JPH0854551A - 光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ - Google Patents

光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ

Info

Publication number
JPH0854551A
JPH0854551A JP6190324A JP19032494A JPH0854551A JP H0854551 A JPH0854551 A JP H0854551A JP 6190324 A JP6190324 A JP 6190324A JP 19032494 A JP19032494 A JP 19032494A JP H0854551 A JPH0854551 A JP H0854551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical fiber
lid
operator
interlocking
sensor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6190324A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Kawamura
隆 河村
Yoshihiro Kubota
佳弘 久保田
Michiyasu Kamiko
通康 神子
Shigekazu Hayamizu
茂和 速水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Furukawa Electric Co Ltd
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Furukawa Electric Co Ltd, Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Furukawa Electric Co Ltd
Priority to JP6190324A priority Critical patent/JPH0854551A/ja
Publication of JPH0854551A publication Critical patent/JPH0854551A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 離れた所からでも光ファイバ接続箱の蓋の開
閉状態を容易に検出できる光ファイバ接続箱の蓋開閉セ
ンサを提供する。 【構成】 光ファイバ接続箱1に、センサ用光ファイバ
心線13と、光ファイバ接続箱1の蓋3が開になったと
きセンサ用光ファイバ心線13に曲げを与える蓋連動光
ファイバ操作子8とを設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバ接続箱の開
閉状態を検出する光ファイバ接続箱の蓋開閉センサに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、光ファイバ接続箱にはその内部へ
の浸水を検出する浸水検出センサは設けられていたが、
該光ファイバ接続箱の蓋の開閉状態を検出する手段は設
けられていなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このため従来の光ファ
イバ接続箱では、蓋を閉じ忘れたり、台風等の自然災害
で蓋が開いてしまった場合、これを現場に行かなければ
検出できないので、そのまま放置されることになり、そ
の結果、太陽光線(特に、紫外線)によって内部部材が
劣化したり、雨によって内部部材が腐食したりする問題
点があった。
【0004】本発明の目的は、離れた所からでも光ファ
イバ接続箱の蓋の開閉状態を容易に検出できる光ファイ
バ接続箱の蓋開閉センサを提供することにある。
【0005】本発明の他の目的は、光ファイバ接続箱の
対向面が蓋でそれぞれ開閉される構造であっても、これ
ら蓋の開閉状態を離れた所からでも容易に検出できる光
ファイバ接続箱の蓋開閉センサを提供することにある。
【0006】本発明の他の目的は、光ファイバ接続箱の
蓋を意識的に開けるときに、操作停止具の動作を停止さ
せることができる光ファイバ接続箱の蓋開閉センサを提
供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成する本
発明の構成を説明すると、次の通りである。
【0008】本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開閉セ
ンサは、光ファイバ接続箱にセンサ用光ファイバ心線
と、該光ファイバ接続箱の蓋が開又は閉になったとき前
記センサ用光ファイバ心線に曲げ応力を与えるか又は予
め与えられていた曲げ応力を除去するように動作する蓋
連動光ファイバ操作子とが設けられて構成されているこ
とを特徴とする。
【0009】また本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開
閉センサは、光ファイバ接続箱内に配置されるセンサハ
ウジングと、前記センサハウジングの操作子摺動通路内
に内向き端側が摺動自在に挿入されていると共に外向き
端側は前記センサハウジングの外に突出されていて前記
光ファイバ接続箱の蓋が閉じられているときには該外向
き端側が該蓋で押されて前記操作子摺動通路内に後退移
動する蓋連動光ファイバ操作子と、前記蓋が閉じられて
前記蓋連動光ファイバ操作子が押し込まれたときに蓄勢
されると共に前記蓋が開かれて前記蓋連動光ファイバ操
作子を押していないときに該蓋連動光ファイバ操作子を
前記操作子摺動通路から脱出させる方向に押し出すバネ
と、前記蓋連動光ファイバ操作子が前記蓋で押されて後
退位置にあるときに前記センサハウジングと前記蓋連動
光ファイバ操作子との相互間で整列するようにこれらに
設けられている光ファイバ心線通路と、前記各光ファイ
バ心線通路に通されていて前記蓋が開いたとき前記蓋連
動光ファイバ操作子の移動で前記各光ファイバ心線通路
の位置がずれて前記蓋連動光ファイバ操作子から曲げ応
力を受けるセンサ用光ファイバ心線とが設けられて構成
されていることを特徴とする。
【0010】また本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開
閉センサは、光ファイバ接続箱内に配置されるセンサハ
ウジングと、前記センサハウジングの操作子摺動通路内
に内向き端側が摺動自在に挿入されていると共に外向き
端側は前記センサハウジングの外に突出されていて前記
光ファイバ接続箱の蓋が閉じられているときには該外向
き端側が該蓋で押されて前記操作子摺動通路内に後退移
動する蓋連動光ファイバ操作子と、前記蓋が閉じられて
前記蓋連動光ファイバ操作子が押し込まれたときに蓄勢
されると共に前記蓋が開かれて前記蓋連動光ファイバ操
作子を押していないときに該蓋連動光ファイバ操作子を
前記操作子摺動通路から脱出させる方向に押し出すバネ
と、前記蓋連動光ファイバ操作子が前記蓋で押されてい
ずに前進位置にあるときに前記センサハウジングと前記
蓋連動光ファイバ操作子との相互間で整列するようにこ
れらに設けられている光ファイバ心線通路と、前記各光
ファイバ心線通路に通されていて前記蓋が閉じられてい
るとき前記蓋連動光ファイバ操作子の移動で前記各光フ
ァイバ心線通路の位置がずれて前記蓋連動光ファイバ操
作子から曲げ応力を受けるが前記蓋が開いているときに
は前記蓋連動光ファイバ操作子の移動で前記各光ファイ
バ心線通路の位置が合致して前記蓋連動光ファイバ操作
子から曲げ応力を受けないセンサ用光ファイバ心線と、
前記蓋が開いて前記蓋連動光ファイバ操作子が前進位置
に移動して前記各光ファイバ心線通路の位置が合致した
ときに前記蓋連動光ファイバ操作子がそれ以上前進移動
しないように規制するストッパー手段とが設けられてい
ることを特徴とする。
【0011】また本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開
閉センサは、光ファイバ接続箱内に配置されるセンサハ
ウジングと、該センサハウジングを横切って設けられた
光ファイバ心線通路と、前記光ファイバ心線通路に通さ
