JPH0854388A - 粒子の容積および屈折率の測定用装置 - Google Patents

粒子の容積および屈折率の測定用装置

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JPH0854388A
JPH0854388A JP7206747A JP20674795A JPH0854388A JP H0854388 A JPH0854388 A JP H0854388A JP 7206747 A JP7206747 A JP 7206747A JP 20674795 A JP20674795 A JP 20674795A JP H0854388 A JPH0854388 A JP H0854388A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】定容的に球形化した赤血球の容積および屈折率
を正確に測定する装置を提供する。 【解決手段】(a)光路に沿って2波長の光束を指向す
る手段、 (b)赤血球を前記光束中を通過させて各波長に特有の
前方への光散乱パタ−ンを生じさせる手段21、 (c)より波長の長い方の光に対して、生理学的範囲の
容積を有する赤血球の光散乱パタ−ンの第一の極大が存
在すると思われる角度範囲にまたがる角度間隔を選ぶ手
段、 (d)二つの波長に付いてそれぞれ、前記角度間隔で、
散乱光の強度に相当する第一の信号および第二の信号を
発生する手段23、および (e)前記第一および第二の信号を、ペアとして、容積
および屈折率が既知の赤血球により発生された相当する
既知の信号のペアと比較する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は全血試料中の診断上重量
な赤血球パラメ−タ−すなわちヘモグロビン濃度(H
C)および容積(V)を自動化された技法により赤血球
1個ずつを基礎として測定するための装置に関する。本
発明は個々の赤血球のHCおよびVの測定に特によく使
用されるが、また一般的な粒子の容積(または、球形粒
子の場合は等価的に直径)および屈折率(または等価的
に内容物の濃度または密度)の測定にひろく適用できる
ことは理解し得るであろう。
【0002】
【従来の技術とその問題点】患者の血液試料中の赤血球
の形態学的特性の変化は多くの特定の型の赤血球疾患ま
たは貧血の病状に関して貴重な知見を与えるものであ
る。個々の赤血球の大きさと色との変化はその容積およ
びヘモグロビン濃度と密接な関係がある。かかる疾患の
診断においては平均血球ヘモグロビン濃度(MCHC)
および平均血球容積(MCV)の測定も行われて患者の
状態についての貴重な知見を与えている。かかる知見は
通常、熟練した血液学者による染色塗沫血液中の赤血球
の大きさ、形および色の分布の顕微鏡的評価ならびにそ
の他の生化学的試験と組合せて使用される。例えば小赤
血球性貧血においては赤血球の大きさ、従ってまたMC
Vも著しく減少する(小赤血球)が色およびMCHCは
若干増加する。巨赤芽球性貧血においては大きさ(大赤
血球)とMCHCが共に若干増加する。
【0003】最近の細胞学の進歩に伴い、研究室の大量
の作業量および上昇する医療コストに対処するため、赤
血球の特性の自動的測定用の装置が多数生れた。これら
装置、すなわち流動式血球計算器のうち比較的よく知ら
れているものには、テクニコンH−6000システム
(テクニコンインストルメンツ社)、オルトELT−8
システム(オルトダイアグノスチックス社)およびコウ
ルタ−モデル“S”システム(コウルタ−エレクトロニ
クス社、デ−ド、フロリダ)がある。これらのシステム
はすべて血液のサブ試料を溶解し溶液の光学濃度を測っ
て全血ヘモグロビン濃度(HGB)を測定するものであ
る。またこれらのシステムはその他の赤血球パラメ−タ
−の測定方法を提供しているがそれぞれ異った測定技術
に基いている。テクニコンH−6000およびオルトE
LT−8システムにおいては、個々の赤血球を懸濁状態
で逐次光束中を通過させ、各血球によって単独の角度間
隔内に散乱された光の強度を検出、測定して血球の大き
さの尺度とする。一定容積の未溶解血液からのこのよう
な信号の総数がまた赤血球数(RBC)を与える。テク
ニコンH−6000システムで赤血球の容積測定に使用
されている技術は血球容積と血球により散乱された光の
強度とを関連づけるものである。赤血球によって散乱さ
れる光の強度はまた血球の屈折率に依存し、後者はほと
んど全く血液中のヘモグロビン濃度によってきまる。ヘ
モグロビンと水とは血球内容物の約99%を占める。す
なわち典型的にいえば、単独の角度間隔内に散乱された
光の測定から計算した赤血球試料のMCVの値は試料の
MCHCによっても変化する。コウルタ−モデル“S”
システムにおいては電気的測定が行われ、これは各血球
を順次オリフイスを通過させかかるオリフイスを横切っ
ての電気抵抗の変化を血球の大きさの尺度とするもので
ある。コウルタ−モデル“S”システムにおいてはMC
HCの干渉の問題も存在する。オリフイスを通過する血
球はそれぞれかなりの水力学的せん断を受け、伸長した
均一な形状に変形される。しかし血球の変形は血球ヘモ
グロビン濃度に依存する。何故なら後者が血球粘度に影
響を与えるからである。テクニコンH−6000システ
ムにおけると同様にしてRBCが測定される。これらの
システムはいずれも測定値を蓄積し次にこれを電子工学
的に処理してMCVを計算する。MCVは個々の血球に
ついてのかかる測定値の和を測定血球数で除したものに
比例する。充填血球容積(HCT)はRBCとMCVの
積として計算し、MCHCはHGBをHCTで除して計
算し、平均血球ヘモグロビン含有量(MCH)はHGB
をRBCで除して計算する。これらのシステムはいずれ
もVおよびHCの値の平均測定値(すなわちそれぞれM
CVおよびMCHC)を与え、個々の赤血球の容積を分
布曲線または度数分布図として記録する。しかしかかる
システムではHCを血球1個づつを基礎として測定する
ことはできない。従って、異常な色相の変化を血球1個
づつを基礎として流動式血球計算器によって自動式に測
定することは現在まで診断学者の利用し得る所となって
いなかった。
【0004】個々の赤血球によって吸収される光の強度
