JPH0854226A - 超音波式電動機ブラシ長さ計測装置 - Google Patents
超音波式電動機ブラシ長さ計測装置Info
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- JPH0854226A JPH0854226A JP6193205A JP19320594A JPH0854226A JP H0854226 A JPH0854226 A JP H0854226A JP 6193205 A JP6193205 A JP 6193205A JP 19320594 A JP19320594 A JP 19320594A JP H0854226 A JPH0854226 A JP H0854226A
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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- H02K5/04—Casings or enclosures characterised by the shape, form or construction thereof
- H02K5/14—Means for supporting or protecting brushes or brush holders
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
- H02K11/00—Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection
- H02K11/20—Structural association of dynamo-electric machines with electric components or with devices for shielding, monitoring or protection for measuring, monitoring, testing, protecting or switching
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- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02K—DYNAMO-ELECTRIC MACHINES
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- H02K11/25—Devices for sensing temperature, or actuated thereby
Abstract
(57)【要約】
【目的】 直流電動機のブラシ摩耗点検作業を遠隔自動
で行い、保守検査の省力化とブラシの摩耗管理の定量化
を図ることを目的としている。 【構成】 電動機内のブラシ１上部の空間部に１つのケ
ース１６に２個の超音波センサ７を組み込んだ超音波セ
ンサをスピンドルキャッチャー１７とフランジ部１８が
回転可能な保持機構部に取付け、上記超音波センサの側
に温度センサを取付け、電動機の外側には信号処理部を
備えている。 【効果】 電動機内のブラシ点検作業を大幅に簡略化で
き、さらには統計管理データからブラシの交換時期や点
検周期を算出でき、保全作業の大幅な改善ができる。
で行い、保守検査の省力化とブラシの摩耗管理の定量化
を図ることを目的としている。 【構成】 電動機内のブラシ１上部の空間部に１つのケ
ース１６に２個の超音波センサ７を組み込んだ超音波セ
ンサをスピンドルキャッチャー１７とフランジ部１８が
回転可能な保持機構部に取付け、上記超音波センサの側
に温度センサを取付け、電動機の外側には信号処理部を
備えている。 【効果】 電動機内のブラシ点検作業を大幅に簡略化で
き、さらには統計管理データからブラシの交換時期や点
検周期を算出でき、保全作業の大幅な改善ができる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は鉄道会社の電車区や検
車区、及び鉄鋼ライン等の一般工場の直流電動機のブラ
シの摩耗保守点検作業の改善に関するものである。
車区、及び鉄鋼ライン等の一般工場の直流電動機のブラ
シの摩耗保守点検作業の改善に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】図４は従来の直流電動機のブラシ摩耗保
守点検作業を示す図である。図において１は直流電動機
のブラシ、２は直流電動機の整流子、３は直流電動機の
ケース、４は直流電動機のカバー、５は点検作業者、６
はスケール、ｈはブラシ長さである。
守点検作業を示す図である。図において１は直流電動機
のブラシ、２は直流電動機の整流子、３は直流電動機の
ケース、４は直流電動機のカバー、５は点検作業者、６
