JPH0851755A - 直動変換モータのスクリューシャフトの抜け止め機構 - Google Patents

直動変換モータのスクリューシャフトの抜け止め機構

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JPH0851755A
JPH0851755A JP20430494A JP20430494A JPH0851755A JP H0851755 A JPH0851755 A JP H0851755A JP 20430494 A JP20430494 A JP 20430494A JP 20430494 A JP20430494 A JP 20430494A JP H0851755 A JPH0851755 A JP H0851755A
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JP
Japan
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screw shaft
screw
wing
conversion motor
retaining mechanism
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Application number
JP20430494A
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English (en)
Inventor
Shigeto Ozaki
繁人 尾崎
Motonori Noda
元詔 野田
Shinichi Kusakabe
信一 日下部
Akiyoshi Itou
日藝 伊藤
Yuzuru Ikeda
譲 池田
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B28/00Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
    • C04B28/02Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing hydraulic cements other than calcium sulfates
    • C04B28/04Portland cements

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 長期間にわたって正確なスクリューシャフト
の移動制御ができるとともに、耐久性を向上させること
ができる直動変換モータのスクリューシャフトの抜け止
め機構を提供すること。 【構成】 ステータ9内には、ロータ10が回転可能に
収容されている。ロータ10内には、雌ねじ部19を有
するリードスクリュー18が固定されている。リードス
クリュー18には、雄ねじ部21を有するスクリューシ
ャフト20が螺入されている。スクリューシャフト20
の非突出端側の周面からは、係合突部25aとしてのス
クリューピン25の両端部が突出している。リードスク
リュー18の上端面における両係合突部25aに対応す
る複数の箇所には、それらがスクリューシャフト20の
周方向から当接しうる当接部としての凸部26が設けら
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばモータ式バルブ
等に使用される直動変換モータのスクリューシャフトの
抜け止め機構に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、直動変換モータを利用した機
器として、例えばモータ式バルブが知られている。モー
タ式バルブの一例としては、自動車エンジンの排気ガス
中に含まれるNOx等を除去するための電動式排気ガス
再循環バルブ(電動式EGRバルブ)が挙げられる。図
8,図9に従来の電動式EGRバルブ50を例示し、そ
の構成及び作動について説明する。
【0003】図8に示されるように、この電動式EGR
バルブ50は、大別してステータ51、ロータ52及び
スクリューシャフト53等からなるステッピングモータ
部54と、バルブ部55とによって構成されている。外
周面にマグネット56が固定されているロータ52は、
ステータコイル57を有するステータ51の内部に回転
可能に収容されている。ロータ52の内部には、図9
(a),図9(b)に示されるような雌ねじ部58を有
するリードスクリュー59が相対回転不能に嵌め込まれ
ている。リードスクリュー59には、図9(c)に示さ
れるようなスクリューシャフト53が螺入されている。
このスクリューシャフト53の周面には、雌ねじ部58
に係合する雄ねじ部60が形成されている。また、スク
リューシャフト53において雄ねじ部60よりも突出端
側の領域は、図9(d)に示されるように、断面略D字
状に切り欠かれている。一方、スクリューシャフト53
を支持する軸受63にも、同じく断面略D字状をした挿
通孔が形成されている。従って、スクリューシャフト5
3は、ステータ51に対して直線移動可能かつ相対回転
不能になっている。バルブ部55側へ突出しているスク
リューシャフト53の先端部には、還流通路内に設けら
