダ27には鉛直方向に摺動可能にピストン28が嵌挿さ
れている。このシリンダ27はエアシリンダであって、
ピストン28によって区画されたシリンダ室28a、2
8bに供給通路を介して圧縮空気が供給される。図1中
29はシリンダ室28bへ圧縮空気を供給するため、シ
リンダ部材26に形成された供給通路であり、この供給
通路29は配管等を介して図略のエアポンプの供給ポー
トに接続されている。
【0016】前記ピストン28には下方に伸びるピスト
ンロッド30が一体的に形成され、このピストンロッド
30は、図2に示すように、前記第1の可動部材14に
鉛直方向に形成された内孔31に挿通されている。内孔
31内のピストンロッド30にはフランジ部30aが形
成され、一方、内孔31の開口端にはフランジ部30a
の径より小さい小径部31aが形成され、ピストンロッ
ド30の上昇によって、フランジ部30aと小径部31
aが係合し、これによって、第1の可動部材14が上昇
される。
ンロッド30が一体的に形成され、このピストンロッド
30は、図2に示すように、前記第1の可動部材14に
鉛直方向に形成された内孔31に挿通されている。内孔
31内のピストンロッド30にはフランジ部30aが形
成され、一方、内孔31の開口端にはフランジ部30a
の径より小さい小径部31aが形成され、ピストンロッ
ド30の上昇によって、フランジ部30aと小径部31
aが係合し、これによって、第1の可動部材14が上昇
される。
【0017】ここで、ピストンロッド30は昇降ロッド
に、シリンダ27およびピストン28は昇降装置に相当
する。また、内孔31には、前記定寸装置本体10に固
定されたコレット32が介挿され、このコレット32内
周にはテーパ32aが形成され、一方、このテーパ32
aに係合するテーパ30bが前記ピストンロッド30の
先端に形成されている。従って、コレット32はピスト
ンロッド30の進退によって開閉し、ピストンロッド3
0がコレット32を押し広げた際、コレット32の外周
面が内孔31を押圧することによって第1の可動部材1
4がロックされる。
に、シリンダ27およびピストン28は昇降装置に相当
する。また、内孔31には、前記定寸装置本体10に固
定されたコレット32が介挿され、このコレット32内
周にはテーパ32aが形成され、一方、このテーパ32
aに係合するテーパ30bが前記ピストンロッド30の
先端に形成されている。従って、コレット32はピスト
ンロッド30の進退によって開閉し、ピストンロッド3
0がコレット32を押し広げた際、コレット32の外周
面が内孔31を押圧することによって第1の可動部材1
4がロックされる。
【0018】前記第2の可動部材16には前記第1の可
動部材14を係止する係止部材33が設けられており、
この係止部材33に対向して第1の可動部材14には当
接部34が設けられており、この当接部34はボール3
4aとこのボール34aを下方に付勢するバネ34bと
によって構成され、当接部34は係止部材33に当接
し、第1の可動部材14がロックされた状態でも、測定
物Wの加工時の接触子23の上下変動を吸収し、第1の
可動部材14に対して影響を及ぼさない様になってい
る。
動部材14を係止する係止部材33が設けられており、
この係止部材33に対向して第1の可動部材14には当
接部34が設けられており、この当接部34はボール3
4aとこのボール34aを下方に付勢するバネ34bと
によって構成され、当接部34は係止部材33に当接
し、第1の可動部材14がロックされた状態でも、測定
物Wの加工時の接触子23の上下変動を吸収し、第1の
可動部材14に対して影響を及ぼさない様になってい
る。
【0019】図1、図2における35、36は第1の可
動部材14の移動範囲を規制する規制部材でそれぞれブ
ラケット11に設けられ、規制部材35は上昇端を、規
制部材36は下降端を規制するものである。上記第1の
可動部材14および第2の可動部材16にはコイル内を
鉄心等のコアが相対移動することにより位置信号が出力
される公知の作動トランス式の位置検出器42、46が
それぞれ設けられている。
動部材14の移動範囲を規制する規制部材でそれぞれブ
ラケット11に設けられ、規制部材35は上昇端を、規
制部材36は下降端を規制するものである。上記第1の
可動部材14および第2の可動部材16にはコイル内を
鉄心等のコアが相対移動することにより位置信号が出力
される公知の作動トランス式の位置検出器42、46が
それぞれ設けられている。
