JPH08508063A - 感圧性接着剤 - Google Patents

感圧性接着剤

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Abstract

(57)【要約】 第1級又は第2級アルコールから形成された、少なくとも1種の非第3級アクリル酸アルキルエステルと、感圧性接着剤の接着特性を増加させるに十分な量が組成物中に存在する有機官能性シランと、感圧性接着剤の接着特性を増加させるに十分な量が組成物中に存在するエチレン性不飽和ダイマーとを含む組成物から誘導されたポリマー組成物の重合生成物を含む強化された感圧性接着剤。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 感圧性接着剤 発明の技術分野 本発明は、光重合により少なくとも部分的に調製された感圧接着剤を含む感圧 接着剤に関する。より具体的には、本発明は改良された接着性を有する感圧接着 剤、特に、シラン変性アクリル/メラミンペイントシステムに関する。 発明の背景 感圧接着剤は、シールや取付け等の目的で、多用途に広く使用されている。感 圧接着剤は支持されたシステムとして、例えば、基材により支持された接着層と して形成可能である。基材は可撓性サポート、キャリア、若しくは剛体とするこ とができる。感圧接着剤はまた、両面被支持システムとして、例えば、両面に接 着層を具備する可撓性若しくは剛性キャリアから形成可能である。この様なキャ リアは、それ自体が非接着性であろうが、ある用途では、後述の如く、2つの接 着層を支持するキャリアは、それ自体が感圧接着性を有する。感圧接着層の厚さ は様々で、数ミル(10-3インチ)からかなりの厚さまである。 アクリレート共重合体から実質的になる感圧接着剤は技術的に良く知られてい る。例えば、通常粘着性で、しかも適当な内部強度を有する、あるアクリレート 共重合体は米国特許第Re24,906(Ulrich)に開示される。この特許は、 1960年12月に、原米国特許第2,884,126から再発行されたもので 、本明細書に参照として組込む。この様な共重合体は、例えば、アクリル酸、メ タクリル酸、アクリルアミドメタクリルアミド、イタコン酸等の、極性基を有す るモノマーで共重合された、ある非第三アクリルエステルからなる。この様な非 第三アクリルエステルは、通常、14炭素までの、より望ましくは4から12の 炭素を有する、非第三アルキルアルコールのアクリル酸エステルである。少量の 他のモノマーもまた、この様なポリマーに組込むことが可能である。本明細書で 、幾度となく、アクリルエステルポリマー型若しくはアクリルエステルポリマー として言及されるこのような接着性ポリマーは、一般に、可撓性支持シート若し くはテープ上の被支持システムとして形成される。 アクリルエステルポリマー型の感圧接着材料の光重合は一般に知られている。 この様なアクリルエステルポリマーは溶液若しくはエマルジョン重合法により調 製可能であるが、この様な態様でポリマーを調製する場合に製造上の欠点がある 。もし溶液重合法が使用されると、溶媒が除去されなければならない。この除去 は、典型的には加熱により乾燥して溶媒を排除することにより行われるが、ばか にならない処理器具の使用が必要になると共に、環境及び安全性の点で問題があ る。エマルジョン重合法もまた、液体の除去が必要となる。アクリルエステルポ リマーは、しばしば基本的には水であるところの、使用されるエマルジョン液体 から分離されなければならない。乳化されたアクリルエステルポリマーは、水か ら乾 燥により除去されるよりも、寧ろ析出により分離され、これは必要な処理器具を 減少させる。いずれの場合も、しかし、エマルジョン重合製品は、重合に使用さ れる界面活性材を幾分含むこととなり、これは、製品の末端使用に悪影響を及ぼ し、更なるポリマー分離工程を避け得ないこととなる。 重合後に除去が必要となるいかなる希釈剤もないモノマーニートの光重合は、 感圧接着剤の製造において処理上の利点を提供する。例えば、1966年に公開 されたベルギウム(Belgium)特許第675,420は、紫外線に対して、光開 始剤を含むモノマーを露光させることによる光重合を使用して、キャリア上で直 接モノマーを重合させることにより、接着テープを製造するプロセスを開示する 。濃縮可能な液体アクリルモノマーがドクターブレー若しくはローラコーティン グ、或いはスプレーによりキャリア上に付与され、次に重合され、いかなる重合 後の希釈剤若しくは他の異質物の除去が回避される。例示されるのは、典型的な 感圧接着剤の製剤、エチルヘキシルアクリレート及びアクリル酸の混合物で、こ れはセルロースアセテートシート上に塗布され、次に、酸素が排除され且つ上壁 が石英ガラスからなるトンネル中に通され、そして、この上壁を通して紫外線源 により照射される。使用される紫外線源は高圧水銀蒸気ランプである。 使用される予定のモノマーの少なくとも幾つかのプレポリマーをまず形成し、 次に、重合の完了前に、所望の厚さのこのプレポリマーのコーティングを形成す ることにより、感圧接着剤テープを調製することもまた知られている。例えば、 米国特許第3,729,338(Lehmann等)は、支持材料に付与される低モル 重量の可散布組成物を開示し、熱硬化による重合の完了に先立ち、上記組成物に 少量の触媒及び/または多官能架橋モノマーが添加される。この様な低モル重量 ポリマー若しくはプレポリマーは、液体モノマーよりも濃く若しくはより粘着性 で、従って、重合の完了前に支持材料にコーティングとしてより容易に付与され る。 比較的厚く且つアクリレートエステルの層を具備する感圧接着剤テープは、光 重合法を用いて調製されている。例えば、米国特許第4,223,067(Leve ns)は、0.2〜1.0mmの厚さとなるであろう感圧接着剤テープの調整を記 述している。この様なテープは、ガラス微泡を更に含む感圧接着剤マトリックス を具備し、これは任意に、その一側若しくは両側部を非充填感圧接着剤で被覆す ることが可能である。光重合は紫外線BL及びBLBランプで露光することによ り達成される。両重点及び非充填層の積層が調製された場合、別の重合層が圧接 ロールを使用して一緒に積層された。 特に、アクリルエステルポリマー型感圧接着剤の光重合のためのBL及びBL Bランプの使用は、米国特許第4,181,752(Martens等)に詳細に記述 される。この様なランプは、約351nmでピークを有する紫外線を発し、30 0nmより短い波長の紫外線における照射エネルギーは300nm〜400nm の範囲のそれの10%未満であり、また、約3インチの距離で、約0.337ミ リワット/cm-2の300−400nm波長帯における光強度を有する。不適当 に 遅い重合速度は感圧接着剤の製造にとって欠点として示されている。 約310nmでスペクトルピークを有する紫外線源を使用した光重合により少 なくとも部分的に行われるアクリルエステルポリマー型感圧接着剤の調製が、1 993年2月2日に発行された米国特許第5,183,833(Dennis K.Fish er及びBrian J.Briddell)に開示され、この特許は本明細書に参照として組込 む。20ワットのウエスティングハウス(Westighouse)FS−20ランプのよ うなUV−Bランプを使用し、2〜3ミル厚の接着層間に挟まれた約34ミル厚 の内側充填層を有する感圧接着システムが形成された。この様な感圧接着システ ムは、例えば、プラック(pluck)テストにおいて61.71b、初期分離剥離 テストにおいて37.61b、初期連続隔離テストにおいて19.11bという ように、優れた接着特性を有した。外装仕上げ自動車設計ペイントで被覆された スチールパネルがこれらテストで使用された表面であった。 自動車設計分野は外装トリムに付与するのに感圧接着剤を使用する。感圧接着 剤の接着特性は付与される表面に部分的に依存する。商業的な自動車設計コーテ ィング材料の性質が発展するにつれ、感圧接着剤の接着性能が低下可能となる。 新たな「シラン変性」アクリル/メラミンコーティング(後述する)において、 他の点では優れた感圧接着剤製品の低下した接着性が見出だされている。 本発明の目的は、強化された感圧接着剤を提供することで ある。本発明の目的は、シラン変性アクリル/メラミンコーティングに対する改 良された接着性を有する感圧接着剤を提供することである。本発明の目的は、接 着特性、特に、シラン変性アクリル/メラミンコーティングに対するその接着性 が改良された感圧接着剤を調製するプロセスを提供することである。本発明の目 的は、この様な感圧接着剤、及び感圧接着剤、特に、比較的厚い感圧接着システ ムの感圧接着剤の調製プロセスを提供することである。本発明の以上及びその他 の目的は以下においてより詳細に記述される。発明の開示 本発明は、有機官能性シランおよび/または共重合性ダイマーを含み、改良さ れたもしくは強化された接着特性を有する強化されたアクリル酸エステルポリマ ー感圧接着剤を提供する。 また、本発明は、有機官能性シランおよび/または共重合性タイマーを含み、 改良されたもしくは強化された接着特性を有する強化されたアクリル酸エステル ポリマー感圧接着剤を製造する方法であって、そのような強化されたアクリル酸 エステルポリマー感圧接着剤配合物を、特に紫外線照射源に少なくとも部分的に 晒すことにより光重合させる工程を含む方法を提供する。本発明のプロセスは、 最終品、特に比較的厚い感圧接着剤系の製造において、性能特性の損失なしに、 モノマーからポリマーへの望ましい変換度でより速い速度で重合を完了させると いう効果を得ることを提供する。発明の好ましい態様 好ましい態様においては、本発明の強化されたアクリル酸エステルポリマー感 圧接着剤が、比較的厚い支持された感圧接着剤系の合せ層(表層またはシース層 )であることである。紙シートや他の軽量物、薄い支持層を有する感圧接着剤シ ステム、例えばプラスチックフィルム層の接着に対しては一般に充分である。よ り大きいもの、特に輪郭に沿うものおよび/または織って作られたものの接着に は、ある程度の弾性を有する厚い支持層を備えた厚い支持された感圧接着剤系が 必要である。支持層の弾性は、接着される表面に適合するために、また与えられ る感圧接着剤シートもしくはテープの全長および全幅に沿って接着剤をその表面 により普遍的な接触を行うために必要な可撓性を感圧接着剤系に与える。この態 様が好ましいとされるの一つの理由は、厚い支持された感圧接着剤系が難しい接 着用途において慣例的に使用されることである。本発明の効果は、難しい接着用 途に対して大いに望ましいものである。 自動車の装飾部品の取り付け用の感圧接着剤系の自動車工業における使用は、 手に負えそうもない接着用途についてである。自動車工業における使用では、車 体側面の成形物、記章のような装飾部品のきわめて恒久的な接着性が要求される 。以前は、これらの装飾部品は、車体に貫通が必要とされる機械的手段により取 り付けられていた。しかし、この実施は、腐食問題を引き起こし、またより高価 である。温度および他の外界の天候並びに摩耗を含む、車の長年の使用について 車の装飾部品に通常起こる問題は極端である一方、装飾品の接 着が車の有効な寿命に耐え得るという共通の期待がある。 自動車産業は、最高の耐久性を持つ接着剤系だけでなく、合理的な容易さを持 って提供し得るものをも要求する。この理由のために、感圧接着剤系が選ばれた 。感圧接着剤系は、過度の加圧なしで室温で車の外表面に装飾卯部品を接着する ことができる。これは、初期の接着を早く発展させるにちがいない。これは、外 からのいかなる硬化操作も行わない室温での長期間接着を得られるにちがいない 。 