れた弁座61とともに弁を構成する弁体62が固定され
ている。なお、雌ねじ部58と雄ねじ部60とによっ
て、送りねじ機構が構成されている。
【0004】上記のように構成された電動式EGRバル
ブ50では、ステータコイル57を順次励磁すると、ロ
ータ52が所定方向に所定量だけ回転する。前述のよう
にスクリューシャフト53はステータ51に対して直線
移動可能かつ相対回転不能な状態にあり、しかも前記送
りねじ機構があることから、ロータ52の回転運動はス
クリューシャフト53の直線運動に変換される。その結
果、ステータ51からのスクリューシャフト53の突出
量が変化し、その変化に応じて弁が開閉されるようにな
っている。
【0005】この電動式EGRバルブ50の場合、スク
リューシャフト53の非突出端側に形成された貫通孔6
4には、ピン65が一部を突出させた状態で嵌入されて
いる。それに対して、リードスクリュー59の上端面に
は凸部66が設けられている。従って、ピン65の周面
が凸部66の側面に当接することにより、ロータ52の
回転が規制される。そして、このときにスクリューシャ
フト53の抜け止めが図られるとともに、基準位置(こ
の装置では最も突出した位置)が決定されるようになっ
ている。
【0006】また、このようなスクリューシャフト53
の抜け止め機構のほかにも、例えば実開昭59−137
65号公報に開示された技術がある。同公報のバルブに
おいては、弁軸の一部に固定されたピンとストッパとの
係合によって、抜け止めや基準位置の決定を行ってい
る。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前述のよう
な抜け止め機構を有する従来装置の場合、常にピン65
が一箇所に当接することから、長期間使用するとピン6
5や凸部66に磨耗・変形が起きやすいという欠点があ
る。このため、スクリューシャフト53の基準位置に次
第にずれが生じ、弁体を正確に開閉制御することが困難
になる。また、ピン65や凸部66に磨耗・変形が起こ
ることによって、装置全体の寿命もおのずと短くなる。
【0008】本発明は上記の課題を解決するためになさ
れたものであり、その目的は、長期間にわたって正確な
スクリューシャフトの移動制御ができるとともに、耐久
性を向上させることができる直動変換モータのスクリュ
ーシャフトの抜け止め機構を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、請求項1に記載の発明では、ステータ内に回転可
能に収容されかつ内部に雌ねじ部が形成されたロータ
と、前記雌ねじ部に係合する雄ねじ部を有するスクリュ
ーシャフトとを備えるとともに、前記ロータの回転運動
を前記スクリューシャフトの直線運動に変換するモータ
において、前記スクリューシャフト周面の複数の箇所に
係合突部を設けるとともに、前記ロータ側における前記
各係合突部に対応する複数の箇所に、前記各係合突部が
前記スクリューシャフトの周方向から当接しうる当接部
を設けた直動変換モータのスクリューシャフトの抜け止
め機構をその要旨としている。
【0010】請求項2に記載の発明では、請求項1にお
いて、前記係合突部を、前記スクリューシャフトの前記
雄ねじ部よりも非突出端側に形成した。請求項3に記載
の発明では、請求項2において、前記係合突部は、前記
スクリューシャフトの非突出端をすえ込み圧造すること
によって形成された翼状突起であり、前記翼状突起は、
前記スクリューシャフトの軸線方向に平行な圧造面を有
しているものとした。
【0011】請求項4に記載の発明では、請求項3にお
いて、前記翼状突起は、前記スクリューシャフトの軸線
を基準としてほぼ回転対称な位置関係にあるとした。請
求項5に記載の発明では、請求項4において、前記翼状
突起は、前記スクリューシャフトの前記雄ねじ部よりも
非突出端側にあらかじめ設けられたくびれ部よりも、さ
らに非突出端側となる箇所をすえ込み圧造することによ
って形成されたものとした。
【0012】請求項6に記載の発明では、請求項5にお
いて、前記ステータ側に回り止め部を設けるとともに、
その回り止め部に前記各翼状突起が直線移動できる程度
のスリットを形成し、そのスリットの内部に前記スクリ
ューシャフトの直線移動距離よりも長いガイド面を設け
た。
【0013】請求項7に記載の発明では、請求項1また
は2において、前記係合突部は、前記スクリューシャフ
トの周面から突出するピンの一部であるとした。請求項
8に記載の発明では、請求項7において、前記係合突部
は、前記スクリューシャフトの半径方向に沿って形成さ
れた貫通孔内に嵌入されるスプリングピンの両端部であ
るとした。
【0014】
【作用】請求項1,2に記載の発明によると、複数の係
合突部に対して複数の当接部を設けていることから、両
者が当接するときの衝撃が小さくなる。よって、係合突
部や当接部に磨耗・変形が起きにくくなる。
【0015】請求項3に記載の発明によると、ロータが
回転したときに圧造面と当接面とが面接触することなる
ため、面圧がより小さくなり、変形・磨耗がいっそう起
こりにくくなる。また、すえ込み圧造による翼状突起で
あるため、比較的強度に優れたものとなる。
【0016】請求項4に記載の発明によると、圧造時に
スクリューシャフトに対して均等に圧力を加えることに
