JPH0858211A - 印字用カセット - Google Patents

印字用カセット

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JPH0858211A
JPH0858211A JP21666994A JP21666994A JPH0858211A JP H0858211 A JPH0858211 A JP H0858211A JP 21666994 A JP21666994 A JP 21666994A JP 21666994 A JP21666994 A JP 21666994A JP H0858211 A JPH0858211 A JP H0858211A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 情報が検出されるまでに行われた印字内容が
無駄になることを確実に防止できるとともに、反射型に
加え透過型のセンサも使用することができる印字用カセ
ットを提供する。 【構成】 テープカセット1の下カセットケース3に配
置されたフィルムテープスプール7の近傍位置におい
て、フィルムテープスプール7から補助ガイド8に至る
フィルムテープ4の走行経路の途中に、フィルムテープ
4の両側に対向するように一対のセンサ挿入孔21,2
2を形成する。そして、テープカセット1がテープ印字
装置に装着された際、各センサ挿入孔21,22内に透
過型センサ27a,27bが配置され、各透過型センサ
27a,27bを介してフィルムテープ4が有する各種
の情報が検出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置等に使用す
る、プリント用インクリボン等を内蔵した印字用カセッ
トに関し、特に、インクリボン等に関する情報を印字装
置の印字ヘッドまでの送り出し経路前半にて検出可能な
ようにセンサ挿入孔を設けた印字用カセットに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、フィルムテープ等の被印字テ
ープにインクリボンを介して文字等のキャラクタを印字
するテープ印字装置が使用されているが、そのテープ印
字装置に装着されるテープカセット又はリボンカセット
(以下、「印字用カセット」と総称する)においては次
の様なものが開示されている。図7は、従来のテープカ
セットの内部を示す平面図である。テープカセット1に
は、図に示すようにフィルムテープ51、フィルムテー
プ51に印字を施すためのインクリボン52、そして印
字されたフィルムテープ51を対象物に粘着させるため
の両面粘着テープ53が各スプール54,55,56に
巻回されて回転可能に軸支されている。そして、フィル
ムテープ51が補助ガイド60,61を介して、また、
インクリボン52が補助ガイド62,61を介して印字
装置の駆動手段によって開口部58へ送り出される。ま
た、印字装置は、印字機構内に複数の発熱素子を配列し
たサーマルヘッド57と、サーマルヘッド57にインク
リボン52とフィルムテープ51とを押圧するプラテン
ローラ30とを有しており、これらにより、インクリボ
ン52と重ね合わされたフィルムテープ51に文字等の
印字が行われる。
【0003】ところで、テープ印字装置に前記のような
テープカセットを使用してフィルムテープやインクリボ
ンを適正に送りつつ見栄えの良い文字付テープを作成す
るためには、テープカセット1内のフィルムテープ51
或はインクリボン52の種々の情報、例えば、フィルム
テープ又はインクリボンの終端であるとか、インクリボ
ンの色情報等を読み取る必要があり、従来ではテープ印
字装置側にセンサを配置し、そのセンサに対してカセッ
ト側にセンサ読み取り用の切欠を設けて情報を読み取る
ことが行なわれている。例えば、従来においては、図8
に示すようにテープカセットに検出用の窓を形成したも
のが使用されていた。即ち、インクリボンとフィルムテ
ープが送り出され、サーマルヘッドによって印字が行な
われる開口部58に隣接してセンサ窓59が、カセット
ケース50の側面に形成されている。また、テープ印字
装置側では、センサ窓59に対向して反射型センサが配
置され、引き出されたインクリボン52或はフィルムテ
ープ51がそのセンサ窓59を通過する際、それらの終
端部やインクリボンの色等の各種情報が検出されてい
る。
【0004】このように、従来の印字用カセット1で
は、センサ窓59は、インクリボン52等が送り出され
る開口部58の直前に形成されているが、これは、印字
ヘッド57がインクリボン52等に平行に当たるよう
に、インクリボン52等をガイドピン60,62に摺接
