JPH0858135A - 感熱ヘッド駆動装置 - Google Patents

感熱ヘッド駆動装置

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Publication number
JPH0858135A
JPH0858135A JP16701995A JP16701995A JPH0858135A JP H0858135 A JPH0858135 A JP H0858135A JP 16701995 A JP16701995 A JP 16701995A JP 16701995 A JP16701995 A JP 16701995A JP H0858135 A JPH0858135 A JP H0858135A
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JP
Japan
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driven
heating resistors
time
heat
generate heat
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Pending
Application number
JP16701995A
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English (en)
Inventor
Minoru Suzuki
実 鈴木
Kiyoshi Negishi
清 根岸
Katsumi Kawamura
克己 河村
Mikio Horie
幹生 堀江
Hiroshi Oda
洋 織田
Katsuyoshi Suzuki
克佳 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】サーマルヘッドの駆動状況にかかわらず、安定
した濃度で画像形成できるような感熱ヘッドの駆動装置
を提供することを、目的としている。 【構成】線状に配置された複数の発熱抵抗体を有するサ
ーマルラインヘッドを用いて、記録紙に画像形成を行な
うプリンタにおいて、前記複数の発熱抵抗体を複数のブ
ロックに分割して駆動する駆動手段と、前記複数のブロ
ックのそれぞれのブロックにおいて前回発熱駆動された
発熱抵抗体の数を記憶する記憶手段と、前記複数のブロ
ックのそれぞれのブロックにおいて今回発熱駆動される
発熱抵抗体の数をカウントするカウント手段と、前記複
数のブロックのそれぞれのブロックにおける、前回発熱
駆動された発熱抵抗体の数と今回駆動される発熱抵抗体
の数に応じて、各ブロックにおいて今回駆動される発熱
抵抗体の駆動時間を決定する決定手段と、を有する構成
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、サーマルラインヘッ
ドにより画像形成を行なう、サーマルプリンタの感熱ヘ
ッド駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、発熱抵抗体を線状に配置した
サーマルラインヘッドを用いて、所定のサイズの感熱紙
に画像形成を行なうプリンタが知られている。通常、サ
ーマルラインヘッドは、複数のブロックに分割されて駆
動制御される。すなわち、画像形成が行なわれる場合に
は、感熱記録紙を所定の速度で搬送しつつ、各ブロック
を時間をずらして順次駆動することにより、2次元の画
像が形成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】サーマルプリンタは、
印字率の高い状態(ブロック中の発熱抵抗体中、発熱駆
動される発熱抵抗体の数の比率が高い状態)で駆動され
ると、サーマルヘッドの温度が上昇する。サーマルヘッ
ドは通常一定のエネルギーを出力するように駆動されて
いるが、印字率が低いデータの印字のああと印字率が比
較的高いデータを印字する際に、サーマルヘッド自体が
暖まっていないために、発熱素子により発生された熱が
ヘッド自体の温度上昇に用いられ、感熱記録紙を十分に
加熱できなくなる場合がある。このように、印字率の低
い画像の後に印字率の高い画像が形成される場合、印字
率の高い部分がかすれたりして、全体として濃度むらの
ある画像が形成される場合がある。
【発明の目的】上記の事情に鑑み、本発明は、印字率の
変化にかかわらず、安定した濃度で画像形成できるよう
な感熱ヘッドの駆動装置を提供することを、目的として
いる。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の感熱ヘッド駆動装置は、線状に配置された
