JPH0852730A - 高流動性コンクリートの製造方法 - Google Patents

高流動性コンクリートの製造方法

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JPH0852730A
JPH0852730A JP18922294A JP18922294A JPH0852730A JP H0852730 A JPH0852730 A JP H0852730A JP 18922294 A JP18922294 A JP 18922294A JP 18922294 A JP18922294 A JP 18922294A JP H0852730 A JPH0852730 A JP H0852730A
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concrete
package
admixture
water
slump
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JP18922294A
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English (en)
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Koichi Nagase
公一 長瀬
Kazumasa Goto
和正 後藤
Etsuo Tohori
悦雄 戸堀
Yoshimitsu Sekiguchi
義光 関口
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Taisei Corp
Lion Corp
Original Assignee
Taisei Corp
Lion Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B28WORKING CEMENT, CLAY, OR STONE
    • B28CPREPARING CLAY; PRODUCING MIXTURES CONTAINING CLAY OR CEMENTITIOUS MATERIAL, e.g. PLASTER
    • B28C7/00Controlling the operation of apparatus for producing mixtures of clay or cement with other substances; Supplying or proportioning the ingredients for mixing clay or cement with other substances; Discharging the mixture
    • B28C7/04Supplying or proportioning the ingredients
    • B28C7/06Supplying the solid ingredients, e.g. by means of endless conveyors or jigging conveyors
    • B28C7/064Supply from sacks; Sack openers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Dispersion Chemistry (AREA)
  • Preparation Of Clay, And Manufacture Of Mixtures Containing Clay Or Cement (AREA)
  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 スランプ21cm以上、振動締固めを行うスラ
ンプフロー35〜55cmの高流動性コンクリート、また
はスランプフロー55cm以上の振動締固めを必要としな
い高流動性コンクリートなどに対して、従来非常に厳密
に行う必要があった混和剤の添加量管理を簡略化し、材
料分離抵抗性の非常に高い高流動性コンクリートの製造
方法を提供すること。 【構成】 セメント分散剤と不分離性混和剤(但し、両
者の合計水分含量は50重量%以下)を、コンクリート
中で解砕されるか又は開口する包装体内に収容してなる
包装体を、JIS A−5308記載のレディーミクス
トコンクリートを収容してなるミキサー又はコンクリー
トアジテーター車のアジテーター内に該包装体ごと投入
し、コンクリートを撹拌して包装体を解砕するか又は包
装体を開口し、該包装体内の混合物をコンクリートに混
合してJISコンクリートの調合を変化させることなく
スランプ21cm(スランプフロー35cm)以上の高流動
性コンクリートを調製する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高流動性及び高充填性
で高分離抵抗性を有するコンクリートあるいは無機質材
料(例えば、高流動性モルタル)等の水硬性材料の製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】JIS A−5308記載のレディーミ
クストコンクリートやJIS規定外の超高強度コンクリ
ートの流動性と充填性を改善するために、高性能減水剤
