JPH0856312A - 固体撮像素子及びその駆動方法 - Google Patents

固体撮像素子及びその駆動方法

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JPH0856312A
JPH0856312A JP6209332A JP20933294A JPH0856312A JP H0856312 A JPH0856312 A JP H0856312A JP 6209332 A JP6209332 A JP 6209332A JP 20933294 A JP20933294 A JP 20933294A JP H0856312 A JPH0856312 A JP H0856312A
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JP
Japan
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vertical
solid
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JP6209332A
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Inventor
Shinichi Murakami
真一 村上
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】垂直方向の画素数が従来の整数倍となった固体
撮像素子において、従来の固体撮像素子と互換のフレー
ム蓄積駆動モードを実現する。 【構成】垂直方向にテレビジョン方式のn倍の画素数を
有する固体撮像素子において、垂直方向に連続するn個
の受光部を1組とし、垂直転送電極のうち読み出し電極
が受光部の組毎に別駆動とされ、受光部から垂直転送部
に1組おきに独立して蓄積電荷を読み出すように構成さ
れた電極構造を有する。2:1インタレース駆動におい
ては、第1フィールドでは1の組の受光部のみに読み出
しパルスを印加して該組の電荷を読み出し、第2フィー
ルドでは別の組の受光部のみに読み出しパルスを印加し
該組の電荷のみを読み出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は固体撮像素子に関し、特
に、固体撮像素子における受光部からの電荷の読み出し
を制御する電極構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の固体撮像素子の構成を示
すブロック図である。図5に示すように、従来の固体撮
像素子においては、受光部51に隣接して垂直転送部5
2が配設され、垂直転送部52は、受光部51から読み
出された電荷を垂直方向に転送する垂直転送電極φV1
〜φV4を備えている。
【0003】垂直転送電極φV1〜φV4の配置は、テレ
ビジョン方式で適用されている2:1インタレース駆動
を前提として、垂直転送電極φV4とφV1、φV2とφ
V3とが対になりそれぞれ1つの受光部に対応するよう
にした構成が一般的である。このうち、垂直転送電極φ
V1とφV3は、受光部51から垂直転送部52への読み
出しを制御する電荷読み出し電極を兼ねている。
【0004】このような固体撮像素子の駆動方法とし
て、フィールド蓄積モードがある。
【0005】フィールド蓄積モードにおいては、第1フ
ィールドにおいて垂直方向に隣接する2つの受光部に蓄
えられた電荷を垂直転送部52に読み出して混合し、混
合した電荷を1水平期間毎に垂直転送部52の1段分、
すなわち1組のφV1〜φV4の垂直転送電極分だけ水平
転送部53の方向へ転送し、水平転送部53に最も近い
電荷から水平転送部53へ順次転送されてゆく。
【0006】水平転送部53においては、水平転送電極
φH1、φH2に2相の駆動パルスが印加され、垂直転送
部52から転送された電荷を、1水平期間内に水平転送
部53から出力部54へ転送して電気信号として出力す
る。
【0007】第2フィールドでは、第1フィールドとは
垂直方向に1画素分ずれた2画素の組み合わせにて、電
荷を垂直転送部52へ読み出して混合し、第1フィール
ドと同様にして、水平転送部53を経て出力部54より
出力する。
【0008】固体撮像素子において垂直方向の画素数を
増やせば、増加分だけ解像度を向上させることができ
る。
【0009】その際、高解像度を実現させるとともに、