よって形成されるため、比較的形成精度に優れた圧造面
が得られる。
【0017】請求項5に記載の発明によると、圧造され
るべき部分と雄ねじ部との間にくびれ部が設けられてい
るため、圧造時に発生する歪みの影響がくびれ部によっ
てくい止められる。よって、雄ねじ部の歪みの防止が図
られる。
【0018】請求項6に記載の発明によると、スリット
内に形成された各ガイド面に各係合突部が係合すること
によって、スクリューシャフトの回転が規制される。こ
のため、スクリューシャフトの直線移動行程のいずれの
位置においても、確実にスクリューシャフトの回り止め
が図られる。
【0019】請求項7に記載の発明によると、係合突部
とスクリューシャフトとが別体であるため、仮に係合突
部に磨耗・変形が生じたときでも、新しいピンに交換す
ることができる。
【0020】請求項8に記載の発明によると、1本のピ
ンの両端部に2つの係合突部が形成されるため比較的構
成が簡単になることに加え、弾性を有するスプリングピ
ンを使用しているため位置ずれや貫通孔からの抜け等が
起こりにくい。
【0021】
【実施例】 〔実施例1〕以下、本発明を電動式EGRバルブのスク
リューシャフトの抜け止め機構に具体化した一実施例を
図1,図2に基づき詳細に説明する。
【0022】電動式EGRバルブ1は、自動車エンジン
等から排出される未燃焼ガスを含む排気ガスを吸気系に
再循環させ、NOx等の有害成分を減少させるEGRシ
ステムに使用される装置である。一般的なEGRシステ
ムにおいて、電動式EGRバルブ1は、EGR量をエン
ジンの運転状態(例えばスロットルの開度等)に応答し
てコントロールするために、排気ガスを還流させる通路
の途上に配置される。
【0023】まず、電動式EGRバルブ1の全体の構成
について説明する。図1に示されるように、この電動式
EGRバルブ1は、大別するとステッピングモータ部2
とバルブ部3とからなる。バルブ部3を構成するバルブ
側ハウジング4は、その内部に還流通路5を備えてい
る。還流通路5の一端には、エンジンの排気系に連通す
る入口ポート6が形成されている。還流通路5の他端に
は、エンジンの吸気系に連通する出口ポート7が形成さ
れている。従って、エンジンから排出される排気ガス
は、入口ポート6、還流通路5及び出口ポート7を抜け
た後、再び吸気系に戻るようになっている。また、還流
通路5の中ほどには、排気ガスの流量制御を行う弁を構
成する弁座8が配置されている。
【0024】図1に示されるように、ステッピングモー
タ部2は、主としてステータ9、ロータ10及びスクリ
ューシャフト20によって構成されている。ステータ9
を構成するモータ側ハウジング12及び蓋部材13は、
連結用ハウジング14を介してバルブ側ハウジング4に
固定されている。モータ側ハウジング12と蓋部材13
とがなす内部空間には、ステータコイル11が配設され
ている。さらに、前記内部空間には、ロータ10がベア
リング15を介して回転可能に収容されている。
【0025】図2(a),図2(b)に示されるよう
に、ロータ10を構成するスリーブ16は、非磁性体材
料によって中空円筒状に形成されている。スリーブ16
の外周面において前記ステータコイル14と対応する位
置には、多極着磁されたマグネット17が固着されてい
る。スリーブ16内には、樹脂製かつ円筒形状をしたリ
ードスクリュー18がスリーブ16に対して相対回転不
能に嵌め込まれている。リードスクリュー18の中心部
を貫通する孔には、雌ねじ部19が形成されている。そ
して、前記スリーブ16、マグネット17及びリードス
クリュー18は、1つのロータ10として一体に回転す
るようになっている。
【0026】図1に示されるように、リードスクリュー
18には金属製の材料からなるスクリューシャフト20
が螺入されている。このスクリューシャフト20の周面
には、図2(c)に示されるように、雌ねじ部19に係
合する雄ねじ部21が形成されている。図1においてス
クリューシャフト20の下端側(本実施例では突出端
側)は、蓋部材13を貫通してバルブ部3側に突出して
いる。スクリューシャフト20において雄ねじ部21よ
りも突出端側となる部分には、図2(d)に示されるよ
うに、断面略D字状となるように切り欠かれている。蓋
部材13には含油軸受22が配設されている。含油軸受
22は、前記切り欠き部分の形状に対応する断面略D字
状の挿通孔22aを備えている。スクリューシャフト2
0は、前記含油軸受22によって直線移動可能にかつ相
対回転不能に支持されている。スクリューシャフト20
の突出側の先端部は、バルブ側ハウジング4の還流通路
5内に到っている。同先端部には、上述した弁座8とと
もにポペット弁を構成する弁体23が固定されている。
弁体23と弁座8とは近接した位置に配置されている。
【0027】次に、スクリューシャフト20の抜け止め
機構の構成を説明する。図2(c)に示されるように、
スクリューシャフト20において雄ねじ部21よりも非
突出端側となる部分には、断面円形状の貫通孔24が半
径方向に沿って形成されている。この貫通孔24内に
は、スリットを有する断面円形状のスプリングピン25
が、その両端部を突出させた状態で嵌入されている。即
ち、この実施例においては、スクリューシャフト20と
は別体に設けられたスプリングピン25の両端部が、係
