JPH08512326A - 免疫調節、補強治療のための製剤組成物 - Google Patents

免疫調節、補強治療のための製剤組成物

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JPH08512326A
JPH08512326A JP7504272A JP50427295A JPH08512326A JP H08512326 A JPH08512326 A JP H08512326A JP 7504272 A JP7504272 A JP 7504272A JP 50427295 A JP50427295 A JP 50427295A JP H08512326 A JPH08512326 A JP H08512326A
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    • A61P37/04Immunostimulants

Abstract

(57)【要約】 代謝ストレッサーの2−デオキシ−D−リボースと、更なる活性成分、即ちリボース、DL−アラニン、ニコチン酸、L−アスコルビン酸、チアミン及びグルタミン酸アミドを含有する免疫調節、補強療法用の製剤組成物は免疫調節、補強療法と免疫系の弱化予防を意図するものである。

Description

【発明の詳細な説明】 免疫調節、補強治療のための製剤組成物発明の分野 本発明は免疫調節、補強(アジュバント)治療用及び免疫系の弱化予防用の製 剤に関する。発明の背景 色々な免疫不全症、自己免疫疾病及び悪性疾病の治療に現在使用されている免 疫調節組成物は、それらの組成と起源により、いくつかの群に分けられる。これ ら組成物の1つの重要な群は、例えば動物組織の抽出で産生される胸腺ホルモン により調製されるもので、胸腺V−フラクション[ホフマン・ラロシュ社(Hoff mann LaRoche)]、チモデュリン(Thymodulin)及びロイコトロピナ(Leucotro pina)[エレム社(Ellem)]、チムノックス(Tymunox)[シラグ社(Cilag) ]又はTFX[ポルファ社(Polfa)]なる商品名で販売されている。基礎医学 研究の分野で特に大きく注目されている更に他の1群の免疫調節化合物はサイト カイン類(cytokins)で、これらは免疫応答を細胞レベルで制御する主要化合物 である。遺伝子工学の技術によれば、免疫調節組成物の活性成分である組み換え 蛋白質、例えばロフェロン(Roferon:インターフェロン アルファー2)(ホ フマン・ラロシュ社)又はニューポゲン(Neupogen)なる商品名で販売されてい る造血成長因子G−CSF(ホフマン・ラロシュ社)の製造が容易になる。既に 古典的な療法になっているインターロイキン−2の使用による療法が感染症の免 疫療法 会議(the congress IMMUNOTHERAPY OF INFECTIONS)[ベルリン(Berlin )、1993年5月4〜7日)において、特に患者の一部に認められる不全(fa iling)の観点から議論された。白血球の透析物も非常に評判のよい免疫調節剤 である。これらの免疫調節剤はチェコ共和国では伝達因子[セバク社(Sevac) ]として知られている。これらの、最も古いが今もなお最もしばしば使用されて いる薬剤には、細菌膜の成分から誘導される選択された抗原のその補強(アジュ バント)活性に基づく化合物、例えばスタバ(Stava)(セバク 社)、オリモスチムリン(Olimostimulin)[メディカル・ファキュルティー・ オブ・ザ・パラッキー・ユニバシティー(Medical Faculty of the Palacky Uni versity)、オロモウク(Olomouc)]が属する。東洋医学、特に中国医学は、古 くからの伝統に基づいて、植物起源の免疫剌激化合物及び今日の欧州の研究(感 染症の免疫療法、ベルリン、1993年5月4〜7日)の水準にあるそれらの活 性に関する機構に非常に大きな注意を払っている。 ギリシャ特許第72 440号明細書[T.H.アリビザトス博士(Dr.T.H.A livizatos)]により知られている、D−リボース、DL−アラニン、ニコチン 酸及びアスコルビン酸の混合物を含有する組成物も、この組成物が代謝平衡を再 構築し、生物の免疫を強化することができるので、顕著な免疫調節活性を有する 組成物であると考えられるだろう。 