上述したような従来のテレビジョンシステム等との互換
性を保持するためには、垂直方向の画素数を従来の固体
撮像素子の整数倍にしたほうが都合がよい。
【0010】これは、例えば、垂直方向の画素数を従来
の固体撮像素子の2倍とした場合、垂直方向に隣接する
2つの受光部を1組とすると、垂直方向の受光部の組の
数は従来の固体撮像素子の垂直画素数と同一となり、1
組の受光部を従来の固体撮像素子の受光部1つとみなす
ことができるためである。
【0011】この場合、従来のテレビションシステム等
と互換性を持たせるための駆動方法は、垂直方向に隣接
する受光部51の電荷混合を、図8(A)に示すように、
水平ブランキング期間に垂直転送パルスを2回印加し
て、1水平期間に垂直転送部52の2段分、すなわち、
2組のφV1〜φV4の垂直転送電極分だけ水平転送部5
3の方向へ電荷を転送することにより実現できる。な
お、図8(B)には、水平ブランキング期間に垂直転送パ
ルスを1回印加し、1水平期間に垂直転送部52の1段
分電荷を転送する従来方式が示されている。
【0012】ここで、水平転送部53で混合する受光部
51の組の電荷を、1フィールド毎に垂直方向に受光部
の組を1組ずつずらしてゆくことにより、従来の固体撮
像素子における2:1インタレース駆動と同等の駆動が
可能となる。
【0013】このようにして、垂直転送電極φV1〜φ
V4と同一の電極構成を採用した場合でも、高解像度の
機能を持ち、且つ従来の駆動方法との互換性を備えた固
体撮像素子を実現することができる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】固体撮像素子の2:1
インタレース駆動には、前記したフィールド蓄積モード
の他に、スチール撮像等を行うフレーム蓄積モードがあ
る。
【0015】前記フィールド蓄積モードでは、垂直方向
に隣接する画素の電荷を混合させているため、垂直方向
の画素数を増加した場合に、テレビモニタ等に画像を出
力させたときには、走査線の数に対応するだけの解像度
が得られないことになる。
【0016】フレーム蓄積モードでは、垂直方向の1画
素おきに、垂直転送部へ電荷を読み出すタイミングを1
フィールド毎にずらすことにより、個々の受光部の信号
が独立して出力されるので、テレビモニタに画像出力さ
せたとき、走査線の数に対応する解像度が得られること
になる。
【0017】従って、フレーム蓄積モードは、静止画等
のスチール撮像をする場合には、フィールド蓄積駆動よ
りも解像度の面で有利となる。
【0018】垂直方向の画素数を2倍にした固体撮像素
子において、従来の固体撮像素子にて説明したように、
垂直転送電極φV1〜φV4から成る4相の垂直転送駆動
とした場合、2つの受光部を1組とし、1組の受光部に
対して4種類の垂直転送電極φV1〜φV4が対応し、こ
のうち2種類の電極φV1、φV3が電荷読み出し電極を
兼用することになる。
【0019】この場合の駆動の様子を、図6のタイミン
グチャートと、図7の電極配置及び電荷読み出しの説明
図とを参照して説明する。
【0020】図7に示すように、垂直転送電極は水平転
送部へ向かって、φV2、φV3、φV4、φV1の順に繰
り返し並んでおり、φV2とφV3、φV4とφV1とが対
となり、受光部P3、P1にそれぞれ対応して配置されて
いる。
【0021】図6に示すように、第1フィールドの時刻
t1、t2、および第2フィールドの時刻t3、t4に、電
荷読み出し電極φV1、φV3に読み出しパルスが印加さ
れる。なお、電荷読み出し電極として兼用される垂直転
送電極φV1、φV3に印加される読み出しパルスは、実
際には図9に示すように、垂直転送パルスに重畳された
信号波形にて供給される。
【0022】垂直方向に隣接する2つの受光部P1とP3
は一組とされ、電荷読み出し電極φV1とφV3にそれぞ
れ接続されており、電荷読み出し電極φV1、φV3にそ
れぞれ読み出しパルスがタイミングt1、t2で印加され
た時に、受光部P3、P1にて受光した電荷が垂直転送部
52にそれぞれ転送される。
【0023】図7を参照して、垂直転送部52の電荷の
状態として、例えば図示aは、電荷読み出し電極φV3
に時刻t1にて読み出しパルスが印加され受光部P3から
垂直転送部52に読み出された電荷の状態を表してい
る。なお、斜線部は、垂直転送電極に垂直転送パルスを
印加したとき、その電極の下に形成されるポテンシャル
井戸(平面配置)を表している。
