JPH08507842A - 携帯用バッテリー作動空気ポンプ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 片手で作動するための機械的に簡単なバッテリー作動の空気ポンプは、バッテリー（１）、モーター（２）、駆動装置（３）、シリンダー／ピストンポンプ（４）、及びノズル（５）を具備している。バッテリー、モーター、駆動装置及びシリンダー／ピストンポンプはノズル（５）に対し先細のポンプ構造を得るため端と端が接するよう配置される。駆動装置（３）はポンプの長手方向軸線（12）に平行に延びる軸線（11）の周りに回転するピニオン（10）により構成され、一方被駆動車輪（13）はポンプの長手方向軸線（12）に直角な軸線（15）の周りに回転する。シリンダー／ピストンポンプ（４）は被駆動車輪（10）の回転軸線（15）に平行となっている軸線（24）の周りに連桿が回転運動するよう配置されている。ノズル（５）は軸線（15）の周りに同心に配置され、したがって前記シリンダー（21）上に直接固定することができる。モーター（２）は駆動装置（３）の連桿の運動を介してシリンダー／ピストンポンプ（４）を駆動しそれによりピストン（20）がシリンダー（21）の中で変位しシリンダー（21）の内部に過剰圧力を生じるようにする。好ましくは、ポンプは自転車用に意図されるが、しかし他の目的にも用いることができる。

Description

【発明の詳細な説明】 携帯用バッテリー作動空気ポンプ 発明の背景 本発明は、好ましくは自転車のための、携帯用バッテリー作動の空気ポンプに 関し、モーターに動力を供給するバッテリーを具備し、このモーターを介して駆 動装置がポンプ機構を作動し、ポンプ機構が膨張されるべき目的物の空気弁に係 合するようになっている空気ノズルに連結されている空気ポンプに関するもので ある。 小型でまた自転車、キャンプ及びその他の目的に提供される上記型式のポンプ に対する要求が存在する。上記型式のポンプは例えば米国特許第5,127,808号か ら公知である。この公知のポンプは小型であり外部の動力供給源とは独立した用 途に提供することができるけれども、比較的大きな半径方向の寸法を有している 。したがってポンプの長手方向軸線と平行の軸線の周りの歯車の位置はポンプの 半径方向の寸法を比較的大きなものとする。さらに、このポンプは、比較的複雑 であり多数の特殊の個々の部品からなるという点で不利である。また、このポン プは片手操作では用いることができないので不利である。したがって、ノズルは 可撓の空気ホースを介してポンプの圧縮器に取付けられる。 本発明の目的は公知のポンプに関する欠点を解消し、機械的に簡単な要素によ って作られまた片手だけで操作することのできる上記の型式のポンプを提供する ことである。 本発明によれば、上記の目的は、各要素が、先の細い端部を有する細長い扁平 なユニットを得るため端と端が接するよう配置され、ポンプ機構が、先の細い端 部に回動自在に支持されたシリンダー／ ピストンポンプからなり、そのシリンダーの端部がピストンロッドの反対側に配 置され、このピストンポンプが空気ポンプを通る長手方向軸線に実質的に直角に 延びる回動軸線の周りに回動するよう配設され、ノズルが直接シリンダー上に取 付けられかつ前記回動軸線の周りに同軸に延び、ピストンロッドが、回動軸線と 平行な軸線の周りに回転し小さなピニオンと共に前記駆動装置を構成する被駆動 歯車の周縁の近くに回転自在に支持され、前記ピニオンがポンプの長手方向軸線 に平行な軸線の周りに回転することを特徴とするポンプによって、達成されるも のとなる。 各要素が細長い好ましくは先が細いユニットを構成するよう考慮することによ り、先が細い端部に配設されたノズルが例えば自転車の車輪のための空気弁と容 易に接触するようにされる。ポンプは片方の手で保持されかつ作動される。ポン プの切換え手段は好ましくは同時にノズルを弁に押しつける使用者の親指により 作動されるようになっている。シリンダー／ピストンポンプは機械的に簡単でか つ安価なユニットである。シリンダーがノズルと共通の軸線の周りに回動自在に 支持されているので、先が細い端部を非常に狭くすることができそのため使用が さらに容易となる。さらに、この構造は機械的に簡単であるが、その理由はノズ ルをシリンダーに又はポンプの各要素が収容されるハウジングに直接固定するこ とができるからである。