過去に開発された感圧接着剤系、例えば上記のいくつかの特許で開示されたも のは、従来から自動車用途においてとても満足できるものである。しかしながら 、感圧接着剤の接着は、接着される基板表面に少し依存している。自動車分野に おいては、基板表面は塗料で被覆されている。新しい自動車塗料は、旧い配合物 に代わり広い範囲にわたり、使用される感圧接着剤系の性能に影響を及ぼす。自動車塗料 ここで使用する語句「塗料」(もしくは「塗料配合物」)は、その通常の意味 における塗料、すなわち顔料と好適な液体媒介物、すなわち適当な流体との混合 物を含み、適用する表面に広げたときに薄い密着性のあるコーティングを提供す るものである。ここで使用する、および塗料および/またはコーティング業にお いて使用される語句「塗料」は、他の塗料様流体コーティング材料を含む。この ため、ここで使用する語句「塗料」(もしくは「塗料配合物」)は、以下により 詳細に示すように、ペイント、ラッカー、ワニス、ベースコ ート、クリアコート等に関する。 比較的厚い感圧接着剤品は、共通して自動車外部装飾品に対する選り抜きの取 り付け手段である。感圧接着剤のこの使用は、接着特性を極度に持続させること を要求する。自動車外部装飾品取り付けに対して充分な接着特性を有する感圧接 着剤を提供することは、感圧接着剤分野において重要な目的である。この目的は 、自動車産業を低固形分溶液ラッカー等から高固形分エナメルやベースコート/ クリアコートのような低VOC塗料配合物に向けさせることを達成するための挑 戦となる。 自動車塗料もしくは塗料配合物は、通常塗料スプレー室の環境においてスプレ ー可能でなけれなならない組成物であり、表面に固体の膜(コーティング)を形 成することができる単一成分もしくは複数の成分を含んでいなければならない。 塗料配合物は、塗料配合物の他の成分に対して通常液体の媒介物であるキャリア を含み得る。そのような他の成分は、キャリアに溶解および/または分散され得 る。従来、溶媒(液体ラッカー)に溶解された高分子量ポリマーに比べてラッカ ーの使用は珍しい。そのようなラッカーは、慣例的に最終のコーティング材料の 容積の約5倍から8倍の容積の溶媒とともにスプレーされる。このタイプのラッ カーは、その産業で現在好ましいとされていない低固形分の例示物であり、典型 的に高いVOCである塗料配合物である。代わりとして、現在好ましい塗料配合 物は、高固形分で低キャリア含有であるもの、またはキャリアの少なくとも重要 な部分として水を使用 したものである。 塗料配合物は、コーティングフィルムを提供する少なくとも一つの成分を含ま なければならない。フィルム形成材料は、一般には高分子量天然物もしくは合成 重合性材料である。液体ラッカーに使用される高分子量ポリマーは、プレフォー ムポリマーであり、スプレーの際に必要とされる溶媒の高い容積は、より少ない 量の溶媒を使用したときに、有効なスプレーするには粘性があり過ぎる溶液を形 成するであろう、そのようなプレフォームポリマーにより影響を受ける。より低 い粘性は、キャリア中のポリマーの分散により与えられ得る。しかし、分散系で は、しばしば望ましくないコーティング成分であり、ポリマーのフィルム形成性 能を減少させ得る界面活性剤が通常安定のために必要である。 分散型配合物を使用することなしに、および最終コーティングの重合性材料の 分子量を減少させることなしに粘性問題を解決するために、スプレー中もしくは コーティングされる表面への付与後に反応して高分子量ポリマーを形成する低分 子量組成物が使用されることである。そのような系は、コーティングフィルムを 提供する最終重合性材料に対する前駆体を含む。高温で反応して高分子量ポリマ ーを形成する、オリゴマーやプレポリマーを含有する前駆体は既知である。この ため、もしくは以下なる他の目的のために、上昇させる温度は、コーティングさ れる目的物に損傷を与える温度まで到達させてはならない。自動車分野では、塗 料スプレー段階の温度は、金属座屈および半田移動を防止するために、約177 ℃以下に保持する。そのような温度制限は、熱活性前駆体の選択や到達し得る最 終分子量を減少させ得る。 そのような温度制限は、また塗料配合物において効果的に使用され得るキャリ アに関して制限を生み出す。従来、揮発性有機溶媒の一般的な使用は任意ではな いが、代わりに、比較的中間の乾燥温度でキャリアの効果的な除去の必要性によ り規定される。主にVOC放射を避けるために、工業的塗料配合物における揮発 性有機溶媒の使用から離れる傾向は、専売的である配合物であり、公的に開示さ れていない組成物である特殊な塗料配合物の使用の増大を導く。これらの特殊な 塗料配合物は、低VOC、高固形分配合物であり、および/またはキャリアとし て水を使用するものである。これらの特殊な塗料配合物のいくつかは、スプレー 中もしくは与えられるときに混合するまで共反応物および/または触媒の反応を 避けるために、別々の「ポット」からスプレーされた複数の成分からなる。これ らの配合物は、当該工業において「ツーポット」、「2成分」、および/または 「2K配合物」と言われている。 当該工業における特殊な塗料、および専売的な特殊な塗料の使用は、感圧接着 分野において感圧接着剤にシラン調節剤が含まれていると信じられているアクリ ル酸/メラミン塗料配合物が使用されることは過酷であるという問題を生じる。 アクリル酸/メラミン塗料配合物は、外装取り付け用に使用される感圧接着剤品 の接着特性におけるいずれの重大な有害な効果なしに、従来自動車分野において 使用されていた。通 常1成分(1K)クリアコートであり、環境的腐食(酸性雨の影響)により耐性 を持つ新しいアクリル酸/メラミン塗料配合物が、最近自動車分野において導入 されている。これらの新しい1K配合物は、以前までは2K配合物のみに見られ た環境的腐食の耐性を与え、一方2K配合物に固有に要求される課題および高い 価格を取り除く。最終のコーティングにおける成分間の適当な比を与えるための 2つの配合物流の混合が2K配合物の欠点である。2成分配合物は、また循環シ ステムにおいてさらなる混合装置および投資を必要とする。 1成分系は、2K配合物と同程度の高い耐環境的腐食性を与える一方、それら の問題を除去する。さらに、新しい1K配合物は、最終コーティングの耐傷・引 っ掻き性を悪くしない。このように、これらの1K配合物は、自動車分野におい て顕著に認められ、商業的な成功が期待できるものである。 新しい1成分配合物は、′Du Pont′s New′Generation of One-Component Clearcoats Shine on the Automotive Horizon′,page 24,Paint & Coating Industry,April 1992,および′Dow Reseach Shows Functionalized Copolymer Resins Help Auto Topcoats Resist Environmental,Acid Etch′,pp28-29,Paint & Coating Industry,April 1992に記載されている。これらの内容は参考のため にここに含めておく。 自動車クリアコート(「トップコート」)は、アクリル酸オリゴマー、メラミン 樹脂、触媒、紫外線吸収剤、ヒンダードアミン光安定剤、流れ剤、およびこれら の成分の溶媒もしくはキャリアを含み得る。これらのタイプの1成分耐環境的腐 食性コーティング配合物は、またシラン成分を含むと信じられているけれども、 そのタイプおよび量は内々の専有の情報以外では知られていない。このため、こ れらのタイプのコーティングは、当該技術的分野においておよびここでのシラン 改質アクリル酸/メラミン配合物および/またはコーティングに言及する。その ようなコーティングの本来の使用は、自動車の車体の複数の塗料被覆のクリアコ ート(クリアーコートもしくはトップコート)としてである。 以下の実施例におけるデータから分かるように、そのようなシラン改質コーテ ィング用の感圧接着剤の接着力は、当該分野において以前まで支配的であった自 動車コーティングの接着力よりは小さい。さらに、同一または同等の接着力低下 効果は、シラン調節剤がアクリル酸/メラミンタイプ以外の塗料配合物に含まれ るならば、およびそのような他の塗料配合物がクリアコートとして使用されるな らば見られるであろう。さらに、自動車分野が、感圧接着剤系で与えられたその ようなシラン改質コーティングおよび装飾に対して商業的分野である一方、自動 車分野において引き出される効果は、他の工業によるそのようなコーティングお よび接着剤系の採用を予期させる。 光重合プロセス 好ましい方法は、光重合法であり、より好ましい態様において、本発明は、強 化アクリル酸エステル感圧性接着剤配合物を、ある種の特性を有する紫外線照射 源に曝すことを伴うプロセスを含む。そのような特性は、実質的にそのエネルギ ー、特に紫外エネルギーの一部であり、280〜350nmの波長範囲にあるこ と、及び、重合した配合物の表面において測定された光強度は、低いものであり 、好ましくは、約4ミリワット/cm2 以下であるということである。そのよ うな紫外線照射の好ましい光源は、容易に入手可能な蛍光“UV−B”ランプで あり、FS−20及びFS−40の登録商標でNorth American Phillipsから入手可能の太陽燈についても言及される。これらのランプ は、予め製造されて、Westinghouse Companyにより販売さ れている。そのような電球は、後に言及するが、実施例及び比較例で実際に使用 した電球に示された“Westinghouse”の名称は、“FS−20,1 2−UVB”電球(長さ:約12インチ)である。これらは、蛍光は発し、29 0〜350nmの波長バンド内でのかなりの量の紫外線照射エネルギー量を照射 する蛍リン光体で内部が被覆された、管状の蛍光電球であり、310nmの波長 において、スペクトルの出力ピークを有する。200〜400nmの波長の紫外 線波長バンド内において、放射されたエネルギー又はパワーの約22%が、30 0nm未満の波長を有するものであり、その残り、すなわち、照射されたエネル ギー 又はパワーの約78%は、300nmを越える波長のものである。Westin ghouse太陽燈FS−20の1つのサンプルは、200〜400nmの間で 10nmの間隔で、ランプから1mの距離にある参照面において測定され、た。 測定されたエネルギーの21.7%は、200〜300nmの波長のものであり 、残りの78.3%は、300〜400nmの波長のものであることが決定され た。 そのようなUV−Bランプは、約280〜350nmの波長バンド内で、紫外 線の約90%を放射し、紫外線照射の光源は、約280〜350nmの波長バン ド内のUV照射の少なくとも約80%を放射することが好ましい。280〜35 0nmの波長バンド内で照射されるエネルギーのうち、UV−Bランプは、その 約22%が280〜300nmの波長バンド内にあり、その約88%が300〜 350nmの波長バンド内にある光を放射する。280〜350nmの波長バン ド内で照射されるエネルギーのうち、UV−Bランプは、その約85%が290 〜335nmの波長バンドで決定されるより狭い範囲内にある光を放射する。紫 外線の光源は、少なくともそのエネルギーの70%が、290〜335nmの波 長バンドの中の280〜350nmの波長バンドであること光を放射することが 好ましい。紫外線照射の光源としてここで説明したタイプのUV−Bランプの使 用は、本発明において、付加的に好ましい態様である。 そのようなUV−B電球は、直線状の長さ1インチ当たり約1ワットのワット 数を有し、長さが約2インチのFS−2 0ランプは、20ワット電球であり、FS−40ランプは、FS−20ランプの 約2倍の長さである。