【0020】詳細に説明すると、前記第1の可動部材1
4には、鉛直方向上方に突出して先端にコア37a、3
7bが設けられた長さの相違する移動軸38a、38b
が並列に設けられている。これらコア37a、37bに
それぞれ対応してブラケット11にはコイル保持部材3
9を介してコイル40a、40bが並列して設けられて
いる。ここで、移動軸38bは移動軸38aに対して短
く形成することによって、コア37aとコイル40aと
によって大径の測定物Wに対する大径用位置検出器41
aを、コア37bとコイル40bとによって小径の測定
物Wに対する小径用位置検出器41bを構成しており、
大径用位置検出器41aと小径用位置検出器41bとで
第1の位置検出器42を構成している。ここで、大径用
位置検出器41aと小径用位置検出器41bとから出力
される位置信号は測定物Wの径に応じて、後述する切替
回路47にてそれぞれ切替えられるようになっている。
従って、第1の位置検出器42によって定寸装置本体1
0に対する第1の可動部材14の相対変位位置が検出さ
れる。
4には、鉛直方向上方に突出して先端にコア37a、3
7bが設けられた長さの相違する移動軸38a、38b
が並列に設けられている。これらコア37a、37bに
それぞれ対応してブラケット11にはコイル保持部材3
9を介してコイル40a、40bが並列して設けられて
いる。ここで、移動軸38bは移動軸38aに対して短
く形成することによって、コア37aとコイル40aと
によって大径の測定物Wに対する大径用位置検出器41
aを、コア37bとコイル40bとによって小径の測定
物Wに対する小径用位置検出器41bを構成しており、
大径用位置検出器41aと小径用位置検出器41bとで
第1の位置検出器42を構成している。ここで、大径用
位置検出器41aと小径用位置検出器41bとから出力
される位置信号は測定物Wの径に応じて、後述する切替
回路47にてそれぞれ切替えられるようになっている。
従って、第1の位置検出器42によって定寸装置本体1
0に対する第1の可動部材14の相対変位位置が検出さ
れる。
【0021】同様に、前記第2の可動部材16には、先
端にコア43が設けられた移動軸44が設けられ、この
コア43に対応してコイル45が前記第1の可動部材1
4に設けられており、このコア43とコイル45とによ
って第2の位置検出器46を構成している。従って、こ
の第2の位置検出器46によって第1の可動部材14に
対する第2の可動部材16の相対変位位置が検出され
る。
端にコア43が設けられた移動軸44が設けられ、この
コア43に対応してコイル45が前記第1の可動部材1
4に設けられており、このコア43とコイル45とによ
って第2の位置検出器46を構成している。従って、こ
の第2の位置検出器46によって第1の可動部材14に
対する第2の可動部材16の相対変位位置が検出され
る。
【0022】図4において、前記第1の位置検出器42
を構成する大径用位置検出器41a、小径用位置検出器
41bはそれぞれ切替回路47に、この切替回路47と
前記第2の位置検出器46はそれぞれ演算回路48に、
この演算回路48は比較器49に、それぞれ接続され、
比較器49には設定器50が接続されている。従って、
第1の位置検出器42を構成する大径用位置検出器41
a、小径用位置検出器41bからそれぞれ出力される出
力電圧に応じて切替回路47において、演算回路48に
出力する出力信号が切替られ、そして、演算回路48に
おいて、第1の位置検出器42から出力される第1の可
動部材14に対する位置信号と、第2の位置検出器46
から出力される第2の可動部材16に対する位置信号と
を加算する。この加算された位置信号は比較器49に出
力され、設定器50にて予め設定された基準測定物に対
する位置信号の値と比較され、一致すると、比較器49
より定寸信号ASが出力されるようになっている。
を構成する大径用位置検出器41a、小径用位置検出器
41bはそれぞれ切替回路47に、この切替回路47と
前記第2の位置検出器46はそれぞれ演算回路48に、
この演算回路48は比較器49に、それぞれ接続され、
比較器49には設定器50が接続されている。従って、
第1の位置検出器42を構成する大径用位置検出器41
a、小径用位置検出器41bからそれぞれ出力される出
力電圧に応じて切替回路47において、演算回路48に
出力する出力信号が切替られ、そして、演算回路48に
おいて、第1の位置検出器42から出力される第1の可
動部材14に対する位置信号と、第2の位置検出器46
