JPH0856131A - 増幅回路 - Google Patents
増幅回路Info
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- JPH0856131A JPH0856131A JP6210593A JP21059394A JPH0856131A JP H0856131 A JPH0856131 A JP H0856131A JP 6210593 A JP6210593 A JP 6210593A JP 21059394 A JP21059394 A JP 21059394A JP H0856131 A JPH0856131 A JP H0856131A
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- circuit
- voltage
- amplifier circuit
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 電源電圧や負荷が変動したときに、その変動
に見合った最大出力電圧を取り出し、出力段の電力損失
を最小に抑え、効率を向上させるようにした増幅回路を
提供する 【構成】 電源電圧+Vccが負荷電圧Voutの絶対
値に所定電圧Vrefを加算した電圧よりも大きいとき
は、コンパレータCP1よりの比較出力によって利得制
御回路7は一定の利得で動作するが、負荷電圧Vout
の絶対値に所定電圧Vrefを加算した電圧が電源電圧
+Vccと等しくなると、コンパレータCP1よりの比
較出力で、利得制御回路7の利得が低下し、負荷5の最
大出力電圧が制限される。
に見合った最大出力電圧を取り出し、出力段の電力損失
を最小に抑え、効率を向上させるようにした増幅回路を
提供する 【構成】 電源電圧+Vccが負荷電圧Voutの絶対
値に所定電圧Vrefを加算した電圧よりも大きいとき
は、コンパレータCP1よりの比較出力によって利得制
御回路7は一定の利得で動作するが、負荷電圧Vout
の絶対値に所定電圧Vrefを加算した電圧が電源電圧
+Vccと等しくなると、コンパレータCP1よりの比
較出力で、利得制御回路7の利得が低下し、負荷5の最
大出力電圧が制限される。
Description
【0001】
【0001】
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は入力信号が所定レベルを
越えると徐々に該入力信号のレベルを制限して、入力信
号をソフトクリップさせるようにした増幅回路に関す
る。
越えると徐々に該入力信号のレベルを制限して、入力信
号をソフトクリップさせるようにした増幅回路に関す
る。
【0003】
【0002】
【0004】
【従来の技術】オーディオアンプやスイッチング電源の
ドライブアンプなどにおいては、ソフトクリップ回路が
広く採用されている。
ドライブアンプなどにおいては、ソフトクリップ回路が
広く採用されている。
【0005】図10はかかるソフトクリップ回路を備え
た従来のSEPP電力増幅回路の構成例を示し、同図に
おいて、1は入力信号、2は入力信号1を所定レベルに
制限するリミッタ、3、4はそれぞれリミッタ2よりの
正負の出力がベースに供給される1対の相補型電力増幅
用トランジスタ、Re1、Re2はそれぞれトランジス
タ3、4のエミッタ抵抗、5はR3、R4を介してトラ
ンジスタ3、4の共通エミッタに接続された負荷、±V
ccはそれぞれトランジスタ3、4のコレクタに電源電
圧を供給する電源である。
た従来のSEPP電力増幅回路の構成例を示し、同図に
おいて、1は入力信号、2は入力信号1を所定レベルに
制限するリミッタ、3、4はそれぞれリミッタ2よりの
正負の出力がベースに供給される1対の相補型電力増幅
用トランジスタ、Re1、Re2はそれぞれトランジス
タ3、4のエミッタ抵抗、5はR3、R4を介してトラ
ンジスタ3、4の共通エミッタに接続された負荷、±V
ccはそれぞれトランジスタ3、4のコレクタに電源電
圧を供給する電源である。
【0006】
【0003】また、リミッタ2は図11aあるいは図1
1bに示すように構成されている。図11aにおいて、
R1は入力信号1に直列接続された抵抗、D1、D2は
それぞれ入力信号1に対してカソードとアノードが逆方
向に並列接続された1対のダイオードである。
1bに示すように構成されている。図11aにおいて、
R1は入力信号1に直列接続された抵抗、D1、D2は
それぞれ入力信号1に対してカソードとアノードが逆方
向に並列接続された1対のダイオードである。
【0007】また、図11bにおいて、R2は入力信号
1に直列接続された抵抗、ZD1、ZD2はそれぞれ入
力信号1に対してカソードとアノードが逆方向に直列接
続された1対のツェナーダイオードであり、該ツェナー
ダイオードはブレークダウン電圧は3〜4V程度の素子
を用いる。
1に直列接続された抵抗、ZD1、ZD2はそれぞれ入
力信号1に対してカソードとアノードが逆方向に直列接
続された1対のツェナーダイオードであり、該ツェナー
ダイオードはブレークダウン電圧は3〜4V程度の素子
を用いる。
【0008】
【0004】以上の構成において、まずリミッタ2の作
用について説明する。
用について説明する。
【0009】図11aあるいは図11bに示すリミッタ
には、それぞれダイオードおよびツェナーダイオードを
有しており、その入出力電圧特性は図12a、12bに
示すように所定の入力電圧(ダイオードの場合は約0.
