JPH0861525A - ポペット形方向切換弁 - Google Patents

ポペット形方向切換弁

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JPH0861525A
JPH0861525A JP20164194A JP20164194A JPH0861525A JP H0861525 A JPH0861525 A JP H0861525A JP 20164194 A JP20164194 A JP 20164194A JP 20164194 A JP20164194 A JP 20164194A JP H0861525 A JPH0861525 A JP H0861525A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 正圧流体と負圧流体のいずれが使用される場
合でも適正な圧力バランスとなるようにして流体の流れ
の切り換えを行い得るようにする。 【構成】 弁ハウジング12には弁軸25を軸方向に摺
動自在に案内する弁孔15と、これに連通する機器接続
ポート18と、常開側ポート23と、常閉側ポート24
とが形成されている。弁軸25には、第1弁座16を開
閉する第1ポペット弁31と第1弁室21を区画する第
1ダイヤフラム33とが設けられ、第2弁座17を開閉
する第2ポペット弁32と第2弁座22を区画する第2
ダイヤフラム34とが設けられている。それぞれのダイ
ヤフラム33,34の内側と外側には負圧用受圧面積設
定内周面41a,42aと正圧用受圧面積設定内周面4
3a,44aが設けられている。負圧用受圧面積設定内
周面41a,42aの径は正圧用受圧面積設定内周面4
3a,44aの径よりも大きく形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソレノイドにより作動す
るポペット形方向切換弁に関し、特にソレノイドにより
作動され3ポートを有する2位置切換式の方向切換弁に
関する。
【0002】
【従来の技術】圧縮空気、加圧液体あるいは負圧空気な
どの流体を供給する流体圧供給源と、これらの流体によ
り作動する流体圧作動機器とを結ぶ流体供給路に流体の
流れを切り換える切換弁を設けることにより、流体圧作
動機器の作動を制御するようにしている。
【0003】たとえば、図1(a)に示す流体圧回路
は、空気圧供給源1aとここから供給される圧縮空気に
より作動する流体圧作動機器としての単動形のシリンダ
2aとを結ぶ空気供給路3aを有しており、この空気供
給路3aには切換弁4aが設けられ、この切換弁4aは
ソレノイドに通電がなされないときには、空気供給路3
aが閉塞されるような常閉式となっている。
【0004】図1(b)は薬液供給源1bからの加圧液
体を薬液塗布ノズル2bに薬液供給路3bを介して供給
するようにした流体圧回路を示しており、この薬液供給
路3bに設けられた切換弁4bは常開式となっており、
この切換弁4bのソレノイドに通電がなされないときに
は、薬液供給路3bは開放された状態となって薬液塗布
ノズル2bから薬液が塗布される。
【0005】図1(c)は負圧供給源1cとバキューム
カップ2cとこれらを結ぶ負圧供給路3cとを有する流
体圧回路を示す図であり、この負圧供給路3cには常閉
式の切換弁4cが設けられ、この切換弁4cに通電がな
されないときには、負圧供給路3cは閉塞された状態と
なる。図示しないワークをバキュームカップ2cに接触
させた状態でソレノイドに通電すると、ワークは負圧状
態となったバキュームカップ2cに吸着される。
【0006】図1(a)に示すように、常閉式の切換弁
4aにおける弁体に作用する流体の圧力をバランスさせ
るようにしたタイプのポペット形方向切換弁としては、
たとえば、特公平5−43914号公報に示されるよう
なものがある。この公報に記載された切換弁は、入力ポ
ートに連通された弁室を弁体とダイヤフラムとにより形
成するようにし、しかも弁体の受圧面積とダイヤフラム
の受圧面積とを等しくして弁体に作用する力をバランス
するようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、同一構
造の切換弁を用いて正圧を制御する場合と負圧を制御す
