JPH0861640A - ごみ焼却灰のプラズマ溶融炉 - Google Patents

ごみ焼却灰のプラズマ溶融炉

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JPH0861640A
JPH0861640A JP21816094A JP21816094A JPH0861640A JP H0861640 A JPH0861640 A JP H0861640A JP 21816094 A JP21816094 A JP 21816094A JP 21816094 A JP21816094 A JP 21816094A JP H0861640 A JPH0861640 A JP H0861640A
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ash
refuse incineration
incineration ash
plasma
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Masahiro Hara
昌弘 原
Yoshito Matsuoka
義人 松岡
Katsuo Kinoshita
勝雄 木下
Yoshiharu Takatani
義治 鷹谷
Taketoshi Yamazaki
健利 山崎
Muneyasu Shimoyama
統康 下山
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JFE Steel Corp
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Tokyo Electric Power Company Holdings Inc
Original Assignee
Tokyo Electric Power Co Inc
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 炉中への大気の混入等を防止し、炉内を大気
圧より僅かに負圧の還元性雰囲気に保持して良好な溶融
処理をなし得るごみ焼却灰のプラズマ溶融炉を提供す
る。 【構成】 炉壁の所要位置に設けた灰投入口49から炉
の気密性を十分に保持してごみ焼却灰50を炉内に押し
込む灰投入装置51を炉壁の外側に設けることにより、
灰投入口部の気密性を十分に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、都市ごみ等のごみ焼却
灰を溶融処理するごみ焼却灰のプラズマ溶融炉に係り、
特に炉内雰囲気を大気圧より僅かに負圧の還元性雰囲気
とするごみ焼却灰のプラズマ溶融炉に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のごみ焼却灰のプラズマ溶
融炉は、例えば特開平2−122109号公報に記載さ
れているように、NOX ガスの発生を抑制してCOガス
の増加を図り、かつ炉壁耐火物の寿命を延ばすため、炉
内雰囲気を大気圧より僅かに負圧(−5〜−30mmA
g)の還元性雰囲気とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ごみ焼却灰のプラズマ溶融炉では、灰投入口部の気密性
が不十分であるため、灰投入時に炉中への大気の混入等
を招来している。そこで、本発明は、灰投入口部のシー
ルを十分に行うことにより、炉中への大気の混入等を防
止し、炉内を大気圧より僅かに負圧の還元性雰囲気に保
持して良好な溶融処理をなし得るごみ焼却灰のプラズマ
溶融炉を提供することを目的とする。又、本発明の他の
目的は、灰投入口部に加えてプラズマトーチ挿入部及び
/又は出滓口部のシールを十分に行うことにより、炉中
への大気の混入等の防止に加えてプラズマトーチの局部
的な円環状の損耗を防止し、同様に良好な溶融処理をな
し得るごみ焼却灰のプラズマ溶融炉の提供にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明の第1のごみ焼却灰のプラズマ溶融炉は、炉
