JPH0855177A - 情報読取装置 - Google Patents
情報読取装置Info
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- JPH0855177A JPH0855177A JP6190395A JP19039594A JPH0855177A JP H0855177 A JPH0855177 A JP H0855177A JP 6190395 A JP6190395 A JP 6190395A JP 19039594 A JP19039594 A JP 19039594A JP H0855177 A JPH0855177 A JP H0855177A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 可視光を利用した光学的情報源および非可視
光を利用した光学的情報源の双方を読み取ることができ
る情報読取装置を提供する。 【構成】 この情報読取装置は，白黒印刷の通常型バー
コード２又は不可視なステルス型バーコード３から励起
される光をイメージセンサ３０に導く光路の途中に，赤
外線透過フィルタ１０が着脱自在に設けられている。通
常型バーコード２の情報を読み取るときには，上記フィ
ルタ１０を取り外し，可視光の反射光をイメージセンサ
３０へ導く。一方，ステルス型バーコード３の情報を読
み取るときには，上記フィルタ１０を取り付け，可視光
を遮光して赤外線のみをイメージセンサ３０へ導く。上
記構成により光学的情報源から反射又は励起される光線
が，可視光又は非可視光のいずれの場合でも，単一の情
報読取装置で光学的情報源の情報を読み取ることができ
る。
光を利用した光学的情報源の双方を読み取ることができ
る情報読取装置を提供する。 【構成】 この情報読取装置は，白黒印刷の通常型バー
コード２又は不可視なステルス型バーコード３から励起
される光をイメージセンサ３０に導く光路の途中に，赤
外線透過フィルタ１０が着脱自在に設けられている。通
常型バーコード２の情報を読み取るときには，上記フィ
ルタ１０を取り外し，可視光の反射光をイメージセンサ
３０へ導く。一方，ステルス型バーコード３の情報を読
み取るときには，上記フィルタ１０を取り付け，可視光
を遮光して赤外線のみをイメージセンサ３０へ導く。上
記構成により光学的情報源から反射又は励起される光線
が，可視光又は非可視光のいずれの場合でも，単一の情
報読取装置で光学的情報源の情報を読み取ることができ
る。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，例えばバーコード，マ
ーク，線，記号等の情報を読み取る情報読取装置に係
り，特にバーコード等の光学的情報源からの反射光又は
励起光が可視光でも非可視光でも読み取ることができる
情報読取装置に関する。
ーク，線，記号等の情報を読み取る情報読取装置に係
り，特にバーコード等の光学的情報源からの反射光又は
励起光が可視光でも非可視光でも読み取ることができる
情報読取装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】近年，種々の情報を表示するためにバー
コード等の光学的情報源が利用されており，該バーコー
ド等は白黒印刷により情報を表示するものが多用されて
いる。一方，人間には不可視でフォトダイオード等の光
学センサには読み取り可能な励起発光現象を起こす赤外
線蛍光体でバーコード等を形成したステルス型バーコー
ド（日立マクセル株式会社製）等も開発されている。該
ステルス型バーコード等は，殆ど透明な赤外線発光体で
バーコード等を形成しているので，人間には不可視であ
ると共に，汚れ，外乱光に強いという利点を有してい
る。上記各バーコード等の情報は，情報読取装置により
読み取られるようになっており，従来から，白黒印刷の
通常型可視的バーコード等用の情報読取装置および上記
ステルス型不可視光によるバーコード等用の情報読取装
置が知られている。
コード等の光学的情報源が利用されており，該バーコー
ド等は白黒印刷により情報を表示するものが多用されて
いる。一方，人間には不可視でフォトダイオード等の光
学センサには読み取り可能な励起発光現象を起こす赤外
