JPH08507453A - 較正ポートを有するトランスデューサ・ハウジング - Google Patents

較正ポートを有するトランスデューサ・ハウジング

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JPH08507453A JP6520074A JP52007494A JPH08507453A JP H08507453 A JPH08507453 A JP H08507453A JP 6520074 A JP6520074 A JP 6520074A JP 52007494 A JP52007494 A JP 52007494A JP H08507453 A JPH08507453 A JP H08507453A
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Abstract

(57)【要約】 較正ポート又はウェル(38)が形成されたハウジング(14、28)を備える医療目的の圧力監視装置に使用される新規な圧力トランスデューサ装置(10)である。該トランスデューサ(60)の患者側が監視すべき流体圧力を感知する。トランスデューサ(60)の患者側でない側は、装置(10)のハウジング(14、28)内に密閉的に密封されている。該ハウジング(14、28)は、ピン穴(42)を介してトランスデューサ(60)の患者側でない側部と連通する雌型較正ウェル(38)を備えている。このように、トランスデューサ(60)の患者側でない側部は、大気圧に通気させるか、又は較正用の負圧に露呈させることが可能である。

Description

【発明の詳細な説明】 較正ポートを有するトランスデューサ・ハウジング 背景 発明の分野 本発明は、医療用の圧力トランスデューサに関する。より具体的には、本発明 は、血圧等を直接、測定すべく医療目的に使用し得るようにした、使い捨て型の 圧力トランスデューサに関する。従来の技術 検査、診断又は治療を受ける患者について最も頻繁に計測される状態の一つは 、患者の血圧である。血圧を測定し且つ/又は監視する方法には、間接的な血圧 の測定方法、及び直接的な血圧の測定方法という、概ね二つの方法がある。間接 的な血圧の測定技術は、圧力カフ及びステトスコープを使用する方法のような非 侵襲的方法を利用するものである。他方、直接的な血圧の測定技術は、血圧の体 内での測定及び監視を可能にする侵襲的技術を使用して行われる。 臨床的に異常のある患者を診断したり、治療したりするとき、幾つかの理由の ため、殆ど常に間接的な血圧の測定よりも直接的な血圧の測定の方が好まれるこ とが明白である。第一に、直接的な血圧の測定方法は、血圧の測定値の精度を著 しく向上させる。第二に、直接的な血圧の測定は、間欠的に監視する場合よりも 患者の血圧を連続的に監視することが容易である。第三に、直接的な血圧の測定 は、心臓の血管の何らかの変化を迅速に検出することを可能にし、このことは、 緊急状態のとき、特に重要なことである。第四に、直接的な血圧の測定は、心室 内のような特定の体内の部位における患者の血圧を測定し且つ監視するために容 易に適用することが出来る。故に、上記及びその他の有利な点のため、直接的な 圧力の測定及び監視は、臨床的に異常のある患者の治療における定常的な方法と なっている。 直接的な血圧の測定及び監視は、典型的に、カテーテル法を採用する。最初に 、中空針又はカニューレを末梢血管内に挿入する。例えば、動脈の圧力を監視す る場合には、カニューレは、撓骨動脈内に挿入する。静脈の血圧を監視する場合 には、針は前腕前部の橈骨管状静脈又は鎖骨下血管に挿入する。カテーテルには 、 滅菌処理した食塩溶液を満たし且つ気泡を除く。次に、カテーテルを針に通して 進め、特定の血管に入れる。次に、血圧を測定しようとする体内の特定の箇所に カテーテルの先端が位置する迄、カテーテルを血管に沿って案内することが出来 る。このようにしてカテーテルが所定位置になったならば、針を引き抜き、カテ ーテルの導入部分をテープで固定する。 上述のように、留置カテーテルの基端を患者の体内に位置決めする前に、カテ ーテルの末端を圧力管に接続する一方、この圧力管は、圧力トランスデューサに 接続する。また、一般に、カテーテル先端の詰まりを防止するため、カテーテル は、適宜の連続的な洗浄弁に、又はヘパリン点滴装置に接続する。一方、圧力ト ランスデューサは、患者のベッド脇の付近にあるモニタ及び/又はその他の出力 装置に電気的に接続され、その装置がアナログ及び/又はデジタル測定値を用い て患者の血圧の波形を表示する。 上述のように、血圧の測定装置を取り付けたならば、カテーテル及び管内の全 ての気泡が除去され、カテーテルの先端から圧力トランスデューサまで伸長する 連続的な流体流を提供し得るような方法でカテーテル及び管を滅菌溶液でプライ ミングすることが重要である。次に、カテーテルを患者の血管内に位置決めした ならば、患者の心臓が血液を送出するのに伴い、患者の血管を通じて、また、カ テーテル内の非圧縮性流体流に沿って周期的な圧力パルスが圧力トランスデュー サに送られる。該トランスデューサは、その圧力パルスを表示する電気信号を発 生させ、これらの信号は、次に増幅されて、適当なモニタ及び/又は出力装置に 表示される。通常、かかる装置において、ディスプレイモニタを使用して、患者 の血圧を時間を関数として表示する。この型式のディスプレイは、一般に、血圧 の波形と称される。医者がこの血圧の波形に基づいて、適宜に患者の診断及び治 療を行う。 上述の血圧モニタ装置の最も重要な構成要素の一つが圧力トランスデューサで ある。重要なことは、圧力トランスデューサの正確さ及び精度により、提供され る血圧データの質の上限値が決まることである。従って、この型式の用途の圧力 トランスデューサは、高度の信頼性、感度及び精度を備えるものが開発されてい る。典型的に、この型式の用途に使用されるトランスデューサは、圧電抵抗型半 導体集積回路、又は「チップ」から成っている。こうしたトランスデューサは、 カテーテル及び管内に保持された滅菌流体流と一側部にて流体連通した薄いダイ ヤフラムを備えている。この薄いダイヤフラムは、カテーテル及び管内の流体流 を通じて伝達される圧力パルスによって反りを生ずる。この圧力パルスによりダ イヤフラムに反りが生ずると、そのダイヤフラムが反る程度に比例してダイヤフ ラムの電気抵抗が変化し、適宜の電気回路がダイヤフラムに加わる圧力を表示す る電気信号を発生させる。このようにして、血圧は適宜な電気信号又は波形に変 換される。 圧力測定値の精度を確保するため、このトランスデューサは、「零設定」と称 される方法により零圧力に較正する必要がある。患者の状態を検査し且つ/又は 診断する目的上、圧力値が不正確であると、事実でない不正確なデータが提供さ れるため、トランスデューサを零設定することは重要である。使用される特定の トランスデューサの信頼性に依存して、トランスデューサは頻繁に較正しなけれ ばならない。この信頼性は、過剰な圧力又は温度の変化に起因する応力に伴って トランスデューサがその出力信号にドリフト、即ち変化を生じさせる傾向の度合 いによって影響を受ける。 トランスデューサは、前面又は後側部から較正することが出来、この場合の前 面とは、カテーテル及び管が滅菌処理した流体流と流体連通する側を指すものと する。後側部とは、滅菌処理した流体流と接触していない、トランスデューサの ダイヤフラム側を指すものとする。