複数の発熱抵抗体を有するサーマルラインヘッドを用い
て、記録紙に画像形成を行なうプリンタにおいて、前記
複数の発熱抵抗体を複数のブロックに分割して駆動する
駆動手段と、前記複数のブロックのそれぞれのブロック
において前回発熱駆動された発熱抵抗体の数を記憶する
記憶手段と、前記複数のブロックのそれぞれのブロック
において今回発熱駆動される発熱抵抗体の数をカウント
するカウント手段と、前記複数のブロックのそれぞれの
ブロックにおける、前回発熱駆動された発熱抵抗体の数
と今回駆動される発熱抵抗体の数に応じて、各ブロック
において今回駆動される発熱抵抗体の駆動時間を決定す
る決定手段と、を有する構成とした。
【0005】さらに、前記決定手段は、今回発熱駆動さ
れる発熱抵抗体の数が前回駆動された発熱抵抗体の数よ
り所定値以上多い場合には第1の時間を前記駆動時間と
し、それ以外の場合には、前記第1の時間より短い第2
の時間を前記駆動時間とすることにより、印字率が高い
場合にも十分に感熱紙が加熱されるようにする事が出来
る。さらに、少なくとも前々回に発熱駆動された前記複
数のブロックのそれぞれにおける発熱抵抗体の数を記憶
する第2の記憶手段を更に有し、前記決定手段は、少な
くとも前々回に発熱駆動された発熱抵抗体の数と今回発
熱駆動される発熱抵抗体の数とに応じて、前記決定手段
により決定された駆動時間を修正する構成とする事が出
来る。
【0006】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につい
て説明する。
【0007】図1は本発明の実施例としての、サーマル
ラインプリンタ1の外観を示す斜視図である。本実施例
のプリンタ1は、A4サイズの幅の感熱紙を記録紙とし
て用いるもので、ほぼ直方体の形状のハウジング3を有
している。ハウジング3には、制御回路・駆動回路・駆
動モータ・サーマルラインヘッド・プラテンなどが収納
されている。
【0008】ハウジング3には、カバー2が設けられて
いる。カバー2は、ハウジング3の上面の2箇所2X、
2Xで回動可能に支持されている。図1中実線でカバー
2を閉じた状態を、2点鎖線でカバー2を開いた状態を
示す。記録紙Pは、カバー2の支持部2X、2X間でカ
バー2とハウジング上面との間に形成された、記録紙挿
入口4からプリンタ1内部へ導入され、画像形成が行な
われる。プリンタ1の内部に導入された記録紙Pは、そ
の紙面に画像が形成されて、カバー2と、ハウジング前
面との間に形成された記録紙排出口5から排紙される。
【0009】カバー2には、プリンタ1の動作状態を示
す表示器(LED)7、8、9が設けられている。表示
器7は、電源のオン・オフ及びエラーが発生しているか
どうかを示す。表示器8は、データが受信可能であるか
どうかを示す。表示器9は、内蔵バッテリに関する情報
を表示する。
【0010】また、ハウジング3の上面には、パワース
イッチ6が設けられている。本実施例のプリンタ1にお
いては、パワースイッチ6の操作方法(操作時間・回
数)に応じて、プリンタ1の電源のオン・オフ、内蔵バ
ッテリのリフレッシュ放電・充電といった動作モードの
切換が行なわれるようになっている。CPU10は、ポ
ートPort8に入力される信号SWにより、パワースイッ
チ6の操作状態を検知する。
【0011】図2は、本実施例のプリンタ1の制御を説
明するブロック図である。プリンタ1の駆動を制御する
CPU(中央処理装置)として、16メガバイトのアド
レス空間を有する1チップCPU10が用いられてい
る。CPU10は、アドレスポート AB0〜AB23 および
データポート DB0〜DB15を介して、EPROM21、D
RAM22、フォントROM23、G/A(ゲートアレ
イ)26と接続されている。CPU10はアドレスポー
ト AB0〜AB23 を介してアドレスバスABへアドレスを
指定するアドレスデータを送出し、また、データポート
DB0〜DB15 を介してデータをデータバスDBより送受
信する。
【0012】EPROM21にはプリンタ1の駆動を制
御するプログラムや各種初期データが書き込まれてい
る。DRAM22は、ホストコンピュータ等からプリン
タ1に転送された印字データに基づいて画像出力のため
のビットマップを展開する領域、インターフェースから
のデータを蓄える領域、その他各種処理の作業領域とし
て使用されるダイナミックラムである。フォントROM
23には、印字データをDRAM22上にビットマップ
展開する際に使用する文字フォントデータが格納されて
いる。
【0013】また、CPU10は、ゲートアレイ(G/