免疫調節療法に関する今日の考え方によれば、目標とされる作用が生物の免疫 において遂行されるが、いかなる製剤であってもその作用が及ぶ領域とその作用 の性格をきっちり定めることが必要であるとされる。今もなおよく使用される免 疫調節化合物では、このような定義は非常に複雑かつ困難である。これら全ての 困難性の理由は、一方ではこれら免疫調節化合物のあるものは生物資源から得な ければならないことにあり(従って、それらの有り得る生物活性を全て定義する ことは困難である)、他方ではこれら化合物は全てそれらの作用を免疫系の調節 球(regulating spheres)に限局化することを不可能にする多数の生物活性を有 することにある。個々のサイトカインを投与することに基づく療法は、今日の経 験によれば、サイトカイン類の受容体が自己調節機構を含む結果である多数の危 険によって複雑になると共に、それに続いて免疫系の効率が低下して行く。外因 性のサイトカインによる免疫系の活性化は、天然の成分がそれ以上は存在しない ので、価値が十分なものではないことも知られている。この理由から、免疫系を 、天然の調節、制御球(regulating and controlling spheres)が全て伴われて いる下での意味で“生理的レベル”において、活性化する免疫調節製剤を製造す ることが非常に望ましいことであると思われる。発明の説明 本発明の対象は、代謝ストレッサー(metabolic stressor)を含有する、免疫 調節、補強(アジュバント)療法のための製剤組成物にある。この発明は免疫応 答の調節と代謝ストレッサーによるこの応答の可能な影響に関する公知の情報に よる前記のギリシャ特許明細書による知識を広げるものである。代謝ストレッサ ーは毒性がない天然の化合物であって、この場合はサイトカイン類の産生に影響 を及ぼし得る、免疫応答を細胞レベルで調節する真の調節剤を意味する、D−単 糖類の1つのデオキシ誘導体である。 本発明の対象は次の成分: D−リボース 10 〜35g 2−デオキシ−D−リボース (代謝ストレッサー) 10 〜35g DL−アルファーアラニン 2 〜12g ニコチン酸 2 〜10g L−アスコルビン酸 7 〜20g チアミン 0.2 〜 2g グルタミン酸アミド 0.01〜15g を含有する免疫調節、補強(アジュバント)療法のための製剤組成物であって、 これらの成分は生理食塩水1000gに溶解されている。 D−単糖類のデオキシ誘導体の存在により、前記のギリシャ特許明細書と比較 して、免疫系に対する目標とされる作用、及びより広い範囲の免疫欠損症と免疫 系に基づく疾病、特に自己免疫疾病及び腫瘍に関する疾病の治療のための製剤の 使用が可能となる。発明の実施例 実施例1 態様Aによる1つの製剤の組成は次の通りであって、 D−リボース 10g 2−デオキシ−D−リボース 10g DL−α−アラニン 2g ニコチン酸 2g アスコルビン酸 7g これら成分を生理食塩水1000gに溶解した。 実施例2 特定の抗体の産生に対する実施例1の製剤の活性 特定の抗体はオボアルブミンによる免疫処置後7日目にELISAによりC3 Hマウスの血清で調べた。態様Aによる製剤を0.2mLずつi.p.で5回反 復投与した。結果を次の表に示す: 表に示された値から、この態様による製剤は特定の抗体の産生を著しく促進す ることは明らかである。 実施例3 ミトゲンによって誘発される牌細胞の増殖、及び混合リンパ球反応に 対する態様A(実施例1)による製剤の活性 試験は液滴懸垂法(method of pending droplets)を用いて行った。態様Aに よる製剤はC3H−マウスに対してi.p.で3×0.2mLの量で与えられた 。最後の投与から1日後に牌臓を取り出し、試験を行った。ミトゲンとしてコン カナバリン(conkavallin)A(CON A)、フィトヘムアグルチニン(PH A)及びリポ多糖類(LPS)を用いた。この試験では、混合リンパ球の培養物 (MLR)に対してDBA/1−マウスから取った牌細胞を同種異系抗原として 用いた。 この試験の結果を次表に示す。 この結果から、この態様による本発明の製剤はCONA、PHA及びLPSで 誘発されるリンパ球の増殖を剌激しないことは極めて明白である。