前側部に既知の正圧を付与することにより、 ディスプレイ装置の表示値から、トランスデューサの値が既知の圧力値であるか 否かを判断することが出来る。これと逆に、トランスデューサの後側部に既知の 負圧又は真空圧を作用させれば、前側部に既知の正圧を付与する場合と同じ効果 が得られ、この場合にも、次に、ディスプレイの値を読み取ることが出来る。そ の何れの技術においても、較正の精度及び較正の必要性は、付与された既知の圧 力と比べて実際のトランスデューサの値が相違する程度によって判断される。次 に、必要に応じて且つ測定値により必要とされるように、モニタの調節を行って 、トランスデューサを較正することが出来る。 血管を通じて患者の体内に供給される、滅菌処理した流体流と直接、接触しな い前側部、又は患者側を使用してトランスデューサを較正するとき、種々の問題 点及び危険性が生じる。通常、空気のような流体媒体によりトランスデューサに 圧力を導入する器具により較正が為される。患者側にて画成を行う場合の問題点 及び危険性は、空気及び/又は汚染物質が患者の血管系内に入り易いことに起因 する。空気及び汚染物質が入ることで血栓が生じ、また感染の虞れがある。この ため、トランスデューサの患者側にてトランスデューサの較正を行うことは避け るべきである。 また、後側部、即ち患者側でない側で較正することも、当該技術分野で公知で ある。後側部での較正は、血管内の流体流から隔離されたトランスデューサの後 側部に負圧を加えることにより、患者側で較正を行う場合の望ましくない現象が 回避される。後側部で負圧を付与することは、患者側で正圧を付与する場合と同 等にトランスデューサの較正にとって有効である一方、前側部で較正する技術に 伴う公知の危険性である無滅菌性及び空気塞栓という問題の発生が防止される。 一つの型式の後側部較正装置は、ウォレス(wallace)への米国特許第4,610,2 56号に開示されている。ケーブルが圧力トランスデューサをマイクロプロセッサ に電気的に接続する一方、該マイクロプロセッサは、トランスデューサからの出 力信号を定量化する。ケーブルは、導電線に加えてトランスデューサを較正する 目的にて、ケーブルを通じてトランスデューサの後側部に負圧を伝達すべくその 全長に沿って伸長する空気スペースを有している。このウォレスの開示内容は、 患者側の較正に伴う上述の危険性を回避すべく後側部の較正を利用するものであ るが、ウォレスの開示した技術には、欠点がない訳ではない。 較正のための負圧の供給に使用されるケーブルは、製造コストが高くつくとい う点が、短所の一つである。この製造コストは、使用後に廃棄される物品の経済 性を損なう。製造コストに加えて、ケーブルは又、一般に製造が難しい。更に、 ケーブルを過度にきつく固着すると、ケーブルを介して提供される空気スペース が閉塞し、較正に必要な後側部への圧力が遮断されるから、ケーブルを手でトラ ンスデューサに取り付けることは難しくなる。このため、かかる結果を避けるべ く、ケーブルの接続部は緩く接続しなければならない、勿論、緩く接続したケー ブルは、それ自体、問題点がある。ケーブルを何かにぶつけたり、引張り又は振 動させた場合、トランスデューサとの電気的接続が失われる。 発明の概要 本発明は、従来技術に伴う上述の問題点及び不利益な点を解決し、また、多数 の重要な有利な点を実現し、血圧の直接的監視技術に関連する技術の進歩を図り 、特に、使い捨て型トランスデューサの較正技術に関連する進歩を図るものであ る。 本発明の特徴は、添付図面に関する以下の詳細な説明及び請求の範囲の記載、 又は本発明の実施からより完全に明らかになるであろう。 簡単に説明すれば、本発明の有利な点は、相互に接続された頂部材及び底部材 で形成されたハウジングを備える使い捨て型の圧力トランスデューサにおいて実 現される。ハウジングの頂部材及び底部材は、共に、トランスデューサチャンバ と、圧力を監視すべき圧力流体を保持する流体路とを提供する。圧力監視ポート が流体路内の流体圧力をトランスデューサチャンバに伝達する。半導体トランス デューサチップがトランスデューサチャンバ内に配置されている。該半導体チッ プは、流体圧力を感知し得るよう、該チップ上に設けられたダイヤフラムを備え ている。該ダイヤフラムの前側部は、流体圧力監視ポートを通じて流体圧力を感 知し、また該前側部は、トランスデューサチャンバ内で密閉的に密封されている 。 また、該装置のハウジングは、トランスデューサ・ダイヤフラムの後側部を大 気圧に通気する目的で使用され、また、トランスデューサ・ダイヤフラムの後側 部に較正圧力を導入するためにも使用される雌型の較正ポートを提供する。該雌 型の較正ポートは、好適な実施例において、ハウジングの底部材に形成され且つ 雌型ルアスリップ接続具の形態にて提供される。大気圧又は較正圧力をトランス デューサ・チャンバ及びトランスデューサ・ダイヤフラムの後側部に伝達する働 きをする小径のピン穴が雌型較正ポートの底部に形成されている。また、該雌型 較正ポートは、密閉的に密封されており、トランスデューサ・ダイヤフラムの後 側部は、ピン穴を通じてしか大気圧又は較正圧力に連通しない。雌型較正ポート 、及び該較正ポートの底部に形成されたピン穴は、液体が較正ポートを通じてト ランスデューサの後側部に漏れ出るのを最小にし得るように設計されている。こ れは、通常の大気圧のとき、液体がピン穴を通って入るのを防止するのに十分に 小さいピン穴とし、また、ピン穴からトランスデューサ・ダイヤフラムの後側部 に 蛇行通路を形成することにより実現することが望ましい。 図面の簡単な説明 本発明の上記及びその他の利点が達成される方法を一層良く理解し得るように 、添付図面に示した特定の実施例に関して本発明をより具体的に説明する。これ らの図面は、本発明の典型的な実施例のみを示すものであり、故に、本発明の範 囲を限定するものではないとの理解の下で、その製造方法及び使用方法の現在最 良の形態と考えられる実施の形態について、以下の添付図面に関して、本発明を 説明する。添付図面において、 図1は、血圧トランスデューサの現在の好適な実施例の斜視図、 図2は、ハウジングの較正ポートを特に図示し得るように、血圧トランスデュ ーサの現在の好適な実施例の下側を示す斜視図、 図3は、図2の線3−3に沿った断面図、 図4は、図2の線4−4に沿った端面断面図である。 現在の好適な実施例の詳細な説明 本発明は、全体として同様の部品は同様の参照符号で表示する添付図面を参照 することにより最も良く理解することが出来る。 まず、本発明の現在の一つの好適な実施例の斜視図を示す図1及び図2に関し て説明する。図1には、本発明の組み立てた装置の平面図が示してあり、また、 図2には、該装置の底部、特に雌型較正ポートをより詳細に示し得るように装置 を反転させた状態の組み立てた装置の斜視図が示してある。 図1を参照すると、該装置は、全体として参照符号10で示してある。本発明 の一つの形態において、該装置は、圧力流体を保持する流体路を画成すると共に 、該流体路から分離したトランスデューサチャンバを画成するハウジング手段か ら成っている。図面に示した現在の好適な実施例において、該ハウジング手段は 、全体として参照符号12で示してある。該ハウジング手段12は、各種の方法 で形成することが可能であるが、現在の好適な実施例において、該ハウジング手 段は、全体として参照符号14で示した頂部材と、全体として参照符号28で示 した底部材(図2参照)とから成っている。