れているセンサ用光ファイバ心線と、前記光ファイバ心
線通路を間にした双方の側で該光ファイバ心線通路にそ
れぞれ直交する向きで設けられているそれぞれ2つの操
作子摺動通路と、双方の側で一方の前記操作子摺動通路
に摺動自在にそれぞれ配置されている第1の蓋連動光フ
ァイバ操作子と、双方の側で他方の操作子摺動通路に摺
動自在にそれぞれ配置されていて外向き端が前記光ファ
イバ接続箱の蓋で押されるように前記センサハウジング
の外に互いに逆向きに突出されている第2の蓋連動光フ
ァイバ操作子と、双方の側で前記第1の蓋連動光ファイ
バ操作子の外向き端側と前記第2の蓋連動光ファイバ操
作子の内向き端側とが枢支軸で回転自在に連結され且つ
中間部が前記センサハウジングに枢支軸で回転自在に連
結されている第3の蓋連動光ファイバ操作子と、前記蓋
が閉じられて前記第2の蓋連動光ファイバ操作子が押し
込まれたときに蓄勢されると共に前記蓋が開かれて前記
第2の蓋連動光ファイバ操作子が押されていないときに
前記第1の蓋連動光ファイバ操作子の内向き端で前記セ
ンサ用光ファイバ心線に曲げ応力を与えるように該第1
の蓋連動光ファイバ操作子を押し出すバネとが設けられ
ていることを特徴とする。
【0012】また本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開
閉センサは、光ファイバ接続箱内に突出するように該光
ファイバ接続箱の蓋に支持されている蓋連動光ファイバ
操作子と、前記光ファイバ接続箱内に支持されていて前
記蓋が閉じられたとき前記蓋連動光ファイバ操作子で曲
げ応力を受けるセンサ用光ファイバ心線とが設けられて
構成されていることを特徴とする。
【0013】また本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開
閉センサは、光ファイバ接続箱内に配置され該光ファイ
バ接続箱の開口部側で立上がる立上がり部の内向き壁に
突き出し許容凹部が設けられているセンサハウジング
と、前記立上がり部の内向き壁に沿って配置されたセン
サ用光ファイバ心線と、前記光ファイバ接続箱の蓋に支
持されていて該蓋が開いたときに該蓋の開き移動につれ
て前記センサ用光ファイバ心線の一部を前記突き出し許
容凹部に押圧して該センサ用光ファイバ心線に曲げ応力
を与える蓋連動光ファイバ操作子とが設けられて構成さ
れていることを特徴とする。
【0014】また本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開
閉センサは、前記光ファイバ接続箱の前記蓋を開くとき
に前記蓋連動光ファイバ操作子が動作しないようにロッ
クする操作停止具が設けられていることを特徴とする。
【0015】
【作用】上記のように、光ファイバ接続箱にセンサ用光
ファイバ心線と、該光ファイバ接続箱の蓋が開又は閉に
なったとき前記センサ用光ファイバ心線に曲げ応力を与
えるか又は予め与えられていた曲げ応力を除去するよう
に動作する蓋連動光ファイバ操作子とを設けて光ファイ
バ接続箱の蓋開閉センサを構成すると、該蓋が開又は閉
になったとき該光ファイバ心線に通す光信号の伝送損失
が低い状態から高い状態に変化したり、或いは伝送損失
が高い状態から低い状態に変化したりすることになる。
この光信号の状態変化を検出することで、遠隔地等の離
れた所からでも光ファイバ接続箱の蓋の開閉状態を容易
に検出できる。
【0016】また、光ファイバ接続箱内に配置されるセ
ンサハウジングと、前記センサハウジングの操作子摺動
通路内に内向き端側が摺動自在に挿入されていると共に
外向き端側は前記センサハウジングの外に突出されてい
て前記光ファイバ接続箱の蓋が閉じられているときには
該外向き端側が該蓋で押されて前記操作子摺動通路内に
後退移動する蓋連動光ファイバ操作子と、前記蓋が閉じ
られて前記蓋連動光ファイバ操作子が押し込まれたとき
に蓄勢されると共に前記蓋が開かれて前記蓋連動光ファ
イバ操作子を押していないときに該蓋連動光ファイバ操
作子を前記操作子摺動通路から脱出させる方向に押し出
すバネと、前記蓋連動光ファイバ操作子が前記蓋で押さ
れて後退位置にあるときに前記センサハウジングと前記
蓋連動光ファイバ操作子との相互間で整列するようにこ
れらに設けられている光ファイバ心線通路と、前記各光
ファイバ心線通路に通されていて前記蓋が開いたとき前
記蓋連動光ファイバ操作子の移動で前記各光ファイバ心
線通路の位置がずれて前記蓋連動光ファイバ操作子から
曲げ応力を受けるセンサ用光ファイバ心線とを設けて光
ファイバ接続箱の蓋開閉センサを構成すると、前記蓋が
開かれた場合、前記バネの力で前記蓋連動光ファイバ操
作子が押し出され、この蓋連動光ファイバ操作子の前進
移動で前記センサ用光ファイバ心線に曲げ応力が加わ
り、該光ファイバ心線に通す光信号の伝送損失が低い状
態から高い状態に変化し、この光信号の状態変化を検出
することで、遠隔地等の離れた所からでも光ファイバ接
続箱の蓋の開閉状態を容易に検出できる。
【0017】また、光ファイバ接続箱内に配置されるセ
ンサハウジングと、前記センサハウジングの操作子摺動
通路内に内向き端側が摺動自在に挿入されていると共に
外向き端側は前記センサハウジングの外に突出されてい
て前記光ファイバ接続箱の蓋が閉じられているときには
該外向き端側が該蓋で押されて前記操作子摺動通路内に
後退移動する蓋連動光ファイバ操作子と、前記蓋が閉じ
られて前記蓋連動光ファイバ操作子が押し込まれたとき
に蓄勢されると共に前記蓋が開かれて前記蓋連動光ファ
イバ操作子を押していないときに該蓋連動光ファイバ操
作子を前記操作子摺動通路から脱出させる方向に押し出
すバネと、前記蓋連動光ファイバ操作子が前記蓋で押さ
れていずに前進位置にあるときに前記センサハウジング
と前記蓋連動光ファイバ操作子との相互間で整列するよ
うにこれらに設けられている光ファイバ心線通路と、前
記各光ファイバ心線通路に通されていて前記蓋が閉じら
れているとき前記蓋連動光ファイバ操作子の移動で前記
各光ファイバ心線通路の位置がずれて前記蓋連動光ファ
イバ操作子から曲げ応力を受けるが前記蓋が開いている
ときには前記蓋連動光ファイバ操作子の移動で前記各光
ファイバ心線通路の位置が合致して前記蓋連動光ファイ
バ操作子から曲げ応力を受けないセンサ用光ファイバ心
線と、前記蓋が開いて前記蓋連動光ファイバ操作子が前
進位置に移動して前記各光ファイバ心線通路の位置が合
致したときに前記蓋連動光ファイバ操作子がそれ以上前
進移動しないように規制するストッパー手段とを設けて
光ファイバ接続箱の蓋開閉センサを構成すると、前記蓋
が開かれた場合、前記バネの力で前記蓋連動光ファイバ
操作子が押し出され、この蓋連動光ファイバ操作子の前
進移動で前記センサ用光ファイバ心線に加わっていた曲
げ応力が除去され、該光ファイバ心線に通す光信号の伝
送損失が高い状態から低い状態に変化し、この光信号の
状態変化を検出することで、遠隔地等の離れた所からで
も光ファイバ接続箱の蓋の開閉状態を容易に検出でき
る。
【0018】特に、この発明では、前記蓋が開いて前記
蓋連動光ファイバ操作子が前進位置に移動して前記各光
ファイバ心線通路の位置が合致したときに前記蓋連動光
ファイバ操作子がそれ以上前進移動しないように規制す
るストッパー手段を設けているので、前記バネで前記蓋
連動光ファイバ操作子が押し出されても、前記各光ファ
イバ心線通路の位置が合致する位置で該蓋連動光ファイ
バ操作子を停止させることができる。
【0019】また、光ファイバ接続箱内に配置されるセ
ンサハウジングと、該センサハウジングを横切って設け
られた光ファイバ心線通路と、前記光ファイバ心線通路
に通されているセンサ用光ファイバ心線と、前記光ファ
イバ心線通路を間にした双方の側で該光ファイバ心線通
路にそれぞれ直交する向きで設けられているそれぞれ2
つの操作子摺動通路と、双方の側で一方の前記操作子摺
動通路に摺動自在にそれぞれ配置されている第1の蓋連
動光ファイバ操作子と、双方の側で他方の操作子摺動通
路に摺動自在にそれぞれ配置されていて外向き端が前記
光ファイバ接続箱の蓋で押されるように前記センサハウ
ジングの外に互いに逆向きに突出されている第2の蓋連
動光ファイバ操作子と、双方の側で前記第1の蓋連動光
ファイバ操作子の外向き端側と前記第2の蓋連動光ファ
イバ操作子の内向き端側とが枢支軸で回転自在に連結さ
