JPH0855989A - Mos型半導体装置 - Google Patents
Mos型半導体装置Info
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- JPH0855989A JPH0855989A JP18808494A JP18808494A JPH0855989A JP H0855989 A JPH0855989 A JP H0855989A JP 18808494 A JP18808494 A JP 18808494A JP 18808494 A JP18808494 A JP 18808494A JP H0855989 A JPH0855989 A JP H0855989A
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- back gate
- gate electrode
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Abstract
(57)【要約】
【目的】X線などの放射線照射による埋込み酸化膜での
トラップや固定電荷の生成が防止または大幅に抑制でき
るSOI構造のMOS型半導体装置およびその製造方法
を提供する。 【構成】チャネル部下方の薄い埋込み酸化膜12の下側
にバックゲート電極層13を有し、このバックゲート電
極層に隣接してその下側に構造強化用の厚い酸化膜14
および16を有し、この厚い酸化膜に隣接してその下側
に底部電極層17とSi基板18を有する構造とし、バ
ックゲート電極層13を接地電位などの固定電位に保つ
か、ゲート電極と同一電位に保つ。またバックゲート電
極層13と底部電極層17間に電位差を加えて構造強化
用の厚い酸化膜内に電界を印加する。
トラップや固定電荷の生成が防止または大幅に抑制でき
るSOI構造のMOS型半導体装置およびその製造方法
を提供する。 【構成】チャネル部下方の薄い埋込み酸化膜12の下側
にバックゲート電極層13を有し、このバックゲート電
極層に隣接してその下側に構造強化用の厚い酸化膜14
および16を有し、この厚い酸化膜に隣接してその下側
に底部電極層17とSi基板18を有する構造とし、バ
ックゲート電極層13を接地電位などの固定電位に保つ
か、ゲート電極と同一電位に保つ。またバックゲート電
極層13と底部電極層17間に電位差を加えて構造強化
用の厚い酸化膜内に電界を印加する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はMOS型半導体装置およ
びその製造方法に係り、特に、SOI(Silicon on Insu
lator)構造を有するMOS型半導体装置およびその製
造方法に関する。
びその製造方法に係り、特に、SOI(Silicon on Insu
lator)構造を有するMOS型半導体装置およびその製
造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のSOI構造を有するMOS型半導
体装置の一例として、SIMOX(Separation by IMpl
anted-OXygen)法により作成したCMOSデバイスを図
2に示す。ここで21はn型(100)Si基板、22
は酸素イオンを打ち込んで形成した埋込み酸化膜、29
はその上のSi層、すなわち、SOI層である。
体装置の一例として、SIMOX(Separation by IMpl
anted-OXygen)法により作成したCMOSデバイスを図
2に示す。ここで21はn型(100)Si基板、22
は酸素イオンを打ち込んで形成した埋込み酸化膜、29
はその上のSi層、すなわち、SOI層である。
【0003】nMOSトランジスタはこのSOI層上
に、n+層23と25をソースとドレイン、p層24を
チャネル部として形成され、pMOSトランジスタはp
+層26と28をドレインとソース、n層27をチャネ
ル部として形成されている。201は素子分離のためのフ
ィールド酸化膜、202はゲート酸化膜、203はポリ
シリコンゲート電極である。
に、n+層23と25をソースとドレイン、p層24を
チャネル部として形成され、pMOSトランジスタはp
+層26と28をドレインとソース、n層27をチャネ
ル部として形成されている。201は素子分離のためのフ
ィールド酸化膜、202はゲート酸化膜、203はポリ
シリコンゲート電極である。
【0004】SOI構造CMOSデバイスでは、バルク
Siに形成された通常構造のCMOSデバイスに比べて、
1)短チャネル効果を抑制できる、2)サブスレッショ
ルド係数を縮小でき急峻な電流立上り特性が実現でき
る、3)拡散層容量と配線容量を低減できる、4)ラッ
チアップを防止できる、5)アルファ線,X線などの放
射線による論理回路の情報反転、すなわちソフトエラー
を防止できる、6)製造プロセスを簡略化できる、など
の利点がある。
