JPH07121697B2 - 衝撃エネルギ吸収装置付きステアリングホイール - Google Patents

衝撃エネルギ吸収装置付きステアリングホイール

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JPH07121697B2
JPH07121697B2 JP5927989A JP5927989A JPH07121697B2 JP H07121697 B2 JPH07121697 B2 JP H07121697B2 JP 5927989 A JP5927989 A JP 5927989A JP 5927989 A JP5927989 A JP 5927989A JP H07121697 B2 JPH07121697 B2 JP H07121697B2
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JP
Japan
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energy absorbing
absorbing member
plate
steering wheel
hub portion
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公三 前田
政信 吉岡
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Nissan Motor Co Ltd
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Nissan Motor Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、衝撃エネルギ吸収装置が設けられたステア
リングホイールに関する。
従来の技術 従来のステアリングホイールとしては、例えば第10,11
図に示す構造のものが提案されている(実開昭61−1032
76号公報参照)。
即ち、ステアリングホイール1は円環状のリム2とこの
リム2に一端部を固定されたスポーク3とを備えてい
る。スポーク3の他端部にはハブ部4が設けられてお
り、ハブ部4はステアリングシャフト5に固着され、ハ
ブ部4にはカバーパッド6が覆設されている。
上記ハブ部4の上面には第11図に示すように角形の開口
部7を有するハブ側プレート8が固定され、一方前記カ
バーパッド6には角形の開口部9を有するカバー側プレ
ート10が固定されている。
そして、上記カバー側プレート10とハブ側プレート8と
の間に、円筒状のエネルギ吸収部材11がその上下周面11
a,11bを各開口部9,7に嵌合させた状態で介装されてい
る。
したがって、カバーパッド6を介してカバー側プレート
10に衝撃エネルギが入力されると、エネルギ吸収部材11
はカバー側プレート10とハプ側プレート8との間で挾持
されて潰れ変形し、これによって前記カバーパッド6に
入力される衝撃エネルギの吸収を行うのである。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、このような従来のステアリングホイール
にあっては、エネルギ吸収部材が単に円筒形状のもので
あったため、衝撃点の違いによって、エネルギ吸収部材
11の潰れ変形により得られる衝撃吸収特性が異なってし
まうという問題があった。
また、エネルギ吸収部材11を大型化して広い範囲に渡っ
て衝撃を受けられるようにして均一なエネルギ吸収特性
を得ることも考えられるが、エネルギ吸収部材が大型化
してしまうという問題がある。
そこで、この発明は、均一なエネルギ吸収特性を得られ
る衝撃エネルギ吸収装置付きステアリングホイールを提
供するものである。
課題を解決するための手段 ステアリングシャフト先端部に設けられたハブ部とこの
ハブ部を覆うカバーパッドが設けられたステアリングホ
イールである。
カバーパッドの内部に、ステアリングホイールの中立状
態で中心軸線が車幅方向を指向する筒状のエネルギ吸収
部材と、この筒状のエネルギ吸収部材の長手方向に沿っ
て隣接配置され且つ少なくともステアリングシャフトの
軸線方向からの荷重入力に対して変形容易な断面略波形
状の湾曲部を有する板状のエネルギ吸収部材とが設けら
れ、これら両エネルギ吸収部材のうちハブ部に最も近い
下端側同士とハブ部から最も遠い上端側同士とがそれぞ
れプレートで相互に結合されている。
作用 筒状のエネルギ吸収部材と湾曲部を有する板状のエネル
ギ吸収部材との潰れ荷重を所定値に設定し、衝撃荷重が
作用する方向位置の如何にかかわらず均一なエネルギ吸
収特性を得られることを可能とする。
実施例 以下、この発明の実施例を図面と共に説明する。
第1〜8図に示す実施例において、ステアリングホイー
ル12は円環状のリム13とこのリム13に一端を固定された
スポーク14とを備えている。
一方、ステアリングシャフト15の先端部にはハブ部16が
挿入されてナット(図示省略)で締結され、ハブ部16の
外周部分にはスポーク14が溶接固定されている。またハ
ブ部16には、上記スポーク14及びハブ部16を覆うカバー
パッド18が覆設されている。
具体的にはカバーパッド18はハブ部16の上端に延出部19
を有する下部パッド20の上部開口部に上部パッド21が取
り付けられたものである。
上記カバーパッド18の内部には、横倒し状態にされた筒
状のエネルギ吸収部材22と湾曲した板状のエネルギ吸収
部材23とが隣接配置されている。
筒状のエネルギ吸収部材22は、車両が直進方向を指向す
るステアリングホイール12の中立状態において中心軸線
が車幅方向を指向するような向きに配置され、その両端
は蓋体22a,22bによって閉塞されたものである。また、
もう一方のエネルギ吸収部材23は、板材の一部を断面略
波形状に屈曲させて湾曲部23aを形成し、全体として断
面略W字状もしくは断面略M字状のものとして湾曲形成
したもので、上記の湾曲部23aが特にステアリングシャ
フト15の軸線方向からの荷重入力に対して変形容易な部
分として機能するものである。
そして、これら筒状のエネルギ吸収部材22とエネルギ吸
収部材23との上端部にはエネルギ吸収部材23に一体形成
されたプレートとしてのプレート部24が取り付けられ、
