JPH0851014A - 超電導マグネット装置 - Google Patents

超電導マグネット装置

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JPH0851014A
JPH0851014A JP6186048A JP18604894A JPH0851014A JP H0851014 A JPH0851014 A JP H0851014A JP 6186048 A JP6186048 A JP 6186048A JP 18604894 A JP18604894 A JP 18604894A JP H0851014 A JPH0851014 A JP H0851014A
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induction coil
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    • H01F6/02Quenching; Protection arrangements during quenching
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H7/00Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions
    • H02H7/001Emergency protective circuit arrangements specially adapted for specific types of electric machines or apparatus or for sectionalised protection of cable or line systems, and effecting automatic switching in the event of an undesired change from normal working conditions for superconducting apparatus, e.g. coils, lines, machines
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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    • Y02E40/60Superconducting electric elements or equipment; Power systems integrating superconducting elements or equipment

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 超電導コイルにクエンチ現象が発生しても、
液体ヘリウムの消費量を抑制し冷却能力の低下を防止す
ることが可能な超電導マグネット装置を得る。 【構成】 液体ヘリウム2に浸漬されてヘリウム容器1
内に収納される超電導コイル3と、磁気的に結合されヘ
リウム容器1と熱的に絶縁された誘起コイル12、およ
び作動することにより誘起コイル12の両端間に閉回路
13を形成するスイッチング素子14を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば医療用磁気共
鳴イメージング装置等に使用される超電導マグネット装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5はこの種の従来の超電導マグネット
装置の概略構成を示す断面図、図6は図5における超電
導マグネット装置の回路構成を示す回路図である。図に
おいて、1は液体ヘリウム2が貯留されたヘリウム容
器、3はこのヘリウム容器1内に、液体ヘリウム2に浸
漬されて収納される超電導コイル、4、5はヘリウム容
器1を囲繞するように2重に配設される輻射熱シールド
である。
【0003】6はこの輻射熱シールド5を囲繞するよう
に配設される真空容器で、真空雰囲気内にヘリウム容器
1および各輻射熱シールド4、5を収納している。7は
各輻射熱シールド4、5を冷却するための冷凍機であ
る。そして、これらヘリウム容器1、各輻射熱シールド
4、5および真空容器6のそれぞれは熱的に絶縁されて
いる。又、図6に示すように、超電導コイル3には保護
