JPH085843A - 光ファイバテープ心線分離装置 - Google Patents

光ファイバテープ心線分離装置

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JPH085843A
JPH085843A JP14177294A JP14177294A JPH085843A JP H085843 A JPH085843 A JP H085843A JP 14177294 A JP14177294 A JP 14177294A JP 14177294 A JP14177294 A JP 14177294A JP H085843 A JPH085843 A JP H085843A
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JP
Japan
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optical fiber
roller
gripping means
rollers
core wire
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Application number
JP14177294A
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English (en)
Inventor
Keiji Osaka
啓司 大阪
Tetsuaki Watanabe
哲章 渡辺
Takeshi Kashima
健 加嶋
Naoshi Ogawa
直志 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 分離に伴ない光ファイバの伝送特性を低下さ
せないと共に、多心の光ファイバテープ心線を任意の比
率で複数に分離する分離装置を提供すること。 【構成】 上下対をなすローラ2、2aが所定の間隙を
離して、かつ複数対配設され、この間隙(収納領域)に
収納された光ファイバテープ心線1の上下面に各ローラ
が圧接している。駆動側であるローラ2、2の各回転軸
6、6aに設けられたノブ7、7aを個別に回転操作し
て、複数対のローラ2、2aと2、2aにより光ファイ
バテープ心線1を幅方向で速度差を有して押し出すこと
により、この光ファイバテープ心線1をしごき、複数に
分割する。光ファイバテープ心線1の幅方向にローラ
2、2aを移動させることにより、光ファイバテープ心
線1の分離位置を変更できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多心光ファイバテープ
心線分離装置に関し、より詳しくは、複数の光ファイバ
心線が平面状に配列され、共通被覆層で一体化された多
心の光ファイバテープ心線を複数に分離するための分離
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】多心の光ファイバテープ心線を全て単心
の光ファイバ心線(ガラスファイバを個別被覆層で被覆
したもの)、又は光ファイバ心線の本数比が2:1ある
いは3:1等になるよう複数に分離する必要性は、例え
ば光ファイバケーブルの接続工事、光ファイバ端末の各
種機器への接続の際などに必然的に、かつしばしば生じ
る。このような多心光ファイバ心線の分離の必要性か
ら、現在の光ファイバテープ心線は、複数の光ファイバ
心線が1心ずつ分離可能な状態で共通被覆層を介して一
体化された構造とされている。
【0003】この光ファイバテープ心線の従来の分離具
として、特開平3−213804号に開示のものが知ら
れている。この分離具は、ファイバ切断用の段違い台車
を有し、内側に光ファイバテープ心線を保持できる二つ
の基板が相互に開閉自在に連結された構造である。そし
て、二つの基板で保持された光ファイバテープ心線の厚
み方向に、せん断力を加えながら、当該テープ心線をそ
の長手方向に沿って引くことにより、この光ファイバテ
ープ心線を上記二つの段違い台車の段部で2分割するも
のである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平3−21380
4号の分離具を用いて光ファイバテープ心線を分離しよ
うとすると、上述のように、段違い台車の段部でテープ
心線の表面に傷をつけ、厚み方向に、せん断力を加えて
切り裂くものであるから、硬質の材料からなる台車の段
部によって光ファイバの半径方向に無視できない応力が
加えられ、それが光ファイバを屈曲させて伝送特性に悪
影響を与えるおそれがあった。
【0005】また、この分離具では、光ファイバテープ
心線を規定位置で単純に2分割するだけであり、3分割
以上あるいは分割位置を変えて不均等の本数比に分割す
ることはできない。
【0006】本発明は上記の欠点を解決したもので、多
心の光ファイバテープ心線を多種多様の態様で分離する
際にも、安全に、かつ伝送特性に影響を与えることのな
い分離装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め本発明は、複数の光ファイバをそれぞれ個別被覆層で
被覆した複数の光ファイバ心線を、同一面内で互いに平
行に配列し共通被覆層により一体化して成る光ファイバ
テープ心線を、所定の隣合う1対の光ファイバ心線の間
で分離する光ファイバテープ心線分離装置において、光
ファイバテープ心線の分離すべき分離部分に、せん断力
を、光ファイバテープ心線の長手方向に沿って発生させ
る、せん断力発生手段を備えることを特徴とする。
【0008】また、せん断力発生手段は、分離部分の両
側に位置する光ファイバテープ心線の所定部分をそれぞ
れ把持する第1及び第2の把持手段と、第1の把持手段
により把持された光ファイバテープ心線の一部分に対し
て第2の把持手段により把持された光ファイバテープ心
線の一部分を、長手方向に沿って相対的に移動させる移
動手段とを備えることが望ましい。
【0009】第1及び第2の把持手段のそれぞれは、光
ファイバテープ心線を挟持して長手方向に送り出すロー
ラ対を備え、移動手段は、第1及び第2の把持手段のそ
れぞれの上記ローラによる光ファイバ心線の送出し量が
相違するように第1の把持手段のローラ対と、上記第2
の把持手段におけるローラ対の回転速度を異ならせる回
転駆動機構を備えることが望ましい。
【0010】また、上記第1及び第2の把持手段のそれ