れ且つ中間部が前記センサハウジングに枢支軸で回転自
在に連結されている第3の蓋連動光ファイバ操作子と、
前記蓋が閉じられて前記第2の蓋連動光ファイバ操作子
が押し込まれたときに蓄勢されると共に前記蓋が開かれ
て前記第2の蓋連動光ファイバ操作子が押されていない
ときに前記第1の蓋連動光ファイバ操作子の内向き端で
前記センサ用光ファイバ心線に曲げ応力を与えるように
該第1の蓋連動光ファイバ操作子を押し出すバネとを設
けて光ファイバ接続箱の蓋開閉センサを構成すると、例
えば前記第1の蓋が開かれた場合、前記第2の蓋連動光
ファイバ操作子がフリーになるので、前記バネの力で前
記第1の蓋連動光ファイバ操作子が押し出され、該第1
の蓋連動光ファイバ操作子の前進移動で前記センサ用光
ファイバ心線に曲げ応力が加わり、該光ファイバ心線に
通す光信号の伝送損失が低い状態から高い状態に変化
し、この光信号の状態変化を検出することで、遠隔地等
の離れた所からでも光ファイバ接続箱の蓋の開閉状態を
容易に検出できる。
【0020】特に、この発明では、光ファイバ接続箱の
前後或いは左右にそれぞれ蓋があっても、これら蓋の開
閉を共通のセンサ用光ファイバ心線を用いて検出するこ
とができる。
【0021】また、この発明では、蓋連動光ファイバ操
作子を3つに分割してS字状或いはZ字状に枢支連結し
た構造にしているので、2つの蓋の開閉を検出するタイ
プの蓋開閉センサでも、小型化を図ることができる。
【0022】また、光ファイバ接続箱内に突出するよう
に該光ファイバ接続箱の蓋に支持されている蓋連動光フ
ァイバ操作子と、前記光ファイバ接続箱内に支持されて
いて前記蓋が閉じられたとき前記蓋連動光ファイバ操作
子で曲げ応力を受けるセンサ用光ファイバ心線とを設け
て光ファイバ接続箱の蓋開閉センサを構成すると、前記
蓋が開かれた場合、この蓋の移動で前記蓋連動光ファイ
バ操作子が前記センサ用光ファイバ心線から離れ、これ
により該センサ用光ファイバ心線に加わっていた曲げ応
力が除去され、該光ファイバ心線に通す光信号の伝送損
失が高い状態から低い状態に変化し、この光信号の状態
変化を検出することで、遠隔地等の離れた所からでも光
ファイバ接続箱の蓋の開閉状態を容易に検出できる。
【0023】特にこの発明では、蓋開閉センサの構造を
著しく簡略化することができる。
【0024】また、光ファイバ接続箱内に配置され該光
ファイバ接続箱の開口部側で立上がる立上がり部の内向
き壁に突き出し許容凹部が設けられているセンサハウジ
ングと、前記立上がり部の内向き壁に沿って配置された
センサ用光ファイバ心線と、前記光ファイバ接続箱の蓋
に支持されていて該蓋が開いたときに該蓋の開き移動に
つれて前記センサ用光ファイバ心線の一部を前記突き出
し許容凹部に押圧して該センサ用光ファイバ心線に曲げ
応力を与える蓋連動光ファイバ操作子とを設けて光ファ
イバ接続箱の蓋開閉センサを構成すると、前記蓋が開か
れた場合、この蓋の移動で前記蓋連動光ファイバ操作子
が一緒に移動し、この過程で該蓋連動光ファイバ操作子
が前記センサ用光ファイバ心線の一部を前記センサハウ
ジングの突き出し許容凹部内に押圧し、これにより前記
センサ用光ファイバ心線に曲げ応力が加わり、該光ファ
イバ心線に通す光信号の伝送損失が低い状態から高い状
態に変化し、この光信号の状態変化を検出することで、
遠隔地等の離れた所からでも光ファイバ接続箱の蓋の開
閉状態を容易に検出できる。
【0025】また、前述した各発明の光ファイバ接続箱
の蓋開閉センサに、前記光ファイバ接続箱の前記蓋を開
くときに前記蓋連動光ファイバ操作子が動作しないよう
にロックする操作停止具を設けると、意識的に開くとき
には該蓋開閉センサの検出動作を停止させることができ
る。
【0026】
【実施例】図1及び図2は本発明に係る光ファイバ接続
箱の蓋開閉センサの第1実施例を示したもので、図1は
蓋が閉じているときの状態図、図2は蓋が開いていると
きの状態図である。図示のように、光ファイバ接続箱1
は、その開口部2が蓋3で開閉されるようになってい
る。蓋3は蝶番4で開閉自在に光ファイバ接続箱1に取
り付けられている。
【0027】光ファイバ接続箱1内には、本実施例の蓋
開閉センサ5が配置されている。該蓋開閉センサ5は、
センサハウジング6を有し、該センサハウジング6は光
ファイバ接続箱1内の図示のような位置に固定されてい
る。該センサハウジング6には、蓋3に向かって開口す
る有底孔よりなる操作子摺動通路7が設けられている。
該操作子摺動通路7内には、棒状の蓋連動光ファイバ操
作子8が摺動自在に配置されている。該蓋連動光ファイ
バ操作子8は、操作子摺動通路7内の底部側に配置され
たバネ9により先端が突出するように付勢されている。
該蓋連動光ファイバ操作子8は、蓋3を閉じるとき、バ
ネ9の力に抗して該蓋3により図示のように操作子摺動
通路7内に押し込まれるようになっている。光ファイバ
接続箱1とセンサハウジング6と蓋連動光ファイバ操作
子8とには、蓋3が図示のように閉じられているとき整
列して存在するように光ファイバ心線通路10,11,
12が設けられている。これら光ファイバ心線通路1
0,11,12には、センサ用光ファイバ心線13が通
されている。蓋連動光ファイバ操作子8の光ファイバ心
線通路12には、該蓋連動光ファイバ操作子8の突出移
動方向に凸となる円弧状の光ファイバ操作部8aが設け
られている。
【0028】また、蓋連動光ファイバ操作子8の側面に
は、複数の係止凹部14が長手方向に沿って鋸歯状に設
けられている。光ファイバ接続箱1とセンサハウジング
6とには、蓋3が図示のように閉じられているとき整列
して存在する操作停止体通路15,16が設けられてい
る。整列した操作停止体通路15,16には棒状の操作
停止体17が通され、蓋連動光ファイバ操作子8を操作
停止状態にしたいとき該操作停止体17の先端の爪17
aを係止凹部14に係入できるようになっている。これ
ら蓋連動光ファイバ操作子8の係止凹部14、操作停止
体通路15,16、操作停止体17により、蓋連動光フ
ァイバ操作子8がセンサ用光ファイバ心線13を操作し
ないように停止させる操作停止具18が構成されてい
る。
【0029】このような光ファイバ接続箱の蓋開閉セン
サ5におては、センサ用光ファイバ心線13の一端から
図示しない光源により光信号が送り込まれるようになっ
ている。該センサ用光ファイバ心線13の他端は図示し
ない監視所に配置され、通過してきた光信号の大きさの
検出により蓋3の開閉状態の検出が行われるようになっ
ている。
【0030】通常、操作停止体17は図示のように後退
した状態に置かれている。かかる状態で蓋3が開かれる
と、蓋連動光ファイバ操作子8の押さえがなくなるの
で、図2に示すように該蓋連動光ファイバ操作子8がバ
ネ9の力で押され、図で右方向に移動する。この蓋連動
光ファイバ操作子8の移動で、円弧状の光ファイバ操作
部8aも図で右方向に移動され、センサ用光ファイバ心
線13に曲げ応力が加わる。すると、該センサ用光ファ
イバ心線13を通る光信号の減衰量が増加するので、こ
れを監視所で検出することにより、蓋3が開かれたこと
を遠隔地でも知ることができる。
【0031】保守や点検等で意識的に蓋3を開くときに
は、該蓋3を開く前に操作停止体17を押し込み、該操
作停止体17の先端の爪17aを蓋連動光ファイバ操作
子8の係止凹部14に係入し、該蓋連動光ファイバ操作
子8を操作停止の状態にする。
【0032】かかる状態で蓋3を開くと、蓋連動光ファ
イバ操作子8が操作停止状態になっているので、該蓋連
動光ファイバ操作子8は移動せず、蓋3が開かれたとい
う信号を監視所に出さない。
【0033】図3及び図4は本発明に係る光ファイバ接
続箱の蓋開閉センサの第2実施例を示したもので、図3
は蓋が閉じているときの状態図、図4は蓋が開いている
ときの状態図である。
【0034】本実施例の蓋開閉センサ5は、図3に示す
ように蓋3が閉じて蓋連動光ファイバ操作子8が後退状
態にあるときにはセンサハウジング6の光ファイバ心線
通路11と蓋連動光ファイバ操作子8の光ファイバ心線
通路12とが整列せず、図4に示すように蓋3が開いて
蓋連動光ファイバ操作子8が突出状態にあるときにはセ
ンサハウジング6の光ファイバ心線通路11と蓋連動光
ファイバ操作子8の光ファイバ心線通路12とが整列す
るようになっている。これに伴い、蓋連動光ファイバ操
作子8が後退状態にあるときに円弧状の光ファイバ操作
