JPH0855733A - 可変インダクタ - Google Patents

可変インダクタ

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Publication number
JPH0855733A
JPH0855733A JP20826894A JP20826894A JPH0855733A JP H0855733 A JPH0855733 A JP H0855733A JP 20826894 A JP20826894 A JP 20826894A JP 20826894 A JP20826894 A JP 20826894A JP H0855733 A JPH0855733 A JP H0855733A
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JP
Japan
Prior art keywords
inductor
coil
magnetic body
inductance
variable
Prior art date
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Pending
Application number
JP20826894A
Other languages
English (en)
Inventor
Tsunetada Kawaguchi
恒地 川口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
Application filed by Kokusai Electric Corp filed Critical Kokusai Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明の目的は、モータ駆動による機械的構造
を用いることなくインダクタンスの微調整可変を可能と
し、かつデジタル制御も可能な可変インダクタを提供す
ることにある。 【構成】信号が印加される第1のコイル11が巻回され
た第1の磁性体12からなる第1のインダクタ13と、
該第1のインダクタ13の第1の磁性体12に磁気的に
結合された第2の磁性体15と、該第2の磁性体15に
巻回された第2のコイル14と、該当第2のコイル14
に供給される電流を可変する電流制御回路16と備え、
該電流制御回路16により前記第2のコイル14への供
給電流を可変することにより、前記第1のインダクタ1
3のインダクタンスを可変するようにした可変インダク
タ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば無線機の送信機
とアンテナとの間のインピーダンス整合をとる整合回路
素子として用いられる可変インダクタに関し、特に微調
整を行い得る可変インダクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の整合回路等における、インダクタ
ンスを可変調整するインダクタは、図4に示すように機
械的駆動により行うものがある。即ち、図4(a)はそ
の構造の模式図を示すもので、コイル1内に配置されて
いる磁性体2を、例えば駆動源としてモータ3を用いラ
ックや歯車等の駆動機構4により機械的に移動させて、
コイル1との係わりを浅くしたり深くすることによりイ
ンダクタンスを可変させるもので、インダクタンスの変
化は図4(b)に示されているようにリニアな可変特性
となる。また、近年はリレー切換えによるデジタルカプ
ラが主流になってきており、このデジタル式可変インダ
クタンス接続は図5(a)に示すように、コイル1を複
数に分割し、分割された各コイル1a ,1b ,…1n
は、図示していない複数のリレーの動作によりその接点
5a ,5b ,…5n が順次に開放または閉成させること
によりコイル1のインダクタンスを可変させるもので、
インダクタンスの変化は図5(b)に示されているよう
に階段上の可変特性となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら図4に示
した機械的駆動によるものは、インダクタンスの可変が
連続的であるが構造上大型になること、また希望のイン
ダクタンスを得るのに時間が掛かるという欠点がある。
また、リレー切換えによるデジタル方式のものは、特性
図からも明らかなように、インダクタンスの可変が連続
的でなく階段状であるため、微調整が困難であるという
欠点があった。本発明の目的は、モータ駆動による機械
的構造を用いることなくインダクタンスの微調整可変を
可能とし、かつデジタル制御も可能な可変インダクタを
提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による可変インダ
クタは、信号が印加される第1のコイルが巻回された第
1の磁性体からなる第1のインダクタと、該第1のイン
ダクタの第1の磁性体に磁気的に結合された第2の磁性
体と、該第2の磁性体に巻回された第2のコイルと、該
当第2のコイルに供給される電流を可変する電流制御回
路と備え、該電流制御回路により前記第2のコイルへの
供給電流を可変することにより、前記第1のインダクタ
のインダクタンスを可変するようにしたものである。
【0005】
【作用】本発明は、磁性体を用いたインダクタのインダ
クタンスLは、磁性体の透磁率μに比例して変化するこ
とに着目し、透磁率μを電流により制御し、インダクタ
ンスの微調整を行うようにしたものである。
【0006】
【実施例】図1は本発明の実施例を示すもので、信号が
印加されるコイル11が巻回されている磁性体12から
なるインダクタ13と、そのインダクタ13の磁性体1