ぞれのローラ対の一方を駆動ローラとし、他方を従動ロ
ーラとするのが望ましい。
【0011】また、上記従動ロラに代えてテープ送り溝
を有するガイド板を配設することもできる。
【0012】また、上記第1の把持手段と第2の把持手
段は、交互に複数配置してもよい。
【0013】また、上記第1の把持手段のローラと第2
の把持手段のローラの回転速度差は、プーリ又は歯車機
構により、一つの駆動源から与えられるように構成する
ことが望ましい。
【0014】また、第1の把持手段のローラ対に対し、
第2の把持手段のローラ対の径を異ならせることによ
り、光ファイバ心線の送り出し量が相違するように構成
することができる。
【0015】また、第1及び第2の把持手段のローラ対
の手前位置には加傷手段を配設することが望ましい。
【0016】さらに、上記ローラは、硬質の芯体の表面
に弾性体を被覆して構成することもできる。
【0017】第1及び第2の把持手段のそれぞれにおけ
るローラ対の一方を、外周部分が弾性体から成る径の異
なる小径ローラ及び大径ローラを同軸に配置して一体化
した駆動ローラユニットで形成し、第1及び第2の把持
手段におけるローラ対の他方を上記駆動ローラユニット
と同様な構成の従動ローラユニットで形成し、駆動ロー
ラユニットの大径ローラと従動ローラユニットの小径ロ
ーラが対向するように配置するのが望ましい。
【0018】
【作用】本発明の構成によると、光ファイバテープ心線
の分離部分に、せん断力が当該光ファイバテープ心線の
長手方向に沿って加えられるので、光ファイバテープ心
線の厚み方向に大きな屈曲を与えることなく、共通被覆
層を長手方向にせん断することで複数に分離することが
できる。
【0019】また、光ファイバテープ心線の分離部分を
挟んだ幅方向の両側で、第1、第2の把持手段により把
持して光ファイバテープ心線の長手方向に相対移動させ
ることで、光ファイバテープ心線の分離部分に、せん断
力が長手方向に沿って加えられ、容易に分離される。
【0020】また、第1および第2の把持手段をそれぞ
れ一対のローラで構成し、移動手段をこれら第1および
第2の把持手段の一方のローラを回転駆動させる機構と
することで、光ファイバテープ心線の分離部分に対し
て、長手方向に沿って連続的に、せん断力を与えること
ができる。ここで、移動手段については、第1の把持手
段の一方のローラに回転駆動を与え、第2の把持手段の
一方のローラに抵抗を与えるようにすると、第1の把持
手段の一方のローラの回転駆動のみで、光ファイバテー
プ心線の長手方向に沿って、せん断力を連続して加える
ことができる。
【0021】さらに、第1および第2の把持手段を、弾
性体の大径ローラと小径ローラからなる逆向きの2つの
ローラユニットで形成し、双方のローラユニットを回転
駆動させ、あるいは、一方のローラユニットを回転駆動
すると共に他方のローラユニットに抵抗を加えれば、同
様に光ファイバテープ心線に対して、せん断力を長手方
向に連続的に与え得る。そして、大径ローラの変形によ
って、光ファイバテープ心線に対しては分離部分を挟ん
だ両側で逆向きの変形が与えられるので、せん断力が長
手方向に与えられたことによる分離が、この変形によっ
て促進されることになる。
【0022】本発明では、光ファイバテープ心線に、せ
ん断力を長手方向に与えて分離するものであり、従来の
ように厚み方向に、せん断力を加えてこれを引き裂くも
のではないから、光ファイバに過大な応力が作用せず、
従って光ファイバには大きな屈曲は生じないので、たと
え光ファイバ心線が活線状態(信号光の伝送中)にあっ
ても、伝送特性が低下しない。また、光ファイバテープ
心線をその幅方向に移動させることで、当該テープ心線
の分離位置を容易に変更できる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の第1実施例を図1〜図3によ
って説明する。
【0024】図1は分離装置の一部を断面で示した正面
図、図2はその側面図、図3は要部の斜視図であり、そ
れぞれ要部以外の外囲器等は図示を省略している。各図
に示されるように、実施例の分離装置では、光ファバテ
ープ心線1を厚み方向の上下から把持する把持手段とし
て、回転体の例が示されている。第1の把持手段とし
て、ローラ2a1 、2b1 が一定の間隔をあけて上下で
一対をなして配設され、かつ第2の把持手段としてロー
ラ2a2 、2b2 が軸方向に並設されている。上記ロー
ラ2a1 、2b1 および2a2 、2b2 間の間隙が光フ
ァイバテープ心線1の収納領域とされる。この光ファイ
バテープ心線1は、図4〜図6に示すように、各々が個
別被覆されたガラスファイバからなる複数の光ファイバ
心線1aがほぼ一列に配列され、共通被覆層1bで一体
的に被覆された構造になっている。
【0025】2対のローラ2a1 、2b1 と2a2 、2
2 は金属等硬質の芯体4に所定肉厚の硬質又は軟質の
ゴム、プラスチック等の被覆体5を被せて構成されてい
る。2対のローラ2a1 、2b1 と2a2 、2b2 のう
ち、光ファイバテープ心線1の上側に位置するローラ2
1 、2a2 が駆動側とされ、光ファイバテープ心線1
の下側に位置するローラ2b1 、2b2 が従動側とされ
る。上下側の各ローラ2a1 、2b1 と2a2 、2b2
はそれぞれ共通の軸線上に支持されて、かつ個別に回転
するように設けられている。
【0026】より詳しく説明すると、図1で、光ファイ
バテープ心線1の上側の2つのローラ2a1 、2a2
それぞれ分割された回転軸61 、62 に固定されてい
て、この回転軸61 、62 の端部にはそれぞれノブ
1 、72 が設けられている。各回転軸61 、62 は、
上側基体8aに基端が固定して設けられた軸受板9
1 、9a2 を貫通し、アンギュラ玉軸受によって片持
ちで支持されている。したがって、各ノブ71 、72
把持してオペレータが回転操作し、あるいはモータ等
(図示せず)で回転駆動すれば、上記の各ローラ2
1 、2a2 を個別に回転させることができる。
【0027】光ファイバテープ心線1の下側の2つのロ
ーラ2b1 、2b2 には共通軸10が貫通し、かつこの
共通軸10との間にそれぞれ軸受けが介在されて、個別
に従動回転する。また、共通軸10は、光ファイバテー
プ心線1の長手方向と直交する方向(厚さ方向)に相対
移動可能(あるいは上側基体8aに対して開閉可能)な
下側基体8bに設けられた軸受板9b1 、9b2 で支持
されている。