や高性能AE減水剤が使用されている。また、打設時の
締固めを不要にする技術として、「ハイパフォーマンス
コンクリート」(東京大学工学部、岡村甫教授)が開発
され実用化にいたっている。従来の流動化コンクリート
は、日本建築学会建築工事標準仕様書(JASS)規定
ではスランプ21cmが最高であり、所定の範囲内でも骨
材に微粒分が不足すると分離やブリージングが起こりや
すく、例え微粒分を適度に含んだ良好な骨材を使用して
も、振動締固めを必要以上に行わないと充填できないよ
うな狭い部分では、骨材分離やブリージングが多量に発
生する可能性がある。また、JISコンクリートから流
動化コンクリートを製造する際に、後添加で液状流動化
剤を投入するので、液状流動化剤の使用量に比例して単
位コンクリート中の水分も増加し、JASS規定以上に
流動化すると強度および耐久性低下の原因となる場合が
ある。これらの問題点を解決すべく、粉体高性能減水剤
をアルカリ雰囲気下で解砕する紙で包装し、そのままア
ジテーター車に投入できる流動化剤であるレオパックS
が開発された(特開平5−200727号公報)。しか
し、この方法でもスランプが23cm(スランプフロー4
5cm)以上の高流動性コンクリートでは骨材分離やブリ
ージングの発生が問題となる。
【0003】高性能AE減水剤を用いると、プラントで
コンクリートを混練する時に添加する水量を大幅に減少
させた高耐久性コンクリートを作成でき、アジテーター
車での流動化剤の添加が省略できるという利点がある。
しかし、高性能AE減水剤のプラント添加では流動化剤
を用いる場合に比べて、薬剤の使用量が大幅に増大しコ
ストがかかるだけではなく、普通強度のJISコンクリ
ートではセメント量が少ないため、分離やブリージング
が起こりやすくスランプロスも大きい。このため、現状
では高強度コンクリートや締固め不要コンクリートなど
セメント量やシリカフューム・高炉スラグ微粉末等の混
和材を併用した比較的結合材量が多い特殊なコンクリー
トに限定して、高性能AE減水剤を使用している。ハイ
パフォーマンスコンクリートに代表される締固め不要コ
ンクリートは、フライアッシュ、高炉スラグ微粉末等の
混和材料を加え、水/結合材比を25〜35%とし、高
性能AE減水剤を多量に添加することで得られることが
報告されている(特開平4−170353号公報、特開
平4−349154号公報)。しかし、このような低水
/結合材比のコンクリートは単位水量が少ないため、混
和材の品質のフレや骨材に含まれる表面水の違いが流動
性に大きく影響する。また、安定した品質を確保するた
めには使用材料の厳しい管理が必要となる。さらに多く
の場合、骨材分離やブリージングを防止する目的で増粘
剤が分離低減剤として併用されるが、その水分量の管理
に非常な厳密さが要求される。また、分離低減剤として
水溶性高分子を使用している例(特開平1−16082
5号公報や特開平1−160852号公報)では、充填
性は高められるものの、水溶性高分子の持つ起泡性のた
めコンクリート中の空気量が増大し、十分な強度が得ら
れないなどの問題がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、スランプ2
1cm以上、振動締固めを行うスランプフロー35〜55
cmの高流動性コンクリート、またはスランプフロー55
cm以上の振動締固めを必要としない高流動性コンクリー
トなどに対して、従来非常に厳密に行う必要があった混
和剤の添加量管理を簡略化し、材料分離抵抗性の非常に
高い高流動性コンクリートを提供できる製造方法を提供
することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、セメント分散
剤と不分離性混和剤との混合物であって、特定の範囲内
の水分含量を有する混合物を、特開平3−272808
号公報に開示の包装体に充填し、これを包装体ごとコン
クリート中に投入すると上記課題を効率的に解決できる
との知見に基づいてなされたのである。すなわち、本発
明は、セメント分散剤と不分離性混和剤(但し、両者の
合計水分含量は50重量%(以下、%と略称する)以
下)とを、コンクリート中で解砕されるか又は開口する
包装体内に収容してなる包装体を、JIS A−530
8記載のレディーミクストコンクリートを収容してなる
ミキサー又はコンクリートアジテーター車のアジテータ
ー内に該包装体ごと投入し、コンクリートを撹拌して包
装体を解砕するか又は包装体を開口し、該包装体内のセ
メント分散剤及び不分離性混和剤をコンクリートに混合
してスランプ21cm(スランプフロー35cm)以上の高
流動性コンクリートを調製することを特徴とする高流動
性コンクリートの製造方法を提供する。
【0006】本発明で用いるセメント分散剤は、当業界
において、流動化剤又は減水剤として使用されているも
のである。ここで、流動化剤としては、一般に市販され
ている流動化剤を使用することができるが、例えばポリ
スチレンスルホン酸(塩)、ナフタレンスルホン酸
(塩)ホルマリン縮合物、リグニンスルホン酸(塩)、
ポリカルボン酸(塩)又はポリカルボン酸(塩)共重合
物、メラミンスルホン酸(塩)ホルマリン縮合物、フェ
ノールスルホン酸(塩)ホルマリン縮合物、およびフェ
ノールスルホン酸(塩)、ナフタレンスルホン酸(塩)