と前方への散乱光強度とを流動式血球計算システムにお
いて同時に測定するための技術は既に知られている。後
者の測定は血球の容積推定に使用され、前者の測定は赤
血球のヘモグロビン含有量推定に使用される。かかるシ
ステムはH.M.Shapiroらの「けい光色素染色
と流動式測定装置とによる赤血球計数と分類の同時実
施」という論文(Journal of Histoc
hemistry and Cytochemistr
y,24巻、No1,396−411ペ−ジ)に記載さ
れている。ヘモグロビン含有量の光吸収測定による正確
な測定は懸濁媒質の屈折率が赤血球の屈折率とマッチす
る場合にのみ可能である。その場合には、この測定は偽
吸収散乱信号の干渉を受けない。〔A.W.Polli
sterおよびL.Ornsteinによる「血球の測
光化学的分析」(Analytical Cytolo
gy(分析的細胞学)(R.Mellors編)、43
1ペ−ジ、McGraw−Hill社、ニュ−ヨ−ク、
1959年)参照〕。しかしその場合は赤血球は光を散
乱しないで容積に関する知見は得られない。従ってSh
apiroらにおけるような、屈折率がマッチされなか
った測定においては二つの測定のそれぞれが実際、測定
される赤血球の容積と屈折率との両者に依存する。従っ
てこの技術ではこれらの血球パラメ−タ−を独立に測定
することはできない。またかかるシステムで測定される
赤血球は球形化されていないため、得られた測定値は正
確でない。
【0005】また、赤血球の分類にイメ−ジプロセシン
グおよびパタ−ン認識技術を使用する技法が知られてい
る。かかるシステムは米国特許第3,851,156号
明細書および第4,199,748号明細書ならびに
「赤血球の自動的分類用のイメ−ジプロセッシング」な
る論文〔J.W.Bacus,Journal ofH
istochemistry and Cytoche
mistry,24,No1,195−201(197
6)〕に記載されている。かかるシステムにおいては、
試料は顕微鏡スライドガラス上に乾燥し平たくなった血
球の単一層として調製され、個々の赤血球の像は顕微鏡
イメ−ジプロセッシングおよびパタ−ン認識システムに
よって解析され、各血球は適当な論理回路によって個々
の細区分に分類される。個々の血球パラメ−タ−の分布
とその平均との両方を測定することができる。しかし、
血球の厚さは容易に測定できないので容積測定はそれが
血球の面積に比例するとして計算する。しかしかかる試
料調製において血球の厚さは変動する場合があるので上
記の仮定は誤ることがしばしばある。またかかるシステ
ムは、流動式血球計算器よりも遅く、単位時間当り分析
し得る試料当りの赤血球数がより少い。従って得られる
結果は流動式血球計算器に若干劣っている。
【0006】さらに、前方への散乱光信号を測定して粒
子の大きさを測定するその他の方法が知られている。例
えば「前方散乱ロ−ブによる粒度測定」〔J.Raym
ond Hodkinson,Applied Opt
ics,,839−844(1966)〕〔なお、
P.F.MullaneyおよびP.N.Dean,A
pplied Optics,,2361(196
9)も参照〕においては、前方散乱ロ−ブ内の二つの角
度で検出された信号の比、または散乱光の角度的分布の
最初の極大を測定して粒度を決定する。しかしかかる方
法は粒子の唯一個のパラメ−タ−すなわち大きさまたは
容積の測定に限定され、以下に述べる方法のように大き
さと屈折率との同時測定に適用することはできない。
【0007】
【本発明による従来技術問題点の解決】本発明によれ
ば、入射光を吸収しない(または、特別の場合には、吸
収する)粒子の屈折率および容積を測定するのに光散乱
法が使用される。本発明によって個々の粒子の屈折率と
容積とを同時に得ることができる。
【0008】本発明の好ましい実施態様を球形化粒子、
例えば定容的に球形化した赤血球について説明する。し
かし本発明はまた、球形から僅かに変形した粒子、さら
にまた非球形粒子にも、それに対応して精産は落ちる
が、その屈折率および容積の測定に適用することができ
る。
【0009】球形化した赤血球の場合には、これら血球
を液体媒質または被鞘流に随伴させて逐次光束中を通過
させる。各血球によって光束が遮断されると光束の方向
の周囲に前方への光散乱パタ−ンが生ずる。かかるパタ
−ンの角度的強度分布はシステムの固定パラメ−タ−す
なわち光束の波長、および随伴液体媒質の屈折率に依存
する。また、かかる強度分布はこのシステムでこれのみ
が独立の可変パラメ−タ−である赤血球の屈折率(また
は等価的にヘモグロビン濃度HC)と容積Vとに依存す
る。
【0010】本発明によれば赤血球によって散乱された
光の強度を前方への光散乱パタ−ン内の二つの選ばれた
角度間隔のそれぞれにおいて測定する。かかる角度間隔
も一旦決定されれば、システムの固定のパラメ−タ−で
ある。球形化した赤血球の場合には二つの角度間隔内の
散乱光強度の測定によって血球のHCおよびVが測定さ
れる。かかる角度間隔は、かかる角度間隔内で検出、測
定された光強度に赤血球のHCおよびVの正確な独立し
た測定のために十分な知見が含まれるように選定する。
かかる角度範囲内における光強度の変化はすべて、血球
のHCおよびV(すなわちシステムの唯一の独立な変
数)のみの関数である。二つの角度間隔内における測定
の結果として信号S1とS2とのペアが発生し、そのそれ
ぞれが赤血球のHCとV両方の関数である。従って、H
CおよびVの特定の値が独特のS1およびS2信号を生ず
るので、かかる信号の強度は血球のHCおよびVを示す
ものとなる。すなわち与えられた赤血球に特有なS1
よびS2信号の特定の強度がその血球のHCおよびV値
の特定の組合せを定めることになり、かかる関係は電磁
輻射の散乱の法則から導かれる。HCおよびVの特定の
値は例えば、S1およびS2の特定の値を対応するHCお
よびVの値と関係づける予め計算した表を使用して決定
することができる。
【0011】従って本発明は a)粒子に光束を遮断させて前方への光散乱パタ−ンを
生ずるようにし、 b)かかるパタ−ンの部分内において散乱光を検出、測
定して第一および第二の信号を発生させ、 c)かかる信号の強度からかかる粒子の容積および屈折
