JPH085093Y2 - ステアリングホイール - Google Patents

ステアリングホイール

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Publication number
JPH085093Y2
JPH085093Y2 JP1991078543U JP7854391U JPH085093Y2 JP H085093 Y2 JPH085093 Y2 JP H085093Y2 JP 1991078543 U JP1991078543 U JP 1991078543U JP 7854391 U JP7854391 U JP 7854391U JP H085093 Y2 JPH085093 Y2 JP H085093Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
wall portion
steering wheel
shock absorber
lower wall
boss
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991078543U
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English (en)
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JPH0528781U (ja
Inventor
恵 森井
孝志 時田
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Nihon Plast Co Ltd
Original Assignee
Nihon Plast Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、自動車等のステアリン
グホイールに係り、特に、ステアリングホイールのパッ
ド内部下方に、衝撃吸収体を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のステアリングホイールに
おいては、例えば、実開昭58−135364号公報
るいは特公昭62−56015号公報に記載されている
構造が採られている。この構造は図6に示すように、衝
撃吸収体1は前面部2の上部から後方に向けて折曲げ、
中間部を座屈し易いように屈曲した上壁部3を形成し、
前面部2の下部から後方に向けて折曲げて中間部を屈曲
した下壁部4を形成し、この上壁部3と下壁部4との後
端をそれぞれ略直角に底板面部5に固着している。しか
しながら、上記従来の構造のステアリングホイールで
は、図6(a)に示す状態で衝突などによる衝撃が衝撃
吸収体1の上部前側に斜め上方から掛ると、図6(b)
(c)に示すように、上壁部3のみが座屈変形し、下壁
部4は逆に伸びる方向に変形し、変形荷重が小さいうち
に変形ストローク分変形し、衝撃エネルギの吸収が得ら
れない問題がある。 また、例えば、特開平2−3786
4号公報に記載されたステアリングホイールが知られて
いる。そして、このステアリングホイールでは、円筒状
の衝撃吸収材と、断面W字状に湾曲した衝撃吸収材とを
隣接配置するとともに、これら衝撃吸収材同士を互いに
プレートで結合して衝撃吸収体が構成されている。しか
しながら、この構成では、構造が複雑になり、製造コス
トが上昇するとともに、円筒状の衝撃吸収材の剛性が大
きくなりやすく、衝撃吸収効果の向上が困難であるとの
問題を有している。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記のように、実開昭
58−135364号公報などに記載された構造のステ
アリングホイールでは、図6(a)に示す状態で衝突な
どによる衝撃が衝撃吸収体1の上部前側に斜め上方から
掛ると、図6(b)(c)に示すように、上壁部3のみ
が座屈変形し、下壁部4は逆に伸びる方向に変形し、変
形荷重が小さいうちに変形ストローク分変形し、衝撃エ
ネルギの吸収が得られない問題がある。また、特開平2
−37864号公報に記載された構成では、構造が複雑
になり、製造コストが上昇するとともに、円筒状の衝撃
吸収材の剛性が大きくなりやすく、衝撃吸収効果の向上
が困難であるとの問題を有している。
【0004】本考案は、上記問題点に鑑みなされたもの
で、衝撃吸収体に上部前側に斜め上方から衝撃が掛った
場合、衝撃吸収体の座屈変形が理想の荷重範囲で理想の
ストロークで行われ、衝撃エネルギを確実に吸収できる
ステアリングホイールを提供するものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案のステアリングホ
イールは、ボス部の前側に設けられたパッドとこのパッ
ド内に配設される衝撃吸収体を備えたステアリングホイ
ールであって、前記ボス部を覆う前記パッドの内部に配
設される前記衝撃吸収体は、左右に開口部を有しかつ前
面部の上部から後方に向って折曲げられ中間部を屈曲さ
れた上壁部と、前面部の下部から後方に向って折曲げら
れた略平板状をなす下壁部と、この上壁部と下壁部との
後端をそれぞれ固着した底板面部とを有し、前記下壁部
は後端と底板面部とを固着する内側角度を鈍角に形成し
たものである。
【0006】
【作用】本考案のステアリングホイールは、衝撃吸収体
に前側上部に斜め上方から衝撃が掛った場合、衝撃吸収
体の上壁部が先に座屈変形が起き、下壁部には伸びよう
とする力が作用するが、下壁部は平板状で後端部は底板
面部と鈍角をなしているため、下壁部はさらに開く方向
の下側に向って変形し、充分な変形ストロークが得られ
るため、衝撃吸収効率が高められる。
【0007】
【実施例】次に、本考案のステアリングホイールの一実
施例の構成を図面を参照して説明する。
【0008】図2において、11は自動車などのステアリ
ングホイール本体であり、このステアリングホイール本
体11は、環状のリム部12と、このリム部12の中心に位置
したボス部13と、このリム部12およびボス部13のボス13
a を連結した複数のスポーク部14から構成されている。
このステアリングホイール本体11のボス部13の上部に、
パッド16が設けられている。
【0009】図1は、図2のA−A視断面図であり、図
示しないステアリングシャフトに嵌着されるボス13a に
ボスプレート18が溶接され、さらに、ビスなどにて衝撃
吸収体20の底板面部21に係合されたクランプスプリング
22をボスプレート18の挿通孔に嵌合することにより、こ
のボスプレート18上に、衝撃吸収体14が取付けられてい
る。
【0010】そして、ボス13a の後面および後側面を覆
う樹脂製の後部カバー19は、このボス13a の後部に嵌合
されてこのボスプレート18にねじにて取付けられ、この
ボス13a の前面及び前側面を覆う一部に芯材23を内設す