ハウジング12の底部材14及び底 部材28は、医療等級プラスチック材料を射出成形した単一片で形成することが 望 ましい。該頂部材14は、側壁16と、平坦な頂部片18と、開放した底部(図 3、図4に図示)とを備える、略矩形の形状の部材から成っている。 また、頂部片18の中心に沿って伸長する管状部材20が頂部材14の単一の 部分として成形されている。以下に更に詳細に説明するように、該管状部材20 は、トランスデューサ装置により圧力を監視する圧力流体流を保持する流体路を 画成する。例えば、一端に回転可能なねじ式雄型ルア接続具24を有し、その他 端にねじ式雌型ルア接続具22を有するといった、従来の接続具が管状部材20 の他端に設けられている。これらの接続具22、24は、血行力学的血圧の監視 装置又はその他の同様の型式の圧力監視装置に関連して一般に公知であり且つ使 用される型式の圧力管にトランスデューサ装置を結合する手段となる。血行力学 的血圧の監視装置の場合、ルア接続具24は、典型的に、管を通じてカテーテル に接続される一方、該カテーテルは、動脈又は静脈何れかの血圧を監視する目的 にて患者の体内に挿入される。 当業者に理解されるように、図示し且つ説明した本発明は、特に、直接的な血 圧の監視に有用であるが、本発明の装置は、この用途にのみ限定することを意図 するものではなく、その他の型式の医療目的の圧力監視の適用例に使用すること も可能である。 また、ハウジングの頂部材14は、透明なプラスチックで成形して、最初に取 り付けたときに、プライミング及び気泡除去の目的のため、管状部材20内に保 持された液体流が視覚的に容易に確認し得るようにすることが望ましい。 図2に最も良く示すように、全体として参照符号28で示した底部材は、底部 片30の両側部に対して角度を成す位置に配置された選択的な側部材32を有す る略平坦な底部片30から成っている。該側部材32は、患者の腕、脚又はその 他の部位に装置を固定することを可能にするスロット34が形成されている。し かしながら、該装置は、治療の過程で幾つかのトランスデューサを使用しなけれ ばならない適用例のため、IVスタンド(図示せず)に取り付けられたトランス デューサ機構(図示せず)のような当該技術分野で公知のものに取り付けること も出来る。 図3は、線3−3に沿った縦断面図であり、また、図4は、図2の線4−4に 沿った横断面図である。図3及び図4から理解されるように、これら図面の断面 図は、頂部材14が図面の下方を向いた状態にあり、底部材28が図面の上方を 向いた状態にある装置を示す。このため、図2乃至図4を共に参照すると、現在 の好適な実施例において、底部材28は、医療等級プラスチック材料等を射出成 形して形成された単一片から成ることが望ましい。底部材28は、頂部材14の 側壁16に直接、嵌まり得るようにした四つの側壁37(その二つを図3及び図 4に図示)を備えている。このため、頂部材14及び底部材28を共に組み付け たとき、これらの部材は、以下に説明する圧力監視ポート手段を除いて、トラン スデューサ・チャンバ46を形成し、このトランスデューサ・チャンバは包み込 まれ且つ流体路26から分離されている。図3に更に図示するように、流体路2 6は、管状部材20と共に共通壁(図3の参照符号18参照)を形成する頂部片 によりトランスデューサ・チャンバ46から分離されている。 本発明のもう一つの形態において、該装置は、また、流体路26内の流体圧力 をトランスデューサ・チャンバ46に伝達する圧力監視ポート手段を備えている 。この好適な実施例において、圧力監視ポートは、例えば、トランスデューサ・ チャンバ46を流体路26から分離する共通壁18に形成された小さい円形の開 口部21(図3参照)により形成される。このように、圧力監視ポートとして機 能する開口部21は、流体圧力を流体路26からトランスデューサ・チャンバ4 6に、特に、以下により具体的に説明するように、トランスデューサ・ダイヤフ ラムの前側部に伝達する。 本発明の更に別の形態において、トランスデューサ手段は、開口部21により 提供される圧力監視ポートを通じて感知された流体路26内の流体圧力に比例す る電気信号を発生させるようにトランスデューサ・チャンバ46内に配置される 。好適な実施例において、該トランスデューサ手段は、図3及び図4に符号60 で概略図的に示した圧電抵抗型の半導体集積回路、即ちチップから成っている。 該集積回路、即ちチップ60は、トランスデューサを形成する電子的構成要素か ら成っている。また、該集積回路60は、概略図で示すように、前側部62及び 後側部64を有し、圧力パルスによって反りを生ずるダイヤフラムを備えている 。 一方、トランスデューサの集積回路60は、チップキャリヤ部材52に取り付 けられる。電気導線49がチップキャリヤ部材52を貫通して集積回路60から 伸長し、該導線49は、電気ケーブル48に設けられた線47に電気的に接続す ることが出来る。ケーブル48は、頂部材14及び底部材28に形成された開口 部、またはポート50を通じて強固に接合され且つ密閉的に密封されている。 図3及び図4に示した断面図を更に参照すると、該チップキャリヤ部材52は 、圧力監視ポートの開口部21に嵌まる椀状部材68を備えている。電気的に絶 縁するため当該技術分野で一般に使用される周知のシリコンゲル材料70が該椀 状部材68に充填されており、このため、トランスデューサ・ダイヤフラムの前 側部62が流体路26内に保持された液体に接触することはない。椀状部材68 内に充填されたシリコンゲル材料70は、チップ60を電気的に絶縁する絶縁手 段として機能する一方、流体路26内の流体流を通じて感知された圧力パルスに 関して流体結合部となる効果がある。 本発明の更に別の形態において、該装置は、トランスデューサ・ダイヤフラム の前側部62が圧力監視ポート21を通じて感知された流体圧力としか流体連通 しないように気密シールを形成する第一の密閉的密封手段から成っている。好適 な実施例において、チップキャリヤ部材52は、適当な接着剤66、又は超音波 接着等のようなその他の同等の手段により共通壁18に密閉的に密封される。こ のようにして、トランスデューサ・ダイヤフラムの前側部62は、トランスデュ ーサ・チャンバ46内で密閉的に密封され、このため、トランスデューサの前側 部62は、圧力監視ポート21を通じて流体路26内の感知された流体圧力とし か連通しないようにすることが出来る。椀状部材68は、トランスデューサ・ダ イヤフラムの前側部62の真上の位置に配置された小径の孔62を有し、このた め、トランスデューサ・ダイヤフラムの前側部62は、流体路26内の流体流と 直接接触するシリコンゲル材料70により、感知された流体圧力と流体連通する 。 重要なことは、該装置が、大気に通気すると共に、較正圧力をトランスデュー サ・チャンバ46に連通させる雌型の較正ポート手段を備える点である。全体と して参照符号36(図2参照)で示したこの雌型較正ポートは、図3及び図4の 断面図により詳細に示してある。特に、該雌型較正ポート36は、底部材28の ウェルとして形成されている。該ウェルは、テーパー付きの円筒状側部44と底 部40と、開放した頂部38とを有する。円筒状側部44が底部40に接続する 部分にて、ウェルの底部40には、小径のピン穴42が形成されている。 該ウェルの底部40は、チップキャリヤ部材52の後側部から僅かに上方に離 間されており、このため、その両者の間には小さいスペース74が提供される。 