【0024】電荷読み出し電極φV3に印加された読み
出しパルスで受光部P3から読み出された電荷は、次の
垂直転送電極φV4の垂直転送パルスで電極φV4に移さ
れる(図示b参照)。次に、垂直転送電極φV2が切れ
て、垂直転送電極φV3、φV4の下に電荷が蓄積され
(図示c参照)、さらに時刻t2にて電極φV1に印加さ
れる読み出しパルスで受光部P1の電荷が読み出され、
垂直転送電極φV1の下までポテンシャル井戸が転送さ
れた電極φV3、φV4の下に蓄積されていた電荷(図示
d参照)と合成され、電極φV3が切れた時、2つの画
素P1、P3の合成電荷が生成される(図示e参照)。図
7において、網掛線で示す電荷の状態は、2画素分の電
荷に対応するポテンシャル井戸を表す。
【0025】図7に示すように、垂直方向に隣接する受
光部のP1、P3の組と、受光部P1′、P3´の組では、
電極の配置が全く同一となるため、受光部の各組から同
時刻に蓄積された電荷が同時に読み出されることにな
る。
【0026】すなわち、水平転送部53で混合される電
荷は、受光部のP1、P3の組と、受光部P1′、P3´の
組に蓄積された電荷となり、受光部のP1、P3の組と、
P1′、P3´の組について、フィールド毎にそれぞれ別
々に電荷を読み出すことができなくなるため、1組の受
光部(複数の受光部)を1画素とするフレーム蓄積モー
ドを実現することは不可能となる。
【0027】従って、本発明は、前記問題点を解消し、
垂直方向の画素数が従来の整数倍とされる固体撮像素子
において、従来の固体撮像素子と互換のフレーム蓄積駆
動モードを実現可能とする固体撮像素子及びその駆動方
法を提供することを目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明は、マトリクス状に配置され、垂直方向にテ
レビジョンフォーマットで規定される走査線数のn倍
(nは整数)の画素数が配置された受光部と、前記受光
部の垂直列毎に配置され前記受光部で光電変換された電
荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部
から転送されてくる電荷を水平方向に転送する水平転送
部と、を備え、前記受光部の垂直方向に連続するn個の
受光部を1組とし、前記受光部から前記垂直転送部に1
組おきに独立して蓄積電荷を読み出すように構成された
電極構造を有する固体撮像素子を提供する。
【0029】本発明の固体撮像素子においては、好まし
くは受光部の垂直方向の奇数番目と偶数番目で蓄積電荷
を別々に読み出せるような電極配置とされる。
【0030】また、本発明の固体撮像素子においては、
好ましい電極構造として、垂直転送部における電荷の転
送を駆動する垂直転送電極のうち前記受光部から前記垂
直転送部への電荷の読み出しを制御する電荷読み出し電
極が前記垂直方向に連続するn個の受光部から成る組毎
に別駆動とされるように構成される。本発明において
は、例えば垂直方向に連続する2個の受光部を1組とし
た場合、好ましくは、垂直転送電極のうち電荷読み出し
電極を垂直方向に2受光部毎に別駆動となるようにした
6相駆動とされ、受光部の組毎電荷を独立に読み出され
るように構成される。
【0031】さらに、本発明においては、好ましくは、
2:1インタレース駆動の第1フィールドでは、前記受
光部の組を1組おきに前記受光部の組に対して設けられ
た電荷読み出し電極に読み出しパルスが印加され、第2
フィールドでは前記第1フィールドにおいて前記読み出
しパルスが印加されなかった受光部の組に対して設けら
れた電荷読み出し電極に読み出しパルスが印加されるこ
とを特徴とする。
【0032】さらにまた、本発明においては、水平ブラ
ンキング期間にn個の垂直転送パルスが前記垂直転送部
の前記垂直転送電極に印加され、前記受光部から読み出
された電荷が1水平期間に垂直方向にn段分転送される
ことを特徴とする。
【0033】そして、本発明は、マトリクス状に配置さ
れ、垂直方向にテレビジョンフォーマットで規定される
走査線数のn倍(nは整数)の画素数分配置された受光
部と、前記受光部の垂直列毎に配置され前記受光部で光
電変換された電荷を垂直方向へ転送する垂直転送部と、
前記垂直転送部から転送されてくる電荷を水平方向に転
送する水平転送部と、を備え、前記受光部の垂直方向に
連続したn個の受光部を1組とし、前記受光部から前記
垂直転送部に1組おきに独立して蓄積電荷を読み出すよ