る軟質樹脂製のパッド16は、内面から後方に向って突設
された取付けボスが衝撃吸収体20のフランジ部24にねじ
などにて取付けられている。
【0011】また、この衝撃吸収体20は、図3および図
4に示すように、例えば、鉄板を折曲げ加工し、または
アルミニウムなどの金属材を押し出し、または鋳造し、
あるいは合成樹脂を押し出し、さらには射出して一体に
成形されており、左右に開口部28を有し、前面部29およ
びフランジ部24を有する底板面部21を平面形状とし、前
面部29の上部から後側に向って折曲げられた上壁部30は
波状に屈曲され、この上壁部30の後端から略垂直に折曲
げられた固着片部31が前記底板面部21に溶着固定され、
また、前面部29の下部から後方に向って折曲げられた下
壁部32は平板状に形成され、この下壁部32の後端から折
曲げられた固着片部33が底板面部21に溶着固定されてい
る。そして、下壁部32と底板面部21とを固着する内側角
度を鈍角αに形成し、上部前側に斜め上方から衝撃が加
わった状態で上壁部30と下壁部32とが座屈変形して衝撃
を吸収するようになっている。
【0012】また、この前記衝撃吸収体20の前面部29の
両側略中央部にそれぞれホーンスイッチの弾性接片35を
取付ける取付孔36が成形され、この取付孔36の両側に一
対の接点37が形成されている。そして、パッド16を押圧
すると、裏面の突部38にて押圧された弾性接片35が後方
に揺動して接点37に接触し、ホーン回路が導通されるよ
うになっている。
【0013】次に、この実施例の作用を説明する。
【0014】図5(a)に示す衝撃吸収体20に上部前側
に斜め上方から衝撃荷重が掛った場合、図5(b)に示
すように、衝撃吸収体20の上壁部30が先に座屈変形し、
下壁部32には伸びようとする力が作用するが、下壁部32
は平板状で後端部は底板面部21と鈍角をなしているた
め、図5(c)に示すように、下壁部32はさらに開く方
向の下側に向って変形し、充分な変形ストロークが得ら
れる。
【0015】そして、図7に示すように、衝撃荷重に対
する衝撃吸収体20の変形ストロークの理想範囲a,bに
対し、前記図6に示す構造では、ストロークが鎖線で示
すように不足するが、この実施例の構造では、実線で示
すように、理想衝撃荷重の範囲bで理想の変形ストロー
クaが充分に得られる。
【0016】
【考案の効果】本考案によれば、衝撃吸収体に前側上部
に斜め上方から衝撃が掛ると、衝撃吸収体の上壁部に先
座屈変形が起きるとともに下壁部には伸びようとす
る力が作用するが、下壁部は平板状で後端部は底板面部
と鈍角をなしているため、下壁部はさらに開く方向の下
側に向って変形し、充分に変形ストロークが得られ、衝
撃吸収効率が高められ、衝撃吸収体の強度を適正に保持
し乗員の安全を確保することができる。さらに、特別な
部品を必要とせず、下壁部は平板状に形成すれば良いた
め、コストアップとなることがなく、安価に得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例を示すステアリングホイール
の図2のA−A線部の視断面図である。
【図2】同上正面図である。
【図3】同上衝撃吸収体の下側からの斜視図である。
【図4】同上衝撃吸収体の上側からの斜視図である。
【図5】(a)(b)(c)は同上衝撃吸収体の変形説
明図である。
【図6】(a)(b)(c)は従来のステアリングホイ
ールの衝撃吸収体の変形説明図である。
【図7】衝撃吸収体の衝撃荷重に対する変形特性図であ
る。
【符号の説明】
11 ステアリングホイール本体 13 ボス部 16 パッド 20 衝撃吸収体 21 底板面部 29 前面部 30 上壁部 32 下壁部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボス部の前側に設けられたパッドとこの
    パッド内に配設される衝撃吸収体を備えたステアリング
    ホイールであって、 前記ボス部を覆う前記パッドの内部に配設される前記衝
    撃吸収体は、左右に開口部を有しかつ前面部の上部から
    後方に向って折曲げられ中間部を屈曲された上壁部と、
    前面部の下部から後方に向って折曲げられた略平板状を
    なす下壁部と、この上壁部と下壁部との後端をそれぞれ
    固着した底板面部とを有し、 前記下壁部と底板面部とを固着する内側角度を鈍角に形
    成したことを特徴としたステアリングホイール。
JP1991078543U 1991-09-27 1991-09-27 ステアリングホイール Expired - Lifetime JPH085093Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1991078543U JPH085093Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ステアリングホイール

Applications Claiming Priority (1)

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JP1991078543U JPH085093Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ステアリングホイール

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0528781U JPH0528781U (ja) 1993-04-16
JPH085093Y2 true JPH085093Y2 (ja) 1996-02-14

Family

ID=13664834

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JP1991078543U Expired - Lifetime JPH085093Y2 (ja) 1991-09-27 1991-09-27 ステアリングホイール

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Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6256015A (ja) * 1985-09-03 1987-03-11 Mitsubishi Electric Corp 保持回路
JPH07121697B2 (ja) * 1989-03-10 1995-12-25 日産自動車株式会社 衝撃エネルギ吸収装置付きステアリングホイール

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0528781U (ja) 1993-04-16

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