JPH08510540A - 大型構造物のための運動ダンパ - Google Patents

大型構造物のための運動ダンパ

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JPH08510540A
JPH08510540A JP7500512A JP50051294A JPH08510540A JP H08510540 A JPH08510540 A JP H08510540A JP 7500512 A JP7500512 A JP 7500512A JP 50051294 A JP50051294 A JP 50051294A JP H08510540 A JPH08510540 A JP H08510540A
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    • F16F7/127Vibration-dampers; Shock-absorbers using plastic deformation of members by a blade element cutting or tearing into a quantity of material; Pultrusion of a filling material

Abstract

(57)【要約】 ふたつの部材間に誘起された運動のエネルギーを吸収するために当該両部材間に介設されるダンパであって、鉛のような塑性変形可能なエネルギー吸収材(3)の本体を囲む硬いジャケット(1)と、誘起された運動のあいだ前記コアの中を移動して当該コアを変形させる軸(2)とからなる。軸は、正弦形状、螺旋状、ネジ状などの不規則な形状をしている。エネルギー吸収材は当該エネルギー吸収材のせん断降伏応力を好ましくはこえるほぼ静水圧を受けるようにすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 大型構造物のための運動ダンパ 本発明は一般に押し出しダンパ(extrusion damper)と呼ばれているタイプの ダンパに関するものであり、さまざまな構造物および装置において誘起された運 動や変位の効果を減少させるために用いられる。 本発明のダンパは、橋梁や建築物などの大型構造物に用いられ、地震や強風の 際に誘起される運動効果を減少させる。また大小の運動物体の運動を減衰させる ために用いてもよい。産業機械、エンジンなどの運動、洗濯機などの家庭用品か らの運動、あるいは何らかの運動、振動などを減衰させることが望まれる他のい かなるものからの運動を減衰させるために用いられる。さらに熱膨張により生じ る変位を減衰させるために用いることができる。本発明の押し出しダンパには、 種々の適用がある。 発明の背景 エネルギーを吸収するためにある材料の弾性または塑性変形を用いる押し出し ダンパとして知られている装置は、周知である。米国特許第3,833,093 号明細書は、典型的にはシリンダーである細長の外部ジャケットと、該ジャケッ トの内部で長手方向に移動する軸とのあいだに閉じ込められたエネルギー吸収材 から構成される押し出しダンパの一態様を記載している。吸収材は、典型的には 鉛であり、ジャケットおよび軸は典型的には鋼から形成される。ジャケットおよ び軸の対向する端部 は構造物におけるふたつの部材のあいだに連結される。該ふたつの部材は地震ま たは他の誘起された運動のあいだ互いに移動することが期待される。これらおよ び関連する装置についての一般的な検討は、アール アイ スキナー(R I Skin ner)、ダブリュ エイチ ロビンスン(W H Robinson)およびジー エイチ マクベリー(G H McVerry)による“イントロダクション トゥー サイズミッ クアイソレーション(An Introduction to Seismic Isolation)”(1993年 、ワイリー(Wiley))によってなされている。 