はスケール、ｈはブラシ長さである。
【０００３】従来の直流電動機のブラシ点検作業は、電
車の場合には電車区や検車区において、停車車両の床下
に点検者５が潜り込み、電動機カバー４を取り外した後
に直流電動機のブラシ１をそのままの状態でスケール６
を用いてブラシ長さｈを目視で測定するか、ブラシ１を
直流電動機のケース３の外に取り出してスケール６を用
いてブラシ長さｈを目視で測定していた。上記ブラシ１
は整流子２に直接接触しており、整流子２の回転により
ブラシ１は経時的に摩耗するため、定期的にブラシ１の
摩耗量を点検測定し、不良品と次の点検時期までに不良
品となる可能性のあるブラシを交換していた。
車の場合には電車区や検車区において、停車車両の床下
に点検者５が潜り込み、電動機カバー４を取り外した後
に直流電動機のブラシ１をそのままの状態でスケール６
を用いてブラシ長さｈを目視で測定するか、ブラシ１を
直流電動機のケース３の外に取り出してスケール６を用
いてブラシ長さｈを目視で測定していた。上記ブラシ１
は整流子２に直接接触しており、整流子２の回転により
ブラシ１は経時的に摩耗するため、定期的にブラシ１の
摩耗量を点検測定し、不良品と次の点検時期までに不良
品となる可能性のあるブラシを交換していた。
【０００４】上記のような従来の直流電動機のブラシ１
の点検作業性は、作業環境や作業効率が悪く、点検に要
する費用も多く発生し、測定したブラシ長さｈの統計的
な管理が十分にできないという課題があり、この課題を
解決するための改善策として図５に示す超音波式ブラシ
長さ計測装置がある。図５は例えば特開平４−３１２３
３９号公報に示された電動機ブラシの変位計測装置であ
り、図において１はブラシ、２は整流子、３は主電動機
のケース、７は超音波センサ、８は超音波センサ７を固
定する保持機構部、９は超音波センサ７を駆動させる送
信部、１０は超音波センサ７からの信号を受信・増幅す
る受信部、１１はブラシ１の長さを計測・表示・記憶す
る計測記憶表示部、１２はセンサケーブル、１３は超音
波センサ７とブラシ１間を伝搬する超音波信号、Ｌ１は
超音波センサ７とブラシ１間の空間距離、Ｌ２は超音波
センサ７と整流子２間の空間距離、ｈはブラシ長さであ
る。
の点検作業性は、作業環境や作業効率が悪く、点検に要
する費用も多く発生し、測定したブラシ長さｈの統計的
な管理が十分にできないという課題があり、この課題を
解決するための改善策として図５に示す超音波式ブラシ
長さ計測装置がある。図５は例えば特開平４−３１２３
３９号公報に示された電動機ブラシの変位計測装置であ
り、図において１はブラシ、２は整流子、３は主電動機
のケース、７は超音波センサ、８は超音波センサ７を固
定する保持機構部、９は超音波センサ７を駆動させる送
信部、１０は超音波センサ７からの信号を受信・増幅す
る受信部、１１はブラシ１の長さを計測・表示・記憶す
る計測記憶表示部、１２はセンサケーブル、１３は超音
波センサ７とブラシ１間を伝搬する超音波信号、Ｌ１は
超音波センサ７とブラシ１間の空間距離、Ｌ２は超音波
センサ７と整流子２間の空間距離、ｈはブラシ長さであ
る。
【０００５】上記のような超音波式ブラシ長さ計測装置
ではブラシ１上部空間に保持機構部８を介して超音波セ
ンサ７が取り付けられているため、予め求められた超音
波センサ７と整流子２間の距離Ｌ２の値から計測された
超音波センサ７とブラシ１間の距離Ｌ１の値を差し引く
ことにより電動機の外部から自動的にブラシ長さｈを算
出して表示できる。
ではブラシ１上部空間に保持機構部８を介して超音波セ
ンサ７が取り付けられているため、予め求められた超音
波センサ７と整流子２間の距離Ｌ２の値から計測された
超音波センサ７とブラシ１間の距離Ｌ１の値を差し引く
ことにより電動機の外部から自動的にブラシ長さｈを算
出して表示できる。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の超
音波式ブラシ長さ計測装置は超音波センサの保持機構部
を取り付けるために電動機内部を改造する必要が生じた
り、保持機構部が固定式なために超音波センサの位置を
可変できないのでブラシの交換作業性が悪くなったり、
温度センサを備えていないために電動機内部の温度変化
により空気中を伝搬する超音波の音速が変化して距離計
測の精度が悪くなるという課題があった。
音波式ブラシ長さ計測装置は超音波センサの保持機構部
を取り付けるために電動機内部を改造する必要が生じた
り、保持機構部が固定式なために超音波センサの位置を
可変できないのでブラシの交換作業性が悪くなったり、
温度センサを備えていないために電動機内部の温度変化
により空気中を伝搬する超音波の音速が変化して距離計
測の精度が悪くなるという課題があった。
【０００７】この発明は、かかる課題を解決するために