この増殖の抑 制に気づくことは全く可能なことである。 実施例4 本発明・態様Bによる製剤の定量的組成物 次の: D−リボース 35g 2−デオキシ−D−リボース 35g DL−α−アラニン 12g ニコチン酸 10g L−アスコルビン酸 20g を生理食塩水1000mLに溶解した。 実施例5 特定の抗体の産生に対する態様Bによる製剤の活性 特定の抗体はオボアルブミンによる免疫処置後7日目にELISAによりC3 Hマウスの血清で調べた。態様Bによる製剤をi.p.で0.2mLずつ5回反 復投与した。結果を次の表に示す。 この結果から、態様Bによる製剤は特定の抗体の産生を刺激しないことは明ら かである。 実施例6 ミトゲンによって誘発される牌細胞の増殖、及び混合リンパ球反応に 対する態様Bによる製剤の活性 試験は液滴懸垂法を用いて行った。態様Bによる製剤はC3H−マウスに対し てi.p.で3×0.2mLの量で投与された。最後の投与から1日後に牌臓を 取り出し、試験を行った。ミトゲンとしてコンカナバリンA(CON A)、フ ィトヘムアグルチニン(PHA)及びリポ多糖類(LPS)を用いた。この試験 では、混合リンパ球の培養物(MLR)に対してDBA/1−マウスから取った 牌細胞を同種異系抗原として用いた。 この結果から、態様Bによる製剤はCON A、PHA及びLPSで誘発され るリンパ球の増殖をわずかに刺激することは明白である。 注: この試験では、世界保健機構(World Health Organization)が他の又は新し い製剤を比較するのによい適切かつ一般的に有効な免疫調節製剤を未だ定めてい ないので、通常の標準は使用しなかった(免疫調節製剤の性格について定義する と言う問題は公知の技術状態に関する項で既に議論された)。 実施例7 マウス中での黒色腫B16の増殖に対する態様Bによる製剤の活性 マウスの黒色腫B16を株C57B16の20匹のマウスに右側、皮内に移植 した。移植体が治癒して(inhealing)から、製剤を体表面にGrossmann V、 記載によるヒト(man)/マウスに使用した量の転化後に投与した。それは、各 マウスには常にその尾の静脈に態様Bによる製剤を0.04mL与えたことを意 味する。製剤は28日間に5回の投与毎に2日の間隔を置いて20回投与した。 対照マウスには同量の生理食塩水を与えた(黒色腫B16が移植されたマウス1 0匹)。3日毎に腫瘍を観察し、それらの大きさをスライド式キャリッパー(sl ide calliper)を使用して計った。同時に、これらマウスの成長曲線と体重を測 定した。態様Bによる製剤の使用による治療の途中では、試験群と対照とで腫瘍 の大きさに著しい差があることを証明することが可能であった。治療終了後には 、この差は既に有意なものでなくなっていた。明らかに、この製剤の最適投与方 式を見いだし、そしてこの製剤の活性と治療開始前の腫瘍の量との相関関係を明 らかにすることが必要である。 グラフ1、2及び3にマウスの体重変化、腫瘍の相対的容積及び腫瘍の相対的 表面指数をそれぞれ示す。 実施例8 ラットにおける白血病の進行に対する態様Bによる製剤の活性 1つの方向付け試験において、株SD/Ipcvのラットにおける白血病の進 行試験を行い、それに続いてラットの体重、生存率、また血液学的値を求めた。 態様Bによる製剤の投与前の個々のタイプの細胞についての血液学的値は次の通 りであった: 赤血球 8,050,000 白血球 12,300 血小板 826,000 識別値(differentially): 芽球エレメント(blastic elements) 4 骨髄球 0 後骨髄球 6 杆状体 0 セグメント(segments) 25 好酸球 0 単球 4 リンパ球 56 X−細胞 9 製剤は尾の静脈に投与した。使用量は体表面に関するヒト/マウスの比に従っ て記した(実施例7を参照されたい)。 5回目の投与後に血液学的値は次のように変化した: 赤血球 7,350,000 白血球 10,900 血小板 982,000 識別値: 芽球エレメント 4 骨髄球 0 後骨髄球 3 杆状体 0 セグメント 46 好酸球 0 単球 3 リンパ球 35 X−細胞 9 同一の値を毎週求めた。