JPH0859081A - 細線用巻線機 - Google Patents

細線用巻線機

Info

Publication number
JPH0859081A
JPH0859081A JP17019195A JP17019195A JPH0859081A JP H0859081 A JPH0859081 A JP H0859081A JP 17019195 A JP17019195 A JP 17019195A JP 17019195 A JP17019195 A JP 17019195A JP H0859081 A JPH0859081 A JP H0859081A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding
bobbin
starting point
wire
guide means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP17019195A
Other languages
English (en)
Inventor
Sakae Yamamoto
栄 山本
Hideki Takahara
秀樹 高原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TANABE KOGYO KK
Original Assignee
TANABE KOGYO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by TANABE KOGYO KK filed Critical TANABE KOGYO KK
Priority to JP17019195A priority Critical patent/JPH0859081A/ja
Publication of JPH0859081A publication Critical patent/JPH0859081A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】巻取り時の変形、傷つきが起きず、勝手角度の
微妙な調整を自然に行わせる。 【構成】巻線用モータ2により回転駆動される巻線用ボ
ビン8の回転速度に同期して移動し巻線Wの供給始点を
移動させるための巻線供給始点案内手段31と、これ3
1を巻線用ボビン8の回転速度に同期して移動させるた
めのトラバース手段20と、巻線供給始点案内手段31
と巻線用ボビン8との間に介設され巻取り線の張力の分
力を受けて軸方向に軽便に案内されて移動し前記巻線W
を巻線用ボビン8に向かわせる方向の角度を勝手づける
ための勝手角度制御手段40とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、巻線機に関する。更に
詳しくいうと、細くて変形しやすく擦れると傷つきやす
い半田線のような可塑性細線をボビンに整列させて巻き
取るための細線用巻線機に関する。
【0002】
【従来の技術】銅線、光通信用ガラスファイバーのよう
な長い線は、ボビンに巻き取られて出荷される。線が重
なり合うような不整列な巻取りが行われると、巻取り時
に異常な張力がかかり、隣り合う線どうしが擦れ合って
互いに傷つき製品不良を招く。
【0003】巻線機は、巻取り時の張力を一定に制御す
るための張力制御装置、ボビンに向かわせる線の供給位
置をボビンの軸の回転速度に同期させてボビンの軸に平
行に送るトラバース装置を備えている。
【0004】従来から、線の整列性をよくするために、
トラバース装置によりボビンに供給する線の供給角度を
遅れ勝手角度に設定することが知られている(たとえ
ば、特公昭58−49471号公報)。このような供給
線の供給は、ボビンの軸方向に対する供給方向がボビン
の軸方向に対して90度に向く直角方向からではなく9
0度方向とは異なり巻取り開始点よりも供給点が軸方向
に遅れる遅れ勝手方向から行われている。
【0005】このような遅れ勝手方向から線を供給する
とすでに巻かれている線の隣に自然に密着して供給線が
巻き取られるので、整列性がよい。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、遅れ勝手角度
で巻き取られる線が半田線のような柔らかいものである
ときは、線は変形したり傷ついたりする問題点があり、
どのような線でも遅れ勝手角度で巻取ればよいかどう
か、課題として残っている。本発明は、このような技術
的背景のもとで発明されたものであり、次のような目的
を達成する。
【0007】本発明の目的は、巻取り時の変形、傷つき
が起きない細線用巻線機を提供することにある。
【0008】本発明の目的は、ボビンに近い位置で細線
用巻線の癖をとる細線用巻線機を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、ほとんど零である勝
手角度の微妙な調整を自然に行わせる細線用巻線機を提
供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明1の細線用巻線機
は、巻線機本体(1)と、前記巻線機本体(1)に設け