及びスルファニル酸(塩)からなる群から選ばれる2種
以上のホルマリン共縮合物(塩)、オキシカルボン酸
(塩)、スチレン・無水マレイン酸共重合体等の有機酸
(塩)、およびリン酸塩、ポリリン酸塩、ケイ弗化物等
の無機塩などの単独、あるいは2種以上の混合物をあげ
られる。これらのうち、ポリスチレンスルホン酸
(塩)、ナフタレンスルホン酸(塩)ホルマリン縮合
物、メラミンスルホン酸(塩)ホルマリン縮合物、及び
フェノールスルホン酸(塩)、ナフタレンスルホン酸
(塩)及びスルファニル酸(塩)からなる群から選ばれ
る2種以上のホルマリン共縮合物(塩)などの単独ある
いは2種以上の混合物が凝結遅延性や空気連行性の面か
ら好ましい。
【0007】又、減水剤としては、一般に市販されてい
る高性能減水剤又は高性能AE減水剤を用いることがで
き減水率18%以上のものが好ましい。ここで、高性能
減水剤としては、ポリスチレンスルホン酸(塩)、スチ
レンとスチレンスルホン酸との共重合物(塩)、リグニ
ンスルホン酸(塩)およびその誘導体、オキシカルボン
酸塩、ポリオール誘導体、ポリオキシエチレンアルキル
アリールスルホン酸(塩)のホルマリン縮合物、メラミ
ンスルホン酸(塩)のホルマリン縮合物、カルボン酸系
高分子化合物等の単独、あるいは2種以上の混合物をあ
げられる。高性能AE減水剤としては、ポリスチレンス
ルホン酸(塩)、ナフタレンスルホン酸(塩)ホルマリ
ン縮合物およびその誘導体、リグニンスルホン酸(塩)
およびその誘導体、ポリエーテルカルボン酸系高分子化
合物およびアルキルアリルスルホン酸塩との共重合物、
フェノールスルホン酸(塩)ホルマリン縮合物およびフ
ェノールスルホン酸(塩)とナフタレンスルホン酸
(塩)との共縮合物(塩)等の単独、あるいは2種以上
の混合物をあげられる。これらのうち、ポリスチレンス
ルホン酸(塩)、メラミンスルホン酸(塩)ホルマリン
縮合物、カルボン酸系高分子化合物、ポリエーテルカル
ボン酸系高分子化合物等の単独、あるいは2種以上の混
合物が好ましい。
【0008】本発明で用いる不分離性混和剤としては、
ポリアクリルアミド類、水酸基を有するセルロース誘導
体、天然多糖類の高分子量物(例えばキサンタンガムな
ど)の単独、あるいは2種以上の混合物があげられる。
これらのうち好ましくは、水酸基を有するセルロース誘
導体であり、具体的には、ヒドロキシエチルセルロー
ス、ヒドロキシプロピルセルロース、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース、ヒドロキシエチルメチルセルロー
ス、ヒドロキシジエチルセルロース、エチルヒドロキシ
メチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース
などがあげられる。これらのうち、水酸化カルシウム飽
和水溶液に2%溶解させた溶液の粘度が100cp以上
のものが好ましく、特に好ましくは300〜100,00
0cpである。
【0009】本発明では、上記セメント分散剤と不分離
性混和剤は、両者の合計水分含量が50%以下、好まし
くは1〜40%であるものを使用する。ここで、セメン
ト分散剤及び不分離性混和剤の形態は任意でよく、例え
ば、粉末状、顆粒状又はペースト状などがあげられる。
特に、ポリスチレンスルホン酸塩系の流動化剤、高性能
減水剤、又は高性能AE減水剤と、水酸基を有するセル
ロース誘導体を併用したものが好ましい。本発明では、
このように水分量の低いセメント分散剤及び不分離性混
和剤を使用するので、コンクリート中に余分な水を持ち
込まない(液状品では製品中の60〜80%が水であ
る)ため、強度低下や乾燥収縮の増加、耐凍結融解性の
低下、中性化の促進等の耐久性の低下の心配がない。本
発明では、上記特定のセメント分散剤及び不分離性混和
剤を用いるので、いままで不可能であったコンクリート
アジテーター車のアジテーター内での高流動化が可能に
なることや、分離低減剤の厳密な添加量管理が必要であ
ったプラントミキサーでの高流動化に関しても、簡単な
管理で安定した高流動性コンクリートの製造が可能とな
る。すなわち、本製造法によれば、JASS流動化指針
で規定されている流動化範囲を超える高流動・高充填性
コンクリートが材料分離なく簡便に製造できる。
【0010】本発明では、セメント分散剤と不分離性混
和剤は、両者を予め混合して包装体に収容したものを投
入する方法、別個の包装体に収容したものを投入する方
法のいずれの方法も使用することができる。尚、上記セ
メント分散剤と不分離性混和剤との比率は任意である
が、セメント分散剤100重量部当たり不分離性混和剤
を0.1〜50重量部、好ましくは0.5〜25重量部とす
るのがよい。上記セメント混和剤の製造方法は特に限定
されないが、例えば噴霧乾燥、あるいは溶媒沈殿法によ
り製造することができる。さらに、これらの粉末はコン
クリート中での溶解性を向上する目的で特願平4ー13
1977号公報に記載されるごとく、シリカ系微粉末を
例えば10〜50%混合することができる。また、不分
離性混和剤は、粉末状のものを使用するのが好ましく、
この場合はシリカ系微粉末を不分離性混和剤に対して1
〜100重量倍混合するのが好ましい。また、セメント
系無機質材料に使用する結合材は、普通ポルトランドセ
