JPH086097A - 情報入力装置 - Google Patents

情報入力装置

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JPH086097A
JPH086097A JP6160537A JP16053794A JPH086097A JP H086097 A JPH086097 A JP H086097A JP 6160537 A JP6160537 A JP 6160537A JP 16053794 A JP16053794 A JP 16053794A JP H086097 A JPH086097 A JP H086097A
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JP
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dial
mode
operation mode
input device
information input
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JP6160537A
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English (en)
Inventor
Tetsuro Goto
哲朗 後藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 アナログモードとデジタルモードのいずれも
設定でき、使用状況に応じて切替えて使用できる情報入
力装置を提供する。 【構成】 使用者によって移動操作される操作手段と、
操作手段の絶対位置情報に基づいて条件設定がなされる
第1操作形態と、操作手段の操作前の位置に対する相対
的位置情報に基づいて条件設定がなされる第2操作形態
との、いずれかに操作手段の操作形態を切替る切替手段
と、切替手段の切替状態によって操作形態を判別すると
共に、その操作形態に応じた操作手段の操作位置を検出
して条件設定を行う制御手段とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カメラ等に搭載可能な
情報入力装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明に関わる従来技術を、カメラに搭
載した情報入力装置を例として説明する。
【0003】従来より、例えばカメラのシャッタタイム
などを設定する方式には、アナログ方式とデジタル方式
とが存在している事が知られている。図8は、アナログ
方式の情報入力装置が採用されたカメラの上面図であ
る。カメラ40にはレンズ41が装着され、ファインダ
42から被写体を観察してシャッタボタン43を押すこ
とで露光が行われる。カメラ40には、露光条件の重要
要素であるシャッタタイムの設定に右側のシャッタダイ
アル44が使用され、露出モード設定に左側の露出モー
ドダイアル47が使用されている。
【0004】シャッタダイアル44は指で回転可能であ
り、かつその上面には複数のシャッタタイム値45が印
刷されている。またシャッタダイアル44の左側には指
標46が設けられている。シャッタタイムは、シャッタ
ダイアル44を指で回転させて、所望のシャッタタイム
値45を指標46に合致させることで選択可能である。
露出モードを選択する場合には、上面左側のモードダイ
アル47を使用する。シャッタタイムの設定と同様に、
モードダイアル47上に印刷された複数のモード文字4
9が上側の指標48と合致するように、モードダイアル
47を回転させることで選択することが可能である。
【0005】このようなアナログ方式の長所は、設定さ
れているシャッタタイムあるいは露出モードが、一目で
判読できることである。通常黒地に白字でシャッタタイ
ム値45あるいはモード文字49が印刷されているため
に、コントラストが非常に良く、暗い中での視認性にも
優れているからである。さらに本方式は従来からの操作
方式を継承しているために、シャッタダイアルなど常用
する重要なダイアルの位置は一般的に旧来から変ってい
ないので、異なるカメラあるいは新型化によって内部機
能を変更しても、全く違和感のない操作感が得られる長
所もある。
【0006】図9は、デジタル方式の情報入力装置が採
用されたカメラの上面図である。カメラ50にはレンズ
51が装着され、ファインダ52から被写体を観察して