られている巻線用モータ(2)と、前記巻線機本体
(1)に支持され前記巻線用モータ(2)により回転駆
動される巻線用ボビン(8)と、前記巻線用ボビン
(8)の回転速度に同期して移動し可塑性巻線(W)の
供給始点を移動させるための巻線供給始点案内手段(3
1)と、前記巻線供給始点案内手段(31)を前記巻線
用ボビン(8)の回転速度に同期して移動させるための
トラバース手段(20)と、前記巻線供給始点案内手段
(31)と前記巻線用ボビン(8)との間に介設され可
塑性巻線(W)の張力の分力を受けて軸方向に軽便に案
内されて移動し前記可塑性巻線(W)を前記巻線用ボビ
ン(8)に向かわせる方向の角度を勝手づけための勝手
角度制御手段(40)とからなることを特徴としてい
る。
【0011】また、本発明2の細線用巻線機は、前記発
明1において、前記勝手角度制御手段(40)は回転自
在にかつ移動自在に支持するためのリニア軸受手段(3
7,39)とからなり、前記リニア軸受手段(37,3
9)は前記巻線供給始点案内手段(31)と同体に移動
することを特徴としている。
【0012】さらにまた、本発明3の細線用巻線機は、
巻線機本体(1)と、前記巻線機本体(1)に設けられ
ている巻線用ボビン(8)と、前記巻線用ボビン(8)
の回転速度に同期して移動し可塑性巻線(W)の供給始
点を移動させるための巻線供給始点案内手段(31)
と、前記巻線供給始点案内手段(31)を巻線用ボビン
(8)の回転速度に同期して移動させるためのトラバー
ス手段(20)と、前記巻線供給始点案内手段(31)
と前記巻線用ボビン(8)との間に介設され可塑性巻線
(W)の張力の分力を受けて軸方向に軽便に案内されて
移動し前記可塑性巻線(W)を前記巻線用ボビン(8)
に向かわせる方向の角度を勝手づけるための勝手角度制
御手段(40)と、前記巻線用ボビン(8)と前記巻線
供給始点案内手段(31)との間で前記勝手角度制御手
段(40)の位置を変更するための位置変更手段(3
0,42)とからなることを特徴としている。
【0013】さらにまた、本発明4の細線用巻線機は、
前記発明1,2,3から選択される1発明において、前
記ボビン(8)に向かう前記可塑性巻線(W)にテンシ
ョンをかける複数のテンションローラ(101,10
2)が前記ボビンに近い位置に設けられていることを特
徴としている。
【0014】さらにまた、本発明5の細線用巻線機は、
前記発明4において、前記複数のテンションローラ(1
01,102)は、前記巻線供給始点案内手段(31)
に取り付けられていることを特徴としている。
【0015】なお、前記で参照番号を併記したのは、実
施例との対応関係を明確にする便宜のためであり、本発
明を実施例に限定するためではない。
【0016】
【作用】本発明の細線用巻線機は、巻線供給始点案内手
段の移動につれて細線をボビンに巻き取る。巻き取られ
る細線は、巻線供給始点案内手段とボビンとの間の勝手
角度制御手段により巻取り時の勝手角度が細線の張力の
分力により勝手に自動的に微妙に調整される。微妙に蛇
行する細線は、ほとんど零の無理がない勝手角度で巻き
取られる。
【0017】また、本発明の細線用巻線機は、巻線供給
始点案内手段の移動につれて細線をボビンに巻き取る。
巻き取られる細線は、巻線供給始点案内手段とボビンと
の間の勝手角度制御手段により、巻取り時の勝手角度が
細線の張力の分力により自動的に微妙に調整される。微
妙に蛇行する細線は、ほとんど零の無理がない勝手角度
で巻き取られる。このような巻取り時、勝手角度制御手
段は、巻線供給始点案内手段に追随して無理なく移動す
る。る。
【0018】また、本発明の細線用巻線機は、巻線供給
始点案内手段の移動につれて細線をボビンに巻き取る。
巻き取られる細線は、巻線供給始点案内手段とボビンと
の間の勝手角度制御手段により巻取り時の勝手角度が細
線の張力の分力により自動的に微妙に調整される。微妙
に蛇行する細線は、ほとんど零の無理がない勝手角度で
巻き取られる。このような巻取り時、勝手角度制御手段
は、巻線供給始点案内手段に追随して無理なく移動す
る。細線の張力が勝手角度制御手段に働く分力は、細線
の線径、硬度などにより微妙に調整される。
【0019】
【実施例】
(実施例1)実施例1の構成手段 次に本発明の実施例を説明する。図1は、本発明の細線
用巻線機の実施例1を示し、正面図である。巻線機本体
を構成する本体台1上に巻線用モータ2が設けられてい
る。巻線用モータ2の出力軸3は、伝導装置箱4内の伝
導装置5を介して伝導装置箱4内に回転自在に支持され
回転駆動される巻取軸6に連結されている。
【0020】巻取軸6にはボビン鍔矯正用第1鍔7が一
体に形成されている。巻取軸6に細線巻取り用ボビン8
がはめ込まれている。巻線用モータ2上に支持台9を介
してシリンダ10が設けられている。ピストンロッド1
1には、第2ボビン鍔矯正用鍔12が形成されている。
【0021】ボビン鍔矯正用第2鍔12は巻線用ボビン
8の鍔14を押圧し摩擦で巻線用ボビン8を保持する。
即ち、巻線用ボビン8をボビン鍔矯正用第2鍔12と第
1ボビン鍔矯正用鍔7との間に挟持する。巻取軸6を回
