JPH08510102A - パケットネットワーク内ラベル処理 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 データパケットを端末局（１）から別の端末局（１）に電子的に転送するためのパケットネットワークの中には、従来の方法では多数の交換機ユニット（３）が存在している。各々の端末局（１）は交換機ユニット（３）に接続され、この交換機ユニット（３）は確立された接続に沿ってデータパケットの転送を実行する。交換機ユニット（３）にはその全ての接続に対して切り替えポート（５）が具備されている。これらの切り替えポートの中で、データパケットのラベルの代替置換が、交換機ユニット（３）に到達するデータパケット、そして交換機ユニット（３）から回送されるデータパケットの両方に対して実施される。これは異なる接続に属するデータパケットが同一のラベルを有することを防止し、データネットワーク内で分散されたサービスを提供するために実施される。データパケットラベルはＶＰＩフィールドとＶＣＩフィールドとで構成され、端末局から直接到着したりまた端末局に直接送られるデータパケットに対しては、またＧＦＣフィールドが存在する。交換機ユニットの関連する切り替えポート（５）に到着するデータパケットの代替置換に際しては、最初データパケットのＶＰＩフィールドの内容に基づいてテーブル検索調査が実行される。テーブル検索調査の結果は、データパケットがＶＰＩフィールドのみで構成されたラベルを有する接続（ＶＰ接続）に属するかの直接の情報を与え、そして次にその内容がそのテーブル検索調査で得られたレコードで置き換えられる。もしもそのデータパケットがＶＰＩ並びにＶＣＩフィールドの両方を有する場合（ＶＣ接続）は、そのＶＰＩ並びにＶＣＩフィールドは第二のテーブル検索調査から得られる新たなラベル部分で置き換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】 パケットネットワーク内ラベル処理 産業上の利用分野 本発明はデータパケットまたはデータセルの伝送また移送用ネットワーク並び に交換機に係わり、詳細にはラベルの翻訳を含む交換機の入力および出力側で実 行される処理に関し、このラベルとはデータパケットがそのネットワーク並びに その交換機を介して確立された特定の論理接続に属することを識別するために搬 送しているものである。 従来の技術 データパケットネットワークで要求されるのは、データパケットを送信装置か ら受信装置にネットワーク内の種々のノードを介して移送する場合に、各々のデ ータパケットに個別に接続が割り当てられることが出来て、その接続がネットワ ークを通した論理接続のセットアップ前に確立されていることである。これはデ ータパケットにラベル、すなわち識別情報を含む特別なフィールドを具備するこ とで実現できる。ネットワークに於いて多くのノード、ここではデータパケット が入力接続ラインから出力接続ラインに切り替えられる、を通して移送する場合 に複数のデータパケットに同一ラベルが具備される場合があり、これは困難な状 況を引き起こしたりまたは伝送に際してエラーを起こす原因となる。 異なる型式の確立された接続に属するデータパケットは、これに加えて異なる フォーマットのラベルフィールドを有するであろう。例えばある接続に属するデ ータパケットは短いラベルフィールドを有するが、別の接続に属するデータパケ ットはその様な短いラベルフィールドも持つがそれに加えてより長いラベルフィ ールドも有するといった具合である。第二の場合には最初の短ラベルフィールド が当該接続が一部を構成する接続のグループを示す。この様に異なる部分は、例 えばある確立された接続がその他の接続よりも更に恒久的な経路をネットワーク の中で割り当てられている場合存在するであろう。これらの異なるフォーマット は結果的に、個々のデータパケットのラベルを処理する際に更なる問題となる。 ここで考慮されているデータパケットは共通的な方法でネットワークを通して ひとつの端末局から別の端末局へ伝送される。従って端末局には単一の接続イン タフェースが、送信用並びに受信用の両方に具備されており、接続ラインを介し てネットワーク内の関連する接続ノードに連結されている。従ってラベルに対す る特別なフォーマット制約が、データパケットが直接この様な端末局から伝送さ れるかまたは端末局によって受信されるか、またはデータパケットがシステム内 の二つの交換ノードの間で回送される処理過程にあるかに依存して有効であろう 。 データパケットの個別アドレスを処理するための従来技術が、例えば文献US-A 4,894,822，US-A 4,218,756，UA-A 3,979,733，US-A 4,494,230，EP-A2 0 2821 97，EP-A2 0 206 403，US-A 478 445に開示されている。 欧州特許明細書EP-A2 0 406 842の中にパケット交換ネットワークが開示され ており、交換機の入力並びに出力リンクに於けるラベル処理を含んでいる。ここ ではデータパケット内で論理接続を識別する番号−ＶＰまたはＶＣ−は交換機の 入力並びに出力側のメモリに格納されているリスト内の新たな番号で置き換えら れている。多くの論理接続が同時にアクティブとならなければならない場合は、 そのリストは相対的に長くなり、従ってメモリ空間が交換機を構築する際に用意 されなければならない。 ラベル処理はまた、EP-A2 0 481 337，US-A 4,947,338，US-A 5,099,475，US- A 4,995,032，US-A 5,166,926にも開示されている。 発明の目的と要約 本発明の目的は、交換機の入力並びに出力側でラベル変換リストを格納するた めに利用できるメモリ空間の効率的使用を可能とするネットワーク並びにパケッ ト交換機を提供する事である。 本発明の更に別の目的は、リンクの型式を識別するための個々のフィールドの 正しい処理を可能とするネットワーク並びに交換機を提供することであり、この リンクを介してデータパケットは交換機に到着し、そのリンクを介して交換機か ら伝送される。 上記の目的は本発明に基づくネットワーク並びに交換機で実現され、これによ って先に述べた困難さもまた回避される。本発明に基づくネットワーク並びに交 換機の特徴は添付の請求項に記載されている。 従ってデータパケットの転送を行うためのネットワークは、一般的に多数の端 末局（end station）を含み、ここからデータパケットが発行されまたここでデ ータパケットを受信する。接続または端末点（terminal point）を含む端末局は 関連する交換機ユニットに延びる接続ラインを有する。これらの交換機ユニット はネットワークの中のノードであって多数の接続点を有し、そのいくつかは端末 局に延びまた残りは別の交換機ユニットに延びることが可能である。接続ライン は交換機ユニットの異なる接続または結合点を接続する。各々の接続点は双方向 であり、出力側並びに入力側を含む。情報がひとつの端末局から別の端末局へ回 送される際に、何らかの方法でネットワークの中に、これらふたつの端末局の間 の接続が確立される。従ってこの接続がネットワークを通る予定された経路であ り、これに沿ってその中に転送されるべき情報が運ばれる種々のデータパケット がネットワークを通して導かれる。 全ての交換機ユニットは、接続点上でポートが用意されており、これらの中で そのポートの接続ラインを通る各々のデータパケット内のラベルの代替置換が実 行される。