図3及び図4を参照して更に明らかになるように、チップキャリヤ部材52は、 トランスデューサ・ダイヤフラムの後側部64と連通するチップキャリヤ部材5 2の後側部に形成された小径の開口部72を有する。従って、トランスデューサ ・ダイヤフラムの後側部64は、チップキャリヤ部材52の開口部72、スペー ス74及びピン穴42を介して大気に通気する。 このようにして、トランスデューサ・ダイヤフラムの後側部64が、大気に通 気するのみならず、較正圧力もトランスデューサ・ダイヤフラムの後側部64に 連通する。テーパー付きの雄型接続具67で管65を取り付けることにより(図 2及び図4参照)、テーパー付きの雄型接続具67は、底部40の上方のウェル 内に流体密に嵌合する。一方、管65は、トランスデューサの零設定に使用する ことの出来る負圧の較正圧力を提供する、当該技術分野で周知の装置に接続する ことが出来る。 図3を参照することにより理解されるように、スペース74と連通する小径の ピン穴42及びチップキャリヤ部材52に形成された開口部72は、共に、蛇行 通路(矢印41で概略図的に図示)を提供し、この蛇行通路を通じてトランスデ ューサ・ダイヤフラムの後側部64が大気に通気されるか、又はこの蛇行通路を 通じて較正圧力が導入される。ピン穴42の寸法は、典型的な大気圧力のとき、 一般に圧力監視の目的に使用される滅菌食塩溶液等のような液体の表面張力がピ ン穴42に作用しないように十分、小さいことが望ましい。また、蛇行通路41 は、かかる液体が最終的に圧力トランスデューサの後側部64に接触する傾向に 対する更なる妨害手段となる。この蛇行通路41の一部は、ピン穴42がウェル の一側部に形成されていることで提供される一方、チップキャリヤ部材52の開 口部72は、図3に最も良く示すように、典型的にウェル38の底部40の中心 と整合されている。 トランスデューサ・ダイヤフラムの後側部64が較正ポート36としか流体連 通しないように、気密シールを形成する第二の密閉的密封手段が設けられる。こ のように、トランスデューサの後側部64は、ピン穴42を通じてスペース74 及び開口部72内に導入される大気圧又は較正圧力としか連通し得ない。この密 閉的シールは、各種の方法で提供することが出来、一つの現在の好適な方法が図 3及び図4に示すように、エラストマー性円筒体76により提供され、該円筒体 は、トランスデューサ・チャンバ46の内部で雌型ルアポート36を囲繞する。 エラストマー性部材76は、例えば、シラスティック(silastic)で形成し、ま た、側壁44に緊密に嵌合して、密閉的シールを提供し得るような寸法にする。 また、図示するように、エラストマー性部材76は、雌型較正ポートの底部4 0とチップキャリヤ部材52の頂部との間で密封状態に圧縮され、円筒体76の 小径の肩部78がスペース74を密閉的に密封する。このようにして、トランス デューサの後側部64は、完全に密閉的に密封される。しかしながら、例えば、 接着剤又はその他の適当な接合方法を使用して、底部材28の側壁37を頂部材 14の側壁16に密閉的に密封することにより、トランスデューサの後側部64 を密閉的に密封する代替的な方法も採用可能である。 装置の全体は、エラストマー性部材76を雌型較正ポート36の側壁44の周 りに配置することにより組み立てられる。これで、底部材28は、頂部材14に 組み付ける用意が整う。次に、半導体トランスデューサ回路60が取り付けられ 、導線49に接続された配線47を有する電気ケーブル48を備えるチップキャ リヤ部材52を図4に示すように、頂部材14内で整合リッジ54の間に配置す る。次に、上述のように、チップキャリヤ部材52を接着剤で固着し、又はその 他の方法で接合し、密閉的シール66を提供し、これで、頂部材14は、底部材 28に最終的に組み付ける用意が整う。このようにして組み付けた状態にて、頂 部材14及び底部材28は、上述の方法で相互に配置し、超音波又はその他の適 当な接合方法で固着し、完成した装置とする。 使用時、該装置は、接続具24のような一つの接続具により圧力管に接続する 一方、該圧力管は、流体流が充填された留置カテーテル(図示せず)等に接続さ れる。多くの場合、この流体流は、滅菌食塩溶液、対照媒体、又は流体路26内 で監視すべき流体圧力を流体流を通じて伝達するために使用されるその他の同様 の種類の液体の如き液体を構成する。この流体流をプライミングし且つ気泡を除 去し、次に、トランスデューサ装置を零設定する。 この零設定は、圧力管65を適当な雄型接続具67で接続することにより行わ れ、該雄型接続具は、雌型較正ポート36内に挿入したとき、流体密又は気密の シールを提供するようにテーパーが付けられている。次に、当該技術分野で周知 の型式の較正装置を使用して、雌型較正ポートの底部に形成された小径のピン穴 42を通じて較正圧力を導入することにより、負圧の較正圧力がトランスデュー サの後側部64に付与される。この較正圧力は、エラストマー性部材76により 密閉的に密封されたスペース74を通じ且つチップキャリヤ部材52の開口部7 2を通じて、トランスデューサの後側部64に伝達される。較正圧力をモニタで チェックし、必要であれば、トランスデューサの測定値に適当な調節を加えた後 に、圧力管65及び雄型接続具67を取り外して、その後、トランスデューサの 後側部64が、開口部72、スペース74及び較正ポート36のピン穴42によ り常に大気圧に通気しているようにする。 較正ポート36は、雌型ポートの形態にて形成されているため、底部片30の 表面が滑らかで且つ不快感を持たせることなく、患者の腕又は脚に直接、固定出 来る点が重要である。更に、雌型較正ポート36は、かかる液体に接触してトラ ンスデューサの後側部64の損傷を防止し得るよう、液体がトランスデューサ・ チャンバ46に入る可能性を最小にする。この保護手段は、ピン穴42の寸法が 液体が入るのを防止する程に小さく、また、液体がトランスデューサの後側部6 4に達するためには蛇行経路41を通らなければならないことで一層、効果的と なる。また、装置の底部材28に雌型ポート36を形成することは、かかる保護 手段を提供することに役立つ。 現在の好適な実施例及び現在最良の実施形態と考えられる形態について本発明 を説明したが、本発明は、その精神又は必須の特徴から逸脱せずに、その他の特 定の形態にて具体化することが出来る。このため、上記の実施例は、あらゆる点 で単に一例にしか過ぎず、限定的なものではないと解釈されるべきである。故に 、本発明の範囲は、上記の説明ではなくて、請求の範囲の記載によって判断され るべきである。請求の範囲の意義及び均等物の範囲に属する全ての変更は、その 範 囲に包含することを意図するものである。