部8aでセンサ用光ファイバ心線13を押圧するよう
に、該光ファイバ操作部8aは第1実施例とは逆向きに
設けられている。また、本実施例の蓋開閉センサ5で
は、蓋3が開いて蓋連動光ファイバ操作子8が図4に示
すように前進位置に移動して各光ファイバ心線通路1
1,12の位置が合致したときに蓋連動光ファイバ操作
子8がそれ以上前進移動しないように規制するストッパ
ー手段62が設けられている。該ストッパー手段62
は、蓋連動光ファイバ操作子8の側面に突設されたスト
ッパー突起62aと、該ストッパー突起62aを摺動自
在に収容していて該ストッパー突起62aの移動範囲を
規制するストッパー溝62bとで構成されている。該ス
トッパー溝62bは、蓋3が開いて蓋連動光ファイバ操
作子8が図4に示すように前進位置に移動して各光ファ
イバ心線通路11,12の位置が合致したときに、該蓋
連動光ファイバ操作子8と一体のストッパー突起62a
を停止させるように溝端の位置が設定されている。な
お、このストッパー溝62bはセンサハウジング6を貫
通させて設けてもよいことは勿論である。
【0035】このような蓋開閉センサ5では、図3に示
すように蓋3が閉じているときにはセンサ用光ファイバ
心線13に曲げ応力が加わっているので、該センサ用光
ファイバ心線13を通る光信号の減衰量が増加し、これ
を監視所で検出することにより、蓋3が閉じていること
を知ることができる。
【0036】次に、図4に示すように蓋3が開かれたと
きには、各光ファイバ心線通路11,12の位置が合致
した時点でストッパー突起62aがストッパー溝62b
の溝端に当接して蓋連動光ファイバ操作子8が停止し、
センサ用光ファイバ心線13に曲げ応力が加わらなくな
るので、該センサ用光ファイバ心線13を通って監視所
に到達する光信号が増加し、これを監視所で検出するこ
とにより、蓋3が開かれたことを知ることができる。
【0037】この第2実施例でも、図示しないが第1実
施例と同様の操作停止具が設けられている。
【0038】図5〜図7は本発明に係る光ファイバ接続
箱の蓋開閉センサの第3実施例を示したものである。
【0039】本実施例は、前後とか左右とかの相対向す
る2面に開口部2a,2bが設けられ、これら開口部2
a,2bがそれぞれ蓋3a,3bで開閉されるようにな
っているタイプの光ファイバ接続箱1に本発明を適用し
た例を示したものである。
【0040】本実施例では、光ファイバ接続箱1内の底
部にセンサハウジング6が設置されている。該センサハ
ウジング6には、その中央を横切って光ファイバ心線通
路11が設けられている。該光ファイバ心線通路11の
両側のセンサハウジング6には、該光ファイバ心線通路
11に直交する向きでそれぞれ各1対の溝よりなる操作
子摺動通路19,20、21,22が設けられている。
操作子摺動通路19,20には、蓋連動光ファイバ操作
子23,24が摺動自在に配置されている。蓋連動光フ
ァイバ操作子23,24は、蓋連動光ファイバ操作子2
5により全体としてS字状をなすように枢支軸26,2
7で枢支連結されている。蓋連動光ファイバ操作子25
は、枢支軸28により所定範囲で回転自在にセンサハウ
ジング6に枢支されている。同様に、操作子摺動通路2
1,22には、蓋連動光ファイバ操作子29,30が摺
動自在に配置されている。蓋連動光ファイバ操作子2
9,30は、蓋連動光ファイバ操作子31により全体と
してS字状(裏側から見ればZ字状)をなすように枢支
軸32,33で枢支連結されている。蓋連動光ファイバ
操作子31は、枢支軸34により所定範囲で回転自在に
センサハウジング6に枢支されている。操作子摺動通路
19,21の閉鎖端部側には、蓋連動光ファイバ操作子
23,29をセンサ用光ファイバ心線13に直交する向
きに押し出すバネ35,36が配置されている。光ファ
イバ心線通路11を間にして蓋連動光ファイバ操作子2
3,29の各先端が対向する該光ファイバ心線通路11
の反対側の部分には、これら蓋連動光ファイバ操作子2
3,29の突出を許容する突き出し凹部37,38が設
けられている。
【0041】この場合には、センサハウジング6、光フ
ァイバ心線通路11、操作子摺動通路19,20、蓋連
動光ファイバ操作子23,24,25、枢支軸26,2
7,28、バネ35、突き出し凹部37によって一方の
蓋開閉センサ39が構成されている。同様に、センサハ
ウジング6、光ファイバ心線通路11、操作子摺動通路
21,22、蓋連動光ファイバ操作子29,30,3
1、枢支軸32,33,34、バネ36、突き出し凹部
38によってり他方の蓋開閉センサ40が構成されてい
る。
【0042】このような蓋開閉センサ39,40は、図
5に示すように蓋連動光ファイバ操作子24,30が蓋
3a,3bで押されて操作されるように光ファイバ接続
箱1内の底部に配置されている。
【0043】また、蓋連動光ファイバ操作子24に対応
してセンサハウジング6の表面には、該蓋連動光ファイ
バ操作子24に対して直交する向きで操作停止体通路4
1が設けられている。この操作停止体通路41に対向す
る側の蓋連動光ファイバ操作子24の側面には、複数の
係止凹部42が長手方向に沿って鋸歯状に設けられてい
る。該操作停止体通路41内には、ブロック状の操作停
止体43が摺動自在に配置され、蓋連動光ファイバ操作
子23,25,24を操作停止状態にしたいとき該操作
停止体43の先端の爪43aを係止凹部42に係入でき
るようになっている。爪43aは操作停止体43の先端
の片側の一部に設けられている。操作子摺動通路41の
閉鎖端部側には、操作停止体43を蓋連動光ファイバ操
作子24に直交する向きに押し出すバネ44が配置され
ている。センサハウジング6の裏面には、操作停止体4
3が突出しないように先端部でロックする状態と、該先
端部を後退させて操作停止体43が突出するようにロッ
クを解放するシーソー形操作子45が枢支軸46で揺動
自在に支持されている。これら操作停止体通路41、係
止凹部42、操作停止体43、バネ44、シーソー形操
作子45、枢支軸46により、蓋連動光ファイバ操作子
23,25,24がセンサ用光ファイバ心線13を操作
しないようにする操作停止具47が構成されている。
【0044】同様に、蓋連動光ファイバ操作子30に対
応してセンサハウジング6の表面には、該蓋連動光ファ
イバ操作子30に対して直交する向きで操作停止体通路
48が設けられている。この操作停止体通路48に対向
する側の蓋連動光ファイバ操作子30の側面には、複数
の係止凹部49が長手方向に沿って鋸歯状に設けられて
いる。該操作停止体通路48内には、ブロック状の操作
停止体50が摺動自在に配置され、蓋連動光ファイバ操
作子29,30,31を操作停止状態にしたいとき該操
作停止50の先端の爪50aを係止凹部49に係入でき
るようになっている。爪50aは操作停止体50の先端
の片側の一部に設けられている。操作子摺動通路48の
閉鎖端部側には、操作停止体50を蓋連動光ファイバ操
作子30に直交する向きに押し出すバネ51が配置され
ている。センサハウジング6の裏面には、操作停止体5
0が突出しないように先端部でロックする状態と、該先
端部を後退させて操作停止体50が突出するようにロッ
クを解放するシーソー形操作子52が枢支軸53で揺動
自在に支持されている。これら操作停止体通路48、係
止凹部49、操作停止体50、バネ51、シーソー形操
作子52、枢支軸53により、蓋連動光ファイバ操作子
29,30,31がセンサ用光ファイバ心線13を操作
しないようにする操作停止具54が構成されている。
【0045】このような蓋開閉センサ39,40におい
ては、通常は操作停止具47,54のシーソー形操作子
45,52の先端部で操作停止体43,50をロックし
ており、蓋連動光ファイバ操作子23,25,24と、
蓋連動光ファイバ操作子29,30,31がフリーの状
態にあり、バネ35,36の付勢により蓋連動光ファイ
バ操作子23,29が突き出し凹部37,38に突き出
し、蓋連動光ファイバ操作子24,30が外に突き出す
態勢にあるが、各蓋3a,3bが閉じることにより蓋連
動光ファイバ操作子24,30が押されて後退し、これ
により蓋連動光ファイバ操作子25,31が枢支軸2
8,34を中心として反時計方向に回転し、蓋連動光フ
ァイバ操作子23,29が図6に示すようにセンサ用光
ファイバ心線13から後退した状態になっている。