なされたものであり、直流電動機のブラシ点検作業を遠
隔自動で行い、計測摩耗データは車両や電動機ごとに記
憶保存し、計算機を用いた統計管理を行うことにより、
ブラシの摩耗予測、交換時期の予測を行い、保守検査の
最適化を図ることを目的としている。
なされたものであり、直流電動機のブラシ点検作業を遠
隔自動で行い、計測摩耗データは車両や電動機ごとに記
憶保存し、計算機を用いた統計管理を行うことにより、
ブラシの摩耗予測、交換時期の予測を行い、保守検査の
最適化を図ることを目的としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】この発明における超音波
式電動機用ブラシ長さ計測装置においては、整流子の回
転軸と平行で、かつ２連のブラシ頭部が直接露出してい
る２箇所の面上に２個の超音波センサをそれぞれ配置
し、その２個の超音波センサを１つのケースに収納する
とともに上記ケースを既存のスピンドルキャッチャーに
設けたフランジに取り付けるようにしたものである。
式電動機用ブラシ長さ計測装置においては、整流子の回
転軸と平行で、かつ２連のブラシ頭部が直接露出してい
る２箇所の面上に２個の超音波センサをそれぞれ配置
し、その２個の超音波センサを１つのケースに収納する
とともに上記ケースを既存のスピンドルキャッチャーに
設けたフランジに取り付けるようにしたものである。
【０００９】また、この発明は超音波センサの保持機構
部であるスピンドルキャッチャー本体と超音波センサ固
定用フランジ部とが回転軸を介して結合された保持機構
部としたものである。
部であるスピンドルキャッチャー本体と超音波センサ固
定用フランジ部とが回転軸を介して結合された保持機構
部としたものである。
【００１０】この発明は超音波センサの保持機構部との
接触面にセンサ中心とブラシ中心との位置決めをするた
めの取付け基準面を設けたものである。
接触面にセンサ中心とブラシ中心との位置決めをするた
めの取付け基準面を設けたものである。
【００１１】この発明は電動機内部の温度を計測するた
めの温度センサを電動機内部に取り付けたものである。
めの温度センサを電動機内部に取り付けたものである。
【００１２】
【作用】この発明は電動機内部のブラシ上部の空間部に
スピンドルキャッチャーの一部を改造した保持機構部を
介して超音波センサを取り付けているため、電動機本体
内部の改造は不要であるとともに、電動機カバーを取り
外さないで遠隔操作により各ブラシの長さを瞬時に計測
することができ、さらに、ブラシの交換時期の予測等を
含めた統計管理ができる。また、整流子の回転軸と平行
な方向に２個の超音波センサが１つのケースに収納され
ているため、一つの保持機構部で２箇所のブラシ長さの
計測ができる。
スピンドルキャッチャーの一部を改造した保持機構部を
介して超音波センサを取り付けているため、電動機本体
内部の改造は不要であるとともに、電動機カバーを取り
外さないで遠隔操作により各ブラシの長さを瞬時に計測
することができ、さらに、ブラシの交換時期の予測等を
含めた統計管理ができる。また、整流子の回転軸と平行
な方向に２個の超音波センサが１つのケースに収納され
ているため、一つの保持機構部で２箇所のブラシ長さの
計測ができる。
【００１３】また、この発明は保持機構部のスピンドル
キャッチャー本体に対してセンサ固定用フランジ部が回
転軸を介して結合されているため、作業内容に応じて超
音波センサの位置を可変できる。
キャッチャー本体に対してセンサ固定用フランジ部が回
転軸を介して結合されているため、作業内容に応じて超
音波センサの位置を可変できる。
【００１４】この発明は超音波センサの保持機構部との
接触面に超音波センサの中心とブラシの中心を位置決め
するための取付け基準面を設けているため、超音波セン
サの取付け作業が簡単にできる。
接触面に超音波センサの中心とブラシの中心を位置決め
するための取付け基準面を設けているため、超音波セン
サの取付け作業が簡単にできる。
【００１５】この発明は電動機内部に温度センサを備え
ているため、電動機内部の温度を計測して、空気中の音
速を正確に算出できる。
ているため、電動機内部の温度を計測して、空気中の音
速を正確に算出できる。
【００１６】
実施例１．図１はこの発明の一実施例を示す図である。
図において１はブラシ、２は整流子、７は超音波セン
サ、９は送信部、１０は受信部、１２はセンサケーブ
ル、１４は温度計測部、１５は信号処理部、１６は超音
波センサ７のケース、１７はインシュレーターを電動機
本体に固定するための既存のスピンドルキャッチャー、
１８は超音波センサ７を固定するフランジ、１９はブラ
シホルダーを電動機本体３から電気的に絶縁して固定す
るための既存のインシュレーター、２０は温度センサ、
２１はブラシ１を押さえるブラシ押さえバネ、２２はブ
ラシ１を収納するブラシホルダー、２３は整流子の回転