から出力される第2の可動部材16に対する位置信号と
を加算する。この加算された位置信号は比較器49に出
力され、設定器50にて予め設定された基準測定物に対
する位置信号の値と比較され、一致すると、比較器49
より定寸信号ASが出力されるようになっている。
【0023】ここで、第1の位置検出器42は第1の位
置検出手段に、第2の位置検出器46は第2の位置検出
手段に、演算回路48は演算手段にそれぞれ相当する。
次に、上述した構成に基づいて作動を説明する。図略の
加工装置による測定物Wの加工終了後、図1に示す状態
から図略のエアポンプによりシリンダ室28bに圧縮空
気を供給することによって、ピストン28が上昇され
る。ピストン28が所定量上昇すると、ピストンロッド
30のフランジ部30aが第1の可動部材14の小径部
31aと係合し、第1の可動部材14がガイドロッド1
2に案内されて上昇される。この時、コレット32のテ
ーパ32aとピストンロッド30のテーパ30bとの係
合が解除され、第1の可動部材14のコレット32によ
るロックが解除される。
置検出手段に、第2の位置検出器46は第2の位置検出
手段に、演算回路48は演算手段にそれぞれ相当する。
次に、上述した構成に基づいて作動を説明する。図略の
加工装置による測定物Wの加工終了後、図1に示す状態
から図略のエアポンプによりシリンダ室28bに圧縮空
気を供給することによって、ピストン28が上昇され
る。ピストン28が所定量上昇すると、ピストンロッド
30のフランジ部30aが第1の可動部材14の小径部
31aと係合し、第1の可動部材14がガイドロッド1
2に案内されて上昇される。この時、コレット32のテ
ーパ32aとピストンロッド30のテーパ30bとの係
合が解除され、第1の可動部材14のコレット32によ
るロックが解除される。
【0024】一方、第2の可動部材16は、第1の可動
部材14の上昇によって、板バネ17の作用によって第
1の可動部材14から離間されるが、保持部材18のフ
ランジ部18aと第2の可動部材16に形成された突出
部19aとが係合することにより、保持部材18に第2
の可動部材14が保持された状態で上昇される。そし
て、第1の可動部材14は規制部材35に当接する上昇
端位置まで上昇された位置で退避する。
部材14の上昇によって、板バネ17の作用によって第
1の可動部材14から離間されるが、保持部材18のフ
ランジ部18aと第2の可動部材16に形成された突出
部19aとが係合することにより、保持部材18に第2
の可動部材14が保持された状態で上昇される。そし
て、第1の可動部材14は規制部材35に当接する上昇
端位置まで上昇された位置で退避する。
【0025】次に、図略の移載装置により測定物Wから
広範囲定寸装置を退避させ、測定物搬入出装置により加
工済の測定物Wの搬出および新しい測定物Wの搬入を行
う。そして、再び、図略の移載装置により測定位置まで
広範囲定寸装置を移動させる。この時、測定物Wは案内
部材25によって接触子24に案内される。次に、図略
のエアポンプによりシリンダ室28aに圧縮空気を供給
することによって、ピストン28を下降させる。ピスト
ン28の下降によってピストンロッド30、第1の可動
部材14および第2の可動部材16が下降する。ここ
で、第1の可動部材14および第2の可動部材16は自
重で下降する。
広範囲定寸装置を退避させ、測定物搬入出装置により加
工済の測定物Wの搬出および新しい測定物Wの搬入を行
う。そして、再び、図略の移載装置により測定位置まで
広範囲定寸装置を移動させる。この時、測定物Wは案内
部材25によって接触子24に案内される。次に、図略
のエアポンプによりシリンダ室28aに圧縮空気を供給
することによって、ピストン28を下降させる。ピスト
ン28の下降によってピストンロッド30、第1の可動
部材14および第2の可動部材16が下降する。ここ
で、第1の可動部材14および第2の可動部材16は自
重で下降する。
【0026】第2の可動部材16の下降によって、接触
子23の先端が測定物Wに当接すると、まず、第2の可
動部材16が停止する。第2の可動部材16は停止する
が、第1の可動部材14はさらに下降し、第2の可動部
材16に設けられた係止部材33と第1の可動部材14
に設けられた当接部34のボール34aとが当接し、第
1の可動部材14が停止する。ここで、第1の可動部材
14の下降によって、図3に示す保持部材18のフラン
ジ部18aと第2の可動部材16の突出部19aとの係
合が解除される。
