JPH085458B2 - 果肉等を容器に充填する方法およびそのための自動搬送ラインシステム - Google Patents
果肉等を容器に充填する方法およびそのための自動搬送ラインシステムInfo
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- JPH085458B2 JPH085458B2 JP6923692A JP6923692A JPH085458B2 JP H085458 B2 JPH085458 B2 JP H085458B2 JP 6923692 A JP6923692 A JP 6923692A JP 6923692 A JP6923692 A JP 6923692A JP H085458 B2 JPH085458 B2 JP H085458B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、みかん、パイン、イチ
ゴおよび桜桃など個体として取り扱える果肉片からなる
個々の食品材料を、間歇的に移送されるカップ容器等に
対して順次連続して投入・充填するに際し、その取出し
から搬送・投入までを自動化処理するための果肉等を容
器に充填する方法およびそのための自動搬送ラインシス
テムに関する。
ゴおよび桜桃など個体として取り扱える果肉片からなる
個々の食品材料を、間歇的に移送されるカップ容器等に
対して順次連続して投入・充填するに際し、その取出し
から搬送・投入までを自動化処理するための果肉等を容
器に充填する方法およびそのための自動搬送ラインシス
テムに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来より、種々の材料に特有な運搬、包
装にかかる自動化技術が提供されてきたなかで、加工後
の果肉材料については、内容量を均一に包装する計量的
な取扱いは自動化が比較的容易であるものの、個々の計
数的な取扱いの点では他の材料に比して自動化に困難さ
があり、その充填処理に関しては手作業によるのが一般
的であった。
装にかかる自動化技術が提供されてきたなかで、加工後
の果肉材料については、内容量を均一に包装する計量的
な取扱いは自動化が比較的容易であるものの、個々の計
数的な取扱いの点では他の材料に比して自動化に困難さ
があり、その充填処理に関しては手作業によるのが一般
的であった。
【０００３】こうしたなかで、計数可能な果肉等を材料
として、その格付け、区分、等級分けを目視を含む手作
業により、ベルトコンベヤ上の連続的流れの下でおこな
うとともに、各工程のコンベヤを移乗しながら、自動重
量選別に対応した所定数の果肉等を自動的に缶詰容器等
に充填しようとする試みがあった（例えば、特開昭６２
−５２０１７号参照）。
として、その格付け、区分、等級分けを目視を含む手作
業により、ベルトコンベヤ上の連続的流れの下でおこな
うとともに、各工程のコンベヤを移乗しながら、自動重
量選別に対応した所定数の果肉等を自動的に缶詰容器等
に充填しようとする試みがあった（例えば、特開昭６２
−５２０１７号参照）。
【０００４】ここでは、桃の半割状果肉に代表されるよ
うに、コンベヤ間の移乗が容易であるような比較的大粒
でしかも安定性を有した形状である場合について、計数
機構を含む有効な分別充填が可能であることが開示され
ている。
うに、コンベヤ間の移乗が容易であるような比較的大粒
でしかも安定性を有した形状である場合について、計数
機構を含む有効な分別充填が可能であることが開示され
ている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例は、ライン投入時の検品と分別コンベヤ上での等級
分け等については手数を要する手作業なり目視判別が必
要で、初期工程とともに途中工程での材料滞留時間を利
用して先の作業工程を組み込み、全体としてコンベヤを
乗り継いでゆき、一連の流れの下に作業工程をアレンジ
したものであり、プロセスの自動化の点では特に示唆を
与えるものではなく、しかも、加工処理後の果肉片は糖
分が過大であるために、材料が軟弱で、かつ、ねばりが
あり、例示された送り込みコンベアに至るまでに、コン
ベア間の移乗を伴うライン搬送時の円滑さについては問
題を生じ易いものであった。