うに構成された固体撮像素子の駆動方法であって、2:
1インタレース駆動における第1フィールドでは、前記
受光部の組を1組おきに、前記受光部の組に対応した電
荷読み出し電極に読み出しパルスを印加し、第2フィー
ルドでは前記第1フィールドで読み出しパルスを印加し
なかった方の組の電荷読み出し電極だけに読み出しパル
スを印加することを特徴とする固体撮像素子の駆動方法
を提供する。
【0034】
【作用】本発明によれば、垂直方向に連続したn個の受
光部を1組として、その受光部の組の1組おきに独立し
て蓄積電荷を読み出すような電極配置とし、2:1イン
タレース駆動における第1フィールドでは、受光部の組
の1組おきに、各受光部に対応した読み出し電極に電荷
読み出しパルスを印加し、第2フィールドでは第1フィ
ールドで電荷読み出しパルスを印加しなかった方の組の
読み出し電極のみに電荷読み出しパルスを印加するよう
な構成としたことにより、垂直方向の画素数が従来のn
倍になっても、従来のテレビフォーマットと互換性のあ
るフレーム蓄積駆動が可能とされ、また、本発明によれ
ば、受光部の垂直方向の奇数番目と偶数番目とで蓄積電
荷を別々に読み出せるような電極配置とされているた
め、垂直方向にn倍画素の高解像度のデバイスとしても
使用可能である。
【0035】
【実施例】図面を参照して、本発明の実施例を以下に説
明する。
【0036】
【実施例1】図1は、本発明の一実施例の固体撮像素子
のブロック図である。図1に示すように、受光部11に
隣接して垂直転送部12が設けてあり、垂直転送部12
は6種類の独立な垂直転送電極φV1A、φV1B、φV
2、φV3A、φV3B、φV4を備えている。
【0037】このうち垂直転送電極φV1A、φV1B、φ
V3A、φV3Bは、受光部11から垂直転送部12への電
荷読み出し電極を兼ねている。なお、以下では、電極φ
V1A、φV1B、φV3A、φV3Bは垂直転送電極という。
【0038】図3は、本実施例における、垂直転送電極
の配置と電荷の読み出し手順の一例を示したものであ
る。図3に示すように、垂直転送電極は水平転送部へ向
かって、φV1A、φV2、φV3B、φV4、φV1B、φV
2、φV3A、φV4の順に繰り返し並んでおり、φV4と
φV1A、φV4とφV1B、φV2とφV3A、φV2とφV3
B、が互いに対になって、受光部P1A、P1B、P3A、P3
Bにそれぞれ対応して配置されている。
【0039】このような電極構成とされた固体撮像素子
におけるフレーム蓄積駆動の動作は、図2に示すような
読み出しパルスを垂直転送電極φV1A、φV1B、φV3
A、φV3Bに印加することにより実現される。
【0040】まず、第1フィールドにおいて、時刻t1
に垂直転送電極φV3Bに読み出しパルスを印加すること
により、受光部P3Bから垂直転送部12へ読み出された
電荷は、受光部1つ分だけ水平転送部13の方向に転送
された後、時刻t2に垂直転送電極φV1Bに読み出しパ
ルスを印加することにより、受光部P1Bから読み出され
た電荷と混合される。
【0041】時刻t1、t2では、垂直転送電極φV1A、
φV3Aには読み出しパルスが印加されないので受光部P
1A、P3Aの電荷は読み出されない。
【0042】このため、水平転送部13で混合される電
荷は、受光部P1B、P3Bに蓄積された電荷のみとなる。
【0043】第2フィールドでは、時刻t3に垂直転送
電極φV3Aに読み出しパルスを印加することにより受光
部P3Aから垂直転送部12へ読み出された電荷は、受光
部1つ分だけ水平転送部13方向に転送された後、時刻
t4にφV1Aパルスを印加することにより受光部P1Aか
ら読み出された電荷と混合される。
【0044】時刻t3、t4では、垂直転送電極φV1B、
φV3Bには読み出しパルスが印加されないので受光部P
1B、P3Bの電荷は読み出されない。
【0045】このため、水平転送部13で混合される電
荷は、受光部P1A、P3Aに蓄積された電荷のみとなる。
【0046】以上のようにして、受光部P1A、P3Aに蓄
積された電荷と、受光部P1B、P3Bに蓄積された電荷を
フィールド毎に別々に読み出すことにより、垂直方向の
画素数が従来の2倍の固体撮像素子における、従来の固
体撮像素子と互換のフレーム蓄積駆動が可能となる。
【0047】
【実施例2】図4は、本発明の他の実施例の垂直転送電
極の配置と電荷読み出しの手順を示したものである。
【0048】図4に示すように、本実施例では、受光部