6V、ツェナーダイオードの場合は3〜4V程度)を越
えると出力電圧が徐々に立ち上がる特性を有している。
には、それぞれダイオードおよびツェナーダイオードを
有しており、その入出力電圧特性は図12a、12bに
示すように所定の入力電圧(ダイオードの場合は約0.
6V、ツェナーダイオードの場合は3〜4V程度)を越
えると出力電圧が徐々に立ち上がる特性を有している。
【0010】また、抵抗R1、R2はダイオードD1、
D2あるいはツェナーダイオードZD1、ZD2との合
成インピーダンスにより立ち上がり電圧を設定するもの
である。
D2あるいはツェナーダイオードZD1、ZD2との合
成インピーダンスにより立ち上がり電圧を設定するもの
である。
【0011】
【0005】したがって、図13aに示すように前記立
ち上がり電圧によって定まる所定レベルVlimitを
越えた入力信号1がリミッタ2に入力されると、リミッ
タ出力は図13bのように急峻にクリップされずになだ
らかにクリップされる。
ち上がり電圧によって定まる所定レベルVlimitを
越えた入力信号1がリミッタ2に入力されると、リミッ
タ出力は図13bのように急峻にクリップされずになだ
らかにクリップされる。
【0012】このソフトクリップされた入力信号がトラ
ンジスタ3、4のベースに入力されることにより、負荷
5の出力電圧も所定レベルVaを越えた出力信号Vou
tに対してはソフトクリップされた電圧が得られるの
で、高調波成分が低減されてクリップされた出力電圧が
得られる。
ンジスタ3、4のベースに入力されることにより、負荷
5の出力電圧も所定レベルVaを越えた出力信号Vou
tに対してはソフトクリップされた電圧が得られるの
で、高調波成分が低減されてクリップされた出力電圧が
得られる。
【0013】
【0006】ここで、リミッタ2により入力信号1を制
限する所定レベルは、図14に示すように、電源電圧±
Vccが最低電圧(例えば±30V)となるときを想定
し、この最低電圧がトランジスタ3、4に電源電圧±V
ccとして印加されたときに入力信号1を所定レベルに
制限するようにして、入力信号1をソフトクリップし、
負荷5に加わる出力電圧Voutの最大電圧Voutm
ax(例えば±28V)を図14のように設定してい
る。
限する所定レベルは、図14に示すように、電源電圧±
Vccが最低電圧(例えば±30V)となるときを想定
し、この最低電圧がトランジスタ3、4に電源電圧±V
ccとして印加されたときに入力信号1を所定レベルに
制限するようにして、入力信号1をソフトクリップし、
負荷5に加わる出力電圧Voutの最大電圧Voutm
ax(例えば±28V)を図14のように設定してい
る。
【0014】なお、図14は正側信号のみを示している
が、負側についても同様である。
が、負側についても同様である。
【0015】
【0007】
【0016】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の増幅回路
にあっては、図14に示すように、電源電圧±Vccが
変動したり、負荷5が変動した場合においても、リミッ
タ2は入力信号1を一定の所定レベルで制限するので、
負荷5の最大出力電圧Voutmaxは一定となってい
る。
にあっては、図14に示すように、電源電圧±Vccが
変動したり、負荷5が変動した場合においても、リミッ
タ2は入力信号1を一定の所定レベルで制限するので、
負荷5の最大出力電圧Voutmaxは一定となってい
る。
【0017】
【0008】したがって、電源電圧±Vccや負荷5の
変動に適合した最大出力電圧を取り出すことができない
ので、出力段における最大出力を取り出すことができ
ず、出力段の電力損失が増大し、効率が低下するという
問題がある。
変動に適合した最大出力電圧を取り出すことができない
ので、出力段における最大出力を取り出すことができ
ず、出力段の電力損失が増大し、効率が低下するという
問題がある。
【0018】
【0009】そこで本発明の目的は、電源電圧や負荷が
変動したときに、その変動に見合った最大出力電圧を取