来例は、ライン投入時の検品と分別コンベヤ上での等級
分け等については手数を要する手作業なり目視判別が必
要で、初期工程とともに途中工程での材料滞留時間を利
用して先の作業工程を組み込み、全体としてコンベヤを
乗り継いでゆき、一連の流れの下に作業工程をアレンジ
したものであり、プロセスの自動化の点では特に示唆を
与えるものではなく、しかも、加工処理後の果肉片は糖
分が過大であるために、材料が軟弱で、かつ、ねばりが
あり、例示された送り込みコンベアに至るまでに、コン
ベア間の移乗を伴うライン搬送時の円滑さについては問
題を生じ易いものであった。
【０００６】したがって今日まで、この種の果肉片の多
くが、特にみかんの果肉片のように形状が一定しない材
料では殆どが、それらの取出しと充填については手作業
に頼らざるを得なかった。
くが、特にみかんの果肉片のように形状が一定しない材
料では殆どが、それらの取出しと充填については手作業
に頼らざるを得なかった。
【０００７】本発明はこのような事情に鑑みなされたも
のであって、新たなライン構成と処理工程によって上記
問題点を解消し、果肉片を順次カップ容器等に連続して
充填するに際し、構成要素間の送受信を含む１容器に少
なくとも１果肉片を充填するための搬送機構を実現し、
その取出しから搬送・投入までを自動化連続処理するよ
うにした、果肉等を容器に充填する方法およびそのため
の自動搬送ラインシステムを提供することを目的とす
る。
のであって、新たなライン構成と処理工程によって上記
問題点を解消し、果肉片を順次カップ容器等に連続して
充填するに際し、構成要素間の送受信を含む１容器に少
なくとも１果肉片を充填するための搬送機構を実現し、
その取出しから搬送・投入までを自動化連続処理するよ
うにした、果肉等を容器に充填する方法およびそのため
の自動搬送ラインシステムを提供することを目的とす
る。
【０００８】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、果肉等を容器に充填する方法であって、コ
ンベヤ上での経時的な以下（ａ）〜（ｅ）の処理； （ａ）水平循環型コンベヤからなる充填搬送主ライン上
で搬送トラックを周回する開閉式バケットに、果肉貯槽
から果肉片をノズル吸着により取出して移載すること、 （ｂ）測定ステーションに到着確認後計量し、果肉片の
計数１を判別する計量データとバケットの順位データを
検品情報として次の処理工程および空バケット搬送情報
として補充搬送ラインに送信すること、 （ｃ）上記検品情報を受信し、これに基づいて充填不適
格品を落下・排出し、空バケットとして補充搬送ライン
と並走させること、 （ｄ）これとともに、この区間で前記補充搬送ライン上
を移送され、上記と同様の重量判別処理を経てバケット
載置された果肉片を、受信した上記空バケット搬送情報
に基づいて充填搬送主ライン上の空バケットへ投下・供
給すること、 （ｅ）充填搬送主ラインの端部で、容器搬送ライン上を
移送される容器に順次投入・充填することを包含し、１
容器に少なくとも１果肉片を充填するための搬送・投入
が自動化連続処理されることを特徴とするものである。
に本発明は、果肉等を容器に充填する方法であって、コ
ンベヤ上での経時的な以下（ａ）〜（ｅ）の処理； （ａ）水平循環型コンベヤからなる充填搬送主ライン上
で搬送トラックを周回する開閉式バケットに、果肉貯槽
から果肉片をノズル吸着により取出して移載すること、 （ｂ）測定ステーションに到着確認後計量し、果肉片の
計数１を判別する計量データとバケットの順位データを
検品情報として次の処理工程および空バケット搬送情報
として補充搬送ラインに送信すること、 （ｃ）上記検品情報を受信し、これに基づいて充填不適
格品を落下・排出し、空バケットとして補充搬送ライン
と並走させること、 （ｄ）これとともに、この区間で前記補充搬送ライン上
を移送され、上記と同様の重量判別処理を経てバケット
載置された果肉片を、受信した上記空バケット搬送情報
に基づいて充填搬送主ライン上の空バケットへ投下・供
給すること、 （ｅ）充填搬送主ラインの端部で、容器搬送ライン上を
移送される容器に順次投入・充填することを包含し、１
容器に少なくとも１果肉片を充填するための搬送・投入