そのような一般に円筒状の光源から照射される光の強度は 、ランプからの距離に反比例して変化するであろう。ランプから約6インチの距 離において、UV−Bランプは、配合物の表面で、おそらく約4.0ミリワット /cm2までの最大強度を有し、さらに、0.1〜4.0ミリワット/cm2の強 度範囲内にある。 特別な紫外線照射に対して、そのような配合物を露光が可能となるように、強 化アクリル酸エステル感圧性接着剤配合物を処理しさえすれば、本発明に光重合 は適用され得る。配合物は、フレキシブルなキャリアー、又は剛体(支持された システムの支持層の場合)の上に、層として塗布し、上述の光源からの照射で露 光することができる。前記配合物は、前述のキャリアーは剛体の底部に塗布し、 下方から、光源を照射して露光してもよい。同時に又は上方及び下方から光を照 射して露光できるように、実質的に紫外線を透過する材料の2枚のシートの間に 、配合物を挟んでもよい。配合物は、塗布し、同様の又は異なる感圧性接着剤配 合物から形成されたもう1つの層の上で重合させてもよい。 強化アクリル酸エステル感圧性配合物は、例えば、約60ミルまでの膜厚、又 は厚い生成物が複数の層の複合物として、合理的な厚さの層として重合させるこ とができ、すでに重合した材料の上に塗布された後、それぞれ重合する。 重合のサイトにおける酸素の回避は、光重合を妨害しないようしてに達成され るかもしれない。例えば、光重合される 配合物は、2つのプレートの間に挟み、それによって、酸素を含む空気を重合の サイトから遮断することができる。酸素ガスを含まない、例えば窒素のようなガ スでパージされた容器又はチャンバー内に配合物を設置してもよく、そのような 酸素を含まないガスは、光重合の間、その中の雰囲気を維持することができる。 酸素を遮断するための多くの技術が、重合する配合物と光源との間にプレート 又は壁を加えるので、適切な材料のプレート又は壁を選択することが重要である 。初期的な照射と、光源及び光重合される配合物の間に配置される任意の材料と の組み合わせは、上で設定された波長特性を有する配合物の表面における照射( 効果的な光重合照射)を提供すべきである。換言すれば、強化アクリル酸エステ ル感圧性接着剤配合物と、使用される紫外線ランプとの間に配置される任意の材 料は、紫外線照射に対して潜在的にかなりのフィルター効果を有し、上で設定し た波長及びエネルギー特性をのための効果的な光重合の照射は、光源及び本発明 の重合の間の任意のフィルター効果によって決定される 上述のUV−B電球は、所望の波長特性を有する照射を提供し、そのような照 射は、ランプと配合物との間に石英ガラスが配置された場合に不適切に変化しな い。石英以外の材料は、可視光をかなり透過するものであっても、UV−Bラン プからの照射を好ましくない程度まで変化させるかもしれない。あるいは、プレ ート又は壁のフィルター効果、又は個々のフィルターは、他の適切でないランプ の照射特性を変えて、 本発明の光源を提供するために使用することができる。 上述の光重合プロセスは、本発明の強化アクリル酸エステル感圧性接着剤を製 造するために好ましい方法である一方で、それは、本発明の好ましい態様であり 、広い態様においては、本発明は、他の強化アクリル酸エステル感圧性接着剤の 製造方法を排除するものではない。強化アクリル酸エステル感圧性接着剤は、例 えば、BL,BLB,及び“UV−A”として知られているような他の光源を用 いた光重合により製造することができる。それらの光源は、その照射の少なくと も約90%が、300〜400nmの波長バンド内にあり、351nmでピーク を有する。それらの直線長さ当たりのワット数は、UV−Bランプとほぼ同等で あり、したがって、与えられた距離におけるその強度は、ほぼ同等である。また 、強化アクリル酸エステル感圧性接着剤は、上述のような技術の不都合にもかか わらず、溶液又は乳化重合によって、あるいは他の重合技術によって製造するこ とができる。 (強化アクリルエステルポリマー感圧性接着剤の概要) 多くの感圧性接着剤配合物の基礎は、上述のUlrichの米国再発行特許第 24,906号に記載された共重合体にあり、その記載も本明細書の内容を成す ものである。強い極性基を有する種々のモノマーのうち、アクリル酸は、これま でしばしば、感圧性接着剤のために選択されたモノマーであった。本発明の強化 アクリル酸エステル感圧性接着剤配合物は、態様において、そのような基礎配合 物の通常の態様から 逸脱する。 本発明のための、非三級アクリル酸アルキルエステルは、一般に、以下のよう なものから、その多くの部分が選択されるべきである。例えば、n−ブタノール 又はイソブタノールのようなアクリル酸エステルのようなある種の感圧性接着特 性又は粘着性を有するホモポリマー;n−ペンタノール、イソペンタノール、2 −メチルブタノール、1−メチルペンタノール、3−メチルペンタノール、2− エチルブタノール、3−ヘブタノール、2,5,5−トリメチルヘキサノール、 4−エチルヘプタノール、4−エチルヘプタノール、4−メチルオクタノール、 n−デカノール、イソデカノール等の長い炭素鎖を有するアルキルアルコール類 である。アクリル酸エステルを形成するアルコール類は、一級、又は二級とする ことができ、それらの炭素鎖は、直鎖状でも、分岐状、又は環状でもよい。 好ましい態様において、非三級アクリル酸アルキルエステルの主な部分は、約 4〜12の炭素を有するアルコールから、好ましくは約6〜10の炭素を有する アルコールから形成される。さらに好ましい態様においては、強化アクリルエス テル感圧性接着剤配合物の非三級アクリル酸アルキルエステルは、約4〜12の 炭素を有するアルコールから、好ましくは約6〜10の炭素を有するアルコール から形成される。もっとも好ましい態様においては、強化アクリルエステル感圧 性接着剤配合物の非三級アクリル酸アルキルエステルは、実質的に2−エチルヘ キシルアクリレートから構成される。 好ましい態様において、非三級アクリル酸アルキルエステルと、強化アクリル 酸エステル感圧性接着剤配合物内のモノマー単位を含む極性部分との組み合わさ れた量は、非三級アクリル酸アルキルエステルの約55〜約100重量%を構成 する。より好ましい態様において、非三級アクリル酸アルキルエステルと、強化 アクリル酸エステル感圧性接着剤配合物内のモノマー単位を含む極性部分との組 み合わされた量は、非三級アクリル酸アルキルエステルの約75〜約100重量 %を構成し、特に、非三級アクリル酸アルキルエステルは、上述の物質の場合で ある。 モノマーを含む可能な極性部分は、アクリル酸、イタコン酸、アクリルアミド 、無水マレイン酸、β−カルボキシエチルアクリレート、アクリロニトリル、シ アノエチルアクリレート、ヒドロキシアルキルアクリレート、N−置換アクリル アミド;メタクリル酸、メタクリルアミド、シアノメチルメタクリレート、ヒド ロキシアルキルメタクリレート、N−置換メタクリルアミド等の同様のメタクリ ル酸モノマー等を含む。 そのようなポリマーの架橋は、与えられた末端のために望ましいかもしれない 。適切な架橋剤は、多数のエチレン不飽和サイトを有する分子である。そのよう なタイプの架橋剤は、例えば、1,6−ヘキサンジオールジアクリレートのよう なジ−及びトリアクリレートを含む。他の架橋剤のもまた、使用することができ る。1,6−ヘキサンジオールジアクリレートのような単純な架橋剤が使用され た場合、配合物中のそ の架橋剤の量は、強化アクリルエステル感圧性接着剤配合物中のポリマーの全重 量をベースにして、一般的に、約0.005〜約0.5重量%であり、典型的に は、約0.01〜約0.2重量%である。同様の一般的な効果を得るためには、 ジアクリレートより少量のトリアクリレートが必要とされる。 また、強化アクリルエステル感圧性接着剤は、以下で詳述するような、オルガ ノ官能基シラン及び/又は極性共重合ダイマーを含む。 強化アクリルエステル感圧性接着剤の製造において、強化アクリルエステル感 圧性接着剤配合物は、まず、予備重合させて、液体モノマーを含む配合物より粘 性の高いプレポリマー配合物を得ることができる。そのように高められた粘度は 、例えば、支持体材料に層として塗布する場合に、しばしば、モノマー混合物よ り扱い易い配合物を提供する。所望ならば、プレポリマーは、配合物を付加的に 厚くするため、又は他の取扱い上の目的のために、剥離剤を加えて形成されても よいが、支持された系全体とは反対に、強化アクリルエステル感圧性接着剤自体 を比較的厚くされるのでなければ、そのような物質が必要とされる、又は望まれ るのは希である。 選択された技術で、光重合のために十分に感光性を与えられるならば、プレポ リマーは、付加的な物質を加えることなく、本発明の強化アクリルエステル感圧 性接着剤までさらに重合させることができる。又は、重合プロセスが完了する前 に、種々の物質をプレポリマーに加えてもよい。例えば、プ レポリマーが形成された後に、化学光開始剤、又は付加的な光開始剤を加えるこ とができる。充填剤又は付加的な充填剤は、同様に加えてもよいが、支持された 系全体とは反対に、強化アクリルエステル感圧性接着剤自体を比較的厚くされる のでなければ、そのような物質が必要とされる、又は望まれるのは希である。架 橋した最終的な強化アクリルエステル感圧性接着剤のためにプレポリマーが形成 される場合には、典型的には、プレポリマーが形成した後のみに架橋剤が加えら れる。ある場合には、モノマーユニットの割合を変えること、又は、重合が完了 する前に付加的なモノマー種をプレポリマーに加えることまた、望ましいであろ う。 強化アクリルエステル感圧性接着剤配合物は、本発明の好ましい重合プロセス を用いることによって、又はもう1つの重合技術を用いることによって、部分的 にプレポリマーに転化することができる。通常は、最終的に除去されなければな らない稀釈剤を避けることが望ましく、プレポリマーの形成は、稀釈剤を含まな いモノマーを部分的に重合することによって行なわれる。しかしながら、所望の 場合には、稀釈溶液又は乳化重合技術によってプレポリマーを形成してもよい。 さらに、本発明の利点は、稀釈剤を用いない強化アクリルエステル感圧性接着剤 配合物の重合に見られるが、溶媒の除去が最終生成物に必要でない、又は製造に 関与するものでない場合には、これは、ある程度の量の稀釈剤又は溶媒を含む配 合物の好ましい光重合プロセスの使用の可能性を排除しない。それにもかかわら ず、本発明の光重合プロセスは、一般的に 稀釈剤及び溶媒の存在に伴う問題、及びそれらの除去に伴う問題を避けるために 、稀釈剤を用いない形成を使用することの本来的な利点を有する。 上述のように、本発明の光重合プロセスの間に光重合に供される強化アクリル エステル感圧性接着剤配合物は、モノマーの混合物、プレポリマー、又は、モノ マー又は他の物質が加えられたプレポリマーとすることができる。生成物が、も はや通常の粘着性を有する感圧接着剤ではなくなるほど、又は、本発明の強化ア クリルエステル感圧性接着剤を過度に妨害するほどに、異質のモノマーが、強化 アクリルエステル感圧性接着剤生成物の特性に影響を与えないならば、配合物は 、非三級アクリル酸アルキルエステル又はモノマーを含む極性基のいずれでもな い、光重合に関与するかなりの量のモノマーを含むであろう。 Irgacure 184又はIrgacure 651の名称で、Giba −Geigyから市販されている1−ヒドロキシシクロフェニルケトン、又は2 ,2−ジメトキシ−2−フェニルアセトン;又は、当業者に既知のエチレンで不 飽和のモノマーのための他の光開始剤のような適切な光開始剤を含有させること は、選択された重合技術が光重合の場合に、強化アクリルエステル感圧性接着剤 配合物を紫外線に対して感光性にするための、典型的で都合のよい方法である。 