JPH0850845A - 回路遮断器 - Google Patents

回路遮断器

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JPH0850845A
JPH0850845A JP20620995A JP20620995A JPH0850845A JP H0850845 A JPH0850845 A JP H0850845A JP 20620995 A JP20620995 A JP 20620995A JP 20620995 A JP20620995 A JP 20620995A JP H0850845 A JPH0850845 A JP H0850845A
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輝美 嶋野
Kuniyoshi Sakai
邦義 阪井
Yutaka Ikeda
裕 池田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リード線を簡単に位置決めし被覆が破損する
のを防ぐこと。 【構成】 スイッチ器具7のリード線8がベース係合部
540及びカバー係合部620間をその長手方向に沿っ
て挿通して外部に引出すので、リード線8をその長さ方
向に亘って位置決め保持することができることにより、
モールドケース2とモールドカバー3との組付け時、リ
ード線8の被覆の挟み込みを防ぎ得、またリード線8の
外部からの引張り力に対しても十分な強度を持たせるこ
とができる上、リード線8がたわむのも防ぎ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回路遮断器に係り、特に
付属装置を本体ケースと本体カバー間に組込む際の組付
作業性の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の回路遮断器にあっては、遮断器本
体内に補助スイッチや警報スイッチ等のスイッチ器具を
有する付属装置が収納されている。そのような付属装置
を収納した回路遮断器の従来技術としては、実開昭59
−144739号公報に示されるものがある。
【0003】即ち、この従来技術では、図27乃至図2
9に示すように、遮断器本体1のモールドケース2とモ
ールドカバー3間に付属装置が収納され、付属装置のリ
ード線8が外部に引出されている。付属装置は、取付ベ
ース5と、カバー6と、それら両者間に取付けられたマ
イクロスイッチ7とを有し、図28に示すように、モー
ルドケース2とモールドカバー3間に組込んだ際、複数
のリード線8を結束バンド9によって一括的に結束する
と共に、夫々のリード線8を引出し口4に挿通すること
によりリード線8を外部に引出すようにしている。前記
引出し口4は、モールドカバー3の外壁面においてモー
ルドケース2との当接面がリード線8を挿通し得るよう
矩形状に形成されている。
【0004】また、他の従来技術としては、図30に示
すように、リード線8の引出し口4を挿通する部分にチ
ューブ11及びこれを覆う収縮チューブ12を被着さ
せ、該収縮チューブ12及びチューブ11によってリー
ド線8とモールドケース2,モールドカバー3との間を
塞ぐことにより、トリップ動作によって生じるアークガ
スaが外部に漏れるのを防ぐと共に、カーボン等の溶融
物がリード線8や引出し口4に付着するのを防いで絶縁
性能が劣化しないようにしている。これは前記第1の従
来技術では図29に示すように引出し口4においてこれ
を形成する周縁部とリード線8との間に著しい隙間Bが
生じるのを防ぐためである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図27乃至
図29に示す第1の従来技術では、リード線8が外部か
らの引張り力に耐え得るようにする為、リード線8を束
ねる結束バンド9の部品が必要となり、それだけ部品点
数及び組付工数がかさむ不具合がある。
【0006】また、リード線8が柔軟性をもっているの
でリード線8を引出し口4に位置決めしようとしても位
置が安定せず、そのため、モールドケース2とモールド
カバー3との組付け時、即ち遮断器本体1の組付け時、
それら両者間にリード線8が挟まれ、リード線の被覆が
破損する不具合がある。
【0007】この不具合を解消するため、リード線8に
図28に鎖線で示すように絶縁チューブ10を被着する
ことが考えられるが、そのようにした場合、リード線8
が複数本あるので、それだけ絶縁チューブ10の数が増
えるばかりでなく、絶縁チューブ10の被着に手間がか
かり、しかも組付工数がいっそうかさむ不具合がある。
また、図30に示す従来技術では、チューブ11及び収
縮チューブ12を用いているので、前記第1の従来技術
と同様に部品点数がかさみ、しかもその組付けに手間が
かかる。
【0008】本発明の目的は、前記従来技術の問題点に
鑑み、特殊な部品を用いなくとも外部からの引張り力に
対しリード線を確実に耐え得るようにし、またリード線
を簡単に位置決めしてリード線の被覆が破損するのを防
ぎ得る回路遮断器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、取付ベー
ス,これと組付けられるカバー,それら両者間に取付け
られたスイッチ器具を有する付属装置を遮断器本体内に
収納し、該遮断器本体の外壁に設けた引出し口より前記
スイッチ器具のリード線を外部に引出す回路遮断器であ
って、遮断器本体の前記引出し口を、遮断器本体の外壁
の一端まで延長して長尺形状に形成され、付属装置の取
付ベース及びカバーの一側面部に、長尺形状の引出し口
まで張り出し、かつ互いに突き合わせた状態で筒状をな
すと共に長尺形状の引出し口に係合する長尺状のベース
係合部及びカバー係合部を夫々形成し、前記スイッチ器
