JPH0857953A - 押出成型装置 - Google Patents

押出成型装置

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JPH0857953A
JPH0857953A JP6195368A JP19536894A JPH0857953A JP H0857953 A JPH0857953 A JP H0857953A JP 6195368 A JP6195368 A JP 6195368A JP 19536894 A JP19536894 A JP 19536894A JP H0857953 A JPH0857953 A JP H0857953A
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 2次加工を施すことなく、透明性の高い樹脂
を容易に成型することのできる押出成型装置を提供す
る。 【構成】 溶融樹脂5を筒状に成型吐出させる吐出口7
が形成されたダイ1の上面に吐出樹脂5をこの樹脂5の
一次転移点以下の温度に冷却する冷却板24,25を配
設するとともに、この冷却板24,25の上部に前記樹
脂5の表面を一次転移点以上の温度に加熱する加熱板2
7,28を配設し、前記ダイ1の上方にこのダイ1から
吐出された樹脂5を所定の延伸成型温度に加熱する予熱
ヒータ35および加熱ヒータ36を配設したことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は押出成型装置に係り、特
に押出機により供給される溶融樹脂をダイの吐出口から
吐出させることにより、所望の樹脂成型を行なうための
押出成型装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、押出機によりホッパから投入さ
れる高密度ポリエチレン樹脂等の熱可塑性樹脂を密閉し
たシリンダ内で、スクリュコンベアで輸送しながら溶融
させ、その後、前記溶融樹脂を所定の形状を有するダイ
に向けて押出し、このダイの吐出口から前記溶融樹脂を
吐出して所望形状に成型する押出成型装置が多く用いら
れている。
【0003】図3はこのような従来の押出成型装置を示
したもので、押出成型装置のダイ1は、円板状の基部2
の上面中心に一体に形成された円柱状のマンドレル3
と、このマンドレル3の外周側にわずかな間隙を有する
ように係合される円筒状の本体4とから構成されてい
る。前記マンドレル3の外周面と本体4の内周面との間
には、図示しない押出機からの溶融樹脂5が送られる螺
旋状に形成された樹脂溝を一部に有する環状の樹脂流路
6が形成されており、この樹脂流路6の上端部は、樹脂
5の吐出口7とされている。さらに、前記基部2の下面
中央部には、前記押出機に接続される送給口8が形成さ
れており、この送給口8の上端部と前記樹脂流路6の下
端部とは、半径方向に延在する樹脂導入管9により連結
されている。そして、前記押出機から供給される溶融樹
脂5がダイ1の送給口8、前記樹脂導入管9、樹脂流路
6をそれぞれ介して吐出口7から吐出されるようになさ
れている。
【0004】また、前記ダイ1のマンドレル3の中央部
には、前記吐出口7の内側に開口するエア噴出口10が
形成されており、前記マンドレル3の内部には、このエ
ア噴出口10に連通するエア導通路11が形成されてい
る。さらに、前記ダイ1の下面には、前記エア導通路1
1に連通するエア供給口12が形成されており、このエ
ア供給口12からエアを送り、前記エア導通路11を介
してエア噴出口10からエアを噴出させることにより、
前記吐出口7から吐出される樹脂5を吹膨させるように
なされている。
【0005】また、前記ダイ1の上方には、前記吐出口
7から筒状に吐出される樹脂5の外周に冷却風を噴出し
てこの樹脂5を冷却する環状の冷却風供給装置13が配
設されており、さらに、前記ダイ1の上方には、前記吐
出口7から筒状に吐出される樹脂5を平面状に折畳むよ
うに案内する一対の案内板14,14が配設されてい
る。これら各案内板14の上部位置には、案内板により
折畳まれた平面状の樹脂5を引上げ搬送する一対のピン
チローラ15,15が配設されている。
