JPH0855072A - ネットワークシステムとデータ処理システムとデータ蓄積方法 - Google Patents

ネットワークシステムとデータ処理システムとデータ蓄積方法

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JPH0855072A
JPH0855072A JP6190803A JP19080394A JPH0855072A JP H0855072 A JPH0855072 A JP H0855072A JP 6190803 A JP6190803 A JP 6190803A JP 19080394 A JP19080394 A JP 19080394A JP H0855072 A JPH0855072 A JP H0855072A
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JP6190803A
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English (en)
Inventor
Nobuaki Tanaka
中 伸 明 田
Tsutomu Hata
務 秦
Puradeiipu Shinha
プラディープ シンハ
Hiroki Shinohara
原 弘 樹 篠
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 スイッチング装置の異なったポート上に複数
のキャッシュ装置を備えることで、複数の入力装置から
の大量のデータ入力をより短時間で処理する。 【構成】 スイッチング装置101の異なったポート
に、キャッシュ装置105a〜c、入力分配装置10
3、データ蓄積装置104、データ入力装置106a〜
dをネットワークを介して接続する。入力分配装置10
3が、データ入力装置からのデータ入力を負荷の低いキ
ャッシュ装置に分配し、スイッチング装置101がデー
タ入力装置とキャッシュ装置の接続されているネットワ
ークを接続するため、データ入力時に各ネットワークを
1つのデータ入力のために占有できるのでスループット
が向上し、より短時間でデータ入力を処理できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ネットワーク上でデー
タ処理を行なうネットワークシステム、およびデータ処
理システム、およびデータ蓄積方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】近年、図面、文書などの大量のデータを
扱うネットワークシステムは、工場での図面管理、オフ
ィスでの書類管理などに広く利用されるようになってき
た。このようなネットワークシステムは、例えば、特開
昭62−98463号公報に記載された構成が一般的に
知られている。以下、図16を参照して、従来のネット
ワークシステムについて説明する。
【0003】図16は従来のネットワークシステムの構
成を示すブロック図である。図16において、1601
はネットワーク、1602はデータ格納装置、1603
はデータベース、1604はキャッシュ装置、1605
はデータ蓄積装置、1606a、b、cはデータ入力装
置、1607a、b、cはデータ出力装置である。
【0004】以上のような構成において、まずデータ入
力装置1606aは、データを読み込み、読み込んだデ
ータに対するキーワードの入力をユーザから受け付け
る。次にデータ入力装置1606aは、データとキーワ
ードを対にして、データ格納装置1602に送信する。
データ格納装置1602は、データとキーワードの対を
受け取ると、データをキャッシュ装置1604に書き込
み、そのデータがデータ蓄積装置1605内で格納され
る位置の位置情報を得る。次にデータ格納装置1602
は、得られた位置情報と、キーワードを対にして、デー
タベース1603に格納する。キャッシュ装置1604
は、入出力の行なわれていない時間に、格納しているデ
ータをデータ蓄積装置1605に転送する。次に、デー
タ出力装置1607aは、ユーザからキーワードを入力
され、データ格納装置1602に対してキーワードを送
信する。データ格納装置1602は、受信したキーワー
ドをキーにしてデータベース1603を検索し、データ
の位置情報を獲得する。次にデータ格納装置1602
は、得られたデータの位置情報をキャッシュ装置160
4に渡し、データの読み出しを依頼する。次にキャッシ
ュ装置1604は、指定されたデータがキャッシュ装置
1604内にある場合にはそのデータをデータ格納装置
1602に返し、なければデータ蓄積装置1605から
読み出し、データ格納装置1602に返す。次にデータ
格納装置1602は、得られたデータをデータ出力装置
1607aに返信し、データ出力装置1607aは、得
られたデータを出力する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来のネットワークシステムの構成では、第1の問題と
して、ネットワークが単一の回線しか持たず、かつキャ
ッシュ装置も1つしかないので、複数のデータ入力装置
が大量のデータを同時に格納しようとするとネットワー
クの負荷が高くなり、データ転送の速度が遅くなり、デ
ータ入力に多大な時間を要し、また、そのようなときに
データ出力装置がデータ出力を要求しても、データ出力
に多大な時間を要するという問題を有していた。
【0006】また、第2の問題として、データベースと
データ蓄積装置が同一の装置上にあり、1つのネットワ
ークにつながっているため、データベースへの格納要
求、検索要求とデータ蓄積装置へのデータの書き込み要
求、読み出し要求が同時に複数発生した場合に、ネット
ワークおよびネットワークとデータ格納装置間のデータ
転送の負荷が高くなり、データ入力に多大な時間を要
し、また、そのようなときにデータ出力装置がデータ出
力を要求しても、データ出力に多大な時間を要するとい
う問題を有していた。
【0007】また、第3の問題として、ネットワークが
単一の回線しか持たず、かつキャッシュ装置も1つしか
ないので、複数のデータ出力装置が大量のデータを同時
に読み出そうとするとネットワークの負荷が高くなり、
データ転送の速度が遅くなり、データ出力に多大な時間
を要するという問題を有していた。
【0008】また、第4の問題として、入力されたデー
タの内容と蓄積されたデータの内容が同じものしか扱え
ず、データに処理を加えるためには、データ処理のため
の時間が入力のための時間以外にも必要になるという問
題を有していた。
【0009】また、第5の問題として、データ蓄積装置
が、複数の光ディスクを格納するオートチェンジャ付き
の光ディスクドライブのような複数の記憶用媒体を有
し、同時には1つの記憶媒体しかアクセスできないデー
タ蓄積装置あるいはその集合であって、アクセスできる
記憶用媒体の変更に、磁気ディスクのシークなどと比較
して多大な時間がかかるような場合に、データ蓄積装置
へのデータの書き込み中に、その時点で書き込んでいる
記憶用媒体以外の記憶用媒体上にあるデータの読み出し
を行なおうとしても、データの書き込みの終了を待って
から、アクセス可能な記憶用媒体を変更し、データの読
み出しを行なわなければならないので、読み出し要求に
対する応答時間が長くなってしまうという問題を有して
いた。
【0010】本発明は、上記従来の第1の問題を解決す
るもので、複数のデータ入力装置から大量のデータ入力
があったときにも、より短時間でデータ入力およびデー
タ出力を行なえるネットワークシステムを提供すること
を目的とする。
【0011】また本発明は、上記従来の第2の問題を解
決するもので、複数のデータ入力装置およびデータ出力
装置から大量のデータ入力要求、データ出力要求、デー
タベース検索要求、データベース格納要求があったとき
にも、より短時間でデータ入力、データ出力、データベ
ース検索、データベース格納を行なえるネットワークシ
ステムを提供することを目的とする。
【0012】また本発明は、上記従来の第3の問題を解
決するもので、複数のデータ出力装置から大量のデータ
