JPH0855009A

JPH0855009A - 記録装置

Info

Publication number: JPH0855009A
Application number: JP18815794A
Authority: JP
Inventors: Toyohiro Takahashi; 豊宏高橋
Original assignee: Fuji Xerox Co Ltd
Current assignee: Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date: 1994-08-10
Filing date: 1994-08-10
Publication date: 1996-02-27

Abstract

(57)【要約】【目的】データ受信用のメモリを効率的に利用するこ
とができる記録装置を得る。【構成】外部機器から受信したデータを記録する記録
装置において、受信したデータが文字コードか又はイメ
ージデータかを判別し、受信したデータを格納するバッ
ファの容量を変更する手段を備えるものであり、受信し
たデータを格納するバッファメモリは、受信したデータ
を内部フォーマットに変換して格納する内部フォーマッ
トバッファメモリと共用するバッファメモリの容量を変
更する手段を備える記録装置。【効果】送信側の機器を早く開放することができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、外部機器よりデータを
受信可能な記録装置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、記録装置のデータ受信用のバッフ
ァメモリの容量は、装置の起動時に決定されていた。あ
らかじめ、データ受信用のバッファメモリの容量が固定
されると、例えば、データ受信用バッファメモリの容量
が小さく設定されている場合には、ホストコンピュータ
から大量のデータを受信した時、すぐにバッファメモリ
容量が一杯になってしまい、ホストコンピュータを長時
間に渡りデータ受信のために拘束することになる。逆
に、受信用バッファメモリの容量が大きな値に設定され
ている場合には、大量データに対してはホストコンピュ
ータの解放時間を早めることになるが、記録装置は常に
大量のデータを受信するとは限らず、少量データを受信
する場合には、余分な受信バッファメモリ領域が無駄に
なる。

【０００３】そこで、上記問題を解決する一手段とし
て、ディップスイッチやコントロールパネル等により、
数通りの受信バッファメモリ容量を選択できる機能を有
する記録装置もある。また、特開昭６３−２６２２６５
号公報に示されるように、データ受信用バッファメモリ
と登録文字格納用バッファの領域を共用することによ
り、登録文字格納用バッファメモリを通常は受信バッフ
ァメモリとして使用し、文字が登録されると登録文字分
だけ登録文字用に使用し、残りをデータ受信用に使用す
ることで、データ受信用バッファメモリを有効に使用す
る方法が提案されている。しかしながら、データ受信用
バッファメモリと登録文字格納用バッファメモリの領域
を共用する場合、登録文字格納用バッファメモリの領域
に文字が登録されている時、イメージデータ等の大量デ
ータを受信すると、受信バッファメモリ容量が十分確保
されず、ホストコンピュータの解放までの時間を遅らせ
るという欠点がある。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】本発明は、受信用バッ
ファメモリを最適の容量にすることを課題とするもので
あり、イメージデータ等の大量のデータの受信時にもデ
ータ受信用バッファ容量を確保した最適なデータ受信用
バッファメモリ容量を有する記録装置を提供することを
課題とするものである。

【０００５】

【課題を解決するための手段】本発明は、外部機器から
受信したデータを記録する記録装置において、受信した
データの種類に応じて、受信したデータを一時的に格納
するバッファメモリの容量を変更する手段を備える記録
装置である。また、前記受信したデータが文字コードか
又はイメージデータかを判別し、受信したデータを格納
するバッファの容量を変更する手段を備えるものであ
る。また、前記受信したデータを格納するバッファメモ
リは、受信したデータを内部フォーマットに変換して格
納する内部フォーマットバッファと共用するものであ
る。

【０００６】

【作用】本発明によれば、外部機器から受信したデータ
の種類を判別し、データ受信バッファ容量をデータ種類
に応じて自動的に変更することで、常に最適なデータ受
信バッファ容量を確保し、ホスト解放時間の遅延を回避
することができる。また、受信したデータ種類を文字コ
ードかイメージデータかを判別し、文字コードの場合に
は、一般的にはデータ量は少なくプリンタ内部での処理
時間が短いので、データ受信バッファ容量を小さくし、
イメージデータの場合には、データ量は多くプリンタ内
部での処理時間が長いので、データ受信バッファ容量を
大きくすることで、効率的なデータ受信処理ができる。
また、データ受信バッファと内部フォーマットバッファ
とを共用することで、効率的なメモリ利用ができる。

【０００７】

【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。図１は、本発明の１実施例を示す記録装置
の構成を示すブロック図である。図において、記録装置
１０は外部Ｉ／Ｆによりホストコンピュータ２０と接続
されている。ＣＰＵ１１は、プログラムを含むファーム
ウェア等を記録するＲＯＭ１２によって動作し、記録装
置全体を制御する。受信バッファメモリ、内部フォーマ
ットメモリ、ダウンロードフォントメモリ、ＣＰＵの動
作に必要なメモリからなるＲＡＭ１３、ホストコンピュ
ータ２０とのデータの送受信を行うホストＩ／Ｆ１４、
記録装置の各種の動作状態を表示する表示部１５、文字
コードに対応した文字パターンを記憶したフォントＲＯ
Ｍ１６、出力パターンであるビットマップイメージデー
タを格納するビットマップメモリ１７、記録データを転
送するためのプリンタＩ／Ｆ１８、画像データを記録媒
体に記録するプリンタ部１９から構成されている。