A)26を介して、インターフェイス(I/F)27と
のデータのやりとりや、LED7、8、9の駆動などの
処理を行う。インターフェース(I/F)27は、ホス
トコンピュータなどから転送されてくる印字データを受
信するためのプリンタインターフェース(セントロニク
ス社仕様準拠)で、8本のデータ線と3本の制御線を有
している。8本のデータ線PDATA1〜8は、ホスト
コンピュータからの印字データの転送に用いられ、3本
の制御線は、印字データをプリンタに読み込ませる信号
(/DATASTB)、プリンタがデータを受け取れないことを示
す信号(BUSY)、プリンタがデータを読みとったことを示
す信号(ACK)、の信号の転送にそれぞれ用いられる。な
お、本明細書においては、ロー・アクティブの信号およ
びロー・アクティブの信号を受けるポートは、その信号
あるいはポートを表す文字列の前に「/」を付して示す
ものとする。
【0014】CPU10のアナログポート AN2 には、
バッテリ電圧(または外部電源電圧)の分圧 V_Batt が
印加される。CPU10はポート AN2 に印加された電
圧値のA/D変換値に基づきバッテリ電圧(外部電源電
圧)を検知している。
【0015】リセットIC24は、検知された電源電圧
がある値以下になると、リセット信号(/RESET)をCP
U10のポート/RESETに出力する。CPU10は、リセ
ット信号を受けると、動作を停止する。従って、電源電
圧が所定の電圧値以下になると、印字動作は停止するこ
とになる。
【0016】カバー2には用紙センサ25が設けられて
おり、用紙センサの出力信号が、CPU10のポートPT
OPに入力される。用紙センサ25は、カバー2を閉じた
状態で用紙搬送路に臨むように配置されており、用紙搬
送路の記録紙の有無を検知する。カバー2を開いた状態
では、用紙センサ25は常に用紙を検出しないようにな
っている。従って、このセンサ25の出力信号をモニタ
することにより、記録紙がセットされて画像形成動作が
可能な状態かどうかを知ることができる。
【0017】Xtal15は、基準クロックの発生回路
である。Xtal15が発生した基準クロックに基づい
て、DRAM22に印字データがビット展開される。D
RAM22上のデータはゲートアレイ26に転送され、
さらに転送クロックCLKに同期して、2分割された印
字データDATA1およびDATA2としてサーマルヘ
ッド40に転送される。
【0018】なお、サーマルヘッド40の発熱抵抗体
(図示せず)の発熱エネルギーは、CPU10の Port1
〜Port4 から送出されるストローブ信号(詳しくは後
述)により制御される。言い換えれば、印字データDA
TA1およびDATA2により駆動されるべき発熱抵抗
体が特定され、印字データ転送後に印加されるストロー
ブ信号によって当該発熱抵抗体が画像形成に必要なエネ
ルギーを発生するよう駆動される。
【0019】サーマルヘッド40の温度検出のためにサ
ーミスタ41が設けられている。サーミスタ41の出力
電圧はCPU10のアナログ入力ポート AN1 に印加さ
れる。CPU10は、印加された値(アナログ値)のA
/D変換値に基づいて、サーマルヘッド40の温度を検
知している。
【0020】また、CPU10はポート A・/A・B・/B
からモータ駆動回路31へ、モータ32の駆動を制御す
るための駆動制御信号を送出している。モータ駆動につ
いては後に詳述する。
【0021】ポート PON1 は、スイッチ素子としてのF
ET52をオン・オフするための信号を送出する。ポー
ト PON2 は、スイッチ素子としてのFET51をオン・
オフするための信号を送出する。なお、外部電源(AC
アダプタ)が接続されている時にはスイッチ素子として
のトランジスタ53がオンとなり、ポートPort7に入力
される信号/ADPT.INが”L”となる。CPU10は、/A
DPT.INのレベルに基づいて、外部電源が接続されている
時にはFET51、外部電源が接続されていない時には
FET52を、選択的にオンする。パワースイッチ6が
オンされると、FET51およびFET52がオンさ
れ、DC−DCコンバータ50に外部電源またはバッテ
リから電圧が供給される。DC−DCコンバータ50
は、CPU10、EPROM21、DRAM22、RO
M23等の駆動電源Vcc(5ボルト)を出力する。
【0022】なお、一旦信号 PON1 および PON2 によっ
てFET51・FET52が共にオフされると、DC−
DCコンバータ50に電源が供給されなくなり、CPU
10に駆動電圧Vccが供給されなくなる。従って、F
ET51・52がオフされた場合には、パワースイッチ
6を再度操作して、再起動することになる。
