JPH085082Y2 - 車両用ワイパー - Google Patents
車両用ワイパーInfo
- Publication number
- JPH085082Y2 JPH085082Y2 JP1991033921U JP3392191U JPH085082Y2 JP H085082 Y2 JPH085082 Y2 JP H085082Y2 JP 1991033921 U JP1991033921 U JP 1991033921U JP 3392191 U JP3392191 U JP 3392191U JP H085082 Y2 JPH085082 Y2 JP H085082Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- blade
- arm
- windshield
- hollow
- recess
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、車両のフロントガラス
あるいはリャガラスの外面に付着した水滴を除去する車
両用ワイパーに関するものである。
あるいはリャガラスの外面に付着した水滴を除去する車
両用ワイパーに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の車両用ワイパーは、例えばフロン
トガラスの外面に摺接するブレードが不透明なゴム資材
により、また該ブレードを保持するブレード金具および
該ブレードを駆動部に連結するアームが金属材により形
成されていた。
トガラスの外面に摺接するブレードが不透明なゴム資材
により、また該ブレードを保持するブレード金具および
該ブレードを駆動部に連結するアームが金属材により形
成されていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】このようなものは、フ
ロントガラスの外面に沿って往復動するブレード、ブレ
ード金具およびアームが不透明資材であったため、視界
を阻害する欠点があった。このため、ブレードやアーム
等を透明資材で形成したものもあるが、従来構造の各部
材を単に透明資材で形成しても、乱反射を起こしてしま
い、視覚の阻害を防止する効果が充分に期待できなかっ
た。本考案は上記欠点を解消した新規な車両用ワイパー
を得ることを目的とする。
ロントガラスの外面に沿って往復動するブレード、ブレ
ード金具およびアームが不透明資材であったため、視界
を阻害する欠点があった。このため、ブレードやアーム
等を透明資材で形成したものもあるが、従来構造の各部
材を単に透明資材で形成しても、乱反射を起こしてしま
い、視覚の阻害を防止する効果が充分に期待できなかっ
た。本考案は上記欠点を解消した新規な車両用ワイパー
を得ることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本考案は、上記目的を達
成するために、透明資材により細長い幅広薄板状のブレ
ードと該ブレードを駆動部に連結する中空のアームとを
設け、前記ブレードはその正面側に周縁部全周が無端状
の高さの小さい突起により囲繞された浅底の凹部を有
し、前記アームはその先端部を前記ブレードの背面の長
手方向中心部に一体的に連結するとともに該アームの中
空部の一端を前記凹部に開口させ、前記中空部の他端を
エアポンプの吸引側に接続する構成にしたものである。
成するために、透明資材により細長い幅広薄板状のブレ
ードと該ブレードを駆動部に連結する中空のアームとを
設け、前記ブレードはその正面側に周縁部全周が無端状
の高さの小さい突起により囲繞された浅底の凹部を有
し、前記アームはその先端部を前記ブレードの背面の長
手方向中心部に一体的に連結するとともに該アームの中
空部の一端を前記凹部に開口させ、前記中空部の他端を
エアポンプの吸引側に接続する構成にしたものである。
【0005】
【作用】本考案は上記構成にしたものであるから、ブレ
ードの突起を例えばフロントガラスの外面に接触させた
状態でエアポンプを起動させると、アームの中空部を介
してブレードの凹部の空気が吸引されて該凹部が負圧に
なる。これにより上記ブレードの正面側に吸着作用が発
生し、その突起の全域が上記フロントガラスの外面に圧
接するとともに、ブレードが風圧等によってフロントガ
ラスの外面から不用意に離脱しなくなる。この状態で駆
動部が作動されるとアームおよびブレードがフロントガ
ラスの外面に沿って往復動し、該フロントガラスの外面
に付着した水滴がブレードの突起によって除去されるこ
とになる。この場合、上記アームは透明資材、ブレード
は薄板状の透明資材であるので車内からの視界の阻害を
最小限におさえる。
ードの突起を例えばフロントガラスの外面に接触させた
状態でエアポンプを起動させると、アームの中空部を介
してブレードの凹部の空気が吸引されて該凹部が負圧に
なる。これにより上記ブレードの正面側に吸着作用が発
生し、その突起の全域が上記フロントガラスの外面に圧
接するとともに、ブレードが風圧等によってフロントガ
ラスの外面から不用意に離脱しなくなる。この状態で駆
動部が作動されるとアームおよびブレードがフロントガ
ラスの外面に沿って往復動し、該フロントガラスの外面
に付着した水滴がブレードの突起によって除去されるこ
とになる。この場合、上記アームは透明資材、ブレード
は薄板状の透明資材であるので車内からの視界の阻害を
最小限におさえる。
【0006】
【実施例】以下本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。図において、図1は本考案の実施例を示すブレード