合突部25aとしての役割を果たしている。このスプリ
ングピン25は、バネ鋼板を円筒状に屈曲したもので、
不図示の治具を用いてスプリングピン25を押圧してそ
の径を縮小した状態で貫通孔24内へ挿入し、治具の押
圧力を緩和することにより、貫通孔24内に固定され
る。
【0028】一方、図2(a),図2(b)に示される
ように、リードスクリュー18の上端面の2箇所には、
当接部としての凸部26が形成されている。前記2つの
凸部26は、リードスクリュー18の軸線を挟んで反対
側に位置している。これらの凸部26は、いずれも傾斜
面26aと、リードスクリュー18の軸線方向に沿って
延びる当接面26bとを備えている。
【0029】前記凸部26の高さは、ロータ10が一回
転したときにスクリューシャフト20が直線移動する距
離よりも若干短く設定されている。従って、スクリュー
シャフト20が一杯まで回転したとき、各係合突部25
aは、リードスクリュー18の上端面にではなく、各当
接面26bに周方向から同時に当接する。つまり、この
実施例では凸部26を有するリードスクリュー18と、
スプリングピン25とによって、抜け止め機構が構成さ
れていることになる。なお、この抜け止め機構は、スク
リューシャフト20の基準位置決定機構も兼ねている。
【0030】この抜け止め機構は、例えば次のような順
序で組み付けられる。まず、スリーブ16、マグネット
17及びリードシャフト18等を一体化してロータ10
を組み付ける。次に、スクリューシャフト20をリード
スクリュー18の上端面側から螺入し、係合突部25a
が当接面26bに当接するまでスクリューシャフト20
を回転させる。回転不能状態となった後、挿通孔22a
にスクリューシャフト20を挿通させることによって蓋
部材13を取り付ける。次に、スクリューシャフト20
の突出側の先端部に弁体23を取り付ける。この後、ロ
ータ10をモータ側ハウジング12内に収容する。
【0031】次に、上記のように構成された電動式EG
Rバルブ1の作動について説明する。電動式EGRバル
ブ1の外部に設けられているコンピュータは、前述した
スロットルの開度の他にも、エンジンの運転状態を示す
車速、エンジン回転数及びエンジン温度等を電気信号に
変換する。コンピュータはこの電気信号をステッピング
モータ部2に出力し、ステータコイル11を順次励磁す
る。この場合、ロータ10は、供給された電気信号に応
じた角度だけ、ステップ的に正方向または逆方向に回転
運動する。ところで、この電動式EGRバルブ1では、
雌ねじ部19と雄ねじ部21とによって送りねじ機構が
形成されていることに加え、含油軸受22によってスク
リューシャフト20が回転不能に支持されている。従っ
て、ロータ10の回転運動は、スクリューシャフト20
の軸線方向への直線運動に変換される。
【0032】即ち、図1の矢印A1 の方向からみて時計
回り方向にロータ10を回転制御すると、送りねじ機構
の作用によってスクリューシャフト20が上方向、つま
り非突出端側の方向へ移動する。その結果、スクリュー
シャフト20の突出側の先端部に設けられた弁体23
と、弁座8との離間距離が大きくなる。よって、弁が開
状態へと変位し、EGR量が増加する。
【0033】逆に図1の矢印A1 の方向からみて反時計
回り方向にロータ10を回転制御すると、送りねじ機構
の作用によってスクリューシャフト20が下方向、つま
り突出端側の方向へ移動する。その結果、弁体23と弁
座8との離間距離が小さくなる。よって、弁が閉状態へ
と変位し、EGR量が減少する。このようにスクリュー
シャフト20のステータ9からの出没量に応じて弁の開
閉制御がなされることで、EGR量が好適な値にコント
ロールされるようになっている。
【0034】また、ロータ10を反時計回り方向に一杯
まで回転させた場合、前述した各係合突部25aは、リ
ードスクリュー18の上端面にではなく、凸部26の各
々の当接面26bに対して同時に当接する。その結果、
ロータ10の回転運動が規制されるとともに、スクリュ
ーシャフト20の下方向への移動も規制される。即ち、
このときにスクリューシャフト20の基準位置が決定さ
れる。そして、スクリューシャフト20が基準位置にあ
るとき、弁体23と弁座8との離間距離が最小値をと
り、弁が最も閉じた状態となる。
【0035】さて、本実施例の抜け止め機構によると、
係合突部25aに対して、リードスクリュー18側に2
つの当接面26bが設けられている。従って、両係合突
部25aが各当接面26bに当接するときの衝撃は、係
合する部分が1箇所しかなかった従来装置の半分程度に
なる。ゆえに、スプリングピン25や凸部26の磨耗・
変形が防止され、スクリューシャフト20の基準位置に
ずれが生じにくくなる。従って、長期間にわたって正確
な弁の開閉制御をすることが可能になり、しかも装置の
耐久性も確実に向上する。
【0036】また、この実施例ではスプリングピン25
とスクリューシャフト20とが別体であるため、仮にス
プリングピン25に磨耗・変形が生じたときでも、新し
いものに交換することができる。そのため、スクリュー
シャフト20全体を交換しなくても部分的に補修するこ
とができるというメリットがある。さらに1本のスプリ
ングピン25を用いて2つの係合突部25aを形成でき