させるなどしているため、フィルムテープ51やインク
リボン52が安定して走行されるからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の印字用カセット1のように、テープが送り出される
開口部58直前にセンサ窓59が設けられたものでは次
のような不都合が生じた。つまり、従来のように開口部
58直前でフィルムテープ51等の検出を行う構成で
は、テープ走行が安定しているため適切に各種情報を読
み取ることができるが、検出位置が開口部58に位置す
るサーマルヘッド57の直前であるため、検出時期が遅
れるという問題があった。例えば、印字の途中でフィル
ムテープ51やインクリボン52の終了情報が読み取ら
れ、印字の途中で中途半端に印字が中断された後、テー
プ交換要の表示が示される等の不都合が生じていた。こ
れでは、それまでに行われた印字内容が無駄になってし
まうおそれがある。また、図8のように下カセットケー
ス50の側面部に切欠を設けてセンサ窓59としたの
で、取扱いの際に指先等によってテープを押したり、引
っかく等してしまうため、テープをたるませたり傷つけ
たりすることがあった。更に、カセットケース50外壁
に形成したセンサ窓59がテープ面に平行に形成されて
いるが、これでは使用するセンサが反射型に限定されて
しまうため、検出対象が限定されてしまうという問題が
あった。
【0006】本発明は前記従来の問題点を解決するため
になされたものであり、インクリボンや被印字テープが
スプールから引き出される早期の時点でインクリボンや
被印字テープが有する各種の情報を検出し、また、イン
クリボンや被印字テープの走行路の両側にセンサ挿入孔
を形成することにより、情報が検出されるまでに行われ
た印字内容が無駄になることを確実に防止できるととも
に、反射型に加え透過型のセンサも使用することができ
る印字用カセットを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明の印字用カセットは、インクリボンを巻回した
リボン供給スプールと、リボン供給スプールから所定の
走行路に沿ってインクリボンを引き出すとともに巻き取
るリボン巻取スプールとをカセット本体内に回転可能に
配設した印字用カセットにおいて、前記リボン供給スプ
ールの近傍位置で前記走行路の両側に形成された一対の
センサ挿入孔を有するものである。また、本発明の印字
用カセットは、望ましくは、インクリボンを巻回したリ
ボン供給スプールと、リボン供給スプールからインクリ
ボンを引き出すとともに巻き取るリボン巻取スプール
と、インクリボンを介して文字等の印字が行われるとと
もに所定の走行路に沿って引き出される被印字テープを
巻回した被印字テープスプールとをカセット本体内に回
転可能に配設した印字用カセットにおいて、前記被印字
テープスプールの近傍位置で前記走行路の両側に形成さ
れた一対のセンサ挿入孔を有するものである。更に、本
発明の印字用カセットは、前記被印字テープが、フィル
ムテープからなることが望ましい。
【0008】
【作用】請求項1に記載の構成を有する本発明の印字用
カセットでは、カセット本体内でリボン供給スプールに
巻回されたインクリボンが、回転するリボン巻取スプー
ルによって所定の走行路に沿って引き出されるとともに
巻き取られるが、前記リボン供給スプールの近傍位置で
前記走行路の両側に形成された一対のセンサ挿入孔に挿
入されたセンサが、リボン供給スプールから引き出され
る早期の時点で、インクリボンが有する各種の情報を検
出するので、情報が検出されるまでに行われた印字内容
が無駄になることなく印字される。
【0009】また、請求項2に記載の構成を有する本発
明の印字用カセットでは、カセット本体内で、リボン供
給スプールに巻回されたインクリボンが、回転するリボ
ン巻取スプールによって引き出されるとともに巻き取ら
れ、被印字テープスプールに巻回された被印字テープス
プールが、そのインクリボンを介して文字等の印字が行
われるとともに所定の走行路に沿って引き出されるが、
前記被印字テープスプールの近傍位置で前記走行路の両
側に形成された一対のセンサ挿入孔に挿入されたセンサ
が、被印字テープスプールから引き出される早期の時点
で、被印字テープが有する各種の情報を検出するので、
情報が検出されるまでに行われた印字内容が無駄になる
ことなく印字される。
【0010】また、請求項3に記載の構成を有する本発
明の印字用カセットでは、被印字テープスプールに巻回
されたフィルムテープが、所定の走行路に沿って引き出
されるが、その被印字テープスプールの近傍位置で前記
走行路の両側に形成された一対のセンサ挿入孔に挿入さ