軸、ｈはブラシ長さである。
図において１はブラシ、２は整流子、７は超音波セン
サ、９は送信部、１０は受信部、１２はセンサケーブ
ル、１４は温度計測部、１５は信号処理部、１６は超音
波センサ７のケース、１７はインシュレーターを電動機
本体に固定するための既存のスピンドルキャッチャー、
１８は超音波センサ７を固定するフランジ、１９はブラ
シホルダーを電動機本体３から電気的に絶縁して固定す
るための既存のインシュレーター、２０は温度センサ、
２１はブラシ１を押さえるブラシ押さえバネ、２２はブ
ラシ１を収納するブラシホルダー、２３は整流子の回転
軸、ｈはブラシ長さである。
【００１７】上記のように構成された超音波式電動機ブ
ラシ長さ計測装置においては超音波センサ７がインシュ
レーター１９の固定部材であるスピンドルキャッチャー
１７の片端に超音波センサ７固定用のフランジ１８を設
けた保持機構部により電動機内部に固定されており、送
信部９から上記超音波センサ７にセンサケーブル１２を
介して電気信号を送ることにより超音波センサ７から超
音波が発生し、ブラシ１の頭部で反射した超音波は再び
超音波センサ７に受信されて受信部１０に電気信号とし
て送られて増幅され、信号処理部１５において超音波の
伝搬時間を計測して距離を演算する。この時に予め超音
波センサ７と整流子２との距離を求めておけば上記超音
波センサ７とブラシ１頭部間の距離を差し引くことでブ
ラシ１の長さｈを算出できるものである。
ラシ長さ計測装置においては超音波センサ７がインシュ
レーター１９の固定部材であるスピンドルキャッチャー
１７の片端に超音波センサ７固定用のフランジ１８を設
けた保持機構部により電動機内部に固定されており、送
信部９から上記超音波センサ７にセンサケーブル１２を
介して電気信号を送ることにより超音波センサ７から超
音波が発生し、ブラシ１の頭部で反射した超音波は再び
超音波センサ７に受信されて受信部１０に電気信号とし
て送られて増幅され、信号処理部１５において超音波の
伝搬時間を計測して距離を演算する。この時に予め超音
波センサ７と整流子２との距離を求めておけば上記超音
波センサ７とブラシ１頭部間の距離を差し引くことでブ
ラシ１の長さｈを算出できるものである。
【００１８】また、電車用の電動機では整流子２の回転
軸２３と平行にブラシ１が２個並んで取り付けられてい
るため、超音波センサ７も２個のブラシ１の長さをそれ
ぞれ独立して計測できるようにブラシ押さえバネ２１を
避けて、ブラシ１の頭部が直接露出している面上に超音
波センサ７の中心が固定されるように２個の超音波セン
サ７を１個のケース１６に収納して１箇所の保持機構部
のフランジ１８に取り付けている。
軸２３と平行にブラシ１が２個並んで取り付けられてい
るため、超音波センサ７も２個のブラシ１の長さをそれ
ぞれ独立して計測できるようにブラシ押さえバネ２１を
避けて、ブラシ１の頭部が直接露出している面上に超音
波センサ７の中心が固定されるように２個の超音波セン
サ７を１個のケース１６に収納して１箇所の保持機構部
のフランジ１８に取り付けている。
【００１９】また、空気中を伝搬する超音波の速度は空
気の温度に大きく依存し、特に電動機を回転状態から停
止状態にした直後は外気温度と電動機の内部温度に大き
な差を生じるため、電動機内部で超音波伝搬時間を計測
する時の電動機内部の温度を計測する温度センサ２０を
備えている。温度センサ２０としては軽量・小型の熱電
対やサーミスタを用いており、温度計測部１４を介して
電動機内部の温度が信号処理部１５に送られて、音速を
算出できるようになっている。すなわち、計測距離は超
音波の伝搬時間と音速の積で表され、空気中の音速は”
数１”で表されるように温度に依存するため、正確な距
離計測を行うために温度変化による音速を補正できるよ
うに構成されている。
気の温度に大きく依存し、特に電動機を回転状態から停
止状態にした直後は外気温度と電動機の内部温度に大き
な差を生じるため、電動機内部で超音波伝搬時間を計測
する時の電動機内部の温度を計測する温度センサ２０を
備えている。温度センサ２０としては軽量・小型の熱電
対やサーミスタを用いており、温度計測部１４を介して
電動機内部の温度が信号処理部１５に送られて、音速を
算出できるようになっている。すなわち、計測距離は超
音波の伝搬時間と音速の積で表され、空気中の音速は”
数１”で表されるように温度に依存するため、正確な距
離計測を行うために温度変化による音速を補正できるよ
うに構成されている。
【００２０】
【数１】
【００２１】実施例２．図２は超音波センサの保持機構
部の他の実施例を示す図である。図において７は超音波
センサ、１７はスピンドルキャッチャー、１９はインシ
ュレーター、２２はブラシホルダー、２４は超音波セン
サ７を固定する回転可能なフランジ、２５はスピンドル
キャッチャー１７に対してフランジ２４が回転するため