が自動化連続処理されることを特徴とするものである。
【０００９】また、前後縦列に走行する容器搬送ライン
に対して、横断的に出会う直交方向の片側に、エンドレ
スな牽引要素に駆動される水平循環型コンベヤからなる
充填搬送主ラインと補充搬送ラインを配置し、この両搬
送トラックラインの各片側ストレッチ部が、同一搬送方
向に並走する区間を有したライン構成とされた自動搬送
ラインシステムであって、その構成要素として搭載され
る以下（ａ）〜（ｅ）の手段； （ａ）充填搬送主ラインに、搬送トラックを周回する複
数の開閉式バケットと、 （ｂ）果肉片の取出し・移載手段と、 （ｃ）重量判別とデータ送信をおこなうための測定ステ
ーションと、 （ｄ）上記データを受信しバケット開閉を指示する落下
・排出装置とを具備するとともに、 （ｅ）この充填搬送主ラインに連設され、バケット数を
減じて周回搬送サイクルを短時間に変更し、かつ、同様
の材料搬送手段を有した補充搬送ラインに、充填搬送主
ラインと並走するライン区間で、上記測定ステーション
からの空バケット搬送情報を受信し、補充のための投下
・供給をおこなう落下・排出装置とを付設してなり、構
成要素間の送受信を含む１容器に少なくとも１果肉片を
充填するための搬送機構を備えたことを特徴とするもの
である。
に対して、横断的に出会う直交方向の片側に、エンドレ
スな牽引要素に駆動される水平循環型コンベヤからなる
充填搬送主ラインと補充搬送ラインを配置し、この両搬
送トラックラインの各片側ストレッチ部が、同一搬送方
向に並走する区間を有したライン構成とされた自動搬送
ラインシステムであって、その構成要素として搭載され
る以下（ａ）〜（ｅ）の手段； （ａ）充填搬送主ラインに、搬送トラックを周回する複
数の開閉式バケットと、 （ｂ）果肉片の取出し・移載手段と、 （ｃ）重量判別とデータ送信をおこなうための測定ステ
ーションと、 （ｄ）上記データを受信しバケット開閉を指示する落下
・排出装置とを具備するとともに、 （ｅ）この充填搬送主ラインに連設され、バケット数を
減じて周回搬送サイクルを短時間に変更し、かつ、同様
の材料搬送手段を有した補充搬送ラインに、充填搬送主
ラインと並走するライン区間で、上記測定ステーション
からの空バケット搬送情報を受信し、補充のための投下
・供給をおこなう落下・排出装置とを付設してなり、構
成要素間の送受信を含む１容器に少なくとも１果肉片を
充填するための搬送機構を備えたことを特徴とするもの
である。
【００１０】
【作用】ライン構成要素間の作用は、測定データの送受
信を含む機器的な連携を以て、連続的な流れの下に統合
したものである。これを搬送方向の上流から処理工程に
準じて以下に説明する。
信を含む機器的な連携を以て、連続的な流れの下に統合
したものである。これを搬送方向の上流から処理工程に
準じて以下に説明する。
【００１１】水平循環型コンベヤからなる充填搬送主ラ
イン上で、搬送トラックを周回する開閉式バケットが間
歇的に移送され、取出し・移載位置に到着確認後、果肉
貯槽から果肉片がノズル吸着により取出され、バケット
に移載される。
イン上で、搬送トラックを周回する開閉式バケットが間
歇的に移送され、取出し・移載位置に到着確認後、果肉
貯槽から果肉片がノズル吸着により取出され、バケット
に移載される。
【００１２】つづく搬送方向下流の測定ステーションに
到着確認後、バケット重量を計量し、果肉片の計数１を
判別する計量データと当該バケットの順位データが、検
品情報として次の処理工程および空バケット搬送情報と
して補充搬送ラインに送信される。
到着確認後、バケット重量を計量し、果肉片の計数１を
判別する計量データと当該バケットの順位データが、検
品情報として次の処理工程および空バケット搬送情報と
して補充搬送ラインに送信される。
【００１３】上記検品情報を受信し、これに基づいてバ
ケット載置された充填不適格品がバケット開放により落
下・排出され、空バケットとして補充搬送ラインと並走
すべく送出される。
ケット載置された充填不適格品がバケット開放により落
下・排出され、空バケットとして補充搬送ラインと並走
すべく送出される。
【００１４】この並走区間で前記補充搬送ライン上を移
送され、上記と同様の重量判別処理を経てバケット載置
された果肉片が、受信した上記空バケット搬送情報に基