内雰囲気を大気圧より僅かに負圧の還元性雰囲気とする
ごみ焼却灰のプラズマ溶融炉に炉壁の所要位置に設けた
灰投入口から炉の気密性を十分に保持してごみ焼却灰を
炉内に押し込む灰投入装置を炉壁の外側に設けたことを
特徴とする。第2のごみ焼却灰のプラズマ溶融炉は、炉
内雰囲気を大気圧より僅かに負圧の還元性雰囲気とする
ごみ焼却灰のプラズマ溶融炉において、炉壁の所要位置
に設けた灰投入口から炉の気密性を十分に保持してごみ
焼却灰を炉内に押し込む灰投入装置を炉壁の外側に設
け、炉蓋にプラズマトーチを気密保持手段により十分気
密に挿入したことを特徴とする。第3のごみ焼却灰のプ
ラズマ溶融炉は、炉内雰囲気を大気圧より僅かに負圧の
還元性雰囲気とするごみ焼却灰のプラズマ溶融炉におい
て、炉壁の所要位置に設けた灰投入口から炉の気密性を
十分に保持してごみ焼却灰を炉内に押し込む灰投入装置
を炉壁の外側に設け、炉壁の所要位置に排ガス口を上部
に併設した出滓口を設け、上記排ガス口にこれからブロ
アによる吸引によって排出される排ガスを上方へ導く煙
道を連設し、前記出滓口にこれから排出される溶融灰を
気密性を十分に保持して水槽へ導く樋を連設したことを
特徴とする。又、第4のごみ焼却灰のプラズマ溶融炉
は、炉内雰囲気を大気圧より僅かに負圧の還元性雰囲気
とするごみ焼却灰のプラズマ溶融炉において、炉壁の所
要位置に設けた灰投入口から炉の気密性を十分に保持し
てごみ焼却灰を炉内に押し込む灰投入装置を炉壁の外側
に設け、炉蓋にプラズマトーチを気密保持手段により十
分気密に挿入し、炉壁の所要位置に排ガス口を上部に併
設した出滓口を設け、上記排ガス口にこれからブロアに
よる吸引によって排出される排ガスを上方へ導く煙道を
連設し、前記出滓口にこれから排出される溶融灰を気密
性を十分に保持して水槽へ導く樋を連設したことを特徴
とする。一方、前記灰投入装置の気密保持手段は、ホッ
パーの下部に連設した仕切室内の上、下部を気密かつ開
閉可能に仕切るダンパーと、仕切室の下部に一端、他端
を灰投入口に気密に連設すると共に、押し板を往復移動
可能に内装した押出し室の灰投入口側を気密かつ開閉可
能に仕切る仕切り板とからなることが好ましい。上記仕
切室及び押出し室内には、N2 ガスが注入されているこ
とが望ましい。前記炉蓋とプラズマトーチの気密保持手
段は、炉蓋に設けたトーチ挿入穴とこれに挿入したプラ
ズマトーチとの間に介装された絶縁性のグランドパッキ
ンであることをが好ましい。又、前記樋の気密保持は、
気密なダクト状に設けた樋の下端部の水槽内の水に対す
る浸漬であることが好ましい。
【0005】
【作用】本発明の第1のごみ焼却灰のプラズマ溶融炉に
おいては、灰投入口部の気密性が十分に保持される。
又、本発明の第2、3又は4のごみ焼却灰のプラズマ溶
融炉においては、灰投入口部の十分な気密性の保持に加
え、プラズマトーチ挿入部及び/又は出滓口の気密性が
十分に保持される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。図1、図2は本発明のごみ焼却灰のプラズ
マ溶融炉の一実施例を示す平面図、断面図である。図中
1は円形状をなす炉体で、この炉体1の炉底2の中央に
は、1本の炉底電極3が垂直に挿着されており、炉蓋4
の中央には、1本のプラズマトーチ5が上記炉底電極3
と対向して後述する気密保持手段により十分気密に挿入
され、かつ炉蓋4上に設けたトーチ昇降装置6を介して
昇降可能に設けられている。すなわち、炉蓋4の中央に
は、図3〜図7に示すように、トーチ挿入穴7が設けら
れている一方、炉蓋4上には、上記トーチ挿入穴7を囲
む方形の昇降装置装着筒8が、炉蓋4と電気的に絶縁さ
れ、かつ気密に立設されている。昇降装置装着筒8に
は、前記プラズマトーチ5が挿通されるトーチ挿通穴9
を設けたトーチ支持台10が、周面の対称位置に切除部
を設けた円柱状を呈する下部のジャーナル部10aをト
ラニオン11によって枢支されることにより、所要の角
度(例えば垂線に対して±10°)で傾動可能に設けら
れている。トーチ支持台10は、トーチ昇降装置6の一
部を構成するものであり、そのジャーナル部10aは、