2の両端に磁気回路が形成されるように設けられた制御
コイル14が巻回されている磁性体15と、制御コイル
14に流す電流を制御する電流制御回路16とから構成
されている。このインダクタ13のインダクタンスLの
可変は、電流制御回路16の電流制御によって行われる
ものである。即ち、電流制御回路16から供給される電
流Iは、制御用コイル14に流れ込み、磁性体15に磁
界Hが発生する。この磁界Hは磁性体12にも影響を与
え、磁性体12の透磁率μを変える。インダクタ13の
コイル11のインダクタンスLは、磁性体12の透磁率
μに比例して変化するため、制御コイル14に流す電流
を制御することによって、コイル11のインダクタンス
Lを可変することができる。磁性体12と磁性体15と
の配置関係は、磁性体15に発生した磁界Hが十分に磁
性体12内を通過する構造にすることが望ましい。
【0007】図2は本発明の他の実施例を示すもので、
コイル11が巻回されている磁性体17にリング状のも
のを用いたものである。そしてこの実施例は、例えば図
3に示すように、無線機の送信機21とアンテナ22と
の間のインピーダンスの整合をとる、整合回路23のイ
ンダクタンスの調整を行う可変インダクタ24として適
用したものである。即ち、送信機21とアンテナ22と
の間のインピーダンス整合が十分に取れていないために
生じる送信電力Pf に対する反射電力Pr を、例えば図
示のCM結合(CapacitanceMutual インダクタンス結
合)回路25などの電圧反射監視回路により検出し、こ
の検出された反射電力Pr を電圧でフィードバック信号
として取り出し、図2に示してある電流制御回路16を
動作させ、制御コイル14に流す電流を制御するもので
ある。また、デジタル信号により制御する場合は、図示
していないがD/A変換器を介して電流制御回路16を
動作せしめることにより容易に可能である。
【0008】なお、電流制御回路16で制御コイル14
に電流を流した場合の、磁性体12の透磁率μとインダ
クタンスLとの変化の関係は、図3に示す磁性体12の
透磁率μを決定する磁束密度(B)と磁界の大きさ
(H)とのBHカーブの何処で使用するかにより決ま
る。即ち、図3のの部分で使用するか、の部分で使
用するかによる。の部分で使用する場合は、磁界Hが
増加で、透磁率μが減少となるので、インダクタンスL
は減少となる。またの部分で使用する場合は、磁界H
が増加で、透磁率μが増加となるので、インダクタンス
Lは増加となる。
【0009】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の可変
インダクタは、機械的構造を用いずに電流制御によりイ
ンダクタンスの微調整が容易に行うことができると共
に、本発明の可変インダクタを無線送信機の整合回路に
適用した場合は、電圧反射監視回路からのフィードバッ
ク信号を用い電流制御を行うことができるため、微調整
回路は整合回路の制御系とは独立させることができ、整
合回路の簡略化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の可変インダクタの構成図である。
【図2】本発明の他の実施例の可変インダクタの構成図
である。
【図3】無線機の送信反射波を本発明の可変インダクタ
の制御信号として取り出す一実施例回路図である。
【図4】本発明に係る磁性体の透磁率μを決定するBH
カーブである。
【図5】従来の機械駆動式の可変インダクタの構造図と
その可変特性図である。
【図6】従来のデジタル方式の可変インダクタの接続図
とその可変特性図である。
【符号の説明】
1,11 コイル 2,12,15,17 磁性体 3 モータ 4 駆動機構 5 リレー接点 13 インダクタ 14 制御コイル 16 電流制御回路 21 送信機 22 アンテナ 23 整合回路 24 可変インダクタ 25 CM結合回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 信号が印加される第1のコイルが巻回さ
    れた第1の磁性体からなる第1のインダクタと、該第1
    のインダクタの第1の磁性体に磁気的に結合された第2
    の磁性体と、該第2の磁性体に巻回された第2のコイル
    と、該当第2のコイルに供給される電流を可変する電流
    制御回路と備え、該電流制御回路により前記第2のコイ
    ルへの供給電流を可変することにより、前記第1のイン
    ダクタのインダクタンスを可変するようにした可変イン
    ダクタ。
  2. 【請求項2】 前記電流制御回路の電流可変が、整合回
    路の制御信号により可変されるようにした請求項1記載
    の可変インダクタ。
  3. 【請求項3】 前記電流制御回路の電流可変が、無線機
    における送信機とアンテナとの非整合による電圧反射に
    もとづく制御信号により可変されるようにした請求項1
    記載の可変インダクタ。
JP20826894A 1994-08-10 1994-08-10 可変インダクタ Pending JPH0855733A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101392768B1 (ko) * 2012-07-02 2014-05-27 전남대학교산학협력단 코어의 국부적 자속포화현상을 이용한 자기저항이나 자기인덕턴스의 가변장치 및 가변시스템
JP5946580B1 (ja) * 2015-12-25 2016-07-06 株式会社京三製作所 インピーダンス整合装置

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