鉛はいくつかの理由で、好ましい変形しうるエネルギー吸収材である。第1に 、鉛は室温で約10.5MPaの剪断応力で降伏することであり、この10.5 MPaは他の金属や同等の可塑性材料に比べて小さい。第2に、鉛は再結晶およ び比較的急激な降伏変形後の関連プロセスにより、鉛の機械的特性を回復するこ とである。鉛は常温における周期的な剪断のもとでの硬化加工に対してきわだっ た抵抗を与える。第3に、これらの特性を示すために要求される純度で容易に入 手できることである。 実際にはかかるダンパは、構造物に付与されるある運動を減衰させることによ って、損傷に対して特定の構造物を保護するために個々に設計される。かかるダ ンパのふるまいは、ほぼ矩形の力−変位ヒステリシスループと、振動数の広い範 囲にわたって実質的に独立した比率とを有する理想クーロンダンパ(Coulomb da mper)の挙動によってかなり正確に近似される。かかる装置の性能の研究が進行 している。 発明の要旨 本発明の目的は、免震および他の用途のための、そのようなタンパの改良され た性能を提供することである 本発明は、概して、ふたつの部材間に誘起された運動を減衰させるために当該 両部材間に介設されるダンパであって、前記部材の一方に連結される細長の外部 ジャケット手段と、該ジャケット手段内に収容される塑性変形可能なエネルギー 吸収材の本体と、前記部材の他方に連結され、その全長にわたって変化する形状 を有し、かつ前記誘起された運動のあいだ前記エネルギー吸収材の中を移動させ られる軸とからなるダンパからなる。 本発明のダンパの一態様において、軸は、交互にあらわれる多数の縮径部と多 数の拡径部とを含んでいる。 本発明のダンパの他の態様において、軸は実質的に一定の断面を有しており、 この断面は少なくとも軸長の一部にわたって軸の中心軸から周期的に変位してい る。その結果、軸は軸の全長にわたって正弦形状、または振幅もしくは振動数が 規則的もしくは不規則である、他の「波」形状である。 本発明のダンパのさらに他の態様において、軸は、軸長の少なくとも一部にわ たって軸の中心軸の回りを周期的に回転する楕円形横断面を有しており、このた め当該軸は螺旋形状を呈している。 軸はエネルギー吸収材と直接接触してもよいし、またはその代わりに、エネル ギー吸収材内に埋設されておりかつ軸をとり囲んでいる一連の隣接する並列プレ ートを介して接触してもよい。前記プレートは、軸の動きにつれて、当該軸の移 動方向を横切るように前記エネルギー 吸収材の中でお互いに移動させられる。 エネルギー吸収材は当該吸収材の剪断降伏応力に少なくとも近いほぼ静水圧を 受けることが好ましい。前記エネルギー吸収材に加えられる静水は、当該エネル ギー吸収材の剪断降伏応力をこえるのが好ましい。前記静水圧は5MPa以上で あるのが好ましく、10〜100MPaの範囲であるのが最も好ましい。 エネルギー吸収材は鉛であるのが好ましいが、他の使用可能なエネルギー吸収 材として、鉛の合金、たとえば約200℃に昇温されたアルミニウム、すず、亜 鉛、しんちゅう、鉄、超プラスチック合金、および低い加工硬化率の他の材料を あげることができ、さらには鋼弾、ガラスビーズ、アルミナシリカ、シリコンカ ーバイドまたは他の非常に硬い粒状物などの密に充填された粒状物をあげること ができる。 本発明のダンパは、橋梁や建築物などの大型構造物における地震運動や非常に 強い風の一撃などからの運動を減衰させるために、免震用途に使用することがで きる。本発明のダンパは、何らかの運動、振動などを減衰させることが要求され る他のいかなる用途にも用いることができる。たとえば、本発明のダンパは、エ ンジンや他の産業機械の運動を減衰させるのに用いてもよい。家庭内においては 、本発明のダンパは、洗濯機、回転式乾燥機および皿洗い機において振動を絶縁 するのに用いることができる。本発明のダンパのうち小型のものは、「マイクロ アイソレータ(microisolators)」として、ビデオレコーダなどの機構などの高 感度の電子機器や他の類似の用途に用いることができる。