JPH0858658A - 自動二輪車のフレーム構造 - Google Patents

自動二輪車のフレーム構造

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JPH0858658A
JPH0858658A JP19678194A JP19678194A JPH0858658A JP H0858658 A JPH0858658 A JP H0858658A JP 19678194 A JP19678194 A JP 19678194A JP 19678194 A JP19678194 A JP 19678194A JP H0858658 A JPH0858658 A JP H0858658A
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JP
Japan
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frame
liquid
motorcycle
welded
body frame
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Application number
JP19678194A
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English (en)
Inventor
Chiaki Hirata
田 千 秋 平
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フレームの一部を液体通路とする自動二輪車
のフレーム構造を提供する。 【構成】 車体フレームの一部を液体の通路として使用
する自動二輪車のフレームにおいて、液体の入口端5a
および出口端5bを有するパイプ材5の端部外周面に車
体フレームとして必要な構成材6,6を溶接し、上記パ
イプ材5がフレームの一部を構成するようにしたことを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動二輪車のフレーム構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、水冷エンジンやドライサンプ
エンジンを搭載する自動二輪車では、水やオイルの通路
として車体フレームを構成するフレームチューブの一部
を利用する場合がある。
【0003】このようなフレームチューブを液体通路と
して利用するようにした車体フレームは、図4に概略
を、図5に詳細を示すように、フレームチューブ1を液
体通路として使用するためのユニオンパイプ2,2がフ
レームチューブ1の一端および他端近くの側部に溶接
3,3により取付けられ、これらユニオンパイプ2,2
を通じてフレームチューブ1内への液体の流動がなされ
るように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかして従来では、上
記のようにフレームチューブ1を液体通路として使用す
る関係上、ユニオンパイプ2,2の溶接3,3部はもち
ろん、フレームチューブ1の端部1a,1aの溶接4,
4部は液漏れ(圧漏れ)のないよう強固で精密な溶接が
なされなければならず、そのためこれらの溶接箇所は他
部の溶接に較べより慎重な溶接が必要となり、そのうえ
溶接後に液漏れ(圧漏れ)の試験を実施することが不可
欠であった。
【0005】また上記フレームチューブ1がダウンチュ
ーブである場合、そのダウンチューブ全体を液体通路と
して使用し、その両端は他部材に溶接することによって
閉塞して液漏れのないようにしているため、液漏れ試験
を行なうとき被検体が著しく大型になってしまい、試験
装置が大掛りとなるという問題があった。
【0006】本発明はこれに鑑み、車体を構成するフレ
ームチューブを液体通路として使用するという従来の考
え方を廃し、液体通路部材をフレーム化することによっ
てその液体通路自体液漏れをチェックする必要がなく、
溶接による不良品の発生率を低減し、液漏れのない自動
二輪車のフレーム構造を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記従来の技術が有する
問題点を解決する手段として本発明は、車体フレームの
一部を液体の通路として使用する自動二輪車のフレーム
において、液体の入口端および出口端を有するパイプ材
の端部外周面に車体フレームとして必要な構成材を溶接
し、上記パイプ材がフレームの一部を構成するようにし
たことを特徴とする。
【0008】
【作用】車体フレームの一部を液体通路とするためのパ
イプ材自体に液体の入口端および出口端を有しているの
で、パイプ材自身が液漏れに対し完璧な構造となってお
り、このパイプ材に接続される他のフレーム構成材はパ
イプ材の端部外周面に溶接して外付けされているので、
パイプ材の液漏れに対し何らの影響を与えることがな
く、液漏れテストを行なう必要もなくなる。
【0009】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。図1に示すように、パイプ材5はその端部に
液体の入口端5aおよび出口端5bを構成するよう両端
が略直角状に屈曲され、このパイプ材5の屈曲部5c,
5cの外周面にフレームとして必要な構成材6,6(パ
イプ)の端部6a,6aが溶接7,7により同一軸線状
に接続され、これらパイプ材5、構成材6,6により車
体フレームとしての構造をなしている。図1、図5にお
いて9は構成材6に溶接されたボスである。
【0010】したがって、例えばエンジン冷却水等の液
体はパイプ材5の入口端5aからパイプ材5に入り、パ
イプ材5内を通って出口端5bから流出するようにパイ
プ材5のみの内部を流れる。
【0011】このパイプ材5は、元来入口端5aおよび
出口端5bを含み屈曲部5c,5cが一体ものであるた
め、液体が流れる範囲には溶接箇所は存在せず、そのた
め溶接箇所からの液漏れの問題は一切生じることがな
い。
【0012】なお上記パイプ材5の屈曲部5c,5cの
外周面に溶接される構成材6,6は、その内部を封止す
る必要がないので車体フレームの他の部材への接続につ
いて図3に示すように溶接によらずボルトまたはリベッ
ト8,8等による重ね継手とすることも可能となり、そ
の構成に制約を受けることがなく、車体フレームの一部
を液体通路としても車体フレームとしての構造の自由度
が得られる。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、液
体の入口端および出口端を有するパイプ材に他の車体フ
レーム構成材を溶接してフレームとしたことにより、溶
接後パイプ材の液漏れを生じることがなく、液漏れ試験
が不要となり、大掛りな試験装置を用いずともすむ。ま
た他のフレーム構成部材の溶接も他の溶接部と同等でよ
く、余分な精密溶接を必要としないなどの種々優れた効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す一部切欠側面図。
【図2】本発明の一実施例を示す分割図。
【図3】他のフレーム構成材との結合例を示す一部の断
面図。
【図4】自動二輪車のフレームの一部を液体通路とした
従来の技術を示す側面図。
【図5】図4の一部を拡大してその構造を示す側面図。
【符号の説明】
1 フレームチューブ 2 ユニオンパイプ 5 パイプ材 5c 屈曲部 6 フレーム構成材

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】車体フレームの一部を液体の通路として使
    用する自動二輪車のフレームにおいて、液体の入口端お
    よび出口端を有するパイプ材の端部外周面に車体フレー
    ムとして必要な構成材を溶接し、上記パイプ材がフレー
    ムの一部を構成するようにしたことを特徴とする自動二
    輪車のフレーム構造。
JP19678194A 1994-08-22 1994-08-22 自動二輪車のフレーム構造 Pending JPH0858658A (ja)

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JP19678194A JPH0858658A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 自動二輪車のフレーム構造

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JPH0858658A true JPH0858658A (ja) 1996-03-05

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