【0028】図2に示すように、光ファイバテープ心線
1の長手方向の前後には位置規定枠12が設けられ、こ
れにより、光ファイバテープ心線1の配列方向にずれ動
かないように支持される。位置規定枠12は図3に示す
ように略コ字状であって、その両側部は光ファイバテー
プ心線1の両端位置から立上っている。
【0029】次に、上記分離装置の動作を図3を参照し
て説明する。光ファイバテープ心線1を図の位置にセッ
トしたうえ、上下で対をなす2対のローラ2a1 、2a
2 と2b1 、2b2 を互いに接近させ、各ローラを光フ
ァイバテープ心線1の上下面に圧接させる。つづいて、
ノブ71 、72 を把持して駆動側のローラ2a1 、2a
2 を回転させる。このとき、左右のノブ71 、72 の回
転操作を加減して、各対のローラ2a1 、2a2 の回転
速度v1 、v2 を制御することにより、異なる速度つま
り、v1 ≠v2 で光ファイバテープ心線1をその長手方
向に押し出すことができる。
【0030】すると、光ファイバテープ心線1には、第
1の把持手段をなすローラ2a1 、2b1 と第2の把持
手段をなす2a2 、2b2 の間の分離部分で光ファイバ
テープ心線1の長手方向に沿って、せん断力が作用し、
光ファイバテープ心線1は2対のローラの境界部13が
分離線14となって2つに分離される。この場合には、
光ファイバテープ心線1の厚み方向には、せん断力は作
用しないので、光ファイバテープ心線1に無理な屈曲を
与えることがない。なお、分離は光ファイバテープ心線
1の共通被覆層1bの表面、厳密に言えば各光ファイバ
1a間の薄い共通被覆層1bの部分を各対のローラの境
界部13、つまり分離すべき分離部分に位置決めするこ
とで行なわれる。
【0031】また、位置規定枠12により位置が規定さ
れた光ファイバテープ心線1に対して、上下の基体8
a、8bを同期して左又は右に相対移動させることによ
り、押し出し速度が異なるローラ2a1 と2a2 の間の
境界部13、つまり分離部分が光ファイバテープ心線1
のファイバ配列方向(幅方向)に変位し、それにより、
この光ファイバテープ心線1の分離位置を容易に変更す
ることができる。
【0032】尚、図1〜3において、ノブ71 、72
代えてプーリ又は歯車(いずれも図示せず)を回転軸6
1 、62 に取付け、これらと駆動装置(図示せず)をベ
ルトや歯車で連動させ、機械的手段で各対の駆動側のロ
ーラ2a1 、2a2 を所定の速度で回転させてもよい。
【0033】また図1〜図3には図示されていないが、
光ファイバテープ心線1の共通被覆層1bが肉厚である
ときは、光ファイバテープ心線1の押出し方向にみて、
ローラ2a1 、2b1 と2a2 、2b2 の手前位置に加
傷手段を配設しておくとよい。この加傷手段は、例えば
光ファイバテープ心線1の上下面に傷を施す可動刃(図
示せず)で構成するとよい。そして、光ファイバテープ
心線1を長手方向に移動することにより、この可動刃で
テープ心線の上下面に連続して傷を加え、この傷を起端
として各ローラにより、肉厚の光ファイバテープ心線1
を容易に分離できる。
【0034】図4には共通被覆層1bが肉薄であって、
上記の加傷手段及び、位置規定手段を用いないでローラ
のしごき動作のみで分離できる光ファイバテープ心線1
が示されている。図5には共通被覆層1bが肉厚である
光ファイバテープ心線1が示されている。このテープ心
線の場合には、上記の加傷手段により図6に示されるよ
うな加傷部15が各光ファイバ心線1aの間の共通被覆
層1bに施され、これにより加傷部15の被覆が除去さ
れるので、この加傷部15を介して肉厚の光ファイバテ
ープ心線1が容易に分離できる。
【0035】次に、本発明の第2実施例を、図7および
図8を参照して説明する。図7は一部を断面で示した正
面図、図8は要部の斜視図である。
【0036】本実施例が第1実施例と異なる点は、把持
手段の構成と、ローラの回転駆動機構との2つである。
まず、第1および第2の把持手段については、第1実施
例では光ファイバテープ心線1の送り面を挟んで並設し
た対のローラ2a1 、2b1、と2a2 、2b2 で構成
したが、本実施例ではテープ送り構を上面に有するガイ
ド板81を従動ローラ2b1 、2b2 の代りに設け、こ
れとローラ2a1 、2a2 で第1および第2の把持手段
を構成している。すなわち、テープ送り構にセットされ
た光ファイバテープ心線1の幅方向の一方(図7の右
側)部分は、第1の把持手段をなすローラ2a1 とガイ
ド板81に挟まれて把持され、光ファイバテープ心線1
の幅方向の他方側(図7の左側)部分は、第2の把持手
段をなすローラ2a2 とガイド板81に挟まれて保持さ
れる。
【0037】回転軸61 、62 はそれぞれローラ2
1 、2a2 の芯体4に螺合しており、アンギュラ玉軸
受により軸受板9a1 、9a2 に回転可能に軸支されて
いる。ローラ2a1 、2a2 の回転機構については、回
転軸61 、62 にボルト821 、822 で固定されたハ
ンドル機構831 、832 が用いられている。このハン
ドル機構831 、832 をそれぞれ異なる速度で回転さ
せ、あるいは一方を回転させて他方に負荷(回転に対す
る抵抗)を与えることで、光ファイバテープ心線1の中
央部分(把持部分に挟まれた部分)が分離部分となって
長手方向に、せん断力が加えられる。
【0038】なお、図8に示すように、このときに光フ
ァイバテープ心線1がガイド板81のテープ送り溝から
外れないようにするため、把持手段を挟むガイド板81
の両側(光ファイバテープ心線1の送り方向の上流側と
下流側)には、それぞれ押え板841 、842 がヒンジ
結合されている。
【0039】次に、本発明の第3実施例を図9〜図12
を参照して説明する。
【0040】図9は第3実施例に係る分離装置の側面外
観図、図10はその正面外観図、図11は内部機構の断
面図、図12は内部機構の右側面図である。図9、図1
0に示すように、この第3実施例では、装置本体が上部
ケース18aと下部ケース18bとに分けられていて、
上下の各ケース18a、18bはヒンジ機構17によっ
て開閉自在とされ、これらの間が光ファイバテープ心線
1の収納領域とされている。光ファイバテープ心線1は
図9の矢印A方向から送り込まれ、矢印B方向に排出さ
れる。
【0041】また、上部ケース18aと下部ケース18
b内には上下で対をなすローラ2a1 、2b1 と2
2 、2b2 が2対、それぞれ回転可能に支持されてい