シャッタボタン53を押すことで露光が行われる。カメ
ラ50の場合、シャッタタイムや露出モードを含む各種
露出条件の設定に、いわゆるコマンドダイアル55を操
作することによる設定確認と、複数のボタン54および
58を操作することによる設定確認には、大型の液晶表
示器(LCD)57が使用されている。カメラ50で
は、以前に設定されているシャッタタイム、絞り値、露
出モードなどは、LCD57上の文字56によってすべ
て表示される。
【0007】例えばシャッタタイムを変更したい場合に
は、複数のボタン54または58中に指定されているシ
ャッタタイム設定ボタンを押しながらコマンドダイアル
55を回転させ、LCD57を観察して所望の値に設定
する事でシャッタタイムを変更することができる。ま
た、露出モードを変更したい場合には、指定の露出モー
ド設定ボタンを押しながら、シャッタタイムと同様にし
て、コマンドダイアル55を回転することで露出モード
を変更することができる。
【0008】このようなデジタル方式の長所は、すべて
のモード設定にも共通してコマンドダイアル55を使用
できるので、設定操作が簡便なことである。また設定値
の情報はすべてLCD57上に表示されているので、設
定操作の時にはモードによって異なる場所を観察する必
要がないし、既に設定されている状況を確認する場合に
も、LCD57上の情報だけで容易に把握する事が可能
となる。また、ボタン54または58を複数用意すれ
ば、その数だけ変更する事が可能なモードを用意でき、
カメラを多機能化することができる。ボタン54および
58は、簡単な構造で済むので比較的コストが安価とな
る長所がある。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図8およ
び図9で説明した2種類のカメラ40および50には、
それぞれ下記のような相反する欠点が存在する。
【0010】図8のカメラ40の短所としては、シャッ
タダイアル44はシャッタタイムの設定にのみ使用さ
れ、モードダイアル47は露出モードの設定にのみ使用
されるので、カメラ40を高機能化するほどダイアル数
が増加する事である。その結果カメラ40自体が大型化
したり、逆にカメラ40を無理に小型するとダイアル類
が小さく成り過ぎて使い難くなったり、あるいは構造上
高価な回転部材の多用でカメラのコストが上昇したりす
る事につながる。
【0011】さらには物理的な制約(大きさの制約)に
よりダイアル上に用意できるシャッタタイムあるいはモ
ードの種類が少ない点がある。例えばシャッタタイムに
ついては一般に1段毎にしか選択できず、1/3段など
の細かい設定は不可能である。
【0012】また設定されている条件を確認する場合に
は、シャッタタイムについては右側のシャッタダイアル
44で確認し、露出モードについては左側のモードダイ
アル47を確認する必要があり、ダイアル数が多いほど
撮影直前にカメラ40の外周を見回す作業が必要とな
り、煩雑となる欠点が存在する。
【0013】一方図9に示したカメラ5の短所として
は、LCD57の物理的性質により、応答性が低い点が
挙げられる。すなわちボタン54または58を速く押し
たり、コマンドダイアル55を速く回した場合には表示
の変化が伴わず、特に低温になるほど操作速度に制約を
強いる欠点が生じる。またLCD57のコントラストが
低い短所、すなわち点灯セグメントと消灯セグメントの
濃度差が小さく、図8のシャッタダイアル44上の印刷
文字ほどの明瞭な識別が不可能である欠点も有する。ま
た長年撮影業に従事し、図8に示した旧来のカメラ40
に慣れた撮影者にとっては、カメラ50の操作性に違和
感を覚えることも報告されている。
【0014】本発明は、上記の問題点に鑑みてなされた
もので、アナログモードとデジタルモードのいずれも設
定でき、使用状況に応じて切替えて使用できる情報入力
装置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の情報入力装置は、使用者によって移動操作
される操作手段と、操作手段の絶対位置情報に基づいて
条件設定がなされる第1操作形態と、操作手段の操作前
の位置に対する相対的位置情報に基づいて条件設定がな
される第2操作形態との、いずれかに操作手段の操作形
態を切替る切替手段と、切替手段の切替状態によって操
作形態を判別すると共に、その操作形態に応じた操作手
段の操作位置を検出して条件設定を行う制御手段とを設
けるようにした。