線蛍光体でバーコード等を形成したステルス型バーコー
ド（日立マクセル株式会社製）等も開発されている。該
ステルス型バーコード等は，殆ど透明な赤外線発光体で
バーコード等を形成しているので，人間には不可視であ
ると共に，汚れ，外乱光に強いという利点を有してい
る。上記各バーコード等の情報は，情報読取装置により
読み取られるようになっており，従来から，白黒印刷の
通常型可視的バーコード等用の情報読取装置および上記
ステルス型不可視光によるバーコード等用の情報読取装
置が知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では，白黒
印刷の通常型バーコード等を読み取るときには通常可視
光専用の情報読取装置を使用し，不可視なステルス型バ
ーコード等を読み取るときにはステルス型バーコード等
専用の情報読取装置を使用していた。このため，通常型
およびステルス型両方のバーコード等を１台の情報読取
装置で読み取ることができず，各々専用の情報読取装置
を使用しなければならないという問題がある。本発明
は，このような従来の技術における課題を解決するため
に，可視光を利用した光学的情報源および非可視光を利
用した光学的情報源の双方を読み取ることができる情報
読取装置を提供することを目的とするものである。
印刷の通常型バーコード等を読み取るときには通常可視
光専用の情報読取装置を使用し，不可視なステルス型バ
ーコード等を読み取るときにはステルス型バーコード等
専用の情報読取装置を使用していた。このため，通常型
およびステルス型両方のバーコード等を１台の情報読取
装置で読み取ることができず，各々専用の情報読取装置
を使用しなければならないという問題がある。本発明
は，このような従来の技術における課題を解決するため
に，可視光を利用した光学的情報源および非可視光を利
用した光学的情報源の双方を読み取ることができる情報
読取装置を提供することを目的とするものである。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は，光学的情報源に光線を照射する光源と，上
記光源から照射された後，上記光学的情報源から反射又
は励起された光線を受光する受光素子と，上記光学的情
報源から上記受光素子までの間の光路に対して着脱自在
に取り付けられ，可視光線を遮光する第１の遮光体とを
具備してなる情報読取装置である。さらには，上記第１
の遮光体を該情報読取装置の本体に着脱自在に取り付け
る第１の取り付け機構を具備してなる情報読取装置であ
る。また上記第１の遮光体の上記光路に対する挿入・抜
取を自動的に行う第１の遮光体駆動手段を具備してなる
情報読取装置である。
に本発明は，光学的情報源に光線を照射する光源と，上
記光源から照射された後，上記光学的情報源から反射又
は励起された光線を受光する受光素子と，上記光学的情
報源から上記受光素子までの間の光路に対して着脱自在
に取り付けられ，可視光線を遮光する第１の遮光体とを
具備してなる情報読取装置である。さらには，上記第１
の遮光体を該情報読取装置の本体に着脱自在に取り付け
る第１の取り付け機構を具備してなる情報読取装置であ
る。また上記第１の遮光体の上記光路に対する挿入・抜
取を自動的に行う第１の遮光体駆動手段を具備してなる
情報読取装置である。
【０００５】また更に，上記受光素子からの電気的出力
ゲインを切り換える第１のゲイン切替え回路を具備して
なる情報読取装置である。上記目的を達成するために本
発明は，光学的情報源に光線を照射する光源と，上記光
源から照射された後，上記光学的情報源から反射又は励
起された光線を受光する受光素子と，上記光学的情報源
から反射又は励起された光線をそれぞれ別の光路を通じ
て上記受光素子へ案内する光学系と，上記いずれかの光
路に設けられ，可視光線を遮光する遮光体と，上記いず
れかの光路を選択的に遮光する第２の遮光体とを具備し
てなる情報読取装置である。さらには，上記第２の遮光
体を該情報読取装置の本体に着脱自在に取り付ける第２
の取り付け機構を具備してなる情報読取装置である。ま
た上記第２の遮光体の上記光路に対する挿入・抜取を自
動的に行う第２の遮光体駆動手段を具備してなる情報読