が垂直方向にさらに増え、3倍となった場合を示してい
る。本実施例においては、垂直方向に隣接する3つの受
光部を1つの組とすると、従来の固体撮像素子と同様の
画素構成とみなすことができる。
【0049】図4に示す画素構成においても、図2と同
様な読み出しパルスを垂直転送電極φV1A、φV1B、φ
V3A、φV3Bに印加することにより、フレーム蓄積駆動
が可能となる。
【0050】第1フィールドでは、時刻t1に垂直転送
電極φV3Bに読み出しパルスを印加することにより受光
部P3Bから垂直転送部12へ読み出された電荷は、受光
部1つ分だけ水平転送部13の方向に転送された後、時
刻t2に垂直転送電極φV1Bに読み出しパルスを印加す
ることにより受光部P1Bから読み出された電荷と混合さ
れる。
【0051】また、時刻t1では垂直転送電極φV3Bに
印加した読み出しパルスにより受光部P3B′から電荷が
読み出されるが、時刻t2では垂直転送電極φV1Aに読
み出しパルスが印加されないので受光部P1Aの電荷とは
混合されない。
【0052】時刻t1では垂直転送電極φV1Aの読み出
しパルスも印加されないので、受光部P3A、P1A′の電
荷は読み出されない。
【0053】これらの電荷は、垂直転送部12の垂直転
送パルスを水平ブランキング期間に3回印加することに
より水平転送部13で混合される。
【0054】第1フィールドでは、結局、垂直方向に連
続する3つの受光部P3B、P1B、P3B′の混合電荷が出
力されることになる。
【0055】第2フィールドでは、時刻t3に垂直転送
電極φV3Aに読み出しパルスを印加することにより、受
光部P3Aから垂直転送部12へ読み出された電荷は、受
光部1つ分だけ水平転送部13の方向に転送された後、
時刻t4に垂直転送電極φV1Aに読み出しパルスを印加
することにより受光部P1A´から読み出された電荷と混
合される。
【0056】また時刻t3では電荷読み出し電極φV3B
に読み出しパルスが印加されず、時刻t4で電荷読み出
し電極φV1Aに読み出しパルスが印加されるだけなの
で、受光部P1Aの電荷のみが読み出され受光部P3B′の
電荷とは混合されない。
【0057】時刻t4では、電極φV1Bの読み出しパル
スも印加されないので受光部P1B、P3Bの電荷は読み出
されない。
【0058】第2フィールドでは、結局、受光部P1A、
P3A、P1A′の電荷が水平転送部13で混合され出力さ
れることになる。
【0059】このようにして3つの受光部を1つの画素
としたフレーム蓄積駆動が実現される。
【0060】以上、上記実施例では、垂直方向に2倍、
3倍の画素を含む例をもとに本発明を説明したが、垂直
画素数がさらにn倍(nは整数)となった場合でも同様
に、n個の受光部を1つの画素として電荷を読み出すよ
うに、読み出し電極を配置することによりフレーム蓄積
駆動が可能である。
【0061】また、上記実施例においては、受光部の垂
直方向の奇数番目と偶数番目とで蓄積電荷を別々に読み
出せるような電極配置とされ、このため、垂直n倍画素
の高解像度のデバイスとしても使用可能である。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、垂直方向
にテレビジョンフォーマットで規定される走査線数のn
倍(nは整数)の受光部を有する固体撮像素子におい
て、垂直方向に連続したn個の受光部を1組として、そ
の受光部の組の1組おきに独立して蓄積電荷を読み出す
ような電極配置にし、2:1インタレース駆動における
第1フィールドでは、受光部の組の1組おきに、各受光
部に対応した読み出し電極に電荷読み出しパルスを印加
し、第2フィールドでは第1フィールドで電荷読み出し
パルスを印加しなかった方の組の読み出し電極のみに電
荷読み出しパルスを印加することにより、垂直方向の画
素数が従来のn倍になっても、従来のテレビフォーマッ
トと互換性のあるフレーム蓄積駆動が可能となる。
【0063】また、本発明によれば、受光部の垂直方向
の奇数番目と偶数番目とで蓄積電荷を別々に読み出せる
ような電極配置になっているので、垂直方向にn倍画素
の高解像度のデバイスとしても使用可能である。
【0064】そして、本発明の固体撮像素子の駆動方法
によれば、垂直方向の画素数が従来のn倍とされた固体
撮像素子において、従来のテレビフォーマットと互換性