転自在に支持する。第2ボビン鍔矯正用鍔12と第1ボ
ビン鍔矯正用鍔7の対向する面は高精度の平行平面に仕
上げられている。第2ボビン鍔矯正用鍔12と第1ボビ
ン鍔矯正用鍔7とで挟まれる巻線用ボビン8の鍔14の
平行度が矯正される。
【0022】本体台1上に、トラバース手段20が設け
られている。トラバース手段20は、後述する巻線供給
始点案内手段31を巻線用ボビン8の回転速度に同期さ
せて移動させるための手段である。トラバース手段20
は、本体台1と同体のトラバース手段支持用コラム21
に支持されている。
【0023】トラバース手段20は、トラバース手段支
持用コラム21上に支持されるトラバース用サーボモー
タ22とトラバース用サーボモータ22の出力軸である
送り用ボールネジ軸23とボールネジ軸23に回転力に
より軸方向に送られる移動体24とトラバーサ26とか
らなる。移動体24は、トラバース手段支持用コラム2
1に支持された案内軸25により案内されている。
【0024】移動体24にトラバーサ26が固定され取
り付けられている。トラバーサ26の先端部に巻線供給
始点案内手段支持用板30が取り付けられている。巻線
供給始点案内手段支持用板30に巻線供給始点案内手段
31が設けられている。巻線供給始点案内手段31は、
巻線用ボビン8の回転速度に同期して移動し可塑性巻線
である半田線Wの供給始点を移動させるための手段であ
る。
【0025】巻線供給始点案内手段31は、巻線供給始
点案内手段支持用板30に支持された軸棒32と軸棒3
2に回転自在に支持された回転輪33とから構成されて
いる。回転輪33の周面は半田線Wを案内する凹状の望
ましくはV字状の案内面を備えている。
【0026】図1及び図2に示すように、巻線供給始点
案内手段支持用板30に結合用部材35を介して勝手角
度制御手段支持用板36が固定され取り付けられてい
る。巻取り線の張力の分力を受けて軸方向に軽便に案内
されて移動し、半田線Wをボビン8に向かわせる方向の
角度を勝手づけるための勝手角度制御手段40が勝手角
度制御手段支持用板36に設けられている。
【0027】勝手角度制御手段40は、巻線供給始点案
内手段31と巻線用ボビン8との間に介設されている。
勝手角度制御手段40は、巻線供給始点案内手段支持用
板30に支持された軸棒37と軸棒37に回転自在に、
かつ軸方向移動自在に支持された軸方向移動回転輪38
とから構成されている。
【0028】軸方向移動回転輪38は、図3に示すよう
に、2方向軸受39を介して軸棒37に支持されてい
る。2方向軸受39は、軸棒37に取り付けられている
リニア軸受39aとリニア軸受39aに外側に取り付け
られている回転軸受39bとから構成されている。回転
軸受39bは、リニア軸受39aを介して軸方向に軽便
に移動することができる。
【0029】軸方向移動回転輪38は、2方向軸受39
を介して軸棒37に対して回転方向及び軸方向に軽便に
運動することができる。軸方向移動回転輪38の周面は
半田線Wを案内する凹状の望ましくはV字状の案内面4
1を備えている。軸棒37は、勝手角度制御手段支持用
板36に開けた取付穴42に通されボルト43により勝
手角度制御手段支持用板36に固定され取り付けられて
いる。図2に示すように、取付穴42は複数が開けられ
ている。このように勝手角度制御手段40の位置調整手
段が、巻線供給始点案内手段支持用板30、取付穴42
により構成されている。
【0030】半田線Wの始端は、図1に示すように、製
造された半田線Wの容器である半田容器45の表面にあ
り、半田線Wは重ねられて収容されている。半田線W
は、半田容器45から案内筒46を通って鉛直上方に引
き上げられ連続線として形成される。半田容器45と巻
線供給始点案内手段31との間の半田線Wは、転輪4
8,49により水平方向に送られる水平部分Waと転輪
49に向かう鉛直部分Wbとからなる。
【0031】鉛直部分Wbは、張力調整装置50を経由
する。張力調整装置50は、各種公知手段で構成するこ
とができる。図示装置は、2組の2本の案内棒51,5
2に案内され軸方向に両側からそれぞれに軽く付勢され
ている動滑車53,54を含む慣性抵抗滑車群と上下2
体の固定滑車55,56とから構成されている張力調整
装置である。
【0032】この張力調整装置50によると、張力Tが
強くなるように変化すると動滑車53,54が固定滑車
55,56を結ぶ鉛直線に近づき、張力Tが弱くなるよ
うに変化すると動滑車53,54が固定滑車55,56
を結ぶ鉛直線から遠ざかるように運動する。このように
運動する動滑車53,54の慣性抵抗及び動滑車53,
54をそれぞれに両側から付勢している圧縮スプリング
の付勢力が、半田線Wの張力を一定に維持するように動
的に作用する。動滑車53,54は、案内棒51,52
に軽便に案内されるので、張力Tの変化は緩衝される。
【0033】図4は、巻線用ボビン8の両側の鍔14を
対向する面の側から矯正するための剛性体の治具57を
示している。治具57は回転軸58に取り付けられてい
る。回転軸58は、図示しない手段で回転自在に支持さ
れている。治具57である回転体の両側面は平行である
ので、このような両側面により合成樹脂製ボビン8の鍔