【0023】本プリンタ1は駆動電源として、ニッケル
−カドミウム電池100を内蔵しており、これから約 1
4.4 ボルトの電圧を得ている。また、本実施例のプリン
タ1には電源コネクタ70が設けられており、ACアダ
プタ80が接続可能となっている。ACアダプタ80
は、プリンタ1の駆動電圧を供給するための定電圧回路
82に加えて、定電流回路81を有している。定電圧回
路82は、コネクタ70、FET51を介して、DC−
DCコンバータに接続される。定電流回路81は、コネ
クタ70を介して、充電制御回路60に接続される。
【0024】本実施例のプリンタ1は、プリンタ1側の
制御によって、ACアダプタ80内部の定電流回路81
により出力される電流を用いて内蔵バッテリの充電を行
なっている。充電時にのみ必要となる定電流回路81を
プリンタ1本体ではなく、ACアダプタ80側に設けた
ことにより、プリンタ1の軽量化・コンパクト化が図ら
れることになる。
【0025】本実施例のプリンタ1は、内蔵バッテリ
(ニッケル−カドミウム電池)100のリフレッシュ放
電・充電機能を有する。内蔵バッテリ100のリフレッ
シュ・充電制御は、充電制御回路60により行なわれ
る。CPU10のPort5より/CHARGE信号が充電制御回路
60に出力されると、充電制御回路60は、定電流回路
81からの電流により、バッテリ100の充電を開始す
る。充電の終了は、バッテリ100の電圧をモニタする
ことにより行なわれる。
【0026】リフレッシュ放電が行なわれる場合には、
CPU10のPort6から/REFRESH信号が出力されて定電
流回路81からの電流はバッテリ100には印加されな
くなる。さらに、ACアダプタ80が接続されているに
もかかわらず、FET51がオフFET52がオン状態
とされ、バッテリ100のリフレッシュが実行される。
【0027】本実施例のプリンタのサーマルヘッド40
は2560ドット(2560個)の発熱抵抗体が横一列
に並んだラインサーマルヘッドである。1番目から12
80番目のドットのデータ(オン・オフを示すデータ)
はDATA1として、1281番目から2560番目の
ドットデータはDATA2として、CPU10からサー
マルヘッド40へと送られる。なお、前述のように、サ
ーマルヘッド40に送られるドットデータはシリアルデ
ータとして、転送クロックCLKに同期して送られる。
【0028】感熱紙への印字は、2560個の発熱抵抗
体を4ブロックに分割し、それぞれタイミングをずらし
て駆動している(4分割駆動)。発熱抵抗体の4つのブ
ロックは、ストローブ信号/STB1〜/STB4を順次、所定時
間"L"にすることにより、印字データ(ドットデータ)
に従って通電され発熱する。
【0029】図3は、サーマルラインヘッド40の構成
を表す概念図である。上述のように1番目から1280
番目までの発熱抵抗体40Hに対応したデータがCPU
10から転送されてくると、データはサーマルラインヘ
ッド40に設けられたシフトレジスタ40Aに転送クロ
ックCLKに同期して格納される。サーマルヘッドの発
熱抵抗体40Hとシフトレジスタ40Aおよび40Bの
各ビットとは1対1に対応しており、シフトレジスタの
内容が"1"ならば/STBn(n=1、2、3、4)が"L"になっ
た時に、対応する発熱抵抗体が発熱する。
【0030】図4は、サーマルヘッド40および駆動モ
ータ32の制御を示すタイミングチャートである。
【0031】DRAM74上にビットマップが展開され
ると、ゲートアレイ26からサーマルヘッド40へ1行
分の印字データが転送される。前述のように、まず、D
ATA1(発熱抵抗体の1個目から1280個目までに
対応するデータ)をCLKに同期して転送する。
【0032】DATA1の転送が完了すると、モータ3
2を駆動して用紙の搬送を開始し、/STB1、/STB2を順
次"L"にして発熱抵抗体(1〜1280個目)を駆動す
る。/STB2は/STB1が"L"から"H"になると直ちに"L"に
している。また、/STB1が"L"になると、シフトレジス
タBにデータを書き込んでもシフトレジスタAの内容は
書き換えられないので、/STB1が"L"になると、速やか
にDATA2の転送を開始している。すなわち1個目か
ら1280個目の発熱抵抗体を駆動している間にDAT
A2(発熱抵抗体1281個目〜2560個目に対応す
るデータ)をCLKに同期させて転送している。/STB2
による発熱抵抗体の駆動が完了した時点ではすでにDA
TA2の転送も完了しているので、次に/STB3、/STB4を
順次"L"にして残りの発熱抵抗体(発熱抵抗体1281