れたセンサが、被印字テープスプールから引き出される
早期の時点で、そのフィルムテープが有する各種の情報
を検出するので、情報が検出されるまでに行われた印字
内容が無駄になることなく印字される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の印字用カセットを、長尺状の
被印字テープに印字を行うテープカセットにつき具体化
した実施例について図面を参照して説明する。印字装置
2に装着した本実施例のテープカセット1の外観斜視図
を図1に示し、その内部構成の平面図を図2に示す。テ
ープカセット1は、略直方体形に樹脂等で形成した下カ
セットケース3の内部に、被印字テープであるフィルム
テープ4、フィルムテープ4に印字を施すためのインク
リボン5、印字がなされたフィルムテープ4に裏貼され
る有色で両面の粘着テープ6とをそれぞれスプールに巻
回して収納したものである。
【0012】フィルムテープ4は、フィルムテープスプ
ール7に巻回されて収納されている。このフィルムテー
プスプール7から引き出されたフィルムテープ4は、補
助ガイド8、補助ガイド9を経由して印字装置2の印字
機構であるサーマルヘッド10が配置された印字部11
を通過し、印字装置2から回転駆動を受けるテープ駆動
ローラ20、及び、従動ローラ12に導かれてテープカ
セット1の外部に至る。
【0013】インクリボン5は、その終端がリボン供給
スプール13に接合され、巻回されて収納されている。
リボン供給スプール13から引き出されたインクリボン
5は、補助ガイド14を経由してフィルムテープ4と重
ね合わされ、フィルムテープ4と共に印字部11を通過
する。その後フィルムテープ4から離され、補助ガイド
15,16を経由して、印字装置2から回転駆動を受け
るリボン巻取スプール17に至る。インクリボン巻取ス
プール17には、インクリボン5の始端が接合され巻取
られる。そのリボン巻取スプール17の内歯18は、テ
ープカセット1を印字装置2に装着した際、印字装置2
の回転駆動端と嵌合される。内歯18が印字装置2によ
って駆動されることにより、リボン巻取スプール17が
回転して、インクリボン5を巻き取る。
【0014】有色両面粘着テープ6は、片面に剥離紙を
重ね合わされた状態で、剥離紙を外側にして粘着テープ
スプール19に巻回されて収納されている。粘着テープ
スプール19から引き出された有色両面粘着テープ6
は、テープ駆動ローラ20に導かれて、剥離紙が重ね合
わされない側の粘着面がフィルムテープ4の文字印字面
に貼着される。そして、フィルムテープ4と共にテープ
カセット1の外部に至る。
【0015】更に、下カセットケース3には、フィルム
テープスプール7に巻回されたフィルムテープ4の周囲
に沿ってテープガイドGが形成されており、また、フィ
ルムテープスプール7から補助ガイド8に至るフィルム
テープ4の走行路の途中において、長方形状を有する一
対のセンサ挿入孔21,22が形成されている。センサ
挿入孔21,22は、フィルムテープ4がフィルムテー
プスプール7から引き出される引出し位置と印字部11
との間の距離をLとすると、引出し位置と印字位置との
中間位置よりも引出し位置に近い位置に設けられてい
る。また、各センサ挿入孔21,22との間に形成され
る隙間が、フィルムテープ4の走行路23の一部をな
す。
【0016】ここで、図3は、図1のA−A断面を示し
た図であり、センサ挿入孔21,22の断面を示した図
である。各センサ挿入孔21,22は、フィルムテープ
4を挟んで一対になるように形成されている。フィルム
テープ4がセンサ挿入孔21,22の間を通るように所
定幅の間隔が設けられて走行路23が形成されている。
そして、その走行路23を挟んで対面する内側面24,
25には、センサ挿入孔21、走行路23そしてセンサ
挿入孔22を連通するよう同じ位置にセンサ窓24a,
25aが形成されている。また、他3方の側面は下カセ
ットケース3下面から上カセットケース26上面に渡っ
て側壁が形成されている。そして、テープカセット1を
印字装置2に装着した時には、そのセンサ挿入孔21,
22にそれぞれ透過型センサ27a,27bが嵌挿され
る。
【0017】このような構成を有するテープカセット1
は、印字の際には、リボン巻取スプール17が内歯18
を介して印字装置2の側から回転駆動を受ける。また、
テープ駆動ローラ20も印字装置2から回転駆動を受け
る。テープ駆動ローラ20が駆動されることにより、フ
ィルムテープ4がフィルムテープスプール7から、粘着
テープ6が粘着テープスプール19から、それぞれ引き
出される。フィルムテープスプール7と粘着テープスプ