率を決定する、 粒子の容積および屈折率を同時にかつ正確に測定するた
めの装置に関する。
【0012】好ましくは本発明は、単色光束を使用し生
成した光散乱パタ−ンを二つの角度間隔において測定す
る、球形粒子の性質測定に適用することができる。しか
し本発明は多色光束を使用して実施することもでき、そ
の場合二つ以上の波長の複数の前方への光散乱パタ−ン
が得られる。この場合も、異る波長の前方への光散乱パ
タ−ンのそれぞれの選ばれた部分を測定して同等の
1,S2信号を発生し粒子の容積および屈折率の測定に
使用する。
【0013】また本発明は非球形粒子、好ましくは形が
一様で回転対称軸を有するものの容積および屈折率の正
確な測定にも適用し得る。このような場合には系内の独
立変数の数の増加に伴って、前方への光散乱パタ−ンを
二つより多くの角度間隔で測定する必要がある。もし形
の一様な粒子が光束を遮断する際に全部同じ様に配向し
ているならば(例えばせん断流によって)、追加測定す
べきシステムパラメ−タ−〔例えば角度間隔および(ま
たは)波長〕の数は減少するであろう。
【0014】本発明の理解をさらに完全なものとするた
め添付図面についてさらに説明する。ここで図1は本発
明の好ましい態様を示すブロック図である。
【0015】図2は図1の照明および検出光学系の略図
である。
【0016】図3は図示のパラメ−タ−を有する球形化
赤血球による前方への散乱光の微分強度パタ−ンすなわ
ち角分布の一群を示す。
【0017】図4、図5は図3に示す角分布内の第一の
すなわち低い、角度間隔と第二の、すなわち高い、角度
間隔との中で測定した散乱光強度の大きさを示す曲線群
を示す。これらの大きさは、図示のシステムパラメ−タ
−において、球形化赤血球のヘモグロビン濃度(HC)
および容積(V)の関数としてプロットされている。
【0018】図6は図4、図5で示したように、低およ
び高角度測定値をそれぞれ、図示のシステムパラメ−タ
−において球形化赤血球のヘモグロビン濃度(HC)お
よび容積(V)の関数としてプロットした曲線群を示
す。
【0019】図7は、図5に示した高角度間隔より小さ
い、図示の高角度間隔内で測定した散乱光強度の大きさ
を示す曲線群を示す。そして図8は、図4および図7に
説明したように低および高角度測定値をそれぞれ、図示
のシステムパラメ−タ−において球形化赤血球のヘモグ
ロビン濃度(HC)および容積(V)の関数としてプロ
ットした曲線群を示す。
【0020】
【実施例】次に図1、図2について説明する。本発明の
システムは導管10に沿って血液試料を導入するための
通常の試料採取装置(図には示していない)を含んでい
る。定容球形化剤を第二の導管12に沿って導入する。
かかる球形化剤は、例えば、米国特許出願第277,5
39号明細書に記載されており、試料中に含まれる赤血
球を、これを溶解することなく球形化する作用をなす。
一般に成熟した無核の赤血球の形態は両凹板状であり、
このため通常、流動式血球計算器内での光学的測定に際
し、光散乱信号は血球の配向によって変化する。このよ
うな配向依存性を防ぐため、赤血球を定容的に球形化し
て測定値が血球の配向に全く依存しないようにする。
【0021】導管10および12は、混合およびインキ
ュベ−ション段階14に向い、そこで個々の血球が球形
化剤と反応する。通常インキュベ−ションは前記の米国
特許出願第277,539号明細書に記載の如く赤血球
が球形となるまで行う。インキュベ−ションの後、球形
化赤血球を含有する試料を測定用被鞘流流動セル16を
通過させる。流動セル16は慣用の設計、例えば米国特
許第3,661,460号明細書に記載されたようなも
のであってよく、試料流(または芯流)17が、これと
屈折率が等しい鞘流19内に包まれるように作動する。
鞘流19は導管15に沿って流動セル16に導入され
る。試料流が流動セルを通過する場合、その直径は図2
に示すように流動セル通路18の内径が狭くなることに
より次第に小さくなる。試料流17は、個々の赤血球2
0が後にさらに詳述するように光学的に規定された視野
容積内を順次流されるような大きさにまで狭められる。
各赤血球20は、次々に、流動セル16の視野容積を通
過する光束を遮断し、後にさらに述べるように、光をす
べての方向に、赤血球のヘモグロビン濃度HCおよび容
積Vの関数であるパタ−ンとして散乱させる。
【0022】図2は、各赤血球20が流動セル16を通
過する際これを順次に照明し、かかる血球によって散乱
された光を検出測定するのに使用される図1の照明光学
系21および検出光学系23の詳細を示す。図に示す如
く照明光学系は光源22を有し、これはレ−ザ−または
タングステン−ハロゲンランプを含有して成ってよい。
照明野は精密スリット絞り24によって規定され、後者
は作像レンズ26によって流動セル16を通過する被鞘
試料流17の中心に像を作る。別の方法として、レ−ザ
−照明野を精密スリット絞り24の代りに適当なレンズ
系によって規定してもよい。
【0023】各赤血球が順次流動セル16の視野容積を
通過すると光束が遮断される。従って、光は主として前
方方向に、そして、電磁輻射の散乱の法則に規定される
通り、就中赤血球のHCおよびVの関数である角強度パ
タ−ンとして散乱する。かかるパタ−ンについては図3
A−図3Cについてさらに詳細に述べる。
【0024】検出光学系には、図示の如く前方散乱光3
2を集光し平行とするレンズ30が含まれる。本発明に
よれば、二つの臨界的角度間隔θ1〜θ1+Δθ1および
θ2〜θ2+Δθ2〔今後それぞれ(θ1,Δθ1)および
(θ2,Δθ2)と記す〕内の前方散乱光を別々に検出、
測定して個々の赤血球のHCおよびVを正確に決定す
る。従って、レンズ30からの光は光の約半分を透し残
りの光を反射する光束分割器34に向けられる。反射光
は鏡36に向いこれから反射される。
【0025】低角度間隔(θ1,Δθ1)および高角度間
隔(θ2,Δθ2)における散乱光はそれぞれチャンネル
IおよびチャンネルIIにおいて測定する。図示の通
り、光束分割器34を通過した光はチャンネルIに沿っ
て進行し、低角度間隔(θ1,Δθ1)内の散乱光を通す
ように調整された暗視野遮断装置38内の環状開口を通
る。遮断装置38を通った光はレンズ40で集められて