部の一部断面側面図、図2はその背面図、図3および図
4は図2のIII−IIIおよびIV−IV断面図、図5は駆動部
の要部側面図である。図1〜図5において、1は透明資
材、たとえばポリアミド樹脂により形成されたワイパー
主体部であり、細長い板状のブレード2と中空のアーム
6とを一体に有してなる。上記ブレート2は、長さLが
400mm、幅Wが20mm、厚さTが2mmとなる長方形状
の主体3を形成するとともに、該主体3の正面側(フロ
ントガラスとの対面側)の周縁部全周に高さHが1mmと
なる無端状の突起4を一体に形成してなり、これにより
主体1の正面側に上記突起4により囲繞された凹部5を
有する。
る。図において、図1は本考案の実施例を示すブレード
部の一部断面側面図、図2はその背面図、図3および図
4は図2のIII−IIIおよびIV−IV断面図、図5は駆動部
の要部側面図である。図1〜図5において、1は透明資
材、たとえばポリアミド樹脂により形成されたワイパー
主体部であり、細長い板状のブレード2と中空のアーム
6とを一体に有してなる。上記ブレート2は、長さLが
400mm、幅Wが20mm、厚さTが2mmとなる長方形状
の主体3を形成するとともに、該主体3の正面側(フロ
ントガラスとの対面側)の周縁部全周に高さHが1mmと
なる無端状の突起4を一体に形成してなり、これにより
主体1の正面側に上記突起4により囲繞された凹部5を
有する。
【0007】また、上記アーム6は上記ブレード2の長
手方向に延長させてその先端部6aを上記ブレード2の
背面の長手方向中心部に一体的に連結するとともに、該
アーム6の軸心部に形成した中空部7の一端7aを上記
凹部5に開口させる。上記アーム6の基部6bは円筒状
に形成して図5に示すように、その基部6bの外周部を
車体20側に設けた駆動部10のリテーナ13により挾
持し、ボルト16により締付け固定する。また上記基部
6bの端部つまり中空部7の他端7bに可橈性のホース
17の一端を接続し、該ホース17の他端は車体側、即
ちボンネット(図示省略)内に取り付けたエアポンプ1
8の吸引口に接続する。
手方向に延長させてその先端部6aを上記ブレード2の
背面の長手方向中心部に一体的に連結するとともに、該
アーム6の軸心部に形成した中空部7の一端7aを上記
凹部5に開口させる。上記アーム6の基部6bは円筒状
に形成して図5に示すように、その基部6bの外周部を
車体20側に設けた駆動部10のリテーナ13により挾
持し、ボルト16により締付け固定する。また上記基部
6bの端部つまり中空部7の他端7bに可橈性のホース
17の一端を接続し、該ホース17の他端は車体側、即
ちボンネット(図示省略)内に取り付けたエアポンプ1
8の吸引口に接続する。
【0008】上記駆動部10は、従来と同様の構造とな
っており、車体20内、即ちボンネット内に設けたワイ
パーモータおよびリンク(共に図示省略)によって往復
回転されるピボット11を車体20から外方に突出さ
せ、このピボット11の外端部にヘッド12を半径方
向、即ちフロントガラス(図示省略)に沿う方向に突出
させて固定し、該ヘッド12の揺動側端部に前述したリ
テーナ13をピン14により前後方向、即ち上記フロン
トガラスに対して接離する方向に回動可能に連結する。
このリテーナ13は、ばね15によりフロントガラス方
向に弾圧付勢されている。また、前述したエアポンプ1
8はワイパーモータと連動させてオン・オフさせる。
っており、車体20内、即ちボンネット内に設けたワイ
パーモータおよびリンク(共に図示省略)によって往復
回転されるピボット11を車体20から外方に突出さ
せ、このピボット11の外端部にヘッド12を半径方
向、即ちフロントガラス(図示省略)に沿う方向に突出
させて固定し、該ヘッド12の揺動側端部に前述したリ
テーナ13をピン14により前後方向、即ち上記フロン
トガラスに対して接離する方向に回動可能に連結する。
このリテーナ13は、ばね15によりフロントガラス方
向に弾圧付勢されている。また、前述したエアポンプ1
8はワイパーモータと連動させてオン・オフさせる。
【0009】上記実施例によれば、ブレード2の突起4
を例えばフロントガラスの外面に接触させた状態でエア
ポンプ18を起動させると、エヤホース17およびアー
ム6の中空部7を介してブレード2の凹部5内の空気が
吸引され、ブレード2の正面側に吸着作用が発生する。
また、上記ブレード2は薄い板状に形成されているので
厚さ方向に撓み易くなる。これにより上記ブレード2
は、フロントガラスの外面に沿って湾曲してその突起4
の全周が上記フロントガラスの外面に密着するととも
に、風圧等によってフロントガラスの外面から不用意に
離脱しなくなる。この状態で駆動部10が作動されると
ピボット11、ヘッド12およびリテーナ13が往復動
し、アーム6を介して上記ブレード2がフロントガラス
の外面に沿って往復動し、その突起4部がフロントガラ
スの外面に付着した水滴を除去することになる。この場
合、上記ブレード2は揺動方向の幅Wが広幅となって揺
動方向に対して剛性が高くなるとともにブレードが揺動
方向に傾斜することなく安定性が高く、また肉厚が薄く
なって厚さ方向に撓み易くなっているので、フロントガ
ラスに密着しながら円滑に揺動することになる。そし
て、上記アーム6は透明資材、ブレード2は薄板状の透
明資材であるので車内からの視界の阻害を最小限におさ
える。突起4の高さHを小さくして浅底の凹部5を形成
するようにして、薄板状のブレードの透明性を損なわな
いようにしている。
を例えばフロントガラスの外面に接触させた状態でエア
ポンプ18を起動させると、エヤホース17およびアー
