JPH08507129A - 車両用トランスミッション装置並びにその制御方法 - Google Patents

車両用トランスミッション装置並びにその制御方法

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JPH08507129A JP6518703A JP51870394A JPH08507129A JP H08507129 A JPH08507129 A JP H08507129A JP 6518703 A JP6518703 A JP 6518703A JP 51870394 A JP51870394 A JP 51870394A JP H08507129 A JPH08507129 A JP H08507129A
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Abstract

(57)【要約】 トランスミッション装置(1b)は、入力シャフト(2ab)に連結されたクラウンホイールと、アイドラーホイール(16)によって逆方向に回転することを阻止されている遊星ギア(9)とを有するエピサイクリック歯車列(7)を具えている。遊星ギアキャリア(13)は出力シャフト(2bc)に連結されている。クラウンホイール(8)と遊星ギアキャリア(13)は、フライウエイト(29)とスプリング(34)とによって作動せしめられて係合するクラッチ(18b)を介して連結され、直接駆動作用をなす。この係合がトルクを伝達するの充分な場合には、遊星ギア(9)の速度はアイドラーホイール(16)によって減少せしめられ、最後には停止する。これによって装置は減速機として作動し、螺旋歯による軸方向の推力(Pac)が発生し、クラッチを切り離す。この装置をピストン(44)によって減速機として作動させることも可能であり、該ピストンはケージ(20)をクラッチ(18b)の切離し方向に押し、ブレーキ(43)を作動させて遊星ギア(9)を制動し、通常はアイドラーホイール(16)によって可能となっている方向の回転さえも阻止する。車両のエンジンが維持モードで作動する場合には、トランスミッション装置は減速機として使用される。

Description

【発明の詳細な説明】 車両用トランスミッション装置並びにその制御方法 本発明は、少なくとも二つの伝達比を有する車両用自動トランスミッション装 置に関する。 本発明は、このトランスミッション装置を制御する方法にも関する。 WO-A-9207206の特許には、二つの相反する力のどちらが大きいかに応じて、エ ピサイクリック歯車列等のディファレンシャルギアの二つの回転エレメントをク ラッチが選択的に接続する自動トランスミッションシステムが開示されている。 これは、例えば軸方向に可動に取付けられた螺旋歯によって推力を発生し、以て スプリング及び/又は遠心回転計量手段によって生じたクラッチを係合させよう とする力に対抗してクラッチを解放しようとするものである。クラッチが解放さ れると、ディファレンシャルギアの第3の回転エレメントは回転を阻止されるが 、これは該第3エレメントが反対方向に回転するのを阻止するフリーホイールに よって得られる。 このタイプのトランスミッションシステムの基本作用は外部動力源やセンサ及 び制御回路等を必要としないので、非常に有利である。このトランスミッション 装置自体が、それの制御に用いられる力を発生し、該力は、同時に、制御を必要 とするパラメータの指標ともなる。 しかし、このようなトランスミッション装置は、加速ペダルが解放されてエン ジンが車両にある程度のブレーキ効果を及ぼすように、直接的にうまく牽制作用 (hold-back operation)を行うことはできない。この場合、エンジンの抵抗ト ルクはその回転速度のみに依存し、従って、ドライバにとって必要な減速の指標 とはならない。 更に、このトルクは螺旋歯の反作用によって検出され、該反作用は牽制作用中に その方向を変えるので、クラッチを解放することはできない。更に、フリーホイ ール構造の場合には、歯の反作用によってクラッチが解放されて減速機作用の状 態の一つが得られたとしても、他方の状態は不満足のままである。牽制作用の際 にディファレンシャルギアの第3の回転エレメントは反対方向に回転せずに、フ リーホイールでは阻止できない高速で正常方向に回転する。 本発明の目的は、選択的に接続するための手段が変化する対抗力によって制御 されると共に、対抗力によって規定される状況から離れた状況、特に車両エンジ ンが牽制作用を行っている場合に減速機作用を行うことができるトランスミッシ ョン装置を提供することにある。 本発明によれば、相互に噛み合う歯の組合せと、トランスミッション装置の少 なくとも一つの動作パラメータに依存して単調に変化する少なくとも一つの力を 生じる応力対抗手段の影響を受ける選択的接続手段とを具え、前記歯の組合せは 前記選択的接続手段が接続状態にあるか非接続状態にあるかに応じて二つの異な った伝達比を生じるように構成されているトランスミッション装置であって、前 記トランスミッション装置の接続状態又は非接続状態の一方を増強する補助的な 付加応力手段を具えたことを特徴を有するトランスミッション装置が提供される 。この補助付加応力手段は、トランスミッション装置に、該装置を正常に制御す る対抗力の一つの増分又は再現に近似した力を付加し、応力対抗手段のみによる 自動制御の場合に比べて一方の伝達比による装置の動作を更に援助する。 前記歯の組合せは、噛み合い歯を有する複数の回転エレメントを具えたディフ ァレンシャルギアであり、前記選択的接続手段は、二つの回転エレメントの間に 取り付けられた、前記ディファレンシャ ルギアを第1及び第2伝達比に応じて選択的に作動させるクラッチであることが 望ましく、クラッチによって前記二つのエレメント間の相対回転が許容される場 合に、ディファレンシャルギアの回転エレメントが反対方向に回転しないように 、フリーホイールが設けられている。この場合、次の手段を設けることが望まし い。 ─フリーホイールとは別個の、回転反作用エレメントを選択的にブロックする 静止手段、及び ─前記静止手段をブロック方向に同時に作動させ、付加応力手段をクラッチの 解除方向に作動させる作動手段。 前記作動手段が作動すると、クラッチの解放と、反作用エレメントが正常方向 に回転しようとする場合に該反作用エレメント自体を静止させることの両方が可 能となる。こうして、たとえ装置の入力シャフトが負のトルク即ち回転方向と反 対向きのトルク(牽制トルク)を受けている場合でもディファレンシャルギアを 減速機として作動させるために必要な条件が得られる。 本発明の第2の目的によれば、前記応力対抗手段が前記接続手段を接続させる 方向に付勢している弾性手段である前記第1の目的によるトランスミッション装 置を制御する方法は、この装置の出力シャフトを始動させるために、前記付加応 力手段が作動して前記選択的接続手段を前記弾性手段に抗して非接続状態になし 、運動が最低の伝達比で開始される。従来から、伝達比が「低い」とは、出力速 度が入力速度に比して低いことを意味する。逆の場合には、伝達比が「高い」と 称する。 本発明の第3の目的によれば、第1の目的にかかるトランスミッション装置を 制御する方法は、装置の入力シャフトに加わるトルクが該シャフトの回転方向と 反対方向の場合、付加応力手段が選択的に作動せしめられて歯の組合せを最も低 い伝達比で作動させること を特徴とする。 本発明の第4の目的によれば、第1の目的にかかるトランスミッション装置を 制御する方法は、車両のドライバが動力を必要としていることが検出された場合 に、付加応力手段が作動せしめられることを特徴とする。 本発明の第5の目的によれば、第1の目的にかかるトランスミッション装置を 制御する方法は、フライウエイトの力が、装置の入力時に過剰速度を生じる危険 性無しに伝達比を高い方から低い方に移行させることが可能な速度に対応してい なければ、選択的接続手段に、該接続手段を接続させるように付勢する遠心フラ イホイールの力を超えない力を加えるように、付加応力手段が作動せしめられる ことを特徴とする。 本発明のその他の詳細と利点については、非限定的な実施例に基づいて以下に 更に詳しく述べる。 添付の図面において、 図1は、本発明の順次に並んだ数個のトランスミッション装置を具えた四つの ギア比を有するトランスミッションシステムの長手方向の概略断面図であり、図 の上方部分は休止位置を、下方部分はニュートラル位置を示す。 