るため、構成が比較的簡単なものになる。このことに加
え、弾性を有するスプリングピン25を使用しているた
め、位置ずれや貫通孔24からの抜け等も起こりにくい
というメリットがある。
【0037】また、この実施例では、抜け止め機構を構
成するスプリングピン25や凸部26を雄ねじ部21よ
りも非突出端側に設けている。そのため、組み付けの際
にスクリューシャフト20をリードスクリュー18の上
端面側から螺入することができる。仮に雄ねじ部21よ
りも突出端側に係合突部25aを設けたい場合には、ス
クリューシャフト20の螺入後にスプリングピン25を
貫通孔24内に嵌め込む必要がある。以上のことを比較
すると、スプリングピン25等を非突出端側に設けた構
成のほうが、組み付けの容易さという点において優れて
いるといえる。さらに、実施例の構成には、抜け止め機
構が基準位置決定機構を兼用するというメリットがあ
る。従って、この構成を採らなかった場合とは異なり、
蓋部材13等のような突出端側のいずれかの箇所に抜け
止め機構を設けることも不要である。ゆえに、組み付け
の容易化のみならず構成の簡略化の観点からも有利であ
る。 〔実施例2〕次に、実施例2のスクリューシャフトの抜
け止め機構を図3に基づいて説明する。
【0038】本実施例のスクリューシャフト30には、
実施例1のスクリューシャフト20とは異なる構成が採
用されている。その他の構成については基本的に実施例
1と相違がないため、詳細な説明を省略する。
【0039】図3(c),図3(d)に示されるよう
に、このスクリューシャフト30は、すえ込み圧造によ
って一体的に形成された圧造部31を非突出端に有して
いる。前記圧造部31は、係合突部としての翼状突起3
2を2つ備えている。2つの翼状突起32は、スクリュ
ーシャフト30の軸線を基準としてほぼ回転対称な位置
関係にある。また、これらの翼状突起32は、スクリュ
ーシャフト30の軸線方向に平行な圧造面32aを有し
ている。
【0040】図3(a),図(b)に示されるように、
スクリューシャフト30に翼状突起32を形成する場
合、圧造されるべき部分である非突出端を4つの金型3
3間にすえ込んだ状態で圧縮成形が行われる。すると、
くびれ部34よりも非突出端側の部分が塑性変形するこ
とによって、翼状突起32が形成される。
【0041】上記のような構成であると、ロータ10を
反時計回り方向に一杯まで回転させた場合、両翼状突起
32の圧造面32aが、凸部26の各々の当接面26b
に対して同時に当接する。その結果、ロータ10の回転
運動が規制されるとともに、スクリューシャフト30の
下方向への移動も規制される。即ち、このときにスクリ
ューシャフト30の基準位置が決定されることになる。
【0042】さて、本実施例の抜け止め機構では、係合
突部である2つの翼状突起32の各圧造面32aに対し
て、リードスクリュー18側に2つの当接面26bが設
けられている。そして、この構成では各圧造面32aと
各当接面26bとが面接触するという特徴がある。よっ
て、スプリングピン25の両端部25aと当接面26b
とが線接触する実施例1のときよりも、凸部26等に加
わる面圧がさらに小さくなる。従って、翼状突起32や
凸部26の変形・磨耗がより確実に防止される。ゆえ
に、実施例1のときよりもさらに長期間にわたって正確
な弁の開閉制御をすることが可能になり、しかも装置の
耐久性も確実に向上する。特にすえ込み圧造によって翼
状突起32が形成される本実施例の場合、翼状突起32
が比較的高強度になり、変形等が起こりにくい。
【0043】また、圧造時においてスクリューシャフト
30に対して均等に圧力が加わることになるため、圧造
面32aの形成精度にも優れている。加えて、圧造時に
発生する歪みの影響がくびれ部34によってくい止めら
れるため、雄ねじ部21の歪みの防止が図られる。これ
らのことは、弁の正確な開閉制御を達成するうえで好都
合である。
【0044】さらに、本実施例の場合、スクリューシャ
フト30への貫通孔24の形成もスプリングピン25の
嵌入も不要である。このため、スクリューシャフト30
の組み付けが容易になり、全体の低コスト化が達成でき
るというメリットがある。また、抜け止め機構を構成す
る圧造部31や凸部26を非突出端側に設けていること
も、組み付けを容易にしている理由の1つとなってい
る。 〔実施例3〕次に、実施例3のスクリューシャフトの抜
け止め機構を図4,図5に基づいて説明する。ここでも
実施例1との相違点を中心に説明し、共通部分について
は同じ部材番号を付すとともに説明を省略する。
【0045】実施例1,2では、断面略D字状に切り欠
かれたスクリューシャフト20,30と、同断面形状の
挿通孔22aを持つ含油軸受22とからなる回り止め構
造が採用されていた。一方、この電動式EGRバルブ3
6では、前述の回り止め構造に代えて、図5(c)に示
される回り止め部材37と、実施例2の構成に準ずるス
クリューシャフト38とによる回り止め構造が採用され
ている。従って、含油軸受39の挿通孔39aは、断面
略円形状のままである。それに対応して、図5(a)に
示されるように、断面略D字状の切り欠き加工が施され
ていないスクリューシャフト38が使用される。
【0046】図5(c)に示されるように、回り止め部