ール19とは、テープが引き出された分だけ回転する。
【0018】また、インクリボン巻取スプール17が図
2中反時計回りに駆動されることにより、インクリボン
5がリボン供給スプール13から引き出される。リボン
供給スプール13は、インクリボン5が引き出された分
だけ反時計回りに回転する。尚、プラテンローラ28が
リボン巻取スプール17やテープ駆動ローラ20と同期
して回転駆動するように構成され、インクリボン5がサ
ーマルヘッド10とプラテンローラ28とにより、フィ
ルムテープ4と重なり合った状態で挟持されつつ、プラ
テンローラ28の回転により送出され、その送出された
分がリボン巻取スプール17に巻取られる構成とするこ
とも可能である。
【0019】このようにしてインクリボン5及びフィル
ムテープ4が引き出され、サーマルヘッド28によって
所定の文字等が印字されたフィルムテープ4に、更に粘
着テープ6が接着されてテープカセット1外へ送り出さ
れる。ところで、このとき引き出されるフィルムテープ
4は、センサ挿入孔21,22の間の走行路23を走行
することとなるが、その際、センサ挿入孔21,22に
嵌挿された透過型センサ27a,27bによってフィル
ムテープ4の情報が検出される。そのため、例えば、フ
ィルムテープ4が送り出されると、センサ挿入孔21,
22の間の走行路23を通過する際に、透過型センサ2
7a,27bが、センサ挿入孔21,22の互いの窓2
4a,25aを介して、フィルムテープ4の終端に印刷
されたゼブラマークを検出し、その検出信号を印字装置
に発信することによって印字装置2の回転駆動が停止さ
れる。しかし、このとき各透過型センサ27a,27b
によりゼブラマークが検出された位置とサーマルヘッド
10の位置との間には、フィルムテープ4の印字可能領
がある程度残っているため、即座に停止することなく区
切りのいいところまで印字が継続されて、その後駆動が
停止される。
【0020】以上のテープカセット1は、ラミネートテ
ープタイプの文字付テープを作成するテープカセット1
に関するものを示して説明したが、例えば、次に説明す
るように本テープカセット1をレセプターテープを使用
したテープカセットにも適用できる。図4は、第2実施
例に係るテープカセットの内部を示した図であり、図5
は、第3実施例に係るテープカセットの内部を示した図
である。図4は、レセプターテープを検出すべくセンサ
挿入孔21,22間の走行路23をレセプターテープ3
1が通過するようにしたものであり、図5は、インクリ
ボン5の情報を検出すべく、リボン供給スプール13に
巻回されたインクリボン5をテープガイドG内に嵌挿さ
せ、インクリボン5がセンサ挿入孔21,22間の走行
路23を通過するようにしたものである。
【0021】また、本各実施例においてもセンサ挿入孔
21,22は、レセプターテープ31又はインクリボン
5が各スプール19,13から引き出される引出し位置
と印字部11との間の距離をLとすると、引出し位置と
印字位置との中間位置よりも引出し位置に近い位置に設
けられている。ここで、レセプターテープとは、レセプ
タシート(フィルムテープ)とセパレータシート(離形
紙)からなり、これらの間には粘着剤により貼り付けら
れている。レセプターテープの粘着面と反対の面は、イ
ンクリボンを用いて印字される印字面である。従って、
セパレータシートを剥すことにより、印字されたレセプ
ターテープを被貼付対象物に貼り付けられるようになっ
ているものである。
【0022】これにより、第2実施例の場合は、第1実
施例の場合と同様に印字対象テープであるレセプタシー
トの情報が検出される。一方、例えば、第3実施例で
は、インクリボン5が送り出されると、センサ挿入孔2
1,22間の走行路23を通過する際に、透過型センサ
27a,27bが、そのインクリボン5の終端に透光率
の顕著に異なる被検出部を検出し、信号を発信すること
によって印字装置2の回転駆動を停止させる。しかし、
このときもインクリボン5の印字可能領域は、前記と同
様にある程度残っているために即座に停止されず、透光
率の異なる被検出部までの区切りのいいところまで印字
が継続され、その後駆動が停止される。
【0023】更に、第4実施例のテープカセットのセン
サ挿入孔部分の断面図を図6に示す。これは、厚さの薄
いテープカセットを示したものである。これでは、第1
実施例のものと同じように、上下面に貫通したセンサ挿
入孔41,42が形成されており、同じようにテープが
案内されて走行するようにセンサ挿入孔41,42間に
走行路43が形成されている。そして、各センサ挿入孔
41,42の内側面には窓44,45が形成されてい
る。また、外壁は下カセットケース46から上カセット
