JP2004011680A - 三方切換弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】弁機構がコンパクトで高圧の流体の流路切り換えができ、流体の内部リークがないパイロット作動式の三方切換弁を目的とする。
【解決手段】主弁体5、ピストン14およびソレノイドをそれぞれ1つで構成して、弁機構をコンパクトにした。パイロット弁体20を含むソレノイド駆動のパイロット弁が、ピストン14の調圧室に通路22を介して入口ポート2の高圧を導入したり、通路24,25、弁体26,29を含む2つの逆止弁、通路31,32を介して流体が流れていない側の第1または第2出口ポート3,4の低圧を導入して、主弁を切り換える構成にした。主弁の切り換え時にピストン14の調圧室またはパイロット弁の低圧側の圧力を、主弁体5が閉じている側の低圧の第1または第2出口ポートに逃がすが、切り換わった後は、流体の流れはなく、主弁の切り換わり状態を維持するための流体の微少漏れもない。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は三方切換弁に関し、特に流体の流路を電磁作動によって切り換える三方切換弁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来より、供給源から供給された流体の流れを2つの出口に振り分けるように動作する三方切換弁が知られている。三方切換弁は、2つの弁座を有し、一方が閉じているときには他方は開いているという動作をするが、その動作は、弁体をソレノイドで駆動したり、モータで駆動したり、あるいは流体の圧力差を利用したりしている。ソレノイド式のものでは、2つのソレノイドを設けてそれらが2つの弁体を交互に駆動する構成のものがある。また、圧力差を利用するタイプは、ポンプの吐出側と吸引側との圧力の差が弁体もしくは弁体を駆動する部分に導入する必要があり、従来の三方切換弁には、キャピラリチューブをポンプの吸引側に接続して差圧を作るようにしたものがある。
【0003】
これに対し、弁機構をコンパクトにするため、1つのソレノイドを有し、かつ外部にチューブを持たない構成の三方切換弁がたとえば特開平4−312276号公報で公知である。この三方切換弁は、同一軸線上にソレノイドと2つの弁体とを配置し、ダイヤフラム式のパイロット機構を用いた三方電磁弁を構成している。ソレノイドの非通電時は、プランジャに設けられたパイロット弁体がスプリング力によりパイロット弁孔を閉じることでソレノイド側の弁体を閉じるとともにソレノイドと反対側の弁体を開け、逆に、ソレノイドの通電時は、パイロット弁を開けることでダイヤフラム室の圧力を開こうとする弁体の下流側に逃がし、供給された流体の圧力によってソレノイド側の弁体を開くとともにソレノイドと反対側の弁体を閉じるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記のような三方切換弁は、パイロット機構にダイヤフラムを用いているため、特に非常に高い圧力の流体の流れを切り換えるのに使用しようとする場合に耐久性の点で問題があり、2つの弁体を連動して開閉するために2つの出口通路を隔てている隔壁を貫通して駆動シャフトが設けられているが、その駆動シャフトを摺動自在に保持している部分にて流体の微少リークが発生するといった問題点がある。
【0005】
本発明はこのような点に鑑みてなされたものであり、弁機構がコンパクトで高圧の流体の流路切り換えを行うことができ、かつ、流体の内部リークがないパイロット作動式の三方切換弁を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明では上記問題を解決するために、入口ポートに導入された流体を第1出口ポートまたは第2出口ポートに流すように切り換える三方切換弁において、前記入口ポートを前記第1出口ポートまたは前記第2出口ポートに連通するように切り換える主弁と、前記主弁の主弁体を駆動して前記主弁の切り換えを行うピストンと、前記ピストンの調圧室を高圧または低圧にするように切り換えを行うパイロット弁と、前記パイロット弁のパイロット弁体を駆動して前記パイロット弁の切り換えを行うソレノイドと、前記パイロット弁の低圧側を前記主弁によって閉じられている前記第1出口ポートまたは前記第2出口ポートに連通させる低圧制御弁と、を備えていることを特徴とする三方切換弁が提供される。
【0007】