出力要求があったときにも、より短時間でデータ出力を
行なえるネットワークシステムを提供することを目的と
する。
【0013】また本発明は、上記従来の第4の問題を解
決するもので、入力のための時間を増加させることな
く、データに処理を加えることを可能とするデータ処理
システムを提供することを目的とする。
【0014】また本発明は、上記従来の第5の問題を解
決するもので、データ蓄積装置へのデータの書き込み中
にデータ読み出しの要求があったときにも、より短時間
でデータの読み出しを行なえるデータ蓄積方法を提供す
ることを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明のネットワークシステムは、複数のポートを
有するスイッチング装置と、このスイッチング装置の複
数のポートにそれぞれ接続された複数のネットワーク
と、これら複数のネットワークのそれぞれ異なるネット
ワーク上に接続された入力分配装置と1つ以上のデータ
蓄積装置と1つ以上のキャッシュ装置とを備えた第1の
構成を有している。
【0016】また、本発明のネットワークシステムは、
複数のポートを有するスイッチング装置と、このスイッ
チング装置の複数のポートにそれぞれ接続された複数の
ネットワークと、これら複数のネットワークのそれぞれ
異なるネットワーク上に接続されたデータベースと1つ
以上のデータ蓄積装置と1つ以上のデータ入力装置と1
つ以上のデータ出力装置とを備えた第2の構成を有して
いる。
【0017】また、本発明のネットワークシステムは、
複数のポートを有するスイッチング装置と、このスイッ
チング装置の複数のポートにそれぞれ接続された複数の
ネットワークと、これら複数のネットワークのそれぞれ
異なるネットワーク上に接続された読み出しキャッシュ
分配装置と1つ以上のデータ蓄積装置と複数の読み出し
キャッシュ装置と複数のデータ出力装置とを備えた第3
の構成を有している。
【0018】また、本発明のデータ処理システムは、ネ
ットワークを介して接続された1つ以上のデータ処理装
置と1つ以上のキャッシュ装置と1つ以上のデータ入力
装置とを有し、各キャッシュ装置内にデータに処理を加
えるキャッシュデータ処理装置を備えた第4の構成を有
している。
【0019】また、本発明のデータ蓄積方法は、ネット
ワークを介して接続された1つ以上のデータ蓄積装置と
1つ以上のキャッシュ装置と1つ以上のデータ入力装置
と1つ以上のデータ出力装置とを有し、データ蓄積装置
が、複数の記憶用媒体と、同時には1つの記憶用媒体の
みしかデータの読み書きができない読み書き装置を持つ
データ蓄積装置またはその集合であるデータ蓄積システ
ムにおいて、データ蓄積装置がデータ入力装置からの書
き込みを受け付けている最中に、アクセス装置が書き込
み中の記憶用媒体以外の記憶用媒体中のデータに対する
読み出し要求がデータ出力装置からあった場合に、その
読み出し要求以降にデータ入力装置が書き込み要求を出
したデータはキャッシュ装置に格納し、アクセス装置を
読み出し要求のあったデータの存在する記憶用媒体を読
める状態に変更してデータの読み出しを行ない、読み出
し要求の処理後に、キャッシュ装置に書き込まれたデー
タをデータ蓄積装置に転送し、データ蓄積装置がキャッ
シュ装置からの書き込みを受け付けている最中に、アク
セス装置が書き込み中の記憶用媒体以外の記憶用媒体中
のデータに対する読み出し要求がデータ出力装置からあ
った場合に、キャッシュ装置からのデータ転送を止め、
アクセス装置を読み出し要求のあったデータの存在する
記憶用媒体を読める状態に変更し、データの読み出しを
行ない、読み出し要求の処理後に、キャッシュ装置から
のデータ転送を再開するという第5の構成を有してい
る。
【0020】
【作用】上記第1の構成によって、複数のデータ入力装
置からデータ入力があった場合にも、データ入力を入力
分配装置によってキャッシュ装置およびデータ蓄積装置
に分配し、スイッチング装置によってデータ入力装置の
属するネットワークとキャッシュ装置およびデータ蓄積
装置の属するネットワークを連結することによって、デ
ータ入力の負荷を複数のネットワーク、キャッシュ装置
およびデータ蓄積装置に分散させることができ、より短
時間でデータ入力およびデータ出力を行なうことができ
る。
【0021】また、上記第2の構成によって、複数のデ
ータ入力装置およびデータ出力装置から大量のデータ入
力要求、データ出力要求、データベース検索要求、デー
タベース格納要求があったときにも、データベースとデ
ータ蓄積装置が別のネットワーク上にあり、またネット
ワーク間の連結をスイッチング装置が行なうので、デー
タ入力、データ出力、データベース検索、データベース
格納の負荷を別々のネットワークに分散させることがで
き、より短時間でデータ入力、データ出力、データベー
ス検索、データベース格納を行なえるネットワークシス
テムを提供することを目的とする。
【0022】また、上記第3の構成によって、データの
読み出しがあった際にデータを読み出しキャッシュ分配
装置によって読み出しキャッシュ装置およびデータ蓄積
装置に分配し、複数のデータ出力装置から同時にデータ
出力要求があった場合にも、読み出しキャッシュ分配装
置により、データの読み出しに最適な読み出しキャッシ
ュ装置またはデータ蓄積装置を知り、スイッチング装置
によってデータ出力装置の属するネットワークとキャッ
シュ装置またはデータ蓄積装置の属するネットワークを
連結することによって、データ読み出しの負荷を複数の
ネットワーク、キャッシュ装置およびデータ蓄積装置に
分散させることができ、より短時間でデータ出力を行な
うことができる。
【0023】また、上記第4の構成によって、キャッシ
ュ中にデータが存在する時間で、かつキャッシュ装置が
他の処理を行なっていない時間にデータ処理をを行なう
ことによって、データの入力の際に、データ入力の速度
を低下させずにデータ処理を行ない、処理後のデータを
格納することができる。
【0024】また、上記第5の構成によって、データ蓄
積装置が複数の記憶用媒体を有し、同時には1つの記憶
媒体しかアクセスできないデータ蓄積装置またはその集
合であり、アクセスできる記憶用媒体の変更に、磁気デ
ィスクのシークなどと比較して多大な時間がかかるよう
な装置であったときに、データ蓄積装置がデータ入力装
置からの書き込みを受け付けている最中に、アクセス装
置が書き込み中の記憶用媒体以外の記憶用媒体中のデー
タに対する読み出し要求がデータ出力装置からあった場
合に、その読み出し要求以降にデータ入力装置が書き込
み要求を出したデータはキャッシュに格納し、アクセス
装置を読み出し要求のあったデータの存在する記憶用媒
体を読める状態に変更してデータの読み出しを行ない、
読み出し要求の処理後に、キャッシュ装置に書き込まれ
たデータをデータ蓄積装置に転送し、またデータ蓄積装
置がキャッシュ装置からの書き込みを受け付けている最
中に、アクセス装置が書き込み中の記憶用媒体以外の記
憶用媒体中のデータに対する読み出し要求がデータ出力
装置からあった場合に、キャッシュ装置からのデータ転
送を止め、アクセス装置を読み出し要求のあったデータ
の存在する記憶用媒体を読める状態に変更してデータの
読み出しを行ない、読み出し要求の処理後に、キャッシ
ュ装置からのデータ転送を再開することによって、デー
タ蓄積装置にデータを書き込み中であっても、データの
読み出しを、より短時間で行なうことができる。
【0025】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の実施例について、図面を参
照しながら説明する。図1は本発明の第1の実施例にお
けるネットワークシステムの構成を示すブロック図であ
る。図1において、101はスイッチンング装置、10
2a,b,c,d,e,f,g,h,iはネットワー
ク、103は入力分配装置、104はデータ処理装置と
してのデータ蓄積装置、105a,b,cはキャッシュ
装置、106a,b,c,dはデータ入力装置である。
【0026】以上のように構成されたネットワークシス
テムについて、図2および図3に示すフローチャートを
用いてその動作を説明する。図2はデータ入力装置10