り出し、出力段の電力損失を最小に抑え、効率を向上さ
せるようにした増幅回路を提供するものである。
変動したときに、その変動に見合った最大出力電圧を取
り出し、出力段の電力損失を最小に抑え、効率を向上さ
せるようにした増幅回路を提供するものである。
【0019】
【0010】
【0020】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の成された本発明は、入力信号が所定レベルを越えると
徐々に該入力信号のレベルを制限するリミッタを介して
トランジスタの制御端子に供給され、該トランジスタの
出力端子に接続された負荷より出力信号を得るようにし
たソフトクリップ回路を備える増幅回路において、前記
トランジスタに電源電圧を供給する電源と、前記電源の
電源電圧に応じて前記トランジスタの制御端子に供給さ
れる前記リミッタの出力を制御する出力制御回路とを備
えたことを特徴とする。
の成された本発明は、入力信号が所定レベルを越えると
徐々に該入力信号のレベルを制限するリミッタを介して
トランジスタの制御端子に供給され、該トランジスタの
出力端子に接続された負荷より出力信号を得るようにし
たソフトクリップ回路を備える増幅回路において、前記
トランジスタに電源電圧を供給する電源と、前記電源の
電源電圧に応じて前記トランジスタの制御端子に供給さ
れる前記リミッタの出力を制御する出力制御回路とを備
えたことを特徴とする。
【0021】
【0011】
【0022】
【作用】出力制御回路は電源電圧や負荷の変動により変
動する電源電圧に応じてトランジスタの制御端子に供給
されるリミッタ出力を制御し、電源電圧や負荷の変動に
応じたレベルのリミッタ出力をトランジスタの制御端子
に供給する。
動する電源電圧に応じてトランジスタの制御端子に供給
されるリミッタ出力を制御し、電源電圧や負荷の変動に
応じたレベルのリミッタ出力をトランジスタの制御端子
に供給する。
【0023】
【0012】
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面と共に説明す
る。図1は本発明をSEPP電力増幅回路に適合させた
実施例を示し、図10と同一部分は同一符号を付記す
る。
る。図1は本発明をSEPP電力増幅回路に適合させた
実施例を示し、図10と同一部分は同一符号を付記す
る。
【0025】6は電源電圧+Vccと負荷5に加わる電
圧とを比較する比較回路、7はリミッタ2とトランジス
タ3、4のベース間に接続され、比較回路6よりの比較
出力に応じてリミッタ2よりの出力信号の利得を制御す
る利得制御回路である。
圧とを比較する比較回路、7はリミッタ2とトランジス
タ3、4のベース間に接続され、比較回路6よりの比較
出力に応じてリミッタ2よりの出力信号の利得を制御す
る利得制御回路である。
【0026】ここで、リミッタ2は例えば図11aある
いは図11bに示す回路により構成される。
いは図11bに示す回路により構成される。
【0027】
【0013】比較回路6はコンパレータCP1を有し、
比較電圧として電源電圧+Vccと負荷5の電圧Vou
tに所定電圧Vref1(例えば2V)を重疂した電圧
が入力され、この比較出力に応じて利得制御回路7の利
得が制御される。
比較電圧として電源電圧+Vccと負荷5の電圧Vou
tに所定電圧Vref1(例えば2V)を重疂した電圧
が入力され、この比較出力に応じて利得制御回路7の利
得が制御される。
【0028】
【0014】利得制御回路7は図2に示すように構成さ
れ、リミッタ2とトランジスタ3、4のベース間に抵抗
R3が直列接続され、トランジスタ3、4側の抵抗R1
の一端と接地間にFETQ1が接続され、そのゲートに
コンパレータCP1よりの比較出力が印加される。
れ、リミッタ2とトランジスタ3、4のベース間に抵抗
R3が直列接続され、トランジスタ3、4側の抵抗R1
の一端と接地間にFETQ1が接続され、そのゲートに
コンパレータCP1よりの比較出力が印加される。
【0029】FETQ1のインピーダンスは、コンパレ
