JPH0852231A - 磁気刺激装置 - Google Patents

磁気刺激装置

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JPH0852231A
JPH0852231A JP6188002A JP18800294A JPH0852231A JP H0852231 A JPH0852231 A JP H0852231A JP 6188002 A JP6188002 A JP 6188002A JP 18800294 A JP18800294 A JP 18800294A JP H0852231 A JPH0852231 A JP H0852231A
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JP
Japan
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coil
stimulation
magnetic
magnetic flux
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JP6188002A
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Inventor
Akio Nagano
秋雄 永野
Koro Konno
公郎 金野
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TAKUBO TOSHIO
Original Assignee
TAKUBO TOSHIO
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 刺激対象部位を効率良く刺激することのでき
る磁気刺激装置を提供する。 【構成】 生体の刺激対象部位の近傍に配されるコイル
20と、このコイルに高圧信号を所定状態で供給する電
源回路とを備える磁気刺激装置において、コイル20を
構成する巻線の内側に形成される空間の断面積が、刺激
対象部位に近づけられる側の端部23になるに従って減
少するようにすると共に、巻線の内側に形成される空間
に、この空間内の一部又は全部に配置される任意の形状
の磁性体21を配置した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば生体の特定の神
経または筋など興奮性生体組織を刺激する場合に適用し
て好適な磁気刺激装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、医療用に使用される電気刺激装置
として、生体に電気刺激を与えるものが各種開発されて
いる。この電気刺激装置は、生体に電極を取付け、装置
から生体に所定の波形の電気信号を印加して、生体の特
定部位に電気刺激を与える。そして、この電気刺激によ
る反応を測定することで、神経障害の程度などを検査す
ることができる。また、治療やリハビリテーションのた
めに電気刺激を与える場合もある。
【0003】このような電気刺激装置は、生体に直接電
気信号を印加するので、被験者が痛みを感じる不都合が
ある。また、生体内で電流が拡散するので、刺激対象部
位が局部的な場合は電流密度が減少し、刺激効率が低下
する。このため、電気刺激のかわりに、コイルを使用し
て磁気刺激を与えて所定部位の測定,治療などができる
磁気刺激装置が開発されている。この磁気刺激装置の場
合には、コイルで磁束を発生させるだけなので、被験者
が痛みを感じることがない。また生体は、常磁性または
反磁性的な磁気的特性を有しているため、磁力線の流れ
は、コイルの構造・形状や配置方法によってほとんど決
定される。従って、刺激部位への磁力線の集中も行い易
い。
【0004】この磁気刺激装置は、図18に示すような
回路構成とされている。即ち、図18において1は高圧
の直流電源を示し、この直流電源1をスイッチ2を介し
てコンデンサ3に接続する。また、このコンデンサ3を
スイッチ4を介して刺激用コイル20に接続する。ま
た、この刺激用コイル20と並列に、抵抗器6とダイオ
ード7との直列回路を接続する。
【0005】そして、スイッチ2をオン,スイッチ4を
オフとしてコンデンサ3を充電させてから、スイッチ2
をオフ,スイッチ4をオンとしてコンデンサ3に充電さ
れた電流を刺激用コイル20に流し、所定の磁束φをコ
イル20で発生させる。なお、抵抗器6とダイオード7
は、コイル20による誘導逆起電力の除去回路として機
能する。
【0006】そして、この刺激用コイル20を、生体の
刺激対象部位に近づけさせることで、磁束による生じる
渦電流で刺激対象部位の神経,筋などが刺激される。従
来の刺激用コイル20としては、単に円筒上に線材を巻
装させたコイルや、平面上で螺旋状に線材を巻装させた
コイルが使用されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