の回転軸である。
部の他の実施例を示す図である。図において７は超音波
センサ、１７はスピンドルキャッチャー、１９はインシ
ュレーター、２２はブラシホルダー、２４は超音波セン
サ７を固定する回転可能なフランジ、２５はスピンドル
キャッチャー１７に対してフランジ２４が回転するため
の回転軸である。
【００２２】上記のように構成された超音波式電動機ブ
ラシ長さ計測装置においては超音波センサ７の保持機構
部であるスピンドルキャッチャー１７とフランジ２４と
が回転軸２５を介して結合されており、ブラシ１の長さ
ｈを計測する場合にはブラシ１の上部空間部に超音波セ
ンサが配置される位置にフランジ２４が固定され、ブラ
シ１の交換やブラシホルダー２２の清掃を行う場合には
ブラシ１の上部空間から作業者の手が十分に入るよう
に、図中一点鎖線で示すようにフランジ２４を回転軸２
５を中心に回転させて超音波センサ７がブラシ１の上部
以外の位置に移動できるようになっている。
ラシ長さ計測装置においては超音波センサ７の保持機構
部であるスピンドルキャッチャー１７とフランジ２４と
が回転軸２５を介して結合されており、ブラシ１の長さ
ｈを計測する場合にはブラシ１の上部空間部に超音波セ
ンサが配置される位置にフランジ２４が固定され、ブラ
シ１の交換やブラシホルダー２２の清掃を行う場合には
ブラシ１の上部空間から作業者の手が十分に入るよう
に、図中一点鎖線で示すようにフランジ２４を回転軸２
５を中心に回転させて超音波センサ７がブラシ１の上部
以外の位置に移動できるようになっている。
【００２３】実施例３．図３は超音波センサの外観を示
す図である。図において７は超音波センサ、１７はスピ
ンドルキャッチャー、１８はフランジ、２６は取付け基
準面である。
す図である。図において７は超音波センサ、１７はスピ
ンドルキャッチャー、１８はフランジ、２６は取付け基
準面である。
【００２４】上記のように構成された超音波式電動機ブ
ラシ長さ計測装置においては超音波センサ７をブラシ１
の上部空間に固定する時に超音波センサ７の中心とブラ
シ１との中心位置が容易に合わせられるように保持機構
部のフランジ１８に接触する超音波センサ７の側面に取
付け基準面２６を設けている。
ラシ長さ計測装置においては超音波センサ７をブラシ１
の上部空間に固定する時に超音波センサ７の中心とブラ
シ１との中心位置が容易に合わせられるように保持機構
部のフランジ１８に接触する超音波センサ７の側面に取
付け基準面２６を設けている。
【００２５】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているため、以下に記載されるような効果を有する。
れているため、以下に記載されるような効果を有する。
【００２６】スピンドルキャッチャーにフランジを設け
たセンサ保持機構部としているため、既設の電動機内部
に新たに超音波センサを組み込む時に、電動機本体の改
造が不要となり、工場のない電車区等でも超音波センサ
の取付け作業ができるメリットがある。また整流子の回
転軸と平行な方向に２個の超音波センサを１個のケース
に収納して、１箇所の取付スペースと１個の保持機構部
で超音波センサを２個のブラシ上部に配置しているた
め、超音波センサの取り付け・取り外し作業時間の削減
と電動機の改造部の削減と超音波センサの周囲のスペー
スを広く確保できる。
たセンサ保持機構部としているため、既設の電動機内部
に新たに超音波センサを組み込む時に、電動機本体の改
造が不要となり、工場のない電車区等でも超音波センサ
の取付け作業ができるメリットがある。また整流子の回
転軸と平行な方向に２個の超音波センサを１個のケース
に収納して、１箇所の取付スペースと１個の保持機構部
で超音波センサを２個のブラシ上部に配置しているた
め、超音波センサの取り付け・取り外し作業時間の削減
と電動機の改造部の削減と超音波センサの周囲のスペー
スを広く確保できる。
【００２７】また、この発明はセンサの保持機構部にお
いてスピンドルキャッチャー部に対してフランジ部が回
転可能な構造としているため、ブラシの交換作業やブラ
シホルダーの清掃作業時に超音波センサの位置を可変さ
せて作業スペースを広く確保できるため、作業性を大幅
に改善できる。
いてスピンドルキャッチャー部に対してフランジ部が回
転可能な構造としているため、ブラシの交換作業やブラ
シホルダーの清掃作業時に超音波センサの位置を可変さ
せて作業スペースを広く確保できるため、作業性を大幅
に改善できる。
【００２８】この発明は保持機構部のフランジに接触す
る超音波センサの側面に取付け基準面が設けられている
ため、ブラシの中心と超音波センサの中心の位置合わせ
を作業者が精密に調整する労力が不要となる。
る超音波センサの側面に取付け基準面が設けられている
ため、ブラシの中心と超音波センサの中心の位置合わせ
を作業者が精密に調整する労力が不要となる。