具のリード線を、遮断器本体の引出し口に係合したベー
ス係合部及びカバー係合部間に挿通して遮断器外部に引
出すことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】本発明では、上述の如く、遮断器本体の前記引
出し口を遮断器本体の外壁の一端まで延長して長尺形状
に形成する一方、付属装置の取付ベース及びカバーの一
側面部に長尺状のベース係合部及びカバー係合部を夫々
形成し、前記スイッチ器具のリード線を、遮断器本体の
引出し口に係合したベース係合部及びカバー係合部間に
挿通して遮断器外部に引出すように構成したので、付属
装置のスイッチ器具のリード線を簡単に位置決め保持で
きると共に、リード線の被覆の挟み込みや損傷を防止で
きる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図26によ
り説明する。図1乃至図4は本発明の第1の実施例を示
し、同図において従来例と同一部分には同一符号を付し
てある。
【0012】実施例の回路遮断器は、遮断器本体1内
に、取付ベース5とカバー6とスイッチ器具7とを有す
る付属装置70が収納され、スイッチ器具7のリード線
8が遮断器本体1に形成された引出し口4より外部に引
出されている。前記遮断器本体1は、図1及び図2に示
すように、モールドケース2とこれに被せるモールドカ
バー3とで構成されている。前記引出し口4はモールド
ケース2及びモールドカバー3の外壁の互いに当接する
端縁を切欠いて内部と外部とを連絡する矩形状に形成さ
れている。前記付属装置70の取付ベース5は、図2乃
至図4に示すように、底部の両端に垂下する脚51と、
両側中央部に上方に向かって突設されかつ内側に溝53
を設けた押え板52とを有し、図1に示すように脚51
をモールドケース2に形成された凹陥部2aに嵌め込む
ことによりモールドケース2の上面部に取付けられるよ
うにしている。カバー6は、取付ベース5と同様の熱可
塑性樹脂製によりスイッチ器具7を収容し得る筒体をな
しており、図4に示すように両側部に前記取付ベース5
の押え板52の溝53と係合し得る突起61を有し、取
付ベース5に搭載したとき、突起61が押え板52の溝
53に係合することにより取付ベース5と組付けられる
ようにしている。スイッチ器具7としてはマイクロスイ
ッチで構成され、取付ベース5及びカバー6間に取付け
られ、カバー6の上部開口部からリード線8を引出すよ
うにしている。
【0013】しかして、前記付属装置70の取付ベース
5及びカバー6の一側部に前記引出し口4に互いに突き
合わせた状態で係合し得るベース係合部54及びカバー
係合部62が形成されている。
【0014】前記ベース係合部54は、図3,図4に明
示するように、取付ベース5の引出し口4寄りの側面部
がそれより厚みをもって引出し口4まで真直張り出して
形成され、かつ先端両側54aが引出し口4を形成する
モールドケース2外壁の薄肉部(図示せず)に突き当た
ると共に、その先端中央部が引出し口4に係合するよう
にしている。
【0015】前記カバー係合部62は、図2乃至図4に
示すように、カバー6の引出し口4寄りの側部に該側部
と略平行にかつ引出し口4まで張り出して形成され、そ
の基部62aと先端部62bと係合板72cの上縁部6
2dとが引出し口4を形成するモールドカバー3外壁の
薄肉部3aに突き当たると共に、図1に示すように、上
縁部62dがモールドカバー3の縁部3bに突き当たり
かつ基部62a及び先端部62b間の係合板62cが引
出し口4に係合するようにしている。また、カバー係合
部62は図4に示すように、その内側とカバー6との間
にスイッチ器具7のリード線8を挿通し得る挿通空間6
3を有し、リード線8を先端部62bとの間に設けられ
た適宜の隙間Cから引き込んで挿通空間63に通すよう
にしている。
【0016】さらに、前記ベース係合部54及びカバー
係合部62の互いに突き合う端部にはスイッチ器具7の
リード線8をガイドしかつ外部に引出すガイド孔Aが形
成されている。該ガイド孔Aは、ベース係合部54の中
央を取付ベース5と同一平面上まで凹ませた凹部54c
と、カバー係合部62の前記凹部54cと対応する端部
を波形形状に形成したガイド部62eとを有し、カバー
係合部62及びカバー6間の挿通空間63を通るリード
線8が、凹部54c及びガイド部62eによって形成さ
れた空間を通ることにより外部に引出されるようにする
と共に、ガイド部62eによって個々にガイドされるよ
うにしている。
【0017】上記の如く構成された回路遮断器は、まず
取付ベース5の所定位置にスイッチ器具7を搭載し、そ
の上からカバー6を組付けて付属装置70を形成し、次
いで取付ベース5をモールドケース2に取付けた後、該
モールドケース2にモールドカバー3を組付ける。前記
モールドケース2及びモールドカバー3の組付け時、付
属装置70においてはスイッチ器具7のリード線8がカ
バー6に形成されたカバー敬語産62の挿通空間63を
通り、かつカバー係合部62及び取付ベース5に形成さ
れたベース係合部54間のガイド孔Aにより個々にガイ
ドされ、外部に引出されているので、リード線8を何等
の部品を用いなくとも確実に位置決め保持できることに
より、リード線8の被覆をモールドケース2とモールド
カバー3とに挟まれることがなく、被覆を挟み込んで損
傷させると云うことを防ぎ得る。
【0018】また、リード線8がガイド孔Aにより個々
にガイドされ外部に引出され、しかもカバー係合部62
の挿通空間63を通る方向と異なる方向に曲折するの
で、リード線8の外部からの引張り力に対しリード線8
がカバー係合部62及びベース係合部54との接触部分
で受けることになり、特殊な部品を用いなくとも引張り
力に耐え得る強度を持つことができる。さらに、リード