る。上側のローラ2a1 、2a2 が駆動側であり、その
駆動手段として回転軸6aにハンドル機構20が取付け
られている。下側のローラ2b1 、2b2 は従動側で特
別な駆動手段は持たず、光ファイバテープ心線1と適当
な圧力で接触し、その移動に伴なって個々に回転する。
なお、光ファイバテープ心線1の送り方向(矢印方向)
にみてローラ2a1 、2a2 と2b1 、2b2 の前後位
置には、光ファイバテープ心線1の両端縁と係合してそ
の横ずれを防止する位置規定枠12a、12bがそれぞ
れケース18a、18bに設けられている。なお、この
位置規定枠12a、12bは、光ファイバテープ心線1
の幅方向に位置を変更できるようになっている。
【0042】図11および図12によって内部構造を説
明すると、上側の第1の把持手段をなす一方のローラ2
1 には第1歯車21が同軸で固着されており、上側の
第2の把持手段をなす他方のローラ2a2 には第4歯車
24が同軸で固着されている。各ローラ2a1 、2a2
の上方には支持板26の軸受を介して回転軸6と平行に
連結軸25が支持されており、この連結軸25の一端に
軸着された第2歯車22が第1歯車21と噛合してお
り、連結軸25の他端に軸着された第3歯車23が第4
歯車24と噛合している。
【0043】第1歯車21は連結パイプを介してハンド
ル機構20の基端に固定されており、これらを貫通する
共通軸6aが駆動ローラ2a1 、2a2 を貫通して装置
本体に固定されている。そして、貫通する共通軸6a
と、ローラ2a1 、2a2 および第1歯車21、第4歯
車24およびハンドル機構20との間には軸受が介在さ
れている。なお、下側の従動ローラ2b1 、2b2 につ
いても共通軸10が貫通しており、軸受によって個別に
回転可能になっている。なお、図12に示すように、片
持ちの共通軸6aで軸支された駆動ローラ2a1 、2b
2 には、バックアップホイール51が当接されており、
光ファイバテープ心線1から受ける上向きの力が共通軸
6aに加わるのを軽減している。
【0044】ここで、各歯車のピッチ円を、第1歯車2
1がd1 、第2歯車22がd2 、第3歯車23がd3
第4歯車24がd4 とすると、d3 <d2 、d4 >d1
の関係に設定されている。また、(d3 +d4 )/2=
(d1 +d2 )/2=1:軸間距離の関係に設定されて
いる。
【0045】上記の寸法関係を前提とすると、第1の把
持手段を成す駆動ローラ2a1 がk回転すると、第2の
把持手段をなす駆動ローラ2a2 はk×d1 ×d3
(d2×d4 )回転する。これから、d1 ×d3 =d2
×d4 の時のみ一方のローラ2a1 と他方のローラ2a
2 は同じだけ回転することになるが、上述のようにd1
×d3 ≠d2 ×d4 に構成することで、一方のローラ2
1 と他方のローラ2a2 の回転数は異なり、両者には
相対的な速度差が生じる。
【0046】上記のように第1、第2、第3、第4の各
歯車21、22、23、24の寸法関係を設定すること
で、ハンドル20は1個であるが、2対のローラ2
1 、2b1 と2a2 、2b2 を異なる速度で回転させ
ることが可能であり、それにより、各対のローラが圧接
する光ファイバテープ心線1に幅方向で異なる速度差v
1≠v2 を与えて、このテープ心線1の長手方向に沿っ
て、せん断力を与えて分割することができる。
【0047】次に、図13、図14を参照して第4実施
例を説明する。図13は内部機構の概略断面図であり、
図14はローラと歯車の位置関係を示す左側面概略図で
ある。この第4実施例では、2対のローラ2a1 、2b
1 と2a2 、2b2 のうち、駆動側のローラ2a1 、2
2 が共通の軸線上に配設され、ローラ2a1 は回転軸
6に固定される一方、ローラ2a2 は回転自在に軸支さ
れていて、回転軸6にハンドル20が取付けられてい
る。また、ローラ2a1 、2a2 にはそれぞれ歯車N11
と歯車N21がそれぞれ固定される。また、軸受で支持さ
れた連結軸25の一端に軸着された歯車N13が、歯車N
11と噛合っており、連結軸25の他端に固定された歯車
23が、歯車N21と噛合っている。
【0048】この第4実施例では、従動側のローラ2b
1 、2b2 にも駆動側と同じ回転動力が伝達され、連動
回転するように設けられている点が、第1実施例と相違
する。すなわち、この実施例では、従動側の各ローラ2
1 、2b2 は共通軸10に回転自在に軸支され、これ
らに歯車N12と歯車N22が固着されている。また、回転
自在の連結歯車W1 が、歯車N11及び歯車N12に噛合っ
ており、連結歯車W2が、歯車N21及び歯車N22に噛合
っている。したがって、この実施例ではハンドル20を
回すことで中間歯車である連結歯車W1 と連結歯車W2
が回転し、これにより従動側である歯車N12と歯車N22
を介して下側のローラ2b1 、2b2 が光ファイバテー
プ心線1との圧接の強弱に関係なく回転する。
【0049】さらに、この実施例では、右側の対のロー
ラ2a1 、2b1 と、左側の対のローラ2a2 、2b2
とが、互いに異なるスピードで回転する。すなわち、歯
車N11〜N23の各々のピッチ円をd11、d12、d13、d
21、d22、d23とし、連結歯車W1 、W2 のピッチ円を
1 、w2 とすると、d11>d21、d12>d22、d23
13、w2 >w1 であり、d11+d12+d13+w1 =d
21+d22+d23+w2となっているので、1つのハンド
ル20を回転操作することにより、左側の第1の把持手
段をなすローラ2a1 、2b1 が左側の第2の把持手段
をなすローラ2a2 、2b2 と互いに速度差を有して回
転される。したがって、光ファイバテープ心線1の上下
面へ速度差を有して圧接してテープ心線を押し出す動作
により、長手方向に沿ってテープ心線に、せん断力が加
えられ、分離がより確実に行なわれる。
【0050】次に、図15および図16を参照して第5
実施例を説明する。図15(a)は要部の正面図、同図
(b)はその断面図であり、図16(a)〜(c)は分
離の様子を示す図である。この第5実施例では、対をな
すローラユニット33a、33bは、硬質の芯体4を中
心として、その円周面が段差を有する弾性体、例えばウ
レタンゴム、スポンジ等で構成されており、この段差部
34を境とする大径ローラ部33a1 、33b2 と小径
ローラ部33a2 、33b1 をそれぞれ円周部に有して
いる。駆動側のローラユニット33aは軸受を介して軸