取装置である。また更に，上記受光素子からの電気的出
力ゲインを切り換える第２のゲイン切替え回路を具備し
てなる情報読取装置である。光学的情報源としては，バ
ーコードの他，種々のマーク，線，記号，目印等を含
む。
ゲインを切り換える第１のゲイン切替え回路を具備して
なる情報読取装置である。上記目的を達成するために本
発明は，光学的情報源に光線を照射する光源と，上記光
源から照射された後，上記光学的情報源から反射又は励
起された光線を受光する受光素子と，上記光学的情報源
から反射又は励起された光線をそれぞれ別の光路を通じ
て上記受光素子へ案内する光学系と，上記いずれかの光
路に設けられ，可視光線を遮光する遮光体と，上記いず
れかの光路を選択的に遮光する第２の遮光体とを具備し
てなる情報読取装置である。さらには，上記第２の遮光
体を該情報読取装置の本体に着脱自在に取り付ける第２
の取り付け機構を具備してなる情報読取装置である。ま
た上記第２の遮光体の上記光路に対する挿入・抜取を自
動的に行う第２の遮光体駆動手段を具備してなる情報読
取装置である。また更に，上記受光素子からの電気的出
力ゲインを切り換える第２のゲイン切替え回路を具備し
てなる情報読取装置である。光学的情報源としては，バ
ーコードの他，種々のマーク，線，記号，目印等を含
む。
【０００６】
【作用】第１の発明によれば，光源から光学的情報源に
光線が照射され，光学的情報源から反射される光線が可
視光線であるときには，第１の遮光体を光路から取り外
して可視光線を受光素子へ導き，光学的情報源に書き込
まれた情報を読み取る。一方，光学的情報源から反射又
は励起される光線が非可視光線であるときには，第１の
遮光体を光路に取り付けて非可視光線を受光素子へ導
き，光学的情報源に書き込まれた情報を読み取る。第１
の取り付け機構により第１の遮光体を情報読取装置の本
体に着脱自在に取り付けることができる。また，第１の
遮光体駆動手段により第１の遮光体を光路に対して自動
的に挿入・抜取することができる。また，受光素子に入
射する光線の種類により受光素子の電気的出力ゲインが
変化するときには，第１のゲイン切替え回路により受光
素子の電気的出力ゲインを切り換えることができる。ま
た第２の発明によれば，光源から光学的情報源に光線が
照射され，光学的情報源から反射される光線が可視光線
であるときには，第２の遮光体でいずれか一方の光路を
遮光して，可視光線を受光素子へ導き，光学的情報源に
書き込まれた情報を読み取る。一方，光学的情報源から
反射又は励起される光線が非可視光線であるときには，
第２の遮光体で他方の光路を遮光し，遮光体で可視光線
を遮光して，非可視光線を受光素子へ導き，光学的情報
源に書き込まれた情報を読み取る。第２の取り付け機構
により第２の遮光体を情報読取装置の本体に着脱自在に
取り付けることができる。また更に，第２の遮光体駆動
手段により第２の遮光体を光路に対して自動的に挿入・
抜取することができる。また，受光素子に入射する光線
の種類により受光素子の電気的出力ゲインが変化すると
きには，第２のゲイン切替え回路により受光素子の電気
的出力ゲインを切り換えることができる。
光線が照射され，光学的情報源から反射される光線が可
視光線であるときには，第１の遮光体を光路から取り外
して可視光線を受光素子へ導き，光学的情報源に書き込
まれた情報を読み取る。一方，光学的情報源から反射又
は励起される光線が非可視光線であるときには，第１の
遮光体を光路に取り付けて非可視光線を受光素子へ導
き，光学的情報源に書き込まれた情報を読み取る。第１
の取り付け機構により第１の遮光体を情報読取装置の本
体に着脱自在に取り付けることができる。また，第１の
遮光体駆動手段により第１の遮光体を光路に対して自動
的に挿入・抜取することができる。また，受光素子に入
射する光線の種類により受光素子の電気的出力ゲインが
変化するときには，第１のゲイン切替え回路により受光
素子の電気的出力ゲインを切り換えることができる。ま
た第２の発明によれば，光源から光学的情報源に光線が
照射され，光学的情報源から反射される光線が可視光線
であるときには，第２の遮光体でいずれか一方の光路を
遮光して，可視光線を受光素子へ導き，光学的情報源に
書き込まれた情報を読み取る。一方，光学的情報源から