個目〜2560個目)を駆動する。こうして/STB1〜/ST
B4を所定時間ずつ順次"L"とすることにより、サーマル
ラインヘッドの一列の発熱抵抗体の駆動が完了する(1
行分の画像形成が終了する)。
【0033】図4において、/STB1を時間T1、次いで/S
TB2を時間T2の間"L"とすることにより発熱抵抗体の1
個目から1280個目までの駆動が完了し、/STB3を時
間T3、次いで/STB4を時間T4の間"L"とすることによ
り、1281個目から2560個目までの発熱抵抗体の
駆動が完了する。2行目の印字も、1行目と同様に、そ
れぞれ時間T1、時間T2、時間T3、時間T4 の間/STB1
〜/STB4を"L"とすることにより実行する。
【0034】モータ駆動パルス A・/A・B・/B は、図に
示すように/STB1および/STB2による発熱抵抗体の駆動が
終わると次のパターンに移行する。すなわち、T11およ
びT21の間は、A="H"、/A="L"、B="L"、/B="H" という
パターンであり、T31およびT41の間は、A="H"、/A="
L"、B="H"、/B="L" というパターンになる。以降、同様
にして4分割された発熱抵抗体の2つが駆動される毎に
励磁パターンが更新される。本プリンタにおいては、駆
動モータ32に1パルス(1パターン)の駆動パルスが
印加されると用紙が1/2行分進むようになっている。
すなわち、2パルスの駆動パルスが駆動モータ32に印
加されると、用紙は1行分搬送され、その間に発熱抵抗
体が全て駆動されることになる。このようにして、用紙
を1行分搬送し、その間に1行分の印字を行うという処
理を繰り返すことにより、1ページ分の印字を完了す
る。
【0035】本実施例のプリンタ1は、1ラインの発熱
抵抗体の各ブロック毎に、前回の印字率と今回の印字率
を比較し、今回の印字率が前回の印字率より所定量大き
い場合には当該ブロックの駆動ストローブパルス幅を補
正している。
【0036】図5は、駆動ストローブパルス幅を決定す
る処理を示すフローチャートである。印字率は、発熱駆
動される発熱抵抗体の発熱抵抗体の総数に対する比とし
て定義できる。発熱抵抗体の総数は固定値であるため、
以下の説明では、各ブロックの発熱駆動される発熱抵抗
体の数に基づいて駆動ストローブパルス幅を決定してい
る。尚、発熱駆動される発熱抵抗体の数は、シフトレジ
スタ40A・40B中に格納されているデータ中、黒ド
ットに対応する値である”1”の数をカウントすること
により、知ることが出来る。上述の /STB1 〜 /STB4 に
より駆動されるブロックをそれぞれブロック1、ブロッ
ク2、ブロック3、ブロック4とする。また、ブロック
1〜ブロック4のそれぞれにおいて次回の印字処理で発
熱駆動される発熱抵抗体の数を配列変数 COUNT(X)(X=
1、2、3、4)で表わすこととする。図5では、Xの初期
値を0とし(S1)、S3〜S13までのストローブ幅
決定処理を行なった後にXをインクリメントし(S1
5)、Xが所定値n(ブロックの数)に達するまでS3
〜S13の処理を繰り返すことにより、ブロック1〜ブ
ロック4のそれぞれについて駆動ストローブパルス幅
(駆動時間)T1〜T4 を決定している。
【0037】まず、変数BEFOREにブロック1の前回発熱
駆動された発熱抵抗体の数COUTN[1]を代入する。COUNT
[1]にはS7にて、発熱駆動される発熱抵抗体の数が代
入される。このため、S3の処理が行なわれる場合に
は、COUNT[1]には前回発熱駆動された発熱抵抗体の数が
残っている。ただし、初めて図5の処理が行なわれる場
合には、COUNT[1]には初期値として1が入っている。
【0038】次に、今回の印字で発熱駆動される発熱抵
抗体の数をCOUNT[1]に代入する。変数BEFOREには前回発
熱駆動された発熱抵抗体の数が代入されており、COUNT
[1]には今回発熱駆動される発熱抵抗体の数が代入され
ている。ここで、両者の差を所定値(ここではそのブロ
ックに含まれている全発熱抵抗体数の2分の1)と比較
し、その差が所定値以下(すなわち、全発熱抵抗体の数
の2分の1以下)の場合には、前回の印字の際に発熱駆
動された発熱抵抗体の数が今回駆動される発熱抵抗体の
数に比べて著しく低いものではなく、したがってサーマ
ルヘッドは画質に影響するほど冷却されてはいないと考
えられるため、駆動ストローブパルス幅は基準ストロー
ブパルス幅STROBとされ、ブロック1のストローブ
パルス幅を表わす配列変数STR[1]に代入される。
【0039】もしも今回発熱駆動される発熱抵抗体の数
が前回発熱駆動された発熱抵抗体の数よりも前記所定値
以上増加している場合には(Y:S9)、サーマルヘッ
