JPH08576U

JPH08576U - 事故防止用補助停止ライト

Info

Publication number: JPH08576U
Application number: JP10198891U
Authority: JP
Inventors: 忠廣福田; 悟松井; 由雄清水
Original assignee: ユーシステム株式会社
Priority date: 1991-01-12
Filing date: 1991-11-15
Publication date: 1996-04-02
Anticipated expiration: 2006-11-15
Also published as: JP2521886Y2

Abstract

(57)【要約】（修正有）【目的】常時点灯する必要がなく後続車両の接近時の
み大きい光量で点灯表示し、また、フットブレーキだけ
でなく排気ブレーキ作動時にも点灯表示することができ
る事故防止用補助停止ライトを提供する。【構成】自動車の後部に取り付けられ、光センサー２
と点灯表示部１とを備え、光センサー２が後方から接近
する自動車のライトを検知したとき点灯表示部１に点灯
表示するようにしている。また、排気ブレーキを作動さ
せたとき点灯表示部１に点灯表示するようにし、さら
に、光センサーが後方から接近する自動車のライトを検
知したとき運転席モニターに表示するようにしている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

この考案は、後方から接近する自動車に信号を発して注意を促すための事故防止用補助停止ライトに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、夜間の走行時または駐停車時に後方から接近する自動車に自分の自動車の存在を知らせるための手段としては、テールランプや駐車灯があるが、光量が小さくて遠くから見えにくく、光量を大きくすると常時点灯した場合に電力消費が大きくなるという欠点があった。また、ブレーキランプは通常フットブレーキ作動時にだけ点灯するようになっているため、排気ブレーキを装備した自動車の場合、排気ブレーキ作動時の急激な減速により追突事故が発生しやすいという欠点があった。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

この考案の目的は、上記従来装置の欠点を改良することであり、常時点灯する必要がなく後続車両の接近時のみ大きい光量で点灯表示し、また、フットブレーキだけでなく排気ブレーキ作動時にも点灯表示することができる事故防止用補助停止ライトを提供することである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

上記の目的を達成するため、この考案の事故防止用補助停止ライトは、自動車の後部に取り付けられ、光センサーと点灯表示部とを備え、光センサーが後方から接近する自動車のライトを検知したとき点灯表示部に点灯表示するようにしている。また、排気ブレーキを作動させたとき点灯表示部に点灯表示するようにし、さらに、光センサーが後方から接近する自動車のライトを検知したとき運転席モニターに表示するようにしている。

【０００５】

【作用】

夜間走行時または駐停車時に後方からヘッドライトを点灯した自動車が接近しその光が光センサーに入射すると、光センサーがこれを検知して点灯表示部を点灯し前方に車がいることを知らせる。また、通常の走行時に排気ブレーキを作動させると点灯表示部を点灯して後続車に急ブレーキを知らせる。さらに、運転席モニターに表示することにより後続車の接近を運転者にも知らせる。

【０００６】

【実施例】

この考案の事故防止用補助停止ライトの実施例について、図１および図２を参照しながら説明する。図１はその配線図、また、図２はトラックの後部中央に取り付けた状態を示したものである。点灯表示部１はその中央に赤色のＬＥＤ１ａを、また、その両側に黄色のＬＥＤ１ｂをそれぞれ多数配列したものであり、フットブレーキの作動に連動して中央の赤色のＬＥＤ１ａが点灯し、また、排気ブレーキの作動に連動して両側の黄色のＬＥＤ１ｂが点灯するようになっている。

【０００７】点灯表示部１の右端（何処でも可）に光センサー２が設けられ、後方から接近する自動車のヘッドライトの光がこの光センサー２に入射すると、両側の黄色のＬＥＤ１ｂが点灯する。後続車による点灯は後続車が通過した後数秒間（例えば１０秒間）点灯を続けるようになっている。また、運転席に光センサー２に接続された運転席モニター３が設けられ、後続車の接近を運転席モニター３の点灯により表示して運転者に知らせるようになっている。光センサー２による検知動作は、スイッチによりオンオフすることができ、夜間走行時または駐停車時のみ作動させることができる。点灯表示部１は、図２に示されるように、トラック４の後部中央に取り付けて使用する。

【０００８】その動作について説明すると、後方からヘッドライトを点灯した自動車が接近しその光が光センサー２に入射すると、これを検知して点灯表示部１の両側の黄色のＬＥＤ１ｂを点灯し、前方に車がいることを後続車に知らせる。また、光センサー２がヘッドライトの光を検知すると、連動して運転席モニター３を点灯し後続車の接近を運転者にも知らせる。さらに、通常の走行時にフットブレーキを作動させると中央の赤色のＬＥＤ１ａを点灯し、また、排気ブレーキを作動させると両側の黄色のＬＥＤ１ｂを点灯して後続車に急ブレーキを知らせる。

【０００９】

【考案の効果】

以上説明したように、この考案の事故防止用補助停止ライトは、後方から自動車が接近したときだけそのライトを検知して点灯表示部に点灯し前方に車がいることを表示するようにしたことにより、常時点灯することによる電力の無駄な消費を防止するとともに必要なときだけ見やすい大きな光量で点灯表示することができ、また、後続車の接近を運転席モニターに表示して運転車に知らせることができ、さらに、通常の走行時に排気ブレーキの作動を後続車に知らせて追突事故を防止することができるという効果を奏するものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】この考案の実施例の事故防止用補助停止ライト
の配線図

【図２】そのトラックの後部中央に取り付けた状態を示
した図

【符号の説明】

１点灯表示部１ａ赤色のＬＥＤ１ｂ
黄色のＬＥＤ２光センサー３運転席モニター４
トラック

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁶ 識別記号庁内整理番号ＦＩ技術表示箇所Ｇ０８Ｂ 5/36 Ｊ

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】自動車の後部に取り付けられ、光センサ
ーと点灯表示部とを備え、光センサーが後方から接近す
る自動車のライトを検知したとき点灯表示部に点灯表示
することを特徴とする事故防止用補助停止ライト。
【請求項２】排気ブレーキを作動させたとき点灯表示
部に点灯表示することを特徴とする請求項１の事故防止
用補助停止ライト。
【請求項３】光センサーが後方から接近する自動車の
ライトを検知したとき運転席モニターに表示することを
特徴とする請求項１の事故防止用補助停止ライト。