ータCP1の前記2入力電圧が等しいときに、該コンパ
レータCP1の比較出力によりオンとなり、インピーダ
ンスが最小となって、利得制御回路7の減衰率が最大と
なる。
ータCP1の前記2入力電圧が等しいときに、該コンパ
レータCP1の比較出力によりオンとなり、インピーダ
ンスが最小となって、利得制御回路7の減衰率が最大と
なる。
【0030】また、電源電圧+Vccが+VccにVr
ef1を加えた電圧より大きいときにはコンパレータC
P1の比較出力によりオフ状態となっており、インピー
ダンスが最大となって、減衰率が最小となる。
ef1を加えた電圧より大きいときにはコンパレータC
P1の比較出力によりオフ状態となっており、インピー
ダンスが最大となって、減衰率が最小となる。
【0031】
【0015】以上の構成において、電源電圧+Vccが
負荷電圧Voutの絶対値に所定電圧Vref1を加算
した電圧よりも大きいときは、コンパレータCP1より
の比較出力によって利得制御回路7は一定の利得(一定
の減衰率)となっており、リミッタ2の出力は利得制御
回路7を通してトランジスタ3、4のベースに供給さ
れ、負荷電圧Voutが得られる。
負荷電圧Voutの絶対値に所定電圧Vref1を加算
した電圧よりも大きいときは、コンパレータCP1より
の比較出力によって利得制御回路7は一定の利得(一定
の減衰率)となっており、リミッタ2の出力は利得制御
回路7を通してトランジスタ3、4のベースに供給さ
れ、負荷電圧Voutが得られる。
【0032】そして、負荷電圧Voutの絶対値に所定
電圧Vref1を加算した電圧が電源電圧+Vccと等
しくなると、コンパレータCP1よりの比較出力によっ
て利得制御回路7の利得が低下し、利得制御回路7を通
したリミッタ2よりの出力は一定レベルに制限される。
電圧Vref1を加算した電圧が電源電圧+Vccと等
しくなると、コンパレータCP1よりの比較出力によっ
て利得制御回路7の利得が低下し、利得制御回路7を通
したリミッタ2よりの出力は一定レベルに制限される。
【0033】したがって、入力信号1がリミッタ2の所
定レベルVlimitを越えると、該入力信号1はソフ
トクリップされ、このソフトクリップされた信号は利得
制御回路7により所定の一定利得で出力される。このと
き負荷電圧Voutが電源電圧±VccよりもVref
1だけ小さい電圧に達すると、利得制御回路7の利得が
低下して、トランジスタ3、4の入力電圧が制限され
る。
定レベルVlimitを越えると、該入力信号1はソフ
トクリップされ、このソフトクリップされた信号は利得
制御回路7により所定の一定利得で出力される。このと
き負荷電圧Voutが電源電圧±VccよりもVref
1だけ小さい電圧に達すると、利得制御回路7の利得が
低下して、トランジスタ3、4の入力電圧が制限され
る。
【0034】これにより、負荷電圧Voutの最大出力
電圧Voutmaxが電源電圧±Vccの大きさに応じ
て設定されることになる。
電圧Voutmaxが電源電圧±Vccの大きさに応じ
て設定されることになる。
【0035】
【0016】図3は上記実施例において、電源電圧+V
ccや負荷5が変動したときの負荷5の正側における最
大出力電圧Voutmaxを示し、前述のようにコンパ
レータCP1により負荷電圧VoutにVref1を加
算した電圧とVccが比較され、その比較出力でリミッ
タ出力の利得を制御しているので、最大出力電圧Vou
tmaxは電源電圧+VccよりもVref1だけ小さ
い電圧に制限され、この電源電圧+Vccに応じた最大
出力電圧Voutmaxが得られる。
ccや負荷5が変動したときの負荷5の正側における最
大出力電圧Voutmaxを示し、前述のようにコンパ
レータCP1により負荷電圧VoutにVref1を加
算した電圧とVccが比較され、その比較出力でリミッ
タ出力の利得を制御しているので、最大出力電圧Vou
tmaxは電源電圧+VccよりもVref1だけ小さ
い電圧に制限され、この電源電圧+Vccに応じた最大
出力電圧Voutmaxが得られる。
【0036】
【0017】なお、上記実施例においては正側の電源電