メント、早強ポルトランドセメント、高炉セメント、フ
ライアッシュセメントなどJIS A−5308に適合
するものは広く利用でき、高炉スラグ、高炉スラグ微粉
末、フライアッシュ、シリカフューム、石膏等の混和材
も適宜混合することができる。また、膨張材、化学混和
剤、防錆剤等の混和材料も適宜併用することができる。
【0011】本発明では、セメント分散剤及び不分離性
混和剤をコンクリート中で解砕されるか又は開口する包
装体内に収容して使用する。このような容器としては、
特開平3−272808号公報に記載の包装体(例えば
第1図〜第3図参照)を使用することができる(特開平
3−272808号公報の開示内容は本明細書の記載に
含まれるものとする。)。図中、容器13は、薄いポリ
エチレンフィルムが内側に積層された防水紙から形成さ
れ、箱状体内にはセメント混和剤17を充填し、その後
に接着部15を形成して上部を接着・密封し、折り重ね
てある。包装体の容器の材質や形状は上記形状に限定さ
れず種々の変形が可能であり、コンクリートアジテータ
ー車やその他ミキサー等によるコンクリート中の撹拌に
より、開口して混和剤を放出するものであればいずれで
もよく、できるだけ細かく容器が解砕ないしは溶解さ
れ、ベースコンクリート、ベースモルタル等のセメント
配合物になじんで分散、一体化されるものが望ましい。
容器の開口は、ミキサー、アジテーター等による撹拌時
に、コンクリートに含まれる砂・砂利等の剪断力や摩擦
力により、容器が破損・解砕・分解したり、コンクリー
ト中の水分やアルカリ分の作用で容器が溶解・分散する
ことにより行われる。このような容器素材の具体例とし
ては、紙、布、ゴムガラスなどが例示される。
【0012】例えば、容器の材質として紙を用い、ペー
スト状の混和剤を充填するときは、グランドパルプなど
を用いて抄紙した紙に、ペースト状の混和剤が透出しな
いように防水加工を施したものが好ましい。このような
防水紙としては、上記の如く紙の片面または両面にプラ
スチックフィルムを積層したラミネート紙、各種の防水
薬剤を内添しサイズ処理を施したサイジング紙、紙の表
面にパラフィンをコーティングしたパラフィン紙等があ
る。また、ミキサー、アジテーター内等で解砕されやす
いように、紙に水溶性ないし水解性処理を施しても良
い。粉末状の混和剤に対しては、上記の防水加工紙でも
良いが、加工していない紙を用いても良い。さらに、コ
ンクリート中の水分により溶解、あるいは繊維状に分散
する水溶性紙、ないしは水解性紙を用いても良い。布を
包装体の素材として用いる場合、ペースト状の混和剤を
充填する際には防水加工処理を施したものが好ましい。
また、天然ゴム、合成ゴムを容器の素材として用いるこ
ともできる。また、ガラス製の容器に混和剤を充填する
こともできる。容器の形状は球形、直方体、円柱状、袋
状など特に限定されない。
【0013】また、本発明の包装材料は、繊維状物質に
加え、カルボキシル基含有高分子を含むものが特に好ま
しい。カルボキシル基含有高分子としては、セメント混
合物中で溶解するものが好ましく、特に、中性ないし酸
性の通常の水には実質上溶解も膨潤もせず、アルカリ性
のセメント混合物中で溶解するものが好ましい。このよ
うな高分子と繊維状物質とを併用した包装材料は、セメ
ント混合物中で撹拌されることにより、高分子が速やか
に可溶化し、繊維状物質の結合が弱まって崩壊し、セメ
ント混和剤(材)料が放出されるとともに、繊維状物質
がほぐれてセメント混合物中に均一に分散する。一方、
セメント混合物に投入される前は、包材として十分な強
度を具えている。カルボキシル基含有高分子の具体例と
しては、多糖誘導体、合成高分子、天然物があげられ
る。
【0014】多糖誘導体としては、カルボキシメチルセ
ルロース、カルボキシエチルセルロース、カルボキシメ
チル化澱粉またはこれらの塩等があげられる。これらの
中ではカルボキシメチルセルロース(CMC)が特に好
ましく、酸型のCMC−HあるいはCMC−Ca、CM
C−Alなどがあげられる。これらのCMCの置換度
(DS)は特に限定されないが、0.2〜1.0のものが好
ましい。合成高分子としては、不飽和カルボン酸の重合
体または2種以上の不飽和カルボン酸の共重合物、ある
いは不飽和カルボン酸と共重合可能な他の単量体との共
重合物またはこれらの塩があげられる。かかる不飽和カ
ルボン酸としては、アクリル酸、メタクリル酸、イタコ
ン酸、クロトン酸、無水マレイン酸、マレイン酸、フマ
ール酸等があげられる。不飽和カルボン酸と共重合可能
な単量体としては、これらの不飽和カルボン酸のエステ
ル、酢酸ビニル、エチレンなどのオレフィン、アクリル
アミド、ビニルエーテル等があげられる。天然物として
は、アルギン酸、キサンタンガム、タラントガム、ペク
チンなどを用いることができる。カルボキシル基含有高
分子と繊維状物質との配合比は、重量比で80/20〜
0.1/99.9の範囲が適当であり、好ましくは70/3
0〜1/99、特に好ましくは65/35〜3/97で
ある。
【0015】本発明の包装材料の製造方法は特に限定さ
れず、通常の紙の製造法をそのまま用いることができ
る。繊維状物質とカルボキシル基含有高分子とを併用し
た包装材料を製造する場合、従来公知の湿式法、乾式法
を用いて、両者を一体化すればよい。例えば、繊維状物