ム6の中空部7を介してブレード2の凹部5内の空気が
吸引され、ブレード2の正面側に吸着作用が発生する。
また、上記ブレード2は薄い板状に形成されているので
厚さ方向に撓み易くなる。これにより上記ブレード2
は、フロントガラスの外面に沿って湾曲してその突起4
の全周が上記フロントガラスの外面に密着するととも
に、風圧等によってフロントガラスの外面から不用意に
離脱しなくなる。この状態で駆動部10が作動されると
ピボット11、ヘッド12およびリテーナ13が往復動
し、アーム6を介して上記ブレード2がフロントガラス
の外面に沿って往復動し、その突起4部がフロントガラ
スの外面に付着した水滴を除去することになる。この場
合、上記ブレード2は揺動方向の幅Wが広幅となって揺
動方向に対して剛性が高くなるとともにブレードが揺動
方向に傾斜することなく安定性が高く、また肉厚が薄く
なって厚さ方向に撓み易くなっているので、フロントガ
ラスに密着しながら円滑に揺動することになる。そし
て、上記アーム6は透明資材、ブレード2は薄板状の透
明資材であるので車内からの視界の阻害を最小限におさ
える。突起4の高さHを小さくして浅底の凹部5を形成
するようにして、薄板状のブレードの透明性を損なわな
いようにしている。
【0010】
【考案の効果】以上の説明から明らかな如く、本考案
は、ガラス面に沿って摺動するブレードを透明資材によ
り細長い幅広薄板状に形成し、このブレードを駆動部に
連結するアームを透明資材により中空に形成し、この中
空部をエアポンプの吸引側に接続して上記ブレードをエ
アの吸引力によりガラス面に吸着するようにしたので、
構造簡単にして、視界を阻害することなく、ガラス面に
対してブレードを密着させつつ円滑に往復動させること
ができ、ガラス面に付着した水滴を円滑に除去すること
ができる効果を奏する。
は、ガラス面に沿って摺動するブレードを透明資材によ
り細長い幅広薄板状に形成し、このブレードを駆動部に
連結するアームを透明資材により中空に形成し、この中
空部をエアポンプの吸引側に接続して上記ブレードをエ
アの吸引力によりガラス面に吸着するようにしたので、
構造簡単にして、視界を阻害することなく、ガラス面に
対してブレードを密着させつつ円滑に往復動させること
ができ、ガラス面に付着した水滴を円滑に除去すること
ができる効果を奏する。
【図1】本考案の実施例を示すブレード部の一部断面側
面図である
面図である
【図2】図1の背面図である
【図3】図2のIII−III断面図である。
【図4】図2のIV−IV断面図である
【図5】本考案の実施例を示す駆動部の要部側面図であ
る。
る。
1 ワイパー主体部 2 ブレード 3 主体 4 突起 5 凹部 6 アーム 6a 先端部 6b 基部 7 中空部 7a 一端 7b 他端 10 駆動部 11 ピボット 12 ヘッド 13 リテーナ 14 ピン 15 ばね 16 ボルト 17 エアホース 18 エアポンプ 20 車体
Claims (1)
- 【請求項1】透明資材により細長い幅広薄板状のブレー
ドと該ブレードを駆動部に連結する中空のアームとを設
け、前記ブレードはその正面側に周縁部全周が無端状の
高さの小さい突起により囲繞された浅底の凹部を有し、
前記アームはその先端部を前記ブレードの背面の長手方
向中心部に一体的に連結するとともに該アームの中空部
の一端を前記凹部に開口させ、前記中空部の他端をエア
ポンプの吸引側に接続したことを特徴とする車両用ワイ
パー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991033921U JPH085082Y2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 車両用ワイパー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991033921U JPH085082Y2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 車両用ワイパー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04119762U JPH04119762U (ja) | 1992-10-27 |
JPH085082Y2 true JPH085082Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=31916467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991033921U Expired - Lifetime JPH085082Y2 (ja) | 1991-04-15 | 1991-04-15 | 車両用ワイパー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH085082Y2 (ja) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57179556U (ja) * | 1981-05-12 | 1982-11-13 |
-
1991
- 1991-04-15 JP JP1991033921U patent/JPH085082Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04119762U (ja) | 1992-10-27 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |