JPH0858647A - 鉄履帯用ゴムパッド及びそれに用いるロックピン - Google Patents
鉄履帯用ゴムパッド及びそれに用いるロックピンInfo
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- JPH0858647A JPH0858647A JP6048495A JP6048495A JPH0858647A JP H0858647 A JPH0858647 A JP H0858647A JP 6048495 A JP6048495 A JP 6048495A JP 6048495 A JP6048495 A JP 6048495A JP H0858647 A JPH0858647 A JP H0858647A
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- Japan
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- rubber pad
- hook
- lock pin
- shoe plate
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- Load-Engaging Elements For Cranes (AREA)
Abstract
提供する。 【構成】 鉄履帯に装着されるゴムパッドにおいて、芯
金が両端に着脱用フックを有し、一方の端のフックは折
り返し部が短く他方のフックは折り返し部が長く、かつ
加硫されたゴム材が芯金に固着されていることを特徴と
する鉄履帯用ゴムパッド、及びそれに用いられる両頭付
ロックピン。
Description
からなる鉄履帯用ゴムパッド及びそれに使用されるロッ
クピンに関する。
道が足回りとして用いられている。その無限軌道の鉄履
帯には、滑りの抑制、騒音防止などを目的とする消耗部
品として、天然ゴム、スチレンブタジエンゴム、ニトリ
ルゴム等の合成ゴムの単独又は混合物からなるゴムパッ
ドが取り付けて用いられている。厚さ方向に単層または
複層にしたものからなるゴムパッドを取り付けることに
よって、舗装路面を走行する際に、車体重量による衝撃
力をゴムの弾性変形により吸収するとともに、車体重量
を極力均一に分散させて路面の損傷防止をはかってい
る。
ッド」はあらかじめシュープレートにゴムパッド取付け
用の穴をあけて置き、ボルトを溶接して構成した芯金に
ゴムを加硫・接着したゴムパッドと鉄履帯のシュープレ
ートとをナットによって締め付ける。
ーラ走行装置のゴムパッド取り付け構造」は、金属材に
ゴムを加硫・接着したゴムパッドの金属材とシュープレ
ートとを左右端部夫々クリップによって狭持固定する。
用パッド」は、ゴムを加硫・接着したゴムパッドの芯金
と一体又は別々からなる駒係止片とシュープレートの両
端部とをボルトにて固着する。
の履帯用ゴムパッド」は、シュープレートのグローサと
ゴムパッドの対抗面に半円形の溝を成形し、この溝に一
対の長いピンを挿入して固着する。
無限軌道帯の狭い場所にボルト・ナットの締付けに技術
を要し、わずらわしく取付け交換に長時間を要する。
(2)はシュープレートとゴムパッドの金属材とをクリ
ップによって狭持固定しているので、建設機構等が走行
中振動等により脱落し易い。(4)は一対の長いピンを
挿入するため技術を要し、又、ピンがゴムに圧入してい
るので脱落しやすい。これらの作業は機械メーカー、履
帯メーカーおよびディーラー等の専門技術者に頼らざる
を得ない場合もあり、多くの欠点を有している。
ではボルトを用いてゴムパットを鉄履帯に装着してお
り、そのため、ボルトの締付に技術を要し、わずらわし
く、その取付交換に長時間を要するとともに、その作業
は機械メーカー、履帯メーカーおよびディーラーなどの
専用技術者に頼らざるを得ないなどの欠点を有してい
た。そこで取付け・交換を容易にし、誰もが現場で取付
け・交換作業できるような鉄履体とゴムパッドが必要で
あった。
ねた結果、特定構造のフックを有し、取付けにボルトを
必要としないゴムパッドにより上記課題が解決されるこ
とを見出し本発明に至った。同時に、フックに最適な両
頭付ロックピンを発明した。以下の(1)〜(3)であ
る。
両端に着脱用フックを有し、一方の端のフックは折り返
し部が短く他方のフックは折り返し部が長く、かつ加硫
されたゴム材が芯金に固着されていることを特徴とする
鉄履帯用ゴムパッド。
ドをシュープレートに固定するための着脱用フックのロ
ックピンにおいて、該ロックピンが両端に突起状係止片
を有し、長手方向の片方にテーパを有することを特徴と
する鉄履帯ゴムパッド用ロックピン(以下両頭付ロック
ピンという)。
突起状係止片が同一面に有ってその反対面は突起状係止
片の面及び平行な面とテーパ面を有する前記(2)記載
の鉄履帯ゴムパッド用ロックピン。
である鉄履帯のシュープレートの板厚と同じ隙間を有し
ており、両端のフックは長さを違えて作られている。片
側のフックは芯金の端部から折り曲げられているが、反
対側のフックは芯金の端部より空隙を設けて芯金に係止
するように折り曲げられている。
ドをシュープレートに取付ける時は、上記空隙を設けて
折り曲げられているフックをシュープレートに挾み、こ
の空隙の奥に突き当たるまでハンマー等にて移動させる
と、シュープレートとゴムパッドが密着する。次に反対