それにもかかわらず、紫外線照射で露光して光重合を行なうために、配合物に感 光性を与える任意の他の方法は、本発明の光重合プロセスに適切であると信じら れている。 好ましい光重合プロセスの利点は、比較的膜厚の多層感圧性接着剤テープが製 造される光重合プロセスにおいて、特に著しいことがわかった。この好ましい態 様は、石英ガラス性の上部壁を有する広げられたチャンバー又はトンネルを都合 よく用い、その壁の上には、紫外線照射の選択された光源を提供する多数又は一 列のランプが配置されている。そのようなランプが、上述のようなUV−Bラン プ、BLB又はBLランプの場合には、それらは、重合される配合物の表面から 約1/2〜約12インチ上方、好ましくはその表面から約1〜8インチ上方、最 も好ましくは約2〜6インチ上方に都合よく設置して、均一に露光することがで きる。ランプは、製造されるテープの面に平行な面に後述する移動の直線に沿っ て、少なくともテープの幅と同様の長さで、好ましく配置される。ランプがテー プの幅より長い場合には、その有効長さがテープの上方に位置するように、ラン プを斜めにすることができる。好都合に連続ベルトである移動可能な支持体表面 を、チャンバー内に設置する。チャンバーの長さは、モノマー混合物の厚くされ た層、又は支持体表面のプレポリマーの層に適用するために設けられたステーシ ョンの少なくとも1つ、好ましくはそれ以上に沿う。そのような層は、支持体表 面又はベルトがチャンバーに沿って移動する間に塗布されるのが好ましいであろ う。ステーションは、配合物のバッチを収容するための容器を、単純に具備する ことができる。この容器は、配合物のための出口を有するべきであり、容器から ベルト上へ、制御された量の連続的な流れを可能にすること が好ましい。ベルトがチャンバーを通って移動する場合、所定の膜厚の配合物の 層を形成するために、配合物がベルトに供給される領域に近接して、ドクターブ レード又は同様の手段を設けることができる。層を光重合するために十分な数の ランプをステーションが越えると、ベルトのスピードが与えられる。ステーショ ンがライン内の第2、第3、又はそれ以降であって、光重合される材料が下流の ステーションで硬化されるならば、硬化される強化アクリルええうてる感圧性接 着剤配合物の層は、ベルトに直接塗布されず、層が硬化する代わりにその前に光 重合するであろう。 重合される配合物が静止したランプを過ぎて移動するようなアセンブリーのた めに、移動速度は、層が重合される効率又は速度に調節するべきである。各層に ついて、モノマーの少なくとも約95%をポリマーに転化することが、一般的に 望ましい。与えられたランプについて、転化率は、重合する配合物の表面からの 距離に著しく影響される。ステーション(重合領域)間のチャンバーの距離、及 びその領域内のランプの密度は、また、重合率、及び必要とされるラインスピー ドに影響を与えるファクターである。例えば、他のファクターを一定に保ち、重 合される配合物にランプを接近させること、ラインスピードを遅くすること、重 合領域を長くすること、又は、重合領域内のランプの密度を増加することによっ て、ポリマーへのモノマーのパーセント転化率を増加させることができる。さら に、配合物層の層厚は、一般にファクターであって、より厚い層は、ポリマーへ のモノマーの所定の 転化率を得るために、より多量の紫外線を照射して露光することを必要とする。 薄い層を同様のアセンブリーで厚い層を重合する場合、各ラインスピードは同一 であり、厚い層のためにより長い重合領域を与えることが都合よい。 支持体層が、同様のアセンブリー内で光重合で形成された比較的厚い層の場合 には、比較的厚く、支持された感圧性接着剤系は、同様のアセンブリーを用いて 都合よく製造することができる。支持層は、それ自体で感圧接着特性を有してい るが、これは、より薄く、ルーチン的により接着性の強化アクリルエステル感圧 性接着剤層の少なくとも一方の面に塗布される。特に、支持層が2つの薄い強化 アクリルエステル感圧性接着剤層の間に挟まれた場合、厚い層はキャリアー層と 呼ばれる。任意の感圧接着特性は、対向する層への接着性を増加させるが、前記 キャリアーの表面は、一般に最終生成物内で露光されない。こうして、その感圧 接着特性は、感圧接着剤と支持体との界面において効果的でない。しかしながら 、本発明は、広い態様において、感圧接着特性を有しないキャリアー又は支持体 材料の使用を排除しない。 好ましい態様において、強化アクリルエステル感圧接着剤は、支持された感圧 接着剤系の層に面し、これによって支持体層は、約60ミル、好ましくは約50 ミルの層厚まで厚くすることができる。約25〜45ミルの層厚を有する支持体 又はキャリアー層は、特にその両面が、本発明の強化アクリルエステル感圧性接 着剤の少なくとも1つの、より薄く接着性の大きな層に面している場合には、非 常に有用なタイプの ものである。接着剤系のこれらのタイプは、種々の支持体表面に関与する条件の 下での耐久性のために、特に、剛体及び/又は曲面の輪郭を有する支持体表面に ついて、高い特性を有することがわかった。 接着剤系のそのようなタイプにおいて、厚い支持体層は、前述の米国特許第4 ,223,067号(Levens)に記載されているガラス性の小球のような 充填剤、又は、米国特許第4,931,347号(ASlovinsky an d Taizzo)に記載されているポリマー性固体を含むことが知られている 。それは、1990年6月5日に許可され、その記載も本明細書の内容を成すも のである。なお、適切な充填剤はシリカである。 厚い2層または3層の積層接着製品において、薄いほうの表面層または表面積 層は、好ましくは約1ないし5ミルの厚さを有する。この強化アクリルエステル 感圧接着剤は、2つのうち1つの感圧接着剤表面層を含み、第2の表面感圧接着 層は、ときどき強化接着性特性を要求されない。そういう場合には、第2の表面 感圧接着剤層は、好ましくはこの強化アクリルエステル感圧接着剤の配合物の大 まかな目安の範囲内で、有機官能性シランまたは極性共重合性ダイマー(以下に 詳細に説明される)がなくても、感圧接着剤配合物から重合される。非第三アク リル酸アルキルエステルの主要成分に含まれ得るこのような第2の表面層は、炭 素数約4ないし12、好ましくは炭素数約6ないし10のアルコール、特に非第 三アクリル酸アルキルエステル2−エチルヘキシルアクリレー トから形成される。好ましい態様においては、第2のアクリルエステル感圧接着 剤配合物中の非第三アクリル酸アルキルエステル及び極性部含有モノマーの組み 合わせは、約55ないし95重量部の非第三アクリル酸アルキルエステル及び約 5ないし45重量部の極性部含有モノマーの組み合わせ、特に非第三アクリル酸 アルキルエステルが上述のような好ましい種のものであるとき、更に好ましくは 約69ないし90重量部の非第三アクリル酸アルキルエステル及び約10ないし 35重量部の極性部含有モノマーの組合わせからなる。可能な極性部含有モノマ ーはまた、アクリル酸、イタコン酸、アクリルアミド、無水マレイン酸、ベータ ーカルボキシエチルアクリレート、アクリロニトリル、シアノエチルアクリレー ト、ヒドロキシアルキルアクリレート、N−置換アクリルアミド、及びメタクリ ル酸、メタアクリルアミド、シアノエチルメタクリレート、ヒドロキシアルキル メタクリレート、N−置換メタアクリルアミド等のメタクリル酸モノマー類等を 含み得る。架橋剤、特にジ−またはトリアクリレー卜は、一般的に第2のアクリ ルエステル感圧接着剤配合物中のポリマー全重量部に対し、約0.005ないし 、0.5重量%からなり、さらに特に約0.01ないし0.2重量からなる。 中央支持層中に充填剤材料を含む厚い3層積層接着テープの製造を以下の実施 例1ないし18にて更に詳細に述べる。また、大まかな実施態様において、本発 明は、プレポリマーを製造する方法に限定されるものではないけれども、実施例 1ないし8は、その後モノマーからポリマーへ高い百分率で 転化されるプレポリマーの製造の更に詳細な説明を含む。 官能性−有機シラン 有機官能性シラン(官能性有機シランとして知られる)は、好ましくは化学 式Iで表される。 ゲン(特に塩素)、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、または、β−メトキシエ トキシ基であり、nは、0ないし約8の 2であり、この式中Xは、ハロゲン、特に塩素、OCH2CHCHO、CH2= CCOOCH2、CH2=C(CH3)−COOCH2、H2NCH2、H2NCH2C H2NHCH2、HSCH2、CH2=CH262CH2、H2NC(O)N(H) CH2及び等量の官能性有機ラジカルである。このような官能性(反応性)有機 ラジカルは、このように、好ましくは、ビニル、ハロゲン、エポキシ、アクリレ ート、メタクリレート、第一アミン、ジアミン、メロルカプト、スチリル、また はウレイド部を含む。好ましい態様においては、有機官能性シランは、ビニルト リメトキシシランまたはビニル−トリス(β−メトキシエトキシ)シランであり 、これらは、ユニオンカーバイド社製の登録商標UNION C ARBIDE A−171及び−172、またはアドバンストポリマー社製の登 録商標KBM−1003及びKBC−1003として市販されている。 二量体 二量体は、上述の極性モノマーの概念の範囲内である。この二量体は、非− 第三アクリルエステルと共重合性を持ち、不飽和エチレンを有し、極性官能性側 基を有する。この二量体は、単一の骨格炭素を有する単量体単位部分の範囲内の カルボキシレートによるダイマーであり、好ましくは、モノマーとして化学式II 及びIIIで表され、各々ポリマーの単量体単位を有する。 式中、R1は、水素または低アルキル基であり、mは、約1ないし約4の整数 であり、好ましくは約2ないし約4である。好ましい態様において、ダイマーは 、β−カルボキシルアクリレートである。 実施例1ないし3及び比較例A 支持層と2つの対向する表面層とからなる4つの接着システムを紫外せん照射 源としてUV−Bランプを用いて光重合することにより製造下。このランプは、 20W ウェスティンハウス FS−ランプであり、さらに上記に述べた。支持層プレポリマー :支持層の配合物は、850重量部の2−エチルヘキシルア クリレート、120重量部のアクリル酸、30重量部のオクチル/デシルアクリ レート、20重量部のアエロジル 200、及び1.0重量部のイルガキュア 184を混合することによって得た。 この混合物を、その粘度が約1500ないし約3000cps(ブルックフィ ールド粘度計)になるまで予備重合し、反応容器は、一定に攪拌した。重合に先 立って、酸素を除去するために、このモノマー及び容器を窒素でパージし、ここ の混合物を窒素雰囲気下で一定に攪拌しながら、UV−Bランプで露光すること により、予備重合を行なった。アエロジル 200は、非晶質ヒュームドシリカ であり、デクサ社の商標で市販されている。オクチル/デシルアクリレートは、 C8及びC10アルキルアルコールの線状アクリレートの混合物であり、UCBラ ドキュア社により市販されていた。非晶質ヒュームドシリカは、フィラーの一種 であり、ここでは、後に添加されるポリ酢酸ビニルの均一な分布を提供するため に役立つ。これらの両方のフィラー、シリカと酢酸ビニルは、実質的に紫外線に 対し不活性であり、光重合に関与しない。感圧接着層プレポリマーベース :実施例1ないし3及び比較例Aのベースの感圧 接着配合物は、2−エチルヘキシルアクリレート81.0重量部、イルガキュア 184 2.0重量部、及びデイーグロカラー社から蛍光性顔料として市販さ れているD−298 コロンビアブルー 0.0025重量からなっていた。