これらのラベルは接続を確立する際に確立され、データパケットが属 する接続を示す。ラベルの代替置換はいくつかの接続が同一のラベルを具備した データパケットを持つことを防止し、ネットワーク内でのラベル処理を簡単にす るために実行され、各々の交換機ユニットがネットワーク内で使用されている完 全に全てのラベルに関する情報を不必要に具備することが無いように行われる。 データパケットが交換機ユニットに到着する場所である接続点でのデータパケッ トのラベルの代替置換は、データパケットが交換機ユニットから回送される接続 点に関連するポートの中での代替置換によっても補足されることが可能である。 既に述べたように、ラベルの置き換えは例えば異なる接続に属するデータパケ ットが、ひとつの交換機ユニットを通る際に同一のラベルを具備されることを防 止するために実施される。ラベルはこれに加えて各々の交換機ユニットに於いて 、データパケットを交換機ユニットの正しい出力接続点に送るために使用するこ とも可能であるが、実際的には個々の内部アドレスがコード化されて用いられ、 最も簡単な方法で交換機回路または交換機ユニットの交換機中枢（switch core ） を構成する種々の回路を制御する。出力接続点上でのラベルの置き換えもまた好 適であるが、それはこれによって配送サービスが単純な方法でネットワーク内で 提供できるからである。従って例えば交換機ユニットに到着するひとつのデータ パケットを交換機ユニットから種々の異なる接続ラインを介して回送することが 可能であり、これらの接続ライン上には、必要に応じて既に存在する接続のラベ ルとの混乱が生じないように異なるラベルが用意される。 交換機ユニットのポート内で実施されるデータパケットのラベルの代替置換に 際して、何らかの方法で、データパケットのラベルの代替置換方法に関する情報 及び新たな内部ラベルに関する情報を備えたレコードを含むリストが確立される 。ポートに到着するデータパケットに対して全ての内部ラベル及び対応する到着 したラベルがこのリストの中に格納され、ここで内部ラベルとはデータパケット が交換機ユニットの中を通過する際に搬送するラベルのことである。従ってこの リストは例えば全ての内部リストのみを好適な順序で含むことが可能であり、リ スト内の内部アドレスが到着したラベルに対応する位置を有するように、すなわ ち一般的にこのリストがデータパケットのラベルフィールドの内容でアドレス指 定されたりまたは、一般的にテーブルのレコードがデータパケットのラベルによ って何らかの方法でアクセスされるようにすることも可能である。対応リストは 勿論、ここからデータパケットが回送されるポート内での内部ラベルの代替置換 のために整えられ、従ってここで全ての内部ラベル並びに回送されるラベルはリ ストの中に収集される。 データパケットのラベルは二つの異なる部分、第一部分と第二部分で構成され 、ここで何らかの接続、例えば第一の種類の接続に対しては第一部分のみが使用 され、その他の接続、例えば第二の種類の接続に対しては第一並びに第二部分の 両方が使用される。全ラベルフィールドによるテーブル検索調査（table look-u p）並びに全ラベルによる代替置換は、十分に大きくかつ高速なメモリがテーブ ル検索調査で使用されるリストに対して用意されている場合は実施できるであろ う。テーブル検索調査が実行されるメモリに対する要求を低減するために、到着 したデータパケットのラベルの第一部分に対して、第一副リスト（sublist）へ の登録またはアドレスとして第一テーブル検索調査が実行される。ここでそのデ ータ パケットが属する接続の種類に関する情報も得られる、すなわちそれが第一ラベ ル部分のみを有する接続に属するのか、または第一および第二ラベル部分の両方 を有する接続の種類に属するかである。更に第一テーブル検索調査の中で、第一 ラベル部分を置き換えるための新たなラベル部分が得られる。データパケットが 第二の種類の接続に属する場合もまた、しかしながら第一部分のこの代替置換が 実行されると考えられるが、好適に第一並びに第二部分を含む全ラベルが新たな 、または第二副リスト内の第二テーブル検索調査で置き換えられる。この第二副 リストへの登録またはアドレスとしてひとつのポインタが、データパケットの第 一テーブル検索調査並びに第二ラベル部分から得られた両方の情報に基づいて得 られる。更に何らかの方法でそのデータパケットが属する接続の種類に関する情 報、または一般的にそのデータパケットが第一ラベルフィールドのみを使用する かまたは二つの部分を使用するかに関する情報がまたデータパケットの中に挿入 される。この情報は交換機ユニットの中のみで内部的に保持され、データパケッ トが交換機ユニットから回送される出力ポートで取り除かれる。 テーブル検索調査は出力ポートでも同様の方法で実行することが可能であり、 ここで内部ラベルが回送ラベル（forwarding label）で置き換えられる。 更に、端末局から直接到着したりまたは端末局に直接回送されるデータパケッ トは、第一ラベルフォーマット、例えば短フィールド形状を有することが可能で 、交換機ユニットの間を回送されるデータパケットは第二ラベルフォーマット、 例えば短フィールドを長フィールドの一部とする長フィールド形状を有すること が可能である。従って接続を確立する際には、この接続に属するデータパケット に対して有効な種々のラベルフォーマットが確立されるが、これは指示要素、例 えばいずれかのレジスタまたはメモリ内の特定データビット、がこの接続に対し て有効な種々の信号位置に対して転送されることにより確立される、すなわちも しもデータビットが使用されている場合は、これらがセットされているかまたは リセットされているかである。次にデータパケットが交換機ユニットのそのポー トに到着した時に、この到着ポートに於いて適切な指示要素によって、このパケ ットが交換機ユニットから直接端末局に回送されるのかが判断され、もしもその 場合はこのデータパケットのラベルは第一フォーマットを有する内部ラベルで置 き 換えられ、その他の場合はこのデータパケットのラベルは第二フォーマットを有 する内部ラベルで置き換えられる。第一ラベルフォーマットが、第二ラベルフォ ーマットを構成する長フィールドの一部分である短フィールドの場合は、何らか の転送で必要な際には、長フィールドが全てゼロの形式のデータビットで満たさ れて、ラベルの短から長フィールドへの変換がなされる。 上記のテーブル検索調査が実行されるリストは、外部からまたは交換機ユニッ ト自身からポートに到着したかまたはポートで受信されたデータパケットの適切 な内容が、順番に格納されるように構成されることが可能である。次にラベルフ ィールドの新たな内容がこのリスト内のデータパケットの位置または内容の順序 番号から得られる。このリストの構成は、通常のリストが余りに大きなメモリ空 間を要求するときに選択される。 図面の簡単な説明 次に本発明を実施例を参照して説明するが、この実施例は説明のために用意さ れたものであって制限するのが目的ではない。実施例は添付図と共に記載されて いる。 第１図は、ネットワークを一般的に示す概略図である。 第２図並びに第３図は、ネットワーク内のパケットのラベル部分の二つの異な るフォーマットを示し、交換機ノードに到着した時点での翻訳がそれぞれの図の 下の部分に図式的に示されている。 