圧+Vccと負荷電圧Voutにおうじて利得制御する
構成を示したが、負側の電源電圧−Vccや正負両方の
電源電圧±Vccで利得制御するようにしてもよい。
圧+Vccと負荷電圧Voutにおうじて利得制御する
構成を示したが、負側の電源電圧−Vccや正負両方の
電源電圧±Vccで利得制御するようにしてもよい。
【0037】
【0018】図4は本発明の他の実施例を示し、比較回
路6におけるコンパレータCP1の入力として、電源電
圧+Vccと所定基準電圧Vref2とを比較するよう
にしたものである。
路6におけるコンパレータCP1の入力として、電源電
圧+Vccと所定基準電圧Vref2とを比較するよう
にしたものである。
【0038】かかる構成においては、電源電圧+Vcc
がVref2と比較され、2つの電圧が等しくなると、
利得制御回路7の利得が制限される。
がVref2と比較され、2つの電圧が等しくなると、
利得制御回路7の利得が制限される。
【0039】
【0019】図5は本発明の他の実施例を示し、8、9
は電源電圧±Vccに応じて制限すべきレベルが制御さ
れるリミッタ制御回路であり、該リミッタ制御回路8、
9は例えば図6a、bのように構成されている。
は電源電圧±Vccに応じて制限すべきレベルが制御さ
れるリミッタ制御回路であり、該リミッタ制御回路8、
9は例えば図6a、bのように構成されている。
【0040】図6aにおいては、正側の電源電圧+Vc
cに対して、+Vccと接地間に分圧抵抗R4、R5が
直列接続され、抵抗R5にコンデンサC1が並列接続さ
れ、入力信号1と抵抗R5およびコンデンサC1間にリ
ミッタ用のダイオードD1が直列接続されている。
cに対して、+Vccと接地間に分圧抵抗R4、R5が
直列接続され、抵抗R5にコンデンサC1が並列接続さ
れ、入力信号1と抵抗R5およびコンデンサC1間にリ
ミッタ用のダイオードD1が直列接続されている。
【0041】なお、負側の電源電圧−Vccに対して
は、正側と同様に分圧抵抗R6、R7、コンデンサC2
およびダイオードD2により構成されている。
は、正側と同様に分圧抵抗R6、R7、コンデンサC2
およびダイオードD2により構成されている。
【0042】
【0020】また図6bにおいては、図6aと同様に分
圧抵抗R4、R5およびR6、R7とコンデンサC1、
C2を有し、抵抗R5およびコンデンサC1間にリミッ
タ用のツェナーダイオードZD1が直列接続され、抵抗
R7およびコンデンサC2間にリミッタ用のツェナーダ
イオードZD2が直列接続されている。
圧抵抗R4、R5およびR6、R7とコンデンサC1、
C2を有し、抵抗R5およびコンデンサC1間にリミッ
タ用のツェナーダイオードZD1が直列接続され、抵抗
R7およびコンデンサC2間にリミッタ用のツェナーダ
イオードZD2が直列接続されている。
【0043】
【0021】以上の構成において、正側の電源電圧+V
ccについて動作を説明するが、負側においても同様で
ある。
ccについて動作を説明するが、負側においても同様で
ある。
【0044】電源電圧+Vccは分圧抵抗R4、R5に
より分圧され、R5の両端に発生する分圧電圧はコンデ
ンサC1で平滑され、その平滑電圧がダイオードD1あ
るいはツェナーダイオードZD1に重疂される。
より分圧され、R5の両端に発生する分圧電圧はコンデ
ンサC1で平滑され、その平滑電圧がダイオードD1あ
るいはツェナーダイオードZD1に重疂される。
【0045】すなわち、この重疂された電圧分だけリミ
ッタとして機能するツェナーダイオードやダイオードに
おける制限される入力信号レベルが上昇する。例えば、
分圧抵抗R4、R5の比を9:1に設定すれば、R5に
は+Vcc/10が発生するので、+Vccが30Vの
ときには3V、+Vccが40Vのときには4V分だけ
入力信号の制限レベルが上昇し、負荷電圧Voutもこ
れに伴い増大する。
ッタとして機能するツェナーダイオードやダイオードに
おける制限される入力信号レベルが上昇する。例えば、
分圧抵抗R4、R5の比を9:1に設定すれば、R5に