図2は図1の左上の拡大図である。 図3〜5は図1の上半分と同様の図であるが、それぞれ第2ギアと第4ギアに おける作用に関するものと、第3ギアにおける牽制作用に関するものである。 図6は、図1〜5に示すスタータポンプの概略正面図である。 図7は、図1〜5に示すトランスミッションシステムの流体回路図である。 図8は、図1〜5に示すトランスミッションシステムの別の流体 回路図である。 図9は、図1の左上の部分に対応する第2実施例の図である。 図10は、図1の右側部分に対応する第3実施例の図である。 特に自動車用を意図した図1に示す四つのギア比を有するトランスミッション システムは、それぞれ二つのギア比を有してトランスミッションシステムの入カ シャフト2aと出力シャフト2cとの間に直列に設けられた三つの連続したトラ ンスミッション装置(又はモジュール)1a、1b、1cを具えている。入力シ ャフト2aはモジュール1aの入力シャフトも構成している。これは、クラッチ の介在なしにエンジン5の出力シャフトに 連結されている。出力シャフト2b は同時にモジュール1cの出力シャフトを構成し、噛み合うことによって車両の 駆動ホイールを駆動するためのディファレンシャルの入力端を、駆動するように 構成された歯付きホイールを有する。この歯付きホイールとディファレンシャル の入力端の間には、手動の前進ギア/後退ギア切替装置を介在させてもよい。 入力シャフト2aはトランスミッシヨンシステム全体を貫通して延在し、第1 モジュール1aは車両のエンジンから最も離れている。第3モジュール1cは、 歯付き出力ホイールがエンジンに非常に接近するようにエンジンに最も近く配置 されている。モジュール1bと1cは入力シャフト2aに対して回転可能に連結 されずに、該シャフトの周囲に配置されている。 トランスミッションシステムの中心線に沿って、入力シャフト2aと出力シャ フト2cとの間に二つの相次ぐ中間シャフト2abと2bcが設けられ、それぞ れが上流側に設けられたモジュール1aと1bの出力シャフトと、下流側に設け られたモジュール1bと1cの入力シャフトを構成する。入カシャフト2a、中 間シャフト2ab,2bc、出力シャフト2cはトランスミッションハウジング 4に関して軸方向に定位置を占めている。この理由によって、入力シャフト2a は回転可能に支持され、軸受3aによってハブ111内に軸方向に定位置を占め ている。ハブ111自体は回転可能に支持され、軸受3abによってハウジング に関して軸方向に定位置を占めている。中間シャフト2abは、軸方向軸受B1 を介して入力シャフト2aに対して回転可能に軸方向に当接している。中間シャ フト2bcと出力シャフト2cは、それぞれローラ軸受3bcと3cによってハ ウジング4に対して支持されている。 各モジュールは減速機作用又は直接駆動作用を行うことができる。三つのモジ ュールが減速機作用を行うと第1ギア比が得られ、第1モジュール1aが直接駆 動作用を行い、他の二つのモジュールが減速機作用を行うと第2減速比が得られ 、第1及び第2モジュール1aと1bが直接駆動作用を行い、第3モジュール1 cが減速機作用を行うと第3ギア比が得られ、三つのモジュールが直接駆動作用 を行うと第4ギア比が得られる。 次に、図2を参照してモジュール1bの更に詳細な説明を行うが、この説明は モジュール1cに対しても同じであり、後者は入力シャフトがシャフト2bcで あり、出力シャフトが軸受3cで支持されたシャフト2cであることを除いて、 前者と同じ構成である。 エピサイクリック歯車列7は、内歯を有するクラウンホイール8と外歯を有す る太陽ギア9とを具え、この両者は、出力シャフト2bcに固定された遊星ギア キャリア13によってトランスミッシヨン装置の中心線12の周囲に等角度間隔 で支持された遊星ギア11と噛み合っている。該遊星ギア11は遊星ギアキャリ ア13の偏心したトラニオン14の周囲を自由に回動可能である。太陽ギア9は トランスミッション装置の中心線12を中心に、取り囲んでいる出力シャフト2 bcに対して自由に回転可能である。しかし、太陽ギ ア9が、トランスミッションハウジング4に関して逆転、即ち入力シャフト2a bの通常の回転方向と逆に回転しないように、フリーホイール装置16が防止し ている。クラウンホイール8は、スプライン17によって、モジュールの入力シ ャフト2abに対して回転と軸方向のスライドが可能に連結されている。 クラッチ18bがクラウンホイール8の周囲に設けられている。該クラッチは 、交互に積層された円板22と円板19を有する。該円板19はクラウンホイー ル8に回転可能に連結され、且つ軸方向にスライド可能である。この目的のため に、円板19はクラウンホイール8と一体化されたスプライン21に噛み合う内 歯を有する。円板22は回転可能に連結され、且つ遊星ギアキャリア13に対し て軸方向にスライド可能である。この目的のために、ケージ20はその半径方向 の内面にスプライン23を有し、これに円板22の外歯と遊星ギアキャリア13 の外歯24とが軸方向にスライド可能に係合している。 円板19と22は、遊星ギアキリャア13に一体化された保持プレート26と クラウンホイール8に一体化された可動プレート27との間で圧接される。従っ て、該プレート27はクラウンホイール8と共に軸方向の可動である。 ケージ20は、クラッチ18bの周囲のリングに設けられた遠心カフライウエ イト29を支持している。 従って、これらのフライウエイトは、それの属するモジュール1bの出力シャ フト2bcに回転可能に連結されている。 各フライウエートは円板19と22の外側の周囲に設置された中実体31と、 スプリング34によって保持プレート26の外面に当接している作用端32とを 有する。該作用端32は、装置の中心線12に関して接線方向に位置する軸を中 心にケージ20に軸支され たL型アーム33によって、前記中実体31に連結されている。WO-A-91/13275 には、このようなフライウエイトの軸支のための好ましい構成が開示されている 。フライウエイトの重心Gは中実体31の内側又は近傍にあり、装置の中心線1 2に並行に測定して軸28に対して一定の距離にある位置を占めている。 これにより、遊星ギアキャリア13が回転すると、フライウエイト29の本体 31をその遠心力Faの影響によって半径方向に外側に軸28を中心に回動させ 、これをケージ20に対するストッパ36によって規定された当接位置から離れ た位置まで、図4に示すように移動させる。 これによって、先端32とフライウエイトの回動軸28との間の、従って先端 32とケージ20との間の相対的な軸方向の移動が生じる。フライウエイト29 の遠心力に対応する変位の方向に関しては、ケージ20は、推力軸受B2によっ てクラウンホイール8に対して回転可能に軸方向に当接する。 先端32に対するケージ20の変位によって、先端32とクラッチ18bの可 動プレート27が一緒に牽引される。この相対運動は、(Belle ville)スプリ ング34の圧縮及び/又は固定プレート26の方へのクラッチ18bの係合方向 の可動プレート27の運動に対応する。 図1の上の部分及び図2に示すように、トランスミッションシステムが停止し ている場合に、スブリング34はフライウエイト29のストッパを通じてケージ 20に力を伝達し、この力によってクラッチ18bを係合して、モジュール1b の出力シャフト2abが回転可能に出力シャフト2bcに接続されるようにし、 該モジュールがスプリング34の保持力によって規定された最大設定値までのト ルクを伝達可能な直接駆動作用を実施可能にする。 クラウンホイール8、遊星ギア11及び太陽ギア9の歯は、はす 歯(helical)である。従って、荷重下で噛み合う各歯の対には、円周方向の力 に比例した即ち入力シャフト2abと出力シャフト2bc上のトルクに比例した 推力が生じる。この歯の螺旋ピッチ角は、クラウンホイール8がトルクを伝達す る際に該ホイールに生じる推力Pacの方向が、クラウンホイール8によって軸 方向に牽引される可動プレート27をクラッチ保持プレート26から離す方向と なるように選ばれる。クラウンホイール8とだけでなく太陽ギア9とも噛み合う 遊星ギア11は、互いに反対向きの釣り合った軸方向反作用PSIとPS2を受 け、太陽ギア9は、遊星ギア11との噛み合いを考慮して、クラウンホイール8 の推力Pacと大きさが等しく方向が反対の推力Papを受ける。