【０００８】図２は、本発明の記録装置の１実施例の処
理フローを示すブロック図である。ホストコンピュータ
２００は、記録装置１０１に対し、文字コード等の印字
用データを送出する。ホスト２００から送出されるデー
タには、文字コードの他、イメージデータ、記録フォー
マットに関する情報や、各文字を記録すべき位置や大き
さ、ダウンロードフォントの登録・削除に関する情報等
が含まれている。

【０００９】入力処理部１０２は、ホストコンピュータ
２００とのデータのやりとりを行ない、送られてくるデ
ータを受け付けて、受信バッファメモリ１０３に順次格
納する。受信バッファメモリ１０３は、ホスト２００よ
り送出されたデータを順次格納するバッファメモリであ
る。データ解析部１０４は、受信バッファメモリ１０３
より受信データを順次取り出して解析を行ない、受信デ
ータをページ単位にフォーマットし、内部フォーマット
メモリ１０５に格納する。また、受信データがダウンロ
ードフォントの場合には、ダウンロードフォント登録メ
モリ１０７に格納される。ビットマップ処理部１０６
は、ページ単位にフォーマットされた受信データを、文
字パターンメモリ１０８を用いながらビットマップメモ
リ１０９にビットマップイメージに展開する。ビットマ
ップメモリ１０９に展開されたビットマップイメージ
は、プリンタ制御部１１０において読み出され、プリン
タ部１１１を駆動して紙などの記録媒体上に記録が行わ
れる。

【００１０】図３は、本発明の記録装置の１実施例を示
す受信バッファ領域と内部フォーマットバッファ領域の
メモリ容量の配置図である。図３（Ａ）は、文字コード
受信時の受信バッファメモリと内部フォーマットバッフ
ァのメモリ状態である。一般的に、文字コードはプリン
タ内での処理時間が速く、データ量も少ないため、受信
バッファ容量は小さく設定する。また、通常、文字コー
ドは１ページ単位で処理するため、内部フォーマットバ
ッファメモリは大きくする。一方、図３（Ｂ）は、イメ
ージデータ受信時のメモリ状態である。一般的に、イメ
ージデータはデータ転送や解像度変換等でプリンタ内で
の処理に時間を要し、データ量も多いため、受信バッフ
ァ容量は大きく設定することが必要となる。また、イメ
ージデータは１ライン単位で処理するため、内部フォー
マットバッファメモリは小さくすることができる。

【００１１】

【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、受信したデータの種類を判別し、データ受信
バッファメモリ容量をデータ種類に応じて変更すること
で、常に最適なデータ受信バッファメモリ容量を確保
し、ホストコンピュータ解放時間の遅延を回避すること
ができる。また、受信したデータ種類を文字コードかイ
メージデータかを判別し、文字コードの場合には、一般
的にはデータ量は少なくプリンタ内部での処理時間が短
いので、データ受信バッファ容量を小さくし、イメージ
データの場合には、データ量は多くプリンタ内部での処
理時間が長いので、データ受信バッファ容量を大きくす
ることで、効率的なデータ受信処理ができる。また、デ
ータ受信バッファメモリと内部フォーマットバッファメ
モリとを共用することで、効率的なメモリ利用ができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の記録装置の１実施例の構成を示すブ
ロック図である。

【図２】本発明の記録装置の１実施例の処理フローを
示すブロック図である。

【図３】本発明の１実施例を示すメモリの容量の配置
を説明する図である。

【符号の説明】

１０…記録装置、１１…ＣＰＵ、１２…ＲＯＭ、１３…
ＲＡＭ、１４…ホストＩ／Ｆ、１５…表示部、１６…フ
ォントＲＯＭ、１７…ビットマップメモリ、１８…プリ
ンタＩ／Ｆ、１９…プリンタ部、２０…ホストコンピュ
ータ、２００…ホストコンピュータ、１０１…記録装
置、１０２…入力処理部、１０３…受信バッファメモ
リ、１０４…データ解析部、１０５…内部フォーマット
メモリ、１０６…ビットマップ処理部、１０７…ダウン
ロードフォント登録メモリ、１０８…文字パターンメモ
リ、１０９…ビットマップメモリ、１１０…プリンタ制
御部、１１１…プリンタ部、２００…ホストコンピュー
タ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】外部機器から受信したデータを記録する
記録装置において、受信したデータの種類に応じて、受
信したデータを一時的に格納するバッファメモリの容量
を変更する手段を備えることを特徴とする記録装置。