JPH085561Y2 - 混成集積回路装置 - Google Patents

混成集積回路装置

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JPH085561Y2
JPH085561Y2 JP1989145115U JP14511589U JPH085561Y2 JP H085561 Y2 JPH085561 Y2 JP H085561Y2 JP 1989145115 U JP1989145115 U JP 1989145115U JP 14511589 U JP14511589 U JP 14511589U JP H085561 Y2 JPH085561 Y2 JP H085561Y2
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JP
Japan
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integrated circuit
hybrid integrated
case
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circuit board
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康男 小川
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Taiyo Yuden Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、混成集積回路基板が金属ケースに収納され
た混成集積回路装置に関する。
[従来の技術] この種の混成集積回路装置の構造を第6図により説明
すると、電子部品4、5が搭載され、縁部からリード端
子3、3…が導出された混成集積回路基板1が金属ケー
ス6、8に収納されている。金属ケースは、互いに重ね
合わせられることにより、箱形に閉じられる下ケース6
と上ケース8とからなり、混成集積回路基板1は、これ
ら上下のケース6、8に接触しないように浮かせた状態
でこれら上下のケース6、8の中に収納され、その中に
充填された樹脂16で固定される。さらに、混成集積回路
基板1の縁に取り付けられたリード端子3、3…が、前
記樹脂16の間から上下のケース6、8の外に導出されて
いる。
近年、電子装置の小型化や回路部品の高密度化が進ん
でいるのに伴い、回路基板状に個々の電子部品が近接し
て配置される等、実装密度を高めるような部品配置が採
用されている。しかし、個々の部品が回路基板上で近接
されて配置されることにより、相互に電磁的な干渉を受
け易くなる。そこで、このような電磁的な干渉を避ける
ため、混成集積回路基板1を前記の様な金属製のケース
6、8に収納し、電磁シールドを行なうものである。
[考案が解決しようとする課題] しかしながら、前記従来の混成集積回路装置では、ケ
ース6、8の中に樹脂16を充填し、これを硬化させるの
で、この樹脂16が硬化する際に、その収縮応力が混成集
積回路基板1やその上の電子部品4、5に作用し、これ
らに機械的な歪を与える。この歪は、電子部品4、5の
電気特性やこれらを含む混成集積回路基板1で構成され
た電子回路の特性を変動させる原因となり、樹脂16の充
填前と後では、回路特性が異なることがある。さらに、
樹脂16の収縮応力が特に強いときは、前記電子部品4、
5や混成集積回路基板1にクラックが発生することがあ
り、製品としての信頼性が損なわれる。
また、ケース6、8とリード端子3、3…とは前記樹
脂16により絶縁されているが、混成集積回路装置の小型
化に伴い、これらの縁とリード端子3、3…とが接近し
ており、半田付けの際にこの間が短絡しやすいという課
題があった。
本考案は、前記従来の課題を解消することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] すなわち、前記目的を達成するため、本考案において
採用された手段の要旨は、上面が開口し、側面の一部に
切欠部7を有する下ケース6と、電子部品4、5が搭載
されると共に、前記下ケース6の内部に収納されて固定
された混成集積回路基板1と、該混成集積回路基板1の
縁から導出され、前記切欠部7から下ケース6の外部に
引き出されたリード端子3、3…と、前記下ケース6の
上面を閉じるように嵌合され、同下ケース6の切欠部7
と対応する側面に切欠部9を有する上ケース8とを有す
る混成集積回路装置において、前記上ケース8の切欠部
9の縁部の少なくともリード端子3、3…に近接する部
分に絶縁材10が取り付けられ、この絶縁材10により上ケ
ース8とリード端子3、3…とが互いに絶縁されている
ことを特徴とする混成集積回路装置である。
この場合において、前記の絶縁材10は、上ケース8の
切欠部9の縁部の内面から外面に亙って取り付けられて
いるのがよい。
[作用] 前記本考案による混成集積回路装置では、上ケース8
の切欠部9の縁部に取り付けられた絶縁材10がリード端
子3、3…に当り、ケース8とリード端子3、3…とを
電気的に互いに絶縁するので、ケース6、8の中に樹脂
を充填しなくても、リード端子3、3…の絶縁状態が確
保できる。これにより、前記樹脂の充填、硬化時に生じ
ていた回路特性の変動や混成集積回路基板1或は電子部
品4、5の破損等が生じることがない。しかも、リード
端子3、3…を個々に絶縁ブッシュ等に通す必要もない
ので、簡便に組み立てることができる。
さらに、絶縁材10が上ケース8の切欠部9の縁部の内
外面に亙って形成されたものでは、リード端子3、3…
を半田付けするための半田が直接上ケース8に付着せ
ず、リード端子3、3…が半田を介して上ケース8に短
絡するのが防止できる。
[実施例] 次に、図面を参照しながら、本考案の実施例について
具体的に説明する。
第1図及び第2図で示すように、混成集積回路基板1
は、セラミックやガラス−エポキシ樹脂等からなり、そ
の表面や内部に電子回路を構成する配線が形成されてい
る。さらに、この混成集積回路基板1の片面或は両面に
電子部品4、5が搭載され、電子回路が構成されてい
る。そして、混成集積回路基板1の縁には、前記電子回
路を外部の機器と接続するためのリード端子3、3…が
導出されている。
図示の実施例では、混成集積回路基板1の両面に電子
部品4、5が実装されている。さらに、同混成集積回路
基板1の対向する一対の縁部にリード端子3、3…が取
り付けられると共に、これらリード端子3、3…の先端
は、外側にL字形に折り曲げられ、いわゆるフラットパ
ッケージ形の混成集積回路装置が構成されている。
さらに、この混成集積回路装置は、金属ケース6、8
に収納されている。金属ケースは、互いに重ね合わせら
れることにより、箱形に閉じられる下ケース6と上ケー
ス8とからなっており、それらの対向する一対の側面
に、前記混成集積回路基板1のリード端子3、3…を導
出するための、凹状の切欠部7、9が各々罫されてい
る。
混成集積回路基板1は、上面が開口した下ケース6の
中に収納されると共に、少なくともその4隅が同ケース
6に固着される。例えば、混成集積回路基板1の4隅に
導体部2aを形成しておき、これを半田2bで下ケース3の
隅部内側に半田付けする。もちろん、混成集積回路基板
1のリード端子3、3…の無い縁部の全体或は一部を下
ケース6の内面に固着してもよい。このように混成集積
回路基板1が下ケース6に固着された状態では、リード
端子3、3…が下ケース6の切欠部7から下ケース6の
外側に導出されている。
他方、上ケース8は、下面が開口しており、その前記
切欠部9の上の縁の内外面に亙ってテープ状の絶縁材10
が貼り着けられている。そして、第1図で示すような状
態から、第2図及び第3図で示すように上ケース8を下
ケース6に嵌め込む。上下のケース6、7の側壁には、
対応する位置に凹凸14、15が各々形成され、第5図で示
すように、上下のケース6、8が嵌合されたとき、これ
ら凹凸14、15が係合し、両ケース6、8が一定の位置で
相互に固定される。またこの状態では、第4図で示すよ
うに、前記絶縁材10がリード端子3、3…に接触し、リ
ード端子3、3…が直接上ケース8の縁に接触するのが
防止される。
さらに第2図は、このようにして構成されたケースを
有する混成集積回路装置が別の回路基板11の上に搭載さ
れた状態が示されている。すなわち、回路基板11の上に
は、前記リード端子3、3…の配列に合わせて端子電極
12、12…が形成され、これにリード端子3、3…が半田
13で固着されている。
前記絶縁材10は、上ケース8の切欠部9の縁の内面の
みに設けてもよいが、内外面に亙って連続して設けるこ
とにより、前記半田13でリード端子3、3…を半田付け
するときに、半田13が上ケース8に接して、リード端子
3、3…と上ケース8とが短絡するのが防止できる。ま
た、絶縁材10は、半田付け時に受ける熱を考慮して、耐
熱性のあるもの、例えば耐熱性ポリイミド樹脂等を用い
るのがよい。
[考案の効果] 以上説明した通り、本考案によれば、ケースの中に樹
脂を充填し、これを硬化させずにリード端子3、3…の
絶縁性が確保できるので、樹脂の硬化時に生じる回路特
性の変動や混成集積回路基板1や電子部品4、5の機械
的な破損が防止でき、信頼性の高い混成集積回路装置が
提供できる。しかも、上ケース8に絶縁材10を設けるだ
けで、組立の簡便性は損なわれないので、生産性を損な
うことなく実施することができる。
特に、絶縁材10をケースの縁部の内外面に亙って形成
したものでは、半田付時の半田の付着が防止できるの
で、より信頼性の高い混成集積回路が提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の実施例である混成集積回路装置を示
す上下のケースを分離した状態の一部切欠の斜視図、第
2図は、同混成集積回路装置が別の回路基板に搭載され
た状態の縦断側面図、第3図は、同混成集積回路装置の
正面図、第4図は、同混成集積回路装置の要部縦断側面
図、第5図は、同混成集積回路装置の要部縦断正面図、
第6図は、従来例である混成集積回路装置が別の回路基
板に搭載された状態の縦断側面図である。 1……混成集積回路装置、3……リード端子、4、5…
…電子部品、6……下ケース、8……上ケース、10……
絶縁材