6aからキャッシュ装置105aへのデータの送信が行
なわれる際の手順を示したフローチャートである。ま
ず、データ入力装置106aがデータを読み込む(ステ
ップ201)。次に、データ入力装置106aが入力分
配装置103に入力の開始を通知する(ステップ20
2)。次にスイッチング装置101は、データ入力装置
106aから入力分配装置103への通信が発生したこ
とを、通信パケットのヘッダから検知し、ネットワーク
102iと102aを連結する(ステップ203)。次
に入力分配装置103は、最適なキャッシュ装置の番号
をデータ入力装置に返す(ステップ204)。ここで
は、最適なキャッシュ装置を選ぶ判断基準として、その
時点でいくつのデータ入力装置からのデータを受信して
いるかを入力分配装置103が記憶しており、最も受信
しているデータ入力装置が少ないキャッシュ装置を、最
適のものと選ぶことにする。ここでは、キャッシュ装置
105aが選ばれたものとし、キャッシュ装置には、1
05a,b,cの順に、1、2、3の番号が付られてい
るものとする。したがって、ここでは、入力分配装置1
03は、データ入力装置106aに番号1を返す。次に
データ入力装置106aは得られた番号の付いたキャッ
シュ装置へのデータの送信を開始する(ステップ20
5)。ここで、番号は1が得られているので、キャッシ
ュ装置105aへデータが送信される。次にスイッチン
グ装置101は、データ入力装置106aからキャッシ
ュ装置105aへの通信が発生したことを、通信パケッ
トのヘッダから検知し、ネットワーク102iと102
dを連結する(ステップ206)。次にデータ入力装置
106aは、キャッシュ装置105aへのデータの送信
を終了する(ステップ207)。次にデータ入力装置1
06aは入力分配装置103へデータ入力の終了と使っ
たキャッシュ装置105aの番号を通知する(ステップ
208)。次にスイッチング装置101は、データ入力
装置106aから入力分配装置103への通信が発生し
たことを、通信パケットのヘッダから検知し、ネットワ
ーク102iと102aを連結する(ステップ20
9)。次に、データ入力装置106aは、ステップ20
1へ戻り同じ動作を繰り返す。
【0027】図3はキャッシュ装置105aの動作を示
したフローチャートである。まず、キャッシュ装置10
5aは、データ入力装置106aからデータがキャッシ
ュ装置105aに対して送信されているかどうか調べる
(ステップ301)。ステップ301の結果、送信され
ているときには、データ入力装置106aからのデータ
を受信し、バッファに書き込む(ステップ302)。そ
して、ステップ301に戻る。ステップ301の結果、
送信されていないときには、キャッシュ装置105a中
のデータをデータ蓄積装置104へ転送する(ステップ
303)。次にスイッチング装置101は、キャッシュ
装置105aからデータ蓄積装置104への通信が発生
したことを通信パケットのヘッダから検知し、ネットワ
ーク102dと102eを連結する(ステップ30
4)。
【0028】次に、再び図1を参照して複数のデータ入
力装置から同時にデータ入力要求が発行された場合の動
作について説明する。上記の動作説明では、1つのデー
タ入力装置から1つのキャッシュ装置にデータが転送さ
れる場合のみを述べたが、ここでは複数のデータ入力が
同時に発生する状況を考える。たとえば、データ入力装
置106a,106b,106cが順にデータ入力を開
始したとする。このとき、入力分配装置103は、使用
しているデータ入力装置の少ないキャッシュ装置から順
番に使っていくので、たとえば、データ入力装置106
aはキャッシュ装置105aに、データ入力装置106
bはキャッシュ装置105bに、データ入力装置106
cはキャッシュ装置105cに割り当てられる。このと
き、スイッチング装置101は、ネットワーク102i
と102dを、ネットワーク102hと102cを、ネ
ットワーク102gと102bを直接連結する。ここ
で、各ネットワークとして、10Mb/sのイーサネッ
トを用いた場合を考えてみる。従来例では、1本のイー
サネットを用いていたため、データの転送速度が、最高
でもそれぞれ3.3Mb/sまでしか得られない。ま
た、キャッシュ装置への書き込みも1つのキャッシュ装
置への書き込みになり、性能は通常に利用する場合の1
/3となり、十分な速度が得られない。これに対し、本
発明のネットワークシステムでは、1つのデータ入力装
置に対して1つのキャッシュ装置が割り当てられるた
め、キャッシュ装置のスピードは、データ入力装置が1
つしか動作していないときと同等の性能が得られる。ま
た、ネットワークも、10Mb/sのものがスイッチン
グ装置を介してもう1つの10Mb/sのネットワーク
に連結されており、10Mb/sの転送速度をすべて、
1つのデータ入力装置のデータ転送のために使うことが
できる。そのため、全体としては、複数のデータ入力装
置が同時にデータ入力を行なっても、1つのデータ入力
装置のみがデータ入力を行なっていないときと同等の性
能が得られる。
【0029】また、従来例において、データ蓄積装置の
データ書き込みの速度が十分である場合には、データ蓄
積装置を複数設置して、それらのデータ蓄積装置へデー
タ入力を分散させることも可能であるが、データ蓄積装
置が高価である場合、例えば、オートチェンジャ付きの
光ディスクドライブである場合などは、価格的に複数台
の設置が困難な場合がある。これに対し、本発明のネッ
トワークシステムは、データ蓄積装置より安価なキャッ
シュ装置を複数用いることによって、データ入力の高速
化を安価に実現できるという特徴がある。
【0030】なお、上記の3つのデータ入力装置106
a,106b,106cからのデータ入力の場合には、
それぞれの入力に対して1つのキャッシュ装置105
a,105b,105cを割り振ることができたが、4
つ以上のデータ入力装置から同時にデータ入力があった
場合にも、入力分配装置103が、1つのキャッシュ装
置に2つ以上のデータ入力を割り振り、多重化すること
によって、多少の速度低下は生じるものの、同様に高速
化を図ることができる。
【0031】また、本実施例では、データ出力装置を図
中に示さなかったが、データ出力装置を設け、データ蓄
積装置104からのデータの読み出しとデータの出力を
行なう際にも、ネットワークの負荷がスイッチング装置
101によって分散されているため、データ蓄積装置1
04からの読み出しを高速化することができる。
【0032】また、データの読み出しも考慮した場合に
は、キャッシュ装置105a〜105cに一度入れたデ
ータは、そのキャッシュ装置の容量が許す限りキャッシ
ュ装置中に保持し、読み出し要求に対しては、データ蓄
積装置104を介さずにキャッシュ装置から読み出す方
式にして、読み出し速度の向上を図ることができるの
は、通常のキャッシュ装置と同様である。
【0033】また、本実施例では、キャッシュ装置10
5a〜105cのみに入力を割り振るシステムについて
説明したが、キャッシュ装置がすべてデータ入力を受け
付けている場合、あるいはキャッシュ装置あたりのデー
タ入力の数が多過ぎる場合には、データ蓄積装置104
にもデータ入力を割り振るシステムも考えられ、同時に
行なわれるデータ入力の数が多い場合には、この方式が
有効になる。また、キャッシュ装置が1つしかない場合
には、1つのキャッシュ装置に対してデータ入力の数が
多くなる可能性が高いので、この方式が有効になる。
【0034】以上、本実施例によれば、複数のポートを
有するスイッチング装置101と、このスイッチング装
置101の複数のポートにそれぞれ接続された複数のネ
ットワーク102a〜102iと、複数のネットワーク
102a〜102iのそれぞれ異なるネットワーク上に
接続された入力分配装置103と1つ以上のデータ蓄積
装置104と1つ以上のキャッシュ装置105a〜10
5cと複数のデータ入力装置106a〜106cとを設
けることにより、複数のデータ入力装置106a〜10
6dからデータ入力があった場合にも、データ入力を入
力分配装置103によってキャッシュ装置105a〜1