太陽ギア9の 推力Papは、推力軸受B3、遊星ギアキャリア13及び軸受3bcを経てハウ ジング4に伝達される。こうして、推力Pacは、クラッチ18bをハウジング 4とクラッチ保持プレート26に対して解放する方向に可動クラッチプレート2 7に作用する。推力軸受B2によってケージ20に伝達されるこの力は、フライ ウエイト29の先端32と保持プレート26を互いに接近させるように作用し、 フライウエイト29を静止位置に維持すると共にスプリング34を圧縮する。 この状態は図3に示されている。この状態に達したと仮定して、次にモジュー ル1bの基本作用について説明する。入力シャフト2abによってモジュールに 伝達されるトルクに関する限り、クラウンホイール8の推力Pacはスプリング 34を圧縮しフライウエイト29を図3に示す静止位置に維持するのに充分であ り、クラッチの保持プレート26と可動プレート27との間の距離は、円板19 と22とが互いにトルクの伝達なしにスライドできるようになっている。この場 合、遊星ギアキャリア13は入力シャフト2abの速度と異なる速度で回転可能 であり、モジュールの出力シャフト2b cによって駆動される荷重によって停止させられる傾向にある。この結果、遊星 ギア11は運動反転装置として作用し、即ち、太陽ギア9をクラウンホイール8 の回転方向と反対方向に回転させようとする。しかし、これはフリーホイール1 6によって阻止される。こうして太陽ギア9はフリーホイール16によって静止 させられ、遊星ギアキャリア13は太陽ギア9のゼロ速度とクラウンホイール8 並びに入力シャフト2abの速度との中間の速度で回転する。こうしてモジュー ルは減速機作用を行う。この回転速度が増加し且つトルクが変わらずに維持され ていれば、遠心力が保持プレート26と可動プレート27との間に推力Pacよ りも大きい軸方向の引込み力を生じる点に到達し、可動プレート27は保持プレ ート26の方に押されて直接駆動が行われる。 クラッチ18bが係合すると、エピサイクリック歯車列7はもはや作動せず、 即ち該歯車列は何の力を伝達せず従って推力を発生しない。このようにして、遠 心力に起因する推力はプレート26と27同士を引きつけ合うように充分に働く ことができる。これによって、直接駆動を行うやり方を更によく理解できる。円 板19と22が互いに擦れ始めて動力の一部の伝達を開始すると直ぐに、歯はそ の分だけ解放されて推力Pacはその分だけ減少し、そしてクラッチ18bが完 全に直接駆動可能になるまで、遠心力の影響が次第に増加する。 次いで、フライウエイト29がもはやクラッチでのトルク伝達のための充分な 引込み力を提供しなくなる点に到達するまで、出力シャフト2abの回転速度が 減少し及び/又は伝達されるトルクが増加する。この場合、クラッチ18bはス リップを始める。太陽ギア9の速度はそれがゼロになるまで減少する。フリーホ イール16は太陽ギアを静止させ、歯の力Pacが再び発生してクラッチを解放 し、モジュールは減速機作用を行う。このようにして、減速機作用と直接駆動作 用の間の切替えが起こる度に、軸方向力Pacは新たに確立された伝達比を安定 化する方向に変化する。これは、一方では、作用の臨界点の近傍で伝達比の変化 が頻繁に生じることを防止し、他方では、クラッチ18bのスリップが一時的に しか生じないないようにする大きな効果をもたらす。 スプリング34は二重の目的を有する。一つは、トランスミッションシステム が停止している場合にクラッチを牽引することによって、モジュールの入力及び 出力シャフトの間の機械的接続を行う。この機能は三つのすべてのモジュールに おいて行われるので、車両が停止している場合に、エンジン自体が停止していれ ばそれはエンジンによって牽制されている。停止中にクラッチ18bが解放され たとすると、エンジン5によってクラウンホイール8が静止して、太陽ギア9は フリーホイール16によって制止されることなく正常方向に回転してしまい、車 両の自由前進を阻止することができないであろう。 もう一つには、スプリング34はモジュールに比較的低い速度での直接駆動作 用を行わせることができる。このような低速では速度の自乗に比例する遠心力が 低く、伝達されるべきトルクが非常に小さい場合にも、実用上望ましくない減速 機作用が継続され又は減速機作用に復帰しようとする傾向が見られるものである 。 モジュール1bに比較したモジュール1aの違いについて述べる。 入力端をクラウンホイールに、出力端を遊星ギアキャリアに有するエピサイク リック歯車列を使用して、1.4:1より高い減速比を得ることは容易ではない 。そのような比では、第2ギアに入る際のエンジン速度の減少は40%であろう 。これは第1ギアから第2 ギアに移るためには少し低過ぎる。入力が太陽ギアを通じて行われ、出力が遊星 ギアキャリアを通じて行われるならば、減速比は実用上少なくとも3なり、これ は高過ぎる。実際的には、太陽ギアを通じた入力とクラウンホイールを通じた出 力によって任意の減速比が得られるが、この場合にはクラウンホイールは太陽ギ アと反対方向に回転する。これは、クラウンホイールの回転方向は、モジュール が直接駆動作用を行っている場合と減速機作用を行っている場合とで同じではな いので、受入れ難いものである。 これらすべての問題を一挙に解決するために、モジュール1aはその入力シャ フト2aを太陽ギア8aに、出力シャフト2abをクラウンホイール8aに接続 され、減速機作用の際にもクラウンホイール8aの回転方向を太陽ギア9aの回 転方向と同じにするために、各遊星ギアは、相互に噛み合うと共に一方は太陽ギ ア9aと噛み合い、他方はクラウンホイール8aと噛み合う二つの遊星ギア11 a列に置き換えられている。遊星ギアキャリア13aは、フリーホイール16a によってハブ111に連結されている。 ハブ111はスタータブレーキ38のインペラ37に一体化されている。図6 にも示されているように、ブレーキ38はギアポンプを具え、そのインペラ37 は四つのポンピング遊星ギア39を駆動する駆動用太陽ギアを具え、これらの遊 星ギアは、トランスミッションシステムのオイルタンクに接続された吸引ポート 41と排出ポート42の間に相互に流体的に並列に設けられている。排出パイプ 42にはバルブ40が設置され、ポンプを通ってオイルを選択的に流したり阻止 したりすると共に、ポンプの出口におけるヘッドの損失を調整する。バルブ40 が閉じると、オイルが流れなくなってポンプが停止し、インペラ37は回転でき ず、フリーホイール16aは遊星ギアキャリア13aを正常方向にのみ回転させ る。逆に、バ ルブが開くと、インペラ37は自由に回転する。この場合、遊星ギアキャリア1 3aは反対方向に回転し、それを有するハブ111をフリーホイール16aによ って駆動し、これによって図6に示す方向のポンピング作用を行う。バルブ40 が開くと自動的にニュートラル状態になり、即ち、入力シャフト2aと出力シャ フト2cが切断されて車両が停止し(出力シャフト2cが停止し)、且つ入力シ ャフト2aが回転を続ける状態が得られる。この機能により、通常はエンジン5 とトランスミッションシステムとの間に設置されているクラッチやトルクコンバ ータを省略することが可能となる。出力シャフト2cの運動を漸進的に定常化す るために、バルブ40は徐々に閉じて、バルブ40を通じてヘッド損失を増加さ せてインペラ37を徐々に停止させる。 別の例では、バルブ40に並列に逆止バルブ45を取付け、オイルが図6に示 す方向と反対向きに流れる場合、即ちオイルが排出ポート42を通じて取り入れ られ、吸引ポート41を通じて排出される場合、オイルがバルブ40を迂回する ことができるようにしている。この逆止バルブ45によって、フリーホイール1 6aを省略して、このフリーホイールの機能を逆止バルブ45によって流体的に 代替させることが可能となる。この構成により、フリーホイールの占める無視し 得ない空間が不要となるが、代わりにモジュール1aが、遊星ギアキャリア13 aが入力シャフト2aが同じ速度で正常方向に回転する直接駆動作用を行う場合 の流体摩擦による損失が加わる。 図2に示されているように、ブレーキ38の一部を形成している流体ポンプは 特に簡単なやり方で作られている。各遊星ギア39は、エンジン5と反対側のハ ウジング4の端部に固定されたカバー49の空所48内に単に入れられている。 