本発明の押し出しダン パ は多数の用途が考えられ、本発明は免震ダンパのみに限定されるものではない。 図面の簡単な説明 本発明の好適なダンパを以下の図面を参照しつつ実施例によって説明する。 図1は本発明のダンパの一態様の透視図、 図2は図1のダンパの縦方向断面図、 図3は図1および図2のものに類似する、本発明のダンパの他の態様の縦方向 断面図、 図4は図1および図2のものに類似する、本発明のダンパのさらに他の態様の 縦方向断面図、 図5は図1および図2のものに類似する、本発明のダンパの他の態様の縦方向 断面図、 図6は本発明のダンパのさらに他の態様の縦方向断面図、 図7は図6のものに類似する、本発明のダンパの他の態様の縦方向断面図、 図8は図6のものに類似する、本発明のダンパの他の態様の縦方向断面図、 図9および図10は本発明の押し出しダンパの説明において参照するモールの 円構成、 図11は図1および図2に示したタイプの押し出しダンパに適用されるテスト を模式的に示す、対時間軸変位のグラフ、 図12は、図11の変位サイクルに曝される、図1および図2に示したタイプ の押し出しダンパの、時間に対する負荷抵抗のグラフ、および 図13は変位に対する図11のテストサイクル中にあらわれる負荷抵抗のグラ フであり、連続サイクルに対する連続履歴現象リーフを示す。 好適な態様の説明 図1〜5に示したダンパは各々外部ジャケット1を具備しており、この外部ジ ャケット1は、典型的には鋼で形成され、図示するように円筒形であってよいが 、たとえば楕円形などの他の横断面形状のものであってもよい。軸2は各々のば あいにおいて外部ジャケット1を貫いて矢印Aの方向に縦に動くことができる。 軸は外部ジャケット1内の中央に配置される必要はなく、幾分オフセットされて いてよい。軸2も、典型的には鋼で形成される。 本発明によれば、軸2は軸の全長にわたって変化する形状を有する。図2のダ ンパでは、軸は正弦状に形成されている。すなわち、軸は軸の中心軸から離れて 周期的に変位する実質的に一定の横断面を有する。いかなる点においても軸の横 断面形状は、好ましくは四角ないしは矩形であるが、たとえば円形または楕円形 などの他の形状のものであってもよい。 図1〜5のダンパでは、一連の隣接する並列プレート4が軸を囲んでいる。各 プレート4は中心を貫通する四角ないしは矩形の孔を備えた、全体的に円形の形 状であってよく、四角ないしは矩形の横断面形状を有する軸のばあい、軸は前記 孔を通り抜ける。プレートはその代わりにたとえば、円形もしくは楕円形の軸の ためには、円形もしくは楕円形の孔を備えた、楕円形または他の全体 的な形状のものであってもよい。プレートは鋼、またはその代わりにガラスもし くは他の金属で形成することができる。好ましくは、O−リング(図示せず)が 各隣接するプレート4間に設けられる。O−リングはひとつのプレート面の円形 の溝の中に配置され、隣接するプレートの平坦な向かい合った面と接触し、プレ ートがお互いに対して摺動する際に、当該O−リングが両者のあいだをシールす る。外部ジャケット1と軸を囲むプレート4とのあいだのスペースには、鉛3な どの塑性変形可能なエネルギー吸収材が充填され、プレートが鉛の中に埋め込ま れるようになる。ダンパの両側のプレート4は外部ジャケットの一部を形成する 端プレート1aに対して摺動する。外部ジャケット1の両端の端プレート1aは 、図示するように、ボルト6で適所に固定される。 図1はダンパを外部から示し、図2〜5はダンパを縦方向断面で示している。 これらは構成上の変形を示しており、それについては後述する。 使用に際して、ダンパの外部ジャケット1は適当な機械的軸継手を介して建築 物または他の構造物のひとつの部材に連結され、軸は軸の端2bを介して別の部 材に連結され、当該別の部材は誘起された運動において前記ひとつの部材に対し て相対的に動くことができる。免震用途において、地震などのかかる運動中に、 軸1はダンパの中を移動させられる。