受板91 、92に軸支された回転軸6に固定され、従動
側のローラユニット33bは軸受によって共通軸10に
軸支されている。
【0051】この第5実施例では、一対のローラユニッ
ト33a、33bで光ファイバテープ心線1を挟持する
とき、図16に示されるように大径ローラ部33a1
33b2 の量的に多く圧縮し、小径ローラ部33a2
33b1 の量的に少なく圧縮して、圧縮面全体としては
ほぼ同一の半径に圧縮する(図16(c)参照)。ここ
で、図16(a)のように、下部のローラユニット33
bの小径ローラ部33b1 と大径ローラ部33b2 の半
径をr1 、r4 とし、上部のローラユニット33aの大
径ローラ部33a1 と小径ローラ部33a2 の半径をr
2 、r3 とすると、r1 <r2 、r3 <r4 、r1 ≠r
3 の関係に設定されている。そして、この寸法関係のロ
ーラユニット33aと33bの間に光ファイバテープ心
線1を挟持して、上側のローラユニット33aを駆動側
としてこれを回転させる。
【0052】このとき、図16(c)のように、半径r
2 の大径ローラ部33a1 と半径r4 の大径ローラ部3
3b2 が圧縮することにより、半径r1 の小径ローラ部
33b1 と半径r3 の小径ローラ部33a2 も光ファイ
バテープ心線1に押し付けられるが、上述のとおり、r
1 ≠r3 のため、そこでの半径r1 の小径ローラ部33
1 の速度v3 と、半径r3 の小径ローラ部33a2
速度v4 が、v3 ≠v4 となり、この相対速度により光
ファイバテープ心線1は、ローラユニット33a、33
bの段差部34が当接する部分(分離部分)に沿って長
手方向に、せん断力が加えられ、2つに分離される。ま
たこの場合、弾性体であるローラユニット33a、33
bの変形が分離したい光ファイバ間で、特に圧接位置の
前後で変形方向が逆になるため、せん断力が光ファイバ
の長手方向と直交する方向にも同時に加わり、さらに分
離が促進される。
【0053】なお、上下のローラユニット33a、33
bを共に回転駆動したときでも、長手方向に沿って、せ
ん断力を生じさせて分離できる。
【0054】図17、図18を参照して第6実施例を説
明する。図17は正面からみた構成を示し、上半分は全
ての要素を中心断面で示し、下半分は外観を示してい
る。また、図18は側面からみた構成を示し、同図
(a)は図17の右側から一番目のX1 −X1 断面図、
同図(b)は右側から二番目のX2 −X2 断面図を示し
ている。この第6実施例では、光ファイバテープ心線1
が4心であり、これに対応して、4対の上下のローラ2
1 〜a4 、2b1 〜b4 が、光ファイバテープ心線1
の上下面にそれぞれ圧接している。また、4対のローラ
2a1 〜a4 、2b1〜b4 のうち図中右端側から数え
て奇数番目のローラ2a1 、2a3 、2b1 、2b3
は小径のホイール37a1 、37a3 、37b1 、37
3 が接触しており、偶数番目のローラ2a2 、2
4 、2b2 、2b4 には大径のホイール38a2 、3
8a4 、38b2 、38b4 が接触している。さらに、
駆動ホイール40aと40bが小径と大径のホイール3
7a1 、38a2 と37b1 、38b2 に同時に接触し
ている。駆動ホイール40a、40bの回転軸41a、
41bにはノブ42a、42bが設けられている。
【0055】ローラ2a1 〜2a4 、2b1 〜2b4
全て共通軸10a、10bに軸受けを介して軸支されて
いるが、駆動ホイール40a、40bは軸受を介して回
転可能にされた回転軸41a、41bにそれぞれ固定さ
れ、上側の小径のホイール37a1 、37a3 は軸受に
より回転可能にされた共通軸381に固定され、大径の
ホイール38a2 、38a4 は軸受により回転可能にさ
れた共通軸382に固定されている。また、下側の小径
のホイール37b1 、37b3 は軸受により回転可能に
された共通軸383に固定され、大径のホイール38b
2 、38b4 は軸受により回転可能にされた共通軸38
4に固定されている。
【0056】第6実施例によると、各ノブ42a、42
bを把持して駆動ホイール40a、40bをそれぞれ同
一速度で回転させると、この駆動ホイール40a、40
bを介して小径のホイール37a1 、37b1 と大径の
ホイール38a2 、38b2が回転されることになる
が、上下で対をなす小径のホイール37a1 、37b1
同士と大径のホイール38a2 、38b2 同士は同じ速
度となりながら、隣り合う小径と大径のホイール37a
1 、38a2 とホイール37b1 、38b2 の間では異
なる速度となる。
【0057】一方、ホイール37a1 と37a3 は同期
して同一速度で回転し、共通する軸382、383、3
84に固定された他のホイールについても同様に同一速
度で回転する。結果として、奇数番目のローラ2a1
2b1 、2a3 、2b3 と偶数番目のローラ2a2 、2
2 、2a4 、2b4 が異なる周速度で回転して、光フ
ァイバテープ心線1には3カ所において長手方向に、せ
ん断力が加えられることにより、4心の光ファイバーテ
ープ心線1は縦に引き裂かれて4本の単心ファイバに分
離される。
【0058】図19を参照して第7実施例を説明する。
同図(a)は正面から見た図であり、右半分が外観、左
半分が中心での断面を示している。また、同図(b)は
側面構成を示し、下半分の図示は同一構成なので省略し
てある。この第7実施例では、光ファイバテープ心線
(図示せず)が4心であり、これに対応して、4対の上
下のローラ2a1 〜a4 、2b1 〜b4 が光ファイバテ
ープ心線の上下面に単心ファイバごとに圧接するように
なっている。また、4対のローラ2a1 〜a4 、2b1
〜b4 のうち図19(a)の右側から数えて、奇数番目
のローラ2a1 、2a3 、2b1 、2b3 が小径であ
り、偶数番目のローラ2a2 、2a4 、2b2 、2b4
が大径である。このように小径のローラ2a1 、2
3 、2b1 、2b3 と大径のローラ2a2 、2a4
2b2 、2b4 では、共通の軸で支持させることができ
ない。したがって、これらの小径と大径の各ローラは、
それぞれの外周面に回転自在に接触する複数の支持ロー
ラ43a1 〜43a4 、43b1 〜43b4 によって所
定の位置で回転自在に支持される。
【0059】また、上記小径のローラ2a1 、2a3
2b1 、2b3 には大径の駆動ホイール44a1 、44