磁気刺激装置で効率良く神経などを刺激するためには、
刺激用コイルにより発生する磁束密度を高くし、かつそ
の時間変化率を大きくする必要があるが、磁束密度を高
くするためにはコイルを通過する電流や、コイルの巻き
数を増加させる必要がある。ところが、コイルを通過す
る電流を増やすと、それだけ消費電力が増えると共に、
コイルが発熱してしまう不都合があった。また、コイル
の巻き数を増やすと、それだけ刺激用コイルが大型化し
て、扱い難くなってしまう。
【0008】この問題点を解決するために、本出願人は
先に刺激対象部位を効率良く刺激することのできる磁気
刺激装置を提案した(特願平5−318416号)。こ
の磁気刺激装置は、生体の刺激対象部位の近傍に配する
コイルに高圧信号を供給して、神経などを刺激する場合
に、図19に示すように、コイル10として、円筒形に
巻線が形成された主磁界発生部12と、巻線の巻径が徐
々に小さくなる磁束圧縮部13とを形成させ、磁束圧縮
部13で圧縮された磁束φ0 で生体を刺激するものであ
る。この場合、主磁界発生部12の内部には磁性材11
を配し、磁束圧縮部13の内部には非磁性材15を配す
るようにしてある。
【0009】このように構成される磁気刺激装置による
と、生体を刺激する磁束φ0 が圧縮されて、効率良く刺
激対象部位を刺激することができるが、さらに磁束を圧
縮する効率を上げることが要請されている。
【0010】本発明はかかる点に鑑み、刺激対象部位を
より効率良く刺激することのできる磁気刺激装置を提供
することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、生体の刺激対
象部位の近傍に配されるコイルと、このコイルに高圧信
号を所定状態で供給する電源回路とを備える磁気刺激装
置において、例えば図1及び図3に示すように、コイル
20を構成する巻線の内側に形成される空間の断面積
が、刺激対象部位に近づけられる側の端部23になるに
従って減少するようにすると共に、巻線の内側に形成さ
れる空間に、この空間内の一部又は全部に配置される任
意の形状の磁性体21を配置したものである。
【0012】また、この場合に磁性体として、例えば図
10に示すように、刺激対象部位に最も近い側の端部を
所定の曲面31aで湾曲させた凹面としたものである。
【0013】また、上述した場合に磁性体として、例え
ば図9に示すように、刺激対象部位に最も近い側の端部
を所定の曲面25bで突出させた凸面としたものであ
る。
【0014】
【作用】本発明によると、コイルを構成する巻線の内側
に形成される空間の断面積が、刺激対象部位に近づけら
れる側の端部になるに従って減少すると共に、この空間
に対応した形状の磁性体が配置されることで、コイルに
より発生する磁界の磁束密度が圧縮されることになり、
圧縮されて密度の高い磁束が刺激対象部位に向かうよう
になる。
【0015】また、この場合に磁性体の刺激対象部位に
最も近い側の端部を所定の曲面で湾曲させた凹面とした
ことで、湾曲した曲面に対応して、コイルの端部から刺
激対象部位に向かう磁界の磁束密度がより圧縮されるこ
とになる。
【0016】また、磁性体の刺激対象部位に最も近い側
の端部を所定の曲面で突出させた凸面としたことで、突
出状態に応じて効率良く対象部位を刺激することができ
るようになる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の磁気刺激装置の一実施例を、
図1〜図17を参照して説明する。
【0018】本例の磁気刺激装置は、図1に示す構成の
コイルを、対象部位の刺激用コイルとして使用するもの
である。図1において、20は刺激用コイル全体を示
し、この刺激用コイル20は数十ターン巻回させた巻線
22と、この巻線22の内部に形成される空間に配され
た磁性材21で構成される。そして、図1或いは図2に
示すように、巻線22はその巻径が徐々に細くなるよう
に巻回させてある。そして、磁性材21の形状も図3に
断面で示すように、巻線22の内部に形成される空間に
対応して、外径が徐々に細くなる形状としてある。そし
て、刺激用コイル20の先端部23は、巻線22を巻回
させずに円形に開口させてある。また、後端部24も、
巻線22を巻回させずに開口させてある。なお、磁性材
21はアモルファス合金,方向性珪素鋼などの磁性材料
が使用される。このように構成される刺激用コイル20
を、コイル20の先端部23を生体の刺激対象部位に近
づけさせた状態で、従来と同様に図18に示す駆動回路
に接続して、この駆動回路から電流を供給させる。この
駆動回路から供給する電流としては、例えば数千A程度
の電流を、数十μ秒から1m秒程度コイルに供給する。
また、このようなコイルへの通電を1秒間に数十回の頻
度で数秒間繰り返す。
【0019】このように刺激用コイル20に電流を供給
することで、コイル20により所定の磁束が生じて対象
部位に向かい、対象部位の神経などを刺激することがで
きる。この場合の磁束の発生状態を、図3を参照して説