検出器42に焦点を結ぶ。また鏡36から反射した光は
チャンネルIIに沿って進むが、チャンネルIIは高角
度間隔(θ2,Δθ2)内の散乱光を通すように調整され
た暗視野遮断装置44内の今一つの環状開口を有してい
る。かかる光は第二のレンズ46で集光され、検出器4
8上に像を作る。
【0026】従って検出器42の出力は赤血球によって
低角度間隔(θ1,Δθ1)内に散乱された前方への光の
量を示し、検出器48の出力は赤血球によって高角度間
隔(θ2,Δθ2)内に散乱された前方への光の量を示
す。後述するように、かかる低および高角度間隔は、か
かる角度間隔に含まれる光が、照明されている赤血球の
HCおよびVの正確で精密な決定のために十分な情報を
含むように選定される。好ましくは、光束分割器34の
透過−反射特性は検出器42および48に入射する光の
強度がほぼ等しく、システムの信号/雑音比が最大にな
るように選定する。
【0027】低および高角度間隔〔(θ1,Δθ1)と
(θ2,Δθ2)〕の臨界的性質をさらに詳細に理解する
ために図3A−図3Cについて説明する。図3A−図3
Cは図示のヘモグロビン濃度および容積を有して流動セ
ル16を通過する、平行光束により一様に照明された球
状化赤血球の個々によって散乱された光のいわゆる微分
強度パタ−ンまたは角分布を示す。説明した如く角分布
にはsinθを乗じてあり、従って単位散乱角θ当りの
散乱光強度に比例する。これらパタ−ンについてさらに
よく理解するためには、粒状粒子の電磁散乱理論(Mi
e理論)、例えばMilton Kerker著、Th
e Scattering of Light(光の散
乱)(アカデミックプレス社、(1969年))に記載
のものを参照されたい。球状粒子(例えば無核の球形化
赤血球)により前方への散乱光はある角分布を有し、こ
れは入射光の波長(λ)、赤血球の容積V(または等価
的に直径)、赤血球のヘモグロビン濃度HC(これはそ
の屈折率を決定する)および赤血球が懸濁している媒質
の、すなわち芯流17の、屈折率の関数である。記載の
態様においては芯流17の屈折率は球形化剤(主として
水)の物理的性質のみによってきまり、鞘流19の屈折
率は意図的にこれに一致させる。芯流17と鞘流19と
の、一致させた屈折率を今後と記す。従って前方散乱
光の検出によって発生した信号Sは数学的に方程式
【0028】S=f(λ,θ,Δθ,,V,HC)
【0029】〔式中(θ,Δθ)はかかる散乱光が検出
される角度間隔を表わす〕によって表わすことができ
る。代表的な一態様においては、上記方程式内の装置パ
ラメ−タ−λ,θ,Δθおよびは一定である。もし、
異った二つの組の装置パラメ−タ−、例えば異った二つ
の角度間隔に対してSの値を同一赤血球について測定す
れば発生する信号S1およびS2は次式で表わされるであ
ろう。
【0030】 S1=f(λ,θ1,Δθ1,V,HC) (1)
【0031】 S2=f(λ,θ2,Δθ2,V,HC) (2)
【0032】従って、方程式(1)および(2)は唯2
個の未知数、すなわちHCおよびVを有するのみであ
る。もしシステムのパラメ−タ−を正しく選択すれば上
の二つの式(1)および(2)をこの二つの未知数につ
いて解くことができる。もし式(1)および(2)がH
CおよびVに関し線形であるならば、二つの未知変数に
掛かる係数はシステムパラメ−タ−の値に依存し、これ
ら方程式はもしこれら係数の行列式が0でなければ単一
解を有するであろう。しかし、実際には式(1)および
(2)は線形方程式ではない。非線形方程式の場合に
は、式(1)および(2)のいわゆるヤコビアン行列式
が線形の場合の係数の行列式と同様の役を果す。すなわ
ち、ヤコビアンの行列式の値(これはHC,Vおよびシ
ステムのパラメ−タ−に依存する)は式(1)、(2)
が単一の値の解を与えるためにはゼロ以外でなければな
らない〔例えばI.S.Sokolnikoff著、A
dvanced Calculus(高等微積分学)
(McGraw−Hill社、NY、1939年)、第
12章参照〕。ヤコビアン行列式がゼロ以外の数値とな
るHCおよびVの値の範囲はシステムのパラメ−タ−の
値に依存する。従ってシステムパラメ−タ−の選定に当
ってはヤコビアン行列式の挙動を規準として使用するこ
とができる。
【0033】一般に式(1)および(2)は、角パラメ
−タ−のすべての値に対して必ずHCおよびVの単一解
を有するとは限らない。本発明は、システムの他の固定
パラメ−タ−すなわちλおよびが与えられた場合に、
式(1)および(2)が所定の範囲内でHCおよびVの
単一解を与えるように角度パラメ−タ−(θ1,Δθ1
および(θ2,Δθ2)を精密に選定することが可能であ
るという発見に基いている。赤血球の場合、かかる範囲
は典型的にはVに対し30fl−150fl、HCに対
し22g/dl−46g/dlで、これはヒト赤血球に
対する既知の正常および異常の範囲を両方ともカバ−し
ている。
【0034】方程式(1)および(2)でそれぞれ表わ
される散乱光信号S1およびS2それぞれの大きさは、赤
血球の屈折率(nC)と血球ヘモグロビン濃度HCとが
直線関係をなすので、HCに依存する。かかる直線関係
は式
【0035】nC=A+(B×HC) (3)
【0036】によって表わされる。式(3)において恒
数AはHCをゼロとした場合に赤血球が有するであろう
屈折率(約1.33、0.6328μmにおける等張水
溶液の屈折率)である。またBはヘモグロビンの比屈折
率増分(HCをg/dlで測定する場合約0.0019
dl/g)である。〔Physical Techni
ques in Biological Resear
ch(生物学的研究における物理的技法)(A.W.P
ollister編、Academic Press
社、1966年)内のR.Barer著Phase C
ontrast &Interference Mic
roscopy in Cytology(細胞学にお
ける位相差顕微鏡学)参照〕。従って式(1)および
(2)は、HCの代りにnCを未知数とする式に置きか
えることができ、本発明の測定方法は任意の球形誘電体
粒子の容積Vと屈折率nCとの同時測定に適用すること
ができる。
【0037】粒子が散乱光をも吸収する場合は屈折率n