のあるフレーム蓄積駆動が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の固体撮像素子における読み出しパルス
のタイミングチャートを示す図である。
【図3】本発明の一実施例における垂直転送電極の配置
と電荷読み出しを説明する説明図である。
【図4】本発明の別の実施例における垂直転送電極の配
置と電荷読み出しを説明する説明図である。
【図5】従来の固体撮像素子の構成を示すブロック図で
ある。
【図6】従来の固体撮像素子における読み出しパルスの
タイミングチャートを示す図である。
【図7】従来の固体撮像素子の垂直転送電極の配置と電
荷読み出しを説明する説明図である。
【図8】(A) 垂直2段転送時の駆動パルスを示す図で
ある。 (B) 垂直1段転送時の駆動パルスを示す図である。
【図9】垂直転送電極に印加される読み出しパルスと垂
直転送パルスの信号波形の関係を示す図である。
【符号の説明】
11、51 受光部 12、52 垂直転送部 13、53 水平転送部 14、54 出力部 φV1A、φV3A、φV1B、φV3B、φV1〜φV4 垂直
転送電極 P1A、P3A、P1B、P3B、P1A′、P3B′ 受光部 P1、P3、P1′、P3′ 受光部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マトリクス状に配置され、垂直方向にテレ
    ビジョンフォーマットで規定される走査線数のn倍(n
    は整数)の画素数が配置された受光部と、 前記受光部の垂直列毎に配置され前記受光部で光電変換
    された電荷を垂直方向に転送する垂直転送部と、 前記垂直転送部から転送されてくる電荷を水平方向に転
    送する水平転送部と、 を備え、 前記受光部の垂直方向に連続するn個の受光部を1組と
    し、前記受光部から前記垂直転送部に1組おきに独立し
    て蓄積電荷を読み出すように構成された電極構造を有す
    る固体撮像素子。
  2. 【請求項2】前記受光部の垂直方向の奇数番目と偶数番
    目で蓄積電荷を別々に読み出せるような電極配置とした
    請求項1記載の固体撮像素子。
  3. 【請求項3】前記垂直転送部における電荷の転送を駆動
    する垂直転送電極のうち前記受光部から前記垂直転送部
    への電荷の読み出しを制御する電荷読み出し電極が前記
    垂直方向に連続するn個の受光部から成る組毎に別駆動
    とされるように構成された請求項1記載の固体撮像素
    子。
  4. 【請求項4】2:1インタレース駆動の第1フィールド
    では、前記受光部の組を1組おきに前記受光部の組に対
    して設けられた電荷読み出し電極に読み出しパルスが印
    加され、第2フィールドでは前記第1フィールドにおい
    て前記読み出しパルスが印加されなかった受光部の組に
    対して設けられた電荷読み出し電極に読み出しパルスが
    印加されることを特徴とする請求項3記載の固体撮像素
    子。
  5. 【請求項5】水平ブランキング期間にn個の垂直転送パ
    ルスが前記垂直転送部の前記垂直転送電極に印加され、
    前記受光部から読み出された電荷が1水平期間に垂直方
    向にn段分転送されることを特徴とする請求項4記載の
    固体撮像素子。
  6. 【請求項6】マトリクス状に配置され、垂直方向にテレ
    ビジョンフォーマットで規定される走査線数のn倍(n
    は整数)の画素数が配置された受光部と、前記受光部の
    垂直列毎に配置され前記受光部で光電変換された電荷を
    垂直方向に転送する垂直転送部と、前記垂直転送部から
    転送されてくる電荷を水平方向に転送する水平転送部
    と、を備え、 前記受光部の垂直方向に連続したn個の受光部を1組と
    し、前記受光部から前記垂直転送部に1組おきに独立し
    て蓄積電荷を読み出すように構成された固体撮像素子の
    駆動方法であって、 2:1インタレース駆動における第1フィールドでは、
    前記受光部の組を1組おきに、前記受光部の組に対応し
    た電荷読み出し電極に読み出しパルスを印加し、第2フ
    ィールドでは前記第1フィールドで読み出しパルスを印
    加しなかった方の組の電荷読み出し電極だけに読み出し
    パルスを印加することを特徴とする固体撮像素子の駆動
    方法。
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