炉の気密性を保持するため、パッキン12を介して昇降
装置装着筒8に気密に装着され、又、トーチ挿通穴9の
内周面には、プラズマトーチ5の挿通を気密に行うた
め、前述した気密保持手段である絶縁性のグランドパッ
キン13が装着されている。
【0007】トーチ支持台10上には、トーチ支柱14
がその下端側部のクレビス15と支持台10上のブラケ
ット16とをピン17で連結することにより、前記トラ
ニオン11を中心とする傾動方向と直角方向へ横転可能
に立設されている。トーチ支柱14には、昇降台18が
これに螺入したボールねじ19、ボールねじ19を回転
するモータ20及びガイド21等からなる昇降機構によ
り昇降可能に設けられている。そして、昇降台18に
は、プラズマトーチ5を昇降台18と電気的に絶縁して
保持するバンド22が取り付けられている。又、トーチ
支持台10上には、プラズマトーチ5をトーチ挿通穴9
から引き抜いた際に、トーチ挿通穴9を気密に閉鎖可能
とする熱遮蔽蓋23が設けられている。すなわち、トー
チ支持台10上には、垂直な軸24に支持された旋回プ
レート25がエアーシリンダ26を介して旋回可能に設
けられており、この旋回プレート25上には、揺動レバ
ー27が水平なピン28に枢支されて揺動自在に設けら
れている。そして、揺動レバー27は、その一端部と旋
回プレート25に立設したブラケット29との間に介装
した薄形エアーシリンダ30によって揺動可能に設けら
れている一方、他端部に前記熱遮蔽蓋23が揺動可能に
枢着されている。したがって、エアーシリンダ26及び
薄形エアーシリンダ30を適宜に作動することによっ
て、熱遮蔽蓋23によるトーチ挿通穴9の気密閉鎖がな
される。
【0008】前記炉体1の炉壁(側壁)31の所要位置
には、図1、図2に示すように、排ガス口32を上部に
併設した出滓口33が設けられており、排ガス口32に
は、これからブロア(図示せず)による吸引によって排
出される排ガスを上方へ導く煙道34が連設されてい
る。一方、出滓口33には、図2、図8、図9に示すよ
うに、これから排出される溶融物35を気密性を十分に
保持して水槽36へ導く樋37が連設されている。すな
わち、樋37は、L字状に折曲したダクト状に設けら
れ、かつ下端部を水槽36内の水38に浸漬する、いわ
ゆる水封によって十分に気密性を保持している。樋37
における出滓口33側の端部には、図8〜図14に示す
ように、出滓口33から排出される溶融物35に水を噴
射し、この噴射水による急冷と圧力で溶融物35を水砕
スラグとする複数のノズル39が設けられている。上記
噴射水は、水砕用ポンプ40によって水槽36内の水3
8が循環使用されるものである。又、樋37から水38
中へ排出される水砕スラグは、樋37の下端部に吊下さ
れ、かつ適宜に振動される網状のバスケット41で一旦
受け取られ、その網目を通過して水槽36内に設けた角
漏斗状のスラグ受け42で受けられると共に、スラグ受
け42の底部から圧送ポンプ43によって水槽36外へ
排出されるものである。一方、バスケット41に堆積し
た比較的大きな水砕スラグは、バスケット41と一緒に
水槽36外へ取り出され、新たなバスケット41が樋3
7の下端部に吊下されるものである。又、樋37におけ
る出滓口33近傍の底壁には、方形のメタル排出口44
が設けられており、このメタル排出口44は、樋37の
底壁外側に一側縁を軸45を介して揺動可能に支持さ
れ、かつエアーシリンダ46によって開閉操作される蓋
47より閉鎖可能に設けられている。そして、メタル排
出口44の下方には、溶融物35と同様に噴射水による
急冷と圧力によって細粒化されたメタルを図示しない水
槽へ導くダクト状の樋48が連結可能に設けられてい
る。
【0009】前記出滓口33と対向する炉壁31におけ
る出滓口33と炉体1の中心を通る線を中心線とする所
要の対称位置には、図1、図2、図15〜図18に示す
ように、灰投入口49が設けられている。両灰投入口4
9の位置は、各灰投入口49とプラズマトーチ45を結
ぶ線分のなす角度(以下、「線分のなす角度」とい