【0006】前記従来の押出成型装置においては、前記
押出機から供給される溶融樹脂5は、ダイ1の送給口8
から前記樹脂導入管9および樹脂流路6をそれぞれ介し
て吐出口7から筒状に成形して上方に吐出されるととも
に、エア供給口12からエアを送り、前記エア導通路1
1を介してエア噴出口10から所定の圧力でエアを噴出
させて前記吐出口7から吐出される樹脂5を吹膨させ
る。そして、この吐出された樹脂5は、冷却風供給装置
13から噴出される冷却風により冷却されて前記案内板
14により徐々に平面状に折畳まれながら、ピンチロー
ラ15により引上げられて所定位置に搬送されるように
なっている。
【0007】また、近年、樹脂成型時の温度制御を正確
に行ない、高品質な成型樹脂を得るために、ダイ1の吐
出口7から吐出される樹脂5をこの樹脂5の一次転移点
以下に冷却し、その後、前記ダイ1の上方で再加熱して
吹膨させて所望の2軸延伸成型を行なうようにした押出
成型装置が開発されてきた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記従来の押
出成型装置においては、ダイ1の吐出口7から樹脂5を
吐出させる際に、この樹脂5を一次転移点以下に冷却す
るようにしているので、樹脂5の表面に細かい凹凸が形
成されてしまい、このような吐出樹脂5を吹膨して所望
のフィルムを成型した場合に、この樹脂5の表面に前記
凹凸が残留することになり、その結果、樹脂5の表面に
外部の光が照射された場合に、前記凹凸により外部の光
が乱反射してしまい、樹脂5の透明性を著しく損なうと
いう問題がある。そのため、成型樹脂5の用途が制限さ
れてしまい、成型樹脂5の商品価値が低下してしまうと
いう問題を有している。
【0009】また、前記樹脂5の透明性を高めるために
は、押出成型装置により成型された後の樹脂5に2次加
工を施す必要があり、樹脂5の透明性を高める作業に極
めて手間がかかり、しかも、別個の装置が必要であるた
め、製造コストが高くなってしまうという問題を有して
いる。
【0010】本発明はこれらの点に鑑みてなされたもの
であり、2次加工を施すことなく、透明性の高い樹脂を
容易に成型することのできる押出成型装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
本発明に係る押出成型装置は、所定の樹脂を溶融して押
出す押出機を配設し、この押出機に溶融樹脂を筒状に成
型吐出させる吐出口が形成されたダイを接続してなる押
出成型装置において、前記ダイの上面に吐出樹脂をこの
樹脂の一次転移点以下の温度に冷却する冷却装置を配設
するとともに、この冷却装置の上部に前記冷却装置によ
り冷却された樹脂の表面を一次転移点以上の温度に加熱
する加熱装置を配設し、前記ダイの上方にこのダイから
吐出された樹脂を所定の延伸成型温度に加熱するヒータ
を配設し、前記ダイの中央部に所定圧力のエアを送るエ
ア噴出口を形成し、このエア噴出口に前記ヒータ部分に
エアを噴出させるエア噴出孔が形成されたエア噴出配管
を接続したことを特徴とするものである。
【0012】また、好ましくは、前記ヒータを、主とし
て吐出樹脂をその周方向の延伸を行なう温度に加熱する
予熱ヒータと、主として吐出樹脂をその上下方向の延伸
を行なう温度に加熱する加熱ヒータとにより構成したこ
とを特徴とするものであり、さらに、前記エア噴出配管
の中途部の前記エア噴出孔より下方位置に吐出樹脂の内
側の空間を上下に仕切る円筒状のプラグを配設し、前記
ダイに前記プラグにより仕切られた吐出樹脂の内側下方
部分にエアを供給して吐出樹脂の内部圧力を制御するエ
ア供給口を形成したことを特徴とするものである。
【0013】
【作用】本発明に係る押出成型装置によれば、押出機に
より溶融されてダイに送給された樹脂は、ダイの吐出口
を通過する際に、冷却装置により一次転移点以下の温度
に冷却されて、前記吐出口からこの吐出口と同径の比較
的肉厚の円筒状に成型されて上方に吐出され、この吐出
樹脂は、加熱装置により、その外周面および内周面の表
面部分のみが一次転移点以上の温度に加熱され、これに
より、前記吐出樹脂の表面が平滑に形成されるようにな
っている。その後、この表面が平滑とされた吐出樹脂