反射又は励起される光線が非可視光線であるときには，
第２の遮光体で他方の光路を遮光し，遮光体で可視光線
を遮光して，非可視光線を受光素子へ導き，光学的情報
源に書き込まれた情報を読み取る。第２の取り付け機構
により第２の遮光体を情報読取装置の本体に着脱自在に
取り付けることができる。また更に，第２の遮光体駆動
手段により第２の遮光体を光路に対して自動的に挿入・
抜取することができる。また，受光素子に入射する光線
の種類により受光素子の電気的出力ゲインが変化すると
きには，第２のゲイン切替え回路により受光素子の電気
的出力ゲインを切り換えることができる。
【０００７】
【実施例】以下，添付図面を参照して本発明を具体化し
た実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，以
下の実施例は，本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に，図１は本発明の第１実施例に係る情報読取装置の縦
断面図，図２はＣＣＤイメージセンサの光波長−相対感
度特性を示すグラフ，図３は本発明の第２実施例に係る
情報読取装置の縦断面図である。まず，本発明の第１実
施例に係る情報読取装置を説明すると，図１に示すよう
に，箱型の本体１には開口４が形成されており，該開口
４から白黒印刷の通常型バーコード２（光学的情報源）
又は不可視な赤外線蛍光体を使用したステルス型バーコ
ード３（光学的情報源）からの反射光又は励起光が上記
本体１内に入射する。上記ステルス型バーコード３に赤
外線が照射されると，赤外線蛍光体からなるステルス型
バーコード３は励起発光現象を起こして，人間には不可
視な波長の赤外線の励起光が発生する。このステルス型
バーコード３からの励起光は，人間には不可視である
が，ＣＣＤイメージセンサ等の光学センサ３０には検出
し得る。上記開口４には，ねじ部５（第１の取り付け機
構）が形成されており，該ねじ部５には可視光線を遮光
すると共に，赤外線を透過させる赤外線透過フィルタ１
０（第１の遮光体）が着脱自在に設けられている。上記
本体１には，バーコード２又は３に赤外線を出射するＬ
ＥＤ６（光源）が備えられている。このＬＥＤ（光源）
６は読取り特性を上げるため交換容易な構造とされる。
上記本体１内には，レンズ１１，一次元ＣＣＤイメージ
センサ３０（受光素子）が設けられており，上記バーコ
ード２又は３からの反射光又は励起光を一次元ＣＣＤイ
メージセンサ３０（以下，イメージセンサと称する）に
導くようになっている。
た実施例につき説明し，本発明の理解に供する。尚，以
下の実施例は，本発明を具体化した一例であって，本発
明の技術的範囲を限定する性格のものではない。ここ
に，図１は本発明の第１実施例に係る情報読取装置の縦
断面図，図２はＣＣＤイメージセンサの光波長−相対感
度特性を示すグラフ，図３は本発明の第２実施例に係る
情報読取装置の縦断面図である。まず，本発明の第１実
施例に係る情報読取装置を説明すると，図１に示すよう
に，箱型の本体１には開口４が形成されており，該開口
４から白黒印刷の通常型バーコード２（光学的情報源）
又は不可視な赤外線蛍光体を使用したステルス型バーコ
ード３（光学的情報源）からの反射光又は励起光が上記
本体１内に入射する。上記ステルス型バーコード３に赤
外線が照射されると，赤外線蛍光体からなるステルス型
バーコード３は励起発光現象を起こして，人間には不可
視な波長の赤外線の励起光が発生する。このステルス型
バーコード３からの励起光は，人間には不可視である
が，ＣＣＤイメージセンサ等の光学センサ３０には検出
し得る。上記開口４には，ねじ部５（第１の取り付け機
構）が形成されており，該ねじ部５には可視光線を遮光
すると共に，赤外線を透過させる赤外線透過フィルタ１
０（第１の遮光体）が着脱自在に設けられている。上記
本体１には，バーコード２又は３に赤外線を出射するＬ
ＥＤ６（光源）が備えられている。このＬＥＤ（光源）
６は読取り特性を上げるため交換容易な構造とされる。
上記本体１内には，レンズ１１，一次元ＣＣＤイメージ
センサ３０（受光素子）が設けられており，上記バーコ
ード２又は３からの反射光又は励起光を一次元ＣＣＤイ