【手続補正書】特許法第184条の7第1項 【提出日】1994年9月13日 【補正内容】 補正後の請求の範囲 1.血行力学的圧力等の測定に使用される使い捨て型の圧力トランスデューサ装 置にして、 圧力流体を保持する流体路を画成し且つ流体路から分離されたトランスデュー サ・チャンバを画成するハウジング手段であって、該流体路内の流体圧力を前記 トランスデューサ・チャンバに伝達する圧力監視ポート手段を備える前記ハウジ ング手段と、 前記圧力監視ポート手段を通じて流体路内で感知された流体圧力に比例する電 気信号を発生させ得るように前記トランスデューサチャンバ内に配置されたトラ ンスデューサ手段であって、前記感知された流体圧力に応答して撓むダイヤフラ ムを備え、該ダイヤフラムの前側部が前記圧力監視ポート手段の上方に配置され た前記トランスデューサ手段と、 前記ダイヤフラムの前側部が圧力監視ポート手段及び流体路内の感知された流 体圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第一の密閉的密封手段 とを備え、 前記ハウジング手段が、大気に通気すると共に、較正圧力をトランスデューサ チャンバに伝達する雌型較正ポート手段を更に備え、前記ハウジング手段が、貫 通するケーブルを前記トランスデューサ手段に電気的に接続するもう一つの別の ポート手段を更に備え、 前記トランスデューサ手段が、前記較正ポート手段を通じて伝達された大気圧 又は較正圧力と流体連通したダイヤフラムの後側部を更に備え、 前記ダイヤフラムの後側部が、前記較正ポート手段、及び伝達された大気圧又 は較正圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第二の密閉的密封 手段を備えることを特徴とする使い捨て型の圧力トランスデューサ装置。 2.請求の範囲第1項に記載の装置にして、前記ハウジング手段が、相互に接 続したとき、その間にトランスデューサ・チャンバを形成する頂部材及び底部材 を備えることを特徴とする装置。 3.請求の範囲第2項に記載の装置にして、前記頂部材がプラスチック材料の 単一の成形片であり、前記頂部材が、四つの側壁と、頂部片と、開放した底部と を有する略矩形の部材に接続された管状部材を備えることを特徴とする装置。 4.請求の範囲第3項に記載の装置にして、少なくとも前記管状部材が透明な プラスチック材料で形成されることを特徴とする装置。 5.請求の範囲第3項に記載の装置にして、前記管状部材及び前記矩形部材の 頂部が共通壁にて接続され、前記圧力監視ポート手段が該共通壁に形成された孔 を備えることを特徴とする装置。 6.請求の範囲第3項に記載の装置にして、前記底部材がプラスチック材料の 単一の成形片であり、また、該底部材が、その内部にトランスデューサ・チャン バを形成し得るように前記矩形部材の開放した底部を包み込み得る寸法とした底 部片から成ることを特徴とする装置。 7.請求の範囲第3項に記載の装置にして、前記底部材が、略矩形の形状の四 つの側壁を備え、前記底部材の該四つの側壁が、前記頂部材が四つの側壁に嵌合 し且つ四つの側壁と密封係合し得るようにしたことを特徴とする装置。 8.請求の範囲第7項に記載の装置にして、前記第二の密閉的密封手段が、前 記側壁と前記頂部材の頂部片との間に、底部材の側壁による流体密の接合部分を 備えることを特徴とする装置。 9.請求の範囲第7項に記載の装置にして、前記雌型較正ポート手段が、前記 底部材に形成されることを特徴とする装置。 10.請求の範囲第9項に記載の装置にして、前記雌型較正ポート手段が、底側 部と、円筒状側部と、開放した頂部とを有する略円筒状のテーパー付きウェルの 形態による雌型ルアスリップ接続具を備えることを特徴とする装置。 11.請求の範囲第10項に記載の装置にして、前記ウェルの底部が、該ウェル の底部と円筒状側壁との接続部に形成された小径のピン穴を備え、該ピン穴が大 気圧又は較正圧力を前記トランスデューサ・チャンバに伝達することを特徴とす る装置。 12.請求の範囲第11項に記載の装置にして、前記ピン穴が、典型的な大気圧 にて液体が通るのを防止するのに十分な小ささであることを特徴とする装置。 13.請求の範囲第11項に記載の装置にして、前記第二の密閉的密封手段が、 前記トランスデューサ・チャンバ内部のウェルの円筒状側部を流体密の状態で囲 繞するエラストマー性部材を備えることを特徴とする装置。 14.請求の範囲第13項に記載の装置にして、前記トランスデューサ手段が、 両側部を有するチップキャリヤ部材に取り付けられた圧電抵抗型半導体チップを 備えることを特徴とする装置。 15.請求の範囲第14項に記載の装置にして、前記チップキャリヤ部材が、前 記第一の密閉的密封手段を形成し得るようにその一側部にて前記共通壁に密閉的 に接合され、前記チップキャリヤ部材の反対側側部が前記ウェルの底部から離間 されることを特徴とする装置。 16.請求の範囲第15項に記載の装置にして、前記チップキャリヤ部材の前記 反対側部が、前記トランスデューサ・ダイヤフラムの後側部と連通する孔を有し 、前記第二の密閉的密封手段を提供し得るように、前記ウェルの底部と前記チッ プキャリヤ部材の前記反対側部との間のスペースが、前記エラストマー性部材に より前記孔の周りで密閉的に密封されることを特徴とする装置。 17.請求の範囲第16項に記載の装置にして、前記チップキャリヤ部材の前記 反対側部に形成された孔が、前記ウェルの底部の中心と略整合される一方、前記 ピン穴とは整合されず、前記ハウジング手段の外側とトランスデューサ・ダイヤ フラムの後側部とを流体連通させる蛇行通路を形成し得るようにしたことを特徴 とする圧力トランスデューサ装置。 18.請求の範囲第14項又は第17項に記載の装置にして、前記チップキャリ ヤ部材が、前記圧力監視ポート手段に嵌入し得るようにした椀状部分を備え、該 椀状部分が、前記ダイヤフラムの前側部に隣接する位置にてその底部に形成され た開口部を有し、該椀状部分が、前記流体圧力を該絶縁手段を通じてダイヤフラ ムの前側部に伝達する一方で、前記流体路内に保持された流体から前記半導体チ ップを電気的に絶縁する絶縁手段を含むことを特徴とする装置。 19.請求の範囲第18項に記載の装置にして、前記絶縁手段が、前記椀状部分 を充填するシリコンゲル型式の材料を備えることを特徴とする装置。 20.圧力流体を保持する流体路を画成すると共に、該流体路から分離したトラ ンスデューサ・チャンバを画成するハウジング手段であって、相互に接続したと き、その間にトランスデューサ・チャンバを形成する頂部材及び底部材を有する 前記ハウジング手段を備え、該ハウジング手段が、流体路内の流体圧力を前記ト ランスデューサ・チャンバに伝達する圧力監視ポート手段を更に備え、該ハウジ ング手段が、大気圧に対する通気口を提供すると共に、較正圧力を前記トランス デューサ・チャンバに伝達する雌型較正ポート手段を更に備え、前記ハウジング 手段が、貫通するケーブルを前記トランスデューサ手段に電気的に接続するもう 一つの別のポート手段を更に備え、 流体圧力を感知する半導体トランスデューサ手段であって、前記圧力監視ポー ト手段を通じて伝達された流体圧力を感知する前側部と、前記較正ポート手段を 通じて伝達された大気圧及び較正圧力を感知する後側部とを有するダイヤフラム を備え、前記トランスデューサチャンバ内に配置された前記半導体トランスデュ ーサ手段と、 前記半導体トランスデューサ手段を前記トランスデューサチャンバ内に固着す る、両側部を有するキャリア手段であって、前記ダイヤフラムの前側部を前記流 体路内に保持された流体から電気的に絶縁し得るように前記圧力監視ポート手段 内に配置された絶縁手段を備え、該絶縁手段が、流体圧力を該絶縁手段を通じて 前記ダイヤフラムの前側部に伝達し得るようにした前記キャリア手段と、 前記ダイヤフラムの前側部が前記圧力監視ポート手段及び前記流体路内の感知 された流体圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第一の密閉的 密封手段と、 前記ダイヤフラムの後側部が前記較正ポート手段及び伝達された大気圧又は較 正圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第二の密閉的密封手段 とを備えることを特徴とする圧力トランスデューサ装置。 