は、予熱ヒータにより加熱され、エア噴出孔から所定圧
力のエアを噴出させることにより、前記樹脂を吹膨させ
てこの樹脂の周方向の延伸が行なわれた後、加熱ヒータ
により加熱されて上下方向に延伸されて2軸延伸が行な
われ、所望の樹脂成型を行なうようになっている。この
ように、表面が平滑に形成された吐出樹脂の2軸延伸成
型を行なうようにしているので、成型樹脂の透明性を著
しく高めることができ、成型樹脂の品質を向上させて商
品価値の極めて高い樹脂を得ることができるものであ
る。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1および図2を参
照して説明する。
【0015】図1は本発明に係る押出成型装置の一実施
例を示したもので、所定の樹脂5を溶融して供給する押
出機16が設けられており、この押出機16には、送給
配管17を介してダイ1が接続されている。
【0016】このダイ1は、図2に示すように、円柱状
のマンドレル3と、このマンドレル3の外周側に配設さ
れ前記マンドレル3の外周面に対してわずかな間隙を有
するような内径を有する円筒状の本体4とから構成され
ており、前記マンドレル3の外周面と本体4の内周面と
の間には、螺旋状に形成された樹脂溝を一部に有し上端
部が樹脂5の吐出口7とされた環状の樹脂流路6が形成
されている。そして、前記樹脂流路6の下端部には、前
記押出機16からの溶融樹脂5が送給されるようになさ
れており、この溶融樹脂5が前記樹脂流路6を介して吐
出口7からこの吐出口7と同径の円筒状に吐出されるよ
うになされている。
【0017】また、前記ダイ1のマンドレル3の中央部
には、エア噴出口18が形成されており、前記マンドレ
ル3の前記エア噴出口18の両側部分には、エア供給口
19およびエア排出口20がそれぞれ形成されている。
また、前記マンドレル3の内部には、前記エア噴出口1
8に連通するエア導通管21が形成されており、前記マ
ンドレル3の内部の前記エア導通管21の周囲には、前
記エア供給口19に連通するエア供給管22および前記
エア排出口20に連通するエア排出管23がそれぞれ形
成されている。そして、前記エア供給管22に所定のエ
アを供給してエア供給口19からエアを噴出させるとと
もに、エア排出口20からエア排出管23を介してエア
を排気することにより、前記吐出口7から吐出される樹
脂5の内側を所定圧力に保持するようになされており、
前記エア導通管21にエアを供給することにより、前記
エア噴出口18からエアを供給することができるように
なされている。
【0018】さらに、本実施例においては、前記ダイ1
の上部には、前記ダイ1の上面であって前記吐出口7の
内側には、前記エア供給口19を閉塞しないように環状
に形成された冷却装置としての内側冷却板24が配設さ
れており、このダイ1の上面であって前記吐出口7の外
側には、前記ダイ1と同様の外径を有する環状の外側冷
却板25が配設されている。この内側冷却板24の外周
部および前記外側冷却板25の内周部には、それぞれ循
環配管26が周方向に沿って形成されており、これら各
循環配管26には、図示しない供給配管を介して所定の
冷却オイル等の冷却媒体が循環されるようになされてい
る。そして、この冷却媒体を循環させることにより、吐
出口7部分を冷却してこの吐出口7を通過する樹脂5を
一次転移点以下に冷却するようになされている。このよ
うに前記樹脂5を一次転移点以下に冷却することにより
樹脂5の圧力が上昇するが、本実施例においては、前記
吐出口7の間隙寸法を通常より広く形成することによ
り、前記圧力上昇を解消することができる。例えば、本
実施例においては、前記吐出口7の間隙寸法は、1〜1
0mm程度に設定されている。
【0019】また、本実施例においては、前記ダイ1の
上面には、吐出口7を閉塞しないように加熱装置として
の内側加熱板27および外側加熱板28がそれぞれ配設
されており、これら各内側加熱板27および外側加熱板
28の内部には、ヒータ29が内蔵されている。そし
て、このヒータ29を加熱することにより、前記各冷却
板により冷却されて吐出口7から吐出される樹脂5の内
側および外側を一次転移点以上に加熱して前記樹脂5の