一方エネルギ吸収部材22とエネルギ吸収部材23との下端
部には、プレート25がそれぞれ取り付けられている。
上記プレート部24はエネルギ吸収部材22に対し溶接固定
され、プレート25は前記下部パッド20の延出部19にクリ
ップ部26により係止されると共にビス27によってエネル
ギ吸収部材23に固定されている。
上記エネルギ吸収部材23のプレート部24には、衝突物の
形状等の影響を受け難くくするためのフランジ部28が開
口部hの両側縁に設けられると共に剛性をアップして
(各エネルギ吸収部材22,23より剛性を高くする)当該
エネルギ吸収部材23とエネルギ吸収部材22の変形を促す
エンボス部29が形成されている。
尚、上記エネルギ吸収部材23の潰れ特性はその形状(例
えばW字状部分の屈曲の度合)及び板幅,板厚等によっ
て決定され、またエネルギ吸収部材22の潰れ特性も直
径,板厚等によって決定される。
上記実施例構造によれば、カバーパッド18の上部パッド
21に乗員の頭部等が衝突すると、プレート部24は変形せ
ず筒状のエネルギ吸収部材22が潰れ変形し、板状のエネ
ルギ吸収部材23が屈曲変形して衝撃エネルギが吸収され
る。
ここで、上記エネルギ吸収部材22とエネルギ吸収部材23
の潰れ荷重を所定の組み合わせに設定することにより、
第6〜8図に示すように、プレート部24に種々の位置方
向(第7,8図A,B,C,D,E)で衝撃が加わったとしても第6
図に示すように殆ど同様な潰れ特性を得ることができ
る。
即ち、衝突方向、衝突位置、衝突物の形状の影響を受け
難くく、指向性の少ない衝撃吸収特性が得られるのであ
る。
次に、第9図に示すのはこの発明の第2実施例の要部断
面図である。
この実施例は前述した実施例におけるプレート25に筒状
のエネルギ吸収部材22の回転を規制するストッパ30,30
が形成されたものである。
したがって、この実施例では、第9図に矢印で示す方向
(第8図のE方向)から衝撃を受け、エネルギ吸収部材
22と、エネルギ吸収部材23のプレート部24及びプレート
25とが剥離してエネルギ吸収部材22が回転しようとした
ときに上記ストッパ30,30によりこれが阻止される点で
有利である。
発明の効果 以上説明してきたように、この発明によれば、円筒状の
エネルギ吸収部材と湾曲部を有する板状のエネルギ吸収
部材との上端側と下端側とがプレートで結合されている
ことにより、両エネルギ吸収部材の潰れ荷重を適宜に定
めることで、乗員の頭部等の衝突位置、衝突方向、乗員
の頭部形状等の影響を受けず略一定の衝撃吸収特性を得
られるという効果がある。
したがって、カバーパッドがどのような形状であって
も、衝撃吸収特性を一定にできるため、汎用性を高めら
れるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1〜8図はこの発明の第1実施例を示し、第1図は断
面図、第2図は要部拡大図、第3図は第4図のIII−III
線に沿う断面図、第4図は要部平面図、第5図は第4図
のV−V線に沿う断面図、第6図はグラフ図、第7,8図
は各々衝撃印加状況を示す平面図と側面図、第9図は第
2実施例の要部断面図、第10,11図は各々従来技術の側
面図と斜視図である。 12……ステアリングホイール、15……ステアリングシャ
フト、16……ハブ部、18……カバーパッド、22……筒状
のエネルギ吸収部材、23……板状のエネルギ吸収部材、
23a……湾曲部、24……プレート部(プレート)、25…
…プレート。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフト先端部に設けられた
    ハブ部とこのハブ部を覆うカバーパッドが設けられたス
    テアリングホイールにおいて、 カバーパッドの内部に、ステアリングホイールの中立状
    態で中心軸線が車幅方向を指向する筒状のエネルギ吸収
    部材と、この筒状のエネルギ吸収部材の長手方向に沿っ
    て隣接配置され且つ少なくともステアリングシャフトの
    軸線方向からの荷重入力に対して変形容易な断面略波形
    状の湾曲部を有する板状のエネルギ吸収部材とが設けら
    れ、 これら両エネルギ吸収部材のうちハブ部に最も近い下端
    側同士とハブ部から最も遠い上端側同士とがそれぞれプ
    レートで相互に結合されていることを特徴とする衝撃エ
    ネルギ吸収装置付きステアリングホイール。
JP5927989A 1988-06-09 1989-03-10 衝撃エネルギ吸収装置付きステアリングホイール Expired - Lifetime JPH07121697B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5927989A JPH07121697B2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 衝撃エネルギ吸収装置付きステアリングホイール
US07/363,186 US4953423A (en) 1988-06-09 1989-06-08 Steering wheel with shock absorber

Applications Claiming Priority (1)

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JP5927989A JPH07121697B2 (ja) 1989-03-10 1989-03-10 衝撃エネルギ吸収装置付きステアリングホイール

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JPH02237864A JPH02237864A (ja) 1990-09-20
JPH07121697B2 true JPH07121697B2 (ja) 1995-12-25

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JPH085093Y2 (ja) * 1991-09-27 1996-02-14 日本プラスト株式会社 ステアリングホイール

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