素子8および永久電流スイッチ(以下、PCSと称す)
9がそれぞれ並列に接続され、電流供給用リード10に
より真空容器6の外側に配設される励消磁用電源11に
接続される。
【0004】上記のように構成された超電導マグネット
装置の運転を行う場合には、まず、電流供給用リード1
0を取り付けた後、励消磁用電源11から電流を流して
励磁を行う。そして、所定の磁界出力になったところで
PCS9をONすることにより、電流を超電導コイル3
に閉じ込めた状態(永久電流モード)にする。これによ
り超電導マグネット装置特有の高い安定した磁界を得る
ことができる。その後、熱侵入を少なくするために電流
供給用リード10を取りはずし励磁が完了する。
【0005】一方、消磁を行う場合には、電流供給用リ
ード10を取り付け、励磁時の電流を励消磁用電源11
により流してPCS9をOFFする。そして、励消磁用
電源11により電流を零にして消磁を行い、電流供給用
リード10を取りはずし消磁が完了する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の超電導マグネッ
ト装置は以上のように構成されているので、何らかの原
因で超電導コイル3にクエンチ現象が発生した場合、超
電導コイル3はヘリウム容器1の内部に回路的には孤立
して配設されているので、超電導コイル3が持つ殆どの
エネルギーは、クエンチによって発生する抵抗によりジ
ュール熱に変わるため、超電導コイル3の温度が上昇し
てヘリウム容器1内の液体ヘリウムが大量に消費される
という問題点があった。
【0007】この発明は上記のような問題点を解消する
ためになされたもので、超電導コイルにクエンチ現象が
発生しても、液体ヘリウムの消費量を抑制することが可
能な超電導マグネット装置を得ることを目的とするもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る超電導マグネット装置は、液体ヘリウムが内部に貯留
されたヘリウム容器と、液体ヘリウムに浸漬されてヘリ
ウム容器内に収納される超電導コイルと、ヘリウム容器
を囲繞するように配設される輻射熱シールドと、輻射熱
シールドを囲繞するように配設され真空雰囲気内にヘリ
ウム容器および輻射熱シールドを収納する真空容器とで
構成された超電導マグネット装置において、超電導コイ
ルと磁気的に結合されヘリウム容器と熱的に絶縁された
誘起コイル、および作動することにより誘起コイルの両
端間に閉回路を形成するスイッチング素子を備えたもの
である。
【0009】又、この発明の請求項2に係る超電導マグ
ネット装置は、請求項1において、誘起コイルを輻射熱
シールドに取り付けたものである。
【0010】又、この発明の請求項3に係る超電導マグ
ネット装置は、請求項1において、誘起コイルを真空容
器に取り付けたものである。
【0011】又、この発明の請求項4に係る超電導マグ
ネット装置は、請求項1において、誘起コイルを真空容
器の外側に設けられた磁気シールドに取り付けたもので
ある。
【0012】又、この発明の請求項5に係る超電導マグ
ネット装置は、請求項1において、誘起コイルに所定の
値以上の電圧が誘起されると、スイッチング素子が作動
するようにしたものである。
【0013】又、この発明の請求項6に係る超電導マグ
ネット装置は、請求項1において、超電導コイルの所定
の2位置からそれぞれ取り出されたタップ間に所定の値
以上の電圧が誘起されると、スイッチング素子が作動す
るようにしたものである。
【0014】又、この発明の請求項7に係る超電導マグ
ネット装置は、請求項1ないし6のいずれかにおいて、
誘起コイルを複数個取り付けるようにしたものである。
【0015】
【作用】この発明の請求項1における超電導マグネット
装置の誘起コイルは、超電導コイルと磁気的に結合し
て、超電導コイルの持つエネルギーの一部を取り出し、
又、スイッチング素子は、誘起コイルの両端間に閉回路
を形成して、誘起コイルで取り出されたエネルギーを消
費する。
【0016】又、この発明の請求項2における超電導マ
グネット装置の誘起コイルは、輻射熱シールドに取り付
けられる。
【0017】又、この発明の請求項3における超電導マ
グネット装置の誘起コイルは、真空容器に取り付けられ
る。
【0018】又、この発明の請求項4における超電導マ
グネット装置の誘起コイルは、真空容器の外側に設けら
れた磁気シールドに取り付けられる。
【0019】又、この発明の請求項5における超電導マ