ドは今回発熱駆動される発熱抵抗体の発熱量に影響する
程度に冷却されていると考えられるため、基準ストロー
ブパルス幅STROBに補正率CRを掛けたものを駆動
ストローブパルス幅として、配列変数STR[1]に代入す
る。ここで、補正率CRは、1より大きい所定の値とな
っている。
【0040】上記の処理を、ブロック2〜4について繰
り返すことにより、ブロック1〜4の駆動ストローブパ
ルス幅が、STR[X](X=1〜4)にセットされる。すなわ
ち、本実施例では、全発熱抵抗体は4つのブロックに分
割されており、S3〜S17のループの回数を定める変
数nを4として、図5のフローチャートが実行される。
しかし、分割数が4以外のものでも、変数nに分割数を
代入することにより、図5のフローチャートを適用する
ことができる。また、各ブロックの発熱駆動される発熱
抵抗体数および駆動ストローブパルス幅は配列変数に代
入しているが、変数BEFOREをレジスタ変数に割り当てて
計算に用いることにより、演算処理が高速化される。
【0041】図6は、駆動ストローブパルス幅を決定す
る処理の別の実施例を示すフローチャートである。図6
のフローチャートにおいても、Xの初期値を1とし(S
101)、S103〜S113までの駆動ストローブパ
ルス幅決定処理を行なった後にXをインクリメントし
(S115)、Xが所定値n(nは分割ブロック数)に
達するまでS103〜S113の処理を繰り返すことに
より、ブロック1〜ブロック4のそれぞれについて駆動
ストローブパルス幅を決定している。
【0042】まず、変数BEFORE2に、ブロック1におい
て前々回発熱駆動された発熱抵抗体数COUTN2[1]を代入
する(S103)。さらに、COUNT2[1]には前回発熱駆
動された発熱抵抗体数COUNT[1]を代入する(S10
4)。その後、COUNT[1]にはS107にて、今回発熱駆
動される発熱抵抗体数が代入される。S103の処理が
行なわれる時点では、COUNT2[1]には前々回発熱駆動さ
れた発熱抵抗体数が残っており、S104の処理が行な
われる時点ではCOUNT[1]には前回に発熱駆動された発熱
抵抗体数が残っている。ただし、初めて図6の処理が行
なわれる場合には、COUNT2[1]およびCOUNT[1]には初期
値として1が入っている。次に、今回の印字で発熱駆動
される発熱抵抗体の数をCOUNT[1]に代入する(S10
5、S107)。
【0043】今回発熱駆動される発熱抵抗体数と前回発
熱駆動された発熱抵抗体数との差がそのブロックに含ま
れる全発熱抵抗体数の2分の1以下の場合には(N:S
109)、サーマルヘッドは印字に影響を与えるほどに
は温度低下していないと考えられるため、ストローブパ
ルス幅としては、基準ストローブパルス幅STROBが
設定される(S110)。今回発熱駆動される発熱抵抗
体数と前回発熱駆動された発熱抵抗体数との差がそのブ
ロックに含まれる全発熱抵抗体数の2分の1より大きい
場合には、駆動ストローブパルス幅は、補正率をCR0
として、基準幅STROB×CR0と計算される(S1
11)。ここで、補正率CR0は、1より大きい所定の
実数である。
【0044】次に、前々回発熱駆動された発熱抵抗体数
と今回発熱駆動される発熱抵抗体数とが比較され、その
差がそのブロックの全発熱抵抗体数の2分の1を越えて
いれば(Y:S113)、前々回の発熱駆動時の影響を
も考慮して、S110またはS111で決定されたスト
ローブパルス幅に更に補正率CR1を掛けて補正する
(S115)。ここで補正率CR1は前々回の影響を包
含させるための補正率であり、1より大きい所定の実数
である。こうして前回および前々回の発熱駆動の状況を
考慮して補正されたストローブパルス幅STR[X]
(X=1、2、3、4)が、今回の発熱駆動時の駆動ストロー
ブパルス幅T1〜T4として用いられる。なお、前々回発熱
駆動された発熱抵抗体数と今回発熱駆動される発熱抵抗
体数との差が全発熱抵抗体数の2分の1以下であれば、
前々回の影響は十分に小さく、無視できると考えられる
ため、S110またはS111で決定されたストローブ
パルス幅がそのまま駆動ストローブパルス幅として用い
られる。なお、上記の実施例においては、サーマルライ
ンヘッドにより感熱紙を発色させる構成となっている
が、この構成に限られるものではなく、本発明は、感熱
インクシートを用いて普通紙にインクを転写させる方式
のプリンタにも適用可能である。
【0045】
【発明の効果】上記の様に、本発明のサーマルヘッド駆
動装置によれば、前回発熱駆動された発熱抵抗体数と今
回発熱駆動される発熱抵抗体数との差に応じて、十分な