は+Vcc/10が発生するので、+Vccが30Vの
ときには3V、+Vccが40Vのときには4V分だけ
入力信号の制限レベルが上昇し、負荷電圧Voutもこ
れに伴い増大する。
【0046】
【0022】図7乃至図9はそれぞれ本発明の他の実施
例を示し、パルス増幅回路(スイッチング電源回路)に
適用した実施例を示している。
例を示し、パルス増幅回路(スイッチング電源回路)に
適用した実施例を示している。
【0047】各実施例において、Q2、Q3はプッシュ
プル構成のドライブ用トランジスタ、T1はQ2、Q3
のエミッタ出力が1次側電圧として印加されるトラン
ス、10、11はそれぞれゲート・ソース間にトランス
T1の2次側電圧が印加されるスイッチング用のFE
T、T2はFET10、11の共通ソースより出力され
るパルス出力が1次側電圧として印加されるトランスで
あり、該トランスT2の2次側電圧がダイオードD3、
コンデンサC3よりなる整流回路により整流されて直流
電圧が出力され、負荷5に対して電源電圧として供給さ
れる。なお、入力信号1は一定周波数の信号である。
プル構成のドライブ用トランジスタ、T1はQ2、Q3
のエミッタ出力が1次側電圧として印加されるトラン
ス、10、11はそれぞれゲート・ソース間にトランス
T1の2次側電圧が印加されるスイッチング用のFE
T、T2はFET10、11の共通ソースより出力され
るパルス出力が1次側電圧として印加されるトランスで
あり、該トランスT2の2次側電圧がダイオードD3、
コンデンサC3よりなる整流回路により整流されて直流
電圧が出力され、負荷5に対して電源電圧として供給さ
れる。なお、入力信号1は一定周波数の信号である。
【0048】なお、各図に示すパルス増幅回路は周知で
あるので、その動作については省略する。
あるので、その動作については省略する。
【0049】
【0023】次に、図7乃至図9における本発明にかか
る構成について説明すると、図7においては、比較回路
6のコンパレータCP1がスイッチングFET10のド
レインに供給する電源電圧+Vccと、トランスT2の
2次側電圧(FET10、11の共通ソース電圧)とを
比較し、その比較出力で利得制御回路7の利得を制御し
ている。
る構成について説明すると、図7においては、比較回路
6のコンパレータCP1がスイッチングFET10のド
レインに供給する電源電圧+Vccと、トランスT2の
2次側電圧(FET10、11の共通ソース電圧)とを
比較し、その比較出力で利得制御回路7の利得を制御し
ている。
【0050】また、図8においては、電源電圧+Vcc
を分圧抵抗R9、R10で分圧した電圧と、電源電圧+
Vccから抵抗R8とツエナーダイオードZD3により
得られる基準電圧Vref2とをコンパレータCP1で
比較し、利得制御回路7の利得を制御している。
を分圧抵抗R9、R10で分圧した電圧と、電源電圧+
Vccから抵抗R8とツエナーダイオードZD3により
得られる基準電圧Vref2とをコンパレータCP1で
比較し、利得制御回路7の利得を制御している。
【0051】また、図9においては、スイッチングFE
T10、11の各ドレインに供給する電源電圧±Vcc
によりリミッタ制御回路8、9を制御している。
T10、11の各ドレインに供給する電源電圧±Vcc
によりリミッタ制御回路8、9を制御している。
【0052】上記各実施例の動作については、前述と同
様であるので省略する。
様であるので省略する。
【0053】
【0024】本発明をパルス増幅回路に適用したときに
は、電源電圧がスイッチングされるが、このスイッチン
グされた電源電圧の大きさに応じて最大出力電圧が設定
され、かつソフトクリップされるので、電源の利用効率
がを落とすことなく、スイッチンク電源および電流波形
に含まれる高次高調波を大幅に低減させることができ
る。
は、電源電圧がスイッチングされるが、このスイッチン
グされた電源電圧の大きさに応じて最大出力電圧が設定
され、かつソフトクリップされるので、電源の利用効率
がを落とすことなく、スイッチンク電源および電流波形
に含まれる高次高調波を大幅に低減させることができ
