JPH0537202A - アジル型マイクロ波フイルタ - Google Patents
アジル型マイクロ波フイルタInfo
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- JPH0537202A JPH0537202A JP3050736A JP5073691A JPH0537202A JP H0537202 A JPH0537202 A JP H0537202A JP 3050736 A JP3050736 A JP 3050736A JP 5073691 A JP5073691 A JP 5073691A JP H0537202 A JPH0537202 A JP H0537202A
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- JP
- Japan
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- filter
- waveguide
- ferrite
- resonator
- magnetic field
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-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P1/00—Auxiliary devices
- H01P1/20—Frequency-selective devices, e.g. filters
- H01P1/207—Hollow waveguide filters
- H01P1/208—Cascaded cavities; Cascaded resonators inside a hollow waveguide structure
- H01P1/2084—Cascaded cavities; Cascaded resonators inside a hollow waveguide structure with dielectric resonators
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P1/00—Auxiliary devices
- H01P1/20—Frequency-selective devices, e.g. filters
- H01P1/215—Frequency-selective devices, e.g. filters using ferromagnetic material
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01P—WAVEGUIDES; RESONATORS, LINES, OR OTHER DEVICES OF THE WAVEGUIDE TYPE
- H01P7/00—Resonators of the waveguide type
- H01P7/10—Dielectric resonators
Landscapes
- Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)
- Gyroscopes (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 周波数を極めて迅速に切り換えることがで
き、電力耐性が大きく、構造が簡単である。 【構成】 誘電体封入共振器を有するフィルタとして構
成され、そのためエバネッセントモードで作動する導波
管2と導波管2内に配置された共振円筒体1とを含む、
フェライトによって同調できるアジル型マイクロ波フィ
ルタ。前記円筒体1はフェライト製であり、このフィル
タはその中心周波数をシフトさせるべく前記円筒体に可
調整磁界Hを作用させる手段も含む。
き、電力耐性が大きく、構造が簡単である。 【構成】 誘電体封入共振器を有するフィルタとして構
成され、そのためエバネッセントモードで作動する導波
管2と導波管2内に配置された共振円筒体1とを含む、
フェライトによって同調できるアジル型マイクロ波フィ
ルタ。前記円筒体1はフェライト製であり、このフィル
タはその中心周波数をシフトさせるべく前記円筒体に可
調整磁界Hを作用させる手段も含む。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アジル型(agil
e)マイクロ波フィルタ、特に送信及び受信の両方で周
波数を極めて迅速に変えることができる無線電波の形成