Siに形成された通常構造のCMOSデバイスに比べて、
1)短チャネル効果を抑制できる、2)サブスレッショ
ルド係数を縮小でき急峻な電流立上り特性が実現でき
る、3)拡散層容量と配線容量を低減できる、4)ラッ
チアップを防止できる、5)アルファ線,X線などの放
射線による論理回路の情報反転、すなわちソフトエラー
を防止できる、6)製造プロセスを簡略化できる、など
の利点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】SOI構造のCMOS
デバイスには上記の利点があるものの、低電圧動作が必
須のディープサブミクロンULSIの基本デバイスとし
て使用するには、一層の高性能化が必要であり、とくに
電流駆動力とサブスレッショルド特性の向上が重要であ
る。
デバイスには上記の利点があるものの、低電圧動作が必
須のディープサブミクロンULSIの基本デバイスとし
て使用するには、一層の高性能化が必要であり、とくに
電流駆動力とサブスレッショルド特性の向上が重要であ
る。
【0006】また宇宙空間などの放射線環境下で動作さ
せる電子装置や電子計算機用CMOSには、前述の5)のソ
フトエラー防止効果により、SOI構造が極めて有用で
あるが、以下の課題がある。
せる電子装置や電子計算機用CMOSには、前述の5)のソ
フトエラー防止効果により、SOI構造が極めて有用で
あるが、以下の課題がある。
【0007】すなわち、宇宙空間などの放射線環境下で
は、ソフトエラーに加えてX線などの放射線が酸化膜中
にトラップや正の固定電荷を生成し、これにより特性が
変動するという大きな問題がある。X線などの放射線は
酸化膜中に電子ホール対を生成し、そのホールが酸化膜
中にトラップ(E′センタ,SiO3 ・)と正の固定電
荷(SiO3+ )を生成する。このトラップは雑音の原
因となり、正の固定電荷はしきい値を大きく変動させ、
デバイスの正常動作を不可能とする。とくにSOI構造
デバイスでは、ゲート酸化膜と埋込み酸化膜の両方にお
いて、X線などの放射線が固定電荷を生成し、これらが
しきい値の変動要因になる。埋込み酸化膜中の固定電荷
の生成は、実効的に基板バイアスを変化させ、これによ
りしきい値の変動が生じる。
は、ソフトエラーに加えてX線などの放射線が酸化膜中
にトラップや正の固定電荷を生成し、これにより特性が
変動するという大きな問題がある。X線などの放射線は
酸化膜中に電子ホール対を生成し、そのホールが酸化膜
中にトラップ(E′センタ,SiO3 ・)と正の固定電
荷(SiO3+ )を生成する。このトラップは雑音の原
因となり、正の固定電荷はしきい値を大きく変動させ、
デバイスの正常動作を不可能とする。とくにSOI構造
デバイスでは、ゲート酸化膜と埋込み酸化膜の両方にお
いて、X線などの放射線が固定電荷を生成し、これらが
しきい値の変動要因になる。埋込み酸化膜中の固定電荷
の生成は、実効的に基板バイアスを変化させ、これによ
りしきい値の変動が生じる。
【0008】従来、SOI構造の埋込み酸化膜は、約
0.35μmから0.55μm程度と厚く形成されてお
り、このためその中に生成される正電荷の量も多く、こ
れによるしきい値の変動も大きいという重大な問題があ
った。
0.35μmから0.55μm程度と厚く形成されてお
り、このためその中に生成される正電荷の量も多く、こ
れによるしきい値の変動も大きいという重大な問題があ
った。
【0009】本発明の目的は、電流駆動力とサブスレッ
ショルド特性の向上が図れ、またX線などの放射線が照
射しても、酸化膜中でのトラップや正の固定電荷の生成
が防止または大幅に抑制できるようなSOI構造のMO
S型半導体装置およびその製造方法を提供することにあ
る。
ショルド特性の向上が図れ、またX線などの放射線が照
射しても、酸化膜中でのトラップや正の固定電荷の生成
が防止または大幅に抑制できるようなSOI構造のMO
S型半導体装置およびその製造方法を提供することにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のSOI構造MO
SトランジスタおよびCMOSデバイスは、MOSトラ
ンジスタのチャネル部下方の埋込み酸化膜を従来よりも
薄くし、この薄い埋込み酸化膜に隣接してその下側にバ
ックゲート電極層を有し、このバックゲート電極層に隣
接してその下側に厚い酸化膜を有し、この厚い酸化膜に
隣接してその下側にもポリシリコン電極層、すなわち、
底部電極層を有したものである。さらに底部電極層の下
側にSi基板を有する構造とした。
SトランジスタおよびCMOSデバイスは、MOSトラ
ンジスタのチャネル部下方の埋込み酸化膜を従来よりも
薄くし、この薄い埋込み酸化膜に隣接してその下側にバ
ックゲート電極層を有し、このバックゲート電極層に隣
接してその下側に厚い酸化膜を有し、この厚い酸化膜に
隣接してその下側にもポリシリコン電極層、すなわち、
底部電極層を有したものである。さらに底部電極層の下