る。
【0054】
【0025】
【0055】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、電源電圧
や負荷が変動したときに、その変動に見合った最大出力
電圧を取り出し、出力段の電力損失を最小に抑え、効率
を向上させることができる。
や負荷が変動したときに、その変動に見合った最大出力
電圧を取り出し、出力段の電力損失を最小に抑え、効率
を向上させることができる。
【0056】
【0026】また、パルス増幅回路に適用したときに
は、スイッチンク電源および電流波形に含まれる高次高
調波を大幅に低減させることができる。
は、スイッチンク電源および電流波形に含まれる高次高
調波を大幅に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる増幅回路の実施例を示す図であ
る。
る。
【図2】図1における利得制御回路の実施例を示す図で
ある。
ある。
【図3】本発明にかかる増幅回路の出力波形を示す図で
ある。
ある。
【図4】本発明にかかる増幅回路の他の実施例を示す図
である。
である。
【図5】本発明にかかる増幅回路の他の実施例を示す図
である。
である。
【図6】図5におけるリミッタ制御回路の実施例を示す
図である。
図である。
【図7】本発明にかかる増幅回路の他の実施例を示す図
である。
である。
【図8】本発明にかかる増幅回路の他の実施例を示す図
である。
である。
【図9】本発明にかかる増幅回路の他の実施例を示す図
である。
である。
【図10】従来の増幅回路を示す図である。
【図11】図1あるいは図10のリミッタの実施例を示
す図である。
す図である。
【図12】図10の素子の入出力特性を示す図である。
【図13】図10の入力電圧と出力電圧の特性を示す図
である。
である。
【図14】図10図に示す従来の増幅回路の出力波形を
示す図である。
示す図である。
1 入力信号 2 リミッタ 3、4 トランジスタ 5 負荷 6 比較回路 7 利得制御回路 8、9 リミッタ制御回路 10、11 スイッチング用FET ±Vcc 電源 CP1 コンパレータ Vref1 基準電圧 Vref2 基準電圧
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H03G 5/16 D
Claims (8)
- 【請求項1】 入力信号が所定レベルを越えると徐々に
該入力信号のレベルを制限するリミッタを介してトラン
ジスタの制御端子に供給され、該トランジスタの出力端
子に接続された負荷より出力信号を得るようにしたソフ
トクリップ回路を備える増幅回路において、 前記トランジスタに電源電圧を供給する電源と、 前記電源の電源電圧に応じて前記トランジスタの制御端
子に供給される前記リミッタの出力を制御する出力制御
回路とを備えたことを特徴とするソフトクリップ回路を
備える増幅回路。 - 【請求項2】 請求項1記載の増幅回路において、前記
リミッタは、 入力信号に直列接続された抵抗と、 入力信号に対して互いに極性が逆方向に並列接続された
1対のダイオードとを備えたことを特徴とするソフトク
リップ回路を備える増幅回路。 - 【請求項3】 請求項1記載の増幅回路において、前記
リミッタは、 入力信号に直列接続された抵抗と、 入力信号に対して互いに極性が逆方向に直列接続された
1対のツェナーダイオードとを備えたことを特徴とする
ソフトクリップ回路を備える増幅回路。 - 【請求項4】 請求項1記載の増幅回路において、前記
出力制御回路は、 前記負荷に加わる電圧を検出する負荷電圧検出回路と、 前記負荷電圧検出回路よりの負荷電圧と前記電源電圧と
を比較する比較回路と、前記リミッタとトランジスタの
制御端子間に接続され、前記比較回路よりの比較出力に
応じてリミッタ出力の利得を制御する利得制御回路とを
備えたことを特徴とするソフトクリップ回路を備える増
幅回路。 - 【請求項5】 請求項1記載の増幅回路において、前記
出力制御回路は、 所定の基準電圧と、 前記基準電圧と前記電源電圧とを比較する比較回路と、 前記リミッタとトランジスタの制御端子間に接続され、