線8がガイド孔Aによって引出され、かつガイド孔Aを
形成するカバー係合部62及びベース係合部54が引出
し口4に係合するので、モールドケース2及びモールド
カバー3内を外部に対し略閉塞することができる。
【0019】図5乃至図7は本発明の第1の実施例にお
ける種々の変形例を示している。即ち、図5では、カバ
ー6に形成されたカバー係合部62の基部62aに該基
部62aを支点としてカバー係合部62を拡開し得る薄
肉切欠き62fが設けられ、カバー6の引出し口4側の
側面の他端部にカバー係合部62の先端を係止し得る係
止突起64が設けられている。
【0020】そして、スイッチ器具7のリード線8の挿
通時に際しては、係止突起64を矢印イの方向に押圧し
てカバー係合部62に対する係止突起64の係止を解除
し、次いでカバー係合部62をその基部62aの薄肉切
欠き62fを支点として拡開してからカバー係合部62
とカバー6との間の挿通空間63にリード線8を挿通し
た後、カバー係合部62を矢印ロの方向に押し、その先
端部62bを係止突起64に押し込むことにより係止突
起64がカバー係合部62を係止する。
【0021】従ってこの実施例によれば、カバー6のカ
バー係合部62を拡開することによってスイッチ器具7
のリード線8をカバー係合部62とカバー6との間に挿
通するので、リード線8の挿通時の作業製が良好とな
る。また図6では、ベース係合部54及びカバー係合部
62間に設けられたガイド孔Aが階段状に屈折するよう
に形成され、ガイド孔Aによりこれを通るスイッチ器具
7のリード線8を階段状に屈折させることにより、リー
ド線8の外部の引張り力に対する強度をいっそう高め得
るようにしている。
【0022】そのため、ベース係合部54の凹部54c
の内側には上方に向かう矩形状の突起54dが形成さ
れ、カバー係合部62のガイド部62eの内側には前記
突起54dに対応する矩形状の切欠き62gが形成さ
れ、該切欠き62gと突起54dとによってリード線8
を階段状に屈折させるようにしている。
【0023】図7では、前記ガイド孔A及びこれを通る
リード線8間を外部と内部に遮断する第1遮断手段と、
ベース係合部54及びモールドケース2間、カバー係合
部62及びモールドカバー3間の夫々を外部と内部に遮
断する第2,第3遮断手段とが設けられている。
【0024】即ち、第一遮断手段としては、ガイド孔A
を形成するベース係合部54の凹部54cと、カバー係
合部62のガイド部62eとにはリード線8に向かう薄
肉弾性片54e,62hが夫々突設され、ガイド孔A中
にリード線8を挿通したとき、該リード線8により薄肉
弾性片54e,62hがリード線8に密接する如く変形
するようにしている。
【0025】前記第2遮断手段としては、ベース係合部
54の底面にその底面に沿ってモールドケース2に向か
う山形状の微小突起54fが若干突設され、モールドケ
ース2にその微小突起54fと嵌合する溝(符示せず)
が形成されている。
【0026】前記第3遮断手段としては、カバー係合部
62の上端面にその上端面に沿ってモールドカバー3に
向かう山形状の微小突起62iが若干突設され、モール
ドカバー3に微小突起62iと嵌合する溝(符示せず)
が形成されている。
【0027】そして、第2遮断手段の微小突起54fと
溝との嵌合によってベース係合部54及びモールドケー
ス2間を外部と内部とに遮断し、第3遮断手段の微小突
起62iと溝との嵌合によってカバー係合部62及びモ
ールドカバー3間を同様に遮断し、また第1遮断手段の
薄肉弾性片54e,62hによってベース係合部54、
カバー係合部62及びリード線8間を同様に遮断するの
で、トリップ動作によって生じるアークガスが外部に漏
れるのを防ぎ得ると共に、飛散した溶融物が付着しても
絶縁低下するのを防ぎ得る。
【0028】図8乃至図11は本発明の第2の実施例を
示している。この実施例において前記第1の実施例と異
なるのは、遮断器本体1の外壁に設けた引出し口4が遮
断器本体1の外壁の一端まで延長して長尺形状に形成さ
れている。
【0029】即ち、前記長尺形状の引出し口4は、モー
ルドカバー3の外壁におけるモールドケース2と当接す
る端縁を中央部から一端まで切欠くことによって直線的
に形成されている。また、付属装置の取付ベース5及び
カバー6の一側面部には、前記長尺形状の引出し口4ま
で張り出しかつ互いに突き合せた状態で長尺形状の引出
し口4に係合する長尺状のベース係合部540及び長尺
状のカバー係合部620が形成されている。
【0030】前記ベース係合部540は、図9,図10
に示すように、取付ベース5の引出し口4寄りの側面に
その側面と同様の厚みと幅とをもってモールドケース2
の引出し口4側の薄肉外壁2bに達する基部541が形
成され、該基部541の先端上部にL字状の外壁542
が形成され、該外壁542の一端にはその外壁542の
内側端部を上方に延ばしてコ字形に形成したコ字形外壁
543が長尺形状の引出し口4の末端まで延長されてい
る。
【0031】前記カバー係合部620は、図9に示すよ
うに、カバー6の引出し口4寄りの側面に取付ベース5
の基部541まで達する厚みを持つ基部621が突設さ
れると共に、該基部621の上端に前記L字状の外壁5
42に対応して設けられ、かつモールドカバー3の引出
し口4側の薄肉外壁3cに当接する第1突起623を有
するL字状の外壁622が形成され、また外壁622の
一端には前記コ字形外壁543と対応してコ字形をなし
かつ上部にモールドカバー3の溝に適合する第2突起6
25を有するコ字形外壁624がモールドカバー3の外
端まで延長形成されている。従って、前記ベース係合部
540及びカバー係合部620は、夫々のコ字形外壁5
43,624を互いに突き合せることにより、長尺形状
の引出し口4に嵌合し、また両者間にスイッチ器具7の