【００２９】電動機内部に温度センサを備えているた
め、電動機内部の温度が変化してもブラシ長さを計測す
る時の温度を常に計測でき、ブラシ長さの計測精度を高
めることができる。
め、電動機内部の温度が変化してもブラシ長さを計測す
る時の温度を常に計測でき、ブラシ長さの計測精度を高
めることができる。
【図１】 この発明の実施例１を示す図である。
【図２】 この発明の実施例２を示す図である。
【図３】 この発明の実施例３を示す図である。
【図４】 従来の電動機のブラシ点検作業を示す図であ
る。
る。
【図５】 従来の超音波式ブラシ長さ計測装置を示す図
である。
である。
７ 超音波センサ、９ 送信部、１０ 受信部、１４
温度計測部、１５ 信号処理部、１６ ケース、１７
スピンドルキャッチャー、１８ フランジ、２０ 温度
センサ、２４ 回転可能なフランジ、２５ フランジ回
転軸、２６ 取付け基準面。
温度計測部、１５ 信号処理部、１６ ケース、１７
スピンドルキャッチャー、１８ フランジ、２０ 温度
センサ、２４ 回転可能なフランジ、２５ フランジ回
転軸、２６ 取付け基準面。
フロントページの続き (72)発明者 田中 洋次 鎌倉市上町屋325番地 三菱電機株式会社 鎌倉製作所内 (72)発明者 本多 隆一 東京都千代田区丸の内二丁目２番３号 三 菱電機株式会社内
Claims (4)
- 【請求項１】 直流電動機内の回転する電機子の整流子
と接触するブラシの上部空間に配置され、超音波信号を
上記ブラシへ送信し、かつ上記ブラシからの反射信号を
受信する超音波センサと、上記超音波センサの保持機構
部と、上記超音波センサに電気信号を供給する送信部
と、上記超音波センサからの出力される電気信号を受信
して増幅する受信部と、上記送信信号から受信信号まで
の時間を計測してブラシ長さを算出する信号処理部とを
有する超音波式電動機ブラシ長さ計測装置において、電
動機の整流子の回転軸と平行で、かつ２連のブラシ頭部
が直接露出している２箇所の面上に２個の超音波センサ
をそれぞれ配置し、上記２個の超音波センサを収納する
１つのケースと、上記電動機内部のインシュレーター固
定用のスピンドルキャッチャーの片端に設けられ、上記
ケースを固定するためのフランジとを具備したことを特
徴とする超音波式電動機ブラシ長さ計測装置。 - 【請求項２】 超音波センサの保持機構部においてスピ
ンドルキャッチャー本体とセンサ固定用のフランジ部が
それぞれ独立した部品から成り、上記スピンドルキャッ
チャー本体に対してセンサ固定用フランジが一定方向に
回転可能な回転軸を有する超音波センサ保持機構部を備
えたことを特徴とする請求項１記載の超音波式電動機ブ
ラシ長さ計測装置。 - 【請求項３】 超音波センサの超音波センサ保持機構部
との接触面に、上記超音波センサ保持機構部に対する超
音波センサの位置決め用の取付け基準面を有する超音波
センサを備えたことを特徴とする請求項１記載の超音波
式電動機ブラシ長さ計測装置。 - 【請求項４】 電動機内部の温度を計測するための温度
センサを電動機内部に設けたことを特徴とする請求項１
記載の超音波式電動機ブラシ長さ計測装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193205A JPH0854226A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 超音波式電動機ブラシ長さ計測装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6193205A JPH0854226A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 超音波式電動機ブラシ長さ計測装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0854226A true JPH0854226A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16304054
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6193205A Pending JPH0854226A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 超音波式電動機ブラシ長さ計測装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0854226A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DK178607B1 (en) * | 2012-02-22 | 2016-08-15 | Gen Electric | Method and system for monitoring electric brushes |