【0046】かかる状態で、例えば一方の蓋3aが何ら
かの原因で意に反して開いてしまったときには、蓋開閉
センサ39の蓋連動光ファイバ操作子24の押さえがな
くなって該蓋連動光ファイバ操作子24が外に突き出
し、これにより蓋連動光ファイバ操作子25が枢支軸2
8を中心として時計方向に回転し、蓋連動光ファイバ操
作子23が突き出し凹部37側に突き出し、センサ用光
ファイバ心線13に曲げ応力が加わる状態になるので、
該センサ用光ファイバ心線13を通る光信号の減衰量が
増加し、これを監視所で検出することにより、蓋3が開
いたことを知ることができる。
【0047】他方の蓋3bが何らかの原因で意に反して
開いてしまったときにも、蓋開閉センサ40により監視
所で検出することができる。
【0048】保守や点検等で意識的に蓋3aを開くとき
には、該蓋3aを開く前にシーソー形操作子45を操作
し、その先端部による操作停止体43のロックを外す。
これにより操作停止体43がフリーになってバネ44の
押圧により該操作停止体43の先端の爪43aが蓋連動
光ファイバ操作子24の係止凹部42に係入され、該蓋
連動光ファイバ操作子24がロックされる。従って、蓋
3aを開いても蓋連動光ファイバ操作子23,25,2
4が作動せず、蓋3aが開かれたという信号を監視所に
出さない。
【0049】図8(A)(B)及び図9は本発明に係る
光ファイバ接続箱の蓋開閉センサの第4実施例を示した
ものである。
【0050】本実施例も、前述した第3実施例と同様
に、2面に開口部2a,2bが設けられ、これら開口部
2a,2bがそれぞれ蓋3a,3bで開閉されるように
なっているタイプの光ファイバ接続箱1に本発明を適用
した例を示したものである。
【0051】本実施例では、蓋3bの方のみに、その開
閉を検出する蓋開閉センサ55が設けられている例が示
されている。該蓋開閉センサ55は、開口部2bに対応
して光ファイバ接続箱1内の底部に位置決め配置されて
いるセンサ用光ファイバ心線13と、蓋3bの内面下部
に突設されていて該蓋3bが閉じているときに該センサ
用光ファイバ心線13を押圧する蓋連動光ファイバ操作
子56とで構成されている。図示しないがセンサ用光フ
ァイバ心線13は、蓋連動光ファイバ操作子56で押圧
される部分の少なくとも両端が支持体により支持されて
いる。
【0052】蓋3aの方にも、図示しないが蓋開閉セン
サ55と同様な構造の蓋開閉センサが設けられている。
【0053】この第4実施例の場合には、図10に示す
ように、蓋連動光ファイバ操作子56の基端を延長して
操作停止体63を構成し、この操作停止体63を蓋3b
の貫通孔64に摺動可能に貫通させ、蓋3bの外面には
該操作停止体63をガイドかるガイド筒体65を一体に
設け、通常はガイド筒体65と操作停止体63の孔6
6,67を貫通する第1のロックピン68でこれら操作
停止体63及び蓋連動光ファイバ操作子56を蓋3b側
にロックして該蓋3bが閉じられているとき蓋連動光フ
ァイバ操作子56による押圧でセンサ用光ファイバ心線
13に曲げ応力が加わるようにし、蓋3bを保守等のた
めに意識的に開けるときには光ファイバ接続箱1の底面
を貫通するネジ孔69に螺合しているネジ構造の第2の
ロックピン70の先端を蓋連動光ファイバ操作子56の
ロック孔71に挿入して該蓋連動光ファイバ操作子56
を光ファイバ接続箱1にロックすると共に第1のロック
ピン68を抜いて蓋3b側のロックを外すように構成す
ると、この実施例でも操作停止具72を構成することが
できる。
【0054】即ち、この操作停止具72では、通常は第
1のロックピン68で操作停止体63及び蓋連動光ファ
イバ操作子56を蓋3b側にロックして蓋3bが閉じら
れているとき蓋連動光ファイバ操作子56による押圧で
センサ用光ファイバ心線13に曲げ応力が加わるように
する。この状態では、第2のロックピン70は操作停止
体63をロックしない状態に後退させておく。
【0055】このような状態で、何らかの理由により、
蓋3bが開いてしまった場合には、該蓋3bの移動と共
に操作停止体63が移動してセンサ用光ファイバ心線1
3から離れるので該センサ用光ファイバ心線13に曲げ
応力が加わらなくなり、該センサ用光ファイバ心線13
を通る光信号の減衰量が減少し、これを監視所で検出す
ることにより、蓋3が開いたことを知ることができる。
【0056】蓋3が閉じられている状態で保守等のため
に蓋3bを意識的に開く場合には、第2のロックピン7
0を捩じ込んで、その先端を操作停止体63のロック孔
71に挿入して該蓋連動光ファイバ操作子56を光ファ
イバ接続箱1にロックすると共に第1のロックピン68
を抜いて蓋3b側のロックを外す。かかる状態で、蓋3
bを開けると、該蓋3bは操作停止体63を残して移動
し、該操作停止体63は第2のロックピン70で光ファ
イバ接続箱1にロックされているので、センサ用光ファ
イバ心線13には曲げ応力が加わった状態が維持され、
蓋3が開かれたという信号を監視所に出さない。
【0057】図11は本発明に係る光ファイバ接続箱の
蓋開閉センサの第5実施例を示したものである。
【0058】本実施例の蓋開閉センサ57は、図示しな
い光ファイバ接続箱内の底部に、蓋3が閉じたとき隣接
して存在できるようにしてセンサハウジング6が設置さ
れ、該センサハウジング6には蓋3に隣接する側の位置
に立上がり部6aが設けられ、該立上がり部6aの内向
き立上がり面に沿ってセンサ用光ファイバ心線13が位
置決め配置されている。立上がり部6aの中央の内向き
立上がり面には、突き出し凹部58が設けられている。
蓋3が開かれたとき、この突き出し凹部58に突き出し
てセンサ用光ファイバ心線13を押圧するL字状の蓋連
動光ファイバ操作子59が該蓋3に支持されて設けられ
ている。該L字状の蓋連動光ファイバ操作子59は、そ
の基端側部分59aが蓋3に直角な向きとなり、先端部
分59bが蓋3に平行する向きとなり、先端部分59b
の先端に押圧部分59cが突設された構造になってい
る。
【0059】蓋連動光ファイバ操作子59の端部にはこ
れを延長して蓋3の貫通孔64を揺動可能に貫通する操
作停止体60が一体に設けられ、該操作停止体60が蓋
3を貫通する部分には該操作停止体60と蓋連動光ファ
イバ操作子59とを揺動自在に枢支するために図示しな
い枢支軸が設けられ、該操作停止体60を押し下げるこ
とにより蓋連動光ファイバ操作子59の押圧部分59c
をセンサ用光ファイバ心線13に対向する位置から上昇
させて該センサ用光ファイバ心線13を押圧できない位
置に置く操作停止具61が構成されている。
【0060】このような蓋開閉センサ57は、通常は蓋
連動光ファイバ操作子59の押圧部分59cを図示のよ
うにセンサ用光ファイバ心線13に対向する位置に置
く。かかる状態で、蓋3をその上端の図示しない蝶番を
中心として回転させて開けると、その移動につれて蓋連
動光ファイバ操作子59も引かれて一緒に移動し、該蓋
連動光ファイバ操作子59の押圧部分59cでセンサ用
光ファイバ心線13が突き出し凹部58に押され曲げ応
力を受ける。このため該センサ用光ファイバ心線13を
通る光信号の減衰量が増加し、これを監視所で検出する
ことにより、蓋3が開いたことを知ることができる。
【0061】保守や点検等で意識的に蓋3を開くときに
は、操作停止具61の操作停止体60を押し下げること
により蓋連動光ファイバ操作子59の押圧部分59cを
センサ用光ファイバ心線13に対向する位置から上昇さ
せて該センサ用光ファイバ心線13を押圧できない位置
に置く。この状態で蓋3を開くと、蓋連動光ファイバ操
作子59の押圧部分59cがセンサ用光ファイバ心線1
3を押さなくなり、蓋3が開かれたという信号を監視所
に出さない。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る光フ
ァイバ接続箱の蓋開閉センサによれば、下記のような優
れた効果を得ることができる。
【0063】本発明では、光ファイバ接続箱にセンサ用
光ファイバ心線と、該光ファイバ接続箱の蓋が開又は閉
になったとき該センサ用光ファイバ心線に曲げ応力を与
えるか又は予め与えられていた曲げ応力を除去するよう
に動作する蓋連動光ファイバ操作子とを設けて光ファイ
バ接続箱の蓋開閉センサを構成しているので、該蓋が開
又は閉になったとき該光ファイバ心線に通す光信号の伝