リード線8を整列されて挿通し得るよう筒状をなしてい
る。
【0032】なお、モールドケース2,モールドカバー
3の長尺形状の引出し口4を形成する夫々の外壁は、図
11に示すように前記コ字形外壁543,624側の部
分が厚肉に形成され、そのうちモールドカバー3の外壁
の内側部には双方のコ字形外壁543,624を案内し
てモールドケース2に当接するガイド3dが設けられて
いる。
【0033】さらに、前記カバー係合部620の上部に
は図9に示すように、基部621の一部を切除いて形成
された挿入部626が設けられ、該挿入部626よりリ
ード線8をカバー係合部620及びベース係合部540
間に挿入し、両者620,540の先端より外部にリー
ド線8を引出せるようにしている。
【0034】この実施例によれば、スイッチ器具7のリ
ード線8がベース係合部540及びカバー係合部620
間をその長手方向に沿って挿通して外部に引出すので、
リード線8をその長さ方向に亘つて位置決め保持するこ
とができることにより、モールドケース2とモールドカ
バー3との組付け時、リード線8の被覆の挟み込みを防
ぎ得、またリード線8の外部からの引張り力に対しても
十分な強度を持たせることができる上、リード線8がた
わむのも防ぎ得る。なお、図8において仮想線はベース
係合部540及びカバー係合部620を同図左側に配置
することによってリード線8を本例と反対側に引出し得
ることを示している。
【0035】図12及び図13は本発明の第3の実施例
を示している。この場合は、遮断器本体1に設けられた
引出し口4と連結するU字形の溝21が、モールドケー
ス2の外壁面に形成されている。前記U字形の溝21
は、モールドケース2の外壁面において引出し口4に臨
む位置から底部に向かって形成されると共に、その底部
からモールドケース2の長さ方向に沿って外端まで延長
して形成されている。また、付属装置の取付ベース5及
びカバー6の引出し口4側の側面部には互いに突き合せ
た状態で筒状をなし、かつその引出し口4まで張り出し
て該引出し口4に係合すると共に、前記U字形の溝21
に嵌合するベース係合部540′及びカバー係合部62
0′が形成され、それらベース係合部540′及びカバ
ー係合部620′間にスイッチ器具7のリード線8を挿
通することによりモールドケース2の底部側面からリー
ド線8を引出せるようにしている。従って、この実施例
によれば基本的には第2の実施例と同様の作用効果を得
ることができる。なお、本例ではモールドケース2にU
字形の溝21が形成された例を示したが、図14に示す
ように、モールドカバー3に前記溝21を形成し、これ
に係合するようにベース係合部540′及びカバー係合
部620′を設けることも可能である。
【0036】図15乃至図17は本発明の第4の実施例
を示している。この場合は、付属装置の取付ベース5及
びカバー6に対し互いに突き合せた状態でスイッチ器具
7のリード線8を挿通し得る筒状をなし、遮断器本体1
の内方位置に配置されると共に、遮断器本体1の引出し
口4に連絡する筒状ガイドが形成されている。
【0037】該筒状ガイドとしては、図16及び図17
に示すように、取付ベース5に設けられた半分割ガイド
部540Aと、カバー6に設けられた半分割ガイド部6
20Aとが図9に示す実施例のものに準じた形状に形成
され、詳細は省略する。この実施例によれば、スイッチ
器具7のリード線8が遮断器本体1の内方位置において
案内され、遮断器本体1の引出し口4に導かれるので、
遮断器本体1のモールドケース2とモールドカバー3と
を組付けたときにリード線8を挟み込むことがなく、か
つリード線8の外部からの引張り力にも十分耐える。な
お、本例では、リード線8が遮断器本体1内において正
面寄りの位置に配線された例を示したが、図18に示す
よう背面寄りの位置に配線しても良く、また図19に示
すように2個の付属装置に対応して配線することも可能
である。
【0038】図20及び図21は本発明の第5の実施例
を示している。この実施例では、遮断器本体1の引出し
口4から引き出されたリード線8が、遮断器本体1のモ
ールドケース2に形成されたガイド溝22に曲折した状
態で案内されると共に、該ガイド溝22の曲折した部分
にリード線8を挿通する挿通部23が形成されている。
この場合の前記引出し口4は、モールドケース2の上端
にリード線8を内部から外部に挿通し得るように切欠い
ている。前記ガイド溝22は、モールドケース2の外壁
に引出し口4からその底部に亘りかつ垂直方向に真直に
切欠かれると共にその底部にモールドケース2の側端ま
で水平方向に切欠かれ、リード線8を案内し得るように
している。前記挿通部23は、モールドケース2のガイ
ド溝22において垂直方向から水平方向に曲折した位置
に設けられ、曲折したリード線8を挿通することによ
り、リード線8を係止させるようにしている。
【0039】図22及び図23,図24,図25及び図
26は前記第5の実施例の変形例を夫々示している。即
ち、図22及び図23に示す実施例は、引出し口4がモ
ールドケース2の外側部に形成され、該モールドケース
2の引出し口4の近傍位置にリード線8を係止する凹部
24,凸部25が夫々形成され、モールドケース2の内
部を通るリード線8が、前記凹,凸部24,25に係止
されて引出し口4により引き出されている。図24に示
す実施例は、モールドケース2の引出し口4の近傍位置
に開口部27を狭くした凹陥溝26が形成され、該凹陥
溝26にリード線8の途中部分を入れてその開口部を形
成する突起27間にリード線8を係止している。図25
及び図26に示す実施例は、リード線8を係止する部材
28を用いたものである。該部材28は開口端を閉じた
ときにリード線8を挟み付けることができるよう挿通部
28aを有するV字状に形成され、モールドケース2に