21.請求の範囲第20項に記載の装置にして、前記雌型較正ポート手段が、前 記底部材に形成されることを特徴とする装置。 22.請求の範囲第21項に記載の装置にして、前記雌型較正ポート手段が、底 側部と、円筒状側部と、開放した頂部とを有する略円筒状のテーパー付きウェル の形態による雌型ルアスリップ接続具を備えることを特徴とする装置。 23.請求の範囲第22項に記載の装置にして、前記ウェルの底部が、該ウェル の底部と円筒状側部との接続部に形成された小径のピン穴を有し、該ピン穴が大 気圧又は較正圧力を前記トランスデューサ・チャンバに伝達することを特徴とす る装置。 24.請求の範囲第23項に記載の装置にして、前記ピン穴が、典型的な大気圧 にて液体が通るのを防止するのに十分な小ささであることを特徴とする装置。 25.請求の範囲第23項又は第24項に記載の装置にして、前記第二の密閉的 密封手段が、前記トランスデューサ・チャンバ内部のウェルの円筒状側壁を流体 密の状態で囲繞するエラストマー性部材を備えることを特徴とする装置。 26.請求の範囲第25項に記載の装置にして、前記頂部材が、プラスチック材 料の単一の成形品であり、該頂部材が、四つの側壁と、頂部片と、開放した底部 とを有する略矩形の部材に接続された管状部材を備えることを特徴とする装置。 27.請求の範囲第26項に記載の装置にして、前記管状部材及び前記矩形部材 の頂部が共通壁にて接続され、前記圧力監視ポート手段が該共通壁に形成された 孔を備えることを特徴とする装置。 28.請求の範囲第27項に記載の装置にして、前記チップキャリヤ部材が、前 記第一の密閉的密封手段を形成し得るようにその一側部にて前記共通壁に密閉的 に接合され、前記チップキャリヤ部材の反対側部が前記ウェルの底部から離間さ れることを特徴とする装置。 29.請求の範囲第28項に記載の装置にして、前記チップキャリヤ部材の前記 反対側部が、前記トランスデューサ・ダイヤフラムの後側部と連通する孔を有し 、前記第二の密閉的密封手段を提供し得るように、前記ウェルの底部と前記チッ プキャリヤ部材の前記反対側部との間のスペースが、前記エラストマー性部材に より前記孔の周りで密閉的に密封されることを特徴とする装置。 30.請求の範囲第29項に記載の装置にして、前記反対側部に形成された前記 孔が、前記ウェルの底部の中心と略整合される一方、前記ピン穴とは整合されず 、前記ハウジング手段の外側とトランスデューサ・ダイヤフラムの後側部とを流 体連通させる蛇行通路を形成し得るようにしたことを特徴とする装置。 31.請求の範囲第30項に記載の装置にして、前記チップキャリヤ部材が、前 記圧力監視ポート手段に嵌入し得るようにした椀状部分を備え、該椀状部分が、 前記ダイヤフラムの前側部に隣接する位置にてその底部に形成された開口部を有 し、該椀状部分が、前記絶縁手段を含むことを特徴とする装置。 32.請求の範囲第31項に記載の装置にして、前記絶縁手段が、前記湾状部分 を充填するシリコンゲル型式の材料を備えることを特徴とする装置。 33.請求の範囲第32項に記載の装置にして、少なくとも前記管状部材が透明 なプラスチック材料で形成されることを特徴とする装置。 34.請求の範囲第33項に記載の装置にして、前記底部材がプラスチック材料 の単一の成形品であり、該底部材が、その内部にトランスデューサ・チャンバを 形成し得るように前記矩形部材の開放した底部を包み込み得る寸法の底部片から 成ることを特徴とする装置。 35.請求の範囲第34項に記載の装置にして、前記底部材が、略矩形の形状の 四つの側壁を備え、前記底部材の該四つの側壁が、前記頂部材の四つの側壁に嵌 合し且つ四つの側壁と密封係合し得るようにしたことを特徴とする装置。 36.血行力学的圧力等の測定に使用される使い捨て型の圧力トランスデューサ 装置にして、 圧力流体を保持する流体路を画成すると共に、該流体路から分離したトランス デューサ・チャンバを画成するハウジング手段であって、相互に接続したとき、 その間にトランスデューサ・チャンバを形成する頂部材及び底部材を有する前記 ハウジング手段を備え、該ハウジング手段が、流体路内の流体圧力を前記トラン スデューサ・チャンバに伝達する圧力監視ポート手段を更に備え、該ハウジング 手段が、大気圧に対する通気口を提供すると共に、較正圧力を前記トランスデュ ーサ・チャンバに伝達する雌型較正ポート手段を更に備え、該雌型較正ポート手 段が、底側部と、円筒状側部と、開放した頂部とを備える、略円筒状のテーパー 付きウェルの形態にて前記底部材に形成され、前記ウェルの底部が、前記大気圧 及び較正圧力を伝達するため、該ウェルの底部と円筒状側部との接続部に形成さ れた小径のピン穴を備え、 流体圧力を感知する半導体トランスデューサ手段であって、前記圧力監視ポー ト手段を通じて伝達された流体圧力を感知する前側部と、前記雌型較正ポートを 通じて伝達された大気圧及び較正圧力を感知する後側部とを有するダイヤフラム を備え、前記トランスデューサチャンバ内に配置された前記半導体トランスデュ ーサ手段と、 前記半導体トランスデューサ手段を前記トランスデューサチャンバ内に固着す るキャリア手段であって、前記ダイヤフラムの前側部を前記流体路内に保持され た流体から電気的に絶縁し得るように前記圧力監視ポート手段内に配置された絶 縁手段を備え、該絶縁手段が、流体圧力を該絶縁手段を通じて前記ダイヤフラム の前側部に伝達し得るようにした前記キャリア手段とを備え、該キャリア手段が 、前記トランスデューサのダイヤフラムの後側部と連通した孔を備え、該孔が、 前記ウェルの底部の中心と略整合されているが、前記ピン穴とは整合せず、前記 ハウジング手段の外側と前記トランスデューサのダイヤフラムの後側部とを流体 連通させる蛇行通路を形成し、 前記ダイヤフラムの前側部が前記圧力監視ポート及び前記流体路内の感知され た流体圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第一の密閉的密封 手段と、 前記ダイヤフラムの後側が前記キャリア手段のピン穴及び孔を通じて伝達され た大気圧又は較正圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第二の 密閉的密封手段とを備えることを特徴とする圧力トランスデューサ装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 テイラー,スティーヴン・アール アメリカ合衆国ユタ州ソルト・レーク・シ ティー,サウス 2400 イースト 3588 (72)発明者 パディラ,ウィリアム アメリカ合衆国ユタ州ソルト・レーク・シ ティー,サドル・ブルック・サークル 8043 (72)発明者 デントン,マーシャル・ティー アメリカ合衆国ユタ州ソルト・レーク・シ ティー,ウエストミンスター・アベニュー 1414