正弦状に形成された軸が鉛3に埋設された 一連のプレート4を貫通して動くと、各プレート4は軸の移動方向を横切って鉛 の中をお互いに移動する。軸が動くと、プレートの積層体は鉛を横切って前後に 振動する。これは運動エネルギーの塑性変形エネル ギーおよび熱への変換によって、さらには再結晶および他の自発的な回復プロセ ス中の熱への変換によって減衰効果を生み出す。 図3は図2のものに類似するダンパを示しているが、正弦形状の軸2の振幅が 軸の端に向かうにつれて大きくなっている、つまり軸の中心軸から離れる軸の横 断面の変位が軸の中心から両端に向かうにつれて増加している点が異なる。この ダンパでは、ダンパにより示される負荷抵抗が軸の動きの両端に向かうにつれて 大きくなる。逆に、軸の動きに対する負荷抵抗は軸の変位の中心では低くなる。 これはダンパがある程度の初期減衰効果を提供する前に、ダンパに印加されるの に必要な力のしきい値を効果的に減少させる一方、たとえば強い地震において、 軸の動きが増大するにつれて減衰効果が増大する。 図4のダンパでは、中心軸から離れる軸2の横断面の変位の振動数は、軸の端 に向かうにつれて大きくなる。これは軸運動の両端でダンパによって提供される 負荷抵抗を相対的に増大させるのと実質的に同じ効果をもち、あるいはその代わ りに軸は軸の初期運動に必要な力のしきい値を低下させるように設計されてもよ い。この図および全ての図において、軸の波形の振幅は説明のために誇張されて いる。 本発明の他のダンパにおいて、中心軸からの軸の横断面の変位の振幅および振 動数を、軸の両端に向かうにつれて増大させるのを組み合わせる、つまり図3と 図4の軸の特徴を組み合わせることもできる。 図5のダンパでは、軸2は矩形の波状の軸ではなく、螺旋形に形成されている 、つまり軸は軸の中心軸の回り を周期的に回転する楕円形の横断面をもっている。このばあいも、軸3が誘起さ れた運動によって動くように強いられると、当該軸3はプレート4が鉛3内で振 動して減衰効果を作り出すようにする。 前述したように一連のプレート4を組み込んだダンパでは、軸2は容易に取り 外して別の特徴をもつ軸と交換できる。たとえば、とくに所望される減衰特性の ために、エンジニアが特別な軸デザインの「市販品」を指定してもよい。軸は鉛 3と直接接触しないので、軸の長寿命が期待される。 図2〜5のダンパにおいて、軸2は鉛の中に埋め込まれた一連の隣接する並列 プレート4を通して鉛3と接触するが、これは必須のものではない。波形または 螺旋形または他の形状の軸が、前述したように、直接鉛と、つまり軸が突き抜け る鉛3に埋め込まれたプレート4もしくは同等のものを介在せずに鉛と接触して もよい。図6は不規則な形状の軸2をもつ本発明の他のダンパを示しており、こ のばあい軸2は図示するように、軸の全長にわたって変化する直径をもっている 。図6のダンパでは、軸2は鉛3と直接接触する。鉛は軸2を囲む外部ジャケッ ト1の内部を完全に埋め尽くしている。シュブロンシール(chevron seals)な どの調整エンドシール(expanding end seals)8が外部ジヤケット1の両端に 設けられ、外部ジャケットの端プレート1aによって適所に保持される。このば あいも、免震用途において、地震などの運動のあいだ、軸2は鉛3の中を移動さ せられ、それは減衰効果を生み出す。 軸2はダブルスタート、またはツインカウンター回転 楕円として、または三角形または溝状の変形をもつものとして形成することがで きる。しかしながら、軸はいつでも鉛内に一定の軸体積を維持するように形作ら れ、鉛を圧縮しようとするダンパというよりはむしろ、軸が動くにつれて鉛がダ ンパ内で効果的に移動するようになることが望ましい。 本発明のダンパにおいては、鉛などのエネルギー吸収材が常に圧縮されている ように、エネルギー吸収材のせん断降伏応力に少なくとも近い、好ましくはそれ をこえる静水圧の下、予め応力をかけるようにしてもよい。