このような三方切換弁によれば、入口ポートを第1出口ポートまたは第2出口ポートに連通するように切り換える主弁の主弁体、および、この主弁体の切り換え動作を制御するソレノイドをそれぞれ1つで構成したことにより、弁機構がコンパクトになり、かつ、パイロット弁の低圧側を主弁によって閉じられている側の第1出口ポートまたは第2出口ポートに連通させるようにした低圧制御弁を備えていることにより、ピストンの調圧室またはパイロット弁の低圧側を、流体が流出していない低圧の出口ポートに繋がっているだけで、三方切換弁内部での流体の微少漏れはない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明による三方切換弁の内部構造をソレノイドオフ時の状態で示す縦断面図、図2は本発明による三方切換弁の内部構造をソレノイドオン時の状態で示す縦断面図である。
【0009】
三方切換弁は、ボディ1の側面に流体を導入する入口ポート2と、この入口ポート2を挟んで両側に第1出口ポート3および第2出口ポート4とを有している。入口ポート2に連通する空間には主弁体5が配置されている。この主弁体5の図の上方には、これに対向して主弁座6がボディ1と一体に形成されており、図の下方の第2出口ポート4に連通する空間には、上端部に主弁体5に対向する主弁座7を有するキャップ8が配置され、ボディ1の主弁体挿入用の下端開口部を閉止している。主弁体5は、主弁座6,7に着座する部分にリング状の弁シート9,10が設けられている。この弁シート9,10は、着座時のシール性を高めるために柔軟性のある材質で作られており、好ましくは、ポリテトラフルオロエチレン製のシール部材とすることができる。弁シート9,10は、また、主弁座6,7の弁孔の内壁に摺接されたガイド11,12によって主弁体5に保持されている。このガイド11,12は、主弁体5が切り換え動作するときにその軸線方向に移動するのをガイドするとともに、切り換え動作の途中で、入口ポート2が第1出口ポート3と第2出口ポート4とに同時に連通することがないようにするためのものである。キャップ8の中には、主弁体5を図の上方へ付勢するスプリング13が介挿されている。
【0010】
ボディ1は、また、主弁座6の上方にシリンダボアが形成され、その中にピストン14が配置され、そのピストン14は、シャフト15によって主弁体5に接続されている。シリンダボアの上端には、ソレノイド駆動のパイロット弁が設けられている。すなわち、シリンダボアの上端開口部にパイロット弁座16を有するプラグ17およびパイロット弁座18を有するプラグ19が配置され、パイロット弁座16,18の間の空間にはパイロット弁体20とそのパイロット弁体をパイロット弁座18に着座させる方向に付勢するスプリング21とが配置されている。
【0011】
プラグ17は、パイロット弁座16の弁孔が側面に開口されていて、その開口部は、ボディ1に形成された通路22の一端に連通するようになっている。この通路22の他端は、入口ポート2に連通している。プラグ17は、また、パイロット弁体20が配置されている空間とピストン14の調圧室とを連通する通路23を有している。一方、プラグ19は、パイロット弁座18の弁孔がその上部の空間に開口されている。この空間は、ボディ1に形成された通路24に連通している。
【0012】
この通路24は、2つの逆止弁を対向配置した低圧制御弁の真中の部屋に通路25を介して連通している。低圧制御弁は、ボディ1に形成された穴に、弁体26および弁座27からなる逆止弁と、弁座28および弁体29からなる逆止弁とを配置し、その穴の開口端をキャップ30で閉止することによって構成される。各逆止弁の弁体26,29は、それぞれ弁座27,28の弁孔を貫通して延びるシャフトが一体に形成されており、その先端面は互いに当接していて、弁体26,29の一方が弁閉しているときには、シャフトを介して他方が押し開けられるようになっている。弁体26が配置されている空間、すなわち上側の逆止弁の正流れ下流側の空間は、通路31を介して第1出口ポート3に通じる部屋に連通し、弁体29が配置されている空間、すなわち下側の逆止弁の正流れ下流側の空間は、通路32を介して第2出口ポート4に通じる部屋に連通している。
【0013】
パイロット弁を構成するプラグ19の上方には、パイロット弁を駆動するソレノイドが設けられている。ソレノイドは、ボディ1の上部開口部を閉止する蓋を兼ねて一体に形成されたコア33を有し、その上半分は、スリーブ34に嵌入されている。このスリーブ34内には、プランジャ35が遊挿され、スリーブ34の上端部は、キャップ36によって閉止されている。スリーブ34の外側には電磁コイル37が周設され、ヨーク38によって囲繞されている。