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.血行力学的圧力等の測定に使用される使い捨て型の圧力トランスデューサ 装置にして、 圧力流体を保持する流体路を画成し且つ流体路から分離されたトランスデュー サ・チャンバを画成するハウジング手段であって、該流体路内の流体圧力を前記 トランスデューサ・チャンバに伝達する圧力監視ポート手段を備える前記ハウジ ング手段と、 前記圧力監視ポート手段を通じて流体路内で感知された流体圧力に比例する電 気信号を発生させ得るように前記トランスデューサチャンバ内に配置されたトラ ンスデューサ手段であって、前記感知された流体圧力に応答して撓むダイヤフラ ムを備え、該ダイヤフラムの前側部が前記圧力監視ポート手段の上方に配置され た前記トランスデューサ手段と、 前記ダイヤフラムの前側部が圧力監視ポート手段及び流体路内の感知された流 体圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第一の密閉的密封手段 とを備え、 前記ハウジング手段が、大気に通気すると共に、較正圧力をトランスデューサ チャンバに伝達する雌型較正ポート手段を更に備え、 前記トランスデューサ手段が、前記較正ポート手段を通じて伝達された大気圧 又は較正圧力と流体連通したダイヤフラムの後側部を更に備え、 前記ダイヤフラムの後側部が、前記較正ポート手段、及び伝達された大気圧又 は較正圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第二の密閉的密封 手段を備えることを特徴とする使い捨て型の圧力トランスデューサ装置。 2.請求の範囲第1項に記載の装置にして、前記ハウジング手段が、相互に接 続したとき、その間にトランスデューサ・チャンバを形成する頂部材及び底部材 を備えることを特徴とする装置。 3.請求の範囲第2項に記載の装置にして、前記頂部材がプラスチック材料の 単一の成形片であり、前記頂部材が、四つの側壁と、頂部片と、開放した底部と を有する略矩形の部材に接続された管状部材を備えることを特徴とする装置。 4.請求の範囲第3項に記載の装置にして、少なくとも前記管状部材が透明な プラスチック材料で形成されることを特徴とする装置。 5.請求の範囲第3項に記載の装置にして、前記管状部材及び前記矩形部材の 頂部が共通壁にて接続され、前記圧力監視ポート手段が該共通壁に形成された孔 を備えることを特徴とする装置。 6.請求の範囲第3項に記載の装置にして、前記底部材がプラスチック材料の 単一の成形片であり、また、該底部材が、その内部にトランスデューサ・チャン バを形成し得るように前記矩形部材の開放した底部を包み込み得る寸法とした底 部片から成ることを特徴とする装置。 7.請求の範囲第3項に記載の装置にして、前記底部材が、略矩形の形状の四 つの側壁を備え、前記底部材の該四つの側壁が、前記頂部材が四つの側壁に嵌合 し且つ四つの側壁と密封係合し得るようにしたことを特徴とする装置。 8.請求の範囲第7項に記載の装置にして、前記第二の密閉的密封手段が、前 記側壁と前記頂部材の頂部片との間に、底部材の側壁による流体密の接合部分を 備えることを特徴とする装置。 9.請求の範囲第7項に記載の装置にして、前記雌型較正ポート手段が、前記 底部材に形成されることを特徴とする装置。 10.請求の範囲第9項に記載の装置にして、前記雌型較正ポート手段が、底側 部と、円筒状側部と、開放した頂部とを有する略円筒状のテーパー付きウェルの 形態による雌型ルアスリップ接続具を備えることを特徴とする装置。 11.請求の範囲第10項に記載の装置にして、前記ウェルの底部が、該ウェル の底部と円筒状側壁との接続部に形成された小径のピン穴を備え、該ピン穴が大 気圧又は較正圧力を前記トランスデューサ・チャンバに伝達することを特徴とす る装置。 12.請求の範囲第11項に記載の装置にして、前記ピン穴が、典型的な大気圧 にて液体が通るのを防止するのに十分な小ささであることを特徴とする装置。 13.請求の範囲第11項に記載の装置にして、前記第二の密閉的密封手段が、 前記トランスデューサ・チャンバ内部のウェルの円筒状側壁を流体密の状態で囲 繞するエラストマー性部材を備えることを特徴とする装置。 14.請求の範囲第13項に記載の装置にして、前記トランスデューサ手段が、 チップキャリヤ部材に取り付けられた圧電抵抗型半導体チップを備えることを特 徴とする装置。 15.請求の範囲第7項に記載の装置にして、前記雌型較正ポート手段が、前記 底部材に形成されることを特徴とする装置。 16.請求の範囲第15項に記載の装置にして、前記雌型較正ポート手段が、底 側部と、円筒状側部と、開放した頂部とを有する略円筒状のテーパー付きウェル の形態による雌型ルアスリップ接続具を備えることを特徴とする装置。 17.請求の範囲第16項に記載の装置にして、前記ウェルの底部が、該ウェル の底部と円筒状側部との接続部に形成された小径のピン穴を有し、該ピン穴が大 気圧又は較正圧力を前記トランスデューサ・チャンバに伝達することを特徴とす る装置。 18.請求の範囲第17項に記載の装置にして、前記ピン穴が、典型的な大気圧 にて液体が通るのを防止するのに十分な小ささであることを特徴とする装置。 19.請求の範囲第17項に記載の装置にして、前記第二の密閉的密封手段が、 前記トランスデューサ・チャンバ内部のウェルの円筒状側壁を流体密の状態で囲 繞するエラストマー性部材を備えることを特徴とする装置。 20.請求の範囲第19項に記載の装置にして、前記トランスデューサ手段がチ ップキャリヤ部材に取り付けられた圧電抵抗型半導体チップを備えることを特徴 とする装置。 21.請求の範囲第20項に記載の装置にして、前記チップキャリヤ部材が、前 記第一の密閉的密封手段を形成し得るようにその一側部にて前記共通壁に密閉的 に接合され、前記チップキャリヤ部材の反対側側部が前記ウェルの底部から離間 されることを特徴とする装置。 22.請求の範囲第21項に記載の装置にして、前記チップキャリヤ部材の前記 反対側部が、前記トランスデューサ・ダイヤフラムの後側部と連通する孔を有し 、前記第二の密閉的密封手段を提供し得るように、前記ウェルの底部と前記チッ プキャリヤ部材の前記反対側部との間のスペースが、前記エラストマー性部材に より前記孔の周りで密閉的に密封されることを特徴とする装置。 23.前記チップキャリヤ部材の前記反対側部に形成された孔が、前記ウェルの 底部の中心と略整合される一方、前記ピン穴とは整合されず、前記ハウジング手 段の外側とトランスデューサ・ダイヤフラムの後側部とを流体連通させる蛇行通 路を形成し得るようにしたことを特徴とする圧力トランスデューサ装置。 24.請求の範囲第14項又は第23項に記載の装置にして、前記チップキャリ ヤ部材が、前記圧力監視ポート手段に嵌入し得るようにした椀状部分を備え、該 椀状部分が、前記ダイヤフラムの前側部に隣接する位置にてその底部に形成され た開口部を有し、該椀状部分が、前記流体圧力を該絶縁手段を通じてダイヤフラ ムの前側部に伝達する一方で、前記流体路内に保持された流体から前記半導体チ ップを電気的に絶縁する絶縁手段を含むことを特徴とする装置。 25.請求の範囲第24項に記載の装置にして、前記絶縁手段が、前記椀状部分 を充填するシリコンゲル型式の材料を備えることを特徴とする装置。 26.