【0016】
【作用】上記構成の情報入力装置においては、ダイアル
の操作方式をアナログモードとデジタルモードのいずれ
も任意に設定可能となる。例えばカメラに設けられたダ
イアルについてはアナログモード、すなわちダイアル自
体に設定値が記してあり、その絶対回転位置によって条
件設定が可能なモードとなる。また、デジタルモード、
すなわちダイアル自体には表示がなく、その回転方向お
よび回転量による相対位置によって条件設定が可能なモ
ードとなる。このようにアナログモードとデジタルモー
ドのいずれも可能な構成としたので、使用状況に応じて
切替えて使用することが可能となる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0018】図1は、本発明による情報入力装置の一実
施例を示す斜視図である。
【0019】図1において、カメラ1にはレンズ2が装
着され、ファインダ3から被写体を観察してシャッタボ
タン4を押すことで露光が行われる。カメラ1の左側上
面には、本発明に関わるダイアル6およびLCD5が設
けられ、右側上面にはモードダイアル7が設けられてい
る。なお、説明を容易にするために、実施例としてはシ
ャッタタイムの入力方法に関してのみ本発明を適用した
例で説明する。
【0020】ダイアル6は指で回転可能であり、ダイア
ル6の上面に複数のシャッタタイム値が観察できるアナ
ログモードと、LCD5の表示を併用するコマンドダイ
アルとして機能するデジタルモードのいずれかが任意に
選択可能である。アナログモードあるいはデジタルモー
ドの選択は、モードダイアル7の操作によって行われ
る。
【0021】図2は、ダイアル6を示す断面図である。
円柱状のダイアル6の上部には、電気光学素子23と文
字盤34が設けられている。ダイアル6の下部には、ダ
イアル6の回転に連動して回転する複数のブラシ15が
設けられている。ブラシ15は、接点基板36と接触し
て、接点基板36と電気光学素子23とを接続し、ダイ
アル6の回転情報の検知と電気光学素子23への電圧供
給とを行う。電気光学素子23は、その濃度を任意に変
化させることのできる素子であり、透明あるいは不透明
の2状態のうちのいずれかを印加電圧によって選択でき
るものである。
【0022】電気光学素子23としてはLCD(液
晶)、EC(電気着色素子)、PLZT(圧電セラミク
ス)などが使用できる。LCDは、カメラ1のLCD5
と同様の素子である。ECは、応答はLCDに若干劣る
ものの、透明状態での透明度は非常に優れている素子で
ある。PLZTは、高電圧駆動が必要であるが、応答性
に優れた素子である。電気光学素子23は円形の全面パ
ターンに形成され、ほぼ完全な透明状態となって上方か
ら文字盤34を観察可能な状態と、ほぼ完全な不透明状
態となって文字盤34を観察不能とする2状態に、印加
電圧によって設定可能である。
【0023】後述するように、電気光学素子23を透明
状態にした場合には文字盤34が視認可能となるので、
文字盤34に印字された文字(値)の中から所望の条件
値を選択する。このときのダイアル6の回転位置は、絶
対情報として入力される。
【0024】電気光学素子23を不透明状態にした場合
には、LCD5上に表示される条件を見ながらダイアル
6を回転させ、その回転方向で条件の増減方向を入力
し、回転量(回転角)で操作量の入力を行う。このとき
のダイアル6の回転位置は、相対情報として入力され
る。
【0025】ダイアル6の絶対回転情報または相対回転
情報は、接点基板36上の所定の複数パターンを複数の
ブラシ15が回転しながら接地する組合せを変える事で
検出できる。
【0026】図3は、カメラ1の作動制御を行う電気回
路を示すブロック結線図である。本回路は不図示の電池
を電源とし、中枢の制御はCPU17が実行する。CP
U17への入力信号は下記の如くである。
【0027】まず測光手段11は、被写体の明るさを測
定するフォトダイオードから成る公知のセンサ手段であ
り、測光信号がCPU17に入力される。フィルム感度
検出手段12は、装填されたフィルムパトローネの側面
などに付与されたコード信号を読み取るもので、フィル
ム感度情報がCPU17に入力される。スイッチ検出手
段13は、前述のレリーズボタン4およびカメラ1のシ
ーケンス状態を検出するためのタイミングスイッチなど
を含み、カメラ1の状態が情報としてCPU17に入力
される。スイッチ14は、モードダイアル7に連動し、