Cは実数部nCRと虚数部nCIとを有する複素数である。
赤血球の場合、nCRとHCとは式(3)の如き関係があ
り、nCIとHCとは次式(4)の関係がある。
【数1】 ここでΕmMは波長λにおけるヘモグロビンの分子吸光率
である。すなわちnCRおよびnCIは独立な変数ではな
く、方程式(3)および(4)に示すようにいずれもH
Cに依存する。従って式(1)および(2)により球形
誘電体粒子の屈折率を、かかる粒子が光を吸収しない場
合および、吸収する場合は屈折率の実数部と虚数部、す
なわちnCRとnCIとが共通因子によって関係づけられて
いる場合に、決定することができる。
【0038】低角度間隔(θ1,Δθ1)および高角度間
隔(θ2,Δθ2)の選定に関し図3A−図3Cについて
説明する。図3A−図3Cは波長0.6328μmの光
束中を鞘流内を通過するそれぞれ120fl,90fl
および60flの球形化赤血球により前方に散乱された
光の強度を任意の単位を用いて散乱角の関数として図示
したものである。図3A−図3Cにおいて、芯流および
鞘流の一致した屈折率は1.3303である。スペクト
ルの紫外、可視または近赤外領域におけるその他の波長
も使用し得ることは理解し得るであろう。赤血球による
吸収が最小である波長例えば0.6328μmが好まし
い。また図3A−図3Cには前方散乱強度パタ−ンの赤
血球の屈折率変動による変化を図示しており、赤血球屈
折率は方程式(3)の通りその血球のHCと直線関係に
ある。図3A−図3Cは、図示の通りHC値31g/d
l、34g/dlおよび37g/dlに対する強度パタ
−ンを示す。これらパタ−ンに関連して、正常赤血球の
典型的な容積Vは90flであり、典型的なヘモグロビ
ン濃度HCは34g/dlであることを理解すべきであ
る。赤血球の場合Vの生理学的範囲は61flないし1
20flであり、HCの生理学的範囲は31g/dlな
いし37g/dlである。(θ1,Δθ1)および
(θ2,Δθ2)の選定は図3A−図3Cに示されるよう
な、以上の範囲における散乱パタ−ンの角度依存性を考
慮して行われる。
【0039】(θ1,Δθ1)の選定は信号S1がVの変
動によって大きく変動するように行う。図3A−図3C
をみると、第一の極大は球形化赤血球のHCとVとの両
方の影響を受け、Vによる変化がより重要であることが
明かである。従って(θ1,Δθ1)は、Vの生理学的範
囲にわたって散乱パタ−ンの各々の第一極大の領域内
(好ましくはこの極大をスパンして)に間隔が来るよう
に選定する。図3Bに示すように、Vの中央値すなわち
90flに対する第一の極大は光軸から2 1/4°ず
れている。また生理学的範囲におけるVの最小値すなわ
ち60flに対する第一極大は図3Cに示す通り光軸か
ら2 1/4°ずれている。また生理学的範囲における
Vの最大値すなわち120flに対する第一極大は図3
Aに示す通り光軸から2°ずれている。従って(θ1
Δθ1)の満足すべき選定値は2°から3°、すなわち
θ1=2°、Δθ1=1°である。この角度間隔内で検出
された散乱光信号S1はHCおよびV両者の関数として
変化し、図4に示す如くVおよびHC対S1信号曲線を
与える(ここでVは30flから150flまで、HC
は22g/dlから46g/dlまでの間で変化す
る)。図4から、S1の値が与えられた場合HCのある
値に対してはVの値が複数あることがわかる。すなわ
ち、HC値が40g/dlないし46g/dlの範囲内
でかつS1がある値の場合、Vには二つの値が可能であ
る。例えばS1値が2.15、HCが46g/dlの場
合、図4の点およびでそれぞれ示す如く赤血球の容
積は120flかまたは74flであり得る。この現象
はS1の値に対して式(1)を満足するVおよびHC値
のペアが多数存在し得るということの表われである。
【0040】高角度間隔(θ2,Δθ2)はS1に対して
式(1)を満足するHCおよびVの値の多義性を解決す
るように選定する。この解決は、HCおよびVの生理学
的範囲にわたって得られた散乱パタ−ンの第一の極大よ
り上の領域内の角度の範囲をスパンするように(θ2
Δθ2)を選ぶことによって達成することができる。好
ましい態様においては、問題としている領域を通じてH
CおよびV両者に対し信号S2が単調に変化するように
高角度間隔(θ2,Δθ2)を選定する。図3A−図3C
に示すように、散乱パタ−ンの第二の極大の幅は、HC
の増加およびVの増加と共に増大する。しかしこれら第
二の極大の位置はVによって大きく変化し、この変化の
ため、(θ2,Δθ2)が十分に広くてこれら第二極大の
位置変動を平滑化または無効化しない限り、S2は非単
調的になってしまう。従って、低い方の限度θ2は好ま
しくは生理学的範囲内でのVの最大値に対する散乱パタ
−ンの第二極大の近くに選定され、例えば図3Aではθ
2=8°である。また間隔θ2は好ましくは実際上の光学
的考慮およびシステムの信号−雑音比の要求と矛盾しな
い範囲でできるだけ大きく選ぶ。図3A−図3Cにおけ
る散乱強度が実質的にゼロになる点、例えば20°が高
角度間隔の上限として適当であり、すなわちΔθ2=1
2°となる。従って高角度間隔(θ2,Δθ2)8°−2
0°内で検出される散乱光信号は図5に示すようなS2
対HCおよびVの曲線を与える(ここでVは30flか
ら150fl、HCは22g/dlから46g/dlの
間で変動する)。もし(θ2,Δθ2)が正しく選ばれる
ならばS2対HCおよびVの曲線が前述の多義性を解決
する。図5は、高角度間隔(θ2,Δθ2)が8°〜20
°の場合S2はHCに対してもVに対しても単調に変化
することを示す。従って図5からわかる通り、任意の与
えられたS2の値に対し、Vの値はHCのすべての値に
ついて唯一つである。従って、以上論じたように方程式
(1)に存在する多義性は方程式(2)によって解決さ
れる。
【0041】図2において、(θ1,Δθ1)および(θ
2,Δθ2)内で散乱される光の強度は同じ角度的強度分
布パタ−ンについて同時に測定される。しかし、かかる
測定は、同一の赤血球であるが時間および(または)空
間的に離れたものから発生する異る角度的強度分布パタ
−ンについて行って、S1およびS2信号をそれぞれ得る
ようにすることができることを理解すべきである。S1