明すると、コイル20に供給される電流に対応して、磁
性材21の内部で磁束φが発生し、この磁束φが先端部
23から出力される。この場合、磁性材21は径が徐々
に細くなるので、磁束φが徐々に圧縮されて、磁束密度
が高められて先端部23から出力されるようになる。
【0020】ここで、図4に本例の刺激用コイル20で
発生する磁界を示すと、コイル20の先端部23の直径
a(図3参照)が20mm,40mm,60mmの3種
類のものを用意する。但し、何れのコイルも後端部24
の直径bは60mmとし、先端部23から後端部24ま
での長さを20mmとする。従って、先端部23の直径
aが60mmのコイルは、磁束の圧縮をしていない場合
の例である。
【0021】そして、図3に示すように、コイル20の
後端部24を基準点xとし、この基準点xからの距離の
変化により磁束φが変化する様子を示したのが図4であ
る。なお、何れのコイルも長さを20mmとしてあるの
で、x=20mmの値が先端部23での磁界である。
【0022】この先端部23であるx=20mmの値で
比較すると判るように、磁束の圧縮をしていないa=6
0mmのコイルに比較して、a=40mmのコイルで約
1.2倍,a=60mmのコイルで約 1.5倍の磁界が発生
している。
【0023】従って、先端部23に近づけられた対象部
位には、圧縮されて磁束密度の高い磁束φが供給され、
密度の高い磁束φにより刺激対象部位の神経細胞の刺激
が効率良く行われる。このように圧縮された磁束密度の
高い磁束φで刺激できることで、例えば刺激用コイル2
0に供給する電流が従来と同じ場合には、従来よりも高
い磁束密度で対象部位を刺激することができ、磁気刺激
装置による検査,治療などの効果を高めることができ
る。また、先に本出願人が提案した主磁界発生部と磁束
圧縮部とを有する刺激用コイル(図19参照)よりも、
更に効率を上げることができる。
【0024】なお、図4より判るように、本例の場合に
は先端部23から刺激対象部位までの距離が長くなるに
従って磁界は弱くなり、ある距離(図4の例ではx=3
0mm程度)からは磁束を圧縮させない場合のコイルと
ほぼ同じ磁界となるので、本例の刺激用コイル20の場
合には、なるべく先端部23から刺激対象部位までの距
離を短くした方が、より高い磁束密度で刺激することが
できる。
【0025】また、従来の磁気刺激装置と同じ磁束密度
を発生させる場合には、刺激用コイル20に供給する電
流を小さくすることができ、それだけ磁気刺激装置の低
消費電力化を図ることができる。また、このように刺激
用コイル20に供給する電流を小さくできることで、駆
動電流の供給による刺激用コイル20の発熱を低く抑え
ることができ、発熱によるコイルの損傷などを阻止でき
る。さらに、刺激用コイル20の発熱を低く抑えられる
ことから、刺激用コイル20に連続的にパルス電流を供
給して磁束を発生させることが可能になり、従来よりも
短い間隔で連続的に磁気的な刺激を生体に対して与える
ことが可能になる。
【0026】なお、この刺激用コイル20の発熱をより
低く抑えるために、刺激用コイル20に冷却機構を取付
けるようにしても良い。即ち、例えばコイル20の内部
の磁性材21などに中空孔を設け、この中空孔の中に冷
却液を循環させたり、或いはコイル20の外周部を冷却
液の入った袋などで覆うようにしても良い。また、この
ようにコイル20の発熱自体を抑えるのではなく、刺激
用コイル20の先端部23の周囲を、断熱材で覆うよう
にして、発熱したコイル20が生体と接触しないように
しても良い。
【0027】また、コイル20の内部の磁性材21の中
心部を先端部23から後端部24まで貫通する透孔を設
け、この透孔を介して磁束が照射される位置を目視で確
認できるようにしても良い。このようにすることで、検
査,治療などを行う際の作業性が向上する。或いは、磁
束が照射される位置の中心に、光が照射されるようにし
て、この光の照射位置で、磁束が照射される位置を確認
できるようにして、同様に作業性を改善するようにして
も良い。
【0028】ここまでの説明では、1個の刺激用コイル
20を使用して生体の対象部位を刺激するようにした
が、2個の刺激用コイル20を使用するようにしても良
い。以下、この2個の刺激用コイルを使用する場合につ
いて説明すると、例えば図5に示すように、上述した刺
激用コイル20と同じ構成の2個の刺激用コイル20
a,20bを用意し、この2個の刺激用コイル20a,
20bの先端部23を対向して配置し、一方の刺激用コ
イル20aの先端部23と、他方の刺激用コイル20b
の先端部23との間で磁束φ1 を発生させ、この両先端
部23の間に生体m 1 の対象部位x1 を配置する。
【0029】このようにすることで、効率良く対象部位
1 を刺激することができる。即ち、1個の刺激用コイ
ルだけを使用して刺激させる場合には、図4に示したよ
うに、コイルの先端部23からの距離の約2〜4乗に反
比例して磁束密度が急激に小さくなる。これに対し、図