送損失が低い状態から高い状態に変化したり、或いは伝
送損失が高い状態から低い状態に変化したりすることに
なり、この光信号の状態変化を検出することで、遠隔地
等の離れた所からでも光ファイバ接続箱の蓋の開閉状態
を容易に検出することができる。
【0064】また本発明では、光ファイバ接続箱内に配
置されるセンサハウジングと、該センサハウジングの操
作子摺動通路内に内向き端側が摺動自在に挿入されてい
ると共に外向き端側は該センサハウジングの外に突出さ
れていて該光ファイバ接続箱の蓋が閉じられているとき
には該外向き端側が該蓋で押されて該操作子摺動通路内
に後退移動する蓋連動光ファイバ操作子と、該蓋が閉じ
られて該蓋連動光ファイバ操作子が押し込まれたときに
蓄勢されると共に該蓋が開かれて該蓋連動光ファイバ操
作子を押していないときに該蓋連動光ファイバ操作子を
該操作子摺動通路から脱出させる方向に押し出すバネ
と、該蓋連動光ファイバ操作子が該蓋で押されて後退位
置にあるときに該センサハウジングと該蓋連動光ファイ
バ操作子との相互間で整列するようにこれらに設けられ
ている光ファイバ心線通路と、各光ファイバ心線通路に
通されていて該蓋が開いたとき該蓋連動光ファイバ操作
子の移動で各光ファイバ心線通路の位置がずれて該蓋連
動光ファイバ操作子から曲げ応力を受けるセンサ用光フ
ァイバ心線とを設けて光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ
を構成しているので、該蓋が開かれた場合、該バネの力
で該蓋連動光ファイバ操作子が押し出され、この蓋連動
光ファイバ操作子の前進移動で該センサ用光ファイバ心
線に曲げ応力が加わり、該光ファイバ心線に通す光信号
の伝送損失が低い状態から高い状態に変化し、この光信
号の状態変化を検出することで、遠隔地等の離れた所か
らでも光ファイバ接続箱の蓋の開閉状態を容易に検出す
ることができる。
【0065】また本発明では、光ファイバ接続箱内に配
置されるセンサハウジングと、該センサハウジングの操
作子摺動通路内に内向き端側が摺動自在に挿入されてい
ると共に外向き端側は該センサハウジングの外に突出さ
れていて該光ファイバ接続箱の蓋が閉じられているとき
には該外向き端側が該蓋で押されて該操作子摺動通路内
に後退移動する蓋連動光ファイバ操作子と、該蓋が閉じ
られて該蓋連動光ファイバ操作子が押し込まれたときに
蓄勢されると共に該蓋が開かれて該蓋連動光ファイバ操
作子を押していないときに該蓋連動光ファイバ操作子を
該操作子摺動通路から脱出させる方向に押し出すバネ
と、該蓋連動光ファイバ操作子が該蓋で押されていずに
前進位置にあるときに該センサハウジングと該蓋連動光
ファイバ操作子との相互間で整列するようにこれらに設
けられている光ファイバ心線通路と、各光ファイバ心線
通路に通されていて該蓋が閉じられているとき該蓋連動
光ファイバ操作子の移動で各光ファイバ心線通路の位置
がずれて該蓋連動光ファイバ操作子から曲げ応力を受け
るが該蓋が開いているときには該蓋連動光ファイバ操作
子の移動で各光ファイバ心線通路の位置が合致して該蓋
連動光ファイバ操作子から曲げ応力を受けないセンサ用
光ファイバ心線と、該蓋が開いて該蓋連動光ファイバ操
作子が前進位置に移動して各光ファイバ心線通路の位置
が合致したときに該蓋連動光ファイバ操作子がそれ以上
前進移動しないように規制するストッパー手段とを設け
て光ファイバ接続箱の蓋開閉センサを構成しているの
で、該蓋が開かれた場合、該バネの力で該蓋連動光ファ
イバ操作子が押し出され、この蓋連動光ファイバ操作子
の前進移動で該センサ用光ファイバ心線に加わっていた
曲げ応力が除去され、該光ファイバ心線に通す光信号の
伝送損失が高い状態から低い状態に変化し、この光信号
の状態変化を検出することで、遠隔地等の離れた所から
でも光ファイバ接続箱の蓋の開閉状態を容易に検出する
ことができる。
【0066】特に、この発明では、蓋が開いて蓋連動光
ファイバ操作子が前進位置に移動して各光ファイバ心線
通路の位置が合致したときに該蓋連動光ファイバ操作子
がそれ以上前進移動しないように規制するストッパー手
段を設けているので、バネで該蓋連動光ファイバ操作子
が押し出されても、各光ファイバ心線通路の位置が合致
する位置で該蓋連動光ファイバ操作子を停止させること
ができ、センサ用光ファイバ心線に再度曲げ応力が加わ
るのを防止することができる。
【0067】また本発明では、光ファイバ接続箱内に配
置されるセンサハウジングと、該センサハウジングを横
切って設けられた光ファイバ心線通路と、該光ファイバ
心線通路に通されているセンサ用光ファイバ心線と、該
光ファイバ心線通路を間にした双方の側で該光ファイバ
心線通路にそれぞれ直交する向きで設けられているそれ
ぞれ2つの操作子摺動通路と、双方の側で一方の該操作
子摺動通路に摺動自在にそれぞれ配置されている第1の
蓋連動光ファイバ操作子と、双方の側で他方の操作子摺
動通路に摺動自在にそれぞれ配置されていて外向き端が
該光ファイバ接続箱の蓋で押されるように該センサハウ
ジングの外に互いに逆向きに突出されている第2の蓋連
動光ファイバ操作子と、双方の側で該第1の蓋連動光フ
ァイバ操作子の外向き端側と該第2の蓋連動光ファイバ
操作子の内向き端側とが枢支軸で回転自在に連結され且
つ中間部が該センサハウジングに枢支軸で回転自在に連
結されている第3の蓋連動光ファイバ操作子と、該蓋が
閉じられて該第2の蓋連動光ファイバ操作子が押し込ま
れたときに蓄勢されると共に該蓋が開かれて該第2の蓋
連動光ファイバ操作子が押されていないときに該第1の
蓋連動光ファイバ操作子の内向き端で該センサ用光ファ
イバ心線に曲げ応力を与えるように該第1の蓋連動光フ
ァイバ操作子を押し出すバネとを設けて光ファイバ接続
箱の蓋開閉センサを構成しているので、例えば該第1の
蓋が開かれた場合、該第2の蓋連動光ファイバ操作子が
フリーになるので、該バネの力で該第1の蓋連動光ファ
イバ操作子が押し出され、該第1の蓋連動光ファイバ操
作子の前進移動で該センサ用光ファイバ心線に曲げ応力
が加わり、該光ファイバ心線に通す光信号の伝送損失が
低い状態から高い状態に変化し、この光信号の状態変化
を検出することで、遠隔地等の離れた所からでも光ファ
イバ接続箱の蓋の開閉状態を容易に検出することができ
る。
【0068】特に、この発明では、光ファイバ接続箱の
前後或いは左右にそれぞれ蓋があっても、これら蓋の開
閉を共通のセンサ用光ファイバ心線を用いて検出できる
利点がある。
【0069】また、この発明では、蓋連動光ファイバ操
作子を3つに分割してS字状或いはZ字状に枢支連結し
た構造にしているので、2つの蓋の開閉を検出するタイ
プの蓋開閉センサでも、小型化を図ることができる。
【0070】また本発明では、光ファイバ接続箱内に突
出するように該光ファイバ接続箱の蓋に支持されている
蓋連動光ファイバ操作子と、該光ファイバ接続箱内に支
持されていて該蓋が閉じられたとき該蓋連動光ファイバ
操作子で曲げ応力を受けるセンサ用光ファイバ心線とを
設けて光ファイバ接続箱の蓋開閉センサを構成している
ので、該蓋が開かれた場合、この蓋の移動で該蓋連動光
ファイバ操作子が該センサ用光ファイバ心線から離れ、
これにより該センサ用光ファイバ心線に加わっていた曲
げ応力が除去され、該光ファイバ心線に通す光信号の伝
送損失が高い状態から低い状態に変化し、この光信号の
状態変化を検出することで、遠隔地等の離れた所からで
も光ファイバ接続箱の蓋の開閉状態を容易に検出するこ
とができる。
【0071】特にこの発明では、蓋開閉センサの構造を
著しく簡略化することができる。
【0072】また本発明では、光ファイバ接続箱内に配
置され該光ファイバ接続箱の開口部側で立上がる立上が
り部の内向き壁に突き出し許容凹部が設けられているセ
ンサハウジングと、該立上がり部の内向き壁に沿って配
置されたセンサ用光ファイバ心線と、該光ファイバ接続
箱の蓋に支持されていて該蓋が開いたときに該蓋の開き
移動につれて該センサ用光ファイバ心線の一部を該突き
出し許容凹部に押圧して該センサ用光ファイバ心線に曲
げ応力を与える蓋連動光ファイバ操作子とを設けて光フ
ァイバ接続箱の蓋開閉センサを構成しているので、該蓋
が開かれた場合、この蓋の移動で該蓋連動光ファイバ操
作子が一緒に移動し、この過程で該蓋連動光ファイバ操
作子が該センサ用光ファイバ心線の一部を該センサハウ