第４図は、ラベルの一部としてのテーブルの構造を示し、これはその他の接続 よりも更に恒久的に確立された接続に関するものである。 第５図は、テーブルの第二部分の処理用のテーブルを示す。 第６図は、到着したデータパケットの全ラベル処理用のテーブルの別の構造を 示す。 第７図は、ネットワーク内のノードのインタフェース装置の入力側でのデータ パケットのラベルの処理を模式的に示す。 第８図並びに第９図は、ネットワーク内のパケットのラベル部分の二つの異な るフォーマットを示し、交換機ノードから回送される時点での翻訳がそれぞれの 図の下の部分に図式的に示されている。 第１０図は、ネットワーク内のノードのインタフェース装置の出力側でのデー タパケットのラベルの処理を図式的に示す。 実施例の詳細な説明 第１図にはネットワークが模式的に描かれており、端末局（end station）ま たは端末（terminal）１の間でデータパケットの転送を意図したものである。従 って端末局１はデータパケットの受信者並びに送信者の両方である、すなわちこ こで考慮されているデータパケットの発信元または発信源であり送信先である。 ネットワークは更に加えて、複数の中間切り替え点または交換機３を含む。各々 の端末局１は基本的に唯ひとつの接続点（図示せず）を有し、これは双方向であ り従ってデータパケットの受信および送信の両方に備えられている。この接続点 またはユニットは適切なラインを介して交換機ユニット３の接続点４に結合され ている。交換機ユニット３はこの様な接続点４を複数有し、これらもまた双方向 である。交換機ユニット３はこれらのいくつかの接続点を通して別の同様の交換 機ユニット３に接続されている。 ひとつの端末局１がネットワーク内でデータパケットを別の端末局１に送信開 始することを要求すると、論理信号経路がネットワークを通して確立される。こ の様な経路は種々のメッセージまたは制御情報を交換機ユニット３の間で交換す ることによって確立される。接続経路が確立されると、接続を要求した端末局１ に、接続が確立され端末局からデータパケットの転送を行うために使用する準備 が整った旨のメッセージを転送することができる。 各交換機ユニット３に対してその接続点４には切り替えポート５が具備されて おり、ひとつの切り替えポートがそれぞれの接続点に用意されている。全ての切 り替えポート５はひとつの入力、入力または到着側５ａと出力、出力または回送 側５ｂとに分割され、交換機ユニット３から出力される各々のデータパケットは 切り替えポート５の出力側５ｂを通過し、交換機ユニット３に到着するデータパ ケットは切り替えポート５の入力側５ａを通過するようになされている。端末局 １とそれに関連する交換機ユニット３との間の物理リンク、このリンクの型式は 図の中ではＵＮＩと示されている、は図の中で型式ＮＮＩと示されている二つの 交換機ユニットの間のリンクまたは接続と異なる様式で構成され、接続並びにデ ータパケットの構成に対しても別の要求仕様を有する。 ネットワークを通して移送する場合に、データパケットにはパケットの識別を するためのフィールドが具備され、またデータパケットの内容の処理に関するそ の他の情報も含み、更に発信元端末局から送信先局に転送されるべき使用者情報 を含むパケットの実または正式情報フィールドをも含む。識別フィールドはラベ ルフィールドを含み、その一般的な構成が第２図並びに第３図の上部に図示され ている。このフィールド内の番号または一般的に情報は、このデータパケットが 属するところの確立された接続を識別する。 リンク上を端末局から回送されまた端末局に回送されるデータパケットは、第 ２図の上部に図示される構造を備えたラベルフィールドを有する。このラベルフ ィールドは三つの副フィールド、四ビットのフィールド、図中でＧＦＣと示され ている、八ビットのフィールド、図中ＶＰＩと示されている、そして十六ビット のフィールド、図中でＶＣＩと示されている、を含む。この構成を有するラベル フィールドを含むパケットが端末局１から関連する交換機ユニットに回送された 時に、このデータパケットがネットワークを通しての旅程の最初に到着する交換 機ユニットの切り替えポート５の中で、ＶＰＩフィールド内の情報そして場合に よってはＶＣＩフィールド内の情報も置き換えまたは翻訳される。このデータパ ケットがこの最も隣接した交換機ユニット３から、直接端末局１に対して別の交 換機ユニットを通して転送されることなく送り返される場合は、データパケット のフィールドＧＦＣは影響されない。その他の場合、データパケットが更にネッ トワークの中を転送され、別のいくつかの交換機ユニット３を通って通過する場 合は、ＧＦＣフィールドは取り除かれデータパケットには第３図の上部に図示さ れた構成が与えられる。 実際のラベルはそれぞれＶＰＩおよびＶＣＩと呼ばれるフィールドで構成され ているかまたはその中に書き込まれている。ＶＰ接続と呼ばれる接続は、ＶＰＩ フィールド内にのみ情報を有し、一方ＶＣ接続と呼ばれる別の接続は、フィール ドＶＰＩとフィールドＶＣＩの両方の中に情報を有する。データパケットが交換 機ユニット３に到着した際に、フィールドＶＰＩそして／またはＶＣＩで指定さ れたそのラベルが、別の接続のラベルと一致しこの別の接続のデータパケットが 同一の交換機ユニット３の別の入力ポートに到着することが起こりうる。この様 なラベルの混乱を避けるために、ラベルフィールドは交換機ユニット３へのデー タパケットが到着する切り替えポートまたはインタフェースユニット５の中で内 部ラベルに翻訳または置き換えられる。データパケットが直接端末局から到着す る場合は、これらのラベルフィールドは第２図の上部に図示された構造を有する 。このラベルフィールドは切り替えポート５の中で、すなわち入力側５ａの中で 、処理するためにアクセスされる。 第２図の下部に手順が図示されており、これはデータパケットが端末局から直 接到着した場合であり、切り替えポート５の中でラベルフィールドを変更するた めの手順である。ラベルフィールドから最初にＶＰＩフィールド内で運ばれる情 報がアクセスされる。この情報によってデータベース内のテーブル検索調査が実 行される。このテーブル検索調査からこのデータパケットがＶＰ接続に属するか またはＶＣ接続に属するかの情報が最初に得られる。更にまた、このデータパケ ットが同じ種類の端末局接続、ここでは先にＵＮＩリンクと呼ばれている、に回 送されるか、またはそのパケットが更にネットワーク内を運ばれるかの情報が得 られ、後者の場合上記と同様パケットが次にＮＮＩリンクを介して回送されると 呼ばれる。 パケットがＵＮＩリンク上に到着した場合は、そのパケットはＶＰ接続に属し 、同一交換機ユニットに接続された別の端末局に、すなわちＵＮＩリンクに直接 回送されるものであり、元のデータパケット内のＶＰＩフィールドの内容のみが 新たなＶＰＩ番号で置き換えられ、この番号はＶＰＩフィールドの長さを何ら変 更することなく、直接テーブル検索調査から得られる。もしもこのデータパケッ トがＶＰ接続に属するが、代わりにＮＮＩリンクに回送されるべきものである場 合は、ＶＰＩフィールドはＧＦＣフィールドもまた含むように拡張され、ＧＦＣ フィールド並びにＶＰＩフィールド内の情報がテーブル検索調査で得られた新た なより長いＶＰＩ番号で置き換えられるように拡張される。後者の場合、従って ＧＦＣフィールドは取り除かれ、いずれの場合もＶＣＩフィールド内の情報は影 響されない。 