14が必要な平行度を持つように、鍔14の変形が矯正
される。
【0034】本体台1上に、ロードセル60が設けられ
ている。ロードセル60は、昇降するボビン受け台61
を備え、ボビン受け台61を上昇させてボビン8を支持
することによりボビンと巻き取られた線との重量を計量
することができる。
【0035】図5は、巻線用ボビン8の巻取回転数を制
御するための巻取回転数制御システムを示している。プ
ログラマブル・コントローラ70には、プログラマブル
・コントローラ70に附属しているパラメータ入力装置
71から、設定パラメータが入力される。主なパラメー
タは、半田線の線径d、巻線用ボビン8の巻取速度であ
る巻線用モータ2の回転数速度V、この回転数速度Vに
対する移動体24のトラバース速度を定めるトラバース
用サーボモータ22の回転数速度vの比σ(=v/V)
である。
【0036】プログラマブル・コントローラは、前記比
σを計算する計算手段、回転数速度V,vで巻線用モー
タ2、トラバース用サーボモータ22を回転させる速度
指令信号72,73を巻線用モータ2,トラバース用サ
ーボモータ22に出力するための出力手段、巻線用モー
タ2に付随するロータリーエンコーダ77から出力され
るパルス数信号76を積算して半田線Wの巻取長さを計
算する計算手段を備えている。ロータリエンコーダ77
は、半田線Wを挟圧する図1に示すピンチローラ75の
回転軸18に結合させてもよい。
【0037】実施例1の動作 図6に示すフローチャートを参照しながら、実施例1の
動作を次に説明する。スタートボタンを押して巻線用モ
ータ2、トラバース用サーボモータ22をONにする。
パラメータ入力用装置71から、半田線の線径d、巻線
用ボビン8の巻取速度である巻線用モータ2の回転数速
度V、この回転数速度Vに対する移動体24のトラバー
ス速度を定めるトラバース用サーボモータ22の回転数
速度vの比σをプログラマブル・コントローラ70に入
力する(ステップS1 )。
【0038】このように入力される回転数速度Vは、多
段階に設定される。初期回転数をAとする。段階数は、
たとえば巻取り積層数と同数である。積層数をSとす
る。積層数は、半往復の巻線長で総巻線長を割ったもの
である。ボビン8をセットする(ステップS2 )。原点
復帰ボタンを押して、巻線供給始点案内手段31を原点
に復帰させる(ステップS3 )。
【0039】シリンダ10が動作し、ボビン8を挟む
(ステップS4 )。ボビン鍔矯正用第1鍔7とボビン鍔
矯正用第2鍔12と治具57に挟まれるボビン8の鍔1
4の平行度が矯正される。回転する巻線用ボビン8に半
田線Wが巻き取られる。巻線用ボビン8の回転数速度V
に比σがかけられた回転数速度vでトラバース用サーボ
モータ22が回転する。
【0040】ほぼ一定速度で巻き取られる半田線Wに
は、転輪49から垂れ下がっている重量、固定滑車5
5,56及び動滑車53,54の回転軸抵抗、半田容器
45から半田線Wを引き上げる際の抵抗が半田線Wの張
力となって現れる。このような張力は、微妙に変化する
がほぼ一定である。
【0041】巻線用ボビン8の巻取開始点の変動に同期
して回転するトラバース用サーボモータ22により駆動
されトラバーサ26が進行する。巻線用ボビン8の巻取
開始点Aと巻線供給始点案内手段31の巻線供給始点B
を結ぶ直線は、ほぼ巻線用ボビン8の回転軸線に直交し
ている。回転輪33と半田容器45との間の半田線Wの
張力は、張力調整装置50によりほぼ一定に維持されて
いる。
【0042】転輪48から回転輪33に向かう半田線W
の角度が変動するので、回転輪33の巻線供給始点Bと
巻線用ボビン8の巻取開始点Aとの間にある半田線Wの
張力は、半田線Wと回転輪33との間の摩擦力の変動に
従い変動する。もし軸方向移動回転輪38がなければ、
このような張力変動により巻線供給始点Bと巻取開始点
Aとの間の半田線Wは、蛇行する。蛇行が軸方向に起こ
ると巻線用ボビン8に向かう半田線Wの軸直角性が崩れ
る。この軸直角性の崩れが僅かでも、崩れが増幅されて
巻き取り不良を起こし、崩れを修正しようとするときに
傷が発生する。
【0043】しかし、変動する張力の軸方向成分が軸方
向移動回転輪38に働く。軸方向移動回転輪38は軸方
向に軽便に動作するので、変動する張力の前記軸方向成
分は軸方向移動回転輪38の慣性質量による抵抗を受
け、蛇行状半田線Wの横揺れ振動が速やかに減衰する。
【0044】このような減衰の減衰率は、図2に示す角
度θ(回転輪33と軸方向転動回転輪38の中心線方向
と鉛直線とのなす角度)及び回転輪33と軸方向移動回
転輪38の中心間距離Lの2つのパラメータに依存す
る。このような角度θと距離Lの最適値は、半田線Wの
線径、巻取速度を変更した実験値から定めることができ
る。
【0045】巻線長は、ロータリーエンコーダ77から
プログラマブル・コントローラに入力されるパルス数信
号76を計数してプログラマブル・コントローラが計算
する。巻線長が所定長さに達し積層数Nが1になる(ス
テップS5 )と、プログラマブル・コントローラから速
度指令信号73がトラバース用サーボモータ22に入力
され、巻線用モータ2及びトラバース用サーボモータ2