メージセンサ３０（以下，イメージセンサと称する）に
導くようになっている。
【０００８】図２に示すように，上記イメージセンサ３
０の入射光の波長Ｌに対する相対感度Ｓの変化は，特性
Ａに示すように波長Ｌが７００ｎｍまでの可視光線に対
して相対感度Ｓが高くなっており，波長Ｌが７００ｎｍ
以上の赤外線に対しては，相対感度Ｓが可視光線の１／
２〜１／４に低下するものの，検出可能な感度を備えて
いる。上記イメージセンサ３０の出力端子には，イメー
ジセンサ３０の電気的出力を受信する受信部４０が接続
されており，該受信部４０には電気的出力ゲインを切り
換えるゲイン切替え回路５０（第１の切替え回路）が内
蔵されている。該ゲイン切替え回路５０は，上記赤外線
透過フィルタ１０が取り付けられているときのイメージ
センサ３０の感度を補正するようになっている。以上の
ような第１実施例の構成では，白黒印刷の通常型バーコ
ード２を読み取るときには，ねじ部５から赤外線透過フ
ィルタ１０を取り外し，上記通常型バーコード２から反
射する可視光を上記イメージセンサ３０へ入射させる。
一方，ステルス型バーコード３を読み取るときには，ね
じ部５に赤外線透過型フィルタ１０を取り付け，該赤外
線透過型フィルタ１０を透過した上記バーコード３から
の励起光をイメージセンサ３０へ導く。このとき，周囲
の外乱光等の可視光成分が赤外線透過型フィルタ１０で
遮光され，ステルス型バーコード３から励起発光現象に
より発光した赤外線のみがイメージセンサ３０に入射
し，上記バーコード３に書き込まれた情報が読み取られ
る。このように図１に示す情報読取装置では，赤外線透
過型フィルタ１０をねじ部５に着脱操作するだけで通常
型バーコード２に記入された情報とステルス型バーコー
ド３に記入された情報の双方を読み取ることができる。
０の入射光の波長Ｌに対する相対感度Ｓの変化は，特性
Ａに示すように波長Ｌが７００ｎｍまでの可視光線に対
して相対感度Ｓが高くなっており，波長Ｌが７００ｎｍ
以上の赤外線に対しては，相対感度Ｓが可視光線の１／
２〜１／４に低下するものの，検出可能な感度を備えて
いる。上記イメージセンサ３０の出力端子には，イメー
ジセンサ３０の電気的出力を受信する受信部４０が接続
されており，該受信部４０には電気的出力ゲインを切り
換えるゲイン切替え回路５０（第１の切替え回路）が内
蔵されている。該ゲイン切替え回路５０は，上記赤外線
透過フィルタ１０が取り付けられているときのイメージ
センサ３０の感度を補正するようになっている。以上の
ような第１実施例の構成では，白黒印刷の通常型バーコ
ード２を読み取るときには，ねじ部５から赤外線透過フ
ィルタ１０を取り外し，上記通常型バーコード２から反
射する可視光を上記イメージセンサ３０へ入射させる。
一方，ステルス型バーコード３を読み取るときには，ね
じ部５に赤外線透過型フィルタ１０を取り付け，該赤外
線透過型フィルタ１０を透過した上記バーコード３から
の励起光をイメージセンサ３０へ導く。このとき，周囲
の外乱光等の可視光成分が赤外線透過型フィルタ１０で
遮光され，ステルス型バーコード３から励起発光現象に
より発光した赤外線のみがイメージセンサ３０に入射
し，上記バーコード３に書き込まれた情報が読み取られ
る。このように図１に示す情報読取装置では，赤外線透
過型フィルタ１０をねじ部５に着脱操作するだけで通常
型バーコード２に記入された情報とステルス型バーコー
ド３に記入された情報の双方を読み取ることができる。
【０００９】次に，本発明の第２実施例に係る情報読取
装置を説明する。この第２実施例では，図３に示すよう
に，白黒印刷の通常型バーコード２と不可視なステルス
型バーコード３からの励起光をそれぞれ別の光路を経て
上記イメージセンサ３０へ導くような光学系７０を備え
ている。なお，図３中で上記第１実施例と同一又は相当
部分には図１と同一番号を付している。上記本体１に
は，各バーコード２，３に面した部分に２箇所の開口４
ａ，４ｂが形成されており，各開口４ａ，４ｂを通じて
各バーコード２，３からの反射光（又は励起光）を上記
イメージセンサ３０へ導く光路７１，７２が形成されて
いる。上記通常型バーコード２からの反射光の光路７１
の途中には，ハーフミラー７３が配置されており，ハー