側にSi基板を有する構造とした。
【0011】そしてこのバックゲート電極を接地電位な
どの固定電位に保つか、ゲート電極と同一電位に保つこ
とにしたものである。またバックゲート電極とその下方
の底部電極間に電位差をかけ、厚い酸化膜内に電界を印
加することにした。
どの固定電位に保つか、ゲート電極と同一電位に保つこ
とにしたものである。またバックゲート電極とその下方
の底部電極間に電位差をかけ、厚い酸化膜内に電界を印
加することにした。
【0012】また本発明は、厚い酸化膜を挟んで上下に
ポリシリコン電極層を有する構造をウエハボンディング
技術により作成することにしたものである。すなわち、
図1に示すように、第一のSi基板11上にMOSトラ
ンジスタおよびCMOSデバイスを形成して、そのSi
基板の裏側から化学的・機械的研磨を行って薄いSi結
晶層とし、その裏面にCVD法により薄い酸化膜12,
バックゲートとなるポリシリコン層13、および厚い酸
化膜14を形成する。一方、第二のSi基板18上にC
VD法により底部電極となるポリシリコン層17および
酸化膜16を形成する。そして酸化膜14と16をポリ
イミドなどの接着層15により接着して、本発明構造を
形成した。
ポリシリコン電極層を有する構造をウエハボンディング
技術により作成することにしたものである。すなわち、
図1に示すように、第一のSi基板11上にMOSトラ
ンジスタおよびCMOSデバイスを形成して、そのSi
基板の裏側から化学的・機械的研磨を行って薄いSi結
晶層とし、その裏面にCVD法により薄い酸化膜12,
バックゲートとなるポリシリコン層13、および厚い酸
化膜14を形成する。一方、第二のSi基板18上にC
VD法により底部電極となるポリシリコン層17および
酸化膜16を形成する。そして酸化膜14と16をポリ
イミドなどの接着層15により接着して、本発明構造を
形成した。
【0013】
【作用】本発明のSOI構造ではチャネル部下方の酸化
膜厚を薄くし、この薄い埋込み酸化膜に隣接してその下
側にバックゲート電極層を有し、このバックゲート電極
を接地電位などの固定電位に保つか、ゲート電極102
と同一電位に保つことにしたので、電流駆動力が向上し
サブスレッショルド係数も従来より縮小できることが明
らかである。
膜厚を薄くし、この薄い埋込み酸化膜に隣接してその下
側にバックゲート電極層を有し、このバックゲート電極
を接地電位などの固定電位に保つか、ゲート電極102
と同一電位に保つことにしたので、電流駆動力が向上し
サブスレッショルド係数も従来より縮小できることが明
らかである。
【0014】また、チャネル部下方の埋込み酸化膜が薄
いので、X線などの放射線がデバイスに照射しても、膜
中でのトラップや固定電荷の生成を従来よりもずっと低
減することができた。この結果、生成電荷による基板電
位の変動を、より低い値に抑えることができた。X線な
どの放射線により酸化膜中に生成される電荷Qは次式で
与えられる。
いので、X線などの放射線がデバイスに照射しても、膜
中でのトラップや固定電荷の生成を従来よりもずっと低
減することができた。この結果、生成電荷による基板電
位の変動を、より低い値に抑えることができた。X線な
どの放射線により酸化膜中に生成される電荷Qは次式で
与えられる。
【0015】
【数1】 Q=qA・Tox・nox (数1) ここでqは電子電荷、Aは酸化膜の占有面積、Toxは酸
化膜厚、noxは単位体積当りの正電荷の生成量である。
この電荷Qによる基板バイアスの変動ΔVsubは次式で
与えられる。
化膜厚、noxは単位体積当りの正電荷の生成量である。
この電荷Qによる基板バイアスの変動ΔVsubは次式で
与えられる。
【0016】
【数2】 ΔVsub〜Q/Cox=q・Tox2・nox/εox (数2) ここで、Coxは酸化膜容量、εoxは酸化膜の誘電率であ
る。数2より、チャネル部下方の酸化膜を薄くして生成
電荷量を軽減すれば、MOSトランジスタの基板電位変
動が抑えられ、従ってしきい値変動も従来よりずっと小
さくできることが明らかである。
る。数2より、チャネル部下方の酸化膜を薄くして生成
電荷量を軽減すれば、MOSトランジスタの基板電位変
動が抑えられ、従ってしきい値変動も従来よりずっと小
さくできることが明らかである。
【0017】本発明の構造は、チャネル部下方に薄い埋
込み酸化膜を、その下側にポリシリコンバックゲート電
極層を有するが、この構造を外力に対して安定に形成す
るにはバックゲート電極層の下側に厚い酸化膜を形成す
るなどの構造工夫が不可欠である。本発明はこのような
構造強化のために、図1に示すようにバックゲート電極
層13の下に厚い酸化膜を有し、さらにその下側に底部
ポリシリコン電極層17とSi基板18を有するもので
ある。
込み酸化膜を、その下側にポリシリコンバックゲート電
極層を有するが、この構造を外力に対して安定に形成す
るにはバックゲート電極層の下側に厚い酸化膜を形成す