子23の先端が測定物Wに当接すると、まず、第2の可
動部材16が停止する。第2の可動部材16は停止する
が、第1の可動部材14はさらに下降し、第2の可動部
材16に設けられた係止部材33と第1の可動部材14
に設けられた当接部34のボール34aとが当接し、第
1の可動部材14が停止する。ここで、第1の可動部材
14の下降によって、図3に示す保持部材18のフラン
ジ部18aと第2の可動部材16の突出部19aとの係
合が解除される。
【0027】第1の可動部材14の停止後、ピストンロ
ッド30はさらに下降し、ピストンロッド30の先端に
形成されたテーパ30bとコレット32のテーパ32a
とが係合する。ピストンロッド30がコレット32を押
し広げることによって、コレット32の外周が第1の可
動部材14に形成された内孔31を押圧し、第1の可動
部材14をロックする。
ッド30はさらに下降し、ピストンロッド30の先端に
形成されたテーパ30bとコレット32のテーパ32a
とが係合する。ピストンロッド30がコレット32を押
し広げることによって、コレット32の外周が第1の可
動部材14に形成された内孔31を押圧し、第1の可動
部材14をロックする。
【0028】この時、ロックされた第1の可動部材14
の定寸装置本体10に対する相対変位位置(第1の位置
信号)が第1の位置検出器42によって検出される。こ
の状態で、測定物Wに対して、図略の加工装置によって
所定の加工が行われ、測定物Wの径が減少すると、その
径の減少に応じて第2の可動部材16が板バネ17およ
び補助スプリング51の押圧力により追従変位される。
の定寸装置本体10に対する相対変位位置(第1の位置
信号)が第1の位置検出器42によって検出される。こ
の状態で、測定物Wに対して、図略の加工装置によって
所定の加工が行われ、測定物Wの径が減少すると、その
径の減少に応じて第2の可動部材16が板バネ17およ
び補助スプリング51の押圧力により追従変位される。
【0029】この時、第2の可動部材16の追従変位つ
まり、第1の可動部材14に対する相対変位位置(第2
の位置信号)が第2の位置検出器46によって検出され
る。そして、第1の位置検出器42と第2の位置検出器
46からは常時位置信号が出力されており、さらに、こ
れら両位置信号が演算回路48にて加算演算されて出力
されており、予め設定された基準測定物に対する位置信
号の値と一致すると、比較回路49より定寸信号ASが
出力される。
まり、第1の可動部材14に対する相対変位位置(第2
の位置信号)が第2の位置検出器46によって検出され
る。そして、第1の位置検出器42と第2の位置検出器
46からは常時位置信号が出力されており、さらに、こ
れら両位置信号が演算回路48にて加算演算されて出力
されており、予め設定された基準測定物に対する位置信
号の値と一致すると、比較回路49より定寸信号ASが
出力される。
【0030】上記においては、第1の可動部材14に対
する案内支持が一本のガイドロッド12による片持ちス
ライドとしたので、従来のようなガイドロッド2本を用
いた平行スライドに対して、平行度不良による動作不良
が発生しないという利点がある。また、第1の可動部材
14に対して第2の可動部材16を下方向に補助的に付
勢する補助スプリング51を設けたので、さらに確実に
工作物Wの径変化に対して接触子23を安定して追従さ
せることができ、安定した測定値が得られる。
する案内支持が一本のガイドロッド12による片持ちス
ライドとしたので、従来のようなガイドロッド2本を用
いた平行スライドに対して、平行度不良による動作不良
が発生しないという利点がある。また、第1の可動部材
14に対して第2の可動部材16を下方向に補助的に付
勢する補助スプリング51を設けたので、さらに確実に
工作物Wの径変化に対して接触子23を安定して追従さ
せることができ、安定した測定値が得られる。
【0031】なお、上記実施例においては、シリンダ2
7の作動によってピストンロッド30を介して第1の可
動部材14を上下移動させるようにしたが、ピストンロ
ッド30に手動操作用のレバーを取り付け、ピストンロ
ッド30の上下移動を手動で行うとともに、コレット3
2の第1の可動部材14に対するクランプ・アンクラン
プ動作を手動で行うようにしても良い。
7の作動によってピストンロッド30を介して第1の可
動部材14を上下移動させるようにしたが、ピストンロ
ッド30に手動操作用のレバーを取り付け、ピストンロ
ッド30の上下移動を手動で行うとともに、コレット3