ノズルの限定された回動回転は、ノズルのゴムスリーブ により又はノズルとシリンダーを連結する可撓チューブにより吸収される。 回転する被駆動車輪のピストンロッドの作動により得られるこの用いられる連 桿の運動は機械的に簡単でありまた確実である。有利には、駆動装置は歯車から なっているが、摩擦車輪からなるようにすることもできる。歯車が用いられる場 合は、冠歯車と駆動ピニオ ンの原理により作動する型式とすることができる。冠歯車又は摩擦ローラ（“車 輪”と読むべきである。訳者注）の後側に、安定性のため、駆動摩擦車輪又は駆 動ピニオンに対向してローラを配することができる。 図面の簡単な説明 その他の実施態様は独立請求の範囲から現出されるであろう。本発明は以下に さらに添付図面に関して説明されるであろう。 図１は本発明のポンプの側から見た部分図である。 図２は図１の矢印IIによって見た部分図である。 これらの図はバッテリー１、モーター２、駆動装置３、シリンダー／ピストン ポンプ４、及びノズル５を示している。明瞭にするため、ポンプのためのハウジ ングは省略されている。 スイッチ６は図示上の便利のためバッテリー１の近くの位置で示されている。 実際には２つのスイッチ、すなわちばね付勢のスイッチと、ノズル５と反対側の 位置のハウジングの側で使用者の親指によって作動されるよう配設され使用者が 同時に親指がノズル５を空気弁に押しつけるように用いるオンオフスイッチとを 設けるのが好ましい。 要素２，３，４及び５が共通の基板７上に取付けられる。安定のため、この基 板７はアルミニウム型材から作られる。バッテリー１がポンプのハウジングに弛 く配置されるが、しかし基板７に取付けることもできる。モーター２は２つの帯 体８とナット９を介して基板７に取付けられる。駆動歯車10がモーターのシャフ ト10′に取付けられポンプのための長手方向軸線12と実質的に平行に延びる軸線 11の周りに回転する。歯車10は、冠歯車に原理上相当する第２の歯車13を駆動し 、一方、歯車10は駆動ピニオンに相当する。冠歯車13 は基板７に取付けられたピン14上に支持されポンプの長手方向軸線12に直角に延 びる軸線15の周りに回転するようになっている。冠歯車と駆動ピニオン10，13は ポンプの駆動装置３を構成する。 支持ローラ16が冠歯車10（“13”と読むべきである。訳者注）の後側に設けら れ前記車輪が離れて駆動されないのを保証するようにしている。多数の均等に分 配された支持ローラを設け冠歯車10（“13”と読むべきである。訳者注）の最も 好ましい支持体を得るようにすることができる。回動ピン17が冠歯車10（“13” と読むべきである。訳者注）にその周囲の近くに設けられピストンロッド19の一 端18を支持し、ピストンロッド19の他端はピストン20を支持するようにしている 。ピストン20がシリンダー21の中に配置される。ピストンロッド19の反対側に配 設された他端において、シリンダー21がピン23上に支持されポンプの長手方向軸 線12に直角にかつ冠歯車10（“13”と読むべきである。訳者注）の回転軸線15に 平行に延びる軸線24の周りに回動するようになっている。 ノズル５はシリンダー21に直接連結され回動軸線24の周りに同心に延びている 。ノズルとシリンダーとの間の連結部25は堅い連結部又はゴムチューブ形式の可 撓連結部とすることができる。使用時ノズル５と共働空気弁との間に生じる小さ な前後への回動運動は連結部25により又はノズル５の開口26に配設されたゴムス リーブにより吸収される。可撓連結部25が用いられる場合は、ノズルはポンプの ハウジングに堅く取付けることができる。堅い連結部25が用いられた場合は、ノ ズルはポンプのハウジングの開口を通って延びる。 極めて限定された外側寸法で製造されることのできるポンプは、特に被駆動歯 車10（これは“13”と読むべきである。訳者注）がポンプの長手方向軸線に直角 な軸線の周りに回転するよう配設されていることにより、歯車10（これは“13” と読むべきである。訳者注 ）の直径10（この符号は削除されるべきである。訳者注）に対し非常に小さな高 さで製造される。この直径10（この符号は削除されるべきである。訳者注）はポ ンプの幅として決定される。実際にポンプは請求の範囲10（これは“７”と読む べきである。訳者注）に記載されている寸法で製造することができる。 使用時モーター２はスイッチ６が作動すると、歯車13を駆動する歯車10を駆動 する。