づいて充填搬送主ライン上の空バケットへ投下・供給さ
れる。
送され、上記と同様の重量判別処理を経てバケット載置
された果肉片が、受信した上記空バケット搬送情報に基
づいて充填搬送主ライン上の空バケットへ投下・供給さ
れる。
【００１５】これにより、１バケットに１果肉片を載置
した連続的なライン搬送を果たすとともに、充填搬送主
ラインの端部で、容器搬送ライン上を移送される容器に
順次投入・充填し、よって、１容器に少なくとも１果肉
片を充填するための搬送・投入が自動化連続処理され
る。
した連続的なライン搬送を果たすとともに、充填搬送主
ラインの端部で、容器搬送ライン上を移送される容器に
順次投入・充填し、よって、１容器に少なくとも１果肉
片を充填するための搬送・投入が自動化連続処理され
る。
【００１６】
【実施例】本発明の最適な実施例（１容器に１果肉片を
充填する場合）を添付図面にしたがって以下に説明す
る。図１は、本発明の果肉等を容器に充填する方法にか
かる処理工程フローであり、ａ〜ｅに実行処理される内
容を略記した。なお、は、処理の立ち上がりおよび一
巡後の空バケットの処理待ち直前段階を意味するもので
ある。
充填する場合）を添付図面にしたがって以下に説明す
る。図１は、本発明の果肉等を容器に充填する方法にか
かる処理工程フローであり、ａ〜ｅに実行処理される内
容を略記した。なお、は、処理の立ち上がりおよび一
巡後の空バケットの処理待ち直前段階を意味するもので
ある。
【００１７】また、上述した充填方法を可能とするため
の自動搬送ラインシステムの機器構成概要図を図２に示
すが、ここで、１が充填搬送主ライン、２が補充搬送ラ
イン、３が容器搬送ライン、４が果肉貯槽、５が果肉移
載装置（吸着ノズルのみ図示する）、６が開閉式バケッ
ト、７が測定ステーション、８が落下・排出装置、９が
容器投入・充填装置10が果肉片および11がカップ容器で
ある。なお、図中、両ラインで共通する構成要素には、
同一符号を付すとともに、あわせて構成要素間で送受す
る信号線を図示している。また、バケットの到着確認は
各機器がセンサ等によりおこなうものとされる。
の自動搬送ラインシステムの機器構成概要図を図２に示
すが、ここで、１が充填搬送主ライン、２が補充搬送ラ
イン、３が容器搬送ライン、４が果肉貯槽、５が果肉移
載装置（吸着ノズルのみ図示する）、６が開閉式バケッ
ト、７が測定ステーション、８が落下・排出装置、９が
容器投入・充填装置10が果肉片および11がカップ容器で
ある。なお、図中、両ラインで共通する構成要素には、
同一符号を付すとともに、あわせて構成要素間で送受す
る信号線を図示している。また、バケットの到着確認は
各機器がセンサ等によりおこなうものとされる。
【００１８】図２に示すとおり、前後縦列に走行する容
器搬送ライン（３）に対して、横断的に出会う直交方向
の片側に、エンドレスな牽引要素、例えばチェーン駆動
の水平循環型コンベヤからなる充填搬送主ライン（１）
と補充搬送ライン（２）を配置し、この両搬送トラック
ライン（１，２）の各片側ストレッチ部が、同一搬送方
向に並走する区間を有したライン構成とされ、上記各手
段（装置）をその構成要素として搭載したものである。
器搬送ライン（３）に対して、横断的に出会う直交方向
の片側に、エンドレスな牽引要素、例えばチェーン駆動
の水平循環型コンベヤからなる充填搬送主ライン（１）
と補充搬送ライン（２）を配置し、この両搬送トラック
ライン（１，２）の各片側ストレッチ部が、同一搬送方
向に並走する区間を有したライン構成とされ、上記各手
段（装置）をその構成要素として搭載したものである。
【００１９】まず、開閉可能な果肉載置用バケット
（６）をエンドレスチェーンに駆動されるコンベヤに設
置し、充填搬送主ライン（１）とする。搬送方向の上流
を決定し、ライン際の所定位置に充填搬送主ライン用果
肉貯槽（４）を設置するとともに、この貯槽（４）とラ
イン（１）の間に、複数の吸着ノズルを駆動させる果肉
移載装置（５）を設置する。
（６）をエンドレスチェーンに駆動されるコンベヤに設
置し、充填搬送主ライン（１）とする。搬送方向の上流
を決定し、ライン際の所定位置に充填搬送主ライン用果
肉貯槽（４）を設置するとともに、この貯槽（４）とラ