5に示すように、2個の刺激用コイル20a,20bを
対向して配置することで、磁束密度の減衰を大幅に軽減
することができ、例えば対象部位x1 となる神経など
が、生体m1 の内部にある場合などに好適である。
【0030】また、このように2個の刺激用コイルを直
線状に対向させないで、所定の角度を持たせて対向させ
るようにしても良い。
【0031】なお、2個の刺激用コイル20a,20b
を使用する場合には、各刺激用コイル20a,20bの
駆動回路との接続として、並列接続,直列接続の何れの
接続としても良い。即ち、例えば図6に示すように、コ
ンデンサ3に対し2個の刺激用コイル20a,20bを
並列に接続する構成と、図7に示すように、コンデンサ
3に対し2個の刺激用コイル20a,20bを直列に接
続する構成とが選択できる。
【0032】次に、刺激用コイル20の変形例につい
て、図8以降を参照して説明する。上述実施例では、磁
性材21として、巻線22の内部に形成される空間全体
に配置するようにしたが、図8に断面で示すように、先
端部23から若干奥に端部25aが位置する磁性材25
を配置した刺激用コイル20′としても良い。この場
合、磁性材25の端部25aと、先端部23との間の空
間には、非磁性材を配置するようにしても良い。
【0033】また、図9に断面で示すように、磁性材2
5の先端部25bを曲面として突出させるようにしても
良い。但し、先端部25bの突出した中央部が刺激用コ
イル20″の先端部23から突出しないようにする。こ
のような形状にした場合には、特に上述した図5に示す
ような対向配置した場合に、対象部位の刺激が効率良く
できる。
【0034】また、図10に断面で示すように、先端部
33側の端面を所定の湾曲面31aとして凹ませた磁性
材31に、巻線32を巻回させて、刺激用コイル30を
形成させる。この場合、磁性材31の後端側31bも、
湾曲面31aとほぼ同心円状の曲面で湾曲させて突出さ
せる。このような形状の刺激用コイル30を使用するこ
とで、先端部33から刺激対象部位x0 に向かう磁束
を、湾曲面31aの形状に合わせてより圧縮させること
ができる。
【0035】また、図11に断面で示すように、磁性材
41の外側に巻回される巻線42により、刺激用コイル
40の外形がほぼ円筒形になるように、巻線42を厚く
巻回させるようにして、巻線42の内径だけが徐々に細
くなるようにしても良い。このようにしても、図1の例
と同様に磁束を圧縮させることができる。
【0036】また、この図11に示すように巻線42を
巻回させる場合に、図12に示すように、磁性材45と
して、先端部46から若干奥に端部45aがあるものを
使用した刺激用コイル40′としても良い。この場合に
も、磁性材45の端部45aと先端部46との間の空間
に、非磁性材を配置するようにしても良い。
【0037】さらに、図13に示すように、端部51
a,51bを湾曲させた磁性材51に、巻線52を厚く
巻回させて、刺激用コイル50の外形がほぼ円筒形にな
るようにしても良い。この場合にも、磁性材51の端部
51aを、先端部53から若干奥としても良い。
【0038】また、図14に示すように端部51aを湾
曲させた凹面とする代わりに、図14に示すように端部
51cを曲面で突出させた磁性材51′を使用した刺激
用コイル50′としても良い。
【0039】さらにまた、磁性材を円筒形に後方に延長
させ、この延長部分に巻線を巻回させるようにしても良
い。即ち、図15及び図16に示すように、磁性材61
として先端部63側の径が徐々に細くなるようにすると
共に、後端部64側を同じ径で延長させる。そして、先
端部63から後端部64まで巻線62を巻回させて、刺
激用コイル60を形成させる。
【0040】なお、このように磁性材及び巻線を延長さ
せた場合にも、図17に断面で示すように、端部65a
がコイルの先端部66から若干奥になる磁性材65を使
用した刺激用コイル60′としても良い。或いは、磁性
材の先端部を凹面又は凸面としても良い。また、図示は
しないが、このように磁性材及び巻線を延長させた場合
にも、巻線を厚く巻回させて、刺激用コイルの外形がほ
ぼ円筒形になるようにしても良い。
【0041】さらに、このように磁性材及び巻線を後方
に延長させた場合にも、図5で説明したように2個の刺
激用コイルを対向配置させて使用するようにしても良
い。このとき、各刺激用コイルの後方に磁性材をさらに
延長して、この延長部分を曲折させて接合させるように
して、2個の刺激用コイルを接続した磁性材で閉磁路が
構成されるようにして、効率を上げるようにしても良
い。
【0042】なお、ここまで説明した各実施例では、コ
イルを図2に示すように正面から見た状態で、コイルを
構成する巻線がほぼ同心円状になるように巻回させた
が、巻線の内側に形成される空間の断面積が、先端側に
向かって徐々に減少する形状であれば、上述各実施例と
異なる形状としても良い。
【0043】
【発明の効果】本発明によると、コイルを構成する巻線