該空所の周面51は、各遊 星ギア39の歯の先端と凹所48のベース面52に対してオイルが漏れないよう な方式で接触し、歯4の外側端面53は各遊星ギア39の二つの半径方向の面に 対してオイルが漏れないように方式で接触している。更に、インペラ37はその 歯の両側面に互いに反対側を向いた二つの環状面54と56を有し、その一方は カバー49の内側ベースとオイルが漏れないような方式で接触し、他方は歯の外 側面と接触している。遊星ギアの歯と遊星ギアの半径方向面のカバー49及びハ ウジング4に対するこれらの種々のオイル漏れしない接触によって、遊星ギアは 回転を続けることができる。 モジュール1aのフライウエイト29用のケージ20aは、他のモジュール1 b,1cと同じくモジュールの出力シャフト2abと一体的に回転可能であるが 、該シャフトと軸方向にも一体化されている。従って、ケージ20a及びそのピ ン28とフライウエイト29は軸方向に移動不可能である。 逆に、フライウエイト29の先端32は保持プレート26上に当接せず、なお スプリング34によってクラッチ18aの可動プレート27に当接している。こ の可動プレート27は、他のモジュールの場合と同じく、出力シャフト2abに 回転可能に連結されたケージ20aに対してスプライン17aによって軸方向の 可動であるクラウンホイール8aと一体的になっている。保持プレート26は出 力シャフト2aと一体化されている。 モジュール1aの作用はモジュール1b及び1cと同じである。フライウエイ ト又はスプリング34は伝達可能な最大トルクを決める力によってクラッチ18 aを引き込もうとし、減速機作用を行う際にはクラウンホイール8aの螺旋歯の 軸方向の力が可動プレート27をクラッチを解放する方向に押す。 次に、三つのモジュール1a,1b,1cの一般的な作用につい て説明する。 すべてのモジュール1a−1cが、トランスミッション装置の第1減速比が得 られる減速機作用を行う場合(図1の下方の部分)を考えると、三重の矢印Fa と一重の矢印Pacで示されるように、モジュール1aにおいて速度は最高でト ルクは最低である。従って、この第1モジュール1aは、図3に示すように車両 が加速されている時に直接駆動作用に入る最初のものである。第1モジュールに おけるギアダウンによってはトルクはもはや増加しないので、第2モジュール1 bにおいてはトルクは減少しているが、第2モジュールにおける回転速度は変わ らず、従って、速度は車両のホイールの回転速度によって生じるので、変化の直 前の第1モジュールにおける速度よりも低い。従って、エンジンから供給される トルクが変わらない場合に、第2モジュールが自分の番になって直接駆動に入る ための状態に達することが可能になる前に、車両の速度を更に増加させて、トラ ンスミッション装置のすべてのモジュールが図4に示すように直接駆動モードに なるまでこれを続ける必要がある。こうして、すべてが基本的に同じモジュール は、それら自体で自然に段階的な速度比の経過を得るように構成されている。モ ジュール1aに関して述べた差異はこの点に関しては影響がない。 所与の状況下で直接駆動作用を行うモジュールの中で、出力シャフト2cに作 用的に最も近接しているモジュールにいつもシフトダウンを行わせるようにする ために、作用的に出力シャフトに接近しているモジュール程、そのフライウエイ トの数を少なく即ち軽くし、又はそのクラッチの円板の数が少なくなるようにし てもよい。しかし、伝達されるトルクに応じて、各モジュールにそれに隣接する モジュールに比して数%程度の僅かな変化を与えることは容易である。 図2を参照し、且つスプリング34、フライウエイト29及びクラウンホイー ル8の軸方向の力によって生じる条件とは異なる条件下での減速機作用を選択的 にモジュールに行わせるためのモジュール1bと1cに設けられた補助手段につ いて、モジュール1bに関して次の説明を行う。 この目的のために、モジュール1bは、フリーホイール16とは別にハウジン グ4に対して太陽ギア9を静止させるブレーキ43を有する。換言すれば、ブレ ーキ43は太陽ギア9とハウジング4との間にフリーホイール16に並列に取付 けられている。流体ピストン44が、選択的にブレーキ43を作用させたり解除 したりできるように、軸方向にスライド可能に設けられている。ブレーキ43と ピストン44とは、トランスミッションシステムの中心線を自らの中心線12と するリング状をなしている。ピストン44は流体チャンバ46bの隣に設けられ 、該チャンバには加圧流体が選択的に供給されてピストン44を復帰スプリング 55の作用に抗してブレーキ43の作用方向に押すように構成されている。 更に、ピストン44は、軸方向の軸受B4によってケージ20に対して当接可 能なプッシャ47に固定されている。チャンバ46b内の圧力によってピストン 44がブレーキ43の作動位置まで押されると、ブレーキ43が作動する前にケ ージ20が充分に押されてクラッチ18bを解放するように組み立てられている 。 ピストン44がブレーキ44を作動させる位置を占めている時、たとえ遊星ギ アキャリア13がクラウンホイール8より速く回転したとしても、太陽ギア9は 牽制作用の場合のように静止したままであり、その結果、モジュールは、クラッ チ18bの解放によって減速機作用を行う。 上に述べたアセンブリ43,44,46b及び47は、坂を下る 時のようにエンジンのブレーキ効果を増大したい場合に、自動車のドライバがモ ジュールに減速機作用を行わせることのできる手段を提供する。 上述のように、スプリング34は、車両が停止しているときにすべてのモジュ ールを直接駆動モードにすることが判った。動き始めると、歯の力Pacが発生 して全てのモジュールに減速作用を行わせ、システムを第1伝達比で運動させる 。これによって好ましくないシステムの急速加速が生じることがある。これを回 避するために、モータは回転しているが出力シャフト2cがまだ回転していない 場合に、ブレーキ43、ピストン44及びプッシャ47のアセンブリがモジュー ル1bを「減速機」状態になし、出力シャフト2cの運動が始まった時点からト ランスミッションシステムが第1伝達比で作動できるようにする。 上述の機能を行わせるように流体チャンバ46bに圧力を供給するために、中 心線12を中心とするフライウエイトの回転速度に如何にかかわらず、該フライ ウエイト29によって反対向きに発生する軸方向の力に確実に打ち克つように充 分に高く選ばれた流体圧が使用される。 しかし、安全上の理由から、減速機作用に入る過程でエンジンが過剰速度にな らないように、フライウエイトの回転速度が充分に低くなければ、ピストン44 の軸方向力がフライウエイト29の対抗力を超えないような値に限定された圧力 を、流体チャンバ46bに供給するようにしてもよい。 ドライバが入力シャフト2aを高速回転させるような生き生きとした運転を望 む場合には、流体チャンバ46bに、フライウエイトによって生じる引込み力よ りも小さい力をケージ20に及ぼす一定の適度な圧力を供給してもよい。こうし て、フライウエイトの所与 の回転速度での直接駆動における伝達可能なトルクが小さくなり、減速機モード で作動しているトランスミッシヨンシステムが所与のトルクに対して直接駆動に 復帰する最低速度が高くなる。 ピストン44は、直接駆動作用と減速機作用との間の移行を早めるのにも使用 可能である。ドライバがエンジンを急に全開にすることを必要とする場合、これ を検出して、1,2秒間継続する圧力波動をチャンバ46bに送る。この圧力波 動は瞬間的にクラッチ18bを解放して、直ちに減速機作用を行わせる。チャン バ46b内に圧力が無くなると、伝達されるべき強力なパワーによる減速機作用 が、減速機作用を維持しようとする強力な歯端推力を発生させるので、モジュー ルは直接駆動作用に引き戻されない。換言すれば、歯の力が、新たに確立された 伝達比を安定化させる方向に組織的に変化するので、所望の変化の方向へ力を一 旦加えれば、あとはモジュールの内部力によってモジュールの挙動が充分に再制 御される。又、出力シャフトの速度が所定のしきい値以下の場合でなければ、圧 力の波動がフライウエイトの力より大きくなることができないようにすることも 可能である。 モジュール1cは、ブレーキ43、ピストン44、チャンバ46c、プッシャ 47及び推力軸受B4を具え、これらはモジュール1bの場合と同じものである 。 