5MPa以上、典型 的に10MPa〜30MPa、さらには100MPaまでのもしくはそれ以上の 鉛圧力が効果的であることが解っている。 静水圧の効果は、二次元で表される応力の適当なテンソル描写を可能にする、 図9および図10に示したモールの円構成を用いて簡潔に説明することができる 。本体に加えられる静水圧はそれに作用する3つの主要な応力の合計の3分の1 であると定義される。図9において、静水圧は0であり、主要な引張応力σx、 主要な圧縮応力σy、および最大せん断応力σ′xyはすべて等しい大きさであ る。図10において、せん断応力σ′xyに等しい静水圧pが加えられている。 そのときの最大せん断応力は本体が常に圧縮下にあるように0である。したがっ て、本体の張力が不足することはない。 鉛(もしくは他のエネルギー吸収材)に静水圧を加えるために様々な代わりの 構成が可能である。ゴムなどのエラストマー材のパッドもしくはディスク、ある いはばね鋼ディスクが、吸収材3の一端もしくは両端の外部ケ ーシング内に設けられてよい。外部ジャケットのエンドキャップ1aは、エンド キャップが嵌合され、完全にボルトで締められるとき、直接鉛と接触し、所望の 静水圧を鉛に加えるように設計することができる。螺合エンドキャップ、多数の スクリューインプラグ、もしくは様々な点で鉛と接触し、圧力を加える水圧駆動 プラグなどをその代わりに使用してもよい。図8では、吸収材は強化ゴムなどの エラストマー材層に完全に包まれて、静水圧を加える。 図7では、炭素繊維、青銅、もしくは強化ゴムなどのエラストマー材の円形の 編体をもつスリーブ10が軸2を囲んでいる。このスリーブ10は、当該スリー ブの外側と鉛3とのあいだが滑らかにされていることが望ましい。図8では、同 様のケーシング11が吸収材を完全に囲んでいる。 いずれのばあいにも、エネルギー吸収材3は軸2のまわりの外部ジャケット1 内の適所に直接注入することができる。図7および図8の実施例では、エラスト マーのスリーブ10またはケーシング11は軸2のまわりに注入したのち、鉛本 体の回りに伸ばされ、そののち軸と鉛が外部ケーシング1に圧入される。 前述したように、ダンパの全体的な横断面の形状は、円形、もしくはその代わ りに楕円形、四角形、矩形、あるいは他の所望の形状であってよい。 軸および他のダンパ部分をテフロン、磁器、窒化チタン、硬質セラミック材、 ガラスなどで任意に被覆してもよい。 ダンパの組立中に、構成部品が高温グリースまたは他 の滑剤で被覆されるのが好ましい。 本発明の押し出しダンパのテストに関する以下の説明が、さらに本発明を説明 するであろう: テスト1 ダンパは内径50mmで内部の長さが312mmの鋼製の円筒形外部ジャケッ トからなるように構成した。軸は矩形の横断面33mm×35mmの正弦形状の 軸とした。各正弦波動は42.85mmの波長と、軸長を通じて一定である±2 mmの波の振幅を有していた。軸は直径102.5mmで厚さ10mmの31個 の円形鋼プレートの中心を貫通していた。99.9%の純度の鉛が外部ジャケッ トと外部ジャケット内で軸を囲むプレート間の適所に注入された。軸および全て のプレートは組立の前に高圧潤滑剤で被覆した。外部ジャケットのエンドキャッ プをボルトで締め、鉛にほぼ30MPaの静水圧を加えた。インストロンテスト 機によりダンパを200mm/分の最大クロスヘッド速度、および250kNの 最大力で、変位±195mmの軸運動のサイクルに委ねた。装置の全長は軸のス トローク長より短いものであった。その結果はインストンに接続されたチャート レコーダーにデータロガーによって直接記録された。図11は軸の対時間変位を 示す。図12はダンパによって示された対時間負荷抵抗を示す。図13はダンパ によって示された対変位負荷抵抗を示し、連続サイクルに対する連続履歴現象ル ープを示す。延長したテストののち、サイクル毎の減衰力および吸収されたエネ ルギーは開始時の値の20%以内であった。延長テストの完了時に、ダンパをテ ストリグから取り外し、分解した。