イン（１）の間に、複数の吸着ノズルを駆動させる果肉
移載装置（５）を設置する。
【００２０】吸着ノズルは、貯槽（４）内の果肉片（1
0) を吸引し、ノズル端に吸着して取り出し、個々にバ
ケット（６）上部まで移動し、バケット投入して取出し
・移載処理（ａ）を完了する。この時、１個吸着が正常
とされるのであるが、２個吸着あるいは空吸着が発生す
る場合もあり、ここではそれを許し、バケット搬送に対
応した１動作を実行する。
0) を吸引し、ノズル端に吸着して取り出し、個々にバ
ケット（６）上部まで移動し、バケット投入して取出し
・移載処理（ａ）を完了する。この時、１個吸着が正常
とされるのであるが、２個吸着あるいは空吸着が発生す
る場合もあり、ここではそれを許し、バケット搬送に対
応した１動作を実行する。
【００２１】ついで、搬送下流に次の処理工程である測
定ステーション（７）を設け、バケット毎に重量測定
し、果肉片（10）に対し、＜空＞，＜１個＞および＜２
個以上＞の三種類に判別した計量データとそのバケット
順位データを作成する。
定ステーション（７）を設け、バケット毎に重量測定
し、果肉片（10）に対し、＜空＞，＜１個＞および＜２
個以上＞の三種類に判別した計量データとそのバケット
順位データを作成する。
【００２２】測定ステーション（７）は、上記＜２個以
上＞に関するデータを検品情報として同じ充填搬送主ラ
イン（１）下流の落下・排出装置（８）に送信（ｂ）す
るとともに、この＜２個以上＞および上記＜空＞に関す
る両データを空バケット搬送情報として補充搬送ライン
（２）の補充用落下・排出装置（８）に送信（ｂ）す
る。つまり、つづく充填搬送主ライン（１）での落下・
排出処理（ｃ）は、補充搬送ライン（２）において、＜
２個以上＞のバケットデータを＜空＞のバケットデータ
と同等に扱える処理である。
上＞に関するデータを検品情報として同じ充填搬送主ラ
イン（１）下流の落下・排出装置（８）に送信（ｂ）す
るとともに、この＜２個以上＞および上記＜空＞に関す
る両データを空バケット搬送情報として補充搬送ライン
（２）の補充用落下・排出装置（８）に送信（ｂ）す
る。つまり、つづく充填搬送主ライン（１）での落下・
排出処理（ｃ）は、補充搬送ライン（２）において、＜
２個以上＞のバケットデータを＜空＞のバケットデータ
と同等に扱える処理である。
【００２３】したがって、補充搬送ライン（２）では、
上記＜２個以上＞および＜空＞に関する両データを補充
用落下・排出装置（８）に受信し、これに基づき両ライ
ンの並走区間で、空バケットに対して補充のための投下
・供給（ｄ）を実行する。
上記＜２個以上＞および＜空＞に関する両データを補充
用落下・排出装置（８）に受信し、これに基づき両ライ
ンの並走区間で、空バケットに対して補充のための投下
・供給（ｄ）を実行する。
【００２４】なお、補充搬送ライン（２）は、バケット
数を減じて周回搬送サイクルを短時間に変更し、かつ、
充填搬送主ライン（１）と同様の材料搬送手段（４，
５，６，７，８）と重量判別処理（ｂ）を有して、各バ
ケット（６）が常に１個の果肉片（10）を載置した状態
で移送され、投下・供給（ｄ）の用意をしているもので
ある。
数を減じて周回搬送サイクルを短時間に変更し、かつ、
充填搬送主ライン（１）と同様の材料搬送手段（４，
５，６，７，８）と重量判別処理（ｂ）を有して、各バ
ケット（６）が常に１個の果肉片（10）を載置した状態
で移送され、投下・供給（ｄ）の用意をしているもので
ある。
【００２５】以上の処理工程を経て、バケット（６）
は、充填搬送主ライン（１）上を投入・充填（ｅ）のた
めの端部へ向かう時点では常に１個の果肉片（10）を載
置して移送されている。そして、容器投入・充填装置
（９）へ到着すると、別途容器搬送ライン（３）上を移
送されてくるカップ容器（11）の到着確認とともに容器
（11）内へ果肉片（10）を投入・充填（ｅ）し、これを
連続的に実行してゆくものである。
は、充填搬送主ライン（１）上を投入・充填（ｅ）のた
めの端部へ向かう時点では常に１個の果肉片（10）を載
置して移送されている。そして、容器投入・充填装置
（９）へ到着すると、別途容器搬送ライン（３）上を移
送されてくるカップ容器（11）の到着確認とともに容器