2が停止する(ステップS6 )。
【0046】所定積層数Sに達していないので(ステッ
プS7 )、回転数を設定し直す。新回転数は、A−N・
ΔAに設定される(ステップS8 )。ΔAは積層数が1
だけ増えるときの回転数の変化量である。2層目は、N
=1である。次に、ΔNに1が加えられる(ステップS
9 )。この変化量ΔAは、周速度を一定にするために積
層数が1増える度毎に調整する回転数変化分であり、回
転数は段々に変化する。
【0047】巻線用モータ2、トラバース用サーボモー
タ22にトラバースリターン指令が入力され(ステップ
10)、また、プログラマブル・コントローラから速度
指令信号72が巻線用モータ2に入力され、前記設定の
回転数速度で逆転する。各層の終わり頃では、巻線用モ
ータ2とトラバース用サーボモータ22の回転数速度比
σを設定値から少し変えて、回転輪33から巻線用ボビ
ン8に向かう半田線Wの巻線用ボビン8に対する角度を
遅れ勝手角度にすることがある。
【0048】このような巻取りにより積層数Nが設定値
のSになると、ステップ7により、シリンダ10が逆動
作し、巻線用ボビン8の保持が解除され(ステップ
11)、ボビン8の計量がロードセル60により行われ
一連の巻取工程が終了する。
【0049】(実施例2)図7,8は、巻線供給始点案
内手段31の改良に関する実施例2を示す。図1に示す
ように、本体台1上にトラバース手段20が設けられ、
トラバース手段20がトラバース手段支持用コラム21
上に支持されるトラバース用サーボモータ22とトラバ
ース用サーボモータ22の出力軸である送り用ボールネ
ジ軸23とボールネジ軸23に回転力により軸方向に送
られる移動体24とトラバーサ26とからなり、移動体
24がトラバース手段支持用コラム21に支持された案
内軸25により案内され、移動体24にトラバーサ26
が固定され取り付けられている点は、実施例1と同じで
ある。
【0050】実施例2の巻線供給始点案内手段31が巻
線供給始点案内手段支持用板30に取り付けられる点も
実施例1と同じである。実施例2の巻線供給始点案内手
段31は、実施例1の巻線供給始点案内手段31と構成
が異なる。実施例2の巻線供給始点案内手段31は、図
7に示すように、実施例1の回転輪33の他に2体の第
1,第2テンションローラ101,102を備えてい
る。
【0051】回転輪33は、第1軸棒32に回転自在に
第1玉軸受103を介して支持されている。第1軸棒3
2は、巻線供給始点案内手段支持用板30に固定されて
いる。第1軸棒32のすぐ斜め下方に第1テンションロ
ーラ101を支持するためのテンションローラ支持板1
04が巻線供給始点案内手段支持用板30に取り付けら
れている。テンションローラ支持板104に概ね水平方
向に長穴105が開けられている。
【0052】長穴105に第2軸棒106が通されボル
トによりテンションローラ支持板104に固定されてい
る。長穴内で106を水平方向に動かして取付位置を変
更することができる。第1テンションローラ101は第
2軸棒106に第2玉軸受107を介して回転自在に設
けられている。第1軸棒32のすぐ下方に第3軸棒10
8が第2軸棒106と平行に巻線供給始点案内手段支持
用板30に固定され取り付けられている。
【0053】第3軸棒108に第3玉軸受109を介し
て第2テンションローラ102が回転自在に設けられて
いる。回転輪33、第1テンションローラ101及び第
2テンションローラ102は、図9に示すように、断面
形状がV字状のV溝111をそれぞれに備えている。
【0054】上下方向に巻線供給始点案内手段支持用板
30に並んで開けられたボルト通し穴112を選択する
ことにより、回転輪33、第1テンションローラ10
1、第2テンションローラ102の相対的高さ位置を変
更し調整することができる。半田線Wは、図7に示すよ
うに、回転輪33の下方部位、第1テンションローラ1
01の上方部位、第1テンションローラ101の下方部
位、第2テンションローラ102の上方部位、第2テン
ションローラ102の左側部位、軸方向移動回転輪38
の左または右側部位をこの順に経由してボビン8に向か
う。
【0055】ほぼ一定速度で巻き取られる半田線Wに
は、転輪49から垂れ下がっている重量、固定滑車5
5,56及び動滑車53,54の回転軸抵抗、半田容器
45から半田線Wを引き上げる際の抵抗が半田線Wの張
力となって現れる。このような張力は、微妙に変化する
がほぼ一定である。
【0056】巻線用ボビン8の巻取開始点の変動に同期
して回転するトラバース用サーボモータ22により駆動
されトラバーサ26が進行する。巻線用ボビン8の巻取
開始点Aと巻線供給始点案内手段31の巻線供給始点B
を結ぶ直線は、ほぼ巻線用ボビン8の回転軸線に直交し
ている。回転輪33と半田容器45との間の半田線Wの
張力は、張力調整装置50によりほぼ一定に維持されて
いる。
【0057】転輪48から回転輪33に向かう半田線W
の角度が変動するので、回転輪33の巻線供給始点Bと
巻線用ボビン8の巻取開始点Aとの間にある半田線Wの
張力は、半田線Wと回転輪33との間の摩擦力の変動に