形成された取付孔29に挿入し係合することにより取付
けられている。図20乃至図26に示す実施例において
は、リード線8が何れもモールドケース2の底部の外側
端から外部に引出されることにより、図20に示すよう
に複数の遮断器本体1を接したままで設置できるので、
図31に示す従来例のように各遮断器本体1間のスペー
スCをとることが不要になり、省スペース化も達成し得
る。
【0040】
【発明の効果】以上述べたように、本発明は、付属装置
のスイッチ器具のリード線を部品を用いなくとも確実に
位置決め保持できることにより、遮断器本体を組付ける
際にリード線の被覆を挟み込んで損傷させると云うこと
を防ぎ得、また特殊な部品を用いなくともリード線の外
部からの引張り力に耐え得る強度をもつことができると
云う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す要部の断面図。
【図2】同じく本発明の第1の実施例を示す要部の斜視
図。
【図3】付属装置を示す全体斜視図。
【図4】同じく付属装置を示す分解斜視図。
【図5】カバーの変形例を示す平面図。
【図6】カバー係合部とベース係合部との変形例を示す
断面図。
【図7】カバー係合部とベース係合部との他の変形例を
示す拡大断面図。
【図8】本発明の第2の実施例を示す正面図。
【図9】付属装置の斜視図。
【図10】図8のX−X線断面図。
【図11】同じく図8のXI−XI線断面図。
【図12】本発明の第3の実施例を示す正面図。
【図13】付属装置の斜視図。
【図14】本発明の第3の実施例の変形例を示す正面
図。
【図15】本発明の第4の実施例を示す正面図。
【図16】付属装置の斜視図。
【図17】付属装置を遮断器本体に設置した要部の断面
図。
【図18】本発明の第4の実施例の応用例を示す断面
図。
【図19】同じく本発明の第4の実施例の他の応用例を
示す断面図。
【図20】本発明の第5の実施例を示す説明用側面図。
【図21】遮断器本体を示す正面図(a)及びそのH−
H線断面図(b)。
【図22】本発明の第5の実施例における変形例を示す
正面図。
【図23】図22のI矢視に相当する要部の破断説明
図。
【図24】本発明の第5の実施例における他の変形例を
示す図23に対応する説明図。
【図25】本発明の第5の実施例におけるさらに他の例
を示す図23に対応する説明図。
【図26】係止部材の正面図(a)及び図25のJ−J
線断面図(b)。
【図27】従来の回路遮断器の要部を示す拡大平面図。
【図28】同じく従来の回路遮断器の要部を示す断面
図。
【図29】引出し口を示す正面図。
【図30】従来の他の例を示す拡大断面図。
【図31】従来の回路遮断器の設置例を示す説明用側面
図。
【符号の説明】
1…遮断器本体、4…引出し口、5…取付ベース、5
4,540,540′…ベース係合部、6…カバー、6
2,620,620′…カバー係合部、63…挿通空
間、7…スイッチ器具、70…付属装置、8…リード
線、A…ガイド孔。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成7年8月29日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 回路遮断器
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は回路遮断器に係り、特に
付属装置を本体ケースと本体カバー間に組込む際の組付
作業性の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般の回路遮断器にあっては、遮断器本
体内に補助スイッチや警報スイッチ等のスイッチ器具を
有する付属装置が収納されている。そのような付属装置
を収納した回路遮断器の従来技術としては、実開昭56
−120640号公報に示されるように、回路遮断器の
側面に溝が設けられ、その溝の中に付属装置のリード線
を通すことが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、リ
ード線が柔軟性をもっているのでリード線を溝の中に位
置決めしようとしても位置が安定せず、そのため、複数
台の回路遮断器を密着させて配電盤に取付けを行う時
に、リード線が溝から外れやすく、回路遮断器のケース
の間にリード線が挟まれ、作業性が損なわれると共にリ
ード線の被覆が破損する不具合があった。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術の問題点に
鑑み、信号伝送線を簡単に位置決めして信号伝送線の被
覆が破損するのを防ぎ得る回路遮断器を提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、回路遮断器に
おいて、第1の側面及びこの第1の側面と隣接する第2
の側面を有するケーシング内部に信号伝送線が接続され
た付属装置を格納すると共に、そのケーシングに信号伝
送線を第2の側面に向かって信号伝送線を導く溝部を設
け、信号伝送線をこの溝部内に装着し、信号伝送線保護
手段で信号伝送線を覆うことにより信号伝送線の保持と
保護を行うようにしたことを特徴とするものである。
【0006】
【作用】従って、ケーシングに設けられた溝部は、その
内部に信号伝送線を収納して信号伝送線を第2の側面に
向かって導くので、信号伝送線を第2の側面側から引き
出すことができ、複数の回路遮断器を夫々の第1の側面
を密着させて配置することができる。信号伝送線保護手
段は信号伝送線を覆って信号伝送線の保護を行う。これ
により、複数の回路遮断器を夫々の第1の側面を密着さ
せて配置しても、各回路遮断器のケーシングの間に信号
伝送線が挟み込まれるのを防止することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図1乃至図14によ