3 (下側は図示せず)が接触しており、これと反対に
大径のローラ2a2 、2a4 、2b2 、2b4 には小径
の駆動ホイール45a2 、45a4 (下側は図示せず)
が接触している。大径と小径の駆動ホイール44a1
44a3 と45a2 、45a4 は共通の軸46(軸受に
より回転自在)に固定されていて、この軸46の端部に
ノブ47が設けられている。
【0060】第7実施例によると、ノブ47を把持して
大径と小径の駆動ホイール44a1、44a3 と45a
2 、45a4 を回転させると、これを介して奇数番目に
位置する小径のローラ2a1 、2a3 と、偶数番目に位
置する大径のローラ2a2 、2a4 とが異なる周速度で
回転し、第6実施例と同じ原理で、4心の光ファイバテ
ープ心線1が縦に引き裂かれ、4本の単心ファイバに分
離される。
【0061】図20、図21を参照して第8実施例を説
明する。図20は正面構成を示し、上半分は一部(支持
ホイール部分)を断面で示す外観図、下半分は中心での
断面図、図21は側面図である。この第8実施例では、
光ファイバテープ心線1が4心であり、これに対応して
4対の上下のローラ2a1 〜2a4 、2b1 〜2b4
光ファイバテープ心線1の上下面に圧接している。ロー
ラ2a1 〜2a4 、2b1 〜2b4 は断面が中空であ
り、したがって、外周に接触する複数の支持ローラ51
1 〜51a4 、51b1 〜51b4 により、所定位置
で回転自在に支持されている。また、このローラ2a1
〜2a4 、2b1 〜2b4 は外側の弾性体と内側の硬質
部材からなり、その内周に内歯車52a1 〜52a4
52b1 〜52b4 を有している。
【0062】上記複数対のローラ2a1 〜2a4 、2b
1 〜2b4 のうち、図20において右から奇数番目に位
置するローラ2a1 、2a3 と2b1 、2b3 の内歯車
52a1 、52a3 と52b1 、52b3 には大径の歯
車53a1 、53a3 と53b1 、53b3 が噛み合っ
ている。また、偶数番目に位置するローラ2a2 、2a
4 と2b2 、2b4 の内歯車52a2 、52a4 と52
2 、52b4 には小径の歯車54a2 、54a4 と5
4b2 、54b4 が噛み合っている。大径の歯車53a
1 、53a3 、53b1 、53b3 と小径の歯車54a
2 、54a4 、54b2 、54b4 はそれぞれ配置位置
を異にして設けられていて、大径の歯車と小径の歯車が
それぞれ別の軸55a、55bと56a、56bに支持
されている。そして、各軸55a、55b、56a、5
6bの一端に連結歯車57a、57b、58a、58b
同士が噛み合っており、また、大径歯車53a1 、53
3 と53b1 、53b3 の軸55aと55bの他端に
ノブ60aと60bが設けられている。
【0063】第8実施例では、ノブ60aと60bを把
持して回転操作すると、連結歯車57a、57bと58
a、58bを介して連動した大径と小径の歯車53
1 、53a3 、54a2 、54a4 と53b1 、53
3 、54b2 、54b4 が回転し、奇数番目のローラ
2a1 、2a3 、2b1 、2b3 と、偶数番目のローラ
2a2 、2a4 、2b2 、2b4 が異なる回転速度で回
転する。このとき、第7実施例と同じ原理により、光フ
ァイバテープ心線1は縦に引き裂かれて単心ファイバに
分離される。
【0064】図22、図23を参照して第9実施例を説
明する。図22は正面から見た構成を示し、下半分は外
観図、上半分は断面図である。また、図23は側面から
みた図である。この第9実施例では、光ファイバテープ
心線1が5心であり、これに対応して3対のローラ2a
1 、2a3 、2a5 、2b1 、2b3 、2b5 と、2対
の接触子61a2 、61a4 、61b2 、61b4 が並
設されている。3対のローラ2a1 、2a3 、2a5
2b1 、2b3 、2b5 は、図22において、右側から
順に奇数番目の位置に配設されており、2対の接触子6
1a2 、61a4 、61b2 、61b4 は偶数番目の位
置に配設されている。
【0065】2対の接触子61a2 、61a4 、61b
2 、61b4 は、先端がローラ2a1 、2a3 、2
5 、2b1 、2b3 、2b5 の円周と同じ曲率の円弧
状部62a2 、62a4 、62b2 、62b4 とされた
板状体であり、それぞれ支持体63a、63bに固定さ
れている。また、3対のローラ2a1 、2a3 、2
5 、2b1 、2b3 、2b5 は、接触子61a2 、6
1a4 、61b2 、61b4 に開設された軸孔64a、
64bを貫通する軸65a、65bに固着されている。
軸65a、65bは両端が軸受で回転自在に支持されて
おり、かつ軸65a、65bの一端にノブ68a、68
bが設けられている。接触子61a2 、61a4と61
2 、61b4 の円弧状部62a2 、62a4 、62b
2 、62b4 はローラ2a1 、2a3 、2a5 、2
1 、2b3 、2b5 の円周部と、それぞれ同一面上に
並ぶように配設されており、これら2対の接触子61a
2 、61a4 、61b2 、61b4 と3対のローラ2a
1 、2a3 、2a5 、2b1 、2b3 、2b5 は5心の
光ファイバテープ心線1の各光ファイバ1a1 〜1a5
に対応してテープ心線の上下面に接触できる。
【0066】第9実施例によると、各ローラ2a1 、2
3 、2a5 、2b1 、2b3 、2b5 と各接触子61
2 、61a4 、61b2 、61b4 を光ファイバテー
プ心線1の上下面に圧接させたうえ、上下の各ノブ68
a、68bを把持して回転させるとき、ローラ2a1
2a3 、2a5 、2b1 、2b3 、2b5 が回転するの
に対して、接触子61a2 、61a4 、61b2 、61
4 は回転しないので、押出される光ファイバテープ心
線1には、隣合う各光ファイバ1a1 〜1a5の間で交
互に速度差が生じる。このとき、第8実施例と同じ原理
により、光ファイバテープ心線1の長手方向に沿って、
せん断力が働き縦に引き裂かれて単心ファイバに分離さ
れる。
【0067】図24〜図26は本発明の分離装置を用い
た分離方法の一例を説明するための概念図である。この
方法は、長尺の光ファイバテープ心線1に、例えば3m
〜5mあるいはそれ以上の長尺の分離部を形成するもの
である。
【0068】すなわち、前述した実施例と同様の装置を