エネルギーが記録紙に印加されるよう、今回の発生エネ
ルギーを制御しているため、発熱抵抗体が常に最適な駆
動エネルギー発生し、印字率の変化に起因するサーマル
ヘッドの温度変化に拘わらず、濃度むらの無い高品質の
画像を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例であるサーマルラインヘッドプ
リンタの外観を示す斜視図である。
【図2】サーマルラインヘッドプリンタの制御を説明す
るためのブロック図である。
【図3】サーマルヘッドの構成を示す図である。
【図4】ストローブパルスとモータ駆動の関係を示すタ
イミングチャートである。
【図5】本発明の実施例の印字制御を説明するフローチ
ャートである。
【図6】本発明の実施例の別の印字制御を説明するフロ
ーチャートである。
【図7】
【符号の説明】
1 プリンタ 2 カバー 3 ハウジング 10 CPU 26 ゲートアレイ 40 サーマルヘッド
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月31日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図7
【補正方法】削除
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 3/20 115 C 115 A (72)発明者 堀江 幹生 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 織田 洋 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内 (72)発明者 鈴木 克佳 東京都板橋区前野町2丁目36番9号 旭光 学工業株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】線状に配置された複数の発熱抵抗体を有す
    るサーマルラインヘッドを用いて、記録紙に画像形成を
    行なうプリンタにおいて、 前記複数の発熱抵抗体を複数のブロックに分割して駆動
    する駆動手段と、 前記複数のブロックのそれぞれのブロックにおいて前回
    発熱駆動された発熱抵抗体の数を記憶する記憶手段と、 前記複数のブロックのそれぞれのブロックにおいて今回
    発熱駆動される発熱抵抗体の数をカウントするカウント
    手段と、 前記複数のブロックのそれぞれのブロックにおける、前
    回発熱駆動された発熱抵抗体の数と今回駆動される発熱
    抵抗体の数に応じて、各ブロックにおいて今回駆動され
    る発熱抵抗体の駆動時間を決定する決定手段と、を有す
    ることを特徴とする、感熱ヘッド駆動装置。
  2. 【請求項2】前記決定手段は、今回発熱駆動される発熱
    抵抗体の数が前回駆動された発熱抵抗体の数より所定値
    以上多い場合には第1の時間を前記駆動時間とし、それ
    以外の場合には、前記第1の時間より短い第2の時間を
    前記駆動時間とすることを特徴とする、請求項1の感熱
    ヘッド駆動装置。
  3. 【請求項3】少なくとも前々回に発熱駆動された前記複
    数のブロックのそれぞれにおける発熱抵抗体の数を記憶
    する第2の記憶手段を更に有し、前記決定手段は、少な
    くとも前々回に発熱駆動された発熱抵抗体の数と今回発
    熱駆動される発熱抵抗体の数とに応じて、前記決定手段
    により決定された駆動時間を修正することを特徴とす
    る、請求項1または2に記載の感熱ヘッド駆動装置。
  4. 【請求項4】今回発熱駆動される発熱抵抗体の数が前々
    回発熱駆動される発熱抵抗体の数より第2の所定値だけ
    大きい場合に、前記駆動時間を増加させる変更手段を有
    することを特徴とする、請求項1から3のいずれかに記
    載の感熱ヘッド駆動装置。
JP16701995A 1994-06-09 1995-06-08 感熱ヘッド駆動装置 Pending JPH0858135A (ja)

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JP16701995A JPH0858135A (ja) 1994-06-09 1995-06-08 感熱ヘッド駆動装置

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JP15148594 1994-06-09
JP6-151485 1994-06-09
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