に使用するのに適したアジル型マイクロ波フィルタに係
わる。
e)マイクロ波フィルタ、特に送信及び受信の両方で周
波数を極めて迅速に変えることができる無線電波の形成
に使用するのに適したアジル型マイクロ波フィルタに係
わる。
【0002】
【従来の技術】アジル型フィルタは、電気的又は電子的
制御手段によって中心周波数を1オクターブのかなりの
部分に及び得る周波数範囲で随意にシフトさせることが
できるフィルタである。この種のフィルタは周波数合成
器と協働して、特に信号の伝送周波数を極めて迅速に変
化させ得ることが望まれる用途で広く使用されているア
ジル型無線電波の形成に不可欠な部材を構成する。
制御手段によって中心周波数を1オクターブのかなりの
部分に及び得る周波数範囲で随意にシフトさせることが
できるフィルタである。この種のフィルタは周波数合成
器と協働して、特に信号の伝送周波数を極めて迅速に変
化させ得ることが望まれる用途で広く使用されているア
ジル型無線電波の形成に不可欠な部材を構成する。
【0003】このアジル型フィルタは中心周波数を極め
て迅速に変化させることができるだけでなく、種々の電
力レベルに耐えることができるようなものでなければな
らない。この種のフィルタは、送信に使用される時は
(送信増幅器の出力で)高電力で作動して、その送信器
による隣接チャネルの混信を防止する役割を果たし、受
信のチャネルフィルタとして使用される時は、受信器が
隣接送信で混信することなく必要な信号だけを増幅でき
るようにしなければならないからである。後者の場合、
これらのフィルタは原則として低電力で作動するが、そ
れでも、正常なレベルで受信される信号より遥かに大き
い電力レベルの妨害信号が隣接送信によってこれらのフ
ィルタに与えられることがあるため、このような妨害信
号によって損傷又は破壊を受けることがないようなもの
でなければならない。
て迅速に変化させることができるだけでなく、種々の電
力レベルに耐えることができるようなものでなければな
らない。この種のフィルタは、送信に使用される時は
(送信増幅器の出力で)高電力で作動して、その送信器
による隣接チャネルの混信を防止する役割を果たし、受
信のチャネルフィルタとして使用される時は、受信器が
隣接送信で混信することなく必要な信号だけを増幅でき
るようにしなければならないからである。後者の場合、
これらのフィルタは原則として低電力で作動するが、そ
れでも、正常なレベルで受信される信号より遥かに大き
い電力レベルの妨害信号が隣接送信によってこれらのフ
ィルタに与えられることがあるため、このような妨害信
号によって損傷又は破壊を受けることがないようなもの
でなければならない。
【0004】アジル型マイクロ波フィルタは既に様々な
タイプのものが使用され且つ文献に開示されている。
タイプのものが使用され且つ文献に開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】最も一般的なアジル型
フィルタは、モータ制御で機械的に同調される共振空胴
を有するフィルタである。このタイプのフィルタは高電
力に耐えることができるが、周波数を変えるための操作
時間が長すぎて例えば1分もかかるため、用途によって
は1秒以下、より特定的には1ミリ秒のチャネル切換え
時間が要求される現在の技術的情況には適合しなくなっ
ている。このタイプのフィルタはその他にも、かさば
る、比較的重いといった欠点、そして特に、厳密に満た
さなければならない難しい機械的要件があるため値段が
高く製造工程が複雑であるという欠点も有する。
フィルタは、モータ制御で機械的に同調される共振空胴
を有するフィルタである。このタイプのフィルタは高電
力に耐えることができるが、周波数を変えるための操作
時間が長すぎて例えば1分もかかるため、用途によって
は1秒以下、より特定的には1ミリ秒のチャネル切換え
時間が要求される現在の技術的情況には適合しなくなっ
ている。このタイプのフィルタはその他にも、かさば
る、比較的重いといった欠点、そして特に、厳密に満た
さなければならない難しい機械的要件があるため値段が
高く製造工程が複雑であるという欠点も有する。
【0006】共振空胴は、通常約1マイクロ秒という極
めて短い時間で反応する種々のキャパシタンスダイオー
ド又はバラクタを用いて同調することもできる。残念な
がらこのタイプのフィルタは無線電波には使用できな
い。なぜなら、このタイプのフィルタに使用できる電力
は極めて小さく(0dBm以下)、また作動周波数も現
在使用できる部材では2GHz以下に限定されるからで
ある。
めて短い時間で反応する種々のキャパシタンスダイオー