【0014】
コア33およびプランジャ35は、その中心の軸線位置に穴が貫通形成されている。プランジャ35の貫通穴は、途中に段差が設けられていて、上方が下方よりも大径になっている。その大径の穴には、ホルダ39と、このホルダ39を段差部に当接する方向に付勢するスプリング40とが収容されている。プランジャ35の小径の穴とコア33の貫通穴には、シャフト41が配置されており、その上端部はホルダ39に当接し、下端部はパイロット弁体20に固定されてパイロット弁座18の弁孔を貫通して延びているシャフト42に当接している。
【0015】
なお、キャップ8,30、プラグ17,19、弁座27,28およびコア33をボディ1に挿入する際に、それぞれOリングによるシールが行われ、ボディ1に形成された通路22,25の開放端は、止め栓43,44によって閉止されている。ピストン14にも、ピストンリング45が周設されて、上部の調圧室と下部の空間との間をシールしている。ただし、ここでのシールは十分なシール性は要求されない。なぜなら、パイロット弁が切り換わってピストン14が動き始めるときにある程度のシール性を持っていればよく、主弁体5を駆動して主弁が切り換わった後は、ピストン14の上部の調圧室と下部の空間とがいずれも第1または第2出口ポート3,4の2次圧と同に圧力になるからである。つまり、この部分のシールには、Vパッキンのような十分なシール性を有するシール材を使わなくてもよいのである。
【0016】
以上の構成の三方切換弁において、電磁コイル37が通電されていないソレノイドオフであって、入口ポート2に流体が導入されていないときには、パイロット弁を駆動するソレノイド力が生じないので、パイロット弁体20は、スプリング21によって図の上方へ押し上げられ、パイロット弁座18に着座している。これにより、パイロット弁の上側が閉じ、下側が開くことになる。したがって、ピストン14の上部の調圧室は、通路22およびパイロット弁を通じて連通していることになる。また、主弁体5は、スプリング13によって上方へ押し上げられていて、入口ポート2と第1出口ポート3との間は遮断され、入口ポート2と第2出口ポート4との間は連通している。
【0017】
ここで、入口ポート2に流体が導入されると、その流体は、最初は、開いている第2出口ポート4へ流れるが、その流体の圧力が通路22およびパイロット弁を介してピストン14の上部の調圧室に導入されるので、調圧室は高圧になる。ピストン14は、有効受圧面積が主弁体5よりも大きく設計されているので、ピストン14および主弁体5にかかる圧力差によって、ピストン14が下に押し下げられ、その結果、主弁体5も下に押し下げられ、図1に示した状態になる。したがって、入口ポート2は第1出口ポート3と連通して、入口ポート2に導入された流体は第1出口ポート3へと流れることになる。これにより、ピストン14の上下面には同じ圧力がかかるため、ピストン14の駆動力はなくなり、主弁体5は、導入された流体の1次圧により押し下げられて、図1に示した状態を維持する。このとき、低圧制御弁の上側の逆止弁の弁体26が通路31を介して第1出口ポート3へ流れる流体の圧力を受け、弁座27に着座して弁閉する。この弁閉動作に連動して弁体29が下に押し下げられ、開弁する。これによって、閉じている側のパイロット弁の下流側は、通路24,25,32を介して第2出口ポート4と連通していることになる。
【0018】
この状態で、次に、電磁コイル37が通電されるソレノイドオンの状態になると、まず、プランジャ35がコア33に吸引されて吸着される。これに連れて、ホルダ39がスプリング40の付勢力によってプランジャ35内の段差部に向かって押し下げられる。これとともにホルダ39がシャフト41を押し下げ、パイロット弁体20に固定されたシャフト42を押し下げる。その結果、パイロット弁体20は、スプリング21の付勢力に抗して下方へ押し下げられ、下側のパイロット弁座16に着座する。つまり、パイロット弁体20は、プランジャ35の吸引動作によって下側のパイロット弁座16に着座するが、その後は、プランジャ35内のスプリング40の付勢力によって下側のパイロット弁座16への着座状態が維持されている。これにより、パイロット弁の上側が開き、下側が閉じることになる。
【0019】