従い変動する。もし軸方向移動回転輪38がなければ、
このような張力変動により巻線供給始点Bと巻取開始点
Aとの間の半田線Wは、蛇行する。
【0058】蛇行が軸方向に起こると巻線用ボビン8に
向かう半田線Wの軸直角性が崩れる。この軸直角性の崩
れが僅かでも、崩れが増幅されて巻き取り不良を起こ
し、崩れを修正しようとするときに傷が発生する。ま
た、半田容器45から供給され張力調整装置50に一定
張力に調整されている半田線Wは、半田容器45に滞留
中に、微小な曲がりなどの癖がついている場合が多い。
【0059】転輪48でほぼ直角に曲げられた半田線W
は、図7に示すように、回転輪33で90度ほど進路を
曲げられ第1テンションローラ101により180度ほ
ど進路を曲げられ、第2テンションローラ102により
90度ほど曲げられて軸方向移動回転輪38に向かい、
軸方向移動回転輪38を経由してボビン8の軸心線に対
して概ね軸直角に進行しボビン8に向かう。
【0060】半田線Wは、回転輪33、第1テンション
ローラ101、第2テンションローラ102により異な
る角度で曲げられそれぞれのV溝111に弱い力で挟ま
れながら一定の張力を受けて、曲がりなどの癖を矯正さ
れる。このような矯正により、軸方向移動回転輪38の
慣性質量の抵抗による横揺れ振動の減衰率が高くなる。
この実施例2によるとボビン8の直前で癖が矯正される
ので、ボビン8の巻取における整列効果が高い。
【0061】(その他の実施例)本発明は、上記実施例
に限られることはなく、本発明の趣旨の範囲内で、設計
変更が行われる。たとえば、以上に説明した動作の他
に、プログラマブル・コントローラが異常になった場合
の異常警報音及び異常警報ランプの発生及び点灯、半田
重量の測定値が設定範囲内にある場合のランプの点灯、
原点復帰完了ランプの点灯などの動作が行われる。
【0062】トラバース用サーボモータ22の正転逆転
制御は、数値制御によらずに固定センサーにより行うこ
とができる。例えば、図10,11に示すように、半田
線Wとの機械的接触で動作する接触形センサ121,1
22を用いてトラバース用サーボモータ22の正転逆転
制御を行うことができる。伝導装置箱4に対して固定さ
れたセンサー支持台123に接触形センサ121,12
2を固定する。
【0063】この接触形センサ121,122は、それ
ぞれにコイル部125と直線部126とからなる接触子
127を備えている。両直線部は、図11に示すよう
に、ボビン8の軸心線に直交し互いに平行である。半田
線Wの中心線の左右移動端位置を仮想線128,129
で示している。両直線部126は、この仮想線128,
129上にあるように位置づけられている。
【0064】接触形センサ121,122は、直線部1
26に対する半田線の僅かな接触で電気信号を発するこ
とができる。この電気信号によりトラバース用サーボモ
ータ22の正転逆転などの制御を行う。
【0065】図12に示すフローチャートを参照して、
数値制御を行わずに接触形センサ121,122を用い
た場合の動作を次に簡単に説明する。ステップ21にお
ける入力パラメータは、実施例1のステップ1の入力パ
ラメータ以外に希望する巻取長Lが付加される。現実の
巻線長lは、ロータリエンコーダ77により積算値とし
て知ることができる。ステップS22〜25は、概ね実
施例1のステップ2〜4に同じである。現実の巻線長l
が希望長Lに達しておらず(ステップS26)左側、右側
のいずれかのセンサ121,122が動作するならば、
巻線用モータ2が停止する。センサ121,122のい
ずれかが動作すれば、初期値0の数Nは1だけ増加す
る。回転数Aは、A−N△Aに減じられる。巻線用モー
タ2に逆転指令が送られる。ステップS26〜ステップ
30が何回か繰り返され、ステップ26で現実の巻線長l
が希望長Lに達しておれば、巻線用モータ2を停止させ
(ステップS31)、シリンダ保持を解除し(ステップS
32)、ボビン8の計量をロードセル60で行い、一連の
巻取工程を完了させる。
【0066】また、以上に説明した動作手段のほかに、
手動で巻線用モータ2、トラバース用サーボモータ22
を正転方向または逆転方向に寸動させる寸動用ボタン、
測定長の値を零にするリセットボタン、空のボビンの重
量測定値を零にするリセットボタンなどが設けられてい
る。また、前記実施例は、巻取速度一定の場合について
説明したが、積層数の変化に対応して周速度を僅かに変
える制御を行うことができる。
【0067】
【発明の効果】本発明の細線用巻線機によると下記効果
が奏される。勝手角度はほとんど零であるが微妙に調整
されるので、細線は無理なく巻き取られ、変形、傷つき
が防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の細線用巻線機の実施例1を示
し、正面図である。
【図2】図2は、図1の一部の左側面断面図である。
【図3】図3は、2方向軸受39を示し、側面図であ
る。
【図4】図4は、鍔矯正手段を示し正面図である。
【図5】図5は、トラバース手段の制御装置を示し、回
路図である。
【図6】図6は、動作説明用フローチャート図である。