ケース47に連続しておらず、窓の上端と同じ位置まで
設けられている。そして、テープカセットを印字装置に
装着した場合は、透過型センサ27a,27bがセンサ
挿入孔41,42を貫通し、上カセットケース47を突
き抜けて配置される。このようなテープカセットにおい
ても、上記第1乃至第3実施例のようにインクリボン等
の情報が検出される。
【0024】以上、本発明に係るテープカセットの実施
例について説明したが、上記実施例によれば、反射型セ
ンサに限らず透過型センサの使用が可能となった。ま
た、フィルムテープやインクリボンがテープカセット外
に露呈されることがないため、人の指先等によって触れ
られることもなくなり、テープが傷つけられることな
く、たるむこともなくなったので適切な印字が行なわれ
る。
【0025】尚、前記各実施例は本発明を何ら限定する
ものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の変形
・改良が可能であることはもちろんである。例えば、上
記実施例では透過型センサを使用したが、反射型センサ
を使用することはもちろん可能である。また、センサ挿
入孔21,22をフィルムテープスプール、インクリボ
ン供給スプール13の近傍位置に形成したが、サーマル
ヘッド10から所定距離離れた位置であれば、前記と同
様の効果が得られる。また、そのセンサ挿入孔21,2
2はテープカセット上下面を貫通するする必要はない。
【0026】
【発明の効果】以上説明した本発明のテープカセットに
よれば、インクリボンや被印字テープがスプールから引
き出される早期の時点でインクリボンや被印字テープが
有する各種の情報を検出し、また、インクリボンや被印
字テープの走行路の両側にセンサ挿入孔を形成するの
で、情報が検出されるまでに行われた印字内容が無駄に
なることを確実に防止できるとともに、反射型に加え透
過型のセンサも使用することができる印字用カセットを
提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る印字用カセットを示す斜
視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係る印字用カセット内部
を示す平面図である。
【図3】本発明の第1実施例に係る印字用カセットの検
出部を示す断面図である。
【図4】本発明の第2実施例に係る印字用カセット内部
を示す平面図である。
【図5】本発明の第3実施例に係る印字用カセット内部
を示す平面図である。
【図6】本発明の第4実施例に係る印字用カセットの検
出部を示す断面図である。
【図7】従来の印字用カセット内部を示す平面図であ
る。
【図8】従来の印字用カセットを示す斜視図である。
【符号の説明】
1 印字用カセット 2 印字装置 3 下カセットケース 4 フィルムテープ 5 インクリボン 6 両面粘着テープ 10 サーマルヘッド 21 センサ挿入孔 22 センサ挿入孔 23 走行路 24a 窓 25a 窓 26 上カセットケース 27a 透過型センサ 27b 透過型センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 杉本 淳 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクリボンを巻回したリボン供給ス
    プールと、リボン供給スプールから所定の走行路に沿っ
    てインクリボンを引き出すとともに巻き取るリボン巻取
    スプールとをカセット本体内に回転可能に配設した印字
    用カセットにおいて、 前記リボン供給スプールの近傍位置で前記走行路の両側
    に形成された一対のセンサ挿入孔を有することを特徴と
    する印字用カセット。
  2. 【請求項2】 インクリボンを巻回したリボン供給ス
    プールと、リボン供給スプールからインクリボンを引き
    出すとともに巻き取るリボン巻取スプールと、インクリ
    ボンを介して文字等の印字が行われるとともに所定の走
    行路に沿って引き出される被印字テープを巻回した被印
    字テープスプールとをカセット本体内に回転可能に配設
    した印字用カセットにおいて、 前記被印字テープスプールの近傍位置で前記走行路の両
    側に形成された一対のセンサ挿入孔を有することを特徴
    とする印字用カセット。
  3. 【請求項3】 前記被印字テープはフィルムテープか
    らなることを特徴とする請求項2記載の印字用カセッ
    ト。
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