感圧接着層プレポリマーベースの添加物 実施例1ないし3、及び比較例Aは、上 述の各ベース配合物に下記のようにさらに加えられた成分により、互いに異なる 。 実施例1:上記ベース配合物に、ユニオンカーバイド社からユニオンカーバイ ド A−171、の登録商標で市販されている有機官能性シランであるビニルト リメトキシシラン0.25重量部、及びUCBラドキュア社より市販されている 極性共重合性ダイマー、β−カルボキシエチルアクリレート19重量部を添加し た。この強化アクリルエステル感圧接着剤配合物を用いて製造された接着システ ムは、ここで、しばしば「ダイマーかつ有機官能性シラン」テープという。 実施例2:上記ベース配合物に、UCBラドキュア社より市販されている極性 共重合性ダイマー、β−カルボキシエチルアクリレート19重量部を添加した。 この強化アクリルエステル感圧接着剤配合物を用いて製造された接着システムは 、ここで、しばしば「ダイマー」テープという。 実施例3: 上記ベース配合物に、ユニオンカーバイド社からユニオンカーバ イド A−171、の登録商標で市販されている有機官能性シランであるビニル トリメトキシシラン 0.25重量部を添加した。この強化アクリルエステル感圧接着剤配合物を用い て製造された接着システムは、ここで、しばしば「有機官能性シラン」テープと いう。 比較例A:上記ベース配合物に、さらなる成分は何も加えない。この強化アク リルエステル感圧接着剤配合物を用いて製造された接着システムは、ここで、し ばしば「有機官能性シラン」テープという。 この混合物を、その粘度が約500ないし約5000 cps(ブルックフィ ールド粘度計)になるまで予備重合し、反応容器は、支持層プレポリマーに関す る上述の方法と同様にして一定に撹拌した。 感圧接着テープの完了:感圧接着テープのこのプレポリマーのその後の完全な 重合は、各々延長されたチャンバーの中に設けられた移動可能なライン上で行わ れた。その上部の壁は石英ガラスからなっていた。このチャンバーの上にはUV −Bランプのバンクを設けた。チャンバーは、窒素源から供給された窒素雰囲気 を有し、この窒素源は、まず超冷却イソプロパノール浴を通してバブリングされ るので、窒素は、チャンバーから酸素を遮断し、かつ冷却手段として作用したる 。ランプのバンクは、3つの重合領域に分けられ、各領域は、ステーションの前 に置かれ、このステーションではプレポリマー層がライン上におろされた。第一 の領域は、第一の感圧接着層領域であり、12フィートの長さを有する。第二の 領域は、支持層領域であり、21フィートの長さを有する。第三の領域は、第二 の感圧接着層域であり、17フィートの長 さを有していた。ランプは、1フィートのライン毎に約2つのランプの密度で置 かれ、ラインが延長されたチャンバーを通して移動するとき、ラインの中央に、 ラインに対して平行にして設けられた。重合領域及びプレポリマー層がおろされ るステーションの両方を服務全体のラインの長さは、約60フィートであった。 プレポリマーは、低接着性支持ベルトが種々のプレポリマーコンテナの下を移動 するとき、このステーションで低接着性支持ベルトにおろされるか、あるいは上 流層におろされた。このようにして形成されたプレポリマーの厚さは、ドクター ブレードによって測定された。この第一のプレポリマー層は、第一の感圧接着層 であり、各々感圧接着層からなり、この感圧接着層には、イルガキュア 184 が1.0重量部添加され、置かれた層は、2ミルの厚さであった。支持層は重合 された感圧接着層の上方に置かれ、支持層プレポリマーからなり、このプレポリ マーにはイルガキュア 184が1.0重量部、及びヴィナック RP−251 100重量部が添加されていた。ヴィナック RP−251は、ここではフィ ラーとして使用されるポリ酢酸ビニルであり、このため、支持層プレポリマーは 、「充填された」層であり、約34ミルの厚さでおろされた。第三の層は、第二 の感圧接着層であり、重合された支持層の最上部に、約2ないし3ミルの厚さで おろされた。第二の感圧接着層は、第一の感圧接着層と同じ組成を有し、実施例 1ないし3及び比較例Aの各々のために、同じバッチの感圧接着プレポリマーか ら作られた。予備重合のあとに加えられた材料を含む、上記 に与えられた感圧接着剤と支持層の両方の組成は、完全な重合のために作られた プレポリマーの「バッチ」であり、相対量は、各バッチ内で調製されるもので、 得られた一定の長さの感圧接着システムに使用された相対量を表すものではない 。ランプを、重合される感圧接着剤システムの上方6インチに設け、ライン速度 を毎時5フィートに維持した。この様にして得られた各感圧接着テープのサンプ ルを、350°Fで1時間乾燥し、その後室温に冷却し、重さを計った。この乾 燥に置ける重量損失は、この場合約2ないし3重量%であった。このため、感圧 接着テープのモノマーは、少なくとも97重量%の量のポリマーに転化されたこ とが測定された。上述の実施例において、冷却は、冷却された窒素ガスの使用に よって提供された。このような冷却は、底部の感圧接着層の重合領域における温 度を、約50°Fに維持するように決められ、充填された支持層の重合領域にお ける温度は、約80ないし100°Fである。所望の最大温度はファクターの数 により、例えば使用されるモノマーの揮発性及び反応配合物の冷却手段は、良く 知られた冷却手段ならなんでもよい。 接着能力テスト 初期始動及び連続剥離テスト:感圧接着テープ(約150mmの長さ)を、用 意されたポリ塩化ビニルバー(XP11−289−A1,Lynn Plast icを用いたテストバー、標準品,Derborn,Mich.社製をペイント を塗布したパネルから引き離すためにテスターが握ることができるような形のも の)に適用し、その後テープ側を6.8 kgのローラーに一度通す。次にテープのライナーをテープから除去し、ポリ塩 化ビニルを有するテープを、自動車用の外側仕上げ塗料を塗布されたスチールパ ネルに適用し、その後ポリ塩化ビニルの最上部に6.8Kgの重さのローラを( 同じ方向に)2度通す。テスターは、そこにスチールパネルがつけられる動く台 の移動に対し90°の持ち上げ角度で並べられる。グリップは毎分約12インチ の速度で動く。テスターは、イドウ距離に対する力(ニュートン)を記録するレ コーダーを有する。このテストにおいて2つのパラメータが決定される。第1は 、スチールプレートに結合しているポリ塩化ビニルバーの結合を引き離すために 必要な力であり、これは、剥離「引き離し」力または「初期分離剥離」と呼ばれ る。測定された第2のパラメータは、初期分離の後、結合の長さに沿って、結合 の分離を維持するために必要な力であり、剥離「連続」力、または「初期連続剥 離」と呼ばれる。このテストは、上述のローラを通すことにより接着結合が形成 された後、72時間行われる。促進されたエージング始動及び連続剥離テスト :促進されたエージング始動テス ト及び促進されたエージング連続剥離テストは、結合が上述のローラーを通すこ とにより初めに形成された後、70℃で7日間エージングされ、その後テストの ため室温に冷却されること以外は、初期始動及び連続剥離テストについて記載し た方法で実施される。 引っ張りテスト:引っ張りテストは、約1インチの長さの感圧接着テープが 用いられ、従って、1インチのポリ塩化 ビニルのバーのセグメントがスチールパネルに接合されることにおいて、一般に 剥離テストとは異なる。1つのみのパラメーターが決定され、それはスチールパ ネルからバーを引っ張るのに必要な力(ニュートン)である。テスタの引っ張り は、再び約90°であり、グリップは約2.5cm/分の速度で移動される。 180度剥離密着テスト:180度剥離密着テストは次のようにして行われ る。 (1)自動車のビニルの側部成形体のような、自動車の装備品に通常接着され る感圧接着テープに、アルミニウムストリップが接着される。 (2)次いで、サンプルが、それぞれのテストパネルに、反対の接着側に適用 される。 (3)次いで、サンプルを室温で24時間エージングする。 (4)次いで、サンプルを引っ張り試験機にクランプ締めし、180度の角度 で20インチ/分の速度で引っ張る。 (5)結合を破るに必要な力を、サンプルの幅12.7mmあたりのニュート ンで記録する。 クリープテスト:クリープテストは、ポリ塩化ビニルのバーが約12.7m mのオーバーハングを残すようにスチールパネルに付設され、次いで、72時間 の停止時間が許容され、その後、1000gの重りがバーのオーバーハング部に 付設される、剥離テストとは異なる。パネルは次いで、室温で垂直の位置に支持 される。クリープは、1000gの負荷による破損までの時間として記録される 。典型的な自動車の 仕様は、1.8mmの最大スリップで158°Fで96時間、破損がないことで ある。 実施例1〜3及び比較例Aに記載されたように製造された感圧接着テープは、 標準の外用自動車ペイントと、シラン変性されたアクリル/メラミン自動車外用 ペイントの両方を用いて、上述の様々の性能テストに供された。その結果及び様 々の計算された比較を以下の表1−4に示す。 表1及び2は、それぞれ標準の自動車ペイント及びシラン変性された自動車ペ イント上の4つのテープについての性能テストデータを示す。表3及び4は、そ れぞれ標準の自動車ペイント及びシラン変性された自動車ペイント上の実施例1 −3のそれぞれのテープについて計算された、“パーセント改良”を示す。どの 場合にも、“パーセント改良”は、式1を用いて計算された。 式1 パーセント改良=(TA−TO)/TO 式中、TAは添加剤を含むテープのテスト結果であり、TOは、同一の自動車ペ イントについての同一のテスト手順に対し、強化されないテープについてのテス ト結果である。表1及び2において、剪断強度テスト結果は分であり、残りのテ スト結果はニュートンである。 実施例4−10 有機官能性シラン変形例 支持層と、感圧性接着剤の2つの対向層とからなる7種の接着剤系(テープ) を、紫外線源として12−UV−Bランプを用いた光重合により製造した。その ようなランプは、上で説明した20ワットのウェスチングハウスFS−20Tラ ンプであった。すべてのテープは1.14±0.15mmの厚さと12.7mm の幅であった。 支持層プレポリマー:それぞれのテープの支持層のためのプレポリマーは、実 施例1−3において上述したように製造された。 感圧性接着剤層プレポリマーベース:実施例4−10のそれぞれのベース感圧 性接着剤配合物は、以下のものから構成される。 85.0重量部の2−エチルヘキシルアクリレート、 15.0重量部のベーターカルボキシエチルアクリレート、 2.0重量部のイルガキュア(Irgacure)184及び 0.0025重量部の、Day−GloColor社から市販されているD −298コロンビアブルー 感圧性接着剤ベースへの添加剤:実施例4−10は、上述のそれぞれのベース 配合物に添加された有機官能性シランの種類及び/又は量により相互に異なって いる。それは次の通りである。 実施例4:ユニオンカーバイドA−171の商標で、ユニオンカーバイド社か ら市販されている、0.10重量部のビニルトリメトキシシラン 実施例5:ユニオンカーバイドA−171の商標で、ユニオンカーバイド社か ら市販されている、0.25重量部のビニルトリメトキシシラン 実施例6:ユニオンカーバイドA−187の商標で、ユニオンカーバイド社か ら市販されている、0.25重量部のガンマーグリシドキシブロピルトリメトキ シシラン 実施例7:ユニオンカーバイドA−171の商標で、ユニオンカーバイド社か ら市販されている、0.25重量部のビニルトリメトキシシラン、及びユニオン カーバイドA−187の商標で、ユニオンカーバイド社から市販されている、0 .25重量部のガンマーグリシドキシプロピルトリメトキシシラン 実施例8:ユニオンカーバイドA−171の商標で、ユニオンカーバイド社か ら市販されている、0.50重量部のビニルトリメトキシシラン 実施例9:ユニオンカーバイドA−171の商標で、ユニオンカーバイド社か ら市販されている、0.70重量部のビニルトリメトキシシラン 実施例10:ユニオンカーバイドA−1100の商標で、ユニオンカーバイド 社から市販されている、0.25重量部のガンマーアミノプロピルトリエトキシ シラン 感圧性接着テープの完成:そのようなプレポリマーの感圧 性接着テープのその後の完全な重合は、実施例1−3について上述したように行 われた。 