るなどの構造工夫が不可欠である。本発明はこのような
構造強化のために、図1に示すようにバックゲート電極
層13の下に厚い酸化膜を有し、さらにその下側に底部
ポリシリコン電極層17とSi基板18を有するもので
ある。
【0018】X線などの放射線は、バックゲート電極層
下方の厚い酸化膜14,16中にも正の固定電荷を生成
してしきい値の不安定性を引き起こす。本発明はこの厚
い酸化膜に隣接してその下側に底部電極を有し、バック
ゲート電極と底部電極間に電界を印加したので、X線な
どの放射線が酸化膜中にホールを生成しても、そのホー
ルを電界により速やかに酸化膜から掃き出すことができ
た。この結果、ホールによる酸化膜中でのトラップ
(E′センタ,SiO3・)と正の固定電荷(SiO3+)の生
成を大幅に抑制することができた。
下方の厚い酸化膜14,16中にも正の固定電荷を生成
してしきい値の不安定性を引き起こす。本発明はこの厚
い酸化膜に隣接してその下側に底部電極を有し、バック
ゲート電極と底部電極間に電界を印加したので、X線な
どの放射線が酸化膜中にホールを生成しても、そのホー
ルを電界により速やかに酸化膜から掃き出すことができ
た。この結果、ホールによる酸化膜中でのトラップ
(E′センタ,SiO3・)と正の固定電荷(SiO3+)の生
成を大幅に抑制することができた。
【0019】また本発明はウエハボンディング技術を用
い、バックゲート下側の厚い酸化膜と、底部電極上側の
厚い酸化膜を接着して作成したので、MOSトランジス
タのチャネル部やソース,ドレイン拡散層の結晶性を良
好に保つことができた。また本発明の製造工程によりバ
ックゲート電極の下側にSi基板を形成できるので、外
力などに対して極めて安定なデュアルゲートSOI構造
を作成できた。
い、バックゲート下側の厚い酸化膜と、底部電極上側の
厚い酸化膜を接着して作成したので、MOSトランジス
タのチャネル部やソース,ドレイン拡散層の結晶性を良
好に保つことができた。また本発明の製造工程によりバ
ックゲート電極の下側にSi基板を形成できるので、外
力などに対して極めて安定なデュアルゲートSOI構造
を作成できた。
【0020】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1により説明す
る。第一の実施例は本発明によるSOI構造nMOSト
ランジスタの試作例である。図1において11は埋込み
酸化膜12上のSi結晶層、すなわち、SOI層であ
り、厚さ約1μm以下である。101はSOI層上に熱
酸化法により形成したゲート酸化膜であり、その厚さは
約5から25nmであり、102はその上に堆積したポ
リシリコンゲート電極層であり、101および102は
紫外線リソグラフィまたは電子線(EB)リソグラフィ
により加工した。103および104はこのゲート電極
とその上のレジスト膜をマスクとして、SOI層11上
に砒素イオン打ち込みにより形成したn+拡散層であ
り、それぞれnMOSトランジスタのソースおよびドレ
イン部となる。105がトランジスタのチャネル部であ
る。
る。第一の実施例は本発明によるSOI構造nMOSト
ランジスタの試作例である。図1において11は埋込み
酸化膜12上のSi結晶層、すなわち、SOI層であ
り、厚さ約1μm以下である。101はSOI層上に熱
酸化法により形成したゲート酸化膜であり、その厚さは
約5から25nmであり、102はその上に堆積したポ
リシリコンゲート電極層であり、101および102は
紫外線リソグラフィまたは電子線(EB)リソグラフィ
により加工した。103および104はこのゲート電極
とその上のレジスト膜をマスクとして、SOI層11上
に砒素イオン打ち込みにより形成したn+拡散層であ
り、それぞれnMOSトランジスタのソースおよびドレ
イン部となる。105がトランジスタのチャネル部であ
る。
【0021】SOI層11と埋込み酸化膜12の形成法
は以下のようである。先ず、p型Si基板の表面層に前
述のnMOSトランジスタを形成し、Si基板を裏側か
ら化学的・機械的研磨して、厚さ1μm以下までに薄く
してSi結晶層11とする。次にその裏面にECRプラ
ズマCVD法により厚さ約0.2μm 以下の酸化膜を堆
積し、埋込み酸化膜12とする。13は12の上にCV
D法で堆積したポリシリコンゲート層であり、本発明に
おけるバックゲート電極層である。14は構造強化のた
めに、13上にさらにCVD法で堆積した厚い酸化膜で
ある。
は以下のようである。先ず、p型Si基板の表面層に前
述のnMOSトランジスタを形成し、Si基板を裏側か
ら化学的・機械的研磨して、厚さ1μm以下までに薄く
してSi結晶層11とする。次にその裏面にECRプラ
ズマCVD法により厚さ約0.2μm 以下の酸化膜を堆
積し、埋込み酸化膜12とする。13は12の上にCV
D法で堆積したポリシリコンゲート層であり、本発明に
おけるバックゲート電極層である。14は構造強化のた
めに、13上にさらにCVD法で堆積した厚い酸化膜で
ある。
【0022】一方、16,17はSi基板とは別のSi
基板18の上にCVD法で堆積したところの本発明にお
ける底部ポリシリコン電極層および厚い酸化膜である。
厚い酸化膜14と16の間の接着はポリイミド(Polyim
ide)樹脂層15によって行う。すなわち、14と16の
両者にポリイミドを塗布し、互いのポリイミドを約40
0℃の温度で接着させた。このようにして本発明のSO
I構造トランジスタが作成できた。
基板18の上にCVD法で堆積したところの本発明にお
ける底部ポリシリコン電極層および厚い酸化膜である。
厚い酸化膜14と16の間の接着はポリイミド(Polyim
ide)樹脂層15によって行う。すなわち、14と16の
両者にポリイミドを塗布し、互いのポリイミドを約40
0℃の温度で接着させた。このようにして本発明のSO
I構造トランジスタが作成できた。
【0023】本実施例ではチャネル部下方の埋込み酸化
膜12の厚さを約0.2μm 以下と薄くし、その下側の
バックゲート電極層13の電位を接地電位などの固定電
位に保つことにしたので、チャネル部の空乏化が進み、
従来よりも電流駆動力が向上するとともにサブスレッシ
ョルド係数もより小さくなった。
膜12の厚さを約0.2μm 以下と薄くし、その下側の
バックゲート電極層13の電位を接地電位などの固定電
位に保つことにしたので、チャネル部の空乏化が進み、
従来よりも電流駆動力が向上するとともにサブスレッシ
ョルド係数もより小さくなった。
【0024】また、チャネル部下方の埋込み酸化膜12
が薄いので、X線などの放射線が照射しても、膜中でト
ラップや固定電荷の生成を従来よりも大幅に低減し、こ
れによる基板電位の変動をより低く抑えることができ
た。
が薄いので、X線などの放射線が照射しても、膜中でト
ラップや固定電荷の生成を従来よりも大幅に低減し、こ
れによる基板電位の変動をより低く抑えることができ
た。
【0025】また本実施例ではバックゲート電極層13
の下側に構造強化のために厚い酸化膜を形成している。
そしてこの厚い酸化膜へのX線照射効果を防止するため
に、酸化膜の下側に底部ポリシリコン電極層17を形成
し、バックゲートと底部電極間に電界を印加した。これ
により厚い酸化膜14,16中にX線などの放射線がホ
ールを生成しても、そのホールを電界により速やかに酸
化膜から掃き出すことができた。これによりX線などの
放射線が照射しても、酸化膜中でのトラップ(E′セン
タ,SiO3・)と正の固定電荷(SiO3+)の生成が
大幅に低減し、従来よりもはるかに高信頼度のSOI構
造nMOSトランジスタが実現できた。
の下側に構造強化のために厚い酸化膜を形成している。
そしてこの厚い酸化膜へのX線照射効果を防止するため
に、酸化膜の下側に底部ポリシリコン電極層17を形成
し、バックゲートと底部電極間に電界を印加した。これ
により厚い酸化膜14,16中にX線などの放射線がホ
ールを生成しても、そのホールを電界により速やかに酸
化膜から掃き出すことができた。これによりX線などの
放射線が照射しても、酸化膜中でのトラップ(E′セン
タ,SiO3・)と正の固定電荷(SiO3+)の生成が
大幅に低減し、従来よりもはるかに高信頼度のSOI構
造nMOSトランジスタが実現できた。
【0026】図3には、本発明のnMOSトランジスタ
にX線を照射した時のしきい値電圧の変動結果を、従来
デバイスと比較して示した。照射X線の発生方式は管球
式であり、ターゲット電極にはタングステンを用いてい
る。照射X線の平均エネルギは5から15keVであ
り、X線照射量は最大2×106rad までである。結
果を見ると、本発明デバイスでは従来よりもしきい値の
変動が1/2以下に抑えられ、耐放射線性が大きく向上
したことが明らかである。
にX線を照射した時のしきい値電圧の変動結果を、従来
デバイスと比較して示した。照射X線の発生方式は管球
式であり、ターゲット電極にはタングステンを用いてい
る。照射X線の平均エネルギは5から15keVであ
り、X線照射量は最大2×106rad までである。結
果を見ると、本発明デバイスでは従来よりもしきい値の
変動が1/2以下に抑えられ、耐放射線性が大きく向上
したことが明らかである。
【0027】さらにここでは本発明によるnMOSトラ
ンジスタの実施結果を述べたが、pMOSトランジスタ
の場合にも全く同様にして構造各部の導電型を反転する
だけで、本発明が実施できる。
ンジスタの実施結果を述べたが、pMOSトランジスタ
の場合にも全く同様にして構造各部の導電型を反転する
だけで、本発明が実施できる。
【0028】本発明の第二の実施例を図4により説明す
る。図4において41は埋込み酸化膜42上のSi結晶
層、すなわち、SOI層であり、厚さ約1μm以下であ
る。401はSOI層上に熱酸化法により形成したゲー
ト酸化膜であり、その厚さは約5から25nmであり、