およびS2信号がどのようにして得られるにせよ、赤血
球のHCおよびVを実質的に同時に決定することができ
る。
【0042】従って、光源22からの光束を遮断する各
球形化赤血球は一対の信号S1およびS2を生じ、そのそ
れぞれの強度はかかる血球のHCとVの両方の関数であ
る。従って、S1およびS2のそれぞれの強度はかかる血
球を特性づけるHC−Vペアを指示するものである。S
1およびS2信号のかかるペアの各々を図6に示すように
1−S2平面内の点としてプロットすることができる。
もしS1−S2平面内の各点が単一のHC−Vペアに対応
し、かつもしシステムの要求する分解能だけ異る二つの
HC−Vペアに対応するS1−S2平面内の二つの点が実
際上測定可能な量だけ離れているならば、赤血球のHC
およびVは必要な精度で決定することができる。第6図
において実線の曲線はVの値を一定としてS1およびS2
の変化をHCの関数として示し、破線の曲線はHCの値
を一定としてS1およびS2の変化をVの関数として示し
たものである。このような曲線において、V一定の曲線
は十分離れておりまたHC一定の曲線も十分離れている
ので、S1−S2平面における単一の点は単一のHC−V
ペアに対応し、これらの特性によって単一の赤血球を正
確に同定する。例えば図6において、点は方程式
(1)および(2)の単一解を表わし、Vが75fl、
HCが37g/dlの赤血球を表わす。
【0043】もし(θ1,Δθ1)および(θ2,Δθ2
が前述のように選ばれない場合には、得られるS1−S2
プロットには不定点、すなわち一つの点で一つより多く
のHC−Vペアを示す点が存在し得る。このような条件
は例えば、HCおよびVの所望の動的範囲にわたってH
CおよびVに対してプロットした場合にS1、S2が両方
とも単調でない場合に生ずるであろう。従って、式
(1)および(2)の、HCおよびVに対する単一解は
1およびS2のすべての値に対しては存在しないであろ
う。
【0044】この状態は例えば、Δθ2を図5について
論じたような12°でなく例えば3°に選んだ場合、す
なわち高角度間隔が光軸に対し8°ないし11°ずれて
いる場合に生ずるであろう。このような場合には、信号
2は問題とする範囲のHCおよびVについて単調に変
化しない。S2プロットのこのような非単調的変化は図
7に示され、S1−S2プロットのねじれを来し、そのた
め、S1およびS2プロットのうちHCおよびVの高い方
の値を表わす部分は図8に示すように自らのプロット上
に折重なる。従って図8のS1−S2プロットのうちこれ
ら高い方のHCおよびVの値を表わすある点はもはや単
一のHC−Vペアを表わさず数点の可能なHC−Vペア
を表わす。これらの多義的な例を図8に点および
示す。点はV値90fl、HC値40g/dlを表わ
すと共にV値105fl、HC値42g/dlをも表わ
す。同様に点はV値75fl、HC値41g/dlを
表わすと共にV値120fl、HC値44g/dlをも
表わす。図8のS1−S2プロットの折重なった部分内に
ある点はどれも不定点であり、方程式(1)および
(2)の二つ以上の可能な解を与える。このような条件
は明かに好ましくない。しかしながら、もしこのような
プロットの大部分が単一値の点から成っているならばか
ような条件でもなお有用であり得る。ある場合にはHC
−Vの解のペアのうち一つだけがHCおよびVの可能な
測定範囲内にあって他のペアは無視できるであろう。
【0045】このように、方程式(1)および(2)は
解くことができるので、S1−S2のペアを単一のHC−
Vペアに移す数表が使用される。この表はシステムパラ
メ−タ−すなわちθ1,Δθ1,θ2,Δθ2およびλ
に基づいている。かかる表は図1に示すように解読メモ
リ−50内に検索表として記憶され、S1およびS2値を
受入れて各赤血球のHCおよびVを報告することができ
る。かかる検索表は電磁散乱理論を使用してあらかじめ
計算され、測定すべき血球パラメ−タ−の実際的範囲内
の、解を得られるすべてのHC−Vペアを含んでいる。
別の方法として、かかるHC−Vペアは実時間計算によ
って得ることもできる。
【0046】再び図1について説明すると、検出器42
および48の出力、これは低角度間隔(θ1,Δθ1)お
よび高角度間隔(θ2,Δθ2)内の散乱光強度とそれぞ
れ比例するが、それぞれ増幅器52および54によって
増幅される。増幅器52および54の公称利得すなわち
G1およびG2はそれぞれこれを調節してシステムの校
正をすることができる。また増幅器52および54は、
光束強度に生じ得る小変動を補償するための自動利得制
御(AGC)機能を有することが好ましい。増幅器52
および54のそれぞれの出力は通常の型のピ−ク検出器
56および58にそれぞれ指向される。また増幅器54
の出力は導線55に沿って制御器60の入力に加えら
れ、制御器60は増幅器54からの信号を受取ると、導
線57に沿って制御パルスをピ−ク検出器56および5
8に送る。ピ−ク検出器56および58は増幅器52お
よび54の出力信号を探知し次でこの信号のピ−ク値を
記憶する。ピ−ク検出器56および58に記憶された、
それぞれS1およびS2を指示するピ−ク値はA/D
(交直)転換器62および64の入力にそれぞれ加えら
れる。別の方法として、ピ−ク検出法の代りにパルス精
算法を使用してS1およびS2信号を発生させることもで
きる。続いて、制御器60は導線59に沿って転換パル
スを発生し、A/D転換器62および64にそれぞれ、
1およびS2信号の値をそれぞれ示す6ビット信号を母
線61および63に沿って発生させる。それにより、今
やデジタル化されたS1およびS2信号を使用して、S1
およびS2信号によって表わされる特定のHC−Vペア
を記憶装置50に検索させる。同時に、制御器60は導
線69に沿って制御パルスを加えてヒストグラム累算器
66を作動させる。
【0047】記憶装置50の出力、すなわちHCおよび
Vの値は二本の7ビット母線65および67に沿ってそ
れぞれヒストグラム累算器66に送られ、後者は測定範
囲内で同じHCおよびVの値を持つ球形化赤血球の数を
計算する。ヒストグラム累算器66は16K語の記憶装
置を含有し、各メモリ−語は特定のHCおよびV値のペ
アに対応し、測定によってかかるHCおよびV値が得ら