これによりシリンダー／ピストンポンプ４が連桿の運動を介して駆動され シリンダー21の中のピストン20を変位させシリンダー21の内部に過剰圧力を生じ るようにする。ポンプは片手の中に保持されノズル５が空気弁に、使用者の親指 により又は単にポンプユニットを空気弁に押しつけることにより、押しつけられ る。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＧ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ ，ＬＶ，ＭＤ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ， ＰＬ，ＰＴ，ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＩ，ＳＫ，Ｔ Ｊ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，ＶＮ (72)発明者 ソエレンセン，ペーテル エゲルン デンマーク国，デーコー―8310 トランブ イェルク，イェグストルップバエンゲト 539 【要約の続き】 うにする。好ましくは、ポンプは自転車用に意図される が、しかし他の目的にも用いることができる。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．好ましくは自転車のための携帯用のバッテリー作動の空気ポンプであって 、膨張される目的物の中の空気弁に係合するようになっている空気ノズルに連結 されるポンプ機構を駆動装置を介して作動させるモーターに動力を供給するバッ テリーを具備している空気ポンプにおいて、各要素が、先が細くなった端部を有 する細長い扁平なユニットが得られるよう端と端が接するよう配置され、ポンプ 機構が、前記先が細い端部に回動自在に支持されシリンダーの端部がピストンロ ッドの反対側に配置されたシリンダー／ピストンポンプからなり、ピストンポン プが、空気ポンプを貫通する長手方向軸線に実質的に直角に延びる回動軸線の周 りに回動するよう配設され、ノズルがシリンダー上に直接取付けられ前記回動軸 線の周りに同心に延び、ピストンロッドが、前記回動軸線に平行な軸線の周りに 回転しかつ小さなピニオンと共に前記駆動装置を構成する被駆動車輪の周縁の近 くに回転自在に支持され、前記ピニオンがポンプの長手方向軸線に平行な軸線の 周りに回転するようになっていることを特徴とする、携帯用バッテリー作動空気 ポンプ。 ２．前記駆動装置が、冠歯車と駆動ピニオンの原理にしたがって作動する２つ の歯車を具備し、支持ローラが前記駆動ピニオンと反対側の位置で冠歯車の後側 に配置されていることを特徴とする請求の範囲１に記載のポンプ。 ３．前記支持ローラがゴムローラであることを特徴とする請求項２に記載のポ ンプ。 ４．モーター、駆動車輪、及びシリンダー／ピストンポンプが好ましくはアル ミニウム型材の板からなっている１つの共通の基板上に取付けられていることを 特徴とする前記請求の範囲中のいずれか に記載のポンプ。 ５．ノズルがポンプのためのハウジングの中に固定され可撓チューブを介して シリンダーに連結されていることを特徴とする前記請求の範囲中のいずれかに記 載のポンプ。 ６．ノズルがシリンダー上に固定されポンプのためのハウジングに対し回転す るようになっていることを特徴とする請求の範囲第１項から第４項のうちのいず れかに記載のポンプ。 ７．被駆動車輪が70mmと90mmの間の直径を有し、シリンダーが60mmと80mmの間 の長さと15mmと30mmの間の直径とを有し、ポンプユニットが250mmと300mmの間の 全体の長さと80mmと100mmの間の横方向の大きさと40mmと60mmの間の高さとを有 していることを特徴とする前記請求の範囲のうちのいずれかに記載のポンプ。 ８．バッテリーが再充電可能であることを特徴とする前記請求の範囲のうちの いずれかに記載のポンプ。 ９．ポンプが２つの異なったスイッチにより作動され、一方のスイッチがモー ターに動力を供給するため連続して作動するよう配設され、他方のスイッチがモ ーターに動力を供給するため回路を交互にオンオフするよう切換える型のスイッ チであることを特徴とする前記請求項中のいずれかに記載のポンプ。 10．駆動装置が摩擦駆動装置により構成されていることを特徴とする請求の範 囲第１項に記載のポンプ。