治療終了後、次の値が得られた: 赤血球 6,310,000 白血球 9,300 血小板 1,162,000 識別値: 芽球エレメント 0 骨髄球 0 後骨髄球 0 杆状体 2 セグメント 39 好酸球 0 単球 6 リンパ球 51 治療終了後、それら動物を更に4週間試験を続け、この期間の終わりに次の値 を得た: 赤血球 8,700,000 白血球 8,400 血小板 778,000 識別値: 芽球エレメント 0 骨髄球 0 後骨髄球 0 杆状体 1 セグメント 22 好酸球 1 単球 4 リンパ球 72 X−細胞 0 全試験中、動物の体重を測定した。この値は8週間の途中で余り変わらず、ま た動物の臨床的状態にも変化が余りなかった。これらの結果から、態様Bによる 製剤の使用による治療の下では、治療を受けた動物の血液学的所見を“標準化” することが可能であった。 この実施例で得られた結果は血液学的腫瘍疾病に対する、また腫瘍疾病の治療 用製剤に対して設定された条件の下での骨粗しょう症に対するこの製剤の活性に 関する目的とされた試験に対して1つの出発資料として役立つだろう。 実施例9 態様Bによる製剤のマウスとラットにおけるi.v.とi.p.によ る単一投与後の急性毒性の限界(limit)試験 試験を行うために、通常の飼育法により得た年齢6週間の株NMRIのマウス を使用した。i.v.投与の場合、雄の体重は31〜37gで、雌の体重は27 .5〜32gであり、またi.p.投与の場合は雄の体重は32〜37gで、雌 の体重は28〜33.5gであった。 態様Bによる製剤は両投与モード共2mL/100gの用量で投与した。i. v.投与は尾の静脈に行い、またi.p.投与は腹腔の左下方1/4の所に行っ た。これらのマウスは空調室の中で生活環境を規制、制御して(12時間明かり を付け、12時間暗くする;温度23〜25℃;相対湿度50〜70%)、ポリ プロピレン製の檻[タイプT3のベラツ(Velaz)]に、雌の場合は5匹ずつグ ループ分けして入れて置いた。雄は、ポリプロピレン製の檻(タイプT2のベラ ツ)の中では攻撃的になるので、1匹ずつ消毒した木材のカンナ屑から成る敷き わらに置いた。これらのマウスには試験全期間中随意に粒状にした餌ST 1( ベラツ)と飲料水を与えた。 これらマウスの臨床的健康状態と挙動を製剤の投与後21日間毎日追跡し、そ して1週間に一度体重を測定した。この試験期間の終了時にそれらマウスを全て 肉眼検査で病理学的に調べた。 試験は国際的に評価の高い、急性毒性を研究するためのOECD規定に従って 行った。 臨床検査:i.v.投与の後、深い規則的なブリージング(breezing)が観察 され(投与直後から投与30分後まで)、それからマウスに行われた検査期間の 終点までいかなる臨床的な毒性症状も観察できなかった。成長曲線もいかなる有 意の変化も示さず、投与された製剤の毒性作用は随意に選べる(optional)もの であることが証明された。i.p.投与の後に、深いブリージング、更には“書 き(write)”動作様痙攣の足跡を付けての痙攣歩行が観察された。30分後と それ以降の全期間を通じて、それらマウスにはいかなる臨床的毒性症状も現れな かった。上記の試験中に、i.v.投与後もi.p.投与後も、マウスの死亡は 観察することができなかった。21日の試験期間が終わった時点に、マウスを肉 眼検査で病理学的に調べた。i.v.投与後では、雄にも雌にもその腹腔及び胸 腔の諸器官に常態に対する病理学的な偏移は全く証明されず、また投与場所にも 病理学的変化を全く観察することができなかった。i.p.投与の場合の観察結 果も同じであったが、牌臓の表面に白みがかったコーティングを観察することが でき、また牌臓は一部又は全体が胃に付着し、更に腎臓は少し軽くなっていた。 上記の結果によれば、国際的に評価の高い、製剤の急性毒性の研究に関するO ECDの諸規定の下での急性毒性の限界試験で、20mL/kgの用量の場合、 雌雄両性のマウスに対してi.v.又はi.p.投与した後いかなる毒性症状も 証明されず、またマウスの死亡も証明することができなかった。 更なる試験のために、年齢6週間の、ウィスター(Wistar)株のラット を使用した(通常の飼育)。i.v.投与の場合、雄の体重は194〜209g で、雌の体重は159〜170gであり、またi.p.投与の場合は雄の体重は 190〜215gで、雌の体重は161〜175gであった。 