JPH0853196A - 飲料ディスペンサーの洗浄殺菌装置及び洗浄殺菌方法 - Google Patents

飲料ディスペンサーの洗浄殺菌装置及び洗浄殺菌方法

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JPH0853196A
JPH0853196A JP18719494A JP18719494A JPH0853196A JP H0853196 A JPH0853196 A JP H0853196A JP 18719494 A JP18719494 A JP 18719494A JP 18719494 A JP18719494 A JP 18719494A JP H0853196 A JPH0853196 A JP H0853196A
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beverage
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武久 島田
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靖 菊池
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雅美 山田
Hideo Murakami
英雄 村上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄水として水道水、還元水及び酸化水を使
用して、飲料ラインに付着した野生酵母、かび、バクテ
リヤ等を効率よく除去し、飲料を長期にわたって良好な
状態に保つことができる飲料ディスペンサーの洗浄殺菌
装置を提供する。 【構成】 洗浄殺菌水容器と、この洗浄殺菌水容器の下
流側に連結される送液ポンプと、この送液ポンプの下流
側に連結されてディスペンスヘッドに結合される取付座
とを具え、送液ポンプはガス作動用ダイヤフラム型ポン
プからなり、この送液ポンプはディスペンスヘッドの操
作によって、このディスペンスヘッドに接続された、ガ
スボンベから供給されるガスによって作動される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、飲料ディスペンサー
特に飲食店に設置された飲料ディスペンサーの洗浄殺菌
装置及び洗浄殺菌方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来飲食店に設置されたビール等の飲料
ディスペンサーを洗浄するに際しては、(1)水道直結洗
浄法と、(2)ミニ樽洗浄法とが実施されている。そして
(1)の水道直結洗浄法においては、ディスペンサーヘッ
ドをアタッチメントを介して水道の蛇口に連結して、直
接その水圧で飲料ラインに通水して洗浄を行う。また、
(2)ミニ樽洗浄法においては、図11に示すようにディス
ペンサー1に、飲料樽に代えて水道水を収納したミニ樽
61を連結し、その連結は飲料の販売時と同様にして、ミ
ニ樽61に装着されたディスペンスヘッド2及び飲料ホー
ス3によって行われ、またこのディスペンスヘッド1に
ガスボンベ4がガスホース6によって連結されているも
のが使用される。そしてその洗浄に際しては、ガスボン
ベ4からガスホース6によって、加えられるガス圧によ
ってミニ樽61内の水道水を押し出してディスペンスヘッ
ド2及び飲料ホース3を介して飲料ラインに通水するこ
ととなる。そして適当な時期に8φ程度のスポンジボー
ルをディスペンスヘッド2の上部に封入して、水流とと
もに飲料ライン中を移動させ、それの物理的接触によっ
て飲料ライン中の付着物を除去する。
【0003】ところでこのような洗浄方法では、殺菌性
がない水道水が洗浄水として使用され、また飲料ライン
はホースやコイルの長さが長くまた屈曲が多いことか
ら、飲料ラインの内面に繁殖付着した微生物に起因する
汚れを効率よく洗浄殺菌することができないので、比較
的短期間内に頻繁に洗浄作業を実施しないと、再び飲料
ラインの内面に繁殖付着し、特に冷却されていないホー
ス内に汚れコロニーとして付着してしまうという問題が
ある。これを防止するには、なるべく頻繁に洗浄しなけ
ればならないが、その洗浄のための準備及び後始末に手
間がかかり、また飲料ライン中の飲料が洗浄のたびに流
失して損失するため、短期間内に頻繁に洗浄が行われな
いため飲料ラインが効率よく洗浄されにくくて、前記の
ような問題が解消されないという問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明の目的
は、前記のような従来の洗浄装置及びその方法のもつ問
題を解消し、洗浄水として水道水、還元水及び酸化水を
使用して、飲料ラインに付着した野生酵母、かび、バク