接着性能テスト:上述の実施例4−10に記載したように製造された感圧性接 着テープは、シラン−変性アクリル/メラミン自動車外装ペイントへの接着のた め、初期ブレークアウェイ及び連続剥離テスト及びプラック性能テスト(実施例 1−3において記載)に供した。そのテスト結果及び有機官能性シラン添加剤の 短縮した記載を下記表5に示す。 実施例11−18 ダイマー/2−EHA変形例 支持層と、感圧性接着剤の2つの対向層とからなる8種の接着剤系(テープ) を、紫外線源として12−UV−Bランプを用いた光重合により製造した。その ようなランプは、上で説明した20ワットのウェスチングハウスFS−20Tラ ンプであった。すべてのテープは1.14±0.15mmの厚さと12.7mm の幅であった。 支持層プレポリマー:それぞれのテープの支持層のためのプレポリマーは、実 施例1−3において上述したように製造された。 感圧性接着剤層プレポリマーベース:実施例11−18のそれぞれのベース感 圧性接着剤配合物は、以下のものから構成される。 100.0重量部の2−エチルヘキシルアクリレート、 合されたb重量部のベーターカルボキシエチルアクリレート、 2.0重量部のイルガキュア(Irgacure)184及び 0.0025重量部の、Day−GloColor社から市販されているD −298コロンビアブルー 実施例11−18は、以下に示すこれらの種のトータルで100重量部に対し 0〜25重量%の範囲で、2−エチルヘキシルアクリレートに対するベーターカ ルボキシエチルアク リレートの置換の程度によって、相互に異なっている。 実施例11:0.0重量%のベーターカルボキシエチルアクリレートび100 .0重量%の2−エチルヘキシルアクリレート、 実施例12:5.0重量%のベーターカルボキシエチルアクリレート及び95 .0重量%の2−エチルヘキシルアクリレート、 実施例13:10.0重量%のベーターカルボキシエチルアクリレート及び9 0.0重量%の2−エチルヘキシルアクリレート、 実施例14:15.0重量%のベーターカルボキシエチルアクリレート及び8 5.0重量%の2−エチルヘキシルアクリレート、 実施例15:19.0重量%のベーターカルボキシエチルアクリレート及び8 1.0重量%の2−エチルヘキシルアクリレート、 実施例16:20.0重量%のベーターカルボキシエチルアクリレート及び8 0.0重量%の2−エチルヘキシルアクリレート、 実施例17:22.0重量%のベーターカルボキシエチルアクリレート及び7 8.0重量%の2−エチルヘキシルアクリレート、及び 実施例18:25.0重量%のベーターカルボキシエチルアクリレート及び7 5.0重量%の2−エチルヘキシルアクリレート。 感圧性接着テープの完成:そのようなプレポリマーの感圧性接着テープのその 後の完全な重合は、実施例1−3について上述したように行われた。 接着性能テスト:上述の実施例11−18に記載したように製造された感圧性 接着テープは、シラン−変性アクリル/メラミン自動車外装ペイントへの接着の ため、初期ブレークアウェイ及び連続剥離テスト及びプラック性能テスト(実施 例1−3において記載)に供した。そのテスト結果及び有機官能性シラン添加剤 の短縮した記載を下記表6に示す。実施例18について与えられたテスト結果値 は、18つの別々の接着テーププレポリマーのバッチから製造されたテープにつ いて行われたテストの平均である。それは、高いダイマー添加量では、バッチご とに特性の変化が見られるからである。実施例18でテストされた8つのテープ サンプルについては、ブレークアウェイ剥離値は50.7〜72.1であり連続 剥離値は12.5〜20.5であり、プラック値は80.5〜138.0であっ た。 1つの態様では、本発明は、第1級又は第2級アルコールから形成された、少 なくとも1種の非第3級アクリル酸アルキルエステルと、感圧性接着剤の接着特 性を増加させるに十分な量が組成物中に存在する有機官能性シランと、感圧性接 着剤の接着特性を増加させるに十分な量が組成物中に存在するエチレン性不飽和 ダイマーと、任意成分である極性基を有するエチレン性不飽和モノマーとを含む 組成物の重合生成物、又はそのような組成物から誘導されたモノマー単位からな るポリマー組成物を含む感圧性接着剤を提供する。 好ましい態様では、感圧性接着剤において、第1又は第2アルコールは、約4 ないし12の炭素を有する。好ましい態様では、第1又は第2アルコールは、約 6ないし10の炭素を有する。好ましい態様では、組成物は、約55〜99重量 %の非第3級アクリル酸アルキルエステルと、約1〜45重量%のエチレン性不 飽和ダイマーとを含む。好ましい態様では、組成物は、約55〜99重量%の非 第3級アクリル酸アルキルエステルと、約1〜45重量%のエチレン性不飽和ダ イマーと、約0〜44重量%の任意成分である極性基を有する非ダイマーのエチ レン性不飽和モノマーとを含む。 好ましい態様では、組成物は、約55〜99重量%の非第3級アクリル酸アル キルエステルと、約5〜30重量%のエチレン性不飽和ダイマーとを含み、この 場合、エチレン性不飽和ダイマーは、上述の式IIの構造を有し、式中、R1は水 素又は低級アルキル基であり、mは約2ないし約4の整数である。好ましい態様 では、組成物は、約55〜99重量%の 非第3級アクリル酸アルキルエステルと、約0.01〜約5重量%の有機官能性 シランとを含み、有機官能性シランは、 れ独立にメトキシ、エトキシ、プロポキシ、又はベータメト 3=CH、X−CH2CH2(Xはハロゲン、特にクロロ)、OCH2CHCH2O 、CH2=C(CH3)−CHCOOCH2、H2NCH2、H2NCH2NHCH2、 HSCH2、CH2=CHC64CH2、H2NC(O)N(H)CH2又はその混 合及び組合せである。 好ましい態様では、組成物は、約55〜99重量%の非第3級アクリル酸アル キルエステルと、約10〜25重量%のエチレン性不飽和ダイマーと、約0.1 〜約1.55重量%の有機官能性シランとを含み、エチレン性不飽和ダイマーは 式IIの構造を有し、有機官能性シランは式Iの構造を有する。 好ましい態様では、組成物は光重合生成物であり、組成物は、更にモノマーか らポリマーへの95重量%の変換への有効光重合のために十分な量の光重合開始 剤と、任意に組成物のプレポリマーに見える程度の色を付与するに十分な量の有 機着色剤を含む。 1つの態様では、本発明は、第1級又は第2級アルコールから形成された、少 なくとも1種の非第3級アクリル酸アルキルエステルと、感圧性接着剤の接着特 性を増加させるに十分な量が組成物中に存在する有機官能性シランと、任意成分 であるエチレン性不飽和ダイマーと、任意成分である極性基を有する非ダイマー のエチレン性不飽和モノマーとを含む組成物の重合生成物を含む感圧性接着剤を 提供する。好ましい態様では、組成物は、約55〜99重量%の非第3級アクリ ル酸アルキルエステルと、約0.01〜約5重量%の有機官能性シランとを含み 、有機官能性シランは式Iの構造を有し、 エトキシ、プロポキシ、又はベータメトキシエトキシ基であ 2CH2(Xはハロゲン、特にクロロ)、OCH2CHCH2O、CH2=C(CH3 )−CHCOOCH2、H2NCH2、H2NCH2NHCH2、HSCH2、CH2= CHC64CH2、H2NC(O)N(H)CH2又はその混合及び組合せである 。好ましい態様では、組成物は、約55〜99重量%の非第3級アクリル酸アル キルエステルと、約0.1〜約1.55重量%の有機官能性シランとを含む。好 ましい態様では、有機官能性シランはビニルトリメトキシシラン、ビニルトリス (2−メトキシエトキシ)シラン又はその組合せである。好ましい態様では、組 成物は、約55〜99重量%の非第3級アクリル酸アルキルエステルと、約5〜 30重量%のエチレン性不飽和ダイマーとを含み、エチレン性不飽和ダイマーは 、上述の式IIの構造を有し、式中、R1は水素又は低級アルキル基であり、mは 約2ないし約4の整数である。 好ましい態様では、約55〜99重量%の非第3級アクリ ル酸アルキルエステルと、約10〜25重量%のエチレン性不飽和ダイマーとを 含む。好ましい態様では、エチレン性不飽和ダイマーは、実質的にベーターカル ボキシエチルアクリレートである。 1つの態様では、本発明は、第1級又は第2級アルコールから形成された少な くとも1種の非第3級アクリル酸アルキルエステルと、有機官能性シランと、任 意成分である極性基を有する非ダイマーのエチレン性不飽和モノマーとを含む組 成物の重合生成物を含有する感圧性接着剤の層と少なくとも1方の側に面する支 持層からなる感圧性接着系を提供する。この場合、有機官能性シランは、感圧性 接着剤及び/又はエチレン性不飽和ダイマーの接着特性を増加させるのに十分な 量が組成物中に存在し、エチレン性不飽和ダイマーは、感圧性接着剤の接着特性 を増加させるのに十分な量が組成物中に存在する。 好ましい態様では、支持層は、約20〜約60ミルの厚さであり、第1級又は 第2級アルコールから形成された少なくとも1種の非第3級アクリル酸アルキル エステルの約80〜140重量部と、極性基を有するエチレン性不飽和モノマー 重量の約80〜140重量部とを含み、第1級又は第2級アルコールは約4〜1 2の炭素数を有し、感圧性接着剤層は、約1〜約5ミルの厚さである。 1つの態様では、本発明は、第1級又は第2級アルコールから形成された少な くとも1種の非第3級アクリル酸アルキルエステルと、有機官能性シランと、任 意成分である極性基 を有する非ダイマーのエチレン性不飽和モノマーとを含む組成物の重合生成物を 含有する感圧性接着剤の層と少なくとも1方の側に面する支持層からなる感圧性 接着系を提供する。この場合、有機官能性シランは、感圧性接着剤及び/又はエ チレン性不飽和ダイマーの接着特性を増加させるのに十分な量が組成物中に存在 し、エチレン性不飽和ダイマーは、感圧性接着剤の接着特性を増加させるのに十 分な量が組成物中に存在する。 好ましい態様では、支持層は、約20〜約60ミルの厚さであり、第1級又は 第2級アルコールから形成された少なくとも1種の非第3級アクリル酸アルキル エステルの約80〜140重量部と、極性基を有するエチレン性不飽和モノマー 重量の約80〜140重量部とを含み、第1級又は第2級アルコールは約4〜1 2の炭素数を有し、感圧性接着剤層は、約1〜約5ミルの厚さである。 1つの態様では、本発明は、第1級又は第2級アルコールから形成された少な くとも1種の非第3級アクリル酸アルキルエステルと、有機官能性シランと、光 重合を提供するに十分な量の光重合開始剤と、任意成分である極性基を有する非 ダイマーのエチレン性不飽和モノマーとを含む感圧性接着剤組成物の光重合する 工程を具備する、感圧性接着剤系の製造方法を提供する。この場合、有機官能性 シランは、感圧性接着剤及び/又はエチレン性不飽和ダイマーの接着特性を増加 させるのに十分な量が組成物中に存在し、エチレン性不飽和ダイマーは、感圧性 接着剤の接着特性を増加させるのに十分 な量が組成物中に存在する。 好ましい態様では、本発明の方法は、約20〜約60ミルの厚さの支持層を形 成するために、支持層組成物を光重合し、次いで、この支持層に感圧性接着剤組 成物の層を重ねる工程を具備する。