これに対して、モジュール1aは異なっている。これは流体チャンバ46aに 隣接するピストン44aを有するが、ブレーキ43のようなフリーホイール16 aに平行なブレーキは持っておらず、更にピストン44は推力軸受B5を介して 、軸方向に静止しているケージ20aにではなくクラウンホイール8aとクラッ チ18aの可動プレート27に、該クラッチ18aを解放させる方向に作用する 。このアセンブリの目的は、車両は停止しているがシャフト2aが 既に回転を続けている場合に、バルブ40が開いた状態で可能なようにクラッチ 18aを簡単に解放することにある。いわゆる「本場の」ドライビングのための 減速機作用を促進するため、又はドライバが前述したように加速ペダルを完全に 踏み込んだ場合に圧力の波動を送るために、ピストン44aを使用することもあ る。これとは逆に、ピストン44aがエンジンが牽制作用を行う場合には、ピス トン44aは減速機作用を行うのに使用できない。事実、トランスミッションの 第1伝達比に牽制作用を行うことは実用上無意味であると考えられている。 トランスミッションシステム全体としての別の状態を考察するために、再び図 1,3〜5を参照する。 図1の上部においては、すべてのクラッチ18a,18b,18cが係合し、 スタータブレーキ38はバルブ40が復帰スプリング50によって閉鎖位置に維 持されてブロックされているので、トランスミッションシステムは静止している 。ピストン44と44aはスプリング55の作用によって不動作位置の方に押さ れている。 図1の下部に示されている状況では、バルブ40は開放位置にあってインペラ 37を解放している。流体チャンバ46a,46b,46cには流体が供給され てクラッチ18a,18b,18cを解放し、対応するスプリング34とピスト ンの復帰スプリング55とを圧縮している。これは、例えばエンジン5がアイド リングしている状態であり、出力シャフト2cは停止(車両は静止)している。 スタータブレーキ38は、モジュール1aの出力シャフト2ab及び他のモジュ ール1b,1cを回転させることなく、入力シャフト2aを回転させることを可 能にする。遊星ギアキャリア13aとハブ11は正常の場合と反対方向に回転し 、この状況を可能にする。この段階で、インペラ37は、その慣性効果をエンジ ン5の通常の フライホイールの慣性効果に付加する。エンジンのフライホイールは、主として アイドリング時においてエンジンのピストンの一つかその圧縮ストロークの終端 に達した時に、慣性荷重に接続されていないエンジンがその回転を続行できるよ うにするのに有用であるので、非常に利点がある。逆に、正常作用の際には、従 来のエンジンのフライホイールは車両の加速性能を阻害する。車両が停止してい る場合だけインペラ37を回転させることにより、小さいフライホイールを以て エンジン5における同じアイドリング安定性が得られ、更に、インペラ37が次 に停止するので正常作用時にはインペラ37の慣性が消失する。 図1の下部に示す状況に対応するニュートラル作用から第1伝達比での作用に 至る間に、バルブ40は徐々に閉じて第1モジュールの出力シャフト2abを徐 々に回転させ、その回転運動は各モジュールにおける速度を減少させることによ って出力シャフト2cまで伝達される。車両が一定の速度、例えば時速5kmに 到達すると、流体チャンバ46a,46b,46cの圧力は解放され、前述のよ うに、歯の力Pac、遠心力Fa、スプリング34の弾性力がアセンブリの自動 制御における主役を演じるようになる。 図5は、トランスミッションアセンブリが直接駆動作用を行っている状態から 、モジュール1cの流体チャンバ46cに圧力が供給されてブレーキ43が作動 し、同時に該モジュールのクラッチ18cが解放された状態を示す。こうして、 このモジュールのピストン44は該モジュールに減速機作用を行わせ、大きなエ ンジン制動効果を生じさせたり、急速加速の目的で迅速に減速機作用に復帰させ たりする。 次に図7を参照して、ピストン44と44aを制御するチャンバ46a,46 b,46cの流体圧力を制御するための流体回路を説 明する。 シャフト2aによって駆動されエンジン5と同じ速度で回転する入口流体ポン プ57が、図1〜5には図示されていないやり方でトランスミッションシステム の入力シャフトに設置され、トランスミッションシステムの出力シャフト又は該 出力シャフトの下流側には出口流体ポンプ58が設置されている。ポンプ57は 、エンジンの回転速度の如何にかかわらず一定の圧力、例えば逃がしバルブ59 によって維持されている200kPaの圧力を供給するように構成されている。 これに対して、出口ポンプ58は回転計量ポンプとして作動し、トランスミッシ ョンの出力シャフトの速度に比例する、即ち車両速度に比例する圧力を供給する 。 入口ポンプは、逃がしバルブ59の上流側において、トランスミッション潤滑 回路60に接続可能な中圧分岐管61に圧力を供給ししている。入口ポンプは、 バルブ59の下流側で、圧力が端部逃がしバルブ63によって例えば100kP aに維持されている低圧分岐管62に圧力を供給している。各流体チャンバ46 a,46b,46cは両分岐管61,62のいずれかを通じて、入口バルブ64 を介して圧力を供給され、該入口バルブはそれの受ける二つの圧力のうちの高い 方の圧力を組織的にそれぞれに連携しているチャンバ内に送る一方、該圧力が他 方の分岐管に流れないようにうに構成されている。低圧分岐管62の圧力の供給 は切替えバルブ66によって制御され、該バルブが開放位置にある場合には、チ ャンバ46a,b,cに圧力を加えてモジュールに減速機作用を行わせる。この 圧力は、手動制御67によって恒常的に加えられてもよいし、加速ペダルが深く 踏み込まれた場合に作動するダンパ68によって、1,2秒間継続する圧力波動 の際に短時間だけ加えられてもよい。 分岐管61からの中圧を送る決定は、個々のバルブ69a,69 b,69cによって各チャンバ46a,46b,46cに対して個々に行われる 。バルブ69a,69b,69cが休止位置を占めている場合、対応するチャン バ46a,46b,46cには中圧が供給され、対応するモジュールは減速機作 用を行うか、又は該作用を行う態勢にある。出口ポンプ58の圧力が各バルブに 加えられると、バルブは閉鎖位置に移動する。第1モジュール1aに対応するバ ルブ69aの場合、該バルブは車両速度が時速約5kmに達すると閉鎖位置に移 動する。 他の二つのバルブ69bと69cは、車両速度がそれぞれ30kmと50km を超え、三つの位置「4」,「3」,「2」の間を可動のカム71が位置「4」 を占めた時に閉鎖位置に移動する。手動のセレクタによって制御されるこのカム が位置「3」を占めた時、及び位置「2」を占めた時にはなお、各バルブ69b と69cの復帰スプリング72は更に圧縮されて開放位置へ向かう復帰力を増加 させ、個々のバルブを閉鎖位置に移動させるのに必要な車両速度が高くなる。 更に、各バルブ69bと69cは、閉鎖位置へ移行する過程で車両速度に対応 する圧力に加えて、選択的に分岐管61の中圧を受ける。これは、通常は閉鎖位 置にあるアイドリングバルブ73が出口ポンプ58の圧力によって開放位置に押 される場合に生じる。制御バルブ74自体が開放位置を占めている場合に、ポン プ58の圧力がアイドリングバルブ73に加えられる。制御バルブ74は、車両 の加速ペダル76が踏み込まれた場合に開く。 次に図7に示す流体回路の作用を説明する。 車両が静止している場合、加速ペダル76は解放され、エンジンアイドリング 制御バルブ74は閉鎖位置を占め、出口ポンプ58から発生した圧力はゼロとな り、三つのチャンバ46a,46b,4 6cには圧力が供給され、そして三つのモジュールは減速機作用を行う態勢にあ る。 入口ポンプ57の中圧回路61からエネルギを引き出すことのできる始動手段 77が作動して、スタータブレーキ38のバルブ40を徐々に閉鎖するようにし てもよい。 車両速度が時速約5kmに達すると、バルブ69aが閉じてチャンバ46aは 加圧下にはない(この段階では切替えバルブ66は閉じているものと仮定する) 。 更に、走行に移ろうとしている車両の場合、加速ペダル76は作動しており、 制御バルブ74は出口ポンプ58の供給回路に蓄積された圧力によって、アイド リングバルブ73は開放位置を占めている。