05cおよびデータ蓄積装置104に分配し、スイッチ
ング装置101によってデータ入力装置106a〜10
6dのネットワークとキャッシュ装置105a〜105
cおよびデータ蓄積装置104の属するネットワークを
連結することによって、データ入力の負荷を複数のネッ
トワーク、キャッシュ装置およびデータ蓄積装置に分散
させることができ、より短時間でデータ入力、およびデ
ータ出力を行なうことができる。
【0035】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について、図面を参照しながら説明する。図4は本発明
の第2の実施例におけるネットワークシステムの構成を
示すブロック図である。図4において、401はスイッ
チンング装置、402a,b,c,d,e,fはネット
ワーク、403はデータベース、404はデータ蓄積装
置、405a,bはデータ出力装置、406a,bはデ
ータ入力装置である。
【0036】以上のように構成されたネットワークシス
テムについて、図5および図6に示すフローチャートを
用いてその動作を説明する。図5はデータ入力装置40
6aからのデータ入力時のシステムの動作を示したフロ
ーチャートである。まず、データ入力装置406aはデ
ータの読み込みを行なう(ステップ501)。次にデー
タ入力装置406aは、データ蓄積装置404にデータ
を送信する(ステップ502)。次にスイッチング装置
401は、データ入力装置406aが接続されているネ
ットワーク402fのポートと、データ蓄積装置404
が接続されているネットワーク402bのポートとを接
続する(ステップ503)。次にデータ蓄積装置404
は、受信したデータをディスク上に書き込み、そのデー
タの位置情報をデータ入力装置406aに返す(ステッ
プ504)。次にデータ入力装置406aは、ユーザか
らキーワードを入力される(ステップ505)。次にデ
ータ入力装置406aは、データの位置情報とキーワー
ドをデータベース403へ転送し、登録を依頼する(ス
テップ506)。次にスイッチング装置401は、デー
タ入力装置406aが接続されているネットワーク40
2fのポートと、データベース403が接続されている
ネットワーク402aのポートとを接続する(ステップ
507)。次にデータベース403は受け取った情報を
登録する(ステップ508)。
【0037】図6はデータ出力装置405aからのデー
タ出力時のシステムの動作を示したフローチャートであ
る。まず、データ出力装置405aは、キーワードをユ
ーザから入力される(ステップ601)。次にデータ出
力装置405aは、キーワードをデータベースに転送
し、検索を依頼する(ステップ602)。次にスイッチ
ング装置401は、データ出力装置405aが接続され
ているネットワーク402dのポートと、データベース
403が接続されているネットワーク402aのポート
とを接続する(ステップ603)。次にデータベース4
03は,キーワードに合致した情報を取り出し、データ
蓄積装置内404での位置情報をデータ出力装置405
aに返す。次にデータ出力装置405aは,受け取った
位置情報をデータ蓄積装置404へ送信し、読み出しを
依頼する(ステップ605)。次にスイッチング装置4
01は、データ出力装置405aが接続されているネッ
トワーク402dのポートと、データ蓄積装置404が
接続されているネットワーク402bのポートとを接続
する(ステップ606)。次にデータ蓄積装置は404
は、読み出しを依頼されたデータを読み出し、データ出
力装置405aへ送り返す(ステップ607)。次にデ
ータ出力装置405aは、受け取ったデータを出力する
(ステップ608)。
【0038】次に、再び図4を参照して複数のデータ入
力装置およびデータ出力装置から同時にデータ入力要
求、データ出力要求が発行された場合の動作について説
明する。上記の動作説明では、1つのデータ入力装置か
らデータ蓄積装置へのデータ転送とデータベースへの情
報の格納、および1つのデータ出力装置からのデータベ
ースの検索、データ蓄積装置から1つのデータ出力装置
へのデータ転送が行なわれる場合のみを述べたが、ここ
では複数のデータ入力、データ出力、データベースへの
登録、データベースの検索が同時に発生する状況を考え
る。たとえば、データ入力装置406a,bが同時にデ
ータ入力を開始し、データ出力装置405a,bが同時
にデータ出力を開始したとする。このとき、データベー
ス403とデータ蓄積装置404を1つの装置内に有し
ていた従来の構成では、データベースアクセスとデータ
蓄積装置アクセスのための回線が1つしかなく、その回
線の負荷が高くなり、データ転送速度の低下、応答速度
の低下などが発生する。これに対し、本実施例で示した
構成では、データベースアクセスと、データ蓄積装置ア
クセスのために、それぞれ別のネットワークを設けてお
り、かつ、データ入力装置、データ出力装置の設置され
ているネットワークとの間にスイッチング装置を設けて
いるので、データ蓄積装置から、あるいはデータ蓄積装
置へのデータ転送が行なわれている時にも、データベー
スへの格納、検索要求を、ネットワークの帯域幅すべて
を使って行なうことができる。
【0039】したがって、最も性能の差が出る場合とし
てデータ蓄積装置404から、およびデータ蓄積装置4
04へのデータ転送のデータ量と、データベース403
への格納、検索要求のデータ量が等しい場合を考える
と、ネットワークの負荷が非常に高い場合には、従来例
に比較して2倍のスループットが得られる。また、デー
タ蓄積装置404へのデータ転送量が非常に多い場合で
も、データベース403は全く別のネットワークに設置
されているので、データベースアクセスが非常に高速に
行なえるという利点がある。
【0040】以上、本実施例によれば、複数のポートを
有するスイッチング装置401と、このスイッチング装
置401の複数のポートにそれぞれ接続された複数のネ
ットワーク402a〜402fと、複数のネットワーク
402a〜402fのそれぞれ異なるネットワーク上に
接続されたデータベース403と1つ以上のデータ蓄積
装置404と1つ以上のデータ入力装置406a〜40
6bと1つ以上のデータ出力装置405a〜405bと
を設けることにより、複数のデータ入力装置406a,
406bおよびデータ出力装置405a,405bから
大量のデータ入力要求、データ出力要求、データベース
検索要求、データベース格納要求があったときにも、デ
ータベース403とデータ蓄積装置404が別のネット
ワーク402a,402b上にあり、またネットワーク
間の連結をスイッチング装置401が行なうので、デー
タ入力、データ出力、データベース検索、データベース
格納の負荷を別のネットワークに分散させることがで
き、より短時間でデータ入力、データ出力、データベー
ス検索、データベース格納を行なうことができる。
【0041】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について、図面を参照しながら説明する。図7は本発明
の第3の実施例におけるネットワークシステムの構成を
示すブロック図である。図7において、701はスイッ
チンング装置、702a,b,c,d,e,f,g,
h,iはネットワーク、703は読み出しキャッシュ分
配装置、704はデータ蓄積装置、705a,b,cは
読み出しキャッシュ装置、706a,b,c,dはデー
タ出力装置である。
【0042】以上のように構成されたネットワークシス
テムについて、図8に示すフローチャートを用いてその
動作を説明する。図8はデータ出力装置706aがデー
タを読み出す際の手順を示したフローチャートである。
まず、データ出力装置706aがデータの位置情報を読
み出しキャッシュ分配装置に送信する(ステップ80
1)。次にスイッチング装置701は、データ出力装置
706aが接続されているネットワーク702iのポー
トと、読み出しキャッシュ分配装置703が接続されて
いるネットワーク702aのポートとを接続する(ステ
ップ802)。次に読み出しキャッシュ分配装置703
は、読み出しキャッシュ装置703の中にデータがすで