この場合、支持層組成物は、第1級又は第2 級アルコールから形成された少なくとも1種の非第3級アクリル酸アルキルエス テルの約80〜140重量部と、極性基を有するエチレン性不飽和モノマーの約 80〜140重量部を含み、第1級又は第2級アルコールは約4〜12の炭素数 を有し、感圧性接着剤層は、約1〜約5ミルの厚さである。 本明細書において、特に断らない限り、%は重量%である。 産業上の利用可能性 本発明は、接着剤産業、コーティング産業、及び特に自動車産業に適用可能で ある。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1994年10月11日 【補正内容】 請求の範囲 1. 削除 2. 削除 3. 削除 4. 削除 5. 削除 6. 削除 7. 削除 8. 削除 9. 削除 10. 削除 11. 削除 12. 削除 13. 削除 14. 削除 15. 削除 16. 削除 17. 削除 18. 削除 19.少なくとも1種の、第1又は第2アルコールから形成された非第3級ア クリル酸アルキルエステルと、任意成分である、感圧接着剤の接着特性を増加す るに十分な量の有機官能性シランと、感圧接着剤の接着特性を増加するに十分な 量のエチレン性不飽和ダイマーと、任意成分である極性基を有する非ダイマーの エチレン性不飽和モノマーとを含む組成物の重合生成物を含有する感圧性接着剤 の仕上げ層が一方の側に面する支持層を具備し、この支持層は約20〜約60ミ ルの厚さであり、前記仕上げ層は約1〜約5ミルの厚さであり、前記エチレン性 不飽和ダイマーは、下記式IIの構造を有する多層感圧接着システム。 (式中、R1は水素であり、mは約2の整数である。) 20.前記支持層は、約80〜140重量部の少なくとも1種の、第1又は第 2アルコールから形成された非第3級アクリル酸アルキルエステルと、約80〜 140重量部の極性基を有するエチレン性不飽和モノマーとを含み、前記第1又 は第2アルコールは約4〜約12の炭素数を有する請求項19に記載の多層感圧 接着剤システム。 21.削除 22.削除 23.前記第1又は第2アルコールは約6〜10の炭素数を有する請求項19 に記載の多層感圧接着剤システム。 24.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約1〜45重量部のエチレン性不飽和ダイマーとを含む請求項19に記 載の多層感圧性接着剤システム。 25.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約1〜45重量部のエチレン性不飽和ダイマーと、約0〜44重量部の 極性基を有するエチレン性不飽和モノマーとを含む請求項19に記載の多層感圧 性接着剤システム。 26.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約5〜30重量部のエチレン性不飽和ダイマーとを含む請求項19に記 載の多層感圧性接着剤システム。 27.前記官能性シランは、下記Iの構造を有する請求項19に記載の多層感 圧性接着剤システム。 メトキシ、エトキシ、プロポキシ、または、β−メトキシエトキシ基であり、n は、0ないし約8の整数であり、かつR 中Xは、ハロゲン、OCH2CHCHO、CH2=CCOOCH2、CH2=C(C H3)−COOCH2、H2NCH2、H2NCH2CH2NHCH2、HSCH2、C H2=CH264CH2、H2NC(O)N(H)CH2である。) 28.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約0.01〜5重量部の有機官能性シランとを含む請求項19に記載の 多層感圧性接着剤システム。 29.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約10〜25重量部のエチレン性不飽和ダイマーと、約0.1〜1.5 5重量部の有機官能性シランとを含む請求項19に記載の多層感圧性接着剤シス テム。 30.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約0.01〜5重量部の有機官能性シランと約5〜30重量部のエチレ ン性不飽和ダイマーとを含む請求項19に記載の多層感圧性接着剤システム。 31.前記組成物は、光重合生成物であり、前記組成物は更に、モノマーのポ リマーへの95重量%の変換に有効な光重合に十分な量の光重合開始剤、及び任 意に前記組成物のプレポリマーに見える程度の色を与えるに十分な量の有機着色 剤を含む請求項19に記載の多層感圧性接着剤システム。 32.約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエステルと、約1〜 45重量部のエチレン性不飽和ダイマーと、約0.01〜5重量部の有機官能性 シランとを含有する感圧性接着剤の仕上げ層が一方の側に面する支持層を具備し 、この支持層は約20〜約60ミルの厚さであり、前記仕上げ層は約1〜約5ミ ルの厚さであり、前記有機官能性シランは、下記式Iの構造を有し、前記エチレ ン性不飽和ダイマーは下 記式IIの構造を有する多層感圧接着システム。 メトキシ、エトキシ、ブロポキシ、または、β−メトキシエトキシ基であり、n は、0ないし約8の整数であり、かつR 中Xは、ハロゲン、特に塩素、OCH2CHCHO、CH2=CCOOCH2、C H2=C(CH3)−COOCH2、H2NCH2、H2NCH2CH2NHCH2、H SCH2、CH2=CH264CH2、H2NC(O)N(H)CH2である。) (式中、R1は水素であり、mは約2の整数である。) 33.前記支持層は、約80〜140重量部の少なくとも1種の、第1又は第 2アルコールから形成された非第3級アクリル酸アルキルエステルと、約80〜 140重量部の極性 基を有するエチレン性不飽和モノマーとを含み、前記第1又は第2アルコールは 約4〜約12の炭素数を有する請求項32に記載の多層感圧接着システム。 34.前記組成物は、光重合生成物であり、前記組成物は更に、モノマーのポ リマーへの95重量%の変換に有効な光重合に十分な量の光重合開始剤、及び任 意に前記組成物のプレポリマーに見える程度の色を与えるに十分な量の有機着色 剤を含む、請求項33に記載の多層感圧性接着剤システム。 【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年6月30日 【補正内容】 転化されるプレポリマーの製造の更に詳細な説明を含む。 官能性−有機シラン 有機官能性シラン(官能性有機シランとして知られる)は、好ましくは化学 式Iで表される。 ゲン(特に塩素)、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、または、β−メトキシエ トキシ基であり、nは、0ないし約8の 2であり、この式中Xは、ハロゲン、特に塩素、OCH2CHCHO、CH2= CCOOCH2、CH2=C(CH3)−COOCH2、H2NCH2、H2NCH2C H2NHCH2、HSCH2、CH2=CH264CH2、H2NC(O)N(H) CH2及び等量の官能性有機ラジカルである。このような官能性(反応性)有機 ラジカルは、このように、好ましくは、ビニル、ハロゲン、エポキシ、アクリレ ート、メタクリレート、第一アミン、ジアミン、メロルカプト、スチリル、また はウレイド部を含む。好ましい態様においては、有機官能性シランは、ビニルト リメトキシシランまたはビニル−トリス(β−メトキシエトキシ)シランであり 、これらは、ユニオンカーバイド社製の登録商標UNION C であるエチレン性不飽和ダイマーと、任意成分である極性基を有する非ダイマー のエチレン性不飽和モノマーとを含む組成物の重合生成物を含む感圧性接着剤を 提供する。好ましい態様では、組成物は、約55〜99重量%の非第3級アクリ ル酸アルキルエステルと、約0.01〜約5重量%の有機官能性シランとを含み 、有機官能性シランは式Iの構造を有し、 エトキシ、ブロポキシ、又はベータメトキシエトキシ基であ 2CH2(Xはハロゲン、特にクロロ)、OCH2CH2CH2 O、CH2=C(C H3)−CHCOOCH2、H2NCH2、H2NCH2NHCH2、HSCH2、CH2 =CHC64CH2、H2NC(O)N(H)CH2又はその混合及び組合せであ る。好ましい態様では、組成物は、約55〜99重量%の非第3級アクリル酸ア ルキルエステルと、約0.1〜約1.55重量%の有機官能性シランとを含む。 好ましい態様では、有機官能性シランはビニルトリメトキシシラン、ビニルトリ ス(2−メトキシエトキシ)シラン又はその組合せである。好ましい態様では、 組成物は、約55〜99重量%の非第3級アクリル酸アルキルエステルと、約5 〜30重量%のエチレン性不飽和ダイマーとを含み、エチレン性不飽和ダイマー は、上述の式11の構造を有し、式中、R1は水素又は低級アルキル基であり、m は約2ないし約4の整数である。 好ましい態様では、約55〜99重量%の非第3級アクリ 請求の範囲 1. 削除 2. 削除 3. 削除 4. 削除 5. 削除 6. 削除 7. 削除 8. 削除 9. 削除 10. 削除 11. 削除 12. 削除 13. 削除 14. 削除 15. 削除 16. 削除 17. 削除 18. 削除 19.少なくとも1種の、第1又は第2アルコールから形成された非第3級ア クリル酸アルキルエステルと、任意成分である、感圧接着剤の接着特性を増加す るに十分な量の有機官能性シランと、感圧接着剤の接着特性を増加するに十分な 量のエチレン性不飽和ダイマーと、任意成分である極性基を有する非ダイマーの エチレン性不飽和モノマーとを含む組成物の重合生成物を含有する感圧性接着剤 の仕上げ層が一方の側に面する支持層を具備し、この支持層は約20〜約60ミ ルの厚さであり、前記仕上げ層は約1〜約5ミルの厚さであり、前記エチレン性 不飽和ダイマーは、下記式IIの構造を有する多層感圧接着システム。 (式中、R1は水素であり、mは約2の整数である。) 20.前記支持層は、約80〜140重量部の少なくとも1種の、第1又は第 2アルコールから形成された非第3級アクリル酸アルキルエステルと、約80〜 140重量部の極性基を有するエチレン性不飽和モノマーとを含み、前記第1又 は第2アルコールは約4〜約12の炭素数を有する請求項19に記載の多層感圧 接着剤システム。 21.削除 22.削除 23.前記第1又は第2アルコールは約6〜10の炭素数を有する請求項19 に記載の多層感圧接着剤システム。 24.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約1〜45重量部のエチレン性不飽和ダイマーとを含む請求項19に記 載の多層感圧性接着剤システム。 25.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約1〜45重量部のエチレン性不飽和ダイマーと、約0〜44重量部の 極性基を有するエチレン性不飽和モノマーとを含む請求項19に記載の多層感圧 性接着剤システム。 26.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約5〜30重量部のエチレン性不飽和ダイマーとを含む請求項19に記 載の多層感圧性接着剤システム。 27.前記官能性シランは、下記Iの構造を有する請求項19に記載の多層感 圧性接着剤システム。 メトキシ、エトキシ、ブロポキシ、または、β−メトキシエトキシ基であり、n は、0ないし約8の整数であり、かつR 中Xは、ハロゲン、OCH2CH2CHO、CH2=CCOOCH2、CH2=C( CH3)−COOCH2、H2NCH2、H2NCH2CH2NHCH2、HSCH2、 CH2=CH264CH2、H2NC(O)N(H)CH2である。) 