う。)が60〜90°の範囲である。両灰投入口49と
対応する炉壁31の外側には、それぞれの灰投入口49
から炉の気密性を十分に保持し、ごみ焼却灰50を上記
中心線と直交する方向(図1においては上下方向)にお
けるプラズマトーチ5と炉壁31のほぼ中間を経て出滓
口33を指向する方向へ交互に水平に押し込む灰投入装
置51が設けられている。両灰投入装置51によるごみ
焼却灰50の押し込み方向は、前記線分のなす角度が6
0°の場合、中心線に対して5〜15°の角度をなす方
向、又、線分のなす角度が90°の場合、中心線に対し
て30°の角度をなす方向である。各灰投入装置51
は、ごみ焼却灰50を一時貯蔵するホッパー52を有し
ている。ホッパー52の下部には、垂直な仕切室53が
連設されており、この仕切室53内には、その上、下部
を気密に仕切り、かつエアーシリンダ54,55により
開閉される上、下部ダンパ56,57が設けられてい
る。仕切室53の下端部には、水平な押出し室58の一
端が気密に連設されており、押出し室58の他端は、前
記灰投入口49に気密に連設されている。この押出し室
58内には、ごみ焼却灰50を炉内に押し込むために油
圧シリンダ59により最初は速く、中間からゆっくり往
動されかつ復動される押し板60が内装されており、か
つ押出し室58内の炉体1側を気密に仕切り、エアーシ
リンダ61により開閉される仕切り板62が内装されて
いる。そして、仕切室53及び押出し室58内には、大
気と炉内のガスの混入と逆流を防止するため、図示しな
いガス源からN2 ガスを注入するように設けられてい
る。なお、図2において63は出滓口33側を炉脚64
に枢支された炉体1を、出滓口33側が低くなるように
傾動し、溶融物35中に含まれる溶融メタル(図示せ
ず)を排出する炉体傾動装置である。
【0010】上記構成のごみ焼却灰のプラズマ溶融炉に
おけるごみ焼却灰50の溶融処理は、各灰投入装置51
によって大気圧より僅かに負圧の還元性雰囲気の炉内に
投入されたごみ焼却灰50が、プラズマトーチ5と炉底
電極3の間に発生するプラズマ・フレームで溶融される
ことにより行われ、溶融物35は、出滓口33から流下
する際に水砕処理されて水槽36へ排出され、又、排ガ
スは、煙道34を通って炉外へ排出され、更に、溶融物
35中に含まれる溶融メタルは、炉体傾動装置63によ
る炉体1の傾動によって出滓口33から流下する際に水
砕処理され、メタル排出口44から図示しない水槽へ排
出される。そして、上記溶融処理時のプラズマトーチ挿
入部、出滓口部、排ガス口部及び灰投入口部の気密性が
十分に保持される。すなわち、プラズマトーチ5の挿入
部においては、炉蓋4に設けたトーチ挿入穴7とこれに
挿入したプラズマトーチ5との間に介装した絶縁性のグ
ランドパッキン13からなる気密保持手段により十分に
気密保持され、炉蓋4とプラズマトーチ5の間から空気
が炉内に流れ込むことが防止されるので、プラズマトー
チ5に局部的な円環状の損耗が生じることはない。又、
出滓口部の気密保持が、気密なダクト状の樋37の下端
部の水に対する浸漬、いわゆる水封であるので、樋37
から出滓口33を経て大気が炉内に侵入することがな
い。更に、灰投入装置51の気密保持が、ホッパー52
の下部に連設した仕切室53の上、下部を気密かつ開閉
可能に仕切る2段のダンパ56,57と、仕切室53の
下部に一端、他端を灰投入口49に気密に連設すると共
に、押し板60を往復移動可能に内装した押出し室58
の灰投入口49側を気密かつ開閉可能に仕切る1段の仕
切り板62との合計3段の扉からなるので、各扉を順次
開閉することによってごみ焼却灰50の投入時の大気の
混入を防止することができる。そして、上記合計3段の
扉の間、すなわち仕切室53と押出し室58にN2 ガス
を注入することにより、大気と炉内ガスの混入と逆流を
完全に防止することができる。
【0011】なお、上記実施例においては、炉底電極3
とプラズマトーチ5を1本ずつ設けるプラズマ溶融炉に
ついて述べたが、これに限定されるものではなく、炉底
電極とこれと対向するプラズマトーチを各2本以上設け
たもの、あるいはプラズマトチより本数の少ない炉底電