る場合とのいずれにも適用し得るようにするには、使用
される正圧は大気圧に対して大きな圧力差を有する半
面、負圧の制御に使用される場合にはその負圧は大気圧
に比して圧力差があまりないので、弁体に作用する流体
の圧力バランスを相違させてもソレノイドのプランジャ
吸引力を上昇させる必要はない。
【0008】一般に負圧つまり真空の切換弁は高いシー
ル性が要求されるため、負圧側のダイヤフラム受圧径を
大きくし、敢えて主軸のバランスを崩すことで自己シー
ル性を向上させて安定した切り換えを行うことができ
る。このため、前記公報に記載された切換弁では正圧流
体の切り換え制御と負圧流体の切り換え制御との両方を
小さな主軸駆動力で円滑に行うことができない。
【0009】本発明の目的は、正圧の流れを切り換え制
御する場合でも負圧の流れを切り換え制御する場合で
も、弁の切り換えに必要な主軸駆動力を最小にして、流
体の流れの切り換えを行い得るようにすることにある。
【0010】本発明の前記ならびにその他の目的と新規
な特徴は、本明細書の記述および添付図面から明らかに
なるであろう。
【0011】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち、代表的なものの概要を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0012】すなわち、本発明のポペット形方向切換弁
は、弁軸が軸方向に移動自在に装着された弁孔が形成さ
れた弁ハウジングを有し、この弁ハウジングには弁孔に
連通する機器接続ポートと、弁孔に第1弁室を介して接
続される常開側ポートと第2弁室を介して接続される常
閉側ポートとが形成されている。弁軸の一端部には第1
弁座を開閉する第1ポペット弁と第1弁室を区画する第
1ダイヤフラムが設けられ、他端部には第2弁座を開閉
する第2ポペット弁と第2弁座を区画する第2ダイヤフ
ラムが設けられている。それぞれのダイヤフラムの内側
には負圧用受圧面積設定内周面が設けられ、外側には正
圧用受圧面積設定内周面が設けられている。そして、そ
れぞれの負圧用受圧面積設定内周面の内径はそれぞれの
正圧用受圧面積設定リングの内径よりも大きく形成され
ている。
【0013】そして、弁孔の内径をS、それぞれの弁室
内における弁軸の外径をT、それぞれの正圧用受圧面積
設定内周面の内径をdおよびそれぞれの負圧用受圧面積
設定内周面の内径をDとすると、D>d>S>Tとなる
ようにそれぞれの径が設定されている。
【0014】
【作用】前記した構成を有することから、常開側ポート
と常閉側ポートのいずれに正圧の流体を供給するように
しても、それぞれのダイヤフラムとポペット弁には弁軸
を軸方向に作用させるような圧力が加わらないので、高
い正圧の流体を供給させても、円滑に弁軸をソレノイド
への通電により作動させることができ、弁軸を小さな推
力で作動させることができる。
【0015】一方、常開側ポートと常閉側ポートのいず
れに負圧の流体を供給するようにしても、それぞれのダ
イヤフラムには正圧の場合に比してより広い面積の部分
に大気圧が作用してこれがポペット弁を弁座に密着させ
る方向の推力となり、密着力を確保することができる。
しかも、負圧が使用される場合には大気圧との差は正圧
の流体が使用される場合に比して小さいので、弁軸をソ
レノイドにより作動させる際の推力を小さくして、安定
したポペット弁の弁座シート力を確保することができ
る。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細
に説明する。
【0017】図2は本発明の一実施例であるポペット形
方向切換弁を示す図である。この切換弁10はソレノイ
ド部11と弁ハウジング12とを有しており、弁ハウジ
ング12は中央部13とキャップ部14とから構成され
ている。弁ハウジング12内には、弁孔15が形成され
ており、この弁孔15の一端部には第1弁座16が形成
され、他端部には第2弁座17が形成されている。
【0018】弁ハウジング12には、図1に示したシリ
ンダ2a、薬液塗布ノズル2bおよびバキュームカップ
2cなどの流体圧作動機器が接続される機器接続ポート
18が形成されており、この機器接続ポート18は弁孔
15にその内周壁の部分で開口されている。