これによって、分岐管61の中圧は 他の二つのバルブ69bと69cを閉鎖位置に押しやり、チャンバ46bと46 cを排気する。 換言すれば、車両がスタートするや否や、ペダル76が作動している限り、チ ャンバ46a〜46cは無圧となり、スプリング34、フライウエイト29及び 螺旋歯によって生じた力によって、外部の影響無しに伝達比を変更することがで きる。 所定の車両速度において、ドライバが加速ペダル76を離すと、アイドリング バルブは閉じ、各バルブ69bと69cの位置は出口ポンプ58によって生じた 圧力によって制御される。これは、車両速度が50km以下に低下した場合、始 めは直接駆動モードにあったトランスミッシヨンは自動的に第3ギアにシフトダ ウンし、次いで、速度が毎時30kmのしきい値より下がると、第2ギアにシフ トダウンすることを意味する。 これらのしきい値は、カム71が位置「3」にある場合には高くなり、位置「 2」にある場合には更に高くなる。カム71のお蔭で 、車両のドライバは、下り坂の場合などに高いブレーキ効果を得ることができる 。 図7に示す改良例によれば、ドライバがブレーキを作動させた場合に、しきい 値を高くすることも可能になる。この目的のために、出口ポンプ58は、流体制 動システム79内の圧力が高くなるにつれて自動的に閉鎖の程度が増すように調 整されている膨張バルブ78を通じて圧力を供給している。この目的のために、 ブレーキ回路に設けられた圧力センサ81が電気信号を発してバルブ78を作動 させる。バルブ78の閉鎖の程度が大きくなるほど、所与の車両速度に対する出 口ポンプ58の供給回路内の圧力が増加する。 車両を停止させる場合、ドライバが加速ペダルを操作すると、制御バルブは開 くが、出口ポンプ58から供給される圧力はゼロであり、その結果、アイドリン グバルブは閉鎖位置に留まる。 このようにして、車両が停止している場合、或いは加速ペダル76が解放され ている場合には、各バルブは開放位置のみを占め、車両速度は所定のしきい値よ り低くなる。 個々のバルブが開放位置を占めている場合、その出口は対応するチャンバ46 a,46b,46cに連通していることを要する。バルブが閉鎖位置を占め、切 替えバルブ66が開放位置を占めている場合には、チャンバ46a,46b,4 6cには前述のように低圧が供給され、加速ペダル76が作動するとトランスミ ッションシステムの性能が修正される。図7には、加速ペダル76がバルブ66 と74の近傍に二つ示されているが、これは同じ一つのペダルを示している。 図8に示す例は、図7との差異に関してのみ図示した簡略化したものである。 出口ポンプ、制御バルブ又はアイドリングバルブは示されていな い。 入口ポンプ57は回転計量ポンプとして機能し、2000rpmまで徐々に増 加しその後一定となる圧力を供給する。 この圧力は、二重矢印87で示されているように、比較的広い面積にわたって 三つのバルブ69a,69b,69cの制御入口に加えられるだけである。更に 、復帰スプリング72a,72b,72c(この順序に強さが増している)によ って各バルブ69a,69b,69cが開放位置に維持されいる場合、ポンプ5 7によって生じた圧力は、該バルブによってチャンバ46a,46b,46cに 加えられる。 チャンバ46a,46b,46cが加圧されている場合、状況安定器のパイプ 即ち通路88はポンプ57の圧力を比較的小さい面積(一本矢印)にわたって対 応するバルブ69a,69b,69cの側に加え、該圧力をスプリング72a, 72b,72cと同じ方向に作用させる。カム71は、相互に一体化された二つ のカム71aと71bに置き換えられている。位置「3」において、カム71c は、弾性力がポンプ57によって反対方向に生じた最大力より大きくなるように スプリング72cを圧縮して、直接駆動作用を阻止している。これに加えて、位 置「2」において、カム71bはスプリング72bを圧縮し、このシステムが第 3伝達比にならないように防止している。 カム71bと71cが位置「4」を占め、エンジンがアイドリング状態にある 場合、三つのバルブ69a,69b,69cは開放され、三つのモジュールは減 速器作用を行う。エンジンの回転速度が毎分1400回に達すると直ぐに、第1 モジュールのバルブ69aは閉じ、歯の力、スプリング34及び遠心フライウエ イト29によって規定された条件の下で、第2伝達比に移行する。エンジンの回 転速度が1600rpmに達し、次いで1800rpmに達すると、バルブ69 bは自分の番になって直接駆動に移行する。バルブが閉じる度に、状況安定器の パイプ88は排気され、閉鎖状態が安定化する。 牽制作用で作動している場合、直接駆動から始まって(第4伝達比)エンジン の回転速度が1300rpm以下に低下すると直ぐに、排気中のバルブ69cの 状況安定器パイプ88によって新しいしきい値が設定され、バルブ69cが開き 、第3モジュールが減速器作用に復帰する。バルブ69cがパイプ88を再び加 圧するので、この状況はエンジン回転速度が1800rpm以下である限り維持 される。 バルブ69bによって、第3伝達比から第2伝達比への移行が同じような過程 によって行われる。 図9に示す例の場合は、図2の例との差に関してのみ述べるか、ブレーキ38 は流体ポンプではなく、ディスクブレーキである。このブレーキのインペラ37 は、ハブ111と一体化された円板である。この円板37はハウジング4に固定 されたキャリパ82と連携して、中心線12を中心として回転しないようにされ ている。スプリング83がキャリパ82を把持するようにいつも作用し、ハブ1 11を静止させている。この場合、フリーホイール16aが遊星ギアキャリア1 3aを正常方向にのみ回転させる。流体ジャッキ84が、スプリングによって加 えられる力に抗してキャリパを互いに離す方向に移動させるように支持されてい る。この場合、遊星ギアキャリア13aは反対方向に回転して、フリーホイール 16aによってそれと共にハブ111を駆動し、ニュートラル状態にする。 車両を漸進的に運動させるために、ジャック84の圧力が徐々に解放される。 スタータブレーキ38はハウジング4の自由端(エンジン5の反対側)に外部 に取付けられ、必要に応じてキャリパ82の摩擦ライニングを非常に簡単な保守 作業によって交換できるようにしている。 この構成により、第1モジュール1aをエンジンの端部でなくハウジングの自 由端に設け、第1モジュール1aの出力シャフト2abをそのエピサイクリック 歯車列のクラウンホイール8aに連結することができる。実際、クラウンホイー ル8aが(モジュール1bや1cの場合のように)モジュール1aの入力シャフ ト2aに連結されている場合には、エンジン5と反対側のエピサイクリック歯車 列71側にシャフト2aとクラウンホイール8aを接続する半径方向のフランジ が設けられ、エピサイクリック歯車列のこの側からは、該フランジは遊星ギアキ ャリアとハウジングの外壁との間の連結を行うことができないであろう。第1モ ジュール1aのエピサイクリック歯車列7aのこの特殊な構成は、前述のように 第1,第2伝達比の間で良好なステップダウンを行えることと、スタータ装置3 8をハウジング4の外側に設けることができることとの二つの利点を有する。軸 受3aと3abは適宜にシールされていることは明らかである。 別の実施例によれば、図10に示すように、エンジン5の出力シャフトとトラ ンスミッションの入力シャフト2aとの間に従来型のクラッチ86を設けること も可能である。この場合、ブレーキ38は省略され、ハブ111はハウジング4 に恒常的に連結される。 本発明は、説明し図示した実施例に限定されるものではないことは当然である 。 モジュールの自動作用を修正するために加えられる力は、流体以外の、例えば 弾性的なものであってもよい。 このトランスミッションシステムは、モジュールを順次に並べたものである必 要はない。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年2月10日 【補正内容】 更に、このトルクは螺旋歯の反作用によって検出され、該反作用は牽制作用中に その方向を変えるので、クラッチを解放することはできない。更に、フリーホイ ールを用いた構造の場合には、歯の反作用によってクラッチが解放されて減速機 作用の状態の一つが得られたとしても、他方の状態は不満足のままである。