極を設けたもの、又は炉底電極を有せず、2本以上の黒
鉛電極を炉蓋に設けたものにも、本発明を適用すること
ができる。そして、プラズマトーチ又は黒鉛電極を2本
以上設ける場合、灰投入装置によるごみ焼却灰の押し込
み方向は、隣り合うプラズマトーチ又は黒鉛電極のほぼ
中間を経て出滓口を指向する方向及び最外側のプラズマ
トーチ又は黒鉛電極と炉壁のほぼ中間を経て出滓口を指
向する方向となる。又、ごみ焼却灰の押し込みは、水平
に行う場合に限らず、炉体側が低くなるように傾斜させ
て行ってもよい。
【0012】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1のご
み焼却灰のプラズマ溶融炉においては、灰投入口部の気
密性が十分に保持されるので、炉中への大気の混入等を
防止することができ、ひいては炉内を大気圧より僅かに
負圧の還元性雰囲気に保持してごみ焼却灰の良好な溶融
処理を行うことができる。又、本発明の第2、3又は4
のごみ焼却灰のプラズマ溶融炉においては、灰投入口部
の十分な気密性の保持に加え、プラズマトーチ挿入部及
び/又は出滓口部の気密性が十分に保持されるので、プ
ラズマトーチの局部的な円環状の損耗を防止しつつ炉中
への大気の混入等を更に防止することができ、ひいては
炉内を大気圧より僅かに負圧の還元性雰囲気に保持して
ごみ焼却灰の一層良好な溶融処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のごみ焼却灰のプラズマ溶融炉の一実施
例を示す平面図である。
【図2】図1のプラズマ溶融炉の正断面図である。
【図3】図1のプラズマ溶融炉のプラズマトーチ挿入部
の正面図である。
【図4】図3のプラズマトーチ挿入部の側面図である。
【図5】図4におけるV−V線断面図である。
【図6】図3におけるVI−VI線断面図である。
【図7】図3における VII−VII 線断面図である。
【図8】図1のプラズマ溶融炉における出滓口部の平面
図である。
【図9】図8におけるIX−IX線断面図である。
【図10】図8におけるX−X線断面図である。
【図11】図8の出滓口部の樋の平面図である。
【図12】図11の樋の断面図である。
【図13】図11におけるXIII−XIII線断面図である。
【図14】図11の樋の底面図である。
【図15】図1のプラズマ溶融炉の灰投入口部の平面図
である。
【図16】図15の灰投入口部の断面図である。
【図17】図16におけるXVII−XVII線断面図である。
【図18】図16における XVIII−XVIII 線断面図であ
る。
【符号の説明】
1 炉体 4 炉蓋 5 プラズマトーチ 7 トーチ挿入穴 13 グランドパッキン 31 炉壁(側壁) 32 排ガス口 33 出滓口 34 煙道 35 溶融物 36 水槽 37 樋 38 水 49 灰投入口 50 ごみ焼却灰 51 灰投入装置 52 ホッパー 53 仕切室 56 上部ダンパ 57 下部ダンパ 58 押出し室 60 押し板 62 仕切り板
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 昌弘 東京都港区浜松町2丁目4番1号 川崎重 工業株式会社東京本社内 (72)発明者 松岡 義人 神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 川 崎重工業株式会社神戸本社内 (72)発明者 木下 勝雄 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内 (72)発明者 鷹谷 義治 東京都千代田区内幸町2丁目2番3号 川 崎製鉄株式会社東京本社内 (72)発明者 山崎 健利 東京都千代田区神田神保町2丁目2番30号 東京電力株式会社開発研究所内 (72)発明者 下山 統康 東京都千代田区神田神保町2丁目2番30号 東京電力株式会社開発研究所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炉内雰囲気を大気圧より僅かに負圧の還
    元性雰囲気とするごみ焼却灰のプラズマ溶融炉におい