代わりにテーブル検索調査の中でデータパケットがＶＣ接続に属すると判断さ れる場合は、テーブル検索調査に於いて新たな情報が得られ、これは追加のテー ブル検索調査のために使用される。同時にその他の情報もまた得られ、特に上記 の情報と同様、そのデータパケットがＵＮＩリンクに送られるかまたはＮＮＩリ ンクに送られるかの情報が得られる。もしもそのデータパケットがＵＮＩリンク に送られる場合は、ＶＰＩ並びにＶＣＩフィールド内の情報はこの後者のテーブ ル検索調査で得られた情報で置き換えられ、従ってパケットのＶＰＩおよびＶＣ Ｉフィールドはひとつのフィールドに合併される。同様の方法でＧＦＣ，ＶＰＩ 並びにＶＣＩフィールドはひとつのフィールドに合併され、従ってこのパケット がＮＮＩリンクに回送される場合はＧＦＣ，ＶＰＩ並びにＶＣＩフィールドの内 容は、統一された新たなＶＰＩおよびＶＣＩ番号で置き換えられる。後者の場合 、従ってＧＦＣフィールド内の情報も上書きされる。 更に、ＶＰおよびＶＣ接続の両方に対して追加の情報ユニットがデータパケッ トの識別部分でラベルフィールドの外側に、アドレス指定モードビットＡＭの形 状で挿入され、このデータパケットがＶＰ接続に属するかＶＣ接続に属するかを 示す。 端末局１に直接は接続されていない、接続ライン上を交換機ユニット３に到着 するデータパケットは、第３図の上部に図示された構造を有する。ここには１２ ビットを含むＶＰＩフィールドと１６ビットを含むＶＣＩフィールドが存在する 。到着したデータパケットの識別フィールド内部のＶＰＩおよびＶＣＩラベルフ ィールド内の情報の代替置換または置き換えに際して、先に説明したのと類似の 手順が実施され、その違いはここにはＧＦＣフィールドが存在せず、このパケッ トがＵＮＩリンクに送られる場合は、全部ゼロまたはリセットされたＧＦＣフィ ールドが挿入される。第３図の下部を比較されたい。 従って第一にテーブル検索調査がＶＰＩフィールドの内容に基づいて実行され る。このテーブル検索調査情報からそのデータパケットがＶＰ接続に属するかＶ Ｃ接続に属するかが最初に得られる。前者の場合はまたパケットがＵＮＩ接続に 送られるのかＮＮＩ接続に送られるかの情報もまた得られる。もしもそのパケッ トがＶＰ接続に属しＵＮＩリンクに送られるべきものと決定されると、ＶＰＩフ ィールドの初めに四つのゼロビットを含むリセットＧＦＣフィールドが挿入さ れ、ＶＰＩフィールドが短縮される、そして更にこの新たなより短いＶＰＩフィ ールドの中に、テーブル検索調査で得られた情報が挿入される。もしもパケット が代わって次にＮＮＩリンクを通して転送される場合は、データパケットのＶＰ Ｉフィールド内の情報がテーブル検索調査で得られた情報で代替置換される。こ れら二つの場合にＶＣＩフィールド内の情報は影響を受けない。これに代わって テーブル検索調査の中でこのデータパケットがＶＣ接続に属すると判定された場 合は、追加のテーブル検索調査が最初のテーブル検索調査で得られた情報並びに そのデータパケットのＶＣＩフィールド内に存在する情報に基づいて実行される 。この第二テーブル検索調査に於いて、先と同様、そのデータパケットがＵＮＩ リンク上に回送されるのかまたはＮＮＩリンク上であるかの情報が得られる。Ｕ ＮＩの場合、ラベルの先頭に、先と同様リセットＧＦＣフィールドが挿入され、 これは従って元のＶＰＩフィールドの一部である。更に新たなラベルが得られ、 これはＵＮＩリンクを通しての伝送用であり、相対的により短い長さを有し、統 合化されたＶＰＩおよびＶＣＩ番号の形で、元角データパケット内のＶＰＩフィ ールドの残りと全ＶＣＩフィールドの中に挿入される。ＮＮＩリンクを通しての 伝送では、新たな統合化されたＶＰＩおよびＶＣＩ番号は完全な長さを有し、元 のＶＰＩおよびＶＣＩフィールドの全てを置き換える。更に、アドレス指定モー ドビットＡＭがそのデータパケットの中に、上記と同様の方法で挿入される。 第４図および第５図にテーブルの考えられる構造が図式的に示されており、こ の中でテーブル検索調査は、第２図並びに第３図を参照して先に説明したように 、入力リンク上のラベルの翻訳または代替置換の中で実行される。 第４図に図示されるように、入力データパケットの各々のＶＰＩ番号に対して 、すなわちＶＰＩフィールドの各々の内容に対して三つのフィールドから成るレ コードが存在する。図の最も右に図示されているフィールドの内容は、その接続 がＶＰ接続であるかまたはＶＣ接続であるかを示している。このフィールドは単 純フラグフィールドであり、一ビットで構成され値１または０を格納する。別の 同様な一ビットから構成されたフラグフィールドが存在し、これは今述べたフィ ールドの左側に示されている。この真ん中のフィールドはひとつのフラグを含み 、 その接続が次にＵＮＩ型のリンクに続くのかＮＮＩ型のリンクに続くのかを示し ている。更にテーブルの各々のレコードの中には１２ビットで構成されたより長 い部分があって、その中にＶＰ接続用の新たな内部ラベルが配置または格納され ている。しかしながら、接続が次にＵＮＩリンクに続く場合は、このフィールド 内の最初の四ビットは使用されない。接続がＶＣ接続の場合、新たな内部ラベル に代わって当該フィールドの中に配置された基本アドレスが存在する。この基本 アドレスは第二テーブル検索調査の中で使用される。 第５図には第二テーブルの構造が図式的に図示されており、これはＶＣ接続の ためにのみ使用される。テーブルは多数のレコードを含み、これらは第４図のテ ーブルから得られた基本アドレス、並びにデータパケットのＶＣＩ番号、すなわ ちパケットのＶＣＩフィールドの内容の両方によって、例えば基本アドレスとデ ータパケットのＶＣＩ番号を加算することによってアドレス指定される。第４図 のテーブルと同様の方法で、各々のレコードには一ビット長のフラグフィールド が存在し、それぞれその接続が次にＵＮＩ接続に続くのかまたはＮＮＩ接続に続 くのかを示すフラグを格納している。より長い方のフィールドの中には、データ パケットのＶＰＩおよびＶＣＩフィールドの内容を置き換えるための情報が配置 されている。実際の場合は同時に確立される接続の数はそれほど大きすぎると言 うことは無いので、この新たなフィールドを例えば１６ビットで構成し、新たな 内部ラベルを含むことが可能であり、これはこの場合はデータパケットのＶＣＩ フィールド内のみの情報を置き換え、一方ＶＰＩフィールド内の情報はリセット される。もしも希望するのであれば、このレコードは勿論もっと長い、最長２８ ビットまでのフィールドを含むことが可能である、もしも同時に確立される接続 の数が非常に大きい場合である。 到着したデータパケットのラベル翻訳に使用されるテーブルの別の構造が第６ 図に図示されている。ここではＮＮＩ型式の入力リンクに対して、全ラベルフィ ールドの全ての考えられる内容はひとつのフィールドと考えられている、すなわ ち到着したデータパケットの連結されたＶＰＩおよびＶＣＩフィールドが、順番 にリスト化または格納されている。ＵＮＩ型式の入力リンクに対して、入力デー タパケットのＶＰＩおよびＶＣＩフィールドの統合化された内容、同様にひとつ のフィールドと考えられる、は順番に挿入または格納される（この事例は図示せ ず）。ある接続に属するデータパケットの全内部ラベルはこの場合は、内容リス ト内のデータパケットのラベルの位置から得られるか、またはこれらの内容が実 際に格納されているメモリ内の位置のアドレスから得られる。