【0019】弁ハウジング12には、弁孔15に連通す
る第1弁室21が第1弁座16側に位置させて形成され
ており、弁孔15に連通する第2弁室22が第2弁座1
7側に位置させて形成されている。第1弁室21には常
開側ポート23が連通されており、第2弁室22には常
閉側ポート24が連通されている。
【0020】弁孔15内には弁軸25つまり弁駆動用の
主軸が軸方向に摺動自在に装着されており、この弁軸2
5は第1弁軸部26と第2弁軸部27とにより形成され
ている。第1弁軸部26に形成された嵌合孔26a内に
第2弁軸部27に形成された嵌合突起27aを嵌合させ
ることにより、弁軸25が形成される。ただし、両方の
弁軸部26,27を相互にねじ結合するようにしても良
い。
【0021】キャップ部14と弁軸25との間には圧縮
コイルばね28が装着されており、このばね28によっ
て弁軸25には、これの一端部に向かう方向つまりソレ
ノイド部11に向かう方向のばね力が付勢されている。
【0022】弁軸25には第1弁室21と第2弁室22
の位置にそれぞれ環状の突起部26b,27bが形成さ
れており、それぞれの突起部26b,27bにゴムの層
を被覆することにより、第1ポペット弁31と第2ポペ
ット弁32とが形成されている。したがって、ソレノイ
ド部11が作動しないときには、ばね28によって弁軸
25はソレノイド部11側に移動して第2ポペット弁3
2が弁座17に接触し、常閉側ポート24と弁孔15と
の連通が閉じられる。このときには、第1ポペット弁3
1は弁座16から離れて常開側ポート23と弁孔15と
が連通状態となる。
【0023】一方、ソレノイド部11を作動させると、
ばね28のばね力に抗して弁軸25はキャップ部14側
に移動することになり、これにより、第1ポペット弁3
1が第1弁座16に接触して常開側ポート23が閉じら
れ、同時に、第2ポペット弁32が第2弁座17から離
れて常閉側ポート24が開かれる。
【0024】弁軸25のソレノイド部11側には、ゴム
製の第1ダイヤフラム33が設けられており、このダイ
ヤフラム33は第1ポペット弁31と一体に形成されて
いる。また、弁軸25のキャップ部14側にはゴム製の
第2ダイヤフラム34が設けられており、このダイヤフ
ラム34は第2ポペット弁32と一体に形成されてい
る。それぞれのポペット弁31,32とダイヤフラム3
3,34とを繋ぐ部分は円筒形状となって弁軸25の一
部を構成しており、その部分はそれぞれの弁室21,2
2内に露出している。そして露出した部分が弁軸25の
外周面となっている。
【0025】第1ダイヤフラム33によってその内側の
第1弁室21と外側の大気圧室35とが区画されてお
り、大気圧室35は図示しない流路によって外部に連通
されている。また、第2ダイヤフラム34によってその
内側の第2弁室22と外側の大気圧室36とが区画され
ており、大気圧室36はキャップ部14に形成された流
路37により外部に連通されている。
【0026】図示する場合には弁ハウジング12には第
1ダイヤフラム33の内側に位置させて負圧用受圧面積
設定リング41が着脱自在に設けられ、この内周面が負
圧用受圧面積設定内周面41aとなっている。第2ダイ
ヤフラム34の内側に位置させて負圧用受圧面積設定リ
ング42が着脱自在に設けられており、この内周面が負
圧用受圧面積設定内周面42aとなっている。ただし、
これらのリング41,42の部分を弁ハウジング12と
一体に形成するようにしても良い。
【0027】また、弁ハウジング12には第1ダイヤフ
ラム33の外側に位置させて正圧用受圧面積設定リング
43が着脱自在に設けられ、第2ダイヤフラム34の外
側に位置させて正圧用受圧面積設定リング44が着脱自
在に設けられており、それぞれのリング43,44の内
周面は正圧用受圧面積設定内周面43a,44aとなっ
ている。
【0028】それぞれの負圧用受圧面積設定リング4
1,42の内径をφDとし、それぞれの正圧用受圧面積
設定リング43,44の内径をφdとし、弁孔15の内
径をφSとし、弁軸25の弁室21,22内における外
径をφTとすると、これらの寸法は、D>d>S>Tの
関係となるように設定されている。
【0029】ソレノイド部11にはコイル51が巻き付
けられたボビン52を有し、ボビン52の先端部内には