側のフックの奥に突き当たるまでハンマー等で移動させ
るとゴムパッドが固定されるので、空隙を設けて折り曲
げられているフックの空隙に、ロックピンを挿入して固
定を確実なものとする。このようにして作業現場で高い
専門技術がなくともハンマー等だけで取付・取外しが簡
単にできる。
他に固定用キー、固定用ピンを用いてシュープレートに
取り付けることもできる。その形状は特に限定されない
が、例えば両頭付ロックピンが好ましい。
頭付ロックピンは、ロックピンの長手方向横断面は角形
でフックの空隙とほぼ同一形状、両端に一体成形された
突起状係止片を有し、その突起状係止片を有する面と反
対側の面の一片は平行で他片は端部に向かって先細りの
テーパーを有することを特徴とする鉄履帯ゴムパッド用
ロックピンである。このロックピンを熱処理して硬度H
RC32〜38にすることにより、高強度・高靭性にな
り高寿命とすることができる。
あるフックの空隙は、鉄履帯のシュープレートの板厚と
ほぼ同一であるが、、フックの長さは違えて作られてい
る。一端のフックはシュープレートの端部から折り曲げ
られているが、他端のフックは対向のシュープレートの
端部から前記一端のフックの折り曲げ長さを加算した地
点から折り曲げられている。すなわち、前記一端のフッ
クの折り曲げ長さ相当分が空隙となりここに本発明の両
頭付ロックピンを装着する。
付ける時は、シュープレートに他端のフックを挾み空隙
の奥に突き当たるまで挿入する。次に当該鉄履帯ゴムパ
ッドを一端のフックの奥に突き当たるまで移動するとシ
ュープレートと鉄履体ゴムパッドは密着する。そして他
端のフックの当該空隙に本発明の両頭付ロックピンをテ
ーパー片側から挿入する。テーパー部分が挿入されると
突起状係止片がフック内面に突き当たって挿入が困難に
なるので、ハンマ等で叩いて挿入する。挿入が終わると
一端の突起状係止片がフックの内面から側面に突出し他
端の突起状係止片と共にストッパーになり両頭付ロック
ピンが固定されて鉄履帯ゴムパッドがシュープレートか
ら脱落しない。
ら取り外す時は、上記の操作と逆操作を行う。
建設機械等が走行中に緩んで脱落することがなく、ハン
マー等の簡単な道具によって挿入・取外しが容易にでき
る。
説明する。図1はこの発明に関する鉄履帯全体及びこれ
に用いられるゴムパッドの斜視図である。図1において
1はトラックリンク、2はシュープレートである。本発
明によるゴムパッドは以下のように構成されている。3
は芯金、4は芯金に接着された加硫したゴム部材、5は
芯金の一つの端部から折り曲げられているフックであ
り、該フックの折り返し部は短くなっている。6は芯金
の他の端部より空隙を設けて折り曲げられているフック
であり、該フックの折り返し部は固定用の空隙7が生ず
るようにフック5よりも長くなっている。8は両頭付ロ
ックピンであり、これらフックを両頭付ロックピンで固
定することができる。
ト2に取付けた断面図である。取付後芯金3より空隙を
設けて折り曲げられているフック6の内側にシュープレ
ート2との間に空隙7が生じるので、この空隙7に両頭
付ロックピン8が挿入される。
取付けるには、図3のように芯金3の端部よりの折り返
し部が長く空隙を設けて折り曲げられているフック6を
シュープレート2の端部に合わせて、ハンマー等にてフ
ック6の空隙7の奥まで突き当てると、図4の状態にな
り、シュープレート2と芯金3は密着する。次に反対側
のフック5側にハンマー等にて衝撃を与えてフック5の
内側に突き当たるまで芯金3を移動させると図5の状態
になり、これでゴムパッドは芯金3の両端にあるフック
5,6により、シュープレート2に固定されるので、更
にフック6の内側の空隙7に両頭付ロックピン8を打込
んで、移動しないように固定が確実なものとなる。
を示す斜視図である。図7の断面図に示されるように、
両頭付ロックピン8はテーパー片9を有しており、この
テーパー部以外は平行な面12となっている。又、ピン
8の両端は突起状係止片10、11となっている。材質
は日本工業規格JIS S45C、長さ76mm、対向
係止片間の長さ65mm、幅6mm、一端高さ10mm
と係止片高さ3mm、他端高さ4mmと係止片高さ3m
m、テーパ部長さ35mmからなる。図2に示すように
鉄履帯ゴムパッドはシュープレート2、芯金3から構成
され、この芯金3はフック5、6と空隙7からなる。こ
の空隙7にロックピン8のテーパー片9から挿入し、挿
入が終わると突起状係止片10がフック6の内面に突当
たり(図7)、摩擦によって挿入が困難になるのでハン
マ等で叩いて他の突起状係止片11の近くまで挿入する
(図8)。突起状係止片10がフック6を貫通すると突
起状係止片10がフック6の内面から側面に突出し、
又、突起状係止片11はフック6側面に接合してストッ
パになり、両頭付ロックピン8がフック6に固定される
(図9)。このように鉄履帯ゴムパッドがシュープレー
ト2から脱落しないようになる。
ドは、ハンマー等にてゴムパッドの芯金3を左右に移動
させるだけで簡単に取付けることができ、従来技術のよ
うにボルトの締付けに長時間を要するわずらわしさがな
くなる。特に、本発明の両頭付ロックピンを用いると上
記効果が著しい。
・交換ができるようになり、作業性を大幅に向上させる
ことができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 鉄履帯に装着されるゴムパッドにおい