前記比較回路よりの比較出力に応じてリミッタ出力の利
得を制御する利得制御回路とを備えたことを特徴とする
ソフトクリップ回路を備える増幅回路。 - 【請求項6】 請求項1記載の増幅回路において、前記
出力制御回路は、 前記電源電圧を所定比に分圧する分圧回路と、 該分圧回路の分圧電圧を平滑するコンデンサとを備え、 該コンデンサの電圧を前記リミッタに重疂するように構
成されたことを特徴とするソフトクリップ回路を備える
増幅回路。 - 【請求項7】 請求項1記載の増幅回路において、該増
幅回路はSEPP電力増幅回路であることを特徴とする
ソフトクリップ回路を備える増幅回路。 - 【請求項8】 請求項1記載の増幅回路において、該増
幅回路はパルス増幅回路であることを特徴とするソフト
クリップ回路を備える増幅回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6210593A JPH0856131A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | 増幅回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6210593A JPH0856131A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | 増幅回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0856131A true JPH0856131A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16591897
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6210593A Pending JPH0856131A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | 増幅回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0856131A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008301570A (ja) * | 2007-05-29 | 2008-12-11 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 電圧変動抑制装置 |
JP2011155333A (ja) * | 2010-01-26 | 2011-08-11 | Yamaha Corp | 信号処理回路 |
JP2012134743A (ja) * | 2010-12-21 | 2012-07-12 | Yamaha Corp | D級増幅回路 |
JP5106421B2 (ja) * | 2006-12-27 | 2012-12-26 | パナソニック株式会社 | ポーラ変調送信装置 |
JP2013137019A (ja) * | 2011-12-02 | 2013-07-11 | J Eberspecher Gmbh & Co Kg | 排気音の能動的設計 |
-
1994
- 1994-08-11 JP JP6210593A patent/JPH0856131A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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US9386366B2 (en) | 2011-12-02 | 2016-07-05 | Eberspächer Exhaust Technology GmbH & Co. KG | Active design of exhaust sounds |
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