固定コア53が取り付けられ、ボビン52の後端部には
可動コア54が軸方向に摺動自在に設けられている。こ
の可動コア54には固定コア53を貫通して作動ロッド
55が設けられ、この作動ロッド55によって弁軸25
が駆動されるようになっている。
【0030】図2に示す切換弁10を図1(a)に示す
切換弁4aとして用いて、空気圧供給源1aからの圧縮
空気を単動形のシリンダ2aに供給するために使用する
場合には、機器接続ポート18にシリンダ2aを、そし
て常閉側ポート24に空気圧供給源1aをそれぞれ空気
供給路3aを介して接続する。シリンダ2a内のピスト
ンを駆動する際には、ソレノイド部11のコイル51に
通電すると、弁軸25はキャップ部14側に駆動され
て、第2ポペット弁32は第2弁座17から離れ、第1
ポペット弁31は第1弁座16に接触する。これによ
り、空気圧供給源1aからの圧縮空気がシリンダ2a内
に弁孔15および機器接続ポート18を介して供給され
る。
【0031】一方、通電を解くと第2弁座17は第2ポ
ペット弁32により閉塞され、第1ポペット弁31が第
1弁座16から離れるので、シリンダ2a内の流体は常
開側ポート23を介して外部に排出される。
【0032】コイル51に通電して弁軸25を駆動する
際には、第2弁室22内には常閉側ポート24に供給さ
れている空気圧が作用しているが、弁軸25を軸方向に
付勢させる第2弁室22内の流体圧は第2ダイヤフラム
34に作用する面積と第2ポペット弁32により第2弁
座16に作用する面積によって設定されることになり、
その第2ダイヤフラム34に作用する面積が正圧用受圧
面積設定リング44の内周面44aによって設定される
ことから、流体圧により弁軸25に作用する力をバラン
スさせて、常閉側ポート24へのどのような印加圧に対
しても第2弁室22内における流体が第2ポペット弁3
2を第2弁座17から離す方向に作用する推力を小さく
しかつ第2ポペット弁32の閉塞力を充分に確保するこ
とができる。これにより、弁軸25を作動させるには、
ばね28の付勢力に抗して弁軸25を作動させることが
できる程度の推力を加えるようにすれば良く、コイル5
1に大電流を流すことなく、大容量の流体の流れを切換
制御することができる。
【0033】このことは、図1(b)に示すように、薬
液の流れを制御するための切換弁4bとして図2に示す
切換弁10を使用する場合にも同様である。その場合に
は、常開側ポート23に薬液供給源1bを接続するよう
しても良く、常閉側ポート24に接続するようにしても
良い。
【0034】また、図2に示す切換弁10を図1(c)
に示すようにバキュームカップ1cの作動を制御するた
めに使用する場合には、たとえば常閉側ポート24に負
圧供給源1cを接続する。この場合には第2ポペット弁
32が第2弁座17を閉じた状態において、大気圧室3
6の大気が第2ダイヤフラム34に対して直径φDの範
囲に作用することから、第2弁室22内の負圧が第2ポ
ペット弁32を閉じる方向に付加的に作用する。
【0035】使用される負圧は正圧が使用される場合に
比して大気圧との差が小さいので、第2ポペット弁32
を開くために弁軸25を駆動する推力を大きくすること
なく、しかも第2弁室22内の負圧力が第2ポペット弁
32を第2弁座17に圧接する方向に作用することか
ら、負圧空気の漏れを防止することができる。このこと
は、負圧供給源1cを常開側ポート23に接続するよう
にして切換弁を使用する場合も同様である。
【0036】以上、本発明者によってなされた発明を実
施例に基づき具体的に説明したが、本発明は前記実施例
に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲
で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0037】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち、代
表的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、
以下のとおりである。
【0038】(1).同一の構造の切換弁によって正圧の流
体と負圧の流体のいずれが使用される場合であっても、