態様Bによる製剤は両投与タイプ共2mL/100gの量で投与された。i. v.投与は尾の静脈に行い、またi.p.投与は腹腔の左上方1/4の所に行っ た。これらのラットは空調室の中で生活環境を規制、制御して(12時間明かり を付け、12時間暗くする;温度23〜25℃;相対湿度50〜70%)、消毒 した木材のカンナ屑から成る敷きわらを敷いたポリプロピレン製の檻(タイプT 4のベラツ)に、同性のラットを5匹ずつにグループ分けして入れて置いた。こ れらのラットには試験全期間中随意に標準の粒状にした餌ST1(ベラツ)と飲 料水を与えた。 これらラットの臨床的健康状態と挙動を製剤の投与後21日間毎日追跡し、そ して1週間に一度体重を測定した。この試験期間の終了時にそれらラットを全て 肉眼検査で病理学的に調べた。 試験は国際的に評価の高い、急性毒性に関する研究のためのOECD規定に従 って行った。 臨床検査:i.p.投与、及びi.v.投与の後、深い規則的なブリージング が観察されると共に、製剤の投与後5時間まで彼行挙動が僅かに観察することが できた。残りの全期間を通じてラットにいかなる臨床症状も観察されなかった。 成長曲線もいかなる有意の変化も示さず、投与された製剤の毒性作用は随意に選 べるものであることが証明された。この試験中に、製剤のi.v.投与後もi. p.投与後も、ラットの死亡は認められなかった。 ラットについて行った21日間の試験期間が終わった時点に、それらラットを 肉眼検査で病理学的に調べた。i.v.投与後では、雄にも雌にもその腹腔及び 胸腔の諸器官に常態に対する病理学的な偏移は全く観察できず、また投与場所も 病理学的変化が無く、そのままであった。腎臓だけは少し軽くなっていた。i. p.投与の場合、その後の観察結果は雄と雌とで同じで、牌臓の表面に白みがか ったコーティングを観察することができ、また牌臓は一部又は全体が胃に付着し 、そして肝臓はそれら同士が付着し、かつ白みがかったコーティングを帯び、更 に腎臓は僅かに軽くなっていた。 OECD規定が要求する全検査範囲にわたり組織検査を行った。肝臓に対して は、局所的な慢性の増殖性肝炎を観察することができたが、その肝実質には病理 学的変化は無かった。肝臓に対する知見は正規の限界の下でのもので、肝皮質の 上皮細胞の一部にガラス質の沈着物を認めることができた。 上記の結果によれば、急性毒性試験のOECD規定の下で行われた、態様Bに よる製剤の20mL/kgi.v.又はi.p.の量での急性毒性の限界試験は 、雌雄両性のラットに何らの有意な毒性症状も引き起こさなかった。この試験中 にラットに死亡は認められなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI A61K 31/51 9454−4C A61K 31/51 C07H 3/08 8615−4C C07H 3/08 (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BG,BR,BY,CA, CN,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,L T,LV,MG,MN,NO,NZ,PL,RO,RU ,SD,SI,SK,UA,US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.次の成分: D−リボース 10 〜35g 2−デオキシ−D−リボース (代謝ストレッサー)10 〜35g DL−アルファーアラニン 2 〜12g ニコチン酸 2 〜10g L−アスコルビン酸 7 〜20g チアミン 0.2 〜 2g グルタミン酸アミド 0.01〜15g を生理食塩水1000gに溶解して含有していることを特徴とする免疫調製、補 強治療のための製剤組成物。 2.静脈内投与に適した形をしていることを特徴とする、請求の範囲第1項に 記載の製剤組成物。 3.腹腔内投与に適した形を有することを特徴とする、請求の範囲第1項に記 載の製剤組成物。 4.免疫調節、補強治療用の、請求の範囲第1〜3項のいずれかに記載の製剤 組成物を製造するための、2−デオキシ−D−リボースの使用。
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