（11）内へ果肉片（10）を投入・充填（ｅ）し、これを
連続的に実行してゆくものである。
【００２６】また、本発明は、上述した実施例に限定さ
れず、容器搬送ライン上で充填待ちの時間調整等のウェ
イティング処理やラインの増配設により、１容器に所定
数の果肉片を充填する等種々の改変が可能で、これらは
すべて本発明の技術的思想に含まれる。
れず、容器搬送ライン上で充填待ちの時間調整等のウェ
イティング処理やラインの増配設により、１容器に所定
数の果肉片を充填する等種々の改変が可能で、これらは
すべて本発明の技術的思想に含まれる。
【００２７】
【発明の効果】本発明は、以上の構成よりなるものであ
り、これによれば充填用果肉片が、ライン構成要素間の
機器的連携のもとで、１バケットに載置された果肉個々
について重量判別により充填適格性をチェックされると
ともに、判別したデータに基づいて排出あるいは供給処
理され、容器投入前に自動的に１バケット１果肉片の搬
送列として用意されるので、１容器に少なくとも１果肉
片を充填するための搬送・投入を自動化連続処理するこ
とができる。
り、これによれば充填用果肉片が、ライン構成要素間の
機器的連携のもとで、１バケットに載置された果肉個々
について重量判別により充填適格性をチェックされると
ともに、判別したデータに基づいて排出あるいは供給処
理され、容器投入前に自動的に１バケット１果肉片の搬
送列として用意されるので、１容器に少なくとも１果肉
片を充填するための搬送・投入を自動化連続処理するこ
とができる。
【００２８】また、本発明は、充填搬送主ラインと補充
搬送ラインを並列配置したライン構成とされ、補充のた
めの投下・供給処理工程を経るので、空バケットの搬送
を極限的に減らすことができ、容器充填時のロスがな
い。
搬送ラインを並列配置したライン構成とされ、補充のた
めの投下・供給処理工程を経るので、空バケットの搬送
を極限的に減らすことができ、容器充填時のロスがな
い。
【００２９】さらに、本発明の技術的思想の外延に規模
的な拡張を想定すれば、食品包装工場等のアセンブリラ
インとして効果を奏する自動化充填ラインの提供が期待
できる。
的な拡張を想定すれば、食品包装工場等のアセンブリラ
インとして効果を奏する自動化充填ラインの提供が期待
できる。
【図１】本発明の実施例である果肉等を容器に充填する
方法にかかる処理工程フローである。
方法にかかる処理工程フローである。
【図２】本発明の実施例である自動搬送ラインシステム
の機器構成概要図である。
の機器構成概要図である。
１ 充填搬送主ライン ２ 補充搬送ライン ３ 容器搬送ライン ４ 果肉貯槽 ５ 果肉移載装置（吸着ノズルのみ図示） ６ 開閉式バケット ７ 測定ステーション ８ 落下・排出装置 ９ 容器投入・充填装置 10 果肉片 11 カップ容器 ａ 取出し・移載処理 ｂ 計量・送信処理 ｃ 落下・排出処理 ｄ 投下・供給処理 ｅ 投入・充填処理
Claims (2)
- 【請求項１】 自動搬送ライン上の充填容器に対し、別
ラインから自動搬送された果肉等の食品材料を容器毎に
自動投入し、連続した流れ作業として実行処理する食品
材料の自動搬送・容器充填方法において、 コンベヤ上での経時的な以下（ａ）〜（ｅ）の処理； （ａ）水平循環型コンベヤからなる充填搬送主ライン上
で搬送トラックを周回する開閉式バケットに、果肉貯槽
から果肉片をノズル吸着により取出して移載すること、 （ｂ）測定ステーションに到着確認後計量し、果肉片の
計数１を判別する計量データとバケットの順位データを
検品情報として次の処理工程および空バケット搬送情報
として補充搬送ラインに送信すること、 （ｃ）上記検品情報を受信し、これに基づいて充填不適
格品を落下・排出し、空バケットとして補充搬送ライン
と並走させること、 （ｄ）これとともに、この区間で前記補充搬送ライン上
を移送され、上記と同様の重量判別処理を経てバケット
載置された果肉片を、受信した上記空バケット搬送情報
に基づいて充填搬送主ライン上の空バケットへ投下・供
給すること、 （ｅ）充填搬送主ラインの端部で、容器搬送ライン上を
移送される容器に順次投入・充填すること を包含し、１容器に少なくとも１果肉片を充填するため
の搬送・投入が自動化連続処理されることを特徴とする