全ての考えられる 内容に対して上記と同様、単純ビット位置が存在し、そのデータパケットが次に ＵＮＩ型式のリンクまたはＮＮＩ型式のリンクに接続された交換機ユニットの出 力に回送されるべきかを示すフラグを有する。 第７図にはインタフェースユニットの入力側でのラベル処理を図示するブロッ ク図が示されており、ここでは第４図並びに第５図に基づくテーブル構造が使用 されている、このインタフェースユニットは交換機ユニット３に接続されている 。データパケットは最初バッファ６０１に到着し次に、ブロック６０３の中で受 信されたパケットからそのラベルフィールドがアクセスまたは抽出され、それが レジスタまたはメモリフィールド６０４の中に格納される。次にブロック６０５ の中で６０４の中に格納された全ラベルフィールドからＶＰＩフィールドのみが 取り出され、ここでＶＰＩフィールドの長さはフラグにより決定されるが、この フラグはメモリセル６０７の中に格納されており切り替えポートの構成またはセ ットアップの際に事前にセットされているものであって、入力リンクがＵＮＩ型 式であるかＮＮＩ型式であるかを示すために用意されている。ＶＰＩフィールド の内容に基づいて、テーブル検索調査がブロック６０９に於いて書き込み読み出 しメモリ６１１に対して実行され、そこでテーブルレコード６１０が得られて一 時的にメモリフィールド６１０の中に格納される。テーブル検索調査の結果に基 づきブロック６１２の中で、そのデータパケットがＶＰ接続に属するかまたはＶ Ｃ接続に属するかの判定が行われる。前者の場合はこのテーブル検索調査は直接 新たなＶＰＩフィールド６１４を与え、これはブロック６１３の中で形成され、 またフラグ”ＵＮＩ／ＮＮＩ出力”は、そのデータパケットが次に回送される出 力リンクがＵＮＩ型式かまたはＮＮＩ型式であるかを示す。新たなＶＰＩフィー ルド及び得られた出力リンクのフラグは共に論理回路６１７に送られるが、それ はその長さがフラグ”ＵＮＩ／ＮＮＩ出力”で決定される新たなＶＰＩフィール ドを挿入するためと、そして二つのフラグ”ＵＢＩ／ＮＮＩ入力”並びに”ＵＮ Ｉ ／ＮＮＩ ｕｔ”を組み合わせて決定される、今形成されたＧＦＣの可能性のあ るリセットを行うためである。従って論理回路６１７はまた、入力リンクがＵＮ Ｉ型式であるかまたはＮＮＩ型式であるかの情報を必要とし、これはメモリフィ ールド６０７の中に格納されているフラグ”ＵＮＩ／ＮＮＩ入力”から得られる 。挿入のための論理回路６１７は次に新たなラベル情報と、もしもそのデータパ ケットが例えばバッファ６１９を通って送られる時には、その中にアドレス指定 モードビットＡＭを設定する。バッファ６０１および６１９はおそらく同一の物 理バッファである。 ブロック６０９の中でのテーブル検索調査の結果に基づいたブロック６１２で の判定が、これに代わって到着したデータパケットがＶＣ接続に属すると判断し た際には、新たなアドレスがブロック６２１でそのデータパケットのＶＣＩフィ ールドの内容、並びにブロック６０９で既に実行されたテーブル検索調査の結果 を含むセル６１０の中に格納されているテーブルレコードに基づいて形成される 。これに代わる方法は、この以前のテーブル検索調査の結果の代わりにブロック ６０５の中で使用されたＶＰＩフィールドの内容を直接使用することである。次 に別のテーブル検索調査がブロック６２３で書き込み読み出しメモリ６１１に対 して実行される。ここで先と同様にメモリフィールド６２４の中に格納されてい るテーブルレコードが得られ、これはなかんずくフラグ”ＵＮＩ／ＮＮＩ出力” を含み、これはそのデータパケットが次に転送されるべきリンクがそれぞれＵＮ Ｉ型式であるかまたはＮＮＩ型式であるかを示している。更にブロック６２７で 新たな統合化されたＶＰＩおよびＶＣＩフィールドが得られ、一時的にメモリフ ィールド６２８の中に格納される。この後者のテーブル検索調査で得られフィー ルド６２８の中に格納されている統合化されたフィールドは、上記と同様バッフ ァ６０９で新たなラベルをデータパケットのＶＣＩフィールドの中に挿入するた めに、論理ブロック６２０に転送され、対応する事例の場合新たなＧＦＣフィー ルドを形成するＶＰＩフィールドの部分のリセット、そしておそらくは統合化さ れたＶＣＩおよびＶＰＩフィールドの残りの更なるリセット、そしてこの場合そ のデータパケットがＶＣ接続に属することを示すアドレス指定モードビットＡＭ の挿入が行われる。従ってブロック６１７と同様、またこのブロック６２９はメ モ リセル６０７からその上にこのデータパケットが到着したリンクがそれぞれＵＮ Ｉ型式であるかまたはＮＮＩ型式であるかの情報を必要とする。 第二バッファ６１９からデータパケットは次に関連する交換機ユニット３に転 送される。 交換機ユニット３の中でデータパケットは論理接続を確立する際に与えられた 入力接続点から、そのデータパケットが交換機ユニットに到着した時点で内部ヘ ッダフィールドに加えられる形で挿入された特定のアドレスに基づいて、出力接 続点に転送される。これらの内部アドレスはこれらが容易にデコードされる形式 、例えば交換機ユニット内部の回路の中でテーブル検索調査を必要とすることな くハードウェアで直接デコードされる形式で与えられる。従って異なる接続に属 するデータパケットは同一の内部アドレスを有するが、それらは常に異なる内部 ラベルを有する。出力接続点に到着するとその内部ヘッダフィールド従って内部 アドレスは取り除かれ、次にデータパケットのラベル内の情報の代替置換または 置き換えが実行される。これは第８図および第９図を参照して更に詳しく説明す る。 第８図の上部には、アドレス指定モードビットＡＭとラベル部分とがデータパ ケットに対するふたつの異なるフォーマットで示されており、このデータパケッ トは関連する切り替えポートを介して直接端末局に接続されている、すなわちＵ ＮＩリンク、出力点に転送されるものである。第８図から更に明らかなように、 アドレス指定モードビットの内容に基づいて、そのデータパケットがＶＰ接続に 属するかまたはＶＣ接続に属するかの判断がなされる。ＧＦＣフィールドはこの 事例ではラベル部分の翻訳には含まれていない。これはそのデータパケットが直 接ＵＮＩ型式のリンクから到着した場合には前段からの情報を含むことが可能で あり、もしもそのパケットがその交換機ユニットにＮＮＩ型式のリンク上に到着 した場合にはそのフィールドはゼロのみを含む。そのデータパケットがＡＭビッ トで示されるようにＶＰ接続に属する場合は、テーブル検索調査はＶＰＩフィー ルドの内容に基づいて実行され、もしもそのデータパケットがＶＣ接続に属する 場合は、二つのフィールドＶＰＩおよびＶＣＩの内容の全てが使用され、ここで 多くの場合ＶＰＩフィールドは実際はゼロのみを含み、おそらくはＶＣＩフィー ルドもまたその上位位置にはゼロのみを含むであろう。これはひとつの交換機ユ ニットおよびその切り替えポートで処理される同時接続の個数で決定される。Ｖ Ｐ接続に対して新たなＶＰＩ番号が得られ、そしてそれはＶＰＩフィールドの中 に挿入され、ＶＣＩフィールドはこの場合には影響を受けずに残される。ＶＣ接 続に対して、テーブル検索調査から新たなＶＣＩ番号が得られ、これはそのデー タパケットのＶＰＩフィールドの中に挿入され、また新たなＶＣＩ番号はデータ パケットのＶＣＩフィールドの中に挿入される。アドレス指定モードビットＡＭ は、その他のおそらくはデータパケットが交換機ユニットを通過する際に加えら れたかまたはその他の目的で使用されたか、または単に残されていた情報と一緒 に取り除くことが可能である。 