ジングの突き出し許容凹部内に押圧し、これにより該セ
ンサ用光ファイバ心線に曲げ応力が加わり、該光ファイ
バ心線に通す光信号の伝送損失が低い状態から高い状態
に変化し、この光信号の状態変化を検出することで、遠
隔地等の離れた所からでも光ファイバ接続箱の蓋の開閉
状態を容易に検出することができる。
【0073】また本発明では、前述した各発明の光ファ
イバ接続箱の蓋開閉センサに、該光ファイバ接続箱の該
蓋を開くときに該蓋連動光ファイバ操作子が動作しない
ようにロックする操作停止具を設けているので、意識的
に開くときには該蓋開閉センサの検出動作を停止させる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ
の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1に示す蓋開閉センサの動作状態を示す縦断
面図である。
【図3】本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ
の第2実施例を示す縦断面図である。
【図4】図3に示す蓋開閉センサの動作状態を示す縦断
面図である。
【図5】本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ
の第3実施例における光ファイバ接続箱への取り付け状
態を示す斜視図である。
【図6】(A)は第3実施例の蓋開閉センサの正面図、
(B)は(A)の右側面図、(C)は(A)の背面図、
(D)は(A)の底面図である。
【図7】図6(A)のX−X線断面図である。
【図8】(A)は本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開
閉センサの第4実施例における光ファイバ接続箱への取
り付け状態を示す斜視図、(B)は(A)のP部の拡大
図である。
【図9】図8で閉じている側の蓋を開いた状態を示す斜
視図である。
【図10】第4実施例の光ファイバ接続箱の蓋開閉セン
サにおける蓋連動光ファイバ操作子の操作停止具の一例
を示す縦断面図である。
【図11】本発明に係る光ファイバ接続箱の蓋開閉セン
サの第5実施例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 光ファイバ接続箱 2,2a,2b 開口部 3,3a,3b 蓋 4 蝶番 5 蓋開閉センサ 6 センサハウジング 7 操作子摺動通路 8 蓋連動光ファイバ操作子 8a 光ファイバ操作部 9 バネ 10,11,12 光ファイバ心線通路 13 センサ用光ファイバ心線 14 係止凹部 15,16 操作停止体通路 17 操作停止体 17a 爪 18 操作停止具 19,20,21,22 操作子摺動通路 23,24 蓋連動光ファイバ操作子 25 蓋連動光ファイバ操作子 26,27,28 枢支軸 29,30 蓋連動光ファイバ操作子 31 蓋連動光ファイバ操作子 32,33,34 枢支軸 35,36 バネ 37,38 突き出し凹部 39,40 蓋開閉センサ 41 操作停止体通路 42 係止凹部 43 操作停止体 43a 爪 44 バネ 45 シーソー形操作子 46 枢支軸 47 操作停止具 48 操作停止体通路 49 係止凹部 50 操作停止体 50a 爪 51 バネ 52 シーソー形操作子 53 枢支軸 54 操作停止具 55 蓋開閉センサ 56 蓋連動光ファイバ操作子 57 蓋開閉センサ 58 突き出し凹部 59 蓋連動光ファイバ操作子 59a 基端側部分 59b 先端部分 59c 押圧部分 60 操作停止体 61 操作停止具 62 ストッパー手段 62a ストッパー突起 62b ストッパー溝 63 操作停止体 64 貫通孔 65 ガイド筒体 66,67 孔 68 第1のロックピン 69 ネジ孔 70 第2のロックピン 71 ロック孔 72 操作停止具
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 神子 通康 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古 河電気工業株式会社内 (72)発明者 速水 茂和 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光ファイバ接続箱にセンサ用光ファイバ
    心線と、該光ファイバ接続箱の蓋が開又は閉になったと
    き前記センサ用光ファイバ心線に曲げ応力を与えるか又
    は予め与えられていた曲げ応力を除去するように動作す
    る蓋連動光ファイバ操作子とが設けられてなる光ファイ
    バ接続箱の蓋開閉センサ。
  2. 【請求項2】 光ファイバ接続箱内に配置されるセンサ
    ハウジングと、前記センサハウジングの操作子摺動通路
    内に内向き端側が摺動自在に挿入されていると共に外向
    き端側は前記センサハウジングの外に突出されていて前
    記光ファイバ接続箱の蓋が閉じられているときには該外
    向き端側が該蓋で押されて前記操作子摺動通路内に後退
    移動する蓋連動光ファイバ操作子と、前記蓋が閉じられ
    て前記蓋連動光ファイバ操作子が押し込まれたときに蓄
    勢されると共に前記蓋が開かれて前記蓋連動光ファイバ
    操作子を押していないときに該蓋連動光ファイバ操作子
    を前記操作子摺動通路から脱出させる方向に押し出すバ
    ネと、前記蓋連動光ファイバ操作子が前記蓋で押されて
    後退位置にあるときに前記センサハウジングと前記蓋連
    動光ファイバ操作子との相互間で整列するようにこれら
    に設けられている光ファイバ心線通路と、前記各光ファ
    イバ心線通路に通されていて前記蓋が開いたとき前記蓋
    連動光ファイバ操作子の移動で前記各光ファイバ心線通
    路の位置がずれて前記蓋連動光ファイバ操作子から曲げ
    応力を受けるセンサ用光ファイバ心線とが設けられてな
    る光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ。
  3. 【請求項3】 光ファイバ接続箱内に配置されるセンサ
    ハウジングと、前記センサハウジングの操作子摺動通路
    内に内向き端側が摺動自在に挿入されていると共に外向
    き端側は前記センサハウジングの外に突出されていて前
    記光ファイバ接続箱の蓋が閉じられているときには該外
    向き端側が該蓋で押されて前記操作子摺動通路内に後退
    移動する蓋連動光ファイバ操作子と、前記蓋が閉じられ
    て前記蓋連動光ファイバ操作子が押し込まれたときに蓄
    勢されると共に前記蓋が開かれて前記蓋連動光ファイバ
    操作子を押していないときに該蓋連動光ファイバ操作子
    を前記操作子摺動通路から脱出させる方向に押し出すバ
    ネと、前記蓋連動光ファイバ操作子が前記蓋で押されて
    いずに前進位置にあるときに前記センサハウジングと前
    記蓋連動光ファイバ操作子との相互間で整列するように
    これらに設けられている光ファイバ心線通路と、前記各
    光ファイバ心線通路に通されていて前記蓋が閉じられて
    いるとき前記蓋連動光ファイバ操作子の移動で前記各光
    ファイバ心線通路の位置がずれて前記蓋連動光ファイバ
    操作子から曲げ応力を受けるが前記蓋が開いているとき
    には前記蓋連動光ファイバ操作子の移動で前記各光ファ
    イバ心線通路の位置が合致して前記蓋連動光ファイバ操
    作子から曲げ応力を受けないセンサ用光ファイバ心線
    と、前記蓋が開いて前記蓋連動光ファイバ操作子が前進
    位置に移動して前記各光ファイバ心線通路の位置が合致
    したときに前記蓋連動光ファイバ操作子がそれ以上前進
    移動しないように規制するストッパー手段とが設けられ
    てなる光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ。
  4. 【請求項4】 光ファイバ接続箱内に配置されるセンサ
    ハウジングと、該センサハウジングを横切って設けられ
    た光ファイバ心線通路と、前記光ファイバ心線通路に通
    されているセンサ用光ファイバ心線と、前記光ファイバ
    心線通路を間にした双方の側で該光ファイバ心線通路に