表面を平滑にするようになされている。さらに、前記各
加熱板27,28の上方には、前記吐出口7から筒状に
吐出される樹脂5の外周に冷却エアを噴出してこの樹脂
5を冷却する環状の冷却風供給装置30が配設されてい
る。
【0020】さらに、本実施例においては、前記マンド
レル3のエア噴出口18には、上方に延在するエア噴出
配管31が接続されており、このエア噴出配管31の中
途部には、吐出樹脂5の内側の空間を上下に仕切る円筒
状のプラグ32が配設されている。また、前記エア噴出
配管31の上端部および前記プラグ32より上方の外周
面には、前記エア噴出口18からエア噴出配管31を介
して供給されるエアを噴出させる複数のエア噴出孔3
3,33…が形成されており、前記エア供給口19から
供給されるエアにより吐出樹脂5のプラグ32より下方
の内側圧力を制御するとともに、前記エア噴出孔33か
ら噴出されるエアにより前記樹脂5のプラグ32より上
方の内側圧力を制御するようになされている。
【0021】なお、成型する樹脂の材質によって、一次
転移点以下で成型するような場合には、前記プラグ32
を使用しなくてもよい。
【0022】また、前記ダイ1の上方であって前記プラ
グ32の下部近傍には、吐出口7から吐出された樹脂5
の外周面を所定の径に保持するガイド34が配設されて
おり、前記プラグ32の上方であって吐出樹脂5の外周
側には、前記エア噴出孔33からのエア圧力により吐出
樹脂5を周方向に吹膨させることの可能な温度に前記吐
出樹脂5を加熱するための円筒状の予熱ヒータ35が配
設されている。さらに、この予熱ヒータ35の上方に
は、前記吹膨された樹脂5を上下方向に延伸させること
の可能な温度に加熱する円筒状の加熱ヒータ36が配設
されており、この加熱ヒータ36の上方には、延伸され
た成型樹脂5を冷却するための冷却風供給装置37が配
設されている。
【0023】さらに、この冷却風供給装置37の上方に
は、前記成型樹脂5を平面状に折畳むように案内する一
対の案内板14,14が配設されており、これら各案内
板14の上部位置には、案内板14により折畳まれた平
面状の樹脂5を引上げ搬送する一対のピンチローラ1
5,15が配設されている。
【0024】なお、前記冷却風供給装置37の上方に成
型樹脂5の加熱を行なうアニール装置を配設するように
してもよい。
【0025】次に、本実施例の作用について説明する。
【0026】本実施例において樹脂成型を行なう場合
は、前記押出機16により所定の樹脂5を溶融してダイ
1に供給し、この溶融樹脂5は、前記樹脂流路6を介し
て吐出口7に送られる。そして、この吐出口7を通過す
る樹脂5は、前記冷却媒体により所定の温度に冷却され
た各冷却板24,25により一次転移点以下の温度に冷
却されて、前記吐出口7からこの吐出口7と同径の比較
的肉厚の円筒状に成型されて上方に吐出される。この吐
出樹脂5は、ヒータ29により所定温度に加熱された各
加熱板27,28により、その外周面および内周面の表
面部分のみが一次転移点以上の温度に加熱され、これに
より、前記吐出樹脂5の表面が平滑に形成された後、こ
の吐出樹脂5は、前記冷却風供給装置30から送られる
冷却エアにより、冷却されて上方に送られる。このと
き、前記エア供給管22を介してエア供給口19からエ
アを噴出させるとともに、エア排出口20からエア排出
管23を介してエアを排気することにより、前記吐出口
7から吐出される樹脂5の内側を所定圧力に保持するも
のであり、前記吐出樹脂5を所定の径の円筒状に確実に
保持することができるものである。
【0027】そして、この吐出樹脂5は、ガイド34に
保持されながら予熱ヒータ35の内側に送られ、この予
熱ヒータ35により前記吐出樹脂5を加熱することによ
り、エア噴出孔33から所定圧力のエアを噴出させるこ
とにより、前記樹脂5を吹膨させてこの樹脂5の周方向
の延伸が行われる。その後、この吹膨樹脂5は、加熱ヒ
ータ36により加熱されて上下方向に延伸されて2軸延
伸が行なわれた後、冷却風供給装置37により冷却さ
れ、案内板により折り畳まれながら案内され、ピンチロ
ーラにより上方に引上げられる。
【0028】したがって、本実施例においては、ダイ1