    て、炉壁の所要位置に設けた灰投入口から炉の気密性を
    十分に保持してごみ焼却灰を炉内に押し込む灰投入装置
    を炉壁の外側に設けたことを特徴とするごみ焼却灰のプ
    ラズマ溶融炉。
  2. 【請求項2】 炉内雰囲気を大気圧より僅かに負圧の還
    元性雰囲気とするごみ焼却灰のプラズマ溶融炉におい
    て、炉壁の所要位置に設けた灰投入口から炉の気密性を
    十分に保持してごみ焼却灰を炉内に押し込む灰投入装置
    を炉壁の外側に設け、炉蓋にプラズマトーチを気密保持
    手段により十分気密に挿入したことを特徴とするごみ焼
    却灰のプラズマ溶融炉。
  3. 【請求項3】 炉内雰囲気を大気圧より僅かに負圧の還
    元性雰囲気とするごみ焼却灰のプラズマ溶融炉におい
    て、炉壁の所要位置に設けた灰投入口から炉の気密性を
    十分に保持してごみ焼却灰を炉内に押し込む灰投入装置
    を炉壁の外側に設け、炉壁の所要位置に排ガス口を上部
    に併設した出滓口を設け、上記排ガス口にこれからブロ
    アによる吸引によって排出される排ガスを上方へ導く煙
    道を連設し、前記出滓口にこれから排出される溶融灰を
    気密性を十分に保持して水槽へ導く樋を連設したことを
    特徴とするごみ焼却灰のプラズマ溶融炉。
  4. 【請求項4】 炉内雰囲気を大気圧より僅かに負圧の還
    元性雰囲気とするごみ焼却灰のプラズマ溶融炉におい
    て、炉壁の所要位置に設けた灰投入口から炉の気密性を
    十分に保持してごみ焼却灰を炉内に押し込む灰投入装置
    を炉壁の外側に設け、炉蓋にプラズマトーチを気密保持
    手段により十分気密に挿入し、炉壁の所要位置に排ガス
    口を上部に併設した出滓口を設け、上記排ガス口にこれ
    からブロアによる吸引によって排出される排ガスを上方
    へ導く煙道を連設し、前記出滓口にこれから排出される
    溶融灰を気密性を十分に保持して水槽へ導く樋を連設し
    たことを特徴とするごみ焼却灰のプラズマ溶融炉。
  5. 【請求項5】 前記灰投入装置の気密保持手段が、ホッ
    パーの下部に連設した仕切室内の上、下部を気密かつ開
    閉可能に仕切るダンパーと、仕切室の下部に一端、他端
    を灰投入口に気密に連設すると共に、押し板を往復移動
    可能に内装した押出し室の灰投入口側を気密かつ開閉可
    能に仕切る仕切り板とからなることを特徴とする請求項
    1、2、3又は4記載のごみ焼却灰のプラズマ溶融炉。
  6. 【請求項6】 前記仕切室及び押出し室内に、N2 ガス
    が注入されていることを特徴とする請求項5記載のごみ
    焼却灰のプラズマ溶融炉。
  7. 【請求項7】 前記炉蓋とプラズマトーチの気密保持手
    段が、炉蓋に設けたトーチ挿入穴とこれに挿入したプラ
    ズマトーチとの間に介装された絶縁性のグランドパッキ
    ンであることを特徴とする請求項2、4、5又は6記載
    のごみ焼却灰のプラズマ溶融炉。
  8. 【請求項8】 前記樋の気密保持が、気密なダクト状に
    設けた樋の下端部の水槽内の水に対する浸漬であること
    を特徴とする請求項3、4、5、6又は7記載のごみ焼
    却灰のプラズマ溶融炉。
JP6218160A 1994-08-19 1994-08-19 ごみ焼却灰のプラズマ溶融炉 Expired - Lifetime JP3050756B2 (ja)

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JP2004205188A (ja) * 2002-11-07 2004-07-22 Tokyo Elex Kk 廃棄物の処理方法及び処理装置
JP2020060376A (ja) * 2018-10-05 2020-04-16 Jfeエンジニアリング株式会社 クリアランス金属の製造方法

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