て、芯金が両端に着脱用フックを有し、一方の端のフッ
クは折り返し部が短く他方のフックは折り返し部が長
く、かつ加硫されたゴム材が芯金に固着されていること
を特徴とする鉄履帯用ゴムパッド。 - 【請求項2】 請求項1記載の鉄履帯用ゴムパッドをシ
ュープレートに固定するための着脱用フックのロックピ
ンにおいて、該ロックピンが両端に突起状係止片を有
し、長手方向の片方にテーパを有することを特徴とする
鉄履帯ゴムパッド用ロックピン。 - 【請求項3】 ロックピンの横断面が角形を有し、突起
状係止片が同一面に有ってその反対面は突起状係止片の
面及び平行な面とテーパ面を有する請求項2記載の鉄履
帯ゴムパッド用ロックピン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP06048495A JP3325422B2 (ja) | 1994-06-13 | 1995-03-20 | ゴムパッド付鉄履帯 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13053494 | 1994-06-13 | ||
JP6-130534 | 1994-06-13 | ||
JP06048495A JP3325422B2 (ja) | 1994-06-13 | 1995-03-20 | ゴムパッド付鉄履帯 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0858647A true JPH0858647A (ja) | 1996-03-05 |
JP3325422B2 JP3325422B2 (ja) | 2002-09-17 |
Family
ID=26401557
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP06048495A Expired - Lifetime JP3325422B2 (ja) | 1994-06-13 | 1995-03-20 | ゴムパッド付鉄履帯 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3325422B2 (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998007613A1 (fr) | 1996-08-20 | 1998-02-26 | Yanmar Diesel Engine Co., Ltd. | Engin de terrassement pivotant |
WO2001087694A1 (fr) | 2000-05-15 | 2001-11-22 | Bridgestone Corporation | Patin pour chenille |
NL1017735C2 (nl) * | 2000-03-30 | 2003-04-04 | Mitsubishi Steel Mfg | Rubberen kussen en vergrendelingspin voor ijzeren rupsband. |
US6557954B1 (en) | 1998-09-29 | 2003-05-06 | Tomitaro Hattori | Crawler pad for the tread board of a crawler track shoe |
JP2019014413A (ja) * | 2017-07-10 | 2019-01-31 | 三菱製鋼株式会社 | 履帯パッド |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3655312A4 (en) | 2017-07-21 | 2021-04-21 | Fomatec Oy | LAND VEHICLE TRACK ASSEMBLIES AND TRACK REPAIR METHOD |
-
1995
- 1995-03-20 JP JP06048495A patent/JP3325422B2/ja not_active Expired - Lifetime
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US6557954B1 (en) | 1998-09-29 | 2003-05-06 | Tomitaro Hattori | Crawler pad for the tread board of a crawler track shoe |
NL1017735C2 (nl) * | 2000-03-30 | 2003-04-04 | Mitsubishi Steel Mfg | Rubberen kussen en vergrendelingspin voor ijzeren rupsband. |
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JP2019014413A (ja) * | 2017-07-10 | 2019-01-31 | 三菱製鋼株式会社 | 履帯パッド |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3325422B2 (ja) | 2002-09-17 |
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