ド又はバラクタを用いて同調することもできる。残念な
がらこのタイプのフィルタは無線電波には使用できな
い。なぜなら、このタイプのフィルタに使用できる電力
は極めて小さく(0dBm以下)、また作動周波数も現
在使用できる部材では2GHz以下に限定されるからで
ある。
【0007】前記同調は、イットリウム鉄ガーネット
(YIG)ビーズを有する共振器に分極用磁界を作用さ
せることによって行うこともできる。しかしながらこの
ような共振器は電力耐性が小さすぎ、前記バラクタフィ
ルタの場合と同じ程度でしかない。
(YIG)ビーズを有する共振器に分極用磁界を作用さ
せることによって行うこともできる。しかしながらこの
ような共振器は電力耐性が小さすぎ、前記バラクタフィ
ルタの場合と同じ程度でしかない。
【0008】仏国特許FR−A−2 521 786号
明細書には、FR−A−2 509537号を参照し
て、共振器の横断面の約2.5倍の横断面を有する導波
管の中に配置された誘電体共振器を有する帯域通過フィ
ルタが記述されている。各誘電体共振器上には、フィル
タを可調整外部磁界の作用で機械的に同調できるように
YIGペレットが配置される。この場合は前記磁界を発
生させる磁気回路のエアギャップが極めて大きく、従っ
て十分な同調範囲を得るためにはアンペアターン数を極
めて大きくしなければならないため、電流消費量が著し
く高くなる。また、このような複合形共振器の製造は、
特に構造が複雑なために、コストが比較的高い。 本出
願人名義の仏国特許FR−A−2 610 766号に
は、少なくとも一部分が多結晶質フェライトで構成さ
れ、同調が可調整磁界の適用によって極めて迅速に変化
する電力共振器が開示されている。この先行特許明細書
に記載の技術は、金属めっきした多結晶質フェライトの
円筒形バーからなる共振同軸線の使用を基本とする。こ
のフェライト共振器は可変磁界の発生に適した装置の中
に配置される。このようにすると、前記磁界によってフ
ェライト材料の透磁率が変化するため前記同軸線の電気
的長さが変化し、従って共振器の周波数が変化する。
明細書には、FR−A−2 509537号を参照し
て、共振器の横断面の約2.5倍の横断面を有する導波
管の中に配置された誘電体共振器を有する帯域通過フィ
ルタが記述されている。各誘電体共振器上には、フィル
タを可調整外部磁界の作用で機械的に同調できるように
YIGペレットが配置される。この場合は前記磁界を発
生させる磁気回路のエアギャップが極めて大きく、従っ
て十分な同調範囲を得るためにはアンペアターン数を極
めて大きくしなければならないため、電流消費量が著し
く高くなる。また、このような複合形共振器の製造は、
特に構造が複雑なために、コストが比較的高い。 本出
願人名義の仏国特許FR−A−2 610 766号に
は、少なくとも一部分が多結晶質フェライトで構成さ
れ、同調が可調整磁界の適用によって極めて迅速に変化
する電力共振器が開示されている。この先行特許明細書
に記載の技術は、金属めっきした多結晶質フェライトの
円筒形バーからなる共振同軸線の使用を基本とする。こ
のフェライト共振器は可変磁界の発生に適した装置の中
に配置される。このようにすると、前記磁界によってフ
ェライト材料の透磁率が変化するため前記同軸線の電気
的長さが変化し、従って共振器の周波数が変化する。
【0009】しかしながら、前記技術では現在の無線電
波に必要な極めて狭い帯域のマイクロ波フィルタの形成
に不可欠の大きな無負荷時Qファクタを得ることができ
ない。前記仏国特許FR−A−2 610 766号に
記載の構造の無負荷時Qファクタは、同軸空胴のマイク
ロ波電磁界が金属によって閉込められ、この閉込めの密
度が、材料の誘電率に起因して、共振空胴の大きさを空
気で充填した類似の共振空胴の大きさより小さくしなけ
ればならないだけに余計高いという理由、並びに無負荷
時Qファクタを増大させるために構造を大きくすると妨
害寄生モードが発生するという理由によって制限されて
いる。
波に必要な極めて狭い帯域のマイクロ波フィルタの形成
に不可欠の大きな無負荷時Qファクタを得ることができ
ない。前記仏国特許FR−A−2 610 766号に
記載の構造の無負荷時Qファクタは、同軸空胴のマイク
ロ波電磁界が金属によって閉込められ、この閉込めの密
度が、材料の誘電率に起因して、共振空胴の大きさを空
気で充填した類似の共振空胴の大きさより小さくしなけ
ればならないだけに余計高いという理由、並びに無負荷
時Qファクタを増大させるために構造を大きくすると妨
害寄生モードが発生するという理由によって制限されて
いる。