用いて、図24に示されるように、まず、光ファイバテ
ープ心線1(図24では4芯)の一部に部分的な分離部
70(図では3本)を形成する。このプロセスでは、上
側のローラ2a1 〜2aX (図ではx=4)は奇数番目
と偶数番目で交互に速度が異なるように制御される。
【0069】続いて、ローラ2a1 〜2aX 、2b1
2bX が光ファイバテープ心線1を挟持した状態で、こ
のローラ2a1 〜2aX 、2b1 〜2bX を回転しない
ように固定し、その状態で、光ファイバテープ心線1を
図24の矢印方向に移動させる。それにより、光ファイ
バテープ心線1がしごかれて、部分的な分離部70が図
26のようにテープ心線の長手方向に拡張し、図27に
示されるように、必要な長さの分離部70aが容易に形
成される。
【0070】なお、上記の方法により短尺の分離部を起
点として長尺の分離部を形成する際、光ファイバテープ
心線1の有する剛性で分離が助長されるもので、したが
って分離されるのはローラ2a1 〜2aX 、2b1 〜2
X による挟持部ではなく、これよりも先行して(図2
4、図25においてローラ2a1 〜2aX 、2b1 〜2
X の右側に)進展する。
【0071】図27は第10実施例に係るファイバ分離
装置の外観図、図28は光ファイバテープ心線の変位機
構の平面図、図29は同じく斜視図、図30は構造説明
図である。
【0072】本実施例では装置本体がヒンジ機構71に
より開閉可能な上部ケース71aと下部ケース71bと
に分れていて、上下の各ケース71a、71bの間が光
ファイバテープ心線1の収納領域とされている。光ファ
イバテープ心線1は、図27の矢印A方向から先端が挿
入されて反対方向から押出され、あるいはヒンジ機構に
より上部ケース71aを開いた状態で矢印B方向からセ
ットされる。
【0073】また、上部ケース71aと下部ケース71
b内には、把持手段としての上下で対をなすローラ2
a、2bが2対設けられていて、各ローラ2a、2b
は、移動手段である1つのノブ7a、7bの回転によ
り、2系統に分岐するホイール列によりそれぞれ異なる
回転数で回転する。各ローラ2a、2bと、これらを支
持する回転軸6a、6b及び、ホイールの配列関係、並
びに各ホイールの寸法関係は、いずれも先に示した実施
例と略同一であるので、その詳細な説明を省略する。
【0074】本実施例では、図28〜図30に詳細に示
されるように、テープ心線変位機構が装置本体に設けら
れている点が第1実施例と相違する。
【0075】テープ心線変位機構は、平面からみて(図
28参照)略コ字状の可動フレーム73と、この可動フ
レーム73を可動させる操作軸74を主な構成要素とす
る。可動フレーム73は、装置本体の下部ケース71b
の後部及び両側を取囲むように配設されていて、その両
側板73R、73Lに形成された凹部75R、75L
が、光ファイバテープ心線1の収納領域の入口部と出口
部に位置し、かつ光ファイバテープ心線1は、この凹部
75R、75Lに嵌まった状態で収納領域に収容され
る。
【0076】操作軸74は、装置本体の下部ケース71
bの後部に設けられた支持板76の起立壁761に形成
された軸孔に挿入されていて軸方向に移動しないよう、
かつ回転自在に支持されている。また、操作軸74の先
端部に形成されたネジ部78が、可動フレーム73に形
成されたネジ孔に螺合されている。操作軸74の先端は
装置本体の下部ケース71bに回転可能に支持されてお
り、操作軸74の他端にはノブ82が設けられている。
【0077】第10実施例によると、ノブ82を正逆方
向に回転させることにより、ネジ部78とネジ孔との螺
合により、可動フレーム73が図30で矢印方向に移動
し、凹部75に支持された光ファイバテープ心線1が、
可動フレーム73と一緒にローラ2a、2bの軸線方向
に移動する。それにより、回転速度差のある2対のロー
ラ2a、2bの境界部に対する光ファイバテープ心線1
の圧接面が心線の幅方向に移動する。
【0078】それにより、光ファイバテープ心線1の、
光ファイバ配列方向にみた分離位置を変更することがで
き、例えば、光ファイバテープ心線の数を1本対2本、
2本対1本、1本対3本、3本対1本、2本対2本等の
ごとく任意の比率の本数で分割することができる。
【0079】本発明は上記の実施例に限定されず、各種
の変形、発展が可能である。例えば、把持手段としての
上下で対をなすローラの配設数は任意である。また各ロ
ーラを速度差を有して回転させるための連動機構と、そ
の駆動手段も変更自由である。具体的には、連動機構を
ベルト方式とし、駆動手段をモータ駆動等に変更でき
る。さらに、ローラの材質や変状等も変更して良く、例
えば、ローラと光ファイバテープ心線との接触面の接触
抵抗を増大のため、ローラ表面を粗面とするなどの変更
を行なうことができる。
【0080】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明の構
成によると、光ファイバテープ心線の分離部分に、せん
断力が当該光ファイバテープ心線の長手方向に沿って加
えられるので、光ファイバテープ心線の厚み方向に大き
な屈曲を与えることなく、共通被覆層を長手方向にせん
断することで複数に分離することができる。
【0081】本発明では、光ファイバテープ心線に、せ
ん断力を長手方向に与えて分離するものであり、従来の
ように厚み方向に、せん断力を加えてこれを引き裂くも
のではないから、光ファイバに過大な応力が作用せず、
従って光ファイバには大きな屈曲は生じないので、たと
え光ファイバ心線が活線状態(信号光の伝送中)にあっ
ても、伝送特性が低下しない。また、光ファイバテープ
心線をその幅方向に移動させることで、当該テープ心線
の分離位置を容易に変更できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る分離装置を一部断面
で示す正面断面説明図である。
【図2】図1の装置の側面説明図である。
【図3】図1の装置の要部を示す斜視図である。
【図4】肉薄の光ファイバテープ心線の断面説明図であ
る。
【図5】肉厚の光ファイバテープ心線の断面説明図であ
る。
【図6】図5の光ファイバテープ心線に加傷を施す状態
の断面説明図である。
【図7】第2実施例の装置を一部断面で示す正面図であ
る。
【図8】図7の装置の要部斜視図である。
【図9】第3実施例の構造を説明する側面外観図であ
る。
【図10】図9に示す装置の正面外観図である。