り説明する。図1乃至図4は本発明の第1の実施例を示
す。実施例の回路遮断器1は、ケーシングとしての遮断
器本体1内に、取付ベース5とカバー6とスイッチ器具
7とを有する付属装置70が収納されている。スイッチ
器具7には信号伝送線としてのリード線8が接続され、
このリード線8は遮断器本体1に形成された引出し口4
より外部に引出されている。遮断器本体1は、図1に示
すように、モールドケース2とこれに被せるモールドカ
バー3とで構成され、略直方体状の形状をし、この直方
体の上面には電路の開閉操作用のハンドルが設けられ
る。引出し口4は第1の側面として、遮断器本体1の長
さ方向に沿う側面の一つに形成され、モールドケース2
及びモールドカバー3の外壁の互いに当接する端縁を切
欠いて内部と外部とを連絡する矩形状に形成されてい
る。遮断器本体1の第1の側面に隣接して第2の側面を
有し、この第2の側面には通常電源側端子または負荷側
端子が設けられる。
【0008】本実施例では、遮断器本体1に設けられた
引出し口4に連なる溝部としてのU字形の溝21がモー
ルドケース2の第1の側面の外壁面に形成されている。
U字形の溝21は、モールドケース2の外壁面において
引出し口4に臨む位置から底部に向かって形成されると
共に、その底部からモールドケース2の長さ方向に沿っ
てかつ第2の側面に向かってその端部まで延長して形成
され、略L字形に設けられている。
【0009】また、付属装置70の取付ベース5及びカ
バー6の引出し口4側の側面部には引出し口4まで張り
出して引出し口4に係合すると共に、U字形の溝21に
嵌合するよう夫々L字形に形成されて信号伝送線を保持
する機能を有するベース係合部540′及び信号伝送線
保護手段としてのカバー係合部620′が形成される。
ベース係合部540′及びカバー係合部620′は図
1,図2に示すように互いに突き合わせた状態で筒状を
なし、それらの間にスイッチ器具7のリード線8を挿通
することにより、モールドケース2の第2の側面の底部
側方からリード線8を引き出せるように構成されてい
る。
【0010】付属装置70の取付ベース5は図3に示す
ように、両側中央部に上方に向かって突設されかつ内側
に溝53を設けた押え板52を有し、モールドケース2
の上面部に取付けられるように構成されている。カバー
6は、取付ベース5と同様の熱可塑性樹脂製によりスイ
ッチ器具7を収容し得る筒体をなしており、両側部に取
付ベース5の押え板52の溝53と係合し得る突起61
を有し、取付ベース5に搭載したとき、突起61が押え
板52の溝53に係合することにより取付ベース5と組
付けられるようにしている。スイッチ器具7としてはマ
イクロスイッチで構成され、取付ベース5及びカバー6
間に取付けられ、カバー6の上部開口部からリード線8
を引き出すようにしている。
【0011】カバー係合部620′はその内側とカバー
6との間に適宜の隙間を有し、この隙間はスイッチ器具
7のリード線8を挿通し得る挿通空間63として機能す
る。リード線8はカバー係合部620′の先端部とカバ
ー6との間に形成された開口部から挿通空間63に引き
込まれる。
【0012】上記の如く構成された回路遮断器は、まず
取付ベース5の所定位置にスイッチ器具7を搭載し、そ
の上からカバー6を組付けて付属装置70を形成し、次
いで取付ベース5をモールドケース2に取付けた後、モ
ールドケース2にモールドカバー3を組付ける。
【0013】前記モールドケース2及びモールドカバー
3の組付け時、付属装置70においてはスイッチ器具7
のリード線8がカバー6に形成されたカバー係合部62
0′の挿通空間63を通り、カバー係合部620′及び
ベース係合部540′間の空間を通って外部に引出され
る。リード線8はベース係合部540′により溝形状に
沿うよう保持されるので、何等の部品を用いなくとも確
実にリード線8の位置決め保持ができる。また、カバー
係合部620′がベース係合部540′とリード線8を
覆うので、リード線8の溝21からのはみ出しを防止で
きる。本実施例においては、リード線8が何れもモール
ドケース2の底部の外側端から外部に引出されることに
より、図4に示すように複数の遮断器本体1を接したま
まで設置できるので、省スペース化を達成し得る。この
とき、リード線8の被覆をモールドケース2の間に挟ま
れることがないので、被覆の挟み込みによる損傷を防止
することができる。
【0014】本発明の第2の実施例を図5により説明す
る。本実施例では、図5に示すように、モールドカバー
3の溝21を形成し、これに係合するようにベース係合
部540′及びカバー係合部620′を設けたものであ
る。
【0015】本発明の第3の実施例を図6〜図9により
説明する。この実施例は、遮断器本体1の第1の側面の
外壁に設けた引出し口4から第2の側面に向かって直線
的に延びる溝部を設け、この溝部中に直線状のベース係
合部540及び直線状のカバー係合部620を装着した
ものである。
【0016】即ち、本実施例では、引出し口4をモール
ドカバー3の第1の側面の略中央に設け、モールドカバ
ー3の外壁におけるモールドケース2と当接する端縁に
中央部から第2の側面に向かう直線的な溝部を形成した
ものである。また、付属装置70の取付ベース5及びカ
バー6の一側面には、溝部に沿って延び、かつ互いに突
き合わされた状態で溝部の内側に装着される直線状のベ
ース係合部540及び直線状のカバー係合部620が形
成されている。
【0017】ベース係合部540は、図7,図8に示す
ように、取付ベース5の引出し口4寄りの側面にその側
面と同様の厚みと幅とをもってモールドケース2の引出
し口4側の薄肉外壁2bに達する基部541が形成さ
れ、基部541の先端上部にL字状の外壁542が形成