フミラー７３はバーコード２から反射する可視光の全光
量中の５０％に相当する光を透過させるようになってい
る。上記ハーフミラー７３を透過した光は，レンズ１１
でイメージセンサ３０上に集光される。一方，ステルス
型バーコード３からの励起光の光路７２の途中には，全
反射ミラー７４，赤外線透過フィルタ２０（遮光体）が
配置されている。該赤外線透過フィルタ２０は，上記反
射光中の可視光を遮光し，不可視の赤外線のみを透過さ
せる機能を有している。上記バーコード３からの赤外線
は，全反射ミラー７４，赤外線透過フィルタ２０を透過
した後に，上記ハーフミラー７３で全反射して方向転換
し，レンズ１１を経てイメージセンサ３０上に集光され
るようになっている。上記本体１には，各開口４a又は
４bを選択的に覆い隠す遮蔽板６０（第２の遮光体）が
設けられており，該遮蔽板６０は各開口４ａ，４ｂ間に
わたって溝状に形成された取り付け機構６１（第２の取
り付け機構）により左右に摺動自在・着脱自在に取り付
けられ，各開口４ａ，４ｂのいずれかを遮蔽している。
上記遮光板６０で上記光路７１，７２のいずれか一方か
ら入射する光を遮光して，光路７１，７２を選択的に切
り換えるようになっている。いずれかを遮光することで
他方からのノイズ光を遮断する。また光路７２を通る光
は全反射され減衰しないが，光路７１を通る光はハーフ
ミラー７３で減衰するので，結果的にイメージセンサ３
０にたどりつく光の光量は光路７１，７２でほぼ等し
く，ゲイン調整不要となる。
装置を説明する。この第２実施例では，図３に示すよう
に，白黒印刷の通常型バーコード２と不可視なステルス
型バーコード３からの励起光をそれぞれ別の光路を経て
上記イメージセンサ３０へ導くような光学系７０を備え
ている。なお，図３中で上記第１実施例と同一又は相当
部分には図１と同一番号を付している。上記本体１に
は，各バーコード２，３に面した部分に２箇所の開口４
ａ，４ｂが形成されており，各開口４ａ，４ｂを通じて
各バーコード２，３からの反射光（又は励起光）を上記
イメージセンサ３０へ導く光路７１，７２が形成されて
いる。上記通常型バーコード２からの反射光の光路７１
の途中には，ハーフミラー７３が配置されており，ハー
フミラー７３はバーコード２から反射する可視光の全光
量中の５０％に相当する光を透過させるようになってい
る。上記ハーフミラー７３を透過した光は，レンズ１１
でイメージセンサ３０上に集光される。一方，ステルス
型バーコード３からの励起光の光路７２の途中には，全
反射ミラー７４，赤外線透過フィルタ２０（遮光体）が
配置されている。該赤外線透過フィルタ２０は，上記反
射光中の可視光を遮光し，不可視の赤外線のみを透過さ
せる機能を有している。上記バーコード３からの赤外線
は，全反射ミラー７４，赤外線透過フィルタ２０を透過
した後に，上記ハーフミラー７３で全反射して方向転換
し，レンズ１１を経てイメージセンサ３０上に集光され
るようになっている。上記本体１には，各開口４a又は
４bを選択的に覆い隠す遮蔽板６０（第２の遮光体）が
設けられており，該遮蔽板６０は各開口４ａ，４ｂ間に
わたって溝状に形成された取り付け機構６１（第２の取
り付け機構）により左右に摺動自在・着脱自在に取り付
けられ，各開口４ａ，４ｂのいずれかを遮蔽している。
上記遮光板６０で上記光路７１，７２のいずれか一方か
ら入射する光を遮光して，光路７１，７２を選択的に切
り換えるようになっている。いずれかを遮光することで
他方からのノイズ光を遮断する。また光路７２を通る光
は全反射され減衰しないが，光路７１を通る光はハーフ
ミラー７３で減衰するので，結果的にイメージセンサ３
０にたどりつく光の光量は光路７１，７２でほぼ等し
く，ゲイン調整不要となる。
【００１０】上記イメージセンサ３０の出力端子には，
イメージセンサ３０の電気的出力を受信する受信部４１
が接続されている。該受信部４１には必要に応じて電気
的出力ゲインを切り換えるゲイン切替え回路５１（第２
の切替え回路）を内蔵させてもよい。該ゲイン切替え回
路５１は，上記光路７２が選択されて赤外線透過フィル
タ２０を透過した赤外線が入射しているときのイメージ
センサ３０の感度を補正する。このような第２実施例の