質とカルボキシル基含有高分子とを混抄したり、抄紙し
た紙にカルボキシル基含有高分子を塗工したり、繊維の
ウエブにカルボキシル基含有高分子を噴霧、乾燥するこ
とにより製造できる。混抄する場合に上記のカルボキシ
ル基含有高分子としては、水に不溶ないし難溶のものが
使用される。シート状包装材料の坪量は、20〜200
g/m2である。袋状等の包装体用容器を作製するには、
上記の包装材料(シート)を接着剤を用いて張り合わせ
たり、縫合等の方法で行うことができる。また、工業的
にはヒートシール等の方法で製袋することが有利と考え
られるため、この場合には上記の包装シートに、ヒート
シール性の高分子を塗布、含浸、積層またはラミネート
等の処理を施して多層化することが好ましい。ヒートシ
ール性の高分子としては、例えばポリ酢酸ビニルまたは
これらの部分ケン化物、ポリビニルアルコール、ポリビ
ニルピロリドン、ポリアクリル酸、アクリル酸−アクリ
ル酸エステル共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ビニルピロリドン−酢酸ビニル共重合体等があげら
れる。
【0016】包装体容器の容量は、混和剤の種類やミキ
サー、アジテーターの容量などに応じて適宜決定され
る。例えばセメント分散剤を用い、アジテーター内に投
入して使用する場合、包装体の容量は0.2〜10リット
ル程度の範囲が好適であり、実用上0.5〜6リットル程
度が望ましい。第3図は本発明の混和剤包装体11の他
の実施例を示す斜視図、第4図はその線B−Bに沿った
断面図である。包装体11は、容器13内に混和剤17
を密封・充填して構成されており、全体形状は袋状であ
る。容器13は、布、紙などの柔軟なシートを二重に重
ね端部を接着して得た筒体の両開口端部に接着部15を
形成してシールした袋状体である。これがミキサー等の
中に投入されると、撹拌の剪断力により容器13が破壊
されて開口し、混和剤17が放出されてコンクリート中
に混合される。一方、容器13の破片はコンクリート中
に分散される。容器13の素材として水溶性紙、水溶性
繊維などを用いた場合は、容器13の溶解により混和剤
17がコンクリート中に放出・添加される。本発明によ
れば、上記混和剤を混入した包装体ごとコンクリートに
投入・撹拌するだけで、スランプフロー70cmまでの流
動性を有する高品質な不分離性の高流動性コンクリート
が製造できる。
【0017】
【発明の効果】本発明の製造方法を使用すれば、下記の
ような効果がある。 1.JASS指針による流動化コンクリートの製造にお
いて、骨材に微粒分が不足していても分離やブリージン
グが起こりにくい。 2.振動締固めを必要以上に行わないと充填できない狭
い部分でも、骨材分離やブリージングが発生しにくい。 3.本発明においてペースト状又は粉体混合物を使用す
るので、JISコンクリートに後添加で投入しても、単
位コンクリート中の水分がほとんど増加せず、強度およ
び耐久性低下がない。 4.スランプ23cm(スランプフロー45cm)以上の骨
材分離やブリージングがきわめて少ないコンクリートの
製造が可能になる。
【0018】5.高性能AE減水剤を使用した普通強度
のJISコンクリートでは、単位セメント量が少なく分
離やブリージングが起こりやすいため、現状では高強度
コンクリートや締固め不要コンクリートなどセメント量
やシリカフューム・高炉スラグ微粉末等の混和材を併用
する比較的結合材料が多い特殊なコンクリートに限定し
て使用されている。しかし、本発明の混合添加剤を使用
すれば、高性能AE減水剤を使用してもJISコンクリ
ートの範囲で分離やブリージングが少ない高流動性コン
クリートが製造できる。 6.締固め不要コンクリートはフライアッシュ・高炉ス
ラグ微粉末等の混和材料を加え、水/結合材比を25〜
35%とし高性能AE減水剤を多量に添加し、多くの場
合、骨材分離やブリージングを防止する目的で分離低減
剤が併用される。本発明の微量で効果のある分離低減剤
を一定量包装した包装体を使用することにより、非常に
厳密な添加量管理が可能となる。 7.また、分離低減剤として本発明の水酸基を有するセ
ルロース系誘導体を併用すれば、コンクリート中の空気
量を増大させずに、充分な強度が得られる。 以下に本発明を実施例によりさらに詳しく説明するが、
本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。
【0019】
【実施例】本発明で用いた包装体を表1に示す。
【表1】 表−1 ─────────────────────────────────── 記 号 包 装 体 材 質 形状 容量(l) PC−3 パラフィンコート紙 直方体 3 本 PC−5 パラフィンコート紙 袋状 5 BG−3 ブタジエンゴム 円柱状 3 BSG−5 スチレン・ブタジエンゴム 球状 5 発 G −3 板ガラス 立方体 3 HP−2 水溶性紙 袋状 2 T −2 水溶性ビニロン 袋状 2 明 WP−1−1 製造例1で製造した紙 袋状 1 WP−2−1 製造例2で製造した紙 袋状 1 WP−3−1 製造例3で製造した紙 袋状 1 例 WP−4−1 製造例4で製造した紙 袋状 1 WP−5−1 製造例5で製造した紙 袋状 1 WP−6−1 製造例6で製造した紙 袋状 1 比較例 ポンプにより計量・投入