後述するダイアル6をアナログモードあるいはデジタル
モードのいずれで使用するかの選択信号としてCPU1
7に入力される。
【0028】スイッチ15はダイアル6に連動し、4本
設けられた各々のスイッチ15A〜15Dのオンあるい
はオフの組合せ情報が、CPU17に入力される。スイ
ッチ15A〜15Dのオンオフ状態は、ダイアル6の絶
対回転位置情報あるいは相対回転位置情報を表現する。
本回路例の場合にはスイッチ15を4本すなわち4ビッ
トから成るよう図示したが、ダイアル6がより分解能を
要する場合には、4本以上設けることも可能である。
【0029】
【表1】 表1は、スイッチ15A〜15Dの組合せとそれぞれが
表すシャッタタイムとの関係を示すものである。表1で
は、スイッチ15A〜15Dのオフ状態を1、オン状態
を0、さらにそれらの組合せで構成される値を16進法
で表現した値をNHとして表現してある。アナログモー
ドにおいては、NH=0からNH=Fまでそれぞれを1/
4000秒から8秒まで絶対的な関係として読込む。こ
れらの組合せはCPU17内のROM(図示せず)にテ
ーブルとして格納されている。デジタルモードにおいて
は、あくまでも相対的な変化を示した場合に設定値を変
化させるもので、下記の法則に基づいて設定する。 NH(過去)−NH(現在)<0のとき、低速側シャッタ
タイムに設定 NH(過去)−NH(現在)>0のとき、高速側シャッタ
タイムに設定
【0034】既に1/125秒が設定されているとし、
そのときにスイッチ15はNH=7であるとする。その
後、ダイアル6を回転させてNH=6にしたとすると1
/3段低速側のシャッタタイム、具体的には1/100
秒が設定されることになる。
【0035】なおNH=FとNH=0間を回転させる場合
には下記の特例に基づいて判断する。 NH(F)→NH(0)のとき、低速側シャッタタイムに
設定 NH(0)→NH(F)のとき、高速側シャッタタイムに
設定
【0038】記憶回路16は、ダイアル6をデジタルモ
ードで使用する場合に前述したスイッチ15の位置情報
を判断記憶するためのメモリであり、スイッチ15の最
新位置を刻々記憶する他、電源供給を終えたときのスイ
ッチ15の最終位置情報に関する信号をCPU6の出力
に応じて格納する。またCPU17からの要求で記憶し
ていたスイッチ15の情報をCPU17に転送する動作
も行う。
【0039】CPU17は前述の各種入力信号に基づい
てドライバ手段18に出力信号を伝達し、下記の駆動を
実行する。
【0040】シャッタ20を開閉してフィルムに所定時
間露光を行う。レンズ2内の絞り21の開口量を制限し
て通過光量を制御する。モータ22を駆動してフィルム
の巻上げ、巻き戻し給送の他、前述したシャッタ20の
チャージを行う。LCD5を駆動してシャッタタイム、
絞り値、フィルム枚数などの情報を表示する。シャッタ
8の露光時間(詳しくは先幕マグネットおよび後幕マグ
ネットの作動間隔)を制御する。
【0041】更に、CPU17は、図2によって説明し
た位置にある電気光学素子23を駆動して、透明あるい
は不透明状態のいずれかに設定する。電気光学素子23
は、後述の如くアナログモード時には透明、デジタルモ
ード時には不透明状態に駆動される。CPU17は、L
ED24の点灯あるいは消灯を制御する。ダイアル6が
アナログモードである場合にはLED24が点灯して、
ダイアル6の指標となる。
【0042】図4はダイアル6をアナログモードで使用
する場合の表示例を示す上面図である。
【0043】モードダイアル7には指標34が設けら
れ、モードダイアル7の周囲にはアナログモードを表す
表示35と、デジタルモードを表す表示36とが印刷さ
れている。アナログモードの選択は、図示の如く、モー
ドダイアル7の指標34をアナログモード表示35に合
致させることで行われる。これにより電気光学素子23
は透明状態となって、ダイアル6内に設けられた文字盤
34上の複数のシャッタタイム値30を直接視認する事
が可能となる。さらにLED24が点灯して指標として
利用できる状態となり、ダイアル6を回転させて所望の
シャッタタイム値を指標(LED24)に合致させる事
でシャッタタイム値の設定ができる。
【0044】ダイアル6は、その回転と共にクリック感
を伴ってシャッタタイム値30がLED24による指標
と一致するような構造となっている。またダイアル6に
は機械的ストッパによる回転制限はなく、エンドレスな
回転が可能である。
【0045】ダイアル6の右側に設けられたLCD5に