【図11】図9に示す装置の内部機構の断面説明図であ
る。
【図12】図11の内部機構の側面図である。
【図13】第4実施例の内部機構の概略断面図である。
【図14】図15のローラと歯車の関係を示す側面説明
図である。
【図15】第5実施例の要部正面図および断面図であ
る。
【図16】図15による分離の様子の説明図である。
【図17】第6実施例の装置を一部断面で示す正面説明
図である。
【図18】図17のX1 −X1 、X2 −X2 線に沿う側
断面説明図である。
【図19】第7実施例の正面および側面を一部断面にて
示す説明図である。
【図20】第8実施例の装置を断面で示す正面構成の説
明図である。
【図21】第8実施例の装置の側面構成の説明図であ
る。
【図22】第9実施例の装置を一部断面で示す正面構成
の説明図である。
【図23】第9実施例の装置の側面構成の説明図であ
る。
【図24】本発明の装置による光ファイバテープ心線の
分離プロセス(第1段階)を説明する斜視図である。
【図25】本発明の装置による光ファイバテープ心線の
分離プロセス(第2段階)を説明する斜視図である。
【図26】本発明の装置による光ファイバテープ心線の
分離後の様子を説明する斜視図である。
【図27】第10実施例の装置を示す外観の斜視図であ
る。
【図28】第10実施例の変位機構の構造説明図であ
る。
【図29】第10実施例の変位機構の構造を示す斜視図
である。
【図30】第10実施例の変位機構の構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
1…光ファイバテープ心線、1a…光ファイバ、1b…
共通被覆層、2a…上側のローラ、2b…下側のロー
ラ、6…回転軸、7…ノブ、33a…上側のローラユニ
ット、33b…下側のローラユニット、70…分離部、
71a…上部ケース、71b…下部ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加嶋 健 神奈川県横浜市栄区田谷町1番地 住友電 気工業株式会社横浜製作所内 (72)発明者 小川 直志 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光ファイバをそれぞれ個別被覆層
    で被覆した複数の光ファイバ心線を、同一面内で互いに
    平行に配列し共通被覆層により一体化して成る光ファイ
    バテープ心線を、所定の隣合う1対の前記光ファイバ心
    線の間で分離する光ファイバテープ心線分離装置におい
    て、 前記光ファイバテープ心線の分離すべき分離部分に、せ
    ん断力を、前記光ファイバテープ心線の長手方向に沿っ
    て発生させる、せん断力発生手段を備えることを特徴と
    する光ファイバテープ心線分離装置。
  2. 【請求項2】 前記せん断力発生手段は、 前記分離部分の両側に位置する前記光ファイバテープ心
    線の所定部分をそれぞれ把持する第1及び第2の把持手
    段と、 前記第1の把持手段により把持された光ファイバテープ
    心線の一部分に対して前記第2の把持手段により把持さ
    れた光ファイバテープ心線の一部分を、前記長手方向に
    沿って相対的に移動させる移動手段と、から成る請求項
    1記載の光ファイバテープ心線分離装置。
  3. 【請求項3】 前記第1及び第2の把持手段のそれぞれ
    は、前記光ファイバテープ心線を挟持して前記長手方向
    に送り出すローラ対から成り、 前記移動手段は、前記第1及び第2の把持手段のそれぞ
    れの前記ローラ対による前記光ファイバ心線の送出し量
    が相違するように前記第1の把持手段のローラ対と前記
    第2の把持手段におけるローラ対の回転速度を異ならせ
    る回転駆動機構から成る請求項2記載の光ファイバテー
    プ心線分離装置。
  4. 【請求項4】 前記第1及び第2の把持手段のそれぞれ
    の前記ローラ対の一方が駆動ローラであり、他方が従動
    ローラである請求項3記載の光ファイバテープ心線分離
    装置。
  5. 【請求項5】 前記従動ローラに代えて、テープ送り溝
    を有するガイド板が配設されていることを特徴とする請
    求項4記載の光ファイバテープ心線分離装置。
  6. 【請求項6】 前記第1及び第2の把持手段は前記光フ
    ァイバ心線の幅方向に位置変更が可能である請求項2〜
    5のいずれかに記載の光ファイバテープ心線分離装置。
  7. 【請求項7】 前記第1の把持手段と前記第2の把持手
    段が交互に複数配置されている請求項2〜6のいずれか
    に記載の光ファイバテープ心線分離装置。
  8. 【請求項8】 前記第1の把持手段のローラと第2の把
    持手段のローラの回転速度差はプーリ又は歯車機構によ
    り、一つの駆動源から与えられるように構成されている
    請求項3〜7のいずれかに記載の光ファイバテープ心線
    分離装置。
  9. 【請求項9】 前記第1の把持手段のローラ対と前記第
    2の把持手段のローラ対の径を異ならせることにより、
    前記光ファイバ心線の送り出し量が相違するようにした
    請求項3〜6のいずれかに記載の光ファイバテープ心線
    分離装置。
  10. 【請求項10】 前記第1及び第2の把持手段のローラ
    対の手前位置に加傷手段を配設した請求項2〜9のいず
    れかに記載の光ファイバテープ心線分離装置。
  11. 【請求項11】 前記ローラは硬質の芯体の表面に弾性
    体を被覆して形成されている請求項3、4、5、8、
    9、10のいずれかに記載の光ファイバテープ心線分離
    装置。
  12. 【請求項12】 前記第1及び第2の把持手段のそれぞ
    れにおける前記ローラ対の一方を外周部分が弾性体から
    成る径の異なる小径ローラ及び大径ローラを同軸に配置
    して一体化した駆動ローラユニットで形成し、前記第1
    及び第2の把持手段におけるローラ対の他方を、前記駆
    動ローラユニットと同様な構成の従動ローラユニットで
    形成し、駆動ローラユニットの大径ローラと従動ローラ
    ユニットの小径ローラが対向するように配置した請求項
    3、4、6、7、9、10のいずれかに記載の光ファイ
    バテープ心線分離装置。
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