したがって、ピストン14の上部の調圧室は、パイロット弁、通路24,25および下側の逆止弁を通じて閉塞している側の第2出口ポート4に連通することになるので、調圧室内の流体が第2出口ポート4へ流れるようになり、調圧室の圧力が低下する。調圧室の圧力が低下することで、ピストン14は、第1出口ポート3における2次圧によって押し上げられ、主弁体5を引っ張り上げる。
【0020】
このとき、まず、弁シート10が主弁座7から離れるが、下側のガイド12が弁孔を塞いでいるため、主弁の下側は、まだ、閉じたままである。さらに主弁体5が上昇すると、上側のガイド11が主弁座6の弁孔に進入して主弁の上側も閉じる。これにより、入口ポート2は閉塞されるので、第1出口ポート3および第2出口ポート4の両方に同時に流体が流れ出ることはない。さらに主弁体5が上昇すると、下側のガイド12が弁孔から抜け出ることによって主弁の下側が開き、入口ポート2の流体が第2出口ポート4へ流出するようになる。
【0021】
このとき、ピストン14の上部の調圧室が低圧、主弁体5には入口ポート2の流体圧力がかかっているため、その差圧で主弁体5が押し上げられる。また、第2出口ポート4の圧力が高くなることで、その圧力が通路32を介して下側の逆止弁に導入されるため、下側の逆止弁の弁体29がその圧力を受け、弁座28に着座して弁閉する。この弁閉動作に連動して上側の逆止弁の弁体26が押し上げられ、開弁する。これによって、ピストン14の上部の調圧室は、パイロット弁、通路24、上側の逆止弁、通路31を介して第1出口ポート3と連通することで、常に低圧に維持されることになる。ただし、この場合、ピストン14の上部の調圧室の圧力を切り換え時に逃がしているだけで、切り換え完了後においては流体の流れはない。そして、上側の弁シート9が上側の主弁座6に着座することで、主弁の切り換えが完了し、三方切換弁は、図2に示した状態になる。
【0022】
再度、ソレノイドオフになると、パイロット弁体20は、スプリング21によってパイロット弁座18に着座し、パイロット弁の上側が閉じ、下側が開く。これにより、ピストン14の上部の調圧室は、通路22およびパイロット弁を通じて流体の1次圧が導入され、ピストン14が下に押し下げられて主弁体5も下に押し下げられる。この切り換え過程においても、まず、弁シート9が主弁座6から離れるが、上側のガイド11が弁孔を塞いでいるため、主弁の上側は、まだ、閉じたままである。さらに主弁体5が降下すると、下側のガイド12が主弁座7の弁孔に進入して主弁の下側も閉じて、入口ポート2は閉塞され、第1出口ポート3および第2出口ポート4の両方に同時に流体が流れ出ることはない。さらに主弁体5が降下すると、上側のガイド11が弁孔から抜け出ることによって主弁の上側が開き、図1に示した状態になって、入口ポート2の流体が第1出口ポート3へ流出するようになる。このとき、低圧制御弁の上側の逆止弁の弁体26が通路31を介して第1出口ポート3へ流れる流体の圧力を受け、弁座27に着座して弁閉する。この弁閉動作に連動して弁体29が下に押し下げられ、開弁する。これによって、閉じている側のパイロット弁の下流側は、通路24,25,32を介して閉じている側の第2出口ポート4と連通して、低圧を維持することになる。ただし、この場合、閉じている側のパイロット弁の下流側圧力を切り換え時に逃がしているだけであって、切り換え完了後においては、逆止弁を通じての流体の流れはない。
【0023】
なお、以上の実施の形態では、シール性を高めるために設けた弁シートは主弁体に設けたが、主弁座の側に設けてもよい。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、主弁体、ピストンおよびソレノイドをそれぞれ1つで構成した。これにより、弁機構をコンパクトにすることができる。また、パイロット弁の低圧側を主弁によって閉じられている側の出口ポートに連通させるようにした低圧制御弁を設ける構成にした。これにより、主弁の切り換え時には、ピストンの調圧室またはパイロット弁の低圧側を、流体が流出していない低圧の出口ポートに繋がって圧力を低圧側に逃がすが、切り換わった後は、単に繋がっているだけで、流体の流れはなく、したがって、主弁の切り換わり状態を維持するための流体の微少漏れはない。また、低圧制御弁を構成する2つの逆止弁は、流体が流出している高圧の出口ポートの圧力を受けて切り換わるので、そのためのアクチュエータを必要としない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による三方切換弁の内部構造をソレノイドオフ時の状態で示す縦断面図である。