28.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約0.01〜5重量部の有機官能性シランとを含む請求項19に記載の 多層感圧性接着剤システム。 29.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約10〜25重量部のエチレン性不飽和ダイマーと、約0.1〜1.5 5重量部の有機官能性シランとを含む請求項19に記載の多層感圧性接着剤シス テム。 30.前記組成物ば、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約0.01〜5重量部の有機官能性シランと約5〜30重量部のエチレ ン性不飽和ダイマーとを含む請求項19に記載の多層感圧性接着剤システム。 31.前記組成物は、光重合生成物であり、前記組成物は更に、モノマーのポ リマーへの95重量%の変換に有効な光重合に十分な量の光重合開始剤、及び任 意に前記組成物のプレポリマーに見える程度の色を与えるに十分な量の有機着色 剤を含む請求項19に記載の多層感圧性接着剤システム。 32.約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエステルと、約1〜 45重量部のエチレン性不飽和ダイマーと、約0.01〜5重量部の有機官能性 シランとを含有する感圧性接着剤の仕上げ層が一方の側に面する支持層を具備し 、この支持層は約20〜約60ミルの厚さであり、前記仕上げ層は約1〜約5ミ ルの厚さであり、前記有機官能性シランは、下記式Iの構造を有し、前記エチレ ン性不飽和ダイマーは下 記式IIの構造を有する多層感圧接着システム。 メトキシ、エトキシ、プロポキシ、または、β−メトキシエトキシ基であり、n は、0ないし約8の整数であり、かつR 中Xは、ハロゲン、特に塩素、OCH2CH2CHO、CH2=CCOOCH2、C H2=C(CH3)−COOCH2、H2NCH2、H2NCH2CH2NHCH2、H SCH2、CH2=CH264CH2、H2NC(O)N(H)CH2である。) (式中、R1は水素であり、mは約2の整数である。) 33.前記支持層は、約80〜140重量部の少なくとも1種の、第1又は第 2アルコールから形成された非第3級アクリル酸アルキルエステルと、約80〜 140重量部の極性 基を有するエチレン性不飽和モノマーとを含み、前記第1又は第2アルコールは 約4〜約12の炭素数を有する請求項32に記載の多層感圧接着システム。 34.前記組成物は、光重合生成物であり、前記組成物は更に、モノマーのポ リマーへの95重量%の変換に有効な光重合に十分な量の光重合開始剤、及び任 意に前記組成物のプレポリマーに見える程度の色を与えるに十分な量の有機着色 剤を含む、請求項33に記載の多層感圧性接着剤システム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI C09J 7/02 JJW 6904−4J C09J 7/02 JJW JKK 6904−4J JKK 133/14 JDE 8619−4J 133/14 JDE 143/04 JDF 8619−4J 143/04 JDF (72)発明者 エダー、スチーブン・ジェイ アメリカ合衆国、ミシガン州 49202、ジ ャクソン、エヌ・ダランド 119

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第1級又は第2級アルコールから形成された、少なくとも1種の非第3級 アクリル酸アルキルエステルと、感圧性接着剤の接着特性を増加させるに十分な 量が組成物中に存在する有機官能性シランと、感圧性接着剤の接着特性を増加さ せるに十分な量が組成物中に存在するエチレン性不飽和ダイマーと、任意成分で ある極性基を有する非ダイマーのエチレン性不飽和モノマーとを含む組成物の重 合生成物を含有する感圧性接着剤。 2.前記第1級又は第2級アルコールは、約4〜12の炭素を有する請求項1 に記載の感圧性接着剤。 3.前記第1級又は第2級アルコールは、約6〜10の炭素を有する請求項1 に記載の感圧性接着剤。 4.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエステ ルと、約1〜45重量部のエチレン性不飽和ダイマーとを含む請求項1に記載の 感圧性接着剤。 5.前記組成物は、約55〜99重量部の前記非第3級アクリル酸アルキルエ ステルと、約1〜45重量部の前記エチレン性不飽和ダイマーと、前記エチレン 性不飽和ダイマーを提供した、約0〜約44重量部の前記任意成分である極性基 を有する非ダイマーのエチレン性不飽和モノマーとを含む請求項1に記載の感圧 性接着剤。 6.前記組成物は、約55〜99重量部の前記非第3級アクリル酸アルキルエ ステルと、約5〜30重量部の前記エチレン性不飽和ダイマーとを含み、前記エ チレン性不飽和ダイ マーは、下記式IIの構造を有する請求項1に記載の感圧性接着剤。 (式中、R1は水素又は低級アルキル基であり、mは約2ないし約4の整数で ある。) 7.前記組成物は、約55〜99重量部の前記非第3級アクリル酸アルキルエ ステルと、約0.01〜約5重量部の前記有機官能性シランとを含み、前記有機 官能性シランは、式Iの構造を有する請求項1に記載の感圧性接着剤。 メトキシ、エトキシ、プロポキシ、または、β−メトキシエトキシ基であり、n は、0ないし約8の整数であり、かつR 中Xは、ハロゲン、特に塩素、OCH2CHCHO、CH2=CCOOCH2、C H2=C(CH3)−COOCH2、 H2NCH2、H2NCH2CH2NHCH2、HSCH2、CH2=CH262CH2 、H2NC(O)N(H)CH2、又はその混合物及び組合せである。) 8.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエステ ルと、約10〜25重量部のエチレン性不飽和ダイマーと、約0.1〜約1.5 5重量部の前記有機官能性シランとを含み、前記エチレン性不飽和ダイマーは、 請求項6に記載の式IIの構造を有し、前記有機官能性シランは、請求項7に記載 の式Iの構造を有する請求項1に記載の感圧性接着剤。 9.前記組成物は、光重合生成物であり、前記組成物は更に、モノマーのポリ マーへの95重量%の変換に有効な光重合に十分な量の光重合開始剤、及び任意 に前記組成物のプレポリマーに見える程度の色を与えるに十分な量の有機着色剤 を含む、請求項1に記載の感圧性接着剤。 10.少なくとも1種の、第1又は第2アルコールから形成された非第3級ア クリル酸アルキルエステルと、感圧接着剤の接着特性を増加するに十分な量が組 成物中に存在する有機官能性シランと、任意成分であるエチレン性不飽和ダイマ ーと、任意成分である極性基を有する非ダイマーのエチレン性不飽和モノマーと を含む組成物の重合生成物を含有する感圧性接着剤。 11.前記組成物は、約55〜99重量部の前記非第3級アクリル酸アルキル エステルと、約0.01〜約5重量部の前記有機官能性シランとを含み、前記有 機官能性シランは、 式Iの構造を有する請求項1に記載の感圧性接着剤。 メトキシ、エトキシ、プロポキシ、または、β−メトキシエトキシ基であり、n は、0ないし約8の整数であり、かつR 中Xは、ハロゲン、特に塩素、OCH2CHCHO、CH2=CCOOCH2、C H2=C(CH)−COOCH2、H2NCH2、H2NCH2CH2NHCH2、HS CH2、CH2=CH262CH2、H2NC(O)N(H)CH2、又はその混合 物及び組合せである。) 12.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約0.1〜約1.55重量部の前記有機官能性シランとを含む請求項1 1に記載の感圧性接着剤。 13.前記有機官能性シランは、ビニルトリメトキシシラン、ビニルトリス( 2−メトキシエトキシ)シラン、又はその組合せである請求項12に記載の感圧 性接着剤。 14.少なくとも1種の、第1又は第2アルコールから形成された非第3級ア クリル酸アルキルエステルと、感圧接着剤の接着特性を増加するに十分な量が組 成物中に存在するエ チレン性不飽和ダイマーとを含む組成物の重合生成物を含有する感圧性接着剤。 15.前記第1又は第2アルコールは、約4ないし約12の炭素を有し、前記 組成物は、約55〜99重量部の前記非第3級アクリル酸アルキルエステルと、 約1〜45重量部の前記エチレン性不飽和ダイマーと、約0〜約44重量部の前 記任意成分である極性基を有する非ダイマーのエチレン性不飽和モノマーとを含 み、前記エチレン性不飽和ダイマー及び前記極性基を有する非ダイマーのエチレ ン性不飽和モノマーの組合せは、45重量部を越えない請求項14に記載の感圧 性接着剤。 16.前記組成物は、約55〜99重量部の前記非第3級アクリル酸アルキル エステルと、約5〜30重量部の前記エチレン性不飽和ダイマーとを含み、前記 エチレン性不飽和ダイマーは、下記式IIの構造を有する請求項14に記載の感圧 性接着剤。 (式中、R1は水素又は低級アルキル基であり、mは約2ないし約4の整数で ある。) 17.前記組成物は、約55〜99重量部の非第3級アクリル酸アルキルエス テルと、約10〜25重量部のエチレン性不飽和ダイマーとを含む請求項14に 記載の感圧性接着剤。 18.前記エチレン性不飽和ダイマーは、実質的にβ−カルボキシエチルアク リレートである請求項14に記載の感圧性接着剤。 19.少なくとも1種の、第1又は第2アルコールから形成された非第3級ア クリル酸アルキルエステルと、感圧接着剤の接着特性を増加するに十分な量が組 成物中に存在する有機官能性シラン、及び/又は感圧接着剤の接着特性を増加す るに十分な量が組成物中に存在するエチレン性不飽和ダイマーと、任意成分であ る極性基を有する非ダイマーのエチレン性不飽和モノマーとを含む組成物の重合 生成物を含有する感圧性接着剤の層が一方の側に面する支持層を具備する感圧接 着システム。 20.前記支持層は約20〜約60ミルの厚さであり、約80〜140重量部 の少なくとも1種の、第1又は第2アルコールから形成された非第3級アクリル 酸アルキルエステルと、約80〜140重量部の極性基を有するエチレン性不飽 和モノマーとを含み、前記第1又は第2アルコールは約4〜約12の炭素数を有 し、感圧接着剤の層は約1〜約5ミルの厚さである感圧接着システム。 21.少なくとも1種の、第1又は第2アルコールから形成された非第3級ア クリル酸アルキルエステルと、感圧接着剤の接着特性を増加するに十分な量が組 成物中に存在する有 機官能性シラン、及び/又は感圧接着剤の接着特性を増加するに十分な量が組成 物中に存在するエチレン性不飽和ダイマーと、光重合を提供するに充分な量の光 重合開始剤と、任意成分である極性基を有する非タイマーのエチレン性不飽和モ ノマーとを含む感圧接着組成物を光重合する工程を具備する、感圧接着システム の製造方法。 22.約20〜約60ミルの支持層を形成するために支持層組成物を光重合す る工程、前記支持層を約1〜約5ミルの厚さの感圧剤組成物層で覆う工程、及び 前記感圧剤組成物層を光重合する工程を更に具備し、前記支持層組成物は、80 〜140重量部の少なくとも1種の、第1又は第2アルコールから形成された非 第3級アクリル酸アルキルエステルと、約80〜140重量部の極性基を有する エチレン性不飽和モノマーとを含み、前記第1又は第2アルコールは約4〜12 の炭素数を有する請求項21に記載の方法。
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