【0010】本発明の目的はこれらの問題を解決するこ
とにある。
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】そこで本発明では、例え
ば遮断周波数より低い周波数で作動する導波管の中に配
置された1つ又は複数の誘電体共振器を有するフィルタ
と類似の構造を有するが、前述のごとき誘電体封入共振
器の代わりに、純粋な誘電性材料ではなくフェライト材
料で形成した類似の共振器を使用し、且つこの1つ又は
複数のフェライト共振器に強さの調整が可能な磁界を適
用してフィルタの中心周波数をシフトさせる手段も含む
アジル型マイクロ波フィルタを提供する。
ば遮断周波数より低い周波数で作動する導波管の中に配
置された1つ又は複数の誘電体共振器を有するフィルタ
と類似の構造を有するが、前述のごとき誘電体封入共振
器の代わりに、純粋な誘電性材料ではなくフェライト材
料で形成した類似の共振器を使用し、且つこの1つ又は
複数のフェライト共振器に強さの調整が可能な磁界を適
用してフィルタの中心周波数をシフトさせる手段も含む
アジル型マイクロ波フィルタを提供する。
【0012】
【実施例】以下、添付図面に基づき非限定的実施例を挙
げて本発明をより詳細に説明する。
げて本発明をより詳細に説明する。
【0013】図1に示すアジル型マイクロ波フィルタは
直径D及び高さhのフェライト製円筒体1を含み、この
円筒体が先行技術の誘電体共振器フィルタの場合と同様
にエバネッセントモード(evanescent mo
de)即ち遮断周波数以下で作動する矩形断面の導波管
2の一部分の底に配置されている。
直径D及び高さhのフェライト製円筒体1を含み、この
円筒体が先行技術の誘電体共振器フィルタの場合と同様
にエバネッセントモード(evanescent mo
de)即ち遮断周波数以下で作動する矩形断面の導波管
2の一部分の底に配置されている。
【0014】より詳細には、フェライトバー1がTM01
δモードで作動し、エバネッセントモード導波管2がフ
ィルタの入力側で通常は第1の金属製端部プレート4を
貫通する同軸アンテナ3によりTM11モードで励起され
る。マイクロ波管入力信号は信号伝送同軸ケーブル5に
よってアンテナ3に送られる。
δモードで作動し、エバネッセントモード導波管2がフ
ィルタの入力側で通常は第1の金属製端部プレート4を
貫通する同軸アンテナ3によりTM11モードで励起され
る。マイクロ波管入力信号は信号伝送同軸ケーブル5に
よってアンテナ3に送られる。
【0015】これと全く対称的に、フィルタの出力信号
は導波管2の他端で第2の金属製端部プレート7を貫通
する同軸アンテナ6に捕捉される。アンテナ6は通常、
出力側の同軸ケーブル8のコアの延長部を構成する(ア
ンテナ3も入力側同軸ケーブル5のコアの延長部を構成
する)。
は導波管2の他端で第2の金属製端部プレート7を貫通
する同軸アンテナ6に捕捉される。アンテナ6は通常、
出力側の同軸ケーブル8のコアの延長部を構成する(ア
ンテナ3も入力側同軸ケーブル5のコアの延長部を構成
する)。
【0016】フェライトバー1は透磁率が高いだけでな
く、(現在のところほとんど知られてはいないが)誘電
率もかなり高い。即ち、一般的な誘電体共振器に使用さ
れる材料の比誘電率が約40であるのに対し、フェライ
トバーの比誘電率は約15である。そのため、先験的に
考えられていることとは異なり、バー1は仏国特許FR
−A−2 610 766号に記載のように2つの同心
的金属層で遮蔽しなくても誘電体封入状態になり、従っ
て共振器として機能する。
く、(現在のところほとんど知られてはいないが)誘電
率もかなり高い。即ち、一般的な誘電体共振器に使用さ
れる材料の比誘電率が約40であるのに対し、フェライ
トバーの比誘電率は約15である。そのため、先験的に
考えられていることとは異なり、バー1は仏国特許FR
−A−2 610 766号に記載のように2つの同心
的金属層で遮蔽しなくても誘電体封入状態になり、従っ
て共振器として機能する。
【0017】フェライトバー1の共振周波数は、該バー
の誘電率と透磁率との積に依存するため、透磁率を変化
させればバー1の共振周波数を変えることができ、従っ
て図1のフィルタの同調中心周波数を変えることができ
る。フェライト材料の場合はこの操作を、仏国特許FR
−A−2 610 766号に記載のような強さ調整可
能な分極磁界の適用によって実施することができる。
の誘電率と透磁率との積に依存するため、透磁率を変化
させればバー1の共振周波数を変えることができ、従っ
て図1のフィルタの同調中心周波数を変えることができ