【図2】本発明による三方切換弁の内部構造をソレノイドオン時の状態で示す縦断面図である。
【符号の説明】
1 ボディ
2 入口ポート
3 第1出口ポート
4 第2出口ポート
5 主弁体
6,7 主弁座
8 キャップ
9 弁シート
9,10 弁シート
11,12 ガイド
13 スプリング
14 ピストン
15 シャフト
16 パイロット弁座
17 プラグ
18 パイロット弁座
19 プラグ
20 パイロット弁体
21 スプリング
22,23,24,25 通路
26 弁体
27,28 弁座
29 弁体
30 キャップ
31,32 通路
33 コア
34 スリーブ
35 プランジャ
36 キャップ
37 電磁コイル
38 ヨーク
39 ホルダ
40 スプリング
41,42 シャフト
43,44 止め栓
45 ピストンリング

Claims (8)

  1. 入口ポートに導入された流体を第1出口ポートまたは第2出口ポートに流すように切り換える三方切換弁において、
    前記入口ポートを前記第1出口ポートまたは前記第2出口ポートに連通するように切り換える主弁と、
    前記主弁の主弁体を駆動して前記主弁の切り換えを行うピストンと、
    前記ピストンの調圧室を高圧または低圧にするように切り換えを行うパイロット弁と、
    前記パイロット弁のパイロット弁体を駆動して前記パイロット弁の切り換えを行うソレノイドと、
    前記パイロット弁の低圧側を前記主弁によって閉じられている前記第1出口ポートまたは前記第2出口ポートに連通させる低圧制御弁と、
    を備えていることを特徴とする三方切換弁。
  2. 前記低圧制御弁は、正流れ下流側の空間を前記第1出口ポートおよび前記第2出口ポートに連通し、正流れ上流側の共通の空間を前記パイロット弁の低圧側に連通した対向配置の2つの逆止弁を有し、前記逆止弁は、それぞれの弁座の弁孔を貫通して同一軸線上に延びるシャフトが一体に形成され、前記シャフトの先端面は互いに当接していて、前記主弁が開いている側の前記第1出口ポートまたは前記第2出口ポートの圧力を受けて一方が弁閉しているときに前記シャフトを介して他方が押し開けられるようになっている弁体を有していることを特徴とする請求項1記載の三方切換弁。
  3. 前記主弁を前記ピストンが設けられている方向へ付勢するスプリングを備えていることを特徴とする請求項1記載の三方切換弁。
  4. 前記主弁は、着座する部分の主弁体または主弁座に柔軟性のあるシール材を有していることを特徴とする請求項1記載の三方切換弁。
  5. 前記主弁は、各主弁座の弁孔に摺動自在に保持されて切り換え動作するときに主弁体の切り換え動作をガイドするとともに、前記主弁体の切り換え動作途中に前記主弁孔を同時に閉塞して前記入口ポートが前記第1出口ポートと前記第2出口ポートとに同時に連通しないようにしたガイドを有していることを特徴とする請求項1記載の三方切換弁。
  6. 前記パイロット弁は、前記ピストンの調圧室と前記入口ポートとの間および前記調圧室と前記低圧制御弁との間の一方を連通するとともに他方を閉塞させるパイロット弁体を有していることを特徴とする請求項1記載の三方切換弁。
  7. 前記ソレノイドは、前記パイロット弁と同一軸線上に配置されたスリーブと、前記スリーブの前記パイロット弁側に固定され中心の軸線位置に穴が貫通形成されたコアと、前記パイロット弁と反対側の前記スリーブ内を軸線方向に進退可能に配置され中心の軸線位置に穴が貫通形成されたプランジャと、前記コアおよび前記プランジャの貫通穴の中に配置されて一端が前記パイロット弁を駆動するシャフトと、前記プランジャの貫通穴の中に軸線方向に進退自在に、かつ一端が前記シャフトの他端に当接されるよう配置されたホルダと、前記プランジャの貫通穴の中に配置され、一端が前記ホルダの他端に当接され他端が前記プランジャに固定されて前記プランジャがコアに吸着したとき付勢力で前記パイロット弁を駆動するスプリングとを有することを特徴とする請求項1記載の三方切換弁。
  8. 前記ソレノイドのコアは、前記主弁、前記ピストンおよび前記パイロット弁を収容しているボディの開口端を塞ぐ蓋を兼ねた形状を有していることを特徴とする請求項7記載の三方切換弁。
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