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面が開口し、側面の一部に切欠部(7)
    を有する下ケース(6)と、電子部品(4)、(5)が
    搭載されると共に、前記下ケース(6)の内部に収納さ
    れて固定された混成集積回路基板1と、該混成集積回路
    基板1の縁から導出され、前記切欠部(7)から下ケー
    ス(6)の外部に引き出されたリード端子(3)、
    (3)…と、前記下ケース(6)の上面を閉じるように
    嵌合され、同下ケース(6)の切欠部(7)と対応する
    側面に切欠部(9)を有する上ケース(8)とを有する
    混成集積回路装置において、前記上ケース(8)の切欠
    部(9)の縁部の少なくともリード端子(3)、(3)
    …に近接する部分に絶縁材(10)が取り付けられ、この
    絶縁材(10)により上ケース(8)とリード端子
    (3)、(3)…とが互いに絶縁されていることを特徴
    とする混成集積回路装置。
  2. 【請求項2】前記実用新案登録請求の範囲第1項におい
    て、絶縁材(10)が上ケース(8)の切欠部(9)の縁
    部の内面から外面に亙って取り付けられている混成集積
    回路装置。
JP1989145115U 1989-12-16 1989-12-16 混成集積回路装置 Expired - Lifetime JPH085561Y2 (ja)

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JPH0383947U JPH0383947U (ja) 1991-08-26
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JPS6448085U (ja) * 1987-09-18 1989-03-24

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JPH0383947U (ja) 1991-08-26

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