果肉等を容器に充填する方法。 - 【請求項２】 自動搬送ライン上の充填容器に対し、別
ラインから自動搬送された果肉等の食品材料を容器毎に
順次自動投入すべくアセンブリラインを構成する食品材
料の自動搬送ラインシステムにおいて、 前後縦列に走行する容器搬送ラインに対して、横断的に
出会う直交方向の片側に、エンドレスな牽引要素に駆動
される水平循環型コンベヤからなる充填搬送主ラインと
補充搬送ラインを配置し、この両搬送トラックラインの
各片側ストレッチ部が、同一搬送方向に並走する区間を
有したライン構成とし、 その構成要素として搭載される以下（ａ）〜（ｅ）の手
段； （ａ）充填搬送主ラインに、搬送トラックを周回する複
数の開閉式バケットと、 （ｂ）果肉片の取出し・移載手段と、 （ｃ）重量判別とデータ送信をおこなうための測定ステ
ーションと、 （ｄ）上記データを受信しバケット開閉を指示する落下
・排出装置と を具備するとともに、 （ｅ）この充填搬送主ラインに連設され、バケット数を
減じて周回搬送サイクルを短時間に変更し、かつ、同様
の材料搬送手段を有した補充搬送ラインに、充填搬送主
ラインと並走するライン区間で、上記測定ステーション
からの空バケット搬送情報を受信し、補充のための投下
・供給をおこなう落下・排出装置と を付設してなり、 構成要素間の送受信を含む１容器に少なくとも１果肉片
を充填するための搬送機構を備えたことを特徴とする自
動搬送ラインシステム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6923692A JPH085458B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 果肉等を容器に充填する方法およびそのための自動搬送ラインシステム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6923692A JPH085458B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 果肉等を容器に充填する方法およびそのための自動搬送ラインシステム |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05229514A JPH05229514A (ja) | 1993-09-07 |
| JPH085458B2 true JPH085458B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=13396911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6923692A Ceased JPH085458B2 (ja) | 1992-02-17 | 1992-02-17 | 果肉等を容器に充填する方法およびそのための自動搬送ラインシステム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085458B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3623819B2 (ja) * | 1995-04-28 | 2005-02-23 | 北海製罐株式会社 | 食品の詰め込み装置 |
| CN116764992B (zh) * | 2023-08-24 | 2023-10-24 | 山西戴德测控技术股份有限公司 | 原煤输送中煤矸石的随动式分选方法 |
-
1992
- 1992-02-17 JP JP6923692A patent/JPH085458B2/ja not_active Ceased
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05229514A (ja) | 1993-09-07 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A045 | Written measure of dismissal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 Effective date: 20060822 |