テリヤ等を効率よく除去し、飲料を長期にわたって良好
な状態に保つことができる飲料ディスペンサーの洗浄殺
菌装置及び洗浄殺菌方法を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、洗浄
殺菌水容器と、この洗浄殺菌水容器の下流側に連結され
る送液ポンプと、この送液ポンプの下流側に連結されて
ディスペンスヘッドに結合される取付座とを具え、送液
ポンプはガス作動用ダイヤフラム型ポンプからなり、こ
の送液ポンプはディスペンスヘッドに接続された、ガス
ボンベから供給されるガスによって作動されることを特
徴とするものである。請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、取付座は、外部筒体の内部に
装着されていて上部皿状部と、これに連設された下部筒
状部とが形成されている内部筒体とを有し、上部皿状部
の上部凹部にはディスペンスヘッドのヘッド本体の下部
が嵌入されて、その底部の表面にはヘッド本体のガスケ
ットが当接し、内部筒体には上部凹部と連設している下
部凹部と、これに連設している通液孔とが設けられ、下
部凹部の底部の表面にはディスペンスヘッドのパッキン
グが下動した際当接し、内部筒体の中間外周を巡って外
部筒体の内部に環状空間が形成され、この環状空間と上
部凹部とを連通する通気孔が設けられ、また外部筒体に
は環状空間とポンプガスホースとを連通させる継手が取
付けられていることを特徴とするものである。請求項3
に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明におい
て、ディスペンスヘッドとディスペンサーとを連通する
流液路に、該流液路内を流通してその内部に接触するス
ポンジが着脱可能に装着されるスポンジ挿入コックが設
けられていることを特徴とするものである。請求項4に
記載の発明は、請求項3に記載の発明において、スポン
ジ挿入コックは下端にディスペンスヘッドに着脱可能に
連結される下部継手部が、また上端に飲料ホースに着脱
可能に連結される上部継手部が形成されている挿入コッ
ク本体に、前記両継手部の対向位置にスポンジが摺嵌可
能であって、コック本体の中心孔に連通する流通孔が設
けられ、挿入コック本体にはその一側にスポンジが摺嵌
可能であって中心孔に直角方向に連通するスポンジ挿入
孔が設けられ、コック本体の中心孔にはコック弁が回動
可能に摺嵌され、このコック弁にはその回動によって前
記流通孔、又はスポンジ挿入孔のいずれかと整合し、ス
ポンジが摺嵌可能な連通孔が設けられていることを特徴
とするものである。請求項5に記載の発明は、(1) 飲料
樽から取り外したディスペンスヘッドを取付座に取付
け、洗浄殺菌水容器に水道水を入れて、送液ポンプを作
動して飲料ライン内の飲料を排出し終えたところで送液
ポンプの作動を停止し、(2) ついで洗浄殺菌水容器に水
道水に代えて還元水を入れ、前記と同様にして送液ポン
プを作動して水道水を還元水に置換し、排水のpHが所定
値となったところで送液ポンプの作動を停止して、所定
時間還元水を飲料ラインの内面に接触させ、(3) ついで
洗浄殺菌水容器に還元水に代えて水道水を入れ、前記と
同様にして送液ポンプを作動して所定時間水道水を通水
したところで送液ポンプの作動を停止し、(4) ついで洗
浄殺菌水容器に水道水に代えて酸化水を入れ、前記と同
様にして送液ポンプを作動して、排水のpHが所定値とな
ったところで送液ポンプの作動を停止して、所定時間酸
化水を飲料ラインの内面に接触させ、(5) ついでディス
ペンスヘッドを取付座から取り外して、再び飲料流出時
と同様の状態に戻して飲料樽に装着し、飲料で酸化水を
押し出すことを特徴とするものである。請求項6に記載
の発明は、請求5の発明において、飲料樽から取り外し
たディスペンスヘッドを取付座に取付け、飲料ホースと
ディスペンスヘッドとの間にスポンジ挿入コックを取付
け、最初に洗浄殺菌水容器の水道水を通水する際、及び
水道水を還元水に代えて通水する際、スポンジ挿入コッ
クを操作してコック本体の中心孔と、流通孔と、コック
弁の連通孔とを整合させて水道水及び還元水を通水さ
せ、還元水に代えて水道水を通水する際、スポンジ挿入
コックを操作してコック弁を回動させてその連通孔とコ
ック本体のスポンジ挿入孔とを整合させて、スポンジ挿
入孔からスポンジを連通孔まで挿入し、再度スポンジ挿
入コックを操作してコック弁を回動させて連通孔と、中
心孔と、流通孔とを整合させ、必要があれば同じ操作を
繰り返して新しいスポンジと交換してスポンジを水道水
によって飲料ライン内を移動させ、水道水を酸化水に代
えて通水する際、スポンジ挿入コックを飲料ホースとデ
ィスペンスヘッドとの間から取り外すことを特徴とする
ものである。
【0006】
