JPH0751955Y2 - ワイパ装置 - Google Patents
ワイパ装置Info
- Publication number
- JPH0751955Y2 JPH0751955Y2 JP1988148104U JP14810488U JPH0751955Y2 JP H0751955 Y2 JPH0751955 Y2 JP H0751955Y2 JP 1988148104 U JP1988148104 U JP 1988148104U JP 14810488 U JP14810488 U JP 14810488U JP H0751955 Y2 JPH0751955 Y2 JP H0751955Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- sub
- main
- wiper device
- main arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案は車輌用ワイパ装置のワイパ浮上り防止装置、す
なわち増圧装置に関する。
なわち増圧装置に関する。
〈従来の技術〉 車輌用ワイパ装置において、車輌の高速走行時のワイパ
ブレードの浮上り現象を防止する装置としての増圧装置
に関しては種々の提案がなされており広く使用されてい
る。例えばウイングをつけたもの、アクチュエータおよ
びその制御回路を組込んだもの、アームヘッドをひねっ
た構造のものなどがある。
ブレードの浮上り現象を防止する装置としての増圧装置
に関しては種々の提案がなされており広く使用されてい
る。例えばウイングをつけたもの、アクチュエータおよ
びその制御回路を組込んだもの、アームヘッドをひねっ
た構造のものなどがある。
アームヘッドをひねった構造のワイパ装置の例を第5図
〜第7図に示す。図においてアームヘッド1の回動軸線
A−Aと、アームヘッド1に揺動可能に取付けられるリ
テーナ2とアームピース3との揺動軸線B−Bとは通常
のワイパ装置において直角であるのに対して鋭角をなし
ている。このようにすることによってアームピース3、
リテーナ2およびワイパブレード(図示しない)に当る
気流によってアーム圧力を増大せしめ得る。
〜第7図に示す。図においてアームヘッド1の回動軸線
A−Aと、アームヘッド1に揺動可能に取付けられるリ
テーナ2とアームピース3との揺動軸線B−Bとは通常
のワイパ装置において直角であるのに対して鋭角をなし
ている。このようにすることによってアームピース3、
リテーナ2およびワイパブレード(図示しない)に当る
気流によってアーム圧力を増大せしめ得る。
〈考案が解決しようとする課題〉 これら従来技術ではつぎのような課題が残されている。
ウイングを付けたワイパ装置では、ウイングが比較的大
きな形状を有し、視界を妨げるばかりでなく、逆風によ
って押え圧力が減少するという問題があった。
きな形状を有し、視界を妨げるばかりでなく、逆風によ
って押え圧力が減少するという問題があった。
アクチュエータおよびその制御回路を組込んだワイパ装
置はコストが高いという問題がある。
置はコストが高いという問題がある。
アームヘッドをひねった形状、構造のワイパ装置ではワ
イパブレードおよびリテーナに当る気流によってアーム
圧力が増大し、ガラスとブレードラバーとの間の摩擦力
によってもアーム圧力が増大する。その結果、さらに摩
擦力が増大し、アーム圧力が過度に増大してブレードラ
バーの倒れ過ぎによる拭き不良、ワイパモータの焼損と
いう問題が生ずる。また、逆風を受けると押え圧力が減
少するという問題が同様にあった。
イパブレードおよびリテーナに当る気流によってアーム
圧力が増大し、ガラスとブレードラバーとの間の摩擦力
によってもアーム圧力が増大する。その結果、さらに摩
擦力が増大し、アーム圧力が過度に増大してブレードラ
バーの倒れ過ぎによる拭き不良、ワイパモータの焼損と
いう問題が生ずる。また、逆風を受けると押え圧力が減
少するという問題が同様にあった。
〈課題を解決するための手段〉 本考案によれば、ワイパブレードに連結されるアームを
メインアームとしてアームヘッドに揺動可能に支持し、
ウイングを支持するアームをサブアームとして同様にア
ームヘッドに揺動可能に支持し、サブアームの揺動軸線
をメインアームの揺動軸線に対して気流方向に鋭角をな
して、かつ気流方向下流側が高くなるように傾斜せし
め、サブアームを少くとも部分的にメインアームを覆う
関係に配置した、ワイパ装置が提供される。
メインアームとしてアームヘッドに揺動可能に支持し、
ウイングを支持するアームをサブアームとして同様にア
ームヘッドに揺動可能に支持し、サブアームの揺動軸線
をメインアームの揺動軸線に対して気流方向に鋭角をな
して、かつ気流方向下流側が高くなるように傾斜せし
め、サブアームを少くとも部分的にメインアームを覆う
関係に配置した、ワイパ装置が提供される。
ウイングをガラス面に対してほぼ垂直に延長するものと
することができる。
することができる。
望ましくは、サブアームをメインアームに圧接するサブ
スプリングを設ける。
スプリングを設ける。
〈作用〉 本考案によれば、ウイングが風圧を受けたときサブアー
ムが気流方向下流かつメインアーム方向に揺動して、こ
のメインアーム方向の揺動成分がメインアームのガラス
面への加圧力の付加的な成分となるようになされ、車輌
停止時にはメインアームのみが作用し走行時にはウイン
グに当る風の分力が付加的に作用するから、アーム圧力
の過度の上昇を確実に防止することができ、拭き不良、
モータ焼損を防止することができる。
ムが気流方向下流かつメインアーム方向に揺動して、こ
のメインアーム方向の揺動成分がメインアームのガラス