402はその上に堆積したポリシリコンゲート電極層で
ある。403および404はこのゲート電極とその上の
レジスト膜をマスクとして、SOI層41上に砒素イオ
ン打ち込みにより形成したn+拡散層であり、それぞれ
nMOSトランジスタのソースおよびドレイン部とな
る。405がトランジスタのチャネル部である。SOI
層41と埋込み酸化膜42の形成法は第一の実施例と同
様である。
る。図4において41は埋込み酸化膜42上のSi結晶
層、すなわち、SOI層であり、厚さ約1μm以下であ
る。401はSOI層上に熱酸化法により形成したゲー
ト酸化膜であり、その厚さは約5から25nmであり、
402はその上に堆積したポリシリコンゲート電極層で
ある。403および404はこのゲート電極とその上の
レジスト膜をマスクとして、SOI層41上に砒素イオ
ン打ち込みにより形成したn+拡散層であり、それぞれ
nMOSトランジスタのソースおよびドレイン部とな
る。405がトランジスタのチャネル部である。SOI
層41と埋込み酸化膜42の形成法は第一の実施例と同
様である。
【0029】本実施例が第一の実施例と異なる点は、埋
込み酸化膜42の下側に形成するバックゲート電極層を
チャネル部下方にのみに限定した点にある。すなわち、
図4において43がバックゲートであり、埋込み酸化膜
42上にCVD法でポリシリコン層を堆積し、紫外線リ
ソグラフィまたは電子線(EB)リソグラフィにより加
工したものである。44はその上にCVD法で堆積した
構造強化のための厚い酸化膜である。46,47は、第
一の実施例と同様にして、Si基板とは別のSi基板4
8の上にCVD法で堆積したところの本発明における底
部ポリシリコン電極層および厚い酸化膜である。厚い酸
化膜44と46の間の接着は、第一の実施例同様にポリ
イミド(Polyimide)樹脂層45により行った。
込み酸化膜42の下側に形成するバックゲート電極層を
チャネル部下方にのみに限定した点にある。すなわち、
図4において43がバックゲートであり、埋込み酸化膜
42上にCVD法でポリシリコン層を堆積し、紫外線リ
ソグラフィまたは電子線(EB)リソグラフィにより加
工したものである。44はその上にCVD法で堆積した
構造強化のための厚い酸化膜である。46,47は、第
一の実施例と同様にして、Si基板とは別のSi基板4
8の上にCVD法で堆積したところの本発明における底
部ポリシリコン電極層および厚い酸化膜である。厚い酸
化膜44と46の間の接着は、第一の実施例同様にポリ
イミド(Polyimide)樹脂層45により行った。
【0030】本実施例ではさらにポリシリコンゲート4
02とバックゲート43を同一電位に保ち、両ゲートに
よりチャネル部405の電位を下げてドレイン電流を流
すことにした。これにより従来よりもチャネルコンダク
タンスと電流駆動力が向上し、より高速のSOI構造デ
バイスが実現できた。
02とバックゲート43を同一電位に保ち、両ゲートに
よりチャネル部405の電位を下げてドレイン電流を流
すことにした。これにより従来よりもチャネルコンダク
タンスと電流駆動力が向上し、より高速のSOI構造デ
バイスが実現できた。
【0031】また埋込み酸化膜42が薄いことに加え
て、バックゲート電極43と底部電極47間には、第一
の実施例同様に電界を印加した。これらにより第一の実
施例と同様に従来よりもはるかに優れた耐放射線特性が
実現できた。
て、バックゲート電極43と底部電極47間には、第一
の実施例同様に電界を印加した。これらにより第一の実
施例と同様に従来よりもはるかに優れた耐放射線特性が
実現できた。
【0032】本発明の第三の実施例を図5により説明す
る。第三の実施例は本発明によるSOI構造CMOSデ
バイスの試作例である。図5において51は埋込み酸化
膜52上のSi結晶層、すなわち、SOI層であり、厚
さ約1μm以下である。
る。第三の実施例は本発明によるSOI構造CMOSデ
バイスの試作例である。図5において51は埋込み酸化
膜52上のSi結晶層、すなわち、SOI層であり、厚
さ約1μm以下である。
【0033】501はSOI層上に熱酸化法により形成
したゲート酸化膜であり、その厚さは約5から25nm
であり、502はその上に堆積したポリシリコンゲート
電極層であり、501および502は紫外線リソグラフ
ィまたは電子線(EB)リソグラフィにより加工した。
したゲート酸化膜であり、その厚さは約5から25nm
であり、502はその上に堆積したポリシリコンゲート
電極層であり、501および502は紫外線リソグラフ
ィまたは電子線(EB)リソグラフィにより加工した。
【0034】503および504はこのゲート電極とそ
の上のレジスト膜をマスクとして、SOI層51上に砒
素イオン打ち込みにより形成したn+拡散層であり、そ
れぞれnMOSトランジスタのソースおよびドレイン部
となる。505がnMOSトランジスタのチャネル部で
ある。509と510はpMOSのゲート酸化膜とポリ