圧力流体を保持する流体路を画成すると共に、該流体路から分離したトラ ンスデューサ・チャンバを画成するハウジング手段であって、相互に接続したと き、その間にトランスデューサ・チャンバを形成する頂部材及び底部材を有する 前記ハウジング手段を備え、該ハウジング手段が、流体路内の流体圧力を前記ト ランスデューサ・チャンバに伝達する圧力監視ポート手段を更に備え、該ハウジ ング手段が、大気圧に対する通気口を提供すると共に、較正圧力を前記トランス デューサ・チャンバに伝達する雌型較正ポート手段を更に備え、 流体圧力を感知する半導体トランスデューサ手段であって、前記圧力監視ポー ト手段を通じて伝達された流体圧力を感知する前側部と、前記較正ポート手段を 通じて伝達された大気圧及び較正圧力を感知する後側部とを有するダイヤフラム を備え、前記トランスデューサチャンバ内に配置された前記半導体トランスデュ ーサ手段と、 前記半導体トランスデューサ手段を前記トランスデューサチャンバ内に固着す るキャリア手段であって、前記ダイヤフラムの前側部を前記流体路内に保持され た流体から電気的に絶縁し得るように前記圧力監視ポート手段内に配置された絶 縁手段を備え、該絶縁手段が、流体圧力を該絶縁手段を通じて前記ダイヤフラム の前側部に伝達し得るようにした前記キャリア手段と、 前記ダイヤフラムの前側部が前記圧力監視ポート手段及び前記流体路内の感知 された流体圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第一の密閉的 密封手段と、 前記ダイヤフラムの後側が前記較正ポート手段及び伝達された大気圧又は較正 圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第二の密閉的密封手段と を備えることを特徴とする圧力トランスデューサ装置。 27.請求の範囲第26項に記載の装置にして、前記雌型較正ポート手段が、前 記底部材に形成されることを特徴とする装置。 28.請求の範囲第27項に記載の装置にして、前記雌型較正ポート手段が、底 側部と、円筒状側部と、開放した頂部とを有する略円筒状のテーパー付きウェル の形態による雌型ルアスリップ接続具を備えることを特徴とする装置。 29.請求の範囲第28項に記載の装置にして、前記ウェルの底部が、該ウェル の底部と円筒状側部との接続部に形成された小径のピン穴を有し、該ピン穴が大 気圧又は較正圧力を前記トランスデューサ・チャンバに伝達することを特徴とす る装置。 30.請求の範囲第29項に記載の装置にして、前記ピン穴が、典型的な大気圧 にて液体が通るのを防止するのに十分な小ささであることを特徴とする装置。 31.請求の範囲第29項又は第30項に記載の装置にして、前記第二の密閉的 密封手段が、前記トランスデューサ・チャンバ内部のウェルの円筒状側壁を流体 密の状態で囲繞するエラストマー性部材を備えることを特徴とする装置。 32.請求の範囲第31項に記載の装置にして、前記頂部材が、プラスチック材 料の単一の成形品であり、該頂部材が、四つの側壁と、頂部片と、開放した底部 とを有する略矩形の部材に接続された管状部材を備えることを特徴とする装置。 33.請求の範囲第32項に記載の装置にして、前記管状部材及び前記矩形部材 の頂部が共通壁にて接続され、前記圧力監視ポート手段が該共通壁に形成された 孔を備えることを特徴とする装置。 34.請求の範囲第33項に記載の装置にして、前記チップキャリヤ部材が、前 記第一の密閉的密封手段を形成し得るようにその一側部にて前記共通壁に密閉的 に接合され、前記チップキャリヤ部材の反対側部が前記ウェルの底部から離間さ れることを特徴とする装置。 35.請求の範囲第32項に記載の装置にして、前記チップキャリヤ部材の前記 反対側部が、前記トランスデューサ・ダイヤフラムの後側部と連通する孔を有し 、前記第二の密閉的密封手段を提供し得るように、前記ウェルの底部と前記チッ プキャリヤ部材の前記反対側部との間のスペースが、前記エラストマー性部材に より前記孔の周りで密閉的に密封されることを特徴とする装置。 36.請求の範囲第35項に記載の装置にして、前記反対側部に形成された前記 孔が、前記ウェルの底部の中心と略整合される一方、前記ピン穴とは整合されず 、前記ハウジング手段の外側とトランスデューサ・ダイヤフラムの後側部とを流 体連通させる蛇行通路を形成し得るようにしたことを特徴とする装置。 37.請求の範囲第36項に記載の装置にして、前記チップキャリヤ部材が、前 記圧力監視ポート手段に嵌入し得るようにした椀状部分を備え、該椀状部分が、 前記ダイヤフラムの前側部に隣接する位置にてその底部に形成された開口部を有 し、該椀状部分が、前記絶縁手段を含むことを特徴とする装置。 38.請求の範囲第37項に記載の装置にして、前記絶縁手段が、前記湾状部分 を充填するシリコンゲル型式の材料を備えることを特徴とする装置。 39.請求の範囲第38項に記載の装置にして、少なくとも前記管状部材が透明 なプラスチック材料で形成されることを特徴とする装置。 40.請求の範囲第39項に記載の装置にして、前記底部材がプラスチック材料 の単一の成形品であり、該底部材が、その内部にトランスデューサ・チャンバを 形成し得るように前記矩形部材の開放した底部を包み込み得る寸法の底部片から 成ることを特徴とする装置。 41.請求の範囲第40項に記載の装置にして、前記底部材が、略矩形の形状の 四つの側壁を備え、前記底部材の該四つの側壁が、前記頂部材の四つの側壁に嵌 合し且つ四つの側壁と密封係合し得るようにしたことを特徴とする装置。 42.血行力学的圧力等の測定に使用される使い捨て型の圧力トランスデューサ 装置にして、 圧力流体を保持する流体路を画成すると共に、該流体路から分離したトランス デューサ・チャンバを画成するハウジング手段であって、相互に接続したとき、 その間にトランスデューサ・チャンバを形成する頂部材及び底部材を有する前記 ハウジング手段を備え、該ハウジング手段が、流体路内の流体圧力を前記トラン スデューサ・チャンバに伝達する圧力監視ポート手段を更に備え、該ハウジング 手段が、大気圧に対する通気口を提供すると共に、較正圧力を前記トランスデュ ーサ・チャンバに伝達する雌型較正ポート手段を更に備え、該雌型較正ポート手 段が、底側部と、円筒状側部と、開放した頂部とを備える、略円筒状のテーパー 付きウェルの形態にて前記底部材に形成され、前記ウェルの底部が、前記大気圧 及び較正圧力を伝達するため、該ウェルの底部と円筒状側部との接続部に形成さ れた小径のピン穴を備え、 流体圧力を感知する半導体トランスデューサ手段であって、前記圧力監視ポー ト手段を通じて伝達された流体圧力を感知する前側部と、前記雌型較正ポートを 通じて伝達された大気圧及び較正圧力を感知する後側部とを有するダイヤフラム を備え、前記トランスデューサチャンバ内に配置された前記半導体トランスデュ ーサ手段と、 前記半導体トランスデューサを前記トランスデューサチャンバ内に固着するキ ャリア手段であって、前記ダイヤフラムの前側部を前記流体路内に保持された流 体から電気的に絶縁し得るように前記圧力監視ポート手段内に配置された絶縁手 段を備え、該絶縁手段が、流体圧力を該絶縁手段を通じて前記ダイヤフラムの前 側部に伝達し得るようにした前記キャリア手段とを備え、該キャリア手段が、前 記トランスデューサのダイヤフラムの後側部と連通した孔を備え、該孔が、前記 ウェルの底部の中心と略整合されているが、前記ピン穴とは整合せず、前記ハウ ジング手段の外側と前記トランスデューサのダイヤフラムの後側部とを流体連通 させる蛇行通路を形成し、 前記ダイヤフラムの前側部が前記圧力監視ポート及び前記流体路内の感知され た流体圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第一の密閉的密封 手段と、 前記ダイヤフラムの後側が前記キャリア手段のピン穴及び孔を通じて伝達され た大気圧又は較正圧力としか流体連通しないように気密シールを形成する第二の 密閉的密封手段とを備えることを特徴とする圧力トランスデューサ装置。
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