【0020】尚、水解性包装材料は、下記の方法で製造
した。 製造例1〜5(包装材料の製造) 表−2に示すカルボキシル基含有高分子と繊維状物質を
表−2に示す比率で配合し、所定量配合した分散液を1
%スラリーに希釈し充分に撹拌した後、角型シートマシ
ン(熊谷理機工業社製)を用いて手すきシートを製造し
た。得られたシートを105℃のロール回転乾燥機で乾
燥させてシート状とし、繊維状物質と繊維状カルボキシ
メチルセルロースが混抄されたアルカリ水解性シートを
製造した。 製造例6 製造例5で製造したシートに、ポリ酢酸ビニル樹脂エマ
ルジョンを乾燥シートに対して20重量%となるように
塗工・乾燥して、アルカリ水解性シートを製造した。
【0021】製造例1〜6で製造した包装材料の解砕性
を次の方法により調べた。フレッシュコンクリート及び
フレッシュモルタル中での解砕性を示し、評価は飽和水
酸化カルシウム溶液500ml中に抄紙した紙片50m
m×50mmを入れスターラーで撹拌した時、1分以内
で完全に包装材料が解砕され繊維状物質が分散状態とな
るか否かを評価した。評価結果を表−2に示した。 (評価基準) ◎:分散性良好 ○:分散性やや良好 △:分散性やや不良
【0022】
【表2】 表−2 ─────────────────────────────────── 製 解 造 カルボキシル基 繊維状物質 α/β 坪量 砕例 含有高分子 (α) (β) (重量比) (g/m2) 性 1 CMC-H(DS=0.4) NBKP 25/75 50 ◎ 2 CMC-Ca(DS=0.65) NBKP 40/60 25 ○ 3 CMC-H(DS=0.4) NBKP 5/95 50 ◎ 4 CMC-H(DS=0.65) NBKP 10/90 50 ◎ 5 CMC-H(DS=0.4) NBKP 15/85 40 ◎ 6 CMC-H(DS=0.4) NBKP 15/85 50 ◎ ─────────────────────────────────── CMC:カルボキシメチルセルロース NBKP:針葉樹晒クラフトパルプ
【0023】実施例1 表−3に示す調合で製造したベースコンクリートに、表
−4に記載のセメント分散剤および表−5に記載の水溶
性高分子を表−6に記載の割合で混合したものを表−6
に示す包装体に収容して包装体ごと加え、2分間混合し
て高流動性コンクリートを得た。なお、このベースコン
クリートはJIS A−5308レディーミクストコン
クリートと同様の品質を有するコンクリートを実験室に
おいて50リットルスケールで製造したものである。こ
のコンクリートのスランプ特性およびスランプフロー特
性をJIS A−1101の方法に基づいて測定し、ま
たコンクリート中の空気量をJIS A−1128に基
づいて測定した。また、比較例として、従来の液体セメ
ント分散剤と本発明の分離低減剤を計量、添加した場合
のスランプ、スランプフロー空気量、自己充填性および
分離抵抗性を測定すると共に、作業性を比較、評価し
た。評価結果を表−7に示した。
【0024】(1) なお、自己充填性は図−4に示す直方
体容器を用いて評価した。つまり、該容器の一方を充填
室A、他方を測定室Bとし、両室の下部にコンクリート
通過窓を設置し、試験開始まではこの通過窓はシャッタ
ーCにより閉鎖しておき、充填室Aに試験対象のコンク
リートを充填した後、シャッターを引き上げ、測定室B
へのコンクリートの流動状態を充填性の基準とするもの
である。自己充填性の評価には以下の基準を用いた。 〔自己充填性の評価基準〕 ○:充填室Aと測定室Bのコンクリートの高さの差が10cm以下 △: 〃 10〜20cm ×: 〃 20cm以上 (2) また、分離抵抗性は、目開き5mmのふるい上に置い
た直径12cm、高さ20cmの円筒に、2リットルの試験
対象のコンクリートを充填し、5分後にふるいを通過し
たモルタル量を分離抵抗性の指針とした。 〔分離抵抗性の評価基準〕 ○:ふるいを通過したモルタル量が全モルタル量の5%以下 △: 〃 5〜10% ×: 〃 10%以上
【0025】(3) また、包装体の解砕性を以下の基準に
より評価した。 ○:アジテータの高速回転により包装体が速やかに解砕
ないし溶解されて混和剤が放出され、包装体は溶解ある
いは破片となってコンクリート中に分散する。 △:包装体の解砕に若干の時間を要し、その後の包装体
の分散性もやや劣る。 ×:包装体が解砕されず、混和剤が放出しない。 (4) 作業性は以下の基準により評価した。 〔作業性の評価基準〕 ○:作業が容易で、液のこぼれや容器の後始末が不要。 ×:作業が煩雑で、液がこぼれ、空き容器の後始末が必
要。
【0026】
【表3】 表−3 ─────────────────────────────────── 調合 W/C S/a 単 位 量 (kg/m3) スランプ 空気量No (%) (%) W C S G (cm) (%) a 60.0 46.7 174 290 826 973 12 4.0 b 59.9 46.7 178 297 819 964 15 4.0 c 51.5 45.2 173 336 784 981 12 4.0d 48.4 43.3 164 339 760 1027 15 4.0 尚、表中のWは水、Cは住友セメント(比重3.15g/cm
3 )、Sは富士川産川砂(比重2.55g/cm3 、粗粒率2.