【図7】図7は、本発明の細線用巻線機の実施例2を示
し側面図である。
【図8】図8は、図1の正面図である。
【図9】図9は、テンションローラの正面図である。
【図10】図10は、センサー配置を示す側面図であ
る。
【図11】図11は、図10の正面図である。
【図12】図12は、接触形センサを用いた場合の動作
用フローチャート図である。
【符号の説明】
1…本体台(巻線機本体) 2…巻線用モータ 8…巻線用ボビン 20…トラバース手段 22…トラバース用サーボモータ 31…巻線供給始点案内手段 36…勝手角度制御手段支持用板 37…軸棒 38…軸方向転動回転輪 39…2方向軸受(39a,39b) 39a…リニア軸受 39b…回転軸受 40…勝手角度制御手段 42…取付穴 101,102…テンションローラ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】巻線機本体(1)と、 前記巻線機本体(1)に設けられている巻線用モータ
    (2)と、 前記巻線機本体(1)に支持され前記巻線用モータ
    (2)により回転駆動される巻線用ボビン(8)と、 前記巻線用ボビン(8)の回転速度に同期して移動し可
    塑性巻線(W)の供給始点を移動させるための巻線供給
    始点案内手段(31)と、 前記巻線供給始点案内手段(31)を前記巻線用ボビン
    (8)の回転速度に同期して移動させるためのトラバー
    ス手段(20)と、 前記巻線供給始点案内手段(31)と前記巻線用ボビン
    (8)との間に介設され巻取り線の張力の分力を受けて
    軸方向に軽便に案内されて移動し前記可塑性巻線(W)
    を前記巻線用ボビン(8)に向かわせる方向の角度を勝
    手づけるための勝手角度制御手段(40)とからなるこ
    とを特徴とする細線用巻線機。
  2. 【請求項2】請求項1において、 前記勝手角度制御手段(40)は回転自在にかつ移動自
    在に支持するためのリニア軸受手段(37,39)とか
    らなり、 前記リニア軸受手段(37,39)は前記巻線供給始点
    案内手段(31)と同体に移動することを特徴とする細
    線用巻線機。
  3. 【請求項3】巻線機本体(1)と、 前記巻線機本体(1)に設けられている巻線用ボビン
    (8)と、 前記巻線用ボビン(8)の回転速度に同期して移動し可
    塑性巻線(W)の供給始点を移動させるための巻線供給
    始点案内手段(31)と、 前記巻線供給始点案内手段(31)を巻線用ボビン
    (8)の回転速度に同期して移動させるためのトラバー
    ス手段(20)と、 前記巻線供給始点案内手段(31)と前記巻線用ボビン
    (8)との間に介設され巻取り線の張力の分力を受けて
    軸方向に軽便に案内されて移動し前記可塑性巻線(W)
    を前記巻線用ボビン(8)に向かわせる方向の角度を勝
    手づけるための勝手角度制御手段(40)と、 前記巻線用ボビン(8)と前記巻線供給始点案内手段
    (31)との間で前記勝手角度制御手段(40)の位置
    を変更するための位置変更手段(30,42)とからな
    ることを特徴とする細線用巻線機。
  4. 【請求項4】請求項1,2,3から選択される1請求項
    において、前記ボビン(8)に向かう前記可塑性巻線
    (W)にテンションをかける複数のテンションローラ
    (101,102)が前記ボビンに近い位置に設けられ
    ていることを特徴とする細線用巻線機。
  5. 【請求項5】請求項4において、 前記複数のテンションローラ(101,102)は、前
    記巻線供給始点案内手段(31)に取り付けられている
    ことを特徴とする細線用巻線機。
JP17019195A 1994-06-14 1995-06-13 細線用巻線機 Pending JPH0859081A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17019195A JPH0859081A (ja) 1994-06-14 1995-06-13 細線用巻線機

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6-155384 1994-06-14
JP15538494 1994-06-14
JP17019195A JPH0859081A (ja) 1994-06-14 1995-06-13 細線用巻線機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0859081A true JPH0859081A (ja) 1996-03-05

Family

ID=26483403

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17019195A Pending JPH0859081A (ja) 1994-06-14 1995-06-13 細線用巻線機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0859081A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104310119A (zh) * 2014-10-13 2015-01-28 宁波瑞川电子科技有限公司 一种绕线机