2の第1の可動部材14に対するクランプ・アンクラン
プ動作を手動で行うようにしても良い。
【0032】さらに、上記実施例において、ガイドロッ
ド12と第1の可動部材14との間の軸受として、すべ
り軸受を用いたが、ストロークベアリング等のころがり
軸受を用いても良い。
ド12と第1の可動部材14との間の軸受として、すべ
り軸受を用いたが、ストロークベアリング等のころがり
軸受を用いても良い。
【0033】
【発明の効果】本発明の広範囲定寸装置によると、研削
加工による測定物径の変化に対して板バネによって追従
させるようにしたので、従来のように、軸受のすべり抵
抗、ボールベアリングのボールにおけるすべり等による
動作不良が生じないため、安定した追従が得られ、測定
値が安定する。
加工による測定物径の変化に対して板バネによって追従
させるようにしたので、従来のように、軸受のすべり抵
抗、ボールベアリングのボールにおけるすべり等による
動作不良が生じないため、安定した追従が得られ、測定
値が安定する。
【0034】さらに、工作物径取代バラツキにより、第
1の可動部材がずれてロックされても、接触子側(第2
の可動部材側)とスライド側(第1の可動部材側)の両
方で全体の位置を演算しているため、正確な測定値が得
られる。
1の可動部材がずれてロックされても、接触子側(第2
の可動部材側)とスライド側(第1の可動部材側)の両
方で全体の位置を演算しているため、正確な測定値が得
られる。
【図1】本発明の実施例を示す広範囲定寸装置の全体図
である。
である。
【図2】図1における要部拡大断面図である。
【図3】保持部材の設置状態を示す断面図である。
【図4】本発明の広範囲定寸装置の制御回路である。
10 定寸装置本体 14 第1の可動部材 16 第2の可動部材 17 板バネ 23 接触子(第2の接触子) 24 接触子(第1の接触子) 27 シリンダ(昇降装置) 28 ピストン(昇降装置) 30 ピストンロッド(昇降ロッド) 32 コレット(結合手段) 42 第1の位置検出器(第1の位置検出手段) 46 第2の位置検出器(第2の位置検出手段) 48 演算回路(演算手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01B 21/02 G 21/10 (72)発明者 小野 薫 愛知県刈谷市朝日町1丁目1番地 豊田工 機株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 測定物に接触する第1の接触子が取り付
けられた定寸装置本体と、この定寸装置本体に前記測定
物に対して摺動可能に支持された第1の可動部材と、こ
の第1の可動部材の摺動方向と平行な方向に前記測定物
に対して移動可能に設けられ、前記第1の接触子と前記
測定物を挟んで相対向する第2の接触子が取り付けられ
た第2の可動部材と、この第2の可動部材と前記第1の
可動部材とを第1の可動部材の摺動方向に相対変位可能
に連結するとともに前記第2の可動部材を前記第1の可
動部材から離間する方向に押圧する板バネと、前記第1
の可動部材を前記定寸装置本体に対して相対移動させる
移動装置と、前記第1および第2の接触子が前記測定物
に接触した位置で前記第1の可動部材を前記定寸装置本
体に結合する結合手段と、前記定寸装置本体に対する前
記第1の可動部材の相対変位位置を検出する第1の位置
検出手段と、前記第1の可動部材に対する前記第2の可
動部材の相対変位位置を検出する第2の位置検出手段と
を備えたことを特徴とする広範囲定寸装置。 - 【請求項2】 測定物に接触する第1の接触子が取り付
けられた定寸装置本体と、この定寸装置本体に前記測定
物に対して摺動可能に支持された第1の可動部材と、こ
の第1の可動部材の摺動方向と平行な方向に前記測定物
に対して移動可能に設けられ、前記第1の接触子と前記
測定物を挟んで相対向する第2の接触子が取り付けられ
た第2の可動部材と、この第2の可動部材と前記第1の
可動部材とを第1の可動部材の摺動方向に相対変位可能
に連結するとともに前記第2の可動部材を前記第1の可
動部材から離間する方向に押圧する板バネと、前記第1
の可動部材に挿通され上昇した時に前記第1の可動部材
と係合する昇降ロッドと、この昇降ロッドを昇降させる
昇降装置と、前記第1の可動部材に挿通され一端が前記
本体に固定され、他端が前記昇降ロッドの先端が係合す
ることによって開閉し、前記第1および第2の接触子が
前記測定物に接触した位置で前記第1の可動部材をロッ