に存在するか否かを調べる(ステップ803)。次にキ
ャッシュ分配装置703は、ステップ803の結果を判
断し、すでにデータがキャッシュ中にある場合には、ス
テップ805へ、ない場合にはステップ810へ進む
(ステップ804)。
【0043】データがキャッシュ中にある場合には、デ
ータの存在する読み出しキャッシュ装置の番号をデータ
出力装置707aに返す(ステップ805)。ここで
は、それぞれの読み出しキャッシュ装置には、705
a,b,cの順に1からの通し番号が付られているもの
とし、また要求するデータは、読み出しキャッシュ70
5aに格納されており、読み出しキャッシュ分配装置7
03が返す番号は1であるものとする。次にデータ出力
装置806は、データの読み出し要求を、与えられた番
号の読み出しキャッシュに対して送信する(ステップ8
06)。次にスイッチング装置701は、データ出力装
置706aが接続されているネットワーク702iのポ
ートと、読み出しキャッシュ装置705aが接続されて
いるネットワーク702dのポートとを接続する(ステ
ップ807)。次に読み出しキャッシュ装置705a
は、要求されたデータを返す(ステップ808)。次に
データ出力装置706aは、得られたデータを出力し処
理を終了する(ステップ809)。
【0044】データがキャッシュ中にない場合には、読
み出しキャッシュ分配装置703は、読み出しキャッシ
ュ装置中にデータが存在しないことをデータ出力装置7
06aに通知する(ステップ810)。次にデータ出力
装置706aは、データの読み出し要求をデータ蓄積装
置に発行する(ステップ811)。次にスイッチング装
置701は、データ出力装置706aが接続されている
ネットワーク702iのポートと、データ蓄積装置70
4が接続されているネットワーク702eのポートとを
接続する(ステップ812)。次にデータ蓄積装置70
4は、要求されたデータをデータ出力装置706aに返
す(ステップ813)。次にデータ出力装置706a
は、得られたデータを出力する(ステップ814)。次
にデータ蓄積装置704は、出力したデータを蓄えるべ
き読み出しキャッシュの番号を読み出してキャッシュ分
配装置に要求する(ステップ815)。このとき、デー
タ蓄積装置704内でのデータの位置情報も同時に送信
する。次にスイッチング装置701は、データ蓄積装置
704が接続されているネットワーク702eのポート
と、読み出しキャッシュ分配装置703が接続されてい
るネットワーク702aのポートとを接続する(ステッ
プ816)。次に読み出しキャッシュ分配装置703
は、各読み出しキャッシュ装置に均等にデータが分配さ
れるような読み出しキャッシュ装置の番号を返す(ステ
ップ817)。具体例として、データの位置情報に、最
大値が読み出しキャッシュ装置の数と同じハッシュ関数
を作用させて、ハッシュキーを求めるなどの方法が考え
られる。ここでは、番号として、1が返され、読み出し
キャッシュ装置705aが指定されたものとして説明を
進める。また、このとき、読み出しキャッシュ分配装置
703は、データのデータ蓄積装置704内での位置情
報と、読み出しキャッシュ装置の番号を対にして記憶し
ておく。次にデータ蓄積装置704は、受信した番号の
読み出しキャッシュ装置にデータを送信する(ステップ
818)。ここでは、受信した番号が1なので、読み出
しキャッシュ装置705aに送信する。次にスイッチン
グ装置701は、データ蓄積装置704が接続されてい
るネットワーク702eのポートと、読み出しキャッシ
ュ装置705aが接続されているネットワーク702d
のポートとを接続する(ステップ819)。次にデータ
を受信した読み出しキャッシュ装置705aは、データ
とデータ蓄積装置内704のデータの位置情報を対にし
て格納し、処理を終了する(ステップ820)。
【0045】次に、複数のデータ出力装置から同時にデ
ータ出力要求が発行された場合の動作について説明す
る。従来例では、データ蓄積装置または読み出しキャッ
シュ装置への回線が1つしかなく、複数のデータ出力装
置から同時にデータ出力要求が発行された場合には、そ
の回線の負荷が高くなり、転送速度の低下、応答速度の
低下が発生する。また、データ蓄積装置またはキャッシ
ュ装置が1つのみなので、複数のデータ出力装置からデ
ータの読み出し要求があった場合には、それらの負荷が
高くなり、同様に転送速度の低下、応答速度の低下が発
生する。
【0046】これに対し、本実施例を用いた場合には、
データがキャッシュ装置間に理想的に分散されていた場
合には、転送速度、応答速度を向上させることができ
る。例えば、データ出力装置706aから要求されたデ
ータが読み出しキャッシュ装置705aに、データ出力
装置706bから要求されたデータが読み出しキャッシ
ュ装置705bに、データ出力装置706cから要求さ
れたデータが読み出しキャッシュ装置705cに、各々
格納されていたとし、それぞれのデータ出力装置から同
時にデータ出力要求が出されたとすると、ネットワー
ク、読み出しキャッシュ装置に対する負荷は分散されて
従来例の1/3となり、従来例に比べて、ネットワー
ク、読み出しキャッシュ装置、データ蓄積装置を合わせ
た全体の速度は従来例の3倍となる。
【0047】以上、本実施例によれば、複数のポートを
有するスイッチング装置701と、このスイッチング装
置701の複数のポートにそれぞれ接続された複数のネ
ットワーク702a〜702iと、複数のネットワーク
702a〜702iのそれぞれ異なるネットワーク上に
接続された読み出しキャッシュ分配装置703と1つ以
上のデータ蓄積装置704と複数の読み出しキャッシュ
装置705a〜705cと複数のデータ出力装置706
a〜706dを設けることにより、データの読み出しが
あった際にデータを読み出しキャッシュ分配装置703
によって読み出しキャッシュ装置705a〜705cお
よびデータ蓄積装置704に分配し、複数のデータ出力
装置706a〜706dから同時にデータ出力要求があ
った場合にも、読み出しキャッシュ分配装置703によ
り、データの読み出しに最適な読み出しキャッシュ装置
705a〜705cまたはデータ蓄積装置704を知
り、スイッチング装置701によってデータ出力装置7
06a〜706dがそれぞれの属するネットワークとキ
ャッシュ装置705a〜705cまたはデータ蓄積装置
704の属するネットワークとを連結することによっ
て、データ読み出しの負荷を複数のネットワーク、キャ
ッシュ装置およびデータ蓄積装置に分散させることがで
き、より短時間でデータ出力を行なうことができる。
【0048】(実施例4)次に、本発明の第4の実施例
について、図面を参照しながら説明する。図9は本発明
の第4の実施例におけるデータ処理システムの構成を示
すブロック図である。図9において、901はデータ転
送のためのネットワーク、902はデータ入力装置、9
03はキャッシュ装置、904はデータ処理装置として
のデータ蓄積装置、905は受信バッファ、906は送
信バッファ、907はキャッシュデータ処理装置として
のデータ圧縮装置である。
【0049】以上のように構成されたデータ処理システ
ムについて、図10に示すフローチャートを用いてその
動作を説明する。図10は本実施例におけるデータ処理
システムがデータを入力する際の手順を示したフローチ
ャートである。まず、データ入力装置902がデータを
読み込む(ステップ1001)。次にデータ入力装置9
02は、キャッシュ装置903にデータを送信する(ス
テップ1002)。次にキャッシュ装置903は、受信
したデータを受信バッファ905に入れる(ステップ1
003)。次にデータ圧縮装置907は、キャッシュ装
置903が送受信をしていない時に、受信バッファ90
5からデータを取り出す(ステップ1004)。次にデ
ータ圧縮装置907は、取り出したデータを圧縮し、送
信バッファ906に入れる(ステップ1005)。次に
キャッシュ装置903は、送信バッファ906中のデー
タをデータ蓄積装置904に送信する(ステップ100
6)。次にデータ蓄積装置904は、受信したデータを
格納し、処理を終了する(ステップ1007)。