は、3種類のセグメント31、32および33が配設さ
れているが、アナログモード時には最上部のセグメント
31は消灯状態となり、中央セグメント32は絞り値、
最下部セグメント33はフィルム枚数を表示している。
なお、図4では、露出モードなどの他のモード表示に関
しては省略した。
【0046】既に説明したが、アナログモードの長所
は、現在設定されているシャッタタイムと隣接したシャ
ッタタイムの確認が非常に容易であること、すなわち現
在の設定値は1/125であり、ダイアル6を右(時計
方向)に回転させると1/250が選択でき、逆に左
(反時計方向)に回転させると1/60が選択できるこ
とが一目見ただけで容易に判断できることである。一般
的に、1/4000秒から1秒までの1段刻みで13種
類程度の条件種類数で済む場合には、カメラ1を図4の
ようなアナログモードに切替えて使用すればよい。
【0047】図5は、ダイアル6をデジタルモードで使
用する場合の表示例を示す上面図である。
【0048】デジタルモードの選択は、図示の如く、モ
ードダイアル7の指標34をデジタルモード表示36に
合致させることで行われる。これにより電気光学素子2
3は不透明状態(一般にLCD、PLZTの場合には黒
灰色、ECの場合には濃青色など)となって、ダイアル
6内に設けられた文字盤34上の数値は見えなくなり、
ダイアル6は単なる相対的な回転操作を行う部材とな
る。また絶対的位置表示が不要となるのでLED24は
消灯する。
【0049】このとき、ダイアル6の右側のLCD5に
おいては、最上部セグメント31に以前に設定されてい
たシャッタタイムを表示する。中央部セグメント32お
よび最下部セグメント33については、図4のアナログ
モードと同様である。
【0050】本実施例では、ダイアル6を1クリック回
転させるとシャッタタイムは1/3段毎の変化をするよ
うになっている。設定されたシャッタタイムは、セグメ
ント31によって表示される。
【0051】既に説明したが、デジタルモードの長所は
ダイアル6とLCD5による設定および表示の種類数が
無制限である点である。セグメント31による数値表示
は自在であり、かつ既に説明したようにダイアル6はエ
ンドレスな回転ができるので、シャッタタイムの上限値
および下限値は理論的に無制限である。さらに1クリッ
ク当りの変化段数も自由に設定できる。極端な場合、1
/6段刻みで1/8000秒より1時間までの選択幅を
持たせることも容易である。細かなシャッタタイム値を
要する撮影状況である場合には、図5のように、カメラ
1をデジタルモードに切替えて使用すればよい。
【0052】図6は、図3に示したカメラ1内のCPU
17による処理プログラム例を示すフローチャートであ
る。本プログラムはCPU17に給電が行われている間
繰返して実行される。
【0053】ステップS1において、スイッチ14のオ
ンオフの確認、すなわちモードダイアル7によってアナ
ログモードあるいはデジタルモードのいずれが選択され
ているかを判断する。モードダイアル7でアナログモー
ドが選択されているときは、ステップS2において、ま
ず電気光学素子23を消色すなわち透明状態であるよう
に駆動する。これでダイアル6内の文字盤34上のシャ
ッタタイム文字が視認可能状態になる。ステップS3に
おいて、LED24を点灯する。これによってダイアル
6の横に指標が現れる。ステップS4において、スイッ
チ15の組合せと表1のようにCPU17に格納されて
いるテーブルを参照する。ステップS5において、テー
ブル参照によるシャッタタイムを導く。
【0054】ステップS1で、モードダイアル7でデジ
タルモードが選択されていると判断したときには、ステ
ップS9において、まず現在のスイッチ15の組合せを
記憶手段16内に格納する。ステップS10において、
電気光学素子23を着色すなわち不透明状態に駆動す
る。これにより、ダイアル6内の文字盤34は見えなく
なり、ダイアル6はコマンドダイアルとしての外見を有
するようになる。
【0055】ステップS11において、ダイアル6の絶
対回転位置の指標は不要となるのでLED24を消灯す
る。ステップS12において、前回のデジタルモード時
に設定され記憶手段16内に格納されていたシャッタタ
イム値を読出す。ステップS13において、読出したシ
ャッタタイム値をLCD5上のセグメント31によって
表示する。ステップS15において、スイッチ15の組
合せが変化したか、すなわちダイアル6が回転されシャ