| JP2018518933A (ja) * | 2015-06-01 | 2018-07-12 | カッツフォース インコーポレイテッドＣｕｔｓｆｏｒｔｈ，Ｉｎｃ． | ブラシホルダおよび振動の監視 |
| US11211757B2 (en) | 2018-10-04 | 2021-12-28 | Cutsforth, Inc. | System and method for monitoring the status of one or more components of an electrical machine |
| US11309674B2 (en) | 2007-05-24 | 2022-04-19 | Cutsforth, Inc. | Brush holder assembly monitoring apparatus, assembly, system and method |
| US11355991B2 (en) | 2018-10-04 | 2022-06-07 | Cutsforth, Inc. | System and method for monitoring the status of one or more components of an electrical machine |
| US11566675B2 (en) | 2018-03-21 | 2023-01-31 | Ab Dynamoborstfabriken | Intelligent graphite device |
-
1994
- 1994-08-17 JP JP6193205A patent/JPH0854226A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11309674B2 (en) | 2007-05-24 | 2022-04-19 | Cutsforth, Inc. | Brush holder assembly monitoring apparatus, assembly, system and method |
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| JP2018518933A (ja) * | 2015-06-01 | 2018-07-12 | カッツフォース インコーポレイテッドＣｕｔｓｆｏｒｔｈ，Ｉｎｃ． | ブラシホルダおよび振動の監視 |
| US10348047B2 (en) | 2015-06-01 | 2019-07-09 | Cutsforth, Inc. | Brush wear and vibration monitoring |
| US11050205B2 (en) | 2015-06-01 | 2021-06-29 | Cutsforth, Inc. | Brush wear and vibration monitoring |
| US11566675B2 (en) | 2018-03-21 | 2023-01-31 | Ab Dynamoborstfabriken | Intelligent graphite device |
| US11211757B2 (en) | 2018-10-04 | 2021-12-28 | Cutsforth, Inc. | System and method for monitoring the status of one or more components of an electrical machine |
| US11355991B2 (en) | 2018-10-04 | 2022-06-07 | Cutsforth, Inc. | System and method for monitoring the status of one or more components of an electrical machine |
| US11616413B2 (en) | 2018-10-04 | 2023-03-28 | Cutsforth, Inc. | System and method for monitoring the status of one or more components of an electrical machine |
| US11949314B2 (en) | 2018-10-04 | 2024-04-02 | Cutsforth, Inc. | System and method for monitoring the status of one or more components of an electrical machine |
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