材37は、円板状をした基部40と、2箇所にスリット
41を有する筒状突出部42とによって構成されてい
る。この回り止め部材37は、例えば銅系の焼結含油金
属等を材料として形成される。前記スリット41の内
部、詳細には筒状突出部42の内側面の一部は、スクリ
ューシャフト38の直線移動距離よりも長いガイド面4
1aとなっている。図4に示されるように、前記回り止
め部材37は、筒状突出部42を下側に向けた状態で、
モータ側ハウジング12の上部内壁面の凹部に圧入固定
されている。
【0047】図5(a)に示されるように、スクリュー
シャフト38の非突出端には、翼状突起32を2つ持つ
圧造部31がすえ込み圧造によって形成されている。た
だし、実施例3においては、実施例2のときに比べて軸
線方向に二倍以上長い翼状突起32が形成されている。
スリット41の幅Tは、翼状突起32の肉厚tよりもわ
ずかに大きい寸法になっている。また、圧造部31のう
ち軸部43をガイドする中央穴44の直径Dも、軸部4
3の直径dよりもわずかに大きい寸法になっている。即
ち、スクリューシャフト38の非突出端に形成された翼
状突起32は、スリット41内を上下方向に摺動するこ
とが可能になっている。
【0048】この抜け止め機構は、例えば次のような順
序で組み付けられる。まずロータ10を組み付けた後、
スクリューシャフト38をリードスクリュー18の上端
面側から螺入し、翼状突起32が当接面26bに当接す
るまでスクリューシャフト38を回転させる。当接によ
って回転不能状態となった後、挿通孔22aにスクリュ
ーシャフト38を挿通させることによって蓋部材13を
取り付ける。次に、スクリューシャフト38の突出側の
先端部に弁体23を取り付ける。そして、ロータ10を
モータ側ハウジング12内に収容する。その際、各翼状
突起32の位置とスリット41の位置とが合致するよう
に、モータ側ハウジング12に対する回り止め部材37
の位置決めを行っておく。
【0049】さて、本実施例によると実施例2と同様の
基準位置決定がなされることに加え、回り止め部材37
のスリット41に翼状突起32が係合する。よって、ス
クリューシャフト38の直線移動行程のいずれの位置に
おいても、スクリューシャフト38の回転が規制され
る。その結果、スクリューシャフト38の回り止めが達
成される。
【0050】この構成であると、前述したように各翼状
突起32と各ガイド面41aとが面接触することになる
ため、回り止め部材37とスクリューシャフト38との
間の摩擦が小さくなる。従って、断面略D字状に切り欠
かれたスクリューシャフト20,30による従来の回り
止め構造とは異なり、動作不良等が発生する確率が極め
て低くなる。また、この構成の場合、スクリューシャフ
ト38に対する困難な切り欠き加工が不要になり、前記
加工に起因する諸問題(例えば加工時に起きる軸の変
形、バリ取り研磨の必要性など)も解消される。従っ
て、加工コストの低減及び製造の効率化等を達成するこ
とができる。
【0051】なお、本発明は上記実施例のみに限定され
ることはなく、例えば次のように変更することが可能で
ある。 (1) 図6に示されるように、実施例1において複数
の貫通孔24を上下に形成し、それらの中に複数のスプ
リングピン25を嵌入してもよい。このような構成にす
ると、当接する箇所が増えるため、各係合突部25aと
各当接面26bとが当接するときの衝撃をさらに小さく
することができ、いっそう磨耗・変形防止が図られる。
【0052】(2) 貫通孔24に代えて例えば複数の
非貫通孔を同じ高さに形成し、それらの各々にスプリン
グピン25を嵌め込みその一部を突出させてもよい。こ
のような構成であると、係合突部25aの数を3つ以上
にすることができ、係合突部25aの相互の角度を18
0°以外の任意の角度に設定することができる。
【0053】(3) 図6に示される別例のスクリュー
シャフト46のように、全体として偏平な形状を有する
圧造部47を形成し、その一部を係合突部である翼状突
起48としてもよい。また、実施例2,3のようなすえ
込み圧造による形成方法に限定されることなく、例えば
鋳造等によって雄ねじ部21等を形成するときに同時に
翼状突起32,48を形成することも可能である。
【0054】(4) 実施例1〜3とは逆に、スクリュ
ーシャフト20,30,38の雄ねじ部21よりも突出
端側に係合突部25a,32,48を設け、かつリード
スクリュー18の下側に当接部26を設けてもよい。こ
の場合、スクリューシャフト20,30,38が最も上
端にあるときが基準位置となる。また、含油軸受22,
39が形成された部分に当接部26を設けることも可能
である。ただし、組み付けの容易さなどを考えると、各
実施例の構成のほうが一般的に有利であるといえる。
【0055】(5) 実施例2,3において、圧造部3
1に設けられる翼状突起32は、3つ以上であってもよ
い。翼状突起32の形成数が増えると、各翼状突起32
及び各当接面26bに加わる面圧がさらに小さくなり、
よりいっそうの磨耗・変形防止が図られる。なお、翼状
突起32を1つのみにしたときでも面接触になることに
変わりはないため、同じく磨耗・変形防止を図ることが
できる。
【0056】(6) 実施例1において、凸部26の当
接面26bに、スプリングピン25の曲率に対応する凹