ッタタイムの値がステップS9の状態から変更する操作
が実行されたか否かを判断する。
【0056】ステップS15で変化が無いと判断したと
きは、ステップS6に移行する。変化があると判断した
ときは、ステップS16において、表1で説明した下式
の判断により、シャッタタイムの値を求める。 NH(過去)−NH(現在)<0;低速 NH(過去)−NH(現在)>0;高速 ただし,NH(F)→NH(0);低速 NH(0)→NH(F);高速
【0058】ステップS17において、変更された最新
のシャッタタイム値をLCD5上のセグメント31に表
示する。ステップS18において、設定されたシャッタ
タイム値を記憶手段16内に格納し、ステップS6に移
行する。
【0059】ステップS6において、測光手段11およ
びフィルム感度検出手段12から測光情報およびフィル
ム感度情報をそれぞれ取込む。ステップS7において、
両情報を演算して適正露出条件を算出する。ステップS
8において、露出条件をLCD5上に表示する。図4に
示した表示例である。ステップS19において、レリー
ズボタン4が押されたか否かを判断し、押されたと判断
したときは、通常の露光シーケンス(ステップS20)
を行ってからステップS1に戻る。押されていないと判
断したときは、直ちにステップS1に戻り、上述した動
作を繰り返す。
【0060】図7は、図6に示したCPU17による処
理プログラムの変形例を示すフローチャートである。本
プログラムはCPU17に給電が行われている間繰返し
て実行される。
【0061】図6に示したプログラムは、アナログモー
ドとデジタルモードとで異なるシャッタタイム値を設定
するプログラムである。図7に示したプログラムは、ア
ナログモードとデジタルモードとを切換えたときに、可
及的に近いシャッタタイム値を設定できるようにするプ
ログラムである。
【0062】そのために、ステップS9の前にステップ
S14を設け、スイッチ15の組合せと表1のようにC
PU17に格納されているテーブルを参照して、テーブ
ル参照によるシャッタタイムを導くようにしている。ス
テップS9では、現在のスイッチ15の組合せを記憶手
段16内に格納するようにしている。
【0063】また、前回のデジタルモード時に設定され
たシャッタタイム値を格納および読出す必要がないの
で、図6におけるステップS12およびステップS18
は削除されている。その他の点では図6と同様であり、
図6と同じ構成部分には同じ参照番号を付して重複した
説明を省略する。
【0064】以上で説明した実施例によれば、従来例に
よって説明したようなアナログ操作方式、すなわち一目
見ることで設定されているシャッタタイムあるいは露出
モードが判読でき、従来の操作方式を継承しているため
に、異なるカメラあるいは新型化によって機種を変更し
ても全く違和感のない操作感が得られる方式と、デジタ
ル操作方式、すなわちあらゆるモード設定にも共通して
コマンドダイアルを使用できるので設定操作が簡便であ
り、状況を確認する場合にもLCD上の情報のみを容易
に把握する事が可能な方式の両者の長所を兼ね備えたカ
メラを得ることができる。
【0065】すなわち撮影者の好みあるいは撮影状況に
合わせた最適の操作方式をたった1台のカメラで実現す
ることができるので、複数台の操作方式の異なるカメラ
を準備しておき状況に応じて使い分けるわずらわしさが
解消される。
【0066】さらにカメラ製造者側にとっては、同様に
高い基本性能を有しながらも操作方式の全く異なる2種
のカメラを製造することなく1機種のみであらゆるニー
ズに対応することが可能となるので、カメラ自体のコス
トを低くすることが可能となる効果も有する。
【0067】なお図4および図5では本発明をシャッタ
タイムの設定方法にのみ応用した例を示したが、シャッ
タタイムの他に、絞り値、露出モード(複数のプログラ
ム露出、シャッタ優先、絞り優先、マニュアル露出な
ど)、測光モード(多分割測光、中央重点測光、スポッ
ト測光など)、測距モード(連続AF駆動、ワンショッ
トAF駆動、マニュアル駆動など)など複数の中から一
つを選択するモードに応用することは容易である。
【0068】露出モードを例に取ると、アナログ操作方
式の場合にはシンプルにP、S、A、Mの4モードのみ
を選択可能とするが、デジタル操作方式の場合にはプロ
グラム露出を複数追加したP1、P2、P3、A、S、
Mのように選択範囲を広げるのが推奨されるが、その逆
でも良い。
【0069】