され、外壁542の一端にはその外壁542の内側端部
を上方に延ばしてコ字形に形成したコ字形外壁543が
第1の側面の端部まで延長されている。
【0018】カバー係合部620は、図7に示すよう
に、カバー6の引出し口4寄りの側面に取付ベース5の
基部541まで達する厚みを持つ基部621が突設され
ると共に、該基部621の上端に前記L字状の外壁54
2に対応して設けられ、かつモールドカバー3の引出し
口4側の薄肉外壁3cに当接する第1突起623を有す
るL字状の外壁622が形成され、また該外壁622の
一端にはコ字形外壁543と対応してコ字形をなしかつ
上部にモールドカバー3の溝に適合する第2突起625
を有するコ字形外壁624がモールドカバー3の端部ま
で延長形成されている。従って、ベース係合部540及
びカバー係合部620は、夫々のコ字形外壁543,6
24を互いに突き合わせることにより、直線状の溝部に
嵌合し、また両者間にスイッチ器具7のリード線8を整
列させて挿通し得るよう筒状をなしている。なお、モー
ルドケース2,モールドカバー3の直線状の溝部を形成
する夫々の外壁は、図9に示すようにコ字形外壁54
3,624側の部分が厚肉に形成され、そのうちモール
ドカバー3の外壁の内側部には双方のコ字形外壁54
3,624を案内してモールドケース2に当接するガイ
ド3dが設けられている。
【0019】さらに、カバー係合部620の上部には図
7に示すように、基部621の一部を切除いて形成され
た挿入部626が設けられ、該挿入部626よりリード
線8をカバー係合部620及びベース係合部540間に
挿入し、両者620,540の先端より外部にリード線
8を引き出させるようにしている。
【0020】この実施例によれば、スイッチ器具7のリ
ード線8はベース係合部540及びカバー係合部620
間をその長手方向に沿って挿通されて外部に引出される
ので、リード線8をその長さ方向に亘って位置決め保持
できることにより、モールドケース2とモールドカバー
3との組付け時、リード線8の被覆の挟み込みを防ぎ
得、またリード線8の外部からの引張り力に対しても充
分な強度を持たせることができる上、リード線8がたわ
むのも防ぎ得る。図6において仮想線はベース係合部5
40及びカバー係合部620を同図左側に配置すること
によってリード線8を本例と反対側に引き出し得ること
を示している。
【0021】図10乃至図12は本発明の第4の実施例
を示している。この場合は、付属装置70の取付ベース
5及びカバー6に対し互いに突き合わせた状態でスイッ
チ器具7のリード線8を挿通し得る筒状をなし、遮断器
本体1の内方位置に配置されると共に、遮断器本体1の
引出し口4に連絡する筒状ガイドが形成されている。該
筒状ガイドとしては、図11及び図12に示すように、
取付ベース5に設けられた半分割ガイド部540Aと、
カバー6に設けられた半分割ガイド部620Aとが図7
に示すものに準じた形状に形成されている。
【0022】この実施例によれば、スイッチ器具7のリ
ード線8が遮断器本体1の内方位置において案内され、
遮断器本体1の引出し口4に導かれるので、遮断器本体
1のモールドケース2とモールドカバー3とを組付けた
ときにリード線8を挟み込むことがなく、かつリード線
8の外部からの引張り力にも充分耐える。
【0023】なお、本例では、リード線8が遮断器本体
1内において正面寄りの位置に配線された例を示した
が、図13に示すように背面寄りの位置に配線しても良
く、また図14に示すように2個の付属装置70に対応
して配線することも可能である。
【0024】以上の実施例では、信号伝送線は絶縁電線
を用いたリード線であったが、これに限ることはなく、
信号伝送線をプリント基板上に設けられた導電体として
もよい。例えば、ポリイミド等の薄い合成樹脂ストリッ
プ状フィルムのフレキシブル基板を用い、この基板上に
貼着された銅箔を信号伝送線としてもよい。また、複数
本の絶縁電線を溝部の形状に合わせて予め折曲形成し、
これらの絶縁被覆を溶着等により一体にしたものを用い
てもよい。この場合、絶縁電線の導体が信号伝送線であ
り、一体化された絶縁被覆が信号伝送線保護手段であ
る。
【0025】また、以上の実施例では信号伝送線は電気
信号を伝送したが、これに限ることはなく、付属装置7
0の種類によっては信号伝送線は光ファイバーであって
もよい。
【0026】
【発明の効果】以上述べた本発明によれば、付属装置の
信号伝送線を簡単に位置決めできると共に、信号伝送線
の被覆の破損を防止できる回路遮断器を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路遮断器の正面
図。
【図2】付属装置の斜視図。
【図3】付属装置を示す分解斜視図。
【図4】本発明の第1の実施例における回路遮断器を並
べた状態を示す側面図。
【図5】本発明の第2の実施例を示す回路遮断器の正面
図。
【図6】本発明の第3の実施例を示す回路遮断器の正面
図。
【図7】付属装置を示す斜視図。
【図8】図6のX−X線断面図。
【図9】図6のXI−XI線断面図。
【図10】本発明の第4の実施例を示す回路遮断器の正
面図。
【図11】付属装置を示す斜視図。
【図12】本発明の第4の実施例の要部を示す断面図。
【図13】第4の実施例の応用例を示す断面図。
【図14】第4の実施例の別の応用例を示す断面図。
【符号の説明】 1…ケーシングとしての遮断器本体、4…引出し口、5
…取付ベース、540,540′…ベース係合部、6…
カバー、620,620′…信号伝送線保護手段として
カバー係合部、7…スイッチ器具、70…付属装置、
8…信号伝送線としてのリード線、21…溝部。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図4
【補正方法】変更
【補正内容】