70)、Gは木更津産砕石(比重2.63g/cm3、粗粒率
6.72)、S/aは全骨材量に対する細骨材の容積比で
ある。調合Noa、bは呼び強度210kgf/cm2 に相当
する調合で、調合No c、dは呼び強度300kgf/cm
2 に相当する調合である。
【0027】
【表4】 表−4 ─────────────────────────────────── 記号 セメント分散剤 形態 本 PSSP ポリスチレンスルホン酸ナトリウム 粉末 (レオパックS−100、ライオン(株)) 発 PSST ポリスチレンスルホン酸ナトリウム ペースト (PSS−10、ライオン(株)) 明 MSFP メラミンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物 粉末 (ポゾリスNP−20、ポゾリス物産(株)) 品 NSFP ナフタレンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物 粉末 (KFLOW S−110P、川崎製鉄(株)) 比 MSFL メラミンスルホン酸ナトリウムホルマリン縮合物 液体 較 (ポゾリスNP−20、ポゾリス物産(株)) 尚、PSSTはライオン(株)社製PSS−10中の水
をトッピングして有効分を50%にしたものである。ま
た、MSFPはポゾリス物産社製ポゾリスNP−20
(液体品)を噴霧乾燥して粉末にしたものである。MS
FLは有効分20%の液体品である。また、粉体品の水
分は5〜7%である。
【0028】
【表5】 表−5 ──────────────────────────────── 記号 水 溶 性 高 分 子 E1 ヒドロキシエチルセルロース (QP−4400、ダイセル化学(株)) E2 ヒドロキシエチルセルロース (QP−15000、ダイセル化学(株)) E3 ヒドロキシエチルセルロース (QP−100MH、ダイセル化学(株)) P1 ヒドロキシプロピルメチルセルロース (90SH−4000、信越化学(株)) P2 ヒドロキシプロピルメチルセルロース (90SH−15000、信越化学(株))
【0029】
【表6】 表−6 ────────────────────────────────── 実験 調合 セメント分散剤 水溶性高分子 包装材料 No No 種 類 添加量1) 種類 添加量 の種類 (Cx%) (Cx%) 1 a PSSP 0.7 E2 0.01 WP−1−1 本 2 a MSFP 0.8 E2 0.03 WP−2−1 3 a NSFP 0.7 E2 0.03 WP−3−1 発 4 a PSST 0.5 E2 0.02 PC−3 5 b PSSP 0.6 E2 0.01 WP−4−1 明 6 c PSSP 0.7 E2 0.005 WP−5−1 7 d PSSP 0.6 E2 0.005 WP−6−1 比 1 a MSFL 2.5 − − 計量添加 較 2 a E2 0.02 計量添加例 3 c MSFL 3.0 E2 0.03 計量添加 1)製品有姿の添加量
【0030】
【表7】 表−7 高流動性コンクリートの物
性 ──────────────────────────────────── スランプ スランプ 空気量 自 己 分 離 圧縮2) 包装体 作業性 (cm) フロー(cm) (%) 充填性 抵抗性 強度比 の (%) 解砕性 本 1 23.6 50.0 4.2 ○ ○ 103 ○ ○ 2 22.8 45.0 3.7 ○ ○ 101 ○ ○ 発 3 23.8 50.5 3.5 ○ ○ 101 ○ ○ 4 24.0 51.5 4.5 ○ ○ 95 ○ ○ 明 5 22.6 43.5 4.2 ○ ○ 102 ○ ○ 6 24.2 53.0 3.9 ○ ○ 104 ○ ○例 7 23.0 45.5 4.0 ○ ○ 104 ○ ○ 比 1 23.5 60.0 3.1 △ × 89 − × 較 2 2.0 − 4.6 × ○ 98 − ×例 3 23.0 55.0 3.7 △ △ 85 − × 2)28日標準水中養生時の圧縮強度における無添加のコンクリートとの比
【0031】実施例2 セメント混和剤の各成分を表−8に示すように代えた以
外は、実施例1の方法を繰り返した。結果を表−9に示
す。
【表8】 表−8 ─────────────────────────────────── 実験 調合 セメント分散剤 水溶性高分子 包装材料 No No 種 類 添加量 種類 添加量 の種類 (Cx%) (Cx%) 本 8 a PSSP 0.7 E1 0.03 WP−5−1 発 9 a PSSP 0.7 E3 0.002 WP−5−1 明 10 a PSSP 0.7 P1 0.03 WP−5−1 11 a PSSP 0.7 P2 0.01 WP−5−1
【0032】
【表9】 表−9 高流動性コンクリートの物性 ─────────────────────────────────── スランプ スランプ 空気量 自己 分離 包装体の 作業性 (cm) フロー(cm) (%) 充填性 抵抗性 解砕性 本 8 24.4 55.0 4.5 ○ ○ ○ ○ 発 9 23.6 49.0 3.9 ○ ○ ○ ○ 明 10 23.8 49.5 4.1 ○ ○ ○ ○例 11 23.0 46.5 3.9 ○ ○ ○ ○