構成では，遮蔽板６０を移動させて開口４ａ，４ｂのい
ずれか一方を遮蔽し光路７１，７２のいずれかを選択し
て，上記通常型バーコード２から反射する可視光をイメ
ージセンサ３０で検出する状態と，上記ステルス型バー
コード３からの励起光を検出する状態とに切り換えられ
る。なお，本発明は以上の両実施例に限定されず，種々
変形可能である。上記第１及び第２両実施例において，
上記赤外線透過フィルタ１０，２０の位置を移動させる
電磁ソレノイドやモータ（第１又は第２の遮光体駆動手
段）を設けて，赤外線透過フィルタ１０，２０の光路に
対する挿入・抜取を自動的に行うこともできる。また，
上記両実施例において，上記ＣＣＤイメージセンサ３０
として一次元のイメージセンサに限らず，二次元のイメ
ージセンサを使用することもできる。このような電磁ソ
レノイドやモータは前記ゲイン切替え回路５０，５１の
ゲイン切替えに連動して作動するようにしてもよい。さ
らに，ＣＣＤイメージセンサ３０は，図２の特性Ａに示
すような特性のものに限らず，特性Ｂに示すように，赤
外線領域で相対感度が高くなるようなものを使用するこ
ともできる。これによりゲイン切替え回路５０を省略す
ることも可能となる。
イメージセンサ３０の電気的出力を受信する受信部４１
が接続されている。該受信部４１には必要に応じて電気
的出力ゲインを切り換えるゲイン切替え回路５１（第２
の切替え回路）を内蔵させてもよい。該ゲイン切替え回
路５１は，上記光路７２が選択されて赤外線透過フィル
タ２０を透過した赤外線が入射しているときのイメージ
センサ３０の感度を補正する。このような第２実施例の
構成では，遮蔽板６０を移動させて開口４ａ，４ｂのい
ずれか一方を遮蔽し光路７１，７２のいずれかを選択し
て，上記通常型バーコード２から反射する可視光をイメ
ージセンサ３０で検出する状態と，上記ステルス型バー
コード３からの励起光を検出する状態とに切り換えられ
る。なお，本発明は以上の両実施例に限定されず，種々
変形可能である。上記第１及び第２両実施例において，
上記赤外線透過フィルタ１０，２０の位置を移動させる
電磁ソレノイドやモータ（第１又は第２の遮光体駆動手
段）を設けて，赤外線透過フィルタ１０，２０の光路に
対する挿入・抜取を自動的に行うこともできる。また，
上記両実施例において，上記ＣＣＤイメージセンサ３０
として一次元のイメージセンサに限らず，二次元のイメ
ージセンサを使用することもできる。このような電磁ソ
レノイドやモータは前記ゲイン切替え回路５０，５１の
ゲイン切替えに連動して作動するようにしてもよい。さ
らに，ＣＣＤイメージセンサ３０は，図２の特性Ａに示
すような特性のものに限らず，特性Ｂに示すように，赤
外線領域で相対感度が高くなるようなものを使用するこ
ともできる。これによりゲイン切替え回路５０を省略す
ることも可能となる。
【００１１】
【発明の効果】本発明にかかる情報読取装置は，上記し
たように構成されているため，光学的情報源から反射又
は励起される光線が，可視光又は非可視光のいずれの場
合でも，受光素子により光学的情報源から反射又は励起
される光線を検出して，単一の情報読取装置で光学的情
報源の情報を読み取ることができる。
たように構成されているため，光学的情報源から反射又
は励起される光線が，可視光又は非可視光のいずれの場
合でも，受光素子により光学的情報源から反射又は励起
される光線を検出して，単一の情報読取装置で光学的情
報源の情報を読み取ることができる。
【図１】 本発明の第１実施例にかかる情報読取装置の
縦断面図。
縦断面図。
【図２】 ＣＣＤイメージセンサの波長−相対感度を表
すグラフ。
すグラフ。
【図３】 本発明の第２実施例にかかる情報読取装置の
縦断面図。
縦断面図。
１…本体 ２…通常型バーコード（光学的情報源） ３…ステルス型バーコード（光学的情報源） ５…ねじ部（第１の取り付け機構） ６…ＬＥＤ（光源） １０…赤外線透過フィルタ（第１の遮光体） ２０…赤外線透過フィルタ（遮光体） ３０…ＣＣＤイメージセンサ（受光素子） ４０…受信部 ５０…ゲイン切替え回路（第１の切替え回路） ５１…ゲイン切替え回路（第２の切替え回路） ６０…遮光板（第２の遮光体） ６１…取り付け機構（第２の取り付け機構）
Claims (8)