牽制 作用の際にディファレンシャルギアの第3の回転エレメントは反対方向に回転せ ずに、フリーホイールでは阻止できない高速で正常方向に回転する。 その上、WO-A-9113275には、同じ種類の装置ではあるが、歯の反作用を使用し ない装置が開示されている。回転計量手段に伝達比を変更するための速度のしき い値を修正する補助応力を加えるための第1手段が設けられている。第3回転部 材を静止させて最低伝達比で牽制作用を行わせるための第2手段が設けられてい る。しかし、この構成は制御が複雑であり、実用上、エンジンを効果的に制動す るのには使用できない。 本発明の目的は、選択的に接続するための手段が変化する対抗力によって制御 されると共に、対抗力によって規定される状況から離れた状況、特に車両エンジ ンが牽制作用を行っている場合には減速機作用を行うことができるトランスミッ ション装置を提供することにある。 本発明によれば、相互に噛み合うギアを担持した回転エレメントの組合せと、 トランスミッション装置の少なくとも一つの動作パラメータに依存して単調に変 化する少なくとも一つの力を生じる応力対抗手段の影響を受ける選択的接続手段 と、該選択的接続手段が非接続状態の場合に、前記回転エレメントの一つを選択 的に作動させるように構成されたフリーホイールとを具えた装置が提供され、前 記回転エレメントの組合せは前記選択的接続手段が非接続状態にあ るか又は接続状態にあるかに応じて、二つの伝達比を作り出し、更に、該装置は 、前記接続手段の接続状態及び非接続状態のうち、所定の一方の状態を増強する 付加的な力を前記選択的接続手段に加えて、トランスミッション装置が対応する 伝達比で作動するように応援する付加応力手段と、前記フリーホイールと連携す る前記回転エレメントを前記付加応力によって応援された伝達比に対応する作動 状態で作動させる、前記フリーホイールとは別の作動手段とを具え、該作動手段 は、前記付加応力手段が前記選択的接続手段を前記所定の状態に維持する場合に 、前記作動状態を完全なものにするために前記付加応力手段に機械的に結合され ることを特徴とする。 この付加応力手段は、トランスミッション装置に、該装置を正常に制御する対 抗力の一つの増分又は再現に近似した力を付加し、応力対抗手段のみによる自動 制御の場合に比べて一方の伝達比による装置の動作を更に援助する。この作用は 、フリーホイールと連携する回転エレメントの特別な作動と自動的に連結される 。これにより、必要なときには、特にエンジンが負のトルクを出力している場合 には、どんな状況であっても装置を容易に且つ安全に最低の伝達比で作動させる ことが可能となる。 前記ギアの組合せは、噛み合い歯を有する複数の回転エレメントを具えたディ ファレンシャルギアの組であり、前記選択的接続手段は、二つの回転エレメント の間に取り付けられた、前記ディファレンシャルギアを第1及び第2伝達比に応 じて選択的に作動させるクラッチであることが望ましく、クラッチによって前記 二つのエレメント間の相対回転が許容される場合に、ディファレンシャルギアの 回転エレメントが反対方向に回転しないように、フリーホイールが設けられてい る。この場合、次の手段を設けることが望ましい。 ─前記作動手段として、フリーホイールとは別個に、回転反作用 エレメントを選択的にブロックする静止手段、及び ─前記静止手段をブロック方向に同時に作動させ、付加応力手段をクラッチの 解除方向に作動させる作動手段。 前記作動手段が作動すると、クラッチの解放と、反作用エレメントが正常方向 に回転しようとする場合に該反作用エレメント自体を静止させることの両方が可 能となる。こうして、装置の入力シャフトが負のトルク即ち回転方向と反対向き のトルク(牽制トルク)を受けている場合でもディファレンシャルギアを減速機 として作動させるために必要な条件が得られる。 請求の範囲 1.相互に噛み合うギア(7)を担持した回転エレメントの組合せと、トラン スミッション装置の少なくとも一つの動作パラメータに依存して単調に変化する 少なくとも一つの力(Fa,Pac)を生じる応力対抗手段(29,34)の影 響を受ける選択的接続手段(18a,18b)と、該選択的接続手段(18a, 18b)が非接続状態の場合に、前記回転エレメント(9)の一つを選択的に作 動させるように構成されたフリーホイール(16)とを具え、前記回転エレメン トの組合せは前記選択的接続手段が非接続状態にあるか又は接続状態にあるかに 応じて、二つの伝達比を作り出し、更に、該装置は、前記接続手段の接続状態及 び非接続状態のうち、所定の一方の状態を増強する付加的な力を前記選択的接続 手段に加えて、トランスミッション装置が対応する伝達比で作動するように応援 する付加応力手段(44,46,47)と、前記フリーホイールと連携する前記 回転エレメント(9)を前記付加応力によって応援された伝達比に対応する作動 状態で作動させる、前記フリーホイール(16)とは別の作動手段とを具え、該 作動手段は、前記付加応力手段(44,46,47)が前記選択的接続手段(1 8a,18b)を前記所定の状態に維持する場合に、前記作動状態を完全なもの にするために前記付加応力手段(44,46,47)に機械的に結合されること を特徴とするトランスミッション装置。 2.前記付加応力手段が付加的な力を加えた場合、トランスミッション装置の 最低の伝達比での作動が増強されることを特徴とする請求項1に記載のトランス ミッション装置。 3.前記応力対抗手段が、前記選択的接続手段を接続状態の方へ付勢する遠心 フライウエイト(29)を有することを特徴とする請 求項1又は2に記載のトランスミッション装置。 4.前記応力対抗手段が、前記選択的接続手段に対して、伝達されるトルクに 応じた非接続方向の力を伝える手段を有することを特徴とする請求項1〜3のい ずれか1項に記載のトランスミッション装置。 5.前記応力対抗手段が、前記選択的接続手段に対して、噛み合うギアの一つ が荷重下に受ける非接続方向の反発的歯力を伝える手段を有することを特徴とす る請求項1〜3のいずれか1項に記載のトランスミッション装置。 6.前記選択的接続手段が、接続状態にあるときに前記ギアの代わりに動力を 伝達するように設けられ、該接続手段が接続状態にあるときに、少なくとも一部 の前記ギアが無負荷状態に解放されることを特徴とする請求項5に記載のトラン スミッション装置。 7.相互に噛み合うギアを担持した前記回転エレメントの組合せが、ディファ レンシャルギアの組を具え、前記選択的接続手段が、二つの前記回転エレメント (8,13)の間に取付けられたクラッチ(18b)を具え、第1及び第2伝達 比によって前記ディファレンシャルギアを選択的に作動させ、前記フリーホイー ル(16)と連携する前記回転エレメント(9)は、クラッチ(18b)が前記 二つの回転エレメント(13,8)の間の相対回転を許容する場合に、フリーホ イール(16)が逆回転しないように阻止する反作用回転エレメントであるるこ とを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のトランスミッション装置。 8.前記作動手段が、フリーホイール(16)とは別個に前記回転反作用エレ メント(9)を選択的にロックする静止手段(43)であり、トランスミッショ ン装置が、更に、該静止手段(43)をロックする方向に作動させ、同時に前記 付加応力手段(47)をク ラッチ(18b)を解放する方向に作動させる作動手段(44,46b,46c )を具えていることを特徴とする請求項7に記載のトランスミッション装置。 9.前記静止手段が、前記フリーホイール(16)に並列に取付けられたブレ ーキ(43)であることを特徴とする請求項8に記載の装置。 10.前記作動手段が、ジャッキ(44,46b,46c)であることを特徴と する請求項8又は9に記載の装置。 11.前記ジャッキのピストン(44)が前記静止手段(43)を直接に作動さ せ、軸方向の推力軸受(B4)を介して前記クラッチ(18b)を解放する方向 に付勢することを特徴とする請求項10に記載の装置。 12.回転速度が所定のしきい値以下に低下したときに、前記付加応力手段の作 動を制御する手段(69a,69b, 69c)と、該しきい値とは無関係に、 前記作動を選択的に制御する手段(66,71,71b,71c)とを設けたこ とを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の装置。 