シリコンゲート、506および507はこのゲート電極
とその上のレジスト膜をマスクとして、SOI層51上
にボロンイオン打ち込みにより形成したp+拡散層であ
り、それぞれpMOSトランジスタのドレインおよびソ
ース部となる。508がpMOSトランジスタのチャネ
ル部である。SOI層51と埋込み酸化膜52の形成法
は第一および第二の実施例と同様である。
の上のレジスト膜をマスクとして、SOI層51上に砒
素イオン打ち込みにより形成したn+拡散層であり、そ
れぞれnMOSトランジスタのソースおよびドレイン部
となる。505がnMOSトランジスタのチャネル部で
ある。509と510はpMOSのゲート酸化膜とポリ
シリコンゲート、506および507はこのゲート電極
とその上のレジスト膜をマスクとして、SOI層51上
にボロンイオン打ち込みにより形成したp+拡散層であ
り、それぞれpMOSトランジスタのドレインおよびソ
ース部となる。508がpMOSトランジスタのチャネ
ル部である。SOI層51と埋込み酸化膜52の形成法
は第一および第二の実施例と同様である。
【0035】また531と532はそれぞれnMOSと
pMOSのバックゲートであり、第二の実施例と同様に
埋込み酸化膜52上にCVD法でポリシリコン層を堆積
し、紫外線リソグラフィまたは電子線(EB)リソグラ
フィにより加工したものである。54,56はこれらの
バックゲート下側に構造強化用に形成した厚い酸化膜、
57は底部ポリシリコン電極層、58はSi基板、55
は54と56を接着するポリイミド樹脂層であり、これ
らの製法は第一および第二の実施例と同様である。
pMOSのバックゲートであり、第二の実施例と同様に
埋込み酸化膜52上にCVD法でポリシリコン層を堆積
し、紫外線リソグラフィまたは電子線(EB)リソグラ
フィにより加工したものである。54,56はこれらの
バックゲート下側に構造強化用に形成した厚い酸化膜、
57は底部ポリシリコン電極層、58はSi基板、55
は54と56を接着するポリイミド樹脂層であり、これ
らの製法は第一および第二の実施例と同様である。
【0036】また本実施例では第二の実施例同様に、n
MOSのポリシリコンバックゲート531とポリシリコ
ンゲート502を同一電位に保つ。またpMOSのポリ
シリコンバックゲート532とポリシリコンゲート51
0を同一電位に保ち、上下の両ゲート(デュアルゲー
ト)構造により両MOSのドレイン電流を流すことにし
た。これにより従来よりもチャネルコンダクタンスと電
流駆動力が向上し、より高速のSOI構造CMOSデバ
イスが実現できた。
MOSのポリシリコンバックゲート531とポリシリコ
ンゲート502を同一電位に保つ。またpMOSのポリ
シリコンバックゲート532とポリシリコンゲート51
0を同一電位に保ち、上下の両ゲート(デュアルゲー
ト)構造により両MOSのドレイン電流を流すことにし
た。これにより従来よりもチャネルコンダクタンスと電
流駆動力が向上し、より高速のSOI構造CMOSデバ
イスが実現できた。
【0037】また埋込み酸化膜52が薄いことに加え
て、バックゲート電極の531,532と底部電極57の
間には、第一および第二の実施例同様に電界を印加して
おり、これらにより従来よりもはるかに優れた耐放射線
特性が実現できた。
て、バックゲート電極の531,532と底部電極57の
間には、第一および第二の実施例同様に電界を印加して
おり、これらにより従来よりもはるかに優れた耐放射線
特性が実現できた。
【0038】
【発明の効果】本発明のSOI構造MOSトランジスタ
およびCMOSデバイスは、チャネル部下方の薄い埋込
み酸化膜の下側にポリシリコンバックゲート電極層を有
し、このバックゲート電極層に隣接してその下側に構造
強化用の厚い酸化膜を有し、この厚い酸化膜に隣接して
その下側に底部ポリシリコン電極層とSi基板を有する
構造とした。
およびCMOSデバイスは、チャネル部下方の薄い埋込
み酸化膜の下側にポリシリコンバックゲート電極層を有
し、このバックゲート電極層に隣接してその下側に構造
強化用の厚い酸化膜を有し、この厚い酸化膜に隣接して
その下側に底部ポリシリコン電極層とSi基板を有する
構造とした。
【0039】そしてこのバックゲート電極を接地電位な
どの固定電位に保つか、ゲート電極と同一電位に保つこ
とにしたので、従来よりもチャネルの空乏化が進んで電
流駆動力が向上し、サブスレッショルド係数も縮小でき
た。さらに埋込み酸化膜が薄く、またバックゲート電極
と底部電極間に電位差を加えて厚い酸化膜内に電界を印
加したので、X線などの放射線が照射しても、これらの
酸化膜中でのトラップや固定電荷の生成を従来よりもず
っと抑制することができた。これらにより、従来よりも
はるかに高速かつ高信頼度のSOI構造デバイスが実現
できた。
どの固定電位に保つか、ゲート電極と同一電位に保つこ
とにしたので、従来よりもチャネルの空乏化が進んで電