- 【請求項１】 光学的情報源に光線を照射する光源と，
上記光源から照射された後，上記光学的情報源から反射
又は励起発光された光線を受光する受光素子と，上記光
学的情報源から上記受光素子までの間の光路に対して着
脱自在に取り付けられ，可視光線を遮光する第１の遮光
体とを具備してなる情報読取装置。 - 【請求項２】 上記第１の遮光体を該情報読取装置の本
体に着脱自在に取り付ける第１の取り付け機構を具備し
てなる請求項１記載の情報読取装置。 - 【請求項３】 上記第１の遮光体の上記光路に対する挿
入・抜取を自動的に行う第１の遮光体駆動手段を具備し
てなる請求項１記載の情報読取装置。 - 【請求項４】 上記受光素子からの電気的出力ゲインを
切り換える第１のゲイン切替え回路を具備してなる情報
読取装置。 - 【請求項５】 光学的情報源に光線を照射する光源と，
上記光源から照射された後，上記光学的情報源から反射
又は励起発光された光線を受光する受光素子と，上記光
学的情報源から反射された光線をそれぞれ別の光路を通
じて上記受光素子へ案内する光学系と，上記いずれかの
光路に設けられ，可視光線を遮光する遮光体と，上記い
ずれかの光路を選択的に遮光する第２の遮光体とを具備
してなる情報読取装置。 - 【請求項６】 上記第２の遮光体を該情報読取装置の本
体に着脱自在に取り付ける第２の取り付け機構を具備し
てなる請求項５記載の情報読取装置。 - 【請求項７】 上記第２の遮光体の上記光路に対する挿
入・抜取を自動的に行う第２の遮光体駆動手段を具備し
てなる請求項５記載の情報読取装置。 - 【請求項８】 上記受光素子からの電気的出力ゲインを
切り換える第２のゲイン切替え回路を具備してなる情報
読取装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190395A JPH0855177A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 情報読取装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190395A JPH0855177A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 情報読取装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0855177A true JPH0855177A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16257448
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6190395A Pending JPH0855177A (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | 情報読取装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0855177A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011088590A1 (en) * | 2010-01-21 | 2011-07-28 | Metrologic Instruments, Inc. | Indicia reading terminal including optical filter |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP6190395A patent/JPH0855177A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2011088590A1 (en) * | 2010-01-21 | 2011-07-28 | Metrologic Instruments, Inc. | Indicia reading terminal including optical filter |
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