クするコレットと、前記定寸装置本体に対する前記第1
の可動部材の相対変位位置を検出する第1の位置検出手
段と、前記第1の可動部材に対する前記第2の可動部材
の相対変位位置を検出する第2の位置検出手段と、前記
第1の位置検出手段から検出された第1の位置信号と前
記第2の位置検出手段から検出された第2の位置信号と
を加算する演算手段とを備えたことを特徴とする広範囲
定寸装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19403094A JP3417073B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 広範囲定寸装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19403094A JP3417073B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 広範囲定寸装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0861902A true JPH0861902A (ja) | 1996-03-08 |
JP3417073B2 JP3417073B2 (ja) | 2003-06-16 |
Family
ID=16317776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19403094A Expired - Fee Related JP3417073B2 (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 広範囲定寸装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3417073B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013148477A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 管径測定装置及び管径検査方法 |
JP2019058250A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 泉工医科工業株式会社 | ローラポンプ |
KR20220036300A (ko) * | 2020-09-15 | 2022-03-22 | 동도테크 주식회사 | 초정밀 측정 헤드 유닛 |
CN114427845A (zh) * | 2022-01-19 | 2022-05-03 | 广东产品质量监督检验研究院(国家质量技术监督局广州电气安全检验所、广东省试验认证研究院、华安实验室) | 一种轴承轴向尺寸的检测方法 |
-
1994
- 1994-08-18 JP JP19403094A patent/JP3417073B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013148477A (ja) * | 2012-01-19 | 2013-08-01 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | 管径測定装置及び管径検査方法 |
JP2019058250A (ja) * | 2017-09-25 | 2019-04-18 | 泉工医科工業株式会社 | ローラポンプ |
KR20220036300A (ko) * | 2020-09-15 | 2022-03-22 | 동도테크 주식회사 | 초정밀 측정 헤드 유닛 |
CN114427845A (zh) * | 2022-01-19 | 2022-05-03 | 广东产品质量监督检验研究院(国家质量技术监督局广州电气安全检验所、广东省试验认证研究院、华安实验室) | 一种轴承轴向尺寸的检测方法 |
CN114427845B (zh) * | 2022-01-19 | 2023-09-08 | 广东产品质量监督检验研究院(国家质量技术监督局广州电气安全检验所、广东省试验认证研究院、华安实验室) | 一种轴承轴向尺寸的检测方法 |
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JP3417073B2 (ja) | 2003-06-16 |
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