面への加圧力の付加的な成分となるようになされ、車輌
停止時にはメインアームのみが作用し走行時にはウイン
グに当る風の分力が付加的に作用するから、アーム圧力
の過度の上昇を確実に防止することができ、拭き不良、
モータ焼損を防止することができる。
〈実施例〉 第1図は本考案によるワイパ装置の上面図、第2図は側
面図であって、細い実線で示すメインアーム5が軸線B
−Bの周りに揺動可能にアームヘッド6に支持され、メ
インアーム5の先端5aには図示しないワイパブレードが
連結されている。太い実線で示すサブアーム7が軸線C
−Cの周りに揺動可能にアームヘッド6に支持され、サ
ブアーム7の先端にはウイング8が取付けられる。
面図であって、細い実線で示すメインアーム5が軸線B
−Bの周りに揺動可能にアームヘッド6に支持され、メ
インアーム5の先端5aには図示しないワイパブレードが
連結されている。太い実線で示すサブアーム7が軸線C
−Cの周りに揺動可能にアームヘッド6に支持され、サ
ブアーム7の先端にはウイング8が取付けられる。
図示のとおり、軸線C−Cすなわちサブアームの揺動軸
線は軸線B−Bすなわちメインアームの揺動軸線に対し
て気流方向に鋭角αをなして、かつ気流方向下流側が高
くなるように傾斜せしめられている。
線は軸線B−Bすなわちメインアームの揺動軸線に対し
て気流方向に鋭角αをなして、かつ気流方向下流側が高
くなるように傾斜せしめられている。
アームヘッド6は軸線A−Aの周りに回動可能に車体な
どに支持されている。なお、サブアーム7は少くとも部
分的にメインアーム5を覆う関係に配置されており、従
ってウイング8が風圧を受けたときサブアーム7は軸線
C−Cの周りに揺動する、すなわち気流方向下流かつメ
インアーム5の方向(すなわち下方)に揺動して、この
メインアーム5方向の揺動成分がメインアーム5のガラ
ス面への加圧力の付加的な成分となる。
どに支持されている。なお、サブアーム7は少くとも部
分的にメインアーム5を覆う関係に配置されており、従
ってウイング8が風圧を受けたときサブアーム7は軸線
C−Cの周りに揺動する、すなわち気流方向下流かつメ
インアーム5の方向(すなわち下方)に揺動して、この
メインアーム5方向の揺動成分がメインアーム5のガラ
ス面への加圧力の付加的な成分となる。
ウイング8およびサブアーム7に作用する風圧力は軸線
B−Bと軸線C−Cとの関係配置により軸線B−Bに直
角方向の力と軸線B−Bに平行な方向の力とに分解され
て、前者がメインアームを下方に押圧する力としてメイ
ンアームに付加される。なお、サブアームとメインアー
ムとは異なる軸線の周りに揺動するから、前述覆う関係
はこれらの揺動運動を許容する、すなわち相対的横方向
運動を許容するものとなされている。
B−Bと軸線C−Cとの関係配置により軸線B−Bに直
角方向の力と軸線B−Bに平行な方向の力とに分解され
て、前者がメインアームを下方に押圧する力としてメイ
ンアームに付加される。なお、サブアームとメインアー
ムとは異なる軸線の周りに揺動するから、前述覆う関係
はこれらの揺動運動を許容する、すなわち相対的横方向
運動を許容するものとなされている。
サブアーム7に支持されたウイング8はガラス面に垂
直、すなわち気流方向に直角であってもよく、斜め後上
方に平面または凹面をなして延長するものとしてもよ
い。
直、すなわち気流方向に直角であってもよく、斜め後上
方に平面または凹面をなして延長するものとしてもよ
い。
第4図においてサブアーム7の揺動軸線C−Cとメイン
アーム5の揺動軸線B−Bとのなす角度をαとし、気流
方向をDとしたとき、気流によってウイング8に生ずる
抗力をFとすると、これによってサブアーム7からメイ
ンアーム5に伝達される押圧力Pは、P=Fsinα・cos
αとなる。
アーム5の揺動軸線B−Bとのなす角度をαとし、気流
方向をDとしたとき、気流によってウイング8に生ずる
抗力をFとすると、これによってサブアーム7からメイ
ンアーム5に伝達される押圧力Pは、P=Fsinα・cos
αとなる。
ウイングの形状をガラス面に対してほぼ垂直としても充
分な押圧力Pを発生させることができ、この配置は運転
者の視界を妨げることを最小とすることができる。
分な押圧力Pを発生させることができ、この配置は運転
者の視界を妨げることを最小とすることができる。
9はメインアーム5とアームヘッド6との間に作用する
メインスプリングである。10はサブアーム7とメインア
ーム5またはアームヘッド6との間に作用するサブスプ
リングであって、サブアーム7とメインアーム5との接
触状態を維持する作用を行う。特に、逆風状態において
サブアーム7が風圧によって持上げられてメインアーム
5から離れることのないようにサブスプリング10の力を
定めることが望ましい。サブスプリング10をアームヘッ
ド6に連結することによって、サブアーム7が風圧によ
って持上げられた時もメインアーム5に作用する押圧力
に影響を生じないようにすることができる。
メインスプリングである。10はサブアーム7とメインア
ーム5またはアームヘッド6との間に作用するサブスプ
リングであって、サブアーム7とメインアーム5との接
触状態を維持する作用を行う。特に、逆風状態において
サブアーム7が風圧によって持上げられてメインアーム
5から離れることのないようにサブスプリング10の力を
定めることが望ましい。サブスプリング10をアームヘッ
ド6に連結することによって、サブアーム7が風圧によ
って持上げられた時もメインアーム5に作用する押圧力
に影響を生じないようにすることができる。
〈考案の効果〉 本考案によれば、車輌停止時にはメインアームのみが作