グネット装置のスイッチング素子は、誘起コイルに所定
の値以上の電圧が誘起されると、作動して誘起コイルの
両端間に閉回路を形成する。
【0020】又、この発明の請求項6における超電導マ
グネット装置のスイッチング素子は、超電導コイルの所
定の2位置からそれぞれ取り出されたタップ間に所定の
値以上の電圧が誘起されると、作動して誘起コイルの両
端間に閉回路を形成する。
【0021】又、この発明の請求項7における超電導マ
グネット装置の誘起コイルは、複数個取り付けられる。
【0022】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の実施例を図について説明す
る。図1はこの発明の実施例1における超電導マグネッ
ト装置の概略構成を示す断面図、図2は図1における超
電導マグネット装置の回路構成を示す回路図である。図
において、図5および図6に示す従来装置と同様な部分
は同一符号を付して説明を省略する。12は超電導コイ
ル3と磁気的に結合された誘起コイルで、輻射熱シール
ド4に取り付けられヘリウム容器1とは熱的に絶縁され
ている。13は誘起コイル12の両端に抵抗13aを有
して接続され、後述のスイッチング素子の作動で形成さ
れる閉回路、なお、抵抗13aは、誘起コイル自身が持
つ抵抗、または誘起コイルに接続された抵抗のどちらで
も良い。14は例えばダイオード等でなり誘起コイル1
2に所定の値以上の電圧が誘起されると作動するスイッ
チング素子、3aはクエンチにより超電導コイル3に発
生する抵抗である。
【0023】次に、上記のように構成された実施例1に
おける超電導マグネット装置において、超電導コイル3
にクエンチが発生した場合の動作について説明する。ま
ず、クエンチが発生した直後、超電導コイル3を流れる
電流i1(t)は、超電導コイルの3のインダクタンス
をL1、クエンチにより発生する抵抗をR1(t)とする
と、以下に示す式(1)を満たすように減少する。 L1*di1(t)/dt+R1(t)*i1(t)=0・・・・・(1) この時、誘起コイル12には、超電導コイル3との相互
インダクタンスMにより、誘起電圧M*di1(t)/
dtが発生する。
【0024】そして、この誘起電圧によりスイッチング
素子14がターンオンし、閉回路13を形成して誘起電
流i2(t)が流れる。この誘起電流の電流変化率di2
(t)/dtは約数十〜数百A/秒であり、超電導マグ
ネット装置の励消磁の際に流れる電流の電流変化率の約
数百〜千倍の値となる。したがって、超電導コイル3と
誘起コイル12との相互インダクタンスM、およびスイ
ッチング素子14のダイオードを適切な値に設定してお
けば、超電導マグネット装置の励消磁においては動作せ
ず、超電導コイル3にクエンチが発生した場合にのみ動
作させることができる。
【0025】上記のように、スイッチング素子14のタ
ーンオンにより閉回路13が形成され、超電導コイル3
の持つエネルギーの一部が、誘起コイル12を介して閉
回路13に移行し、閉回路13に誘起電流i2(t)が
流れると、この閉回路13の抵抗13aによりジュール
熱を発生する。そして、この発生した熱は、輻射熱シー
ルド4とヘリウム容器1とが熱的に絶縁されているた
め、輻射熱シールド4および誘起コイル12を加熱する
ことのみに費やされ、しかも輻射熱シールド4は冷凍機
7によって冷却されているので、その温度は比較的短時
間で低温に戻る。
【0026】一方、超電導コイル3は誘起コイル12に
エネルギーが移行した分エネルギーが減少するので、ク
エンチにより超電導コイル3に発生する抵抗3aによる
ジュール熱の発生は少なくなり、超電導コイル3の温度
上昇が緩和されるため、消費される液体ヘリウムの量を
抑制することができる。
【0027】実施例2.図3はこの発明の実施例2にお
ける超電導マグネット装置の概略構成を示す断面図、図
4は図3における超電導マグネット装置の回路構成を示
す回路図である。図において、図1および図2に示す実
施例1における装置と同様な部分は同一符号を付して説
明を省略する。15は超電導コイル3と磁気的に結合さ
れた誘起コイルで、真空容器6に取り付けられヘリウム
容器1とは熱的に絶縁されている。3b、3cは超電導
コイル3の所定の2位置から取り出された一対のタッ
プ、16は誘起コイル15の両端に抵抗16aを有して
接続され、後述のスイッチング素子の作動により形成さ
れる閉回路、なお、抵抗16aは誘起コイル自身が持つ
抵抗、または誘起コイルに接続された抵抗のどちらでも
良い。17は例えばサイリスタ等でなり両タップ3b、
3c間に所定の値以上の電圧が誘起されると作動するス
イッチング素子である。
【0028】次に、上記のように構成された実施例2に
おける超電導マグネット装置において、超電導コイル3
にクエンチが発生した場合の動作について説明する。ま
ず、クエンチが発生した直後、超電導コイル3を流れる
電流i1(t)は、実施例1で説明したと同様に上記し
た式(1)を満たすように減少する。この時、両タップ
3b、3c間に発生する電圧は、超電導コイル3の巻数
をNターン、両タップ3b、3c間の巻数をKターンと
すると、以下に示す式(2)で表される。 (K/N)L1*di1(t)/dt・・・・・・・・・・・・・(2)
【0029】そして、この両タップ3b、3c間に発生
した電圧によりスイッチング素子17が作動し、閉回路
16を形成して誘起電流i2(t)が流れる。したがっ
て、スイッチング素子17が作動する電圧値を適切に設
定しておけば、超電導マグネット装置の励消磁において
は動作せず、超電導コイル3にクエンチが発生した場合
にのみ動作させることができる。
【0030】上記のように、スイッチング素子17の作
動により閉回路16が形成され、超電導コイル3の持つ
エネルギーの一部が、誘起コイル15を介して閉回路1
6に移行し、閉回路16に誘起電流i2(t)が流れる
と、この閉回路16の抵抗16aによりジュール熱を発
生する。そして、この発生した熱は、真空容器6とヘリ
ウム容器1とが熱的に絶縁されているため、真空容器6
および誘起コイル15を加熱することのみに費やされ、
しかも真空容器6は外気に直接さらされているので、外
気によって冷却され比較的短時間で低温に戻る。
【0031】一方、超電導コイル3は誘起コイル12に
エネルギーが移行した分エネルギーが減少するので、ク
エンチにより超電導コイル3に発生する抵抗3aによる
ジュール熱の発生は少なくなり、超電導コイル3の温度
上昇が緩和されるため、消費される液体ヘリウムの量を
抑制することができる。又、誘起コイル15を比較的に
頑丈な真空容器6に取り付けているので、構造的にも安
定した装置とすることができる。
【0032】実施例3.尚、上記各実施例1、2では、
各誘起コイル12、15をそれぞれ輻射熱シールド4お
よび真空容器6に取り付けた場合について説明したが、
真空容器6の外側に漏洩磁束を規制するために設けられ
る磁気シールドに取り付けても良く、上記各実施例と同
様の効果を得ることは勿論のこと、真空容器6の外側で
作業ができるため組立が容易となる。
【0033】実施例4.又、上記各実施例1〜3では、
各誘起コイル12、15がそれぞれ1個ずつ設けられた
場合について説明したが、誘起コイルを複数個設けるよ
うにしても良く、複数個とすることにより個々には小形
化が可能になるとともに、例えば輻射熱シールド4、
5、真空容器6等に分散して取り付けることができ、取
付位置の選択が容易になる。
【0034】
【発明の効果】以上のように、この発明の請求項1によ
れば、液体ヘリウムが内部に貯留されたヘリウム容器
と、液体ヘリウムに浸漬されてヘリウム容器内に収納さ
れる超電導コイルと、ヘリウム容器を囲繞するように配
設される輻射熱シールドと、輻射熱シールドを囲繞する
ように配設され真空雰囲気内にヘリウム容器および輻射
熱シールドを収納する真空容器とで構成された超電導マ
グネット装置において、超電導コイルと磁気的に結合さ
れヘリウム容器と熱的に絶縁された誘起コイル、および
作動することにより誘起コイルの両端間に閉回路を形成
するスイッチング素子を備えたので、超電導コイルにク
エンチ現象が発生しても、液体ヘリウムの消費量を抑制
することが可能な超電導マグネット装置を得ることがで
きる。
【0035】又、この発明の請求項2によれば、請求項
1において、誘起コイルを輻射熱シールドに取り付けた
ので超電導コイルにクエンチ現象が発生しても、液体ヘ
リウムの消費量を抑制することが可能であることは勿論
のこと、昇温した誘起コイルを比較的短時間で低温に戻
すことができる。
【0036】又、この発明の請求項3によれば、請求項
1において、誘起コイルを真空容器に取り付けたので、
超電導コイルにクエンチ現象が発生しても、液体ヘリウ
ムの消費量を抑制することが可能であることは勿論のこ
と、昇温した誘起コイルを比較的短時間で低温に戻すこ
とができる。
【0037】又、この発明の請求項4によれば、請求項
1において、誘起コイルを真空容器の外側に設けられた
磁気シールドに取り付けたので、超電導コイルにクエン
チ現象が発生しても、液体ヘリウムの消費量を抑制する
ことが可能であることは勿論のこと、誘起コイルの取付
作業を容易することができる。
【0038】又、この発明の請求項5によれば、請求項
1において、誘起コイルに所定の値以上の電圧が誘起さ
れると、スイッチング素子が作動するようにしたので、
超電導コイルにクエンチ現象が発生しても、液体ヘリウ
ムの消費量を抑制することが可能な超電導マグネット装
置を得ることができる。
【0039】又、この発明の請求項6によれば、請求項
1において、超電導コイルの所定の2位置からそれぞれ
取り出されたタップ間に所定の値以上の電圧が誘起され
ると、スイッチング素子が作動するようにしたので、超
電導コイルにクエンチ現象が発生しても、液体ヘリウム
の消費量を抑制することが可能な超電導マグネット装置
を得ることができる。
【0040】又、この発明の請求項7によれば、請求項
1ないし6のいずれかにおいて、誘起コイルを複数個取
り付けるようにしたので、超電導コイルにクエンチ現象
が発生しても、液体ヘリウムの消費量を抑制することが
可能であることは勿論のこと、誘起コイルの小形化なら
びに取付位置の選択を容易にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1における超電導マグネッ
ト装置の概略構成を示す断面図である。
【図2】 図1における超電導マグネット装置の回路構
成を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施例2における超電導マグネッ
ト装置の概略構成を示す断面図である。
【図4】 図3における超電導マグネット装置の回路構
成を示す回路図である。
【図5】 従来の超電導マグネット装置の概略構成を示
す断面図である。
【図6】 図5における超電導マグネット装置の回路構
成を示す回路図である。
【符号の説明】
1 ヘリウム容器、2 液体ヘリウム、3 超電導コイ
ル、3b,3c タップ、4,5 輻射熱シールド、6
真空容器、7 冷凍機、9 永久電流スイッチ、1
2,15 誘起コイル、13,16 閉回路、14,1
7 スイッチング素子。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体ヘリウムが内部に貯留されたヘリウ
    ム容器と、上記液体ヘリウムに浸漬されて上記ヘリウム
    容器内に収納される超電導コイルと、上記ヘリウム容器
    を囲繞するように配設される輻射熱シールドと、上記輻
    射熱シールドを囲繞するように配設され真空雰囲気内に
    上記ヘリウム容器および輻射熱シールドを収納する真空
    容器とで構成された超電導マグネット装置において、上
    記超電導コイルと磁気的に結合され上記ヘリウム容器と
    熱的に絶縁された誘起コイル、および作動することによ
    り上記誘起コイルの両端間に閉回路を形成するスイッチ
    ング素子を備えたことを特徴とする超電導マグネット装
    置。
  2. 【請求項2】 誘起コイルは輻射熱シールドに取り付け
    られていることを特徴とする請求項1記載の超電導マグ
    ネット装置。
  3. 【請求項3】 誘起コイルは真空容器に取り付けられて
    いることを特徴とする請求項1記載の超電導マグネット
    装置。
  4. 【請求項4】 誘起コイルは真空容器の外側に設けられ
    た磁気シールドに取り付けられていることを特徴とする
    請求項1記載の超電導マグネット装置。
  5. 【請求項5】 スイッチング素子は誘起コイルに所定の
    値以上の電圧が誘起されると作動することを特徴とする
    請求項1記載の超電導マグネット装置。
  6. 【請求項6】 スイッチング素子は超電導コイルの所定
    の2位置からそれぞれ取り出されたタップ間に所定の値
    以上の電圧が誘起されると作動することを特徴とする請
    求項1記載の超電導マグネット装置。
  7. 【請求項7】 誘起コイルは複数個設けられていること
    を特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の超電
    導マグネット装置。
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