【0033】実施例3 表−10の調合で、呼び強度210kgt/cm2 、スランプ
12cm、空気量4.0%のレディーミクストコンクリート
を生コン工場で製造した。このコンクリート5m3 をコ
ンクリートアジテーター車に移し、表−11記載の混和
剤を表−11の包装体に別個に充填したものを必要個数
投入した後、3分間高速でアジテータを回転させた。そ
の後、スランプ、スランプフロー、空気量、自己充填性
および分離抵抗性を測定した。また比較例として、従来
の液体セメント分散剤と本発明の分離低減剤を計量、添
加した場合のスランプ、スランプフロー、空気量、自己
充填性および分離抵抗性を測定すると共に、作業性を比
較、評価した。以上の結果を表−11に示した。
【0034】
【表10】 表−10 ─────────────────────────────────── 呼び強度 W/C S/a 単 位 量 (kg/m3) スランプ 空気量 (kgf/cm2) (%) (%) W C S G (cm) (%) 210 60.0 49.6 180 300 850 945 12.5 4.5 尚、Cは高炉B種セメントである。
【0035】
【表11】 表−11 ─────────────────────────────────── 実験 包装体 セメント 投入1) 水溶性 投入2) No 分散剤 個数 高分子 個数 本 12 PC−3 PSST 7 E2 2 13 PC−5 PSST 4 E2 2 発 14 BG−3 PSST 7 E2 2 15 BSG−5 PSST 4 E2 2 明 16 G−3 PSST 7 E2 2 17 HP−2 PSSP 5 E2 1 例 18 T−2 PSSP 5 E2 1 19 WP−1−1 PSSP 5 E1 2 20 WP−1−5 PSSP 5 E2 2 21 WP−1−1 PSSP 5 E3 1 比較例 4 ポンプ投入 MSFL 35 E2 0.5kg 1)セメント分散剤は包装体の容量分充填した。 2)水溶性高分子15gにシリカ系微粉末135gを混合したものを包装体に充 填した。
【0036】
【表12】 表−11(続き) 高流動性コンクリ
ートの物性 ─────────────────────────────────── スランプ スランプ 空気量 自己 分離 包装体の 作業性 (cm) フロー(cm) (%) 充填性 抵抗性 解砕性 本 12 22.6 45.5 4.4 ○ ○ ○ ○ 13 24.2 54.0 4.2 ○ ○ ○ ○ 発 14 23.2 47.0 4.6 ○ ○ ○ ○ 15 24.8 57.0 4.2 ○ ○ ○ ○ 明 16 22.4 43.5 4.4 ○ ○ ○ ○ 17 23.8 50.0 4.5 ○ ○ ○ ○ 例 18 24.0 52.5 4.4 ○ ○ ○ ○ 19 24.5 57.5 4.4 ○ ○ ○ ○ 20 24.0 54.0 4.3 ○ ○ ○ ○ 21 23.8 51.0 4.6 ○ ○ ○ ○ 比較例 4 23.4 57.0 3.4 △ △ − ×
【図面の簡単な説明】
【図1】セメント分散剤及び不分離性混和剤を収容する
ための包装体の斜視図を示す。
【図2】図1の包装体の断面図を示す。
【図3】セメント分散剤及び不分離性混和剤を収容する
ための別の包装体の斜視図を示す。
【図4】自己充填性を測定するために用いた直方体容器
の概略図を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 24:22 24:38 14:02) 103:32 103:40 (72)発明者 戸堀 悦雄 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内 (72)発明者 関口 義光 東京都墨田区本所1丁目3番7号 ライオ ン株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セメント分散剤と不分離性混和剤(但
    し、両者の合計水分含量は50重量%以下)を、コンク
    リート中で解砕されるか又は開口する包装体内に収容し
    てなる包装体を、JIS A−5308記載のレディー
    ミクストコンクリートを収容してなるミキサー又はコン
    クリートアジテーター車のアジテーター内に該包装体ご
    と投入し、コンクリートを撹拌して包装体を解砕するか
    又は包装体を開口し、該包装体内の混合物をコンクリー
    トに混合してJISコンクリートの調合を変化させるこ
    となくスランプ21cm(スランプフロー35cm)以上の
    高流動コンクリートを調製することを特徴とする高流動
    性コンクリートの製造方法。
  2. 【請求項2】 不分離性混和剤が水酸基を有するセルロ
    ース誘導体である請求項1記載の製造方法。
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