用し、走行時にはウイングに当る風の分力が付加的に作
用するから、メインスプリングの力を過大とする必要が
なく、拭き不良、モータの焼損などを防止することがで
きる。
用し、走行時にはウイングに当る風の分力が付加的に作
用するから、メインスプリングの力を過大とする必要が
なく、拭き不良、モータの焼損などを防止することがで
きる。
ウイングの形状をガラス面に対してほぼ垂直とすること
ができ、運転者の視界を妨げることを最小とすることが
できる。
ができ、運転者の視界を妨げることを最小とすることが
できる。
アクチュエータおよびその制御回路を使用せずに押圧力
を可変とすることができる。
を可変とすることができる。
中、低速走行時に強い逆風を受けてウイングが浮上がっ
ても、メインアームが浮上がるという不具合は生じな
い。
ても、メインアームが浮上がるという不具合は生じな
い。
第1図は本考案によるワイパ装置をワイパブレードを除
いて示す平面図、第2図は側面図、第3図は第2図の左
端から見た図、第4図は第1図のワイパ装置の揺動軸線
と気流との関係を示す図。第5図は従来技術のワイパ装
置の一例を示す平面図、第6図は側面図、第7図は端面
図である。 1、6:アームヘッド、2:リテーナ 5:メインアーム、7:サブアーム 8:ウイング、9:メインスプリング 10:サブスプリング A−A:アームヘッドの揺動軸線 B−B:メインアームの揺動軸線 C−C:サブアームの揺動軸線
いて示す平面図、第2図は側面図、第3図は第2図の左
端から見た図、第4図は第1図のワイパ装置の揺動軸線
と気流との関係を示す図。第5図は従来技術のワイパ装
置の一例を示す平面図、第6図は側面図、第7図は端面
図である。 1、6:アームヘッド、2:リテーナ 5:メインアーム、7:サブアーム 8:ウイング、9:メインスプリング 10:サブスプリング A−A:アームヘッドの揺動軸線 B−B:メインアームの揺動軸線 C−C:サブアームの揺動軸線
Claims (3)
- 【請求項1】ワイパブレードに連結されるアームをメイ
ンアームとしてアームヘッドに揺動可能に支持し、ウイ
ングを支持するアームをサブアームとして同様にアーム
ヘッドに揺動可能に支持し、サブアームの揺動軸線(C
−C)をメインアームの揺動軸線(B−B)に対して気
流方向に鋭角をなして、かつ気流方向下流側が高くなる
ように傾斜せしめ、サブアームを少くとも部分的にメイ
ンアームを覆う関係に配置した、ことを特徴とするワイ
パ装置。 - 【請求項2】ウイングをガラス面にほぼ垂直に延長する
ものとした請求項1に記載のワイパ装置。 - 【請求項3】サブアームをメインアームに圧接するサブ
スプリングが設けられている請求項1に記載のワイパ装
置。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988148104U JPH0751955Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | ワイパ装置 |
US07/432,877 US4984325A (en) | 1988-11-15 | 1989-11-07 | Windshield wiper |
DE8989311562T DE68903091T2 (de) | 1988-11-15 | 1989-11-08 | Scheibenwischer. |
EP89311562A EP0369672B1 (en) | 1988-11-15 | 1989-11-08 | Windshield wiper |
KR1019890016447A KR900007666A (ko) | 1988-11-15 | 1989-11-14 | 와이퍼 장치 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988148104U JPH0751955Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | ワイパ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0268255U JPH0268255U (ja) | 1990-05-23 |
JPH0751955Y2 true JPH0751955Y2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=31419118
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988148104U Expired - Lifetime JPH0751955Y2 (ja) | 1988-11-15 | 1988-11-15 | ワイパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0751955Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6229328U (ja) * | 1985-08-03 | 1987-02-21 | ||
JPS62108062U (ja) * | 1985-12-27 | 1987-07-10 |
-
1988
- 1988-11-15 JP JP1988148104U patent/JPH0751955Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0268255U (ja) | 1990-05-23 |
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