【作用】前記のようなこの発明において、(1) 飲料樽か
ら取り外したディスペンスヘッドを取付座に取付け、飲
料ホースとディスペンスヘッドとの間にスポンジ挿入コ
ックを取付け、スポンジ挿入コックを操作してコック本
体の中心孔と、同流通孔と、コック弁の連通孔とを整合
させ、(2) ついで洗浄殺菌水容器に水道水を入れて、デ
ィスペンスヘッドを操作して、パッキングで取付座の通
液孔による通液のガス側への漏れ、又はガスの通水側へ
の漏れを阻止するとともに、通気孔によってガスホース
とポンプガスホースとを連通して、送液ポンプを作動し
て飲料ライン内の飲料を排出し、その排出水の色によっ
て飲料の排出が終了したことを確認したところでハンド
ルを押し上げてガスホースとポンプガスホースとの連通
を停止して送液ポンプの作動を停止し、(3) ついで洗浄
殺菌水容器に水道水に代えて還元水を入れ、前記と同様
にして送液ポンプを作動して水道水を還元水に置換し、
リトマス試験紙で排水のpHを確認して所定値となったと
ころでディスペンスヘッドを操作して送液ポンプの作動
を停止して、所定時間還元水を飲料ラインの内面に接触
させ、(4) ついで洗浄殺菌水容器に還元水に代えて水道
水を入れ、スポンジ挿入コックを操作してコック弁を回
動させてその連通孔とコック本体のスポンジ挿入孔とを
整合させて、スポンジ挿入孔からスポンジを連通孔まで
挿入し、再度コック弁を回動させて連通孔と中心孔と流
通孔とを整合させ、必要があれば同じ操作を繰り返して
新しいスポンジと交換してスポンジを水道水によって飲
料ライン内を移動させ、飲料ラインの内部に接触させて
付着している物質を除去して飲料ラインの内部の洗浄を
行ったところで送液ポンプの作動を停止し、(5) ついで
スポンジ挿入コックを飲料ホースとディスペンスヘッド
との間から取り外し、(6) ついで洗浄殺菌水容器に水道
水に代えて酸化水を入れ、前記と同様にして送液ポンプ
を作動して、リトマス試験紙で排水のpHを確認して所定
値となったところで送液ポンプの作動を停止して、所定
時間酸化水を飲料ラインの内面に接触させて殺菌し、
(7) ここでディスペンスヘッドから取付座を取り外し
て、再び飲料流出時と同様の状態に戻して飲料樽に装着
し、飲料で酸化水が押し出されたことを確認したところ
で、洗浄殺菌作業を終了する。
【0007】
【実施例】図面に示す実施例はビールラインの洗浄殺菌
に使用されるものを示し、前記従来例と同様に構成され
ている部分については同一の符号を付して説明を省略
し、主として異なる部分について説明する。7は洗浄殺
菌水容器であって、この洗浄殺菌水容器7の下流側に送
液ポンプ8が連結され、この送液ポンプ8の下流側にデ
ィスペンスヘッド2に着脱可能に結合される取付座9が
洗浄水ホース5によって連結されている。そして送液ポ
ンプ8はガス作動用ダイヤフラム型ポンプからなってい
て、ガスボンベ4からガスホース6、ディスペンスヘッ
ド2、ポンプガスホース11を通って供給されるガスによ
って作動されるようになっている。この送液ポンプ8は
ディスペンスヘッド2の操作によってその作動が制御さ
れるようになっている。さらにビールホース3とディス
ペンスヘッド2との連結部にビールライン内部に接触す
るスポンジ13が着脱可能に装着される図6〜10に示すよ
うなスポンジ挿入コック14が設けられている。
【0008】ディスペンスヘッド2は従来のものと同様
に構成されていて、図2に詳細が示されており、ヘッド
本体16の上部にハンドル18で上下動するプローブ17が設
けられて、このプローブ17の中心孔19はボール逆止弁21
で閉止されるようになっていて、ばね22によって常時上
動傾向が付与されており、ヘッド本体16の下部に内部に
ガス逆止弁23が装着されていて、ガスホース6が連結さ
れる継手部24が設けられている。そしてヘッド本体16の
下端外周にガスケット26が、またプローブ17の下端近く
の外周にパッキング27がそれぞれ装着されている。
【0009】図3〜5には取付座9の詳細が示されてお
り、この取付座9は、外部筒体31の内部に装着されてい
て上部皿状部30と、これに連設された下部筒状部36とが
形成されている内部筒体32を通し、上部皿状部30の上部
凹部34にはディスペンスヘッドのヘッド本体16の下部が
嵌入されて、その底部33の表面にはヘッド本体16のガス
ケット26が当接し、内部筒体32には上部凹部34と連設し
ている下部凹部35と、これに連設している通液孔40とが
設けられ、下部凹部35の側部の表面にはディスペンスヘ
ッド2のパッキング27が下動した際当接し、内部筒体32
の中間外周を巡って外部筒体31の内部に環状空間37が形
成され、この環状空間37と上部凹部34とを連通する通気
孔38が設けられ、また外部筒体31には環状空間37とポン
プガスホース11とを連通させる継手39が取付けられてい
る。
【0010】図6〜10にはスポンジ挿入コック14の詳細
が示されており、下端にディスペンスヘッド2の上端の
ビアテイル20に着脱可能に連結される下部継手部42が、
また上端に飲料ホース3との上部継手部43が形成されて
いる挿入コック本体41に、両継手部42,43にスポンジ13
が摺嵌可能であって、その中心孔49に連通する流通孔4
4,45が、挿入コック本体41にはその一側にスポンジ13
が摺嵌可能であって中心孔49に直角方向に連通するスポ
ンジ挿入孔48が設けられ、中心孔49にはコック弁51が回
動可能に摺嵌され、このコック弁51にはその回動によっ
て流通孔44,45、又はスポンジ挿入孔48のいずれかと整
合する連通孔46が設けられている。なおスポンジ挿入孔
48の入口にはスポンジの挿入が容易であるように、図示
の実施例では球面の凹部53が形成されており、これは図
示を省略したが漏斗形となっていてもよい。
【0011】前記のような洗浄殺菌装置を使用して例え
ばビールのディスペンサー1の洗浄殺菌を行うにあたっ
ては、食塩水を電気分解することによって得られるアル
カリイオン水からなる洗浄用の還元水と、酸性イオン水
からなる殺菌用の酸化水と、水道水とを用意しておく。
そして (1) ビール樽10から取り外したディスペンスヘッド2を
取付座9に取付け、ビールホース3とディスペンスヘッ
ド2との間にスポンジ挿入コック14を取付け、このスポ
ンジ挿入コック14を操作してコック本体41の中心孔49
と、同流通孔44,45と、コック弁51の連通孔46とを整合
させる。 (2) ついで洗浄殺菌水容器7に水道水を入れて、ディス
ペンスヘッド2を操作して、パッキング27で取付座9の
通液孔40による通液を阻止するとともに、通気孔38によ
ってガスホース6とポンプガスホース11とを連通して、
送液ポンプ8を作動してビールライン内のビールを排出
し、その排出水の色によって飲料の排出が終了したこと
を確認したところで、ハンドル18を押し上げてガスホー
ス6とポンプガスホース11との連通を停止して送液ポン
プ8の作動を停止する。 (3) ついで洗浄殺菌水容器7に水道水に代えて還元水を
入れて、前記と同様にして送液ポンプ8を作動して水道
水を還元水に置換し、リトマス試験紙で排水のpHを確認
して所定値となったところで送液ポンプ8の作動を停止
して、5〜10分間還元水をビールラインの内面に静置接
触させる。 (4) ついで洗浄殺菌水容器7に還元水に代えて水道水を
入れ、スポンジ挿入コック14を操作してコック弁51を回
動させてその連通孔46とコック本体41のスポンジ挿入孔
48とを整合させて、スポンジ挿入孔48からスポンジを連
通孔46まで挿入し、再度コック弁51を回動させて連通孔
46と、中心孔49と、流通孔44,45とを整合させ、必要が
あれば同じ操作を繰り返して新しいスポンジと交換して
スポンジを水道水によってビールライン内を移動させ、
ビールラインの内面に接触させて付着している物質を除
去し、適時流出水を観察することによってその汚れ具合
を調査し、それがきれいになるまでスポンジの挿入を繰
返し、このようにしてビールラインの内部の洗浄を行っ
たところで送液ポンプ8の作動を停止する。 (5) ついでスポンジ挿入コック14をビールホース3とデ
ィスペンスヘッド2との間から取り外す。 (6) ついで洗浄殺菌水容器7に水道水に代えて酸化水を
入れ、前記と同様にして送液ポンプ8を作動して水道水
を酸化水に置換し、リトマス試験紙で排水のpHを確認し
て所定値となったところで送液ポンプの作動を停止し
て、5〜10分間酸化水をビールラインの内面に静置接触
させて殺菌させる。 (7) ここでディスペンスヘッド2から取付座9を取り外
して、再び飲料流出時と同様の状態に戻してビール樽10
に装着し、ビールで酸化水が押し出されたことを確認し
たところで、洗浄殺菌作業を終了する。 前記の際送液ポンプ8はガス作動用ダイヤフラム型ポン
プからなっていて、ガスボンベ5から供給されるガスに
よって作動されるようになっており、前記のようにディ
スペンスヘッド2の操作によって作動を制御されるので
あるが、それ以外にビールライン内のドラフトコック1
2、スポンジ挿入コック14等が閉鎖されることによっ
て、ビールライン内の圧力が作動ガス圧力より高くなる
と自動的に作動が停止し、反対に低くなると自動的に作
動が開始されるというような態様でその作動が制御され
る。また洗浄殺菌水容器7が空になると、空気を吸い込
んでビールライン内をパージし、また前記のようにして
洗浄殺菌を行う際において、この実施例では還元水及び
酸化水のビールラインの内面への静置接触をそれぞれ5
〜10分としたが、必要に応じてこの時間を変更すること
ができる。またスポンジ13は使用しないこともある。
【0012】前記のような操作に際し、実際には還元水
及び酸化水としては、500PPMの食塩水を電気分解して得
られたものであって、陰極側で得られた還元水は、pH1
1.6、酸化還元電位ORPは−800mvであって、洗浄性が優
れているところから洗浄剤として使用した。一方陽極側
で得られた酸化水は、pH2.4、ORPは1160mvであって、活
性塩素及び活性酸素を含むため、殺菌性を有しているの
で殺菌剤として使用した。これらの還元水、酸化水及び
水道水を使用して前記のようにして、洗浄・殺菌ライン
に通水し、その内面に接触させて洗浄・殺菌を行った結
果、洗浄殺菌ラインがほぼ無菌状態になることを確認す
ることができた。
【0013】同じビールについて30℃の雰囲気のもとで
1日1リットル注出した場合、前記のような還元水及び
酸化水を使用して洗浄殺菌したディスペンサー1は、8
週間経過した後でもホース内にコロニーが発生しなかっ
たが、従来の方法によって洗浄殺菌したディスペンサー
1は、2週間経過した後にホース汚れが発生した。
【0014】
【発明の効果】この発明は前記のようであって、請求項
1,5に記載の発明は、洗浄殺菌水容器と、この洗浄殺
菌水容器の下流側に連結される送液ポンプと、この送液
ポンプの下流側に連結されてディスペンスヘッドに結合
される取付座とを具えていて、送液ポンプはガス作動用
ダイヤフラム型ポンプからなり、この送液ポンプはディ
スペンスヘッドに接続された、ガス容器から供給される
ガスによって作動され、(1) 飲料樽から取り外したディ
スペンスヘッドを取付座に取付け、洗浄殺菌水容器に水
道水を入れて、送液ポンプを作動して飲料ライン内の飲
料を排出し終えたところで送液ポンプの作動を停止し、
(2) ついで洗浄殺菌水容器に水道水に代えて還元水を入
れ、前記と同様にして送液ポンプを作動して水道水を還
元水に置換し、排水のpHが所定値となったところで送液
ポンプの作動を停止して、所定時間還元水を飲料ライン
の内面に接触させ、(3) ついで洗浄殺菌水容器に還元水
に代えて水道水を入れ、前記と同様にして送液ポンプを
作動して所定時間水道水を通水したところで送液ポンプ
の作動を停止し、(4) ついで洗浄殺菌水容器に水道水に
代えて酸化水を入れ、前記と同様にして送液ポンプを作
動して、排水のpHが所定値となったところで送液ポンプ
の作動を停止して、所定時間酸化水を飲料ラインの内面
に接触させ、(5) ついでディスペンスヘッドを取付座か
ら取り外して、再び飲料流出時と同様の状態に戻して飲
料樽に装着し、飲料で酸化水を押し出すので、洗浄水と
して水道水、還元水及び酸化水を使用して、飲料ライン
に付着した野生酵母、かび、バクテリヤ等を効率よく除
去し、飲料を長期にわたって良好な状態に保つことがで
き、また飲料樽から飲料を注出するために設けられてい
るガス容器を、そのまま送液ポンプの駆動源として利用
することができて、送液ポンプの作動のために特別の装
置を設置する必要がないのに加えて、洗浄殺菌水容器が
空になると空気を吸込んで飲料ライン内をパージし、さ
らに飲料ラインの開閉部材による開閉作動に応じて、自
動的に送液ポンプの作動が停止され、又は開始されると
いう効果がある。請求項2に記載の発明は、請求1に記
載の発明において、取付座は、外部筒体の内部に装着さ
れていて上部皿状部と、これに連設された下部筒状部と
が形成されている内部筒体を有し、上部皿状部の上部凹
部にはディスペンスヘッドのヘッド本体の下部が嵌入さ
れて、その底部の表面にはヘッド本体のガスケットが当
接し、内部筒体には上部凹部と連設している下部凹部
と、これに連設している通液孔とが設けられ、下部凹部
の底部の表面にはディスペンスヘッドのパッキングが下
動した際当接し、内部筒体の中間外周を巡って外部筒体
の内部に環状空間が形成され、この環状空間と上部凹部
とを連通する通気孔が設けられ、また外部筒体には環状
空間とポンプガスホースとを連通させる継手が取付けら
れている取付けられているので、飲料樽から飲料を注出
するために設けられているディスペンスヘッドをそのま
ま利用することができて、循環ポンプの作動によって洗
浄殺菌水を確実に飲料中を循環させることができるとい
う効果がある。請求項3,4,6に記載の発明は、請求
1,2又は5に記載の発明のいずれかにおいて、ディス
ペンスヘッドとディスペンサーとを連通する流液路に、
該流液路内を流通してその内部に接触するスポンジが着
脱可能に装着されるスポンジ挿入コックが設けられてい
て、スポンジ挿入コックは下端にディスペンスヘッドに
着脱可能に連結される下部継手部が、また上端に飲料ホ
ースに着脱可能に連結される上部継手部が形成されてい
る挿入コック本体に、前記両継手部の対向位置にスポン
ジが摺嵌可能であって、コック本体の中心孔に連通する
流通孔が設けられ、挿入コック本体にはその一側にスポ
ンジが摺嵌可能であって中心孔に直角方向に連通するス
ポンジ挿入孔が設けられ、コック本体の中心孔にはコッ
ク弁が回動可能に摺嵌され、このコック弁にはその回動
によって前記流通孔、又はスポンジ挿入孔のいずれかと
整合し、スポンジが摺嵌可能な連通孔が設けられてお
り、飲料樽から取り外したディスペンスヘッドを取付座
に取付け、飲料ホースとディスペンスヘッドとの間にス
ポンジ挿入コックを取付け、最初に洗浄殺菌水容器の水
道水を通水する際、及び水道水を還元水に代えて通水す
る際、スポンジ挿入コックを操作してコック本体の中心
孔と、流通孔と、コック弁の連通孔とを整合させて水道
水及び還元水を流通させ、還元水に代えて水道水を通水
する際、スポンジ挿入コックを操作してコック弁を回動
させてその連通孔とコック本体のスポンジ挿入孔とを整
合させて、スポンジ挿入孔からスポンジを連通孔まで挿
入し、再度スポンジ挿入コックを操作してコック弁を回
動させて連通孔と、中心孔と、流通孔とを整合させ、必
要があれば同じ操作を繰り返して新しいスポンジと交換
してスポンジを水道水によって飲料ライン内を移動さ
せ、水道水を酸化水に代えて通水する際、スポンジ挿入
コックを飲料ホースとディスペンスヘッドとの間から取
り外すので、飲料ラインの内面又は微少間隙に入り込ん
だ付着物を確実にかつ効率よく洗い流すことができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の洗浄殺菌装置の使用時における全体
の配置図である。
【図2】同上のディスペンスヘッドの縦断正面図であ
る。
【図3】同上の取付座の縦断正面図である。
【図4】同上の平面図である。
【図5】図3の線5−5による断面図である。
【図6】同上のスポンジ挿入コックの斜面図である。
【図7】同上の線7−7によって切断したスポンジ通過
時における断面図である。
【図8】同上の90度回転した状態を示す断面図である。
【図9】同上のスポンジ非通過時における図7と同様の
断面図である。
【図10】同上の90度回転した状態を示す断面図であ
る。
【図11】従来の典型的なディスペンサーの洗浄装置の
概略説明図である。
【符号の説明】
1 ディスペンサー 2 ディスペンスヘッド 3 ビールホース 4 ガスボンベ 5 洗浄水ホース 6 ガスホース 7 洗浄殺菌水容器 8 送液ポンプ 9 取付座 10 ビール樽 11 ポンプガスホース 13 スポンジ 14 スポンジ挿入コック 30 皿状部 31 外部筒体 32 内部筒体 33 底部 34 上部凹部 35 下部凹部 36 下部筒状部 37 環状空間 38 通気孔 39 継手 40 通液孔 41 挿入コック本体 42 下部継手部 43 上部継手部 44 流通孔 45 流通孔 46 連通孔 48 スポンジ挿入孔 49 中心孔 51 コック弁
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0003
【補正方法】変更
【補正内容】
【0003】ところでこのような洗浄方法では、殺菌性
がない水道水が洗浄水として使用され、また飲料ライン
はホースやコイルの長さが長くまた屈曲が多いことか
ら、飲料ラインの内面に繁殖付着した微生物に起因する
汚れを効率よく洗浄殺菌することができないので、比較
的短期間内に頻繁に洗浄作業を実施しないと、再び飲料
ラインの内面に繁殖付着し、特に冷却されていないホー
ス内にコロニーとして付着してしまうという問題があ
る。これを防止するには、なるべく頻繁に洗浄しなけれ
ばならないが、その洗浄のための準備及び後始末に手間
がかかり、また飲料ライン中の飲料が洗浄のたびに流失
して損失するため、短期間内に頻繁に洗浄が行われない
ため、前記のような問題が解消されないという問題があ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は前記のような
目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、洗浄
殺菌水容器と、この洗浄殺菌水容器の下流側に連結され
る送液ポンプと、この送液ポンプの下流側に連結されて
ディスペンスヘッドに結合される取付座とを具え、送液
ポンプはガス作動用ダイヤフラム型ポンプからなり、こ
の送液ポンプはディスペンスヘッドに接続された、ガス
ボンベから供給されるガスによって作動されることを特
徴とするものである。請求項2に記載の発明は、請求項
1に記載の発明において、取付座は、外部筒体の内部に
装着されていて上部皿状部と、これに連設された下部筒
状部とが形成されている内部筒体とを有し、上部皿状部
の上部凹部にはディスペンスヘッドのヘツド本体の下部
が嵌入されて、その底部の表面にはヘツド本体のガスケ
ツトが当接し、内部筒体には上部凹部と連設している下
部凹部と、これに連設している通液孔とが設けられ、下