面を設けてもよい。すると、スプリングピン25のよう
な円筒状部材であっても、当接面26bに対して面接触
させることができる。
【0057】(7) 実施例1において、例えばスプリ
ングピン25の断面形状を円形状ではなく半円状や四角
状等にすることにより、スプリングピン25の周面に平
面部部を設けておくことがよい。この構成であると、特
に当接面26b側の磨耗・変形を防止できる。
【0058】(8) スクリューシャフト20,30,
38,46やリードスクリュー18を硬い材料を用いて
形成してもよい。また、これらを全体的に硬くしなくて
もよく、例えば少なくとも接触する部分にあたる箇所
を、金属やセラミックス等の硬い皮膜で被覆することと
してもよい。
【0059】(9) 当接部26が形成される箇所はロ
ータ10側、即ち回転運動をする部材側であれば足りる
ため、例えばスリーブ16壁面の複数の箇所を内方に折
り曲げることにより、複数の当接部を形成することとし
てもよい。
【0060】(10) 実施例1〜3の弁の構成に代
え、弁体23の位置を弁座8よりも下側に、即ち還流通
路5の入口ポート6側に配置した構成としてもよい。 (11) 本発明は、スクリューシャフト20,30,
38,46が弁を直接的に開閉するものに限定されるこ
とはなく、弁を間接的に開閉するものに具体化すること
も可能である。勿論、電動式EGRバルブ1,36以外
のバルブに具体化することも可能である。さらには、バ
ルブに具体化するばかりでなく、例えば各種アクチュエ
ータ等に具体化することも可能である。
【0061】(12) 実施例1において使用したピン
はスプリングピン25に限定されることはなく、それ以
外の他の好適なピンを貫通孔24へ圧入してもよい。 (13) また、実施例3において翼状突起を32を別
部材にて形成し、その翼状突起32をスクリューシャフ
ト38に圧入、溶接または接着等の方法により固定する
ようにしてもよい。さらに、翼状突起32を樹脂成形等
により形成し、その後スクリューシャフト38にアウト
サート成形して固定するようにしてもよい。
【0062】(14) 基準位置決定機構としても機能
する本発明の抜け止め機構を、単に抜け止め機構として
使用してもよい。即ち、係合突部25aが片側のみにあ
るときに比べて衝撃を小さくできるからである。従っ
て、肉厚化等といった補強対策をそれほど講じる必要が
ない。ゆえに、スクリューシャフト20,30等の小型
化・軽量化が可能である。
【0063】ここで特許請求の範囲に記載された技術的
思想のほかに、前述した実施例によって把握される技術
的思想をその効果とともに以下に列挙する。 (1) 請求項8において、スプリングピンの周面に平
面部分を設けること。この構成であると、特に当接部側
の磨耗・変形を防止できる。
【0064】なお、本明細書中において使用した技術用
語を次のように定義する。 ・すえ込み圧造: 金型間に金属素材を配置した状態で
圧縮成形を行う加工法をいい、例えば熱間鍛造、温間鍛
造、冷間鍛造等といった加工法をいう。
【0065】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1〜8に記
載の発明によれば、複数の係合突部とそれらに対応する
複数の当接面とを設けているため、両者の磨耗・変形が
確実に防止される。従って、長期間にわたって正確なス
クリューシャフトの移動制御ができるとともに、耐久性
を向上させることができる。
【0066】特に請求項2の発明によれば、スクリュー
シャフトの非突出端側に係合突部を設けた構成であるた
め、組み付けが容易になる。請求項3の発明によれば、
翼状突起の圧造面と係合部とが面接触することになるた
め、磨耗・変形が極めて起こりにくくなり、耐久性等を
よりいっそう向上させることができる。しかも、低コス
ト化や構成簡略化を達成することができる。請求項4,
5の発明によれば、スクリューシャフトの移動制御をよ
り正確に行うことができる。請求項6の発明によれば、
加工コストの低減及び動作不良の防止を達成することが
できる。請求項7の発明によれば、磨耗・変形が起きた
ときの修理が容易になる。請求項8の発明によれば、比
較的構成を簡略にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例1の電動式EGRバルブの全体を示す
縦断面図である。
【図2】 (a)は図1の電動式EGRバルブに使用さ
れるリードスクリューを備えるロータを示す縦断面図、
(b)は(a)のA−A線における断面図、(c)はス
クリューシャフトを示す部分側面図、(d)はスクリュ
ーシャフトの底面図である。
【図3】 (a),(c)は実施例2の電動式EGRバ
ルブに使用されるスクリューシャフトの製造手順を示す
部分側面部、(b),(d)はその概略平面図である。
【図4】 実施例3の電動式EGRバルブの全体を示す
縦断面図である。
【図5】 (a)は図4の電動式EGRバルブに使用さ
れるスクリューシャフトを示す部分斜視図、(b)は
(a)のB−B線における断面図、(c)は回り止め部
材を示す斜視図である。
【図6】 別例のリードスクリューを示す部分斜視図で
ある。
【図7】 別例のリードスクリューを示す部分斜視図で
ある。
【図8】 従来の電動式EGRバルブを示す断面図であ
る。