鉛の中心部を目 視により検査し、良好な状態であることが解った。 以上、本発明とその好適な様々な態様を説明してきた。当業者に自明であろう 代替案および変更は請求の範囲において限定されるように本発明の範囲に含まれ るものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK ,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO, NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S K,TJ,TT,UA,US,UZ,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.ふたつの部材間に誘起された運動を減衰させるために当該両部材間に介設 されるダンパであって、前記部材の一方に連結される細長の外部ジャケット手段 と、該ジャケット手段内に収容される塑性変形可能なエネルギー吸収材の本体と 、前記部材の他方に連結され、その全長にわたって変化する形状を有し、かつ前 記誘起された運動のあいだ前記エネルギー吸収材の中を移動させられる軸とから なるダンパ。 2.前記軸が、交互にあらわれる多数の縮径部と多数の拡径部とを含む請求の 範囲第1項記載のダンパ。 3.前記軸が、当該軸長の少なくとも一部にわたって、軸の中心軸から周期的 に変位する実質的に一定の断面を有してなる請求の範囲第1項記載のダンパ。 4.前記軸が、当該軸長の少なくとも一部にわたって、軸の中心軸から実質的 に正弦形状に変位する一定の断面を有してなる請求の範囲第3項記載のダンパ。 5.軸の中心軸からの、軸の横断面の変位が、軸の端に向かうにつれて大きい 請求の範囲第3項または第4項記載のダンパ。 6.軸の中心軸からの、軸の横断面の変位の振動数が、軸の端に向かうにつれ て大きい請求の範囲第3項または第4項記載のダンパ。 7.少なくとも軸長の一部にわたって、軸が軸の中心軸を周期的に回る楕円形 断面を有してなる請求の範囲第3項記載のダンパ。 8.軸の横断面形状が円形または楕円形である請求の範 囲第3項、第4項、第5項、第6項または第7項記載のダンパ。 9.軸長の少なくとも一部にわたって、軸が螺旋形状である請求の範囲第1記 載のダンパ。 10.前記軸が、エネルギー吸収材内に埋設されておりかつ当該軸をとり囲んで いる一連の隣接する並列プレートを介して前記エネルギー吸収材と接触しており 、前記プレートが、前記誘起された運動のあいだ前記軸が外部ジャケットの中を 移動させられるときに、軸の移動方向を横切るように前記エネルギー吸収材の中 で互いに移動させられる請求の範囲第3項、第4項、第5項、第6項、第7項、 第8項または第9項記載のダンパ。 11.外部ジャケット内のエネルギー吸収材の本体が、エネルギー吸収材の剪断 降伏応力に少なくとも近いほぼ静水圧を受ける請求の範囲第1項、第2項、第3 項、第4項、第5項、第6項、第7項、第8項、第9項または第10項記載のダ ンパ。 12.エネルギー吸収材の本体が、エネルギー吸収材の剪断断降伏応力をこえる 静水圧を受ける請求の範囲第11項記載のダンパ。 13.エネルギー吸収材の本体が、10MPa以上の静水圧を受ける請求の範囲 第11項記載のダンパ。 14.エネルギー吸収材の本体が、20MPaをこえる静水圧を受ける請求の範 囲第11項記載の押し出しダンパ。 15.エネルギー吸収材が鉛である請求の範囲第1項、第2項、第3項、第4項 、第5項、第6項、第7項、第 8項、第9項、第10項、第11項、第12項、第13項または第14項記載の ダンパ。 16.軸がテフロン、磁器、窒化チタン、または他のセラミック材料、またはガ ラスで被覆されてなる請求の範囲第2項記載のダンパ。 17.1または2以上の添付図面を参照しつつ本明細書において実質的に記載さ れているダンパ。
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