【図4】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
【手続補正7】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図6
【補正方法】変更
【補正内容】
【図6】
【手続補正8】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図7
【補正方法】変更
【補正内容】
【図7】
【手続補正9】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
【手続補正10】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図9
【補正方法】変更
【補正内容】
【図9】
【手続補正11】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図10
【補正方法】変更
【補正内容】
【図10】
【手続補正12】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図11
【補正方法】変更
【補正内容】
【図11】
【手続補正13】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図12
【補正方法】変更
【補正内容】
【図12】
【手続補正14】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図13
【補正方法】変更
【補正内容】
【図13】
【手続補正15】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図14
【補正方法】変更
【補正内容】
【図14】
【手続補正16】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】削除
【手続補正17】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図16
【補正方法】削除
【手続補正18】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図17
【補正方法】削除
【手続補正19】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図18
【補正方法】削除
【手続補正20】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図19
【補正方法】削除
【手続補正21】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図20
【補正方法】削除
【手続補正22】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図21
【補正方法】削除
【手続補正23】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図22
【補正方法】削除
【手続補正24】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図23
【補正方法】削除
【手続補正25】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図24
【補正方法】削除
【手続補正26】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図25
【補正方法】削除
【手続補正27】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図26
【補正方法】削除
【手続補正28】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図27
【補正方法】削除
【手続補正29】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図28
【補正方法】削除
【手続補正30】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図29
【補正方法】削除
【手続補正31】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図30
【補正方法】削除
【手続補正32】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図31
【補正方法】削除

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付ベース,これと組付けられるカバ
    ー,それら両者間に取付けられるスイッチ器具を有する
    付属装置を遮断器本体内に収納し、該遮断器本体の外壁
    に設けた引出し口より前記スイッチ器具のリード線を外
    部に引出す回路遮断器であって、遮断器本体の前記引出
    し口を、遮断器本体の外壁の一端まで延長して長尺形状
    に形成され、付属装置の取付ベース及びカバーの一側面
    部に、長尺形状の引出し口まで張り出し、かつ互いに突
    き合わせた状態で筒状をなすと共に長尺形状の引出し口
    に係合する長尺状のベース係合部及びカバー係合部を夫
    々形成し、前記スイッチ器具のリード線を、遮断器本体
    の引出し口に係合したベース係合部及びカバー係合部間
    に挿通して遮断器外部に引出すことを特徴とする回路遮
    断器。
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