る。フェライト材料の場合はこの操作を、仏国特許FR
−A−2 610 766号に記載のような強さ調整可
能な分極磁界の適用によって実施することができる。
【0018】そのためには、フェライトバー1が磁界H
内にもおかれるようにする。この磁界は、軟鉄製磁気回
路12と可調整直流電流が通る励起コイル13とを含む
電磁石11の2つの磁極部材9及び10の間でバー1と
同軸的に発生させる。コイル13に流れる励起電流を変
化させれば磁界Hの値が変化し、その結果バー1の共振
周波数が変化し、従ってフィルタの中心周波数がシフト
する。
内にもおかれるようにする。この磁界は、軟鉄製磁気回
路12と可調整直流電流が通る励起コイル13とを含む
電磁石11の2つの磁極部材9及び10の間でバー1と
同軸的に発生させる。コイル13に流れる励起電流を変
化させれば磁界Hの値が変化し、その結果バー1の共振
周波数が変化し、従ってフィルタの中心周波数がシフト
する。
【0019】ここで留意すべきこととして、バー1が磁
気伝導性を有すると共に高さhがかなりあるため磁気回
路12のエアギャップは比較的小さく、そのため磁界H
の変化が可能であり、従ってコイル13の電流消費量を
過剰にすることなくフィルタの中心周波数を広範囲でシ
フトさせることができる。
気伝導性を有すると共に高さhがかなりあるため磁気回
路12のエアギャップは比較的小さく、そのため磁界H
の変化が可能であり、従ってコイル13の電流消費量を
過剰にすることなくフィルタの中心周波数を広範囲でシ
フトさせることができる。
【0020】一実施例として、大きなQファクタ(2,
000以上)を得るべく有効スペクトル線幅の極めて小
さいガーネットタイプの多結晶質フェライト材料を用い
てアジル型マイクロ波フィルタを形成した。
000以上)を得るべく有効スペクトル線幅の極めて小
さいガーネットタイプの多結晶質フェライト材料を用い
てアジル型マイクロ波フィルタを形成した。
【0021】共振円筒体1の寸法は下記の通りである。
【0022】
直径D:5.8mm
高さh:4.2mm
エバネッセントモード方形導波管2の内部寸法は下記の
ようにした。
ようにした。
【0023】
短い辺の長さ:4.9mm
長い辺の長さ:10.7mm
フェライト円筒体1は導波管2の底に配置しないで、図
2に示すように、誘電率の低い誘電性材料からなる薄い
ウェーハ14の上に配置することもできる。その場合は
このウェーハを導波管2の底に配置する。このようにす
ると、状況によっては擾乱を回避することができる。
2に示すように、誘電率の低い誘電性材料からなる薄い
ウェーハ14の上に配置することもできる。その場合は
このウェーハを導波管2の底に配置する。このようにす
ると、状況によっては擾乱を回避することができる。
【0024】図1又は図2のマイクロ波フィルタの中心
周波数は、コイル13の励起を操作することによって、
コイルの電流消費量を余り高くせずに、14.450G
Hz〜15.447GHzの範囲で連続的にシフトさせ
ることができた。
周波数は、コイル13の励起を操作することによって、
コイルの電流消費量を余り高くせずに、14.450G
Hz〜15.447GHzの範囲で連続的にシフトさせ
ることができた。
【0025】図3は、やはり誘電体封入共振器として機
能する2つのフェライト共振器15及び16を同一の導
波管2内に配置して形成したアジル型帯域フィルタを示
している。このフィルタは基本的に、誘電体共振器を用
いる一般的な帯域フィルタ(例えば前出の仏国特許FR
−A−5 590 537号の図1に示されているフィ
ルタ)に類似しているが、対をなす共振器15及び16
がフェライトで形成されているという点、並びにこれら
の共振器が図1及び図2の単一共振器と同様に電磁石1
1A及び11Bによって生じる可調整磁界H1及びH2
の作用を夫々受けるという点が異なる。
能する2つのフェライト共振器15及び16を同一の導
波管2内に配置して形成したアジル型帯域フィルタを示
している。このフィルタは基本的に、誘電体共振器を用
いる一般的な帯域フィルタ(例えば前出の仏国特許FR
−A−5 590 537号の図1に示されているフィ
ルタ)に類似しているが、対をなす共振器15及び16
がフェライトで形成されているという点、並びにこれら
の共振器が図1及び図2の単一共振器と同様に電磁石1
1A及び11Bによって生じる可調整磁界H1及びH2
の作用を夫々受けるという点が異なる。
【0026】図3に簡単に示したように、電磁石11A
及び11Bのコイル13A及び13Bは給電及び制御装
置17を介して可調整励起電流で励起される。