れる度にインクレメントされる、すなわち一つ加える計
算が行われる。所定数の赤血球の測定が終ると制御器6
0が導線73に沿って制御パルスを加えて、デイスプレ
イ制御器68を作動させて累算器66を母線71に沿っ
て読取り、表示装置70を作動させてVおよびHCの個
々のヒストグラム72および74をそれぞれ表示させ、
また測定試科中の赤血球を特性づけるHC−Vペアの二
次元頻度分布76を表示させる。測定試科中の個々の赤
血球のVおよびHCの頻度分布が、二次元頻度分布76
内に含まれるHCとVとの統計的相関と共に、それぞれ
ヒストグラム72および74のようにデイスプレイさ
れ、診断学者に重要な知見を提供することは本発明の重
要な特徴である。また、表示装置70はヒストグラム7
2および74ならびに二次元分布76を紙に打出しまた
ハ−ドコピ−とする能力を有してもよい。ヒストグラム
72および74ならびに二次元分布76を個別にも任意
に組合せてでも報告し得ることは明かである。
【0048】赤血球指数MCVおよびMCHCはそれぞ
れ容積ヒストグラム72およびヘモグロビン濃度ヒスト
グラム74から標準的な統計的方法を使用して二つのヒ
ストグラムの平均値を計算することによって容易に得ら
れる。また、両ヒストグラム72および74の幅は、や
はり標準的な統計的方法を使用して、標準偏差および
(または)変動係数によって容易に特性づけることがで
きる。本発明により、従来流動式血球計算器の技術では
不可能なことであった、血液試料中の赤血球の色の変動
量を定量的に測定する手段が与えられることを理解すべ
きである。例えば、HCヒストグラム74の標準偏差は
このような尺度である。というのはこれは試料中の血球
ごとのHC変動量を測定しており、このHC変動量は試
料中の血球ごとの色の変動量の原因となっているからで
ある。容積ヒストグラム72の変動係数は血液試料のい
わゆるRDW指数を与えるが、これはテクニコンH−6
000システムおよびコウルタ−“S”型システムのよ
うな測定装置によって測定される標準的血液学的パラメ
−タ−である。
【0049】
【発明の効果】本明細書に記載の装置は、前述したよう
に光を吸収しなくても光を吸収してもどちらでもよい任
意の球形誘電体粒子の容積および屈折率の測定に適用し
得ることを理解すべきである。例えば、流動セルを通過
する水と混合しない油の小滴についてこれらのパラメ−
タ−を測定することができる。もし屈折率が既知で例え
ばヒトの赤血球の屈折率の変動範囲内にあるならば、こ
のような油小滴をシステムの校正に使用することができ
る。界面張力によって自然に球形化され、測定すべき範
囲内の種々の容積を有するこのような油小滴の懸濁液を
鞘流19内に随伴させ、流動セル16内の視野容積を通
過させる。各油小滴は順番に光束を遮断し図3A−図3
Cに示した型の前方散乱パタ−ンを生ずる。低角度間隔
(θ1,Δθ1)および高角度間隔(θ2,Δθ2)内の前
方散乱信号を測定してそれぞれ対応するS1およびS2
号を生じさせる。S1およびS2信号は前述したように図
1のシステムを通し、得られたHCヒストグラム74を
調べる。油小滴の屈折率はすべて同一であるので、この
ヒストグラムは非常に狭いピ−クから成る。好ましくは
いくつかの、例えば三つの異る屈折率の油小滴を使用し
てHCヒストグラム74に三個の異った非常に狭いピ−
クを生じさせる。増幅器52および54の利得G1およ
びG2をそれぞれ調節して三個のピ−クそれぞれの幅を
同時に最小になるようにすることによりシステムを正し
く校正することができる。従って校正後は、A/D転換
器62および64によってそれぞれ生じたS1およびS2
値のペアは記憶装置50に記憶された検索表内のHC−
Vペアに正しく対応する。実際に、システムが正しく校
正されれば、油小滴の測定から得られるS1−S2ペアは
図6の格子上にプロットした場合油の屈折率に対応する
HC一定の曲線上に乗るであろう。
【0050】図3A−図3Cに示す前方への光散乱パタ
−ンを生ずるのに単一波長λの入射光を使用することを
述べてきたが、図2の光源22として多色光源を利用す
ることにより、二つの異る波長λ1およびλ2を使用する
ことができる。このような場合には各波長λ1およびλ2
は、図3A−図3Cに示したと定性的に類似の、散乱粒
子のHCおよびVの関数として変化する、異った散乱パ
タ−ンを生ずる。かかるパタ−ンは適当な光学的技法に
よって波長について区別することができる。例えば光束
分割器34の代りに、波長λ1およびλ2の散乱パタ−ン
を波長λ1およびλ2の光をそれぞれ選択的に受持つ検出
器42および48にそれぞれ指向するような透過/反射
特性を有する二色性鏡を使用する。従って、信号S1
よびS2が発生されて、前述のように各S1−S2ペアに
対して対応するHC−Vペアを表とした予め計算した表
を含有する記憶装置50に指向され、それによりVおよ
びHCそれぞれの適切なヒストグラム72および74、
ならびにHC−Vペアの二次元頻度分布76がデイスプ
レ−される。
【0051】原理的に、この二波長法では可変パラメ−
タ−VおよびHCを除き、方程式(1)および(2)の
すべての装置パラメ−タ−は一定に維持される。実際、
方程式(1)および(2)は、式中のλの代りにλ1
よびλ2が使用される以外は変りがない。この場合も角
度間隔(θ1,Δθ1)は信号S1がVの変動に伴って十
分に変化するように選ばれる。また角度間隔(θ2,Δ
θ2)は式(1)におけるHCおよびVの値の多義性を
解決しうるように選ばれる。(θ1,Δθ1)および(θ
2,Δθ2)は前述のように選ばれる。測定すべき粒子の
パラメ−タ−の範囲ならびに波長λ1およびλ2の関係に
よって、(θ1,Δθ1)と(θ2,Δθ2)とが一部また
は完全に重なることが考えられる。例えば、前方への光
散乱パタ−ンは光の波長が増大するにつれて散乱角の小
さい方の方向において圧縮される傾向があることが知ら
れている。従って、λ1の前方への光散乱パタ−ンの第
一極大が、λ2の前方への光散乱パタ−ンの第二極大の
角度領域内に来ることがあり得る。従ってλ1およびλ2
を適当に選ぶことにより角度間隔(θ1,Δθ1)および
(θ2,Δθ2)は重なりまたは等しくさえなり得る。こ
の後者の場合には図2の暗視野遮断装置38および44