【図9】 (a)は従来の電動式EGRバルブに使用さ
れるリードスクリューを備えるロータを示す縦断面図、
(b)は(a)のC−C線における断面図、(c)はス
クリューシャフトを示す部分側面図、(d)はスクリュ
ーシャフトの底面図である。
【符号の説明】
1,36…電動式EGRバルブ、9…ステータ、10…
ロータ、19…雌ねじ部、20,30,38,46…ス
クリューシャフト、21…雄ねじ部、24…貫通孔、2
5a…係合突部、26…当接部としての凸部、32,4
8…係合突部としての翼状突起、32a…圧造面、34
…くびれ部、37…回り止め部としての回り止め部材、
41…スリット、41a…ガイド面。
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 日藝 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 池田 譲 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステータ内に回転可能に収容されかつ内部
    に雌ねじ部が形成されたロータと、前記雌ねじ部に係合
    する雄ねじ部を有するスクリューシャフトとを備えると
    ともに、前記ロータの回転運動を前記スクリューシャフ
    トの直線運動に変換するモータにおいて、 前記スクリューシャフト周面の複数の箇所に係合突部を
    設けるとともに、前記ロータ側における前記各係合突部
    に対応する複数の箇所に、前記各係合突部が前記スクリ
    ューシャフトの周方向から当接しうる当接部を設けた直
    動変換モータのスクリューシャフトの抜け止め機構。
  2. 【請求項2】前記係合突部を、前記スクリューシャフト
    の前記雄ねじ部よりも非突出端側に形成した請求項1に
    記載の直動変換モータのスクリューシャフトの抜け止め
    機構。
  3. 【請求項3】前記係合突部は、前記スクリューシャフト
    の非突出端をすえ込み圧造することによって形成された
    翼状突起であり、前記翼状突起は、前記スクリューシャ
    フトの軸線方向に平行な圧造面を有している請求項2に
    記載の直動変換モータのスクリューシャフトの抜け止め
    機構。
  4. 【請求項4】前記翼状突起は、前記スクリューシャフト
    の軸線を基準としてほぼ回転対称な位置関係にある請求
    項3に記載の直動変換モータのスクリューシャフトの抜
    け止め機構。
  5. 【請求項5】前記翼状突起は、前記スクリューシャフト
    の前記雄ねじ部よりも非突出端側にあらかじめ設けられ
    たくびれ部よりも、さらに非突出端側となる箇所をすえ
    込み圧造することによって形成されたものである請求項
    4に記載の直動変換モータのスクリューシャフトの抜け
    止め機構。
  6. 【請求項6】前記ステータ側に回り止め部を設けるとと
    もに、その回り止め部に前記各翼状突起が直線移動でき
    る程度のスリットを形成し、そのスリットに前記スクリ
    ューシャフトの直線移動距離よりも長いガイド面を設け
    た請求項5に記載の直動変換モータのスクリューシャフ
    トの抜け止め機構。
  7. 【請求項7】前記係合突部は、前記スクリューシャフト
    の周面から突出するピンの一部である請求項1または2
    に記載の直動変換モータのスクリューシャフトの抜け止
    め機構。
  8. 【請求項8】前記係合突部は、前記スクリューシャフト
    の半径方向に沿って形成された貫通孔内に嵌入されるス
    プリングピンの両端部である請求項7に記載の直動変換
    モータのスクリューシャフトの抜け止め機構。
JP20430494A 1994-08-06 1994-08-06 直動変換モータのスクリューシャフトの抜け止め機構 Pending JPH0851755A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20430494A JPH0851755A (ja) 1994-08-06 1994-08-06 直動変換モータのスクリューシャフトの抜け止め機構
DE19528735A DE19528735A1 (de) 1994-08-06 1995-08-04 Motor zur Umwandlung der Drehung einer Welle in eine lineare Bewegung
KR1019950024470A KR960008139A (ko) 1994-08-06 1995-08-04 직동 변환 모터의 스크류 샤프트의 회전 방지 및 분리 방지 기구
US08/901,318 US5784922A (en) 1994-08-06 1997-07-28 Motor for converting rotation of a shaft to linear movement

Applications Claiming Priority (1)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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