の内側に形成される空間の断面積が、刺激対象部位に近
づけられる側の端部になるに従って減少すると共に、こ
の空間内の一部又は全部に配置される任意の形状の磁性
体が配置されることで、コイルにより発生する磁界の磁
束密度が圧縮されることになり、圧縮されて密度の高い
磁束が刺激対象部位に向かうようになり、効率の良い刺
激対象部位の磁界による刺激ができる。
【0044】また、この場合に磁性体の刺激対象部位に
最も近い側の端部を所定の曲面で湾曲させた凹面とした
ことで、湾曲した曲面に対応して、コイルの端部から刺
激対象部位に向かう磁界の磁束密度がより圧縮されるこ
とになり、より効率の良い刺激対象部位の磁界による刺
激ができる。
【0045】また、磁性体の刺激対象部位に最も近い側
の端部を所定の曲面で突出させた凸面としたことで、突
出状態に応じて効率良く対象部位を刺激することができ
るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す刺激用コイルの側面図
である。
【図2】図1の例の刺激用コイルの正面図である。
【図3】図1の III-III線に沿う断面図である。
【図4】図1の例のコイルにより発生する磁界を示す特
性図である。
【図5】一実施例のコイルを対向配置した例を示す構成
図である。
【図6】2個の刺激用コイルを並列接続した駆動回路を
示す構成図である。
【図7】2個の刺激用コイルを直列接続した駆動回路を
示す構成図である。
【図8】一実施例の刺激用コイルの変形例を示す断面図
である。
【図9】一実施例の刺激用コイルの変形例を示す断面図
である。
【図10】一実施例の刺激用コイルの変形例を示す断面
図である。
【図11】一実施例の刺激用コイルの変形例を示す断面
図である。
【図12】一実施例の刺激用コイルの変形例を示す断面
図である。
【図13】一実施例の刺激用コイルの変形例を示す断面
図である。
【図14】一実施例の刺激用コイルの変形例を示す断面
図である。
【図15】一実施例の刺激用コイルの変形例を示す側面
図である。
【図16】図15のXVI-XVI 線に沿う断面図である。
【図17】一実施例の刺激用コイルの変形例を示す断面
図である。
【図18】磁気刺激装置の駆動回路の例を示す構成図で
ある。
【図19】従来の刺激用コイルの一例を示す断面図であ
る。
【符号の説明】
20,20′,20″,20a,20b,30,40,
40′,50,50′,60,60′ 刺激用コイル 21,25,25′,31,41,45,51,5
1′,61 磁性材 23,33,43,46,53,63,66 先端部 24,44,64 後端部 25b,51c 突出面 31a,51a 湾曲面
フロントページの続き (71)出願人 593228070 田窪 敏夫 東京都新宿区市谷砂土原町1丁目2番地 第2市谷ローヤルコーポ303号 (72)発明者 永野 秋雄 埼玉県日高市武蔵台3−23−8 (72)発明者 金野 公郎 東京都港区南麻布4丁目11番35−217

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 生体の刺激対象部位の近傍に配されるコ
    イルと、該コイルに高圧信号を所定状態で供給する電源
    回路とを備える磁気刺激装置において、 上記コイルを構成する巻線の内側に形成される空間の断
    面積が、上記刺激対象部位に近づけられる側の端部にな
    るに従って減少するようにすると共に、 上記巻線の内側に形成される空間に、この空間内の一部
    又は全部に配置される任意の形状の磁性体を設けたこと
    を特徴とする磁気刺激装置。
  2. 【請求項2】 上記磁性体として、上記刺激対象部位に
    最も近い側の端部を所定の曲面で湾曲させた凹面とした
    請求項1記載の磁気刺激装置。
  3. 【請求項3】 上記磁性体として、上記刺激対象部位に
    最も近い側の端部を所定の曲面で突出させた凸面とした
    請求項1記載の磁気刺激装置。
JP6188002A 1994-08-10 1994-08-10 磁気刺激装置 Pending JPH0852231A (ja)

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JP6188002A JPH0852231A (ja) 1994-08-10 1994-08-10 磁気刺激装置

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JP6188002A JPH0852231A (ja) 1994-08-10 1994-08-10 磁気刺激装置

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Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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