及び11Bのコイル13A及び13Bは給電及び制御装
置17を介して可調整励起電流で励起される。
【0027】勿論、本発明は前記実施例には限定されな
い。例えば、共振器及び導波管の相対的寸法は前記寸法
と異なるものにし得る。また、入力及び出力の結合モー
ドは、例えば絞りを用いる別のモードにしてもよく、そ
の場合はエバネッセントモードで作動しない導波管を使
用し得る。勿論、電磁石の磁気回路は磁界を発生する永
久磁石を含むものであってもよい。
い。例えば、共振器及び導波管の相対的寸法は前記寸法
と異なるものにし得る。また、入力及び出力の結合モー
ドは、例えば絞りを用いる別のモードにしてもよく、そ
の場合はエバネッセントモードで作動しない導波管を使
用し得る。勿論、電磁石の磁気回路は磁界を発生する永
久磁石を含むものであってもよい。
【図1】本発明のアジル型フィルタの一実施例を示す説
明図である。
明図である。
【図2】図1のフィルタの一変形例を示す説明図であ
る。
る。
【図3】複数の共振部材を含む帯域フィルタの一実施例
を示す説明図である。
を示す説明図である。
1、15、16 フェライト共振器
2 導波管
14 誘電材料ウェーハ
フロントページの続き
(72)発明者 アラン・ドウ・プラス
フランス国、75008・パリ、ブルバー・オ
スマン、115
Claims (4)
- 【請求項1】導波管内に配置されたフェライト材料製の
誘電体封入共振器を少なくとも1つ含み、且つフィルタ
の中心周波数をシフトさせるべく前記フェライト共振器
の各々に強さ調整可能な磁界を作用させる手段を具備し
たアジル型マイクロ波フィルタ。 - 【請求項2】導波管がエバネッセントモードで作動する
導波管である請求項1に記載のフィルタ。 - 【請求項3】フェライト共振器が導波管の底に配置され
ている請求項1に記載のフィルタ。 - 【請求項4】フェライト共振器が誘電性の薄いウェーハ
上に配置されており、このウェーハが導波管の底に配置
されている請求項1に記載のフィルタ。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9002280A FR2658954B1 (fr) | 1990-02-23 | 1990-02-23 | Filtre agile hyperfrequence. |
FR9002280 | 1990-02-23 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0537202A true JPH0537202A (ja) | 1993-02-12 |
Family
ID=9394080
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3050736A Pending JPH0537202A (ja) | 1990-02-23 | 1991-02-22 | アジル型マイクロ波フイルタ |
Country Status (8)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5184097A (ja) |
EP (1) | EP0443481B1 (ja) |
JP (1) | JPH0537202A (ja) |
CA (1) | CA2036829C (ja) |
DE (1) | DE69110494T2 (ja) |
ES (1) | ES2074180T3 (ja) |
FR (1) | FR2658954B1 (ja) |
IL (1) | IL97205A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6127907A (en) * | 1997-11-07 | 2000-10-03 | Nec Corporation | High frequency filter and frequency characteristics regulation method therefor |
JP2015133695A (ja) * | 2013-12-18 | 2015-07-23 | スカイワークス ソリューションズ, インコーポレイテッドSkyworks Solutions, Inc. | 同調可能な共振器システム、同調可能な共振器システムを含むフィルタリングシステム、および同調可能な共振器システムを形成する方法 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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