【0050】以上、本実施例によれば、1つのネットワ
ーク901にそれぞれ接続された1つ以上のデータ蓄積
装置904と1つ以上のキャッシュ装置903と1つ以
上のデータ入力装置902を有し、キャッシュ装置90
3内にデータに処理を加える受信バッファ905と送信
バッファ906とデータ圧縮装置907とを設けること
によって、データの入力の際に、データ入力の速度を低
下させずに、データ処理を行ない、処理後のデータを格
納することができる。
【0051】なお、本実施例では、キャッシュデータ処
理装置としてデータ圧縮装置を用いた例について述べた
が、データ処理装置が、テキストデータの全文検索のた
めのインデックス生成装置、画像データのためのベクタ
ー・ラスター変換装置、画像データのための文字認識装
置などであっても、同様の効果が得られる。
【0052】(実施例5)次に、本発明の第5の実施例
について、図面を参照しながら説明する。図11は本発
明の第5の実施例におけるデータ蓄積システムの構成を
示すブロック図である。図11において、1101はデ
ータ転送のためのネットワーク、1102はデータ出力
装置、1103はデータ入力装置、1104はキャッシ
ュ装置、1105はデータ蓄積装置、1106はバッフ
ァ、1107はバッファポインタ、1108a,b,
c,d,eは記憶用媒体、1109はアクセス装置、1
110はキャッシュ用バッファ、1111はバッファポ
インタ、1112はデータ蓄積システムが読み出し中で
あることを示す読み出し中フラグである。
【0053】以上のように構成されたデータ蓄積システ
ムにおけるデータ蓄積方法について、図12、図13、
図14、図15に示すフローチャートを用いてその動作
を説明する。図12は本実施例におけるデータ蓄積シス
テムがデータをデータ蓄積装置に直接入力する際の手順
を示したフローチャートである。まず、データ入力装置
1103がデータを読み込む(ステップ1201)。次
にデータ入力装置1103は、データを分割してバッフ
ァ1106に入れる(ステップ1202)。なお、ここ
で分割されたデータのそれぞれ部分のことを、セグメン
トと呼ぶことにする。次にデータ入力装置1103は、
バッファポインタ1107をバッファ1106の先頭に
合わせる(ステップ1203)。次にデータ入力装置1
103は、データ蓄積装置1105からの読み出し開始
通知を受信したかどうかを判断し、受信していた場合は
ステップ1208へ、受信していない場合はステップ1
205へ進む(ステップ1204)。
【0054】読み出し開始通知を受信していない場合に
は、バッファポインタ1107の指すデータのセグメン
トをデータ蓄積装置1105に送信する(ステップ12
05)。次にデータ入力装置1103は、バッファポイ
ンタ1107を次のセグメントを指すように1つ進める
(ステップ1206)。次にデータ入力装置1103は
すべてのデータを送信し終えたか否かを判断し、まだデ
ータが残っていればステップ1204へ戻って実行を繰
り返し、もうデータが残っていなければ終了する(ステ
ップ1207)。
【0055】読み出し開始通知を受信している場合に
は、バッファポインタ1107の指すデータのセグメン
トをキャッシュ装置1104に送信する(ステップ12
08)。次にデータ入力装置1103は、バッファポイ
ンタ1107を次のセグメントを指すように1つ進める
(ステップ1209)。次にデータ入力装置1103
は、すべてのデータを送信し終えたか否かを判断し、ま
だデータが残っていればステップ1208へ戻って実行
を繰り返し、もうデータが残っていなければ終了する
(ステップ1210)。
【0056】図13は本実施例におけるデータ蓄積シス
テム中のデータ蓄積装置の動作手順を示したフローチャ
ートである。まず、データ蓄積装置1105は、読み出
し中フラグ1112をOFFにする(ステップ130
1)。この読み出し中フラグ1112は、データ蓄積装
置が読み出し中か否かを示すもので、キャッシュ装置1
104から参照され、データ蓄積装置1105の動作状
況を伝えるために使われる。次にデータ出力装置110
2から出力要求は送信されているか否かを判断し、送信
されていればステップ1306へ、送信されていなけれ
ばステップ1303へ進む(ステップ1302)。
【0057】出力要求が送信されていなければ、読み出
し中フラグ1112をOFFにする(ステップ130
3)。次にデータ入力装置1103からデータは送信さ
れているか否かを判断し、送信されていればステップ1
310へ、されていなければ1305へ進む(ステップ
1304)。
【0058】データ入力装置1103からデータが送信
されていなければ、次にキャッシュ装置1104からデ
ータは送信されているか否かを判断し、送信されていれ
ばステップ1305へ進み、されていなければステップ
1302へ戻る。
【0059】データ出力装置1102から出力要求が送
信されている場合には、読み出し開始をデータ入力装置
1103へ通知する(ステップ1306)。次に読み出
し中フラグ1112をONにする(ステップ130
7)。次に要求されたデータのある記憶用媒体をアクセ
ス装置1109まで移動させる(ステップ1308)。
次に要求されたデータを読み出し、データ出力装置11
02へ返して、ステップ1302へ戻る(ステップ13
09)。
【0060】データ入力装置1103からデータが送信
されている場合には、書き込むべき記憶用媒体をアクセ
ス装置1109まで移動させる(ステップ1310)。
次にデータ出力装置1102から出力要求が送信されて
いるか否かを判断し、送信されていればステップ130
6へ進み、出力要求を優先して処理し、送信されていな
ければステップ1311へ進む。
【0061】出力要求が送信されていなければ、データ
入力装置1103からデータを受信する(ステップ13
12)。次に受信したデータを記憶用媒体に書き込む
(ステップ1313)。次にデータ入力装置1103か
らデータはまだ送信されているか否かを判断し、送信さ
れていればステップ1311へ戻り、受信と記憶用媒体
への書き込みを繰り返し、送信されていなければステッ
プ1302へ戻る(ステップ1314)。
【0062】キャッシュ装置1104からデータが送信
されている場合には、書き込むべき記憶用媒体をアクセ
ス装置1109まで移動させる(ステップ1315)。
次にデータ出力装置1102から出力要求が送信されて
いるか否かを判断し、送信されていればステップ130
6へ進み、出力要求を優先して処理し、送信されていな
ければステップ1316へ進む。
【0063】出力要求が送信されていなければ、キャッ
シュ装置1104からデータを受信する(ステップ13
17)。次に受信したデータを記憶用媒体に書き込む
(ステップ1318)。次にキャッシュ装置1104か
らデータはまだ送信されているか否かを判断し、送信さ
れていればステップ1316へ戻り、受信と記憶用媒体
への書き込みを繰り返し、送信されていなければステッ
プ1302へ戻る(ステップ1319)。
【0064】図14は本実施例におけるデータ蓄積シス
テム中のデータ出力装置の動作手順を示したフローチャ
ートである。まず、データ出力装置1102は、データ
蓄積装置1105にデータ要求を送信する(ステップ1
401)。次にデータ蓄積装置1105からデータを受
信する(ステップ1402)。次に受信したデータを出
力し、処理を終了する(ステップ1403)。
【0065】図15は本実施例におけるデータ蓄積シス
テムにおけるキャッシュ装置の動作手順を示したフロー
チャートである。まず、キャッシュ装置1104は、バ
ッファポインタ1111をキャッシュバッファ1110
の先頭に合わせて初期化する(ステップ1501)。次
にキャッシュ装置1104は、データ入力装置1103
からデータが送信されているか否かを判別し、データが
送信されていればステップ1503へ、データが送信さ
れていなければステップ1504へ進む(ステップ15
02)。
【0066】データが送信されているときには、データ
を受信し、そのデータをキャッシュバッファ1110の
一番後ろに格納し、ステップ1502へ戻る(ステップ
1503)。