流路の切り換えを確実に行うことができる。
【0039】(2).また、正圧の流体と負圧の流体のいず
れが使用される場合であっても、軸孔の内径を大きくし
て大容量の流体を流しても、弁軸を少ない推力で作動さ
せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)〜(c)はそれぞれ流体圧作動機器と流
体圧源との接続状態を示す流体圧回路図である。
【図2】本発明の一実施例であるポペット形方向切換弁
を示す断面図である。
【符号の説明】
1a 空気圧供給源(流体圧供給源) 1b 薬液供給源(流体圧供給源) 1c 負圧供給源(流体圧供給源) 2a シリンダ(流体圧作動機器) 2b 薬液塗布ノズル(流体圧作動機器) 2c バキュームカップ(流体圧作動機器) 3a 空気供給路(流体供給路) 3b 薬液供給路(流体供給路) 3c 負圧供給路(流体供給路) 4a,4b,4c 切換弁 10 切換弁 11 ソレノイド部 12 弁ハウジング 13 中央部 14 キャップ部 15 弁孔 16 第1弁座 17 第2弁座 18 機器接続ポート 21 第1弁室 22 第2弁室 23 常開側ポート 24 常閉側ポート 25 弁軸 26 第1弁軸部 27 第2弁軸部 28 ばね 31 第1ポペット弁 32 第2ポペット弁 33 第1ダイヤフラム 34 第2ダイヤフラム 35,36 大気圧室 37 流路 41,42 負圧用受圧面積設定リング 43,44 正圧用受圧面積設定リング 51 コイル 52 ボビン 53 固定コア 54 可動コア 55 作動ロッド

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 弁孔、この弁孔に連通し流体圧作動機器
    が接続される機器接続ポート、前記弁孔に第1弁室を介
    して連通自在となった常開側ポートおよび前記弁孔に第
    2弁室を介して連通自在となった常閉側ポートを有する
    弁ハウジングと、 前記弁孔の一端部に形成された第1弁座を開閉する第1
    ポペット弁および前記弁孔の他端部に形成された第2弁
    座を開閉する第2ポペット弁を有し、前記弁孔内に軸方
    向に移動自在に装着された弁軸と、 前記第1ポペット弁を開き前記第2ポペット弁を閉じる
    方向に付勢されたばね力に抗して、前記第1ポペット弁
    を閉じ前記第2ポペット弁を開く方向に前記弁軸を作動
    するソレノイド部と、 前記弁軸の両端部にそれぞれ設けられ、前記第1弁室を
    区画する第1ダイヤフラムおよび前記第2弁室を区画す
    る第2ダイヤフラムと、 前記それぞれの第1および第2ダイヤフラムの内側に形
    成された負圧用受圧面積設定内周面と、 前記それぞれの第1および第2ダイヤフラムの外側に形
    成された正圧用受圧面積設定内周面とを有し、 前記それぞれの負圧用受圧面積設定内周面の内径を前記
    それぞれの正圧用受圧面積設定内周面の内径よりも大き
    く形成したことを特徴とするポペット形方向切換弁。
  2. 【請求項2】 前記弁孔の内径をS、それぞれの前記弁
    室内における前記弁軸の外径をT、それぞれの正圧用受
    圧面積設定内周面の内径をd、およびそれぞれの負圧用
    受圧面積設定内周面の内径をDとすると、D>d>S>
    Tとなるようにそれぞれの径を設定したことを特徴とす
    る請求項1記載のポペット形方向切換弁。
  3. 【請求項3】 前記それぞれの負圧用受圧面積設定内周
    面と前記それぞれの正圧用受圧面積設定内周面とを、そ
    れぞれリングにより形成し、それぞれを内径が相違した
    ものに交換自在に装着するようにしたことを特徴とする
    請求項1または2記載のポペット形方向切換弁。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103851226A (zh) * 2014-03-24 2014-06-11 武汉理工大学 高速大流量自复位电磁阀
CN112275052A (zh) * 2019-07-25 2021-01-29 Smc株式会社 过滤器装置

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