部凹部の側部の表面にはディスペンスヘッドのパッキン
グが下動した際当接し、内部筒体の中間外周を巡って外
部筒体の内部に環状空間が形成され、この環状空間と上
部凹部とを連通する通気孔が設けられ、また外部筒体に
は環状空間とポンプガスホースとを連通させる継手が取
付けられていることを特徴とするものである。請求項3
に記載の発明は、請求項1又は2に記載の発明におい
て、ディスペンスヘッドとデイスペンサーとを連通する
流液路に、該流液路内を流通してその内部に接触するス
ポンジが着脱可能に装着されるスポンジ挿入コックが設
けられていることを特徴とするものである。請求項4に
記載の発明は、請求項3に記載の発明において、スポン
ジ挿入コックは下端にディスペンスヘッドに着脱可能に
連結される下部継手部が、また上端に飲料ホースに着脱
可能に連結される上部継手部が形成されている挿入コッ
ク本体に、前記両継手部の対向位置にスポンジが摺嵌可
能であって、コック本体の中心孔に連通する流通孔が設
けられ、挿入コック本体にはその一側にスポンジが摺嵌
可能であって中心孔に直角方向に連通するスポンジ挿入
孔が設けられ、コック本体の中心孔にはコック弁が回動
可能に摺嵌され、このコック弁にはその回動によって前
記流通孔、又はスポンジ挿入孔のいずれかと整合し、ス
ポンジが摺嵌可能な連通孔が設けられていることを特徴
とするものである。請求項5に記載の発明は、(1) 飲料
樽から取外したディスペンスヘッドを取付座に取付け、
洗浄殺菌水容器に水道水を入れて、送液ポンプを作動し
て飲料ライン内の飲料を排出し終えたところで送液ポン
プの作動を停止し、(2) ついで洗浄殺菌水容器に水道水
に代えて還元水を入れ、前記と同様にして送液ポンプを
作動して水道水を還元水に置換し、排水のpHが所定値と
なったところで送液ポンプの作動を停止して、所定時間
還元水を飲料ラインの内面に接触させ、(3) ついで洗浄
殺菌水容器に還元水に代えて水道水を入れ、前記と同様
にして送液ポンプを作動して所定時間水道水を通水した
ところで送液ポンプの作動を停止し、(4) ついで洗浄殺
菌水容器に水道水に代えて酸化水を入れ、前記と同様に
して送液ポンプを作動して、排水のpHが所定値となった
ところで送液ポンプの作動を停止して、所定時間酸化水
を飲料ラインの内面に接触させ、(5) ついでディスペン
スヘッドを取付座から取外して、再び飲料流出時と同様
の状態にもどして飲料樽に装着し、飲料で酸化水を押し
出すことを特徴とするものである。請求項6に記載の発
明は、請求5の発明において、飲料樽から取外したディ
スペンスヘッドを取付座に取付け、飲料ホースとディス
ペンスヘッドとの間にスポンジ挿入コックを取付け、最
初に洗浄殺菌水容器の水道水を通水する際、及び水道水
を還元水に代えて通水する際、スポンジ挿入コックを操
作してコック本体の中心孔と、流通孔と、コック弁の連
通孔とを整合させて水道水及び還元水を通水させ、還元
水に代えて水道水を通水する際、スポンジ挿入コックを
操作してコック弁を回動させてその連通孔とコック本体
のスポンジ挿入孔とを整合させて、スポンジ挿入孔から
スポンジを連通孔まで挿入し、再度スポンジ挿入コック
を操作してコック弁を回動させて連通孔と、中心孔と、
流通孔とを整合させ、必要があれば同じ操作を繰り返し
て新しいスポンジと交換してスポンジを水道水によって
飲料ライン内を移動させ、水道水を酸化水に代えて通水
する際、スポンジ挿入コックを飲料ホースとディスペン
スヘッドとの間から取外すことを特徴とするものであ
る。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島田 武久 東京都大田区大森北2−13−1 アサヒビ ール株式会社包装開発部内 (72)発明者 菊池 靖 東京都墨田区向島1−33−9 株式会社ア サヒビールエンジニアリング東京内 (72)発明者 山田 雅美 大阪府吹田市南吹田3−2−56 株式会社 アサヒ生ビールサービス関西内 (72)発明者 村上 英雄 大阪府吹田市南吹田3−2−56 株式会社 アサヒ生ビールサービス関西内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 洗浄殺菌水容器と、この洗浄殺菌水容器
    の下流側に連結される送液ポンプと、この送液ポンプの
    下流側に連結されてディスペンスヘッドに結合される取
    付座とを具え、送液ポンプはガス作動用ダイヤフラム型
    ポンプからなり、この送液ポンプはディスペンスヘッド
    に接続された、ガスボンベから供給されるガスによって
    作動されることを特徴とする飲料ディスペンサーの洗浄
    殺菌装置。
  2. 【請求項2】 取付座は、外部筒体の内部に装着されて