は同一となり同一の角度間隔の散乱光パタ−ンを通過さ
せるよう調整することができるであろう。
【0052】原理的には、本発明の別の態様においては
上述の散乱測定の代りにS1とS2のいずれかまたは両者
のいわゆる滅光測定が行われる。S1またはS2について
滅光測定を行う場合は、前述の対応する角度間隔は通常
環状遮断装置ではなくて環状開口によって規定されるで
あろう。従って粒子が光束を遮断することによるかかる
開口部を通る光の滅光または減少は、前述の角度間隔へ
の散乱光にほぼ等しいであろう。
【0053】例えば、S2が0°から散乱パタ−ンの第
二の極大付近の角までの角度間隔(例えばθ2=0、Δ
θ2=8°)内における滅光の尺度であり、かつ粒子が
波長λにおいて吸収が少いかまたは全く吸光性がない場
合には、滅光法によるS2の測定は本質的に前述したよ
うな散乱法による測定と同等である。波長λにおいて光
をかなり吸収する粒子に対しては滅光法はさらに改変さ
れて、既述のH.M.Shapiroらの系におけると
同様、S2は小さい(例えば照明光束の発散角にほぼ等
しい)Δθ2を使用した吸収測定となるであろう。この
場合、システムパラメ−タ−を注意深く選択して、適当
な式(1)および(2)がHCおよびVの必要な測定範
囲内においてこれら変数の単一解を有するようにするこ
とができる。従って、かかる滅光−散乱および吸収−散
乱法はHCおよびVの正確な測定に対し、前述の散乱−
散乱法と原理的に同等である。
【0054】なお、球形化赤血球について好ましい態様
を説明したが、本発明は球形から多少変形した粒子、ま
た非球形粒子の測定にも適用し得る。前者の場合にはH
CおよびVの測定は厳密に球形の粒子の場合ほど正確で
なくなり、正確度の低下は変形の度合に依存するであろ
う。前者の極端な場合である後者の場合には、さらに追
加的の変数がシステムに導入されるであろう。このよう
な場合には導入した追加変数の数により、(θ1,Δ
θ1)および(θ2,Δθ2)を含んでも含まなくてもよ
いが、二つより多くの角度間隔が測定に使用されるであ
ろう。
【0055】例えば、ある種の適当に配向した一様な形
状の、回転対称軸を有する粒子、例えば一様な形の回転
楕円体粒子の場合、容積はかかる粒子の長径および短径
の関数であろう。これら粒子のパラメ−タ−を測定する
ためには、流動セル16は粒子の回転対称軸が光学系の
軸に対してすべて強制的に同様に配向させられるように
芯流17の特定の形状を規定するような構造とする。屈
折率はやはり独立変数のままである。従って測定すべき
変数の数が増加して三になれば、三つの選ばれた角度間
隔において散乱光を測定し回転楕円体粒子の容積および
屈折率の両者を決定することになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好ましい態様を示す線図的説明図であ
る。
【図2】図1の照明および検出光学系の略図である。
【図3】図示のパラメ−タ−を有する球形化赤血球によ
る前方への散乱光の微分強度パタ−ンすなわち角分布の
一群を示す。
【図4】図3に示す角分布内の第一の、すなわち低い角
度間隔と第二の、すなわち高い角度間隔との中で測定し
た散乱光強度の大きさを示す曲線群を示す。それらの大
きさは、図示のシステムパラメ−タ−において、球形化
赤血球のヘモグロビン濃度(HC)および容積(V)の
関数としてプロットされている。
【図5】図3に示す角分布内の第一の、すなわち低い角
度間隔と第二の、すなわち高い角度間隔との中で測定し
た散乱光強度の大きさを示す曲線群を示す。それらの大
きさは、図示のシステムパラメ−タ−において、球形化
赤血球のヘモグロビン濃度(HC)および容積(V)の
関数としてプロットされている。
【図6】図4および図5で示したように低および高角度
測定値をそれぞれ、図示のシステムパラメ−タ−におい
て球形化赤血球のヘモグロビン濃度(HC)および容積
(V)の関数としてプロットした曲線群を示す。
【図7】図5に示した高角度間隔より小さい、図示の高
角度間隔内で測定した散乱光強度の大きさを示す曲線群
を示す。
【図8】図4および図7に説明したように低および高角
度測定値をそれぞれ、図示のシステムパラメ−タ−にお
いて球形化赤血球のヘモグロビン濃度(HC)および容
積(V)の関数としてプロットした曲線群を示す。
【符号の説明】
14 混合およびインキュベ−ション段階 16 測定用被鞘流流動セル 21 照明光学系 23 検出光学系 42 検出器 48 検出器 50 解読メモリ− 56 ピ−ク検出器 58 ピ−ク検出器 60 制御器 66 ヒストグラム累算器 68 デイスプレイ制御器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 定容的に球形化した赤血球の容積および
    屈折率を正確に測定する装置であって、(a)光路に沿
    って2波長の光束を指向する手段、(b)前記赤血球を
    前期光束中を通過させて各波長に特有の前方への光散乱
    パタ−ンを生じさせる手段、 ここでこの前方への光散乱パタ−ンは前記赤血球の容積
    および屈折率の関数であって、単位散乱角度当りの散乱
    光強度を表わし、1個の第一の極大と複数個の第二の極
    大とを含むものであり、(c)より波長の長い方の光に
    対して、生理学的範囲の容積を有する赤血球の光散乱パ
    タ−ンの第一の極大が存在すると思われる角度範囲にま
    たがる角度間隔を選ぶ手段、(d)二つの波長について
    それぞれ、前記角度間隔で、散乱光の強度に相当する第
    一の信号および第二の信号を発生する手段、および
    (e)前記第一および第二の信号を、ペアとして、容積
    および屈折率が既知の赤血球により発生された相当する
    既知の信号のペアと比較することにより、前記第一およ
    び第二の信号の大きさから前記赤血球の容積および屈折
    率を決定する手段、を含んで成る測定装置。
  2. 【請求項2】 決定手段(e)において屈折率の関数と
    して赤血球のヘモグロビン濃度を決定する請求項1に記
    載の装置。
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