【0067】データが送信されていないときには、デー
タ蓄積装置1105は読み出し中か否かを判別し、読み
出し中であればステップ1502へ戻り、読み出し中で
なければステップ1505へ進む(ステップ150
4)。
【0068】データ蓄積装置1105が読み出し中でな
ければ、キャッシュバッファ中の1セグメントをデータ
蓄積装置へ送信する(ステップ1505)。次に、バッ
ファポインタを1つ進めて次のセグメントを指すように
して、ステップ1502に戻る(ステップ1606)。
【0069】ここで、データ蓄積装置へのデータ入力装
置、あるいはキャッシュ装置からの書き込み中に、デー
タ出力装置からデータの読み出し要求があった場合に、
本実施例が優れている点を説明する。本実施例で述べた
ような、複数の記憶用媒体と、1つのアクセス装置を持
ったデータ蓄積装置を用いた場合、従来のデータ蓄積方
法では、データの書き込み中には、書き込んでいる記憶
用媒体以外の記憶用媒体上にあるデータを読み出すこと
は不可能であり、データの書き込みの終了を待ってか
ら、データの読み出しを行なうしかなかった。書き込ま
れるデータ量が多い場合、この待ち時間は長くなり、デ
ータの読み出しを行なうユーザが長時間待たされること
になる。
【0070】これに対して、本実施例で述べたデータ蓄
積方法を用いると、データの書き込み中でも、データの
読み出しを行なうユーザが待たされる時間は、ほぼ記憶
用媒体の移動とアクセス装置へのセットのための時間の
みであり、従来例と比較すると、より短時間でデータの
読み出しが行なえる。
【0071】以上、本実施例によれば、データ蓄積装置
が複数の記憶用媒体を有し、同時には1つの記憶媒体し
かアクセスできないデータ蓄積装置またはその集合であ
り、アクセスできる記憶用媒体の変更に、磁気ディスク
のシークなどと比較して多大な時間がかかるような装置
であったときに、データ蓄積装置1105がデータ入力
装置1103からの書き込みを受け付けている最中に、
アクセス装置1109が書き込み中の記憶用媒体以外の
記憶用媒体中のデータに対する読み出し要求がデータ出
力装置1102からあった場合に、その読み出し要求以
降にデータ入力装置1103が書き込み要求を出したデ
ータはキャッシュ装置1104に格納し、アクセス装置
1109を読み出し要求のあったデータの存在する記憶
用媒体を読める状態に変更してデータの読み出しを行な
い、読み出し要求の処理後に、キャッシュ装置1104
に書き込まれたデータをデータ蓄積装置に転送する。ま
た、データ蓄積装置1105がキャッシュ装置1104
からの書き込みを受け付けている最中に、アクセス装置
1109が書き込み中の記憶用媒体以外の記憶用媒体中
のデータに対する読み出し要求がデータ出力装置110
2からあった場合に、キャッシュ装置1104からのデ
ータ転送を止め、アクセス装置1109を読み出し要求
のあったデータの存在する記憶用媒体を読める状態に変
更してデータの読み出しを行ない、読み出し要求の処理
後に、キャッシュ装置1104からのデータ転送を再開
することによって、データ蓄積装置1105にデータを
書き込み中であっても、データの読み出しを、より短時
間で行なうことができる。
【0072】
【発明の効果】以上のように、本発明は、上記第1の実
施例から明らかなように、複数のポートを有するスイッ
チング装置と、このスイッチング装置の複数のポートに
それぞれ接続された複数のネットワークと、これら複数
のネットワークのそれぞれ異なるネットワーク上に接続
された入力分配装置と1つ以上のデータ蓄積装置と1つ
以上のキャッシュ装置とを設けることにより、複数のデ
ータ入力装置からデータ入力があった場合にも、データ
入力を入力分配装置によってキャッシュ装置およびデー
タ蓄積装置に分配し、スイッチング装置によってネット
ワークとキャッシュ装置およびデータ蓄積装置の属する
ネットワークを連結することによって、データ入力の負
荷を複数のネットワーク、キャッシュ装置およびデータ
蓄積装置に分散させることができ、より短時間でデータ
入力およびデータ出力を行うことができる優れたネット
ワークシステムを実現できるものである。
【0073】また、本発明は、上記第2の実施例から明
らかなように、複数のポートを有するスイッチング装置
と、このスイッチング装置の複数のポートにそれぞれ接
続された複数のネットワークと、これら複数のネットワ
ークのそれぞれ異なるネットワーク上に接続されたデー
タベースと1つ以上のデータ蓄積装置と1つ以上のデー
タ入力装置と1つ以上のデータ出力装置とを設けること
により、複数のデータ入力装置およびデータ出力装置か
ら大量のデータ入力要求、データ出力要求、データベー
ス検索要求、データベース格納要求があったときにも、
データベースとデータ蓄積装置が別のネットワーク上に
あり、またネットワーク間の連結をスイッチング装置が
行なうので、データ入力、データ出力、データベース検
索、データベース格納の負荷を別のネットワークに分散
させることができ、より短時間でデータ入力、データ出
力、データベース検索、データベース格納を行うことが
できる優れたネットワークシステムを実現できるもので
ある。
【0074】また、本発明は、上記第3の実施例から明
らかなように、複数のポートを有するスイッチング装置
と、このスイッチング装置の複数のポートにそれぞれ接
続された複数のネットワークと、これら複数のネットワ
ークのそれぞれ異なるネットワーク上に接続された読み
出しキャッシュ分配装置と1つ以上のデータ蓄積装置と
複数の読み出しキャッシュ装置と複数のデータ出力装置
とを設けることにより、データの読み出しがあった際に
データを読み出しキャッシュ分配装置によって読み出し
キャッシュ装置およびデータ蓄積装置に分配し、複数の
データ出力装置から同時にデータ出力要求があった場合
にも、読み出しキャッシュ分配装置により、データの読
み出しに最適な読み出しキャッシュ装置またはデータ蓄
積装置を知り、スイッチング装置によってデータ出力装
置の属するネットワークとキャッシュ装置またはデータ
蓄積装置の属するネットワークを連結することによっ
て、データ読み出しの負荷を複数のネットワーク、キャ
ッシュ装置およびデータ蓄積装置に分散させることがで
き、より短時間でデータ出力を行なうことができる優れ
たネットワークシステムを実現できるものである。
【0075】また、本発明は、上記第4の実施例から明
らかなように、ネットワークを介して接続された1つ以
上のデータ処理装置と1つ以上のキャッシュ装置と1つ
以上のデータ入力装置とを有し、各キャッシュ装置内に
データに処理を加えるキャッシュデータ処理装置を設け
ることによって、データの入力の際にデータ入力の速度
を低下させずに、データ処理を行ない、処理後のデータ
を格納することができる優れたデータ処理システムを実
現できるものである。
【0076】また、本発明は、上記第5の実施例から明
らかなように、データ蓄積装置が複数の記憶用媒体を有
し、同時には1つの記憶用媒体しかアクセスできないデ
ータ蓄積装置またはその集合であり、アクセスできる記
憶用媒体の変更に、磁気ディスクのシークなどと比較し
て多大な時間がかかるような装置であったときに、デー
タ蓄積装置がデータ入力装置からの書き込みを受け付け
ている最中に、アクセス装置が書き込み中の記憶用媒体
以外の記憶用媒体中のデータに対する読み出し要求がデ
ータ出力装置からあった場合に、その読み出し要求以降
にデータ入力装置が書き込み要求を出したデータはキャ
ッシュ装置に格納し、アクセス装置を読み出し要求のあ
ったデータの存在する記憶用媒体を読める状態に変更し
てデータの読み出しを行ない、読み出し要求の処理後
に、キャッシュ装置に書き込まれたデータをデータ蓄積
装置に転送し、またデータ蓄積装置がキャッシュ装置か
らの書き込みを受け付けている最中に、アクセス装置が
書き込み中の記憶用媒体以外の記憶用媒体中のデータに
対する読み出し要求がデータ出力装置からあった場合
に、キャッシュ装置からのデータ転送を止め、アクセス
装置を読み出し要求のあったデータの存在する記憶用媒
体を読める状態に変更してデータの読み出しを行ない、
読み出し要求の処理後に、キャッシュ装置からのデータ