    それぞれ直交する向きで設けられているそれぞれ2つの
    操作子摺動通路と、双方の側で一方の前記操作子摺動通
    路に摺動自在にそれぞれ配置されている第1の蓋連動光
    ファイバ操作子と、双方の側で他方の操作子摺動通路に
    摺動自在にそれぞれ配置されていて外向き端が前記光フ
    ァイバ接続箱の蓋で押されるように前記センサハウジン
    グの外に互いに逆向きに突出されている第2の蓋連動光
    ファイバ操作子と、双方の側で前記第1の蓋連動光ファ
    イバ操作子の外向き端側と前記第2の蓋連動光ファイバ
    操作子の内向き端側とが枢支軸で回転自在に連結され且
    つ中間部が前記センサハウジングに枢支軸で回転自在に
    連結されている第3の蓋連動光ファイバ操作子と、前記
    蓋が閉じられて前記第2の蓋連動光ファイバ操作子が押
    し込まれたときに蓄勢されると共に前記蓋が開かれて前
    記第2の蓋連動光ファイバ操作子が押されていないとき
    に前記第1の蓋連動光ファイバ操作子の内向き端で前記
    センサ用光ファイバ心線に曲げ応力を与えるように該第
    1の蓋連動光ファイバ操作子を押し出すバネとが設けら
    れてなる光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ。
  5. 【請求項5】 光ファイバ接続箱内に突出するように該
    光ファイバ接続箱の蓋に支持されている蓋連動光ファイ
    バ操作子と、前記光ファイバ接続箱内に支持されていて
    前記蓋が閉じられたとき前記蓋連動光ファイバ操作子で
    曲げ応力を受けるセンサ用光ファイバ心線とが設けられ
    てなる光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ。
  6. 【請求項6】 光ファイバ接続箱内に配置され該光ファ
    イバ接続箱の開口部側で立上がる立上がり部の内向き壁
    に突き出し許容凹部が設けられているセンサハウジング
    と、前記立上がり部の内向き壁に沿って配置されたセン
    サ用光ファイバ心線と、前記光ファイバ接続箱の蓋に支
    持されていて該蓋が開いたときに該蓋の開き移動につれ
    て前記センサ用光ファイバ心線の一部を前記突き出し許
    容凹部に押圧して該センサ用光ファイバ心線に曲げ応力
    を与える蓋連動光ファイバ操作子とが設けられてなる光
    ファイバ接続箱の蓋開閉センサ。
  7. 【請求項7】 前記蓋を開くときに前記蓋連動光ファイ
    バ操作子が動作しないようにロックする操作停止具が設
    けられていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか
    1つに記載の光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ。
JP6190324A 1994-08-12 1994-08-12 光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ Pending JPH0854551A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6190324A JPH0854551A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6190324A JPH0854551A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0854551A true JPH0854551A (ja) 1996-02-27

Family

ID=16256291

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6190324A Pending JPH0854551A (ja) 1994-08-12 1994-08-12 光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0854551A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2533088A1 (de) * 2011-06-10 2012-12-12 Langmatz GmbH Überwachungssystem für Glasfaser-Netzverteiler
KR101413748B1 (ko) * 2012-06-11 2014-07-01 주식회사 로제 광케이블 접속분기함 및 광선로 감시 시스템
EP3789737A4 (en) * 2018-05-04 2021-06-23 Cmiws Co., Ltd. OPEN / CLOSE DETECTION SENSOR

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2533088A1 (de) * 2011-06-10 2012-12-12 Langmatz GmbH Überwachungssystem für Glasfaser-Netzverteiler
KR101413748B1 (ko) * 2012-06-11 2014-07-01 주식회사 로제 광케이블 접속분기함 및 광선로 감시 시스템
EP3789737A4 (en) * 2018-05-04 2021-06-23 Cmiws Co., Ltd. OPEN / CLOSE DETECTION SENSOR

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4902968A (en) Connector terminal checking tool
US5845036A (en) Plug portion for an optical fiber connector
US5501607A (en) Waterproof structure for charging connector
US20050245114A1 (en) Lever type connector
US5688144A (en) Connection cover
US4974885A (en) Device for locking trunk lid of motor vehicle
US6076883A (en) Electrical-cable system for motor-vehicle sliding door
NZ211635A (en) Tape cassette: pivotal front cover and latched sliding plate
US4690439A (en) Mechanism for opening and closing a door of a home electric equipment, particularly a electronic range
US5279506A (en) Connector
DE59901904D1 (de) Steckverbindung für Lichtwellenleiter
JPH0854551A (ja) 光ファイバ接続箱の蓋開閉センサ
JP3992878B2 (ja) 蓋開閉検知センサ
JPH1084611A (ja) ワイヤハーネス外装用コルゲートチューブの継手部材
EP0773547B1 (en) Tape cassette
US4041740A (en) Hand tool
JP3374622B2 (ja) 電線カバー付きコネクタ
KR102253600B1 (ko) 건축물내 결선이 용이한 통신 선로용 케이블 접속함
JPH09102364A (ja) コネクタ
CN111103660A (zh) Lc型双芯带闸门适配器
JPH09178945A (ja) Idテスタ
JPH103963A (ja) 防水コネクタ
KR102661788B1 (ko) 공동주택용 내선 전기공사 조인트 커넥터
JP2001165811A (ja) ハンドホール蓋等の開閉検出装置
US20230340812A1 (en) Actuating Device for Moving Covers for Vehicles