流駆動力が向上し、サブスレッショルド係数も縮小でき
た。さらに埋込み酸化膜が薄く、またバックゲート電極
と底部電極間に電位差を加えて厚い酸化膜内に電界を印
加したので、X線などの放射線が照射しても、これらの
酸化膜中でのトラップや固定電荷の生成を従来よりもず
っと抑制することができた。これらにより、従来よりも
はるかに高速かつ高信頼度のSOI構造デバイスが実現
できた。
【図1】本発明の第一の実施例の断面図。
【図2】従来のSOI構造のCMOSデバイスを示す断
面図。
面図。
【図3】本発明の効果を示す特性図。
【図4】本発明の第二の実施例を示す断面図。
【図5】本発明の第三の実施例を示す断面図。
11…SOI層、12…埋込み酸化膜、13…バックゲ
ート電極層、14,16…厚い酸化膜、15…ポリイミ
ド樹脂層、17…底部電極層、18…Si基板、19…
フィルド酸化膜、101…ゲート酸化膜、102…ポリ
シリコンゲート、103…ソース、104…ドレイン、
105…チャネル部。
ート電極層、14,16…厚い酸化膜、15…ポリイミ
ド樹脂層、17…底部電極層、18…Si基板、19…
フィルド酸化膜、101…ゲート酸化膜、102…ポリ
シリコンゲート、103…ソース、104…ドレイン、
105…チャネル部。
Claims (5)
- 【請求項1】絶縁膜上に形成した単結晶半導体薄膜にM
OSトランジスタを有し、前記絶縁膜に隣接してその下
側に前記MOSトランジスタのバックゲートとなるポリ
シリコン電極層を有し、前記ポリシリコン電極層に隣接
してその下側に酸化膜を有し、前記酸化膜に隣接してそ
の下側に底部電極となるポリシリコン電極層を有するこ
とを特徴とするMOS型半導体装置。 - 【請求項2】請求項1において、前記底部電極となるポ
リシリコン電極層に隣接してその下側に単結晶半導体基
板を有するMOS型半導体装置。 - 【請求項3】請求項1または2において、前記バックゲ
ートとなるポリシリコン電極層を固定電位に保つか、前
記MOSトランジスタのゲート電極と同一電位に保つM
OS型半導体装置。 - 【請求項4】請求項1,2または3において、前記バッ
クゲートとなるポリシリコン電極層と前記底部電極とな
るポリシリコン電極層の間に電界を印加するMOS型半
導体装置。 - 【請求項5】請求項1,2,3または4において、前記
バックゲートとなるポリシリコン電極層の下側に形成さ
れた酸化膜と前記底部電極となるポリシリコン電極層の
上側に形成された酸化膜とが高分子樹脂層などの接着層
を介して接合され形成されるMOS型半導体装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18808494A JPH0855989A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | Mos型半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18808494A JPH0855989A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | Mos型半導体装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0855989A true JPH0855989A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16217428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18808494A Pending JPH0855989A (ja) | 1994-08-10 | 1994-08-10 | Mos型半導体装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0855989A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009065177A (ja) * | 2003-05-01 | 2009-03-26 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | マルチファセット・ゲートmosfetデバイス |
-
1994
- 1994-08-10 JP JP18808494A patent/JPH0855989A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009065177A (ja) * | 2003-05-01 | 2009-03-26 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | マルチファセット・ゲートmosfetデバイス |
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