転送を再開することによって、データ蓄積装置にデータ
を書き込み中であっても、データの読み出しを、より短
時間で行なうことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例におけるネットワークシステムの
構成を示すブロック図
【図2】第1の実施例におけるデータ入力装置106a
からキャッシュ装置105aへのデータの送信が行なわ
れる際の手順を示したフロー図
【図3】第1の実施例におけるキャッシュ装置105a
の動作を示したフロー図
【図4】第2の実施例におけるネットワークシステムの
構成を示すブロック図
【図5】第2の実施例におけるデータ入力装置406a
からのデータ入力時のシステムの動作を示したフロー図
【図6】第2の実施例におけるデータ出力装置405a
からのデータ出力時のシステムの動作を示したフロー図
【図7】第3の実施例におけるネットワークシステムの
構成を示すブロック図
【図8】第3の実施例におけるデータ出力装置706a
がデータを読み出す際の手順を示したフロー図
【図9】第4の実施例におけるデータ処理システムの構
成を示すブロック図
【図10】第4の実施例におけるデータ処理システムが
データを入力する際の手順を示したフロー図
【図11】第5の実施例におけるデータ処理システムの
構成を示すブロック図
【図12】第5の実施例におけるデータ蓄積システムが
データをデータ蓄積装置に直接入力する際の手順を示し
たフロー図
【図13】第5の実施例におけるデータ蓄積システム中
のデータ蓄積装置の動作手順を示したフロー図
【図14】第5の実施例におけるデータ蓄積システム中
のデータ出力装置の動作手順を示したフロー図
【図15】第5の実施例におけるデータ蓄積システムに
おけるキャッシュ装置の動作手順を示したフロー図
【図16】従来のネットワークシステムの構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
101 スイッチンング装置 102a,b,c,d,e,f,g,h,i ネットワ
ーク 103 入力分配装置 104 データ蓄積装置 105a,b,c キャッシュ装置 106a,b,c,d データ入力装置 401 スイッチンング装置 402a,b,c,d,e,f ネットワーク 403 データベース 404 データ蓄積装置 405a,b データ出力装置 406a,b データ入力装置 701 スイッチンング装置 702a,b,c,d,e,f,g,h,i ネットワ
ーク 703 読み出しキャッシュ分配装置 704 データ蓄積装置 705a,b,c 読み出しキャッシュ装置 706a,b,c,d データ出力装置 901 ネットワーク 902 データ入力装置 903 キャッシュ装置 904 データ蓄積装置 905 受信バッファ 906 送信バッファ 907 データ圧縮装置 1101 ネットワーク 1102 データ出力装置 1103 データ入力装置 1104 キャッシュ装置 1105 データ蓄積装置 1106 バッファ 1107 バッファポインタ 1108a,b,c,d,e 記憶用媒体 1109 アクセス装置 1110 キャッシュ用バッファ 1111 バッファポインタ 1112 読み出し中フラグ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 篠 原 弘 樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のポートを有するスイッチング装置
    と、前記スイッチング装置の複数のポートにそれぞれ接
    続された複数のネットワークと、前記複数のネットワー
    クのそれぞれ異なるネットワーク上に接続された入力分
    配装置と1つ以上のデータ処理装置と1つ以上のキャッ
    シュ装置と複数のデータ入力装置とを備えたネットワー
    クシステム。
  2. 【請求項2】 データ処理装置がデータ蓄積装置である
    請求項1記載のネットワークシステム。
  3. 【請求項3】 複数のポートを有するスイッチング装置
    と、前記スイッチング装置の複数のポートにそれぞれ接
    続された複数のネットワークと、前記複数のネットワー
    クのそれぞれ異なるネットワーク上に接続されたデータ
    ベースと1つ以上のデータ蓄積装置と1つ以上のデータ
    入力装置と1つ以上のデータ出力装置とを備えたネット
    ワークシステム。
  4. 【請求項4】 複数のポートを有するスイッチング装置
    と、前記スイッチング装置の複数のポートにそれぞれ接
    続された複数のネットワークと、前記複数のネットワー
    クのそれぞれ異なるネットワーク上に接続された読み出
    しキャッシュ分配装置と1つ以上のデータ蓄積装置と複
    数の読み出しキャッシュ装置と複数のデータ出力装置と
    を備えたネットワークシステム。
  5. 【請求項5】 ネットワークを介して接続された1つ以
    上のデータ処理装置と1つ以上のキャッシュ装置と1つ
    以上のデータ入力装置とを有し、前記各キャッシュ装置
    内に、データに処理を加えるキャッシュデータ処理装置
    を備えたデータ処理システム。
  6. 【請求項6】 キャッシュデータ処理装置がデータ圧縮
    装置である請求項5記載のデータ処理システム。
  7. 【請求項7】 キャッシュデータ処理装置がテキストの
    全文検索のためのインデックス生成装置である請求項5
    記載のデータ処理システム。
  8. 【請求項8】 キャッシュデータ処理装置がベクター・
    ラスター変換装置である請求項5記載のデータ処理シス
    テム。
  9. 【請求項9】 キャッシュデータ処理装置が文字認識装
    置である請求項5記載のデータ処理システム。
  10. 【請求項10】 ネットワークを介して接続された1つ
    以上のデータ蓄積装置と1つ以上のキャッシュ装置と1
    つ以上のデータ入力装置と1つ以上のデータ出力装置と
    を備え、前記データ蓄積装置が、複数の記憶用媒体と、
    同時には1つの記憶用媒体のみしかデータの読み書きが
    できない読み書き装置を持つデータ蓄積装置またはその
    集合であるデータ蓄積システムにおいて、前記データ蓄
    積装置がデータ入力装置からの書き込みを受け付けてい
    る最中に、アクセス装置が書き込み中の記憶用媒体以外
    の記憶用媒体中のデータに対する読み出し要求がデータ
    出力装置からあった場合に、その読み出し要求以降にデ
    ータ入力装置が書き込み要求を出したデータはキャッシ
    ュ装置に格納し、アクセス装置を読み出し要求のあった
    データの存在する記憶用媒体を読める状態に変更して、
    データの読み出しを行ない、読み出し要求の処理後に、
    キャッシュ装置に書き込まれたデータをデータ蓄積装置
    に転送するデータ蓄積方法。
  11. 【請求項11】 ネットワークを介して接続された1つ
    以上のデータ蓄積装置と1つ以上のキャッシュ装置と1
    つ以上のデータ入力装置と1つ以上のデータ出力装置と
    を備え、前記データ蓄積装置が、複数の記憶用媒体と、
    同時には1つの記憶用媒体のみしかデータの読み書きが
    できない読み書き装置を持つデータ蓄積装置またはその
    集合であるデータ蓄積システムにおいて、前記データ蓄
    積装置がキャッシュ装置からの書き込みを受け付けてい
    る最中に、アクセス装置が書き込み中の記憶用媒体以外
    の記憶用媒体中のデータに対する読み出し要求がデータ
    出力装置からあった場合に、キャッシュ装置からのデー
    タ転送を止め、アクセス装置を読み出し要求のあったデ
    ータの存在する記憶用媒体を読める状態に変更してデー
    タの読み出しを行ない、読み出し要求の処理後に、キャ
    ッシュ装置からのデータ転送を再開するデータ蓄積方
    法。
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