CN107628479A (zh) * 2017-10-27 2018-01-26 山东劳动职业技术学院 一种纤维缠绕机
CN107662843A (zh) * 2017-09-25 2018-02-06 江阴市新华橡塑机械有限公司 一种钢丝缠绕机的放线张力装置
CN108439061A (zh) * 2017-02-16 2018-08-24 日本Tmt机械株式会社 纱线卷取机
CN110329845A (zh) * 2019-08-09 2019-10-15 清华四川能源互联网研究院 一种绕线装置及绕线车
CN112193926A (zh) * 2020-09-21 2021-01-08 山东亿博光电科技有限公司 一种光缆生产线上的收线辅助装置

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS621177U (ja) * 1985-06-19 1987-01-07
JPS621179U (ja) * 1985-06-20 1987-01-07
JPS63134474A (ja) * 1986-11-27 1988-06-07 Kawasaki Steel Corp 線材巻き取り装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS621177U (ja) * 1985-06-19 1987-01-07
JPS621179U (ja) * 1985-06-20 1987-01-07
JPS63134474A (ja) * 1986-11-27 1988-06-07 Kawasaki Steel Corp 線材巻き取り装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104310119A (zh) * 2014-10-13 2015-01-28 宁波瑞川电子科技有限公司 一种绕线机
CN108439061A (zh) * 2017-02-16 2018-08-24 日本Tmt机械株式会社 纱线卷取机
CN107662843A (zh) * 2017-09-25 2018-02-06 江阴市新华橡塑机械有限公司 一种钢丝缠绕机的放线张力装置
CN107628479A (zh) * 2017-10-27 2018-01-26 山东劳动职业技术学院 一种纤维缠绕机
CN110329845A (zh) * 2019-08-09 2019-10-15 清华四川能源互联网研究院 一种绕线装置及绕线车
CN112193926A (zh) * 2020-09-21 2021-01-08 山东亿博光电科技有限公司 一种光缆生产线上的收线辅助装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4734409B2 (ja) 巻線装置、テンション装置、及び巻線方法
US7640774B2 (en) Wire drawing machine and method
KR100253025B1 (ko) 선조재의 권취 장치
US4444036A (en) Method of forming a coil spring
US20130037647A1 (en) Winding Machine and Method for Controlling the Winding Machine
KR20200125284A (ko) 섬유 장력조절 장치 및 이를 이용한 장력조절 방법
US11239029B2 (en) Winding apparatus and winding method using same
US5310124A (en) Wire tensioner with program controlled bidirectional pulley wheel
JPH0859081A (ja) 細線用巻線機
CN101018724A (zh) 卷绕装置
JP2002145527A (ja) 特に敏感な巻取り材料用の巻取機
CN111874746A (zh) 力矩传感器及收丝机
CN108975067B (zh) 张力装置
US5413304A (en) Apparatus for supporting coil material supply device
JP2750817B2 (ja) 糸条巻取機の接圧制御方法
CN111115390A (zh) 一种绕线设备
JP2022500328A (ja) 巻取機
CN211971414U (zh) 一种绕线设备
JPH09315683A (ja) 電線巻取機
JP7336825B2 (ja) 巻線装置及び巻線方法
JP3641812B2 (ja) テープ巻き付け巻き取り装置
JP2714032B2 (ja) 光ファイバの繰り出し装置
JP2021109762A (ja) 巻線装置及び巻線方法
JP2816255B2 (ja) 張力制御装置
CN212197932U (zh) 绕线设备