の吐出口7から吐出される樹脂5を各冷却板24,25
により一次転移点以下の温度に冷却した後、各加熱板2
7,28によりその外周面および内周面の表面部分のみ
を一次転移点以上の温度に加熱することにより、前記吐
出樹脂5の表面を平滑に形成するようにしているので、
この吐出樹脂5を周方向および上下方向に延伸成型した
樹脂5の透明性を著しく高めることができ、成型樹脂5
の品質を向上させて商品価値の極めて高い樹脂5を得る
ことができる。
【0029】また、前記樹脂5の延伸成型を行なう場合
に、ダイ1の上方に配設された予熱ヒータ35および加
熱ヒータ36により吐出樹脂5を加熱するようにしてい
るので、吐出樹脂5の温度制御を適正に行なうことがで
き、延伸成型を適正に行なうことができ、成型樹脂5の
品質を著しく向上させることができる。
【0030】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、必要に応じて種々変更することが可能であ
る。
【0031】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る押出成型
装置は、ダイの吐出口から吐出される樹脂を冷却装置に
より一次転移点以下の温度に冷却した後、加熱装置によ
りその外周面および内周面の表面部分のみを一次転移点
以上の温度に加熱することにより、前記吐出樹脂の表面
を平滑に形成するようにしているので、その後に延伸成
型した樹脂の透明性を著しく高めることができ、成型樹
脂の品質を向上させて商品価値の極めて高い樹脂を得る
ことができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る押出成型装置の一実施例を示す概
略構成図
【図2】図1のダイ部分の拡大断面図
【図3】従来の押出成型装置を示す概略構成図
【符号の説明】
1 ダイ 3 マンドレル 4 本体 5 樹脂 7 吐出口 16 押出機 18 エア噴出口 19 エア供給口 20 エア排出口 24 内側冷却板 25 外側冷却板 27 内側加熱板 28 外側加熱板 30,37 冷却風供給装置 31 エア噴出配管 33 エア噴出孔 35 予熱ヒータ 36 加熱ヒータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B29K 23:00 101:12

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の樹脂を溶融して押出す押出機を配
    設し、この押出機に溶融樹脂を筒状に成型吐出させる吐
    出口が形成されたダイを接続してなる押出成型装置にお
    いて、前記ダイの上面に吐出樹脂をこの樹脂の一次転移
    点以下の温度に冷却する冷却装置を配設するとともに、
    この冷却装置の上部に前記冷却装置により冷却された樹
    脂の表面を一次転移点以上の温度に加熱する加熱装置を
    配設し、前記ダイの上方にこのダイから吐出された樹脂
    を所定の延伸成型温度に加熱するヒータを配設し、前記
    ダイの中央部に所定圧力のエアを送るエア噴出口を形成
    し、このエア噴出口に前記ヒータ部分にエアを噴出させ
    るエア噴出孔が形成されたエア噴出配管を接続したこと
    を特徴とする押出成型装置。
  2. 【請求項2】 前記ヒータを、主として吐出樹脂をその
    周方向の延伸を行なう温度に加熱する予熱ヒータと、主
    として吐出樹脂をその上下方向の延伸を行なう温度に加
    熱する加熱ヒータとにより構成したことを特徴とする請
    求項1に記載の押出成型装置。
  3. 【請求項3】 前記エア噴出配管の中途部の前記エア噴
    出孔より下方位置に吐出樹脂の内側の空間を上下に仕切
    る円筒状のプラグを配設し、前記ダイに前記プラグによ
    り仕切られた吐出樹脂の内側下方部分にエアを供給して
    吐出樹脂の内部圧力を制御するエア供給口を形成したこ
    とを特徴とする請求項1または請求項2に記載の押出成
    型装置。
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