    いて上部皿状部と、これに連設された下部筒状部とが形
    成されている内部筒体を有し、上部皿状部の上部凹部に
    はディスペンスヘッドのヘッド本体の下部が嵌入され
    て、その底部の表面にはヘッド本体のガスケットが当接
    し、内部筒体には上部凹部と連設している下部凹部と、
    これに連設している通液孔とが設けられ、下部凹部の底
    部の表面にはディスペンスヘッドのパッキングが下動し
    た際当接し、内部筒体の中間外周を巡って外部筒体の内
    部に環状空間が形成され、この環状空間と上部凹部とを
    連通する通気孔が設けられ、また外部筒体には環状空間
    とポンプガスホースとを連通させる継手が取付けられて
    いることを特徴とする請求項1に記載の飲料ディスペン
    サーの洗浄殺菌装置。
  3. 【請求項3】 ディスペンスヘッドとディスペンサーと
    を連通する流液路に、該流液路内を流通してその内部に
    接触するスポンジが着脱可能に装着されるスポンジ挿入
    コックが設けられていることを特徴とする請求項1又は
    2に記載の飲料ディスペンサーの洗浄殺菌装置。
  4. 【請求項4】 スポンジ挿入コックは下端にディスペン
    スヘッドに着脱可能に連結される下部継手部が、また上
    端に飲料ホースに着脱可能に連結される上部継手部が形
    成されている挿入コック本体に、前記両継手部の対向位
    置にスポンジが摺嵌可能であって、コック本体の中心孔
    に連通する流通孔が設けられ、挿入コック本体にはその
    一側にスポンジが摺嵌可能であって中心孔に直角方向に
    連通するスポンジ挿入孔が設けられ、コック本体の中心
    孔にはコック弁が回動可能に摺嵌され、このコック弁に
    はその回動によって前記流通孔、又はスポンジ挿入孔の
    いずれかと整合し、スポンジが摺嵌可能な連通孔が設け
    られていることを特徴とする請求項3に記載の飲料ディ
    スペンサーの洗浄殺菌装置。
  5. 【請求項5】 (1) 飲料樽から取リ外したディスペンス
    ヘッドを取付座に取付け、洗浄殺菌水容器に水道水を入
    れて、送液ポンプを作動して飲料ライン内の飲料を排出
    し終えたところで送液ポンプの作動を停止し、(2) つい
    で洗浄殺菌水容器に水道水に代えて還元水を入れ、前記
    と同様にして送液ポンプを作動して水道水を還元水に置
    換し、排水のpHが所定値となったところで送液ポンプの
    作動を停止して、所定時間還元水を飲料ラインの内面に
    接触させ、(3) ついで洗浄殺菌水容器に還元水に代えて
    水道水を入れ、前記と同様にして送液ポンプを作動して
    所定時間水道水を通水したところで送液ポンプの作動を
    停止し、(4) ついで洗浄殺菌水容器に水道水に代えて酸
    化水を入れ、前記と同様にして送液ポンプを作動して、
    排水のpHが所定値となったところで送液ポンプの作動を
    停止して、所定時間酸化水を飲料ラインの内面に接触さ
    せ、(5) ついでディスペンスヘッドを取付座から取り外
    して、再び飲料流出時と同様の状態に戻して飲料樽に装
    着し、飲料で酸化水を押し出すことを特徴とする飲料デ
    ィスペンサーの洗浄殺菌方法。
  6. 【請求項6】 飲料樽から取り外したディスペンスヘッ
    ドを取付座に取付け、飲料ホースとディスペンスヘッド
    との間にスポンジ挿入コックを取付け、最初に洗浄殺菌
    水容器の水道水を通水する際、及び水道水を還元水に代
    えて通水する際、スポンジ挿入コックを操作してコック
    本体の中心孔と、流通孔と、コック弁の連通孔とを整合
    させて水道水及び還元水を通水させ、還元水に代えて水
    道水を通水する際、スポンジ挿入コックを操作してコッ
    ク弁を回動させてその連通孔とコック本体のスポンジ挿
    入孔とを整合させて、スポンジ挿入孔からスポンジを連
    通孔まで挿入し、再度スポンジ挿入コックを操作してコ
    ック弁を回動させて連通孔と、中心孔と、流通孔とを整
    合させ、必要があれば同じ操作を繰り返して新しいスポ
    ンジと交換してスポンジを水道水によって飲料ライン内
    を移動させ、水道水を酸化水に代えて通水する際、スポ
    ンジ挿入コックを飲料ホースとディスペンスヘッドとの
    間から取り外すことを特徴とする請求項5に記載の飲料
    ディスペンサーの洗浄殺菌方法。
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Cited By (10)

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