【発明の効果】以上のように、本発明の情報入力装置に
よれば、使用者によって移動操作される操作手段と、操
作手段の操作形態を切替る切替手段と、切替手段の切替
状態によって操作形態を判別すると共に、操作手段の操
作位置を検出して条件設定を行う制御手段とを設けるよ
うにしたので、切替手段と制御手段との組合わせによ
り、アナログモードとデジタルモードのいずれも設定で
き、使用状況に応じて切替えて使用できる情報入力装置
を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による情報入力装置の一実施例を示す斜
視図である。
【図2】本発明による情報入力装置の一実施例を示す断
面図である。
【図3】本発明による情報入力装置の一実施例を示すブ
ロック結線図である。
【図4】本発明による情報入力装置の一実施例を示す上
面図である。
【図5】本発明による情報入力装置の一実施例を示す上
面図である。
【図6】本発明による情報入力装置の一実施例を示すフ
ローチャートである。
【図7】本発明による情報入力装置の一実施例を示すフ
ローチャートである。
【図8】従来のアナログ操作方式の情報入力装置の一例
を示す上面図である。
【図9】従来のデジタル操作方式の情報入力装置の一例
を示す上面図である。
【符号の説明】
1 カメラ本体 5 LCD 6 ダイアル 7 モードダイアル 17 CPU 34 文字盤 23 電気光学素子 24 指標

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】使用者によって移動操作される操作手段
    と、 前記操作手段の絶対位置情報に基づいて条件設定がなさ
    れる第1操作形態と、前記操作手段の操作前の位置に対
    する相対的位置情報に基づいて条件設定がなされる第2
    操作形態との、いずれかに前記操作手段の操作形態を切
    替る切替手段と、 前記切替手段の切替状態によって前記操作形態を判別す
    ると共に、その操作形態に応じた前記操作手段の操作位
    置を検出して条件設定を行う制御手段とを具備する情報
    入力装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、 外部から視認可能な表示手段と、 前記表示手段を覆う被覆手段を更に具備し、 前記被覆手段は、前記第1操作形態では可視状態とな
    り、前記第2操作形態では不可視状態となることを特徴
    とする情報入力装置。
  3. 【請求項3】請求項2において、 前記被覆手段は、前記表示手段を覆う位置に固定され、
    前記第1操作形態では透明状態となり、前記第2操作形
    態では不透明状態となることを特徴とする情報入力装
    置。
  4. 【請求項4】請求項1において、 絶対位置情報に基づいて条件設定がなされる第1操作形
    態で選択可能な条件種類数と、前記操作手段の相対的位
    置情報に基づいて条件設定がなされる第2操作形態で選
    択可能な条件種類数とが、互いに異なることを特徴とす
    る情報入力装置。
  5. 【請求項5】請求項1において、 前記操作手段は、回転操作される回転操作手段であり、
    カメラの条件設定を行うために操作されることを特徴と
    する情報入力装置。
  6. 【請求項6】請求項4において、 前記操作手段は、カメラのシャッタタイム設定装置であ
    り、第1操作形態で選択可能なシャッタタイムの分解能
    と、第2操作形態で選択可能なシャッタタイムの分解能
    とが、互いに異なることを特徴とする情報入力装置。
  7. 【請求項7】請求項4において、 前記操作手段は、カメラの露出設定装置であり、第1操
    作形態で選択可能な露出の分解能と、第2操作形態で選
    択可能な露出の分解能とが、互いに異なることを特徴と
    する情報入力装置。
  8. 【請求項8】請求項1において、 前記絶対位置情報に基づく条件設定値を特定する指標手
    段を更に具備し、 前記指標手段は、前記第1操作形態では可視状態とな
    り、前記第2操作形態では不可視状態となることを特徴
    とする情報入力装置。
JP6160537A 1994-06-20 1994-06-20 情報入力装置 Pending JPH086097A (ja)

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