第９図は第８図と同じように描かれており、ＮＮＩ型式のリンクへ送られるべ きデータパケット用のラベルフィールドの代替置換の場合を図示している。従っ てデータパケットの中にはＧＦＣフィールドは存在せず、ＶＰＩフィールドまた は統合化されたＶＰＩおよびＶＣＩフィールドはそれに対応して長くなっている 。第８図と同様な方法で、加えてテーブル検索調査がＶＰ接続とＶＣ接続の二つ の場合に対して実施される。唯一の違いはＶＰＩフィールドがより長いことだけ である。 第１０図にはラベルの代替置換が交換機ユニットの出力側の切り替えポートの 中で実行される手順を図示するブロック図が描かれている。データパケットは交 換機ユニット３からバッファ９０１に到着し、そこからブロック９０３でそのデ ータパケットのラベルフィールドおよびそのＡＭビットがアクセスされレジスタ またはメモリフィールド９０５の中に格納される。ＡＭビットの内容に基づいて ブロック９０７の中で、そのデータパケットがＶＰ接続に属するかまたはＶＣ接 続に属するかの判断がなされる。前者の場合、ブロック９０９の中で好適なアド レスがＶＰＩフィールド内のアドレスに基づき、フラグ”ＵＮＩ／ＮＮＩ出力” から得られたその長さに関連して形成されるが、このフラグはメモリセル９１１ から得られ、出力接続点がＵＮＩ型式であるかまたはＮＮＩ型式であるかの情報 を含む。この場合ＶＰ接続に対するテーブル検索調査はブロック９１３の中で、 ブロック９０９の中で形成されたアドレスに基づいて実行される。このテーブル 検索調査は書き込み読み出しメモリ９１５の中で実行される。これに代わってブ ロック９０７の中で、そのデータパケットがＶＣ接続に属すると判定された場合 は、ブロック９１７の中でアドレスはそのデータパケットのＶＣＩフィールドの 内容に基づいて形成される、一般的な場合にはＶＰＩ並びにＶＣＩフィールドの 両方の内容であるが、好適な実際的な事例ではデータパケットのラベル内のＶＰ Ｉフィールドは交換機ユニット３を通して転送される間リセットされている。次 にテーブル検索調査がブロック９１９の中でブロック９１７で形成されたアドレ スに基づいて実行される。書き込み読み出しメモリ９１５から情報が得られ、こ れはブロック９２３の中で新たなＶＰＩおよびＶＣＩフィールドの内容を形成す るために使用され、これは一時的にメモリフィールド９２１の中に格納される。 レジスタ９１１の中に格納され、出力リンクがＵＮＩ型式であるかまたはＮＮＩ 型式であるか、従って個々ではＶＰＩフィールドの長さを示すフラグに基づき、 新たなラベルが好適な論理回路を含むブロック９２５の中でデータパケットの中 に挿入される。そのデータパケットはバッファ９２７の中に格納されるものと考 えられ、これは実際には先に述べたバッファ９０１と同一とすることが可能であ り、これに対してセルストリームが交換機から直接到達している。バッファ９０ ７からそのデータパケットは出力データパケットストリームの中を接続ラインを 介して端末局に通過する。 ブロック９２９の中で、一時的にメモリフィールド９３１の中に格納される新 たな内容が、ＶＰ接続の場合にブロック９１３でのテーブル検索調査の結果に基 づいて形成される。メモリ９３１内のこれらの内容はＶＰＩフィールドの中に挿 入されるべきものであり、ＶＣ接続と同様な方法でブロック９３３の中に論理回 路が存在し、これらの内容をバッファ９２７の中に格納または保持されると考え られるデータパケットの中に挿入する。

───────────────────────────────────────────────────── 【要約の続き】 ットの代替置換に際しては、最初データパケットのＶＰ Ｉフィールドの内容に基づいてテーブル検索調査が実行 される。テーブル検索調査の結果は、データパケットが ＶＰＩフィールドのみで構成されたラベルを有する接続 （ＶＰ接続）に属するかの直接の情報を与え、そして次 にその内容がそのテーブル検索調査で得られたレコード で置き換えられる。もしもそのデータパケットがＶＰＩ 並びにＶＣＩフィールドの両方を有する場合（ＶＣ接 続）は、そのＶＰＩ並びにＶＣＩフィールドは第二のテ ーブル検索調査から得られる新たなラベル部分で置き換 えられる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．データパケットの転送用交換機であって、 ・入力並びに出力ポートと、 ・入力ポートに到着したデータパケットを選択された出力ポートに転送するよう に構成された交換機中枢とを含み、 ・各々のデータパケットが第一部分および第二部分を有するラベルを含み、そし て ・交換機ユニットの各々の入力ポートが入力ポートに到着したデータパケットの ラベルに、内部ラベルを代替置換するように構成されている、交換機に於いて、 ・交換機ユニットの各々の入力ポートが第一および第二副リストを有するレコー ドのリストを含み、 ・交換機ユニットの各々の入力ポートが、そのポートに到着したデータパケット に対して： ・・データパケットのラベルの第一部分に基づいて第一副リストに対して第一の テーブル検索調査を実行し、これによって： ・・・第二のテーブル検索調査もまた実施するか、そして ・・・更に、もしも第二のテーブル検索調査が実行されないのであれば、内部ラ ベルに関する情報を獲得し、 ・・その情報が第二テーブル検索調査が実行されないことを示す場合には、デー タパケットのラベルの第一部分を第一のテーブル検索調査で得られた内部ラベル で代替置換し、 ・・その情報が第二テーブル検索調査が実行されることを示す場合には、 ・・・パケットのラベルの第二部分に基づき第二のテーブル検索調査を内部ラベ ルのリストの第二副リストの中で実施して、これによって内部ラベルが得られ、 そして ・・・データパケットのラベルの第二のテーブル検索調査で得られた内部ラベル による代替置換を実行することを特徴とする、前記交換機。 ２．請求項第１項記載の交換機に於いて、第二テーブル検索調査を第一副リス ト内で実行する際に、入力ポートがデータパケットのラベルの第一部分をインデ ックスまたはアドレスとするように構成されていることを特徴とする、前記交換 機。 ３．請求項第１項〜第２項のひとつに記載の交換機に於いて、入力ポートがテ ーブル検索調査を第一副リストに対して： ・データパケットのラベルの第一部分を番号として取り扱い、 ・第一基本アドレスまたは第一基本番号をこの番号に加えて合計を求め、 ・その合計を第一副リスト内のアドレスまたはレコードの順序番号として使用し 、 ・このレコードにアクセスすることによって、実行するように構成されているこ とを特徴とする、前記交換機。 ４．請求項第１項〜第３項のひとつに記載の交換機に於いて、入力ポートがテ ーブル検索調査を第二副リストに対して： ・第一副リストの中でのテーブル検索調査の結果から更なる情報を獲得し、 ・この更なる情報をデータパケットのラベルの第二部分と共に使用してポインタ を獲得し、 ・そのポインタを使用して第二副リスト内でレコードにアクセスすることによっ て、実行するように構成されていることを特徴とする、前記交換機。 ５．請求項第１項〜第４項のひとつに記載の交換機に於いて、入力ポートがテ ーブル検索調査を第二副リストに対して： ・データパケットのラベルの第二部分を番号として取り扱い、 ・第一副リスト内のテーブル検索調査の結果から第二基本アドレスまたは第二基 本番号を獲得し、 ・この第二基本アドレスまたは第二基本番号をラベルの第二部分で与えられた番 号に加算して合計を求め、 ・その合計を第二副リスト内のアドレスまたはレコードの順序番号として使用し 、 ・このレコードにアクセスすることによって、実行するように構成されているこ とを特徴とする、前記交換機。 ６．請求項第１項〜第５項のひとつに記載の交換機に於いて、交換機ユニット の各々の出力ポートが、その出力ポートで受信されたデータパケットのラベルを 回送用ラベルで代替置換することを特徴とする、前記交換機。 ７．請求項第６項記載の交換機に於いて、 ・交換機ユニットの各々の出力ポートの中にリストが含まれ、 ・このリストはこの出力ポートから回送されるデータパケット用の回送用ラベル を含み、そして ・そのリストは第一副リストおよび第二副リストを含み、 ・その出力ポートが、データパケットの回送ラベルの決定に際して、 ・・データパケットのラベルの第一部分のみが内部ラベルによって代替置換され る、第一の場合、 ・・・回送用ラベルのリストの第一副リスト内での第一テーブル検索調査を、デ ータパケットの内部ラベルの第一部分に基づき、回送用ラベルを得るために実行 し、そして ・・・データパケットのラベルの第一部分を第一のテーブル検索調査で得られた 回送用ラベルで代替置換し、 ・・データパケットのラベルが内部ラベルで代替置換される、別の第二の場合に は、 ・・・パケットの内部ラベルに基づき、第二副リスト内での第二のテーブル検索 調査を、回送用ラベルを得るために実行し、そして ・・・データパケットの内部ラベルを第二テーブル検索調査で得られた回送用ラ ベルで代替置換するように構成されていることを特徴とする、前記交換機。 ８．請求項第７項に記載の交換機に於いて、出力ポートがテーブル検索調査を 第一副リストに対して： ・データパケットの内部ラベルの第一部分を番号として取り扱い、 ・第一基本アドレスまたは第一基本番号をこの番号に加えて合計を求め、 ・その合計を第一副リスト内のアドレスまたはレコードの順序番号として使用し 、 ・このレコードにアクセスすることによって、実行するように構成されているこ とを特徴とする、前記交換機。 ９．請求項第７項〜第８項のひとつに記載の交換機に於いて、出力ポートがテ ーブル検索調査を第二副リストに対して： ・第一副リストの中でのテーブル検索調査の結果から更なる情報を獲得し、 ・この更なる情報をデータパケットの内部ラベルの第二部分と共に使用してポイ ンタを獲得し、 ・そのポインタを使用して第二副リスト内でレコードにアクセスすることによっ て、実行するように構成されていることを特徴とする、前記交換機。 １０．請求項第７項〜第８項のひとつに記載の交換機に於いて、出力ポートが テーブル検索調査を第二副リストに対して： ・データパケットの内部ラベルの第二部分を番号として取り扱い、 ・第一副リスト内のテーブル検索調査の結果から第二基本アドレスまたは第二基 本番号を獲得し、 ・この第二基本アドレスまたは第二基本番号を内部ラベルの第二部分で与えられ た番号に加算して合計を求め、 ・その合計を第二副リスト内のアドレスまたはレコードの順序番号として使用し 、 ・このレコードにアクセスすることによって、実行するように構成されているこ とを特徴とする、前記交換機。 １１．請求項第７項に記載の交換機に於いて、出力ポートがテーブル検索調査 を第二副リストに対して： ・データパケットの全ての内部ラベルを番号として取り扱い、 ・第二基本アドレスまたは第二基本番号をこの番号に加え、 ・その合計を第二副リスト内のアドレスまたはレコードの順序番号として使用し 、 ・このレコードにアクセスすることによって、実行するように構成されているこ とを特徴とする、前記交換機。 １２．第一または第二型式の論理接続のいずれかに属するデータパケットの転 送用ネットワークであって、 ・そのデータパケットの開始または終端点である、端末局と、 ・各々のユニットの内側でそれらの間をデータパケットが転送可能な、複数の入 力および出力ポートを有する交換機ユニットと、 ・各々の端末局から、この端末局に関連する交換機ユニットの入力および出力ポ ートへの接続ラインと、そして端末局には接続されていない交換機ユニットの入 力と出力ポートとの間に相互に延びる接続ラインと、 ・各々の交換機ユニットが、その交換機ユニットが関連している端末局から信号 が到着したときに、第一または第二型式の論理接続を別の端末局に対して確立し 、この論理接続を交換機ユニットを介してネットワーク内で別の交換機ユニット と協力して別の端末局に対して確立し、そしてこの接続に対して第一部分および 第二部分を含む内部ラベルを確立するように構成されている、各々の交換機ユニ ットと、 ・第一部分および第二部分を含み、そのデータパケットが属している接続を識別 するためのラベルを含む、各々のデータパケットと、 ・接続ライン上の入力ポートに到着したデータパケットのラベルを、そのデータ パケットが属する論理接続用に確立された内部ラベルで代替置換するように構成 された交換機ユニットの各々の入力ポートとを含むネットワークであって、 ・交換機ユニットの各々の入力ポートが、第一および第二副リストを含むレコー ドのリストを含み、 ・交換機ユニットの各々の入力ポートが、そのポートに到着したデータパケット に対して： ・・そのデータパケットが第一型式の論理接続に属する場合は、 ・・・データパケットのラベルの第一部分に基づき第一テーブル検索調査を第一 副リストに対して実行して、内部ラベルを獲得し、そして ・・・データパケットのラベルの第一部分のみを第一テーブル検索調査で得られ た内部ラベルで代替置換し、 ・・そのデータパケットが第二型式の論理接続に属する場合は、 ・・・データパケットのラベルの第二部分に基づき第二テーブル検索調査を第二 副リストに対して実行して、内部ラベルを獲得し、そして ・・・データパケットのラベルを第二テーブル検索調査で得られた内部ラベルで 代替置換するように構成されていることを特徴とする、前記ネットワーク。 １３．請求項第１２項記載のネットワークに於いて、 ・交換機ユニットの入力ポート内の第一副リストが、論理接続の型式に関する情 報を含み、そして ・入力ポートが、入力ポートに到着する全てのデータパケットに対して、第一副 リスト内での第一テーブル検索調査を、その入力ポートに到着したデータパケッ トのラベルの第一部分にもと付いて実行し、そのデータパケットが属する論理接 続の型式を獲得するように構成されていることを特徴とする、前記ネットワーク 。 １４．請求項第１２項乃至第１３項記載のネットワークに於いて、交換機ユニ ットの入力ポートがその入力ポートに到着したデータパケット内の論理接続の型 式に関する情報を挿入するように構成されていることを特徴とする、前記ネット ワーク。 １５．請求項第１４項記載のネットワークに於いて、交換機ユニットの出力ポ ートが、その交換機ユニットから回送されるデータパケットから、論理接続に関 する情報を取り除くように構成されていることを特徴とする、前記ネットワーク 。 １６．請求項第１２項〜第１５項のひとつに記載のネットワークに於いて、交 換機ユニット内の入力ポートがテーブル検索調査を第一副リストに対して： ・データパケットのラベルの第一部分を番号として取り扱い、 ・第一基本アドレスまたは第一基本番号をこの番号に加えて合計を求め、 ・その合計を第一副リスト内のアドレスまたはレコードの順序番号として使用し 、 ・このレコードにアクセスすることによって、実行するように構成されているこ とを特徴とする、前記ネットワーク。 １７．請求項第１３項〜第１６項のひとつに記載のネットワークに於いて、デ ータパケットが第二型式の論理接続に属する場合に、交換機ユニットの入力ポー トがテーブル検索調査を第二副リストに対して： ・第一副リストの中でのテーブル検索調査の結果から更なる情報を獲得し、 ・この更なる情報をデータパケットのラベルの第二部分と共に使用してポインタ を獲得し、 ・そのポインタを使用して第二副リスト内でレコードにアクセスすることによっ て、実行するように構成されていることを特徴とする、前記ネットワーク。 １８．請求項第１３項〜第１６項のひとつに記載のネットワークに於いて、デ ータパケットが第二型式の論理接続に属する場合に、交換機ユニットの入力ポー トがテーブル検索調査を第二副リストに対して： ・データパケットのラベルの第二部分を番号として取り扱い、 ・第一副リスト内のテーブル検索調査の結果から第二基本アドレスまたは第二基 本番号を獲得し、 ・この第二基本アドレスまたは第二基本番号をラベルの第二部分で与えられた番 号に加算して合計を求め、 ・その合計を第二副リスト内のアドレスまたはレコードの順序番号として使用し 、 ・このレコードにアクセスすることによって、実行するように構成されているこ とを特徴とする、前記ネットワーク。 １９．請求項第１２項〜第１８項のひとつに記載のネットワークに於いて、 ・論理接続の確立に際して、各々の交換機ユニットがこの接続の回送用ラベルを も決定するように構成され、そして ・そのポートからデータパケットが回送される交換機ユニットの出力ポートが、 パケットの内部ラベルを、そのデータパケットが属する論理接続用に決定された 回送用ラベルで代替置換するように構成されていることを特徴とする、前記ネッ トワーク。 ２０．請求項第１９項記載のネットワークに於いて、 ・交換機ユニットの各々の出力ポートの中にリストが含まれ、 ・このリストはこの出力ポートから回送されるデータパケット用の回送用ラベル を含み、そして ・そのリストは第一副リストおよび第二副リストを含み、 ・その出力ポートが、データパケットの回送ラベルの決定に際して、 ・・データパケットが第一型式の論理接続に属する場合には、 ・・・回送用ラベルのリストの第一副リスト内での第一テーブル検索調査を、デ ータパケットの内部ラベルの第一部分に基づき、回送用ラベルを得るために実行 し、そして ・・・データパケットのラベルの第一部分を第一のテーブル検索調査で得られた 回送用ラベルで代替置換し、 ・・データパケットが、第二型式の論理接続に属する場合には、 ・・・パケットの内部ラベルに基づき、第二副リスト内での第二のテーブル検索 調査を、回送用ラベルを得るために実行し、そして ・・・データパケットの内部ラベルを第二テーブル検索調査で得られた回送用ラ ベルで代替置換するように構成されていることを特徴とする、前記ネットワーク 。 ２１．請求項第２０項に記載のネットワークに於いて、出力ポートがテーブル 検索調査を第一副リストに対して： ・データパケットの内部ラベルの第一部分を番号として取り扱い、 ・第一基本アドレスまたは第一基本番号をこの番号に加えて合計を求め、 ・その合計を第一副リスト内のアドレスまたはレコードの順序番号として使用し 、 ・このレコードにアクセスすることによって、実行するように構成されているこ とを特徴とする、前記ネットワーク。 ２２．請求項第２０項〜第２１項のひとつに記載のネットワークに於いて、出 力ポートがテーブル検索調査を第二副リストに対して： ・第一副リストの中でのテーブル検索調査の結果から更なる情報を獲得し、 ・この更なる情報をデータパケットの内部ラベルの第二部分と共に使用してポイ ンタを獲得し、 ・そのポインタを使用して第二副リスト内でレコードにアクセスすることによっ て、実行するように構成されていることを特徴とする、前記ネットワーク。 ２３．請求項第２０項〜第２１項のひとつに記載のネットワークに於いて、出 力ポートがテーブル検索調査を第二副リストに対して： ・データパケットの内部ラベルの第二部分を番号として取り扱い、 ・第一副リスト内のテーブル検索調査の結果から第二基本アドレスまたは第二基 本番号を獲得し、 ・この第二基本アドレスまたは第二基本番号を内部ラベルの第二部分で与えられ た番号に加算して合計を求め、 ・その合計を第二副リスト内のアドレスまたはレコードの順序番号として使用し 、 ・このレコードにアクセスすることによって、実行するように構成されているこ とを特徴とする、前記交換機。 ２４．請求項第２０項に記載のネットワークに於いて、出力ポートがテーブル 検索調査を第二副リストに対して： ・データパケットの全ての内部ラベルを番号として取り扱い、 ・第二基本アドレスまたは第二基本番号をこの番号に加え、 ・その合計を第二副リスト内のアドレスまたはレコードの順序番号として使用し 、 ・このレコードにアクセスすることによって、実行するように構成されているこ とを特徴とする、前記ネットワーク。 ２５．請求項第１２項〜第２４項のひとつに記載のネットワークに於いて、端 末局から直接到着したりまたは端末局に直接か移送されるデータパケットが、第 一ラベルフォーマットを有し、そして交換機ユニットの間を回送されるデータパ ケットが第二ラベルフォーマットを有する、前記ネットワークに於いて、 ・交換機ユニットの各々の入力ポートの中にあって、その入力ポートを通過する データパケットを有する各々の論理接続に対して、その交換機ユニットを通って 転送された後にそのポートに到着したデータパケットが、その交換機ユニットか ら直接端末局に回送されるか否かを示す、指示要素と、 ・交換機ユニットの各々の入力ポートがデータパケットがその入力ポートに到達 した際に、 ・・そのデータパケットが属する論理接続のための指示要素に基づいて、そのパ ケットが交換機ユニットから直接端末局に回送されるか否かの判断を実行し、そ して ・・そのパケットが交換機ユニットから端末局に直接回送されるべき時には、そ のデータパケットのラベルが、第一フォーマットを有する内部ラベルで代替置換 され、 ・・そのパケットが交換機ユニットから端末局に直接回送されるべきでは無い時 には、そのデータパケットのラベルが、第二フォーマットを有する内部ラベルで 代替置換されるように構成された、前記各々の入力ポートとを特徴とする前記ネ ットワーク。 ２６．請求項第１項〜第２５項のひとつに記載のネットワークに於いて、 ・交換機ユニットのポート内の少なくとも一つのリストが、そのポートで受信さ れたデータパケットが持つことの出来るラベルフィールドの全ての考えられる内 容を順番に含むように構成され、そして ・そのポートが、そのポートで受信されたデータパケットのラベルをそのリスト 内のこのラベルの位置または順序番号で置き換えるように構成されていることを 特徴とする、前記ネットワーク。 ２７．請求項第１項〜第２６項のひとつに記載のネットワークに於いて、 ・交換機ユニットの入力ポートが、データパケットがその入力ポートに到着した 際に、そのデータにそのデータパケットの内部アドレスが挿入され、そのデータ パケットがその交換機ユニットの中をどの様に転送されるかを示す、追加フィー ルドが付加されるように構成され、そして ・交換機ユニットの各々の出力ユニットが、データパケットが交換機ユニットか ら回送される時にこの追加フィールドを取り除くように構成されていることを特 徴とする、前記ネットワーク。