13.前記回転速度が、トランスミッションシステムの入力シャフトの上流側に 設けられた回転計量ポンプ(57)によって検出されることを特徴とする請求項 12に記載の装置。 14.しきい値に無関係に前記付加応力手段の作動を選択的に制御する前記手段 が、前記回転速度の特性値である圧力に対抗するスプリング(72,72b,7 2c)の張力を調整する手動制御手段(71, 71b.71c)を具えている ことを特徴とする請求項12又は13に記載の装置。 15.前記応力対抗手段が、前記選択的接続手段を接続状態の方へ付勢している 弾性手段(34)を具えていることを特徴とする請求 項1〜14のいずれか1項に記載の装置。 16.装置の出力シャフト(2c)の運動を開始させるために、前記付加応力手 段(47)が作動して前記選択的接続手段を前記弾性手段(34)の作用に抗し て非接続状態になし、運動が最低の伝達比で開始されることを特徴とする請求項 15に記載のトランスミッション装置を制御する方法。 17.ニュートラルでの作用のために、トランスミッション装置の出力シャフト (2c)がゼロ速度のときに、前記付加応力手段(47,44a)が作動して非 接続状態となし、同時に入力クラッチ(38)が作動して、トランスミッション 装置の入力シャフト(2a)を回転させることを特徴とする請求項16に記載の 方法。 18.装置の入力シャフト(2a)に加えられるトルクが該シャフトの回転方向 と反対方向の場合、前記付加応力手段が作動して前記ギアの組合せを最低伝達比 で作用が行われるように選択することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1 項に記載の方法。 19.このトランスミッション装置を具えた車両のブレーキが作動した場合、前 記付加応力手段が作動して、トランスミッション装置の作用が最低伝達比で行わ れるようにすることを特徴とする請求項18に記載の方法。 20.車両のドライバが強く動力を要求している場合、前記付加応力手段(43 ,44,47)と前記作動手段が作動してトランスミッション装置を低い伝達比 で作動させるように応援することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に 記載の方法。 21.状況が変化する度に状況変化の条件を変更してクラッチの各状況を安定化 する手段を具えたトランスミッション装置を制御するために、ドライバが強く動 力を要求している場合には、前記付加応力手段が圧力波動によって作動すること を特徴とする請求項20に 記載の方法。 22.装置の入力シャフト(2a)の速度か過剰にならずに二つの伝達比の中の 低い方から高い方に移行できる速度にフライウエイトの力が対応している場合に 限って、前記付加応力手段(44,47)が作動して、前記選択的接続手段(4 4,47)に遠心フライウエイト(29)の力を超えない力を加えることを特徴 とする請求項3に記載のトランスミッション装置を制御する方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV ,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT, RO,RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,V N 【要約の続き】 なっている方向の回転さえも阻止する。車両のエンジン が維持モードで作動する場合には、トランスミッション 装置は減速機として使用される。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.歯(7)の組合せと、力を発生し、その力の少なくとも一つ(Fa,Pa c)がトランスミッション装置の少なくとも一つの作用パラメータに単調に依存 して変化する応力対抗手段(29,34)の作用を受ける選択的接続手段(18 a,18b)とを具え、前記歯の組合せによって、前記選択的接続手段が接続状 態にあるか非接続状態にあるかに応じて二つの異なった伝達比を構成する、トラ ンスミッション装置であって、前記選択的接続手段(18a,18b)に選択的 に付加的な力を加えて、トランスミッション装置の接続状態及び非接続状態のい ずれか一方の状態を増強する付加応力手段(44,46,47)を設けたことを 特徴とするトランスミッション装置。 2.前記付加応力手段が付加的な力を加えると、トランスミッション装置が最 低の伝達比で作動することを特徴とする請求項1に記載のトランスミッション装 置。 3.前記応力対抗手段が、前記選択的接続手段を接続状態の方へ付勢する遠心 フライウエイト(29)を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のトラ ンスミッション装置。 4.前記応力対抗手段が、前記選択的接続手段に対して、伝達されるトルクに 応じた非接続方向の力を伝える手段を有することを特徴とする請求項1〜3のい ずれか1項に記載のトランスミッシヨン装置。 5.前記応力対抗手段が、クラッチに対して、噛み合う歯の一つが荷重下に受 ける非接続方向の反発的歯力を伝える手段を有することを特徴とする請求項1〜 3のいずれか1項に記載のトランスミッション装置。 6.前記選択的接続手段が、接続状態にあるときに前記歯の変わりに動力を伝 達するように取付けられ、該接続手段か接続状態にあるときに、少なくとも一部 の前記歯が解放されていることを特徴とする請求項5に記載のトランスミッショ ン装置。 7.前記歯の組合せが、歯を担持した複数の回転エレメントを具えたディファ レンシャルギアを具え、前記選択的接続手段か、二つの前記回転エレメント(8 ,13)の間に取付けられたクラッチ(18b)を具え、第1及び第2伝達比に よって前記ディファレンシャルギアを選択的に作動させることを特徴とする請求 項1〜6のいずれか1項に記載のトランスミッション装置。 8.前記クラッチ(18b)が前記二つの回転エレメント(13,18)の相 対回転を可能にしているとき、前記ディファレンシャルギアの回転反作用エレメ ント(9)が逆方向に回転することを阻止するフリーホイール(16)と、 前記回転反作用エレメント(9)をフリーホイール(16)とは独立して選択 的にロックする静止手段(43)と、 前記静止手段(43)をロック方向に作動させ、これと同時に前記付加応力手 段(47)をクラッチ(18b)の解放方向に作動させる作動手段(44,46 b,46c)とを具えたことを特徴とする請求項7に記載のトランスミッション 装置。 9.前記静止手段が、前記フリーホイール(16)に並列に取付けられたブレ ーキ(43)であることを特徴とする請求項8に記載の装置。 10.前記作動手段が、ジャッキ(44,46b,46c)であることを特徴と する請求項8又は9に記載の装置。 11.前記ジャッキのピストン(44)が前記静止手段(43)を直接に作動さ せ、軸方向のストッパ(B4)を介して前記クラッチ (18b)を解放する方向に押すことを特徴とする請求項10に記載の装置。 12.回転速度が所定のしきい値以下に低下したときに、前記付加応力手段の作 動を制御する手段(69a,69b,69c)と、該しきい値とは無関係に、前 記作動を選択的に制御する手段(66,71,71b,71c)とを設けたこと を特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の装置。 13.前記回転速度が、トランスミッションシステムの入力シャフトの上流側に 設けられた回転計量ポンプ(57)によって検出されることを特徴とする請求項 12に記載の装置。 14.しきい値に無関係に前記付加応力手段の作動を選択的に制御する前記手段 が、前記回転速度の特性圧力に対抗するスプリング(72,72b,72c)の 張力を調整する手動制御手段(71,71b.71c)を具えていることを特徴 とする請求項12又は13に記載の装置。 15.前記応力対抗手段が、前記選択的接続手段を接続状態の方へ付勢している 弾性手段(34)を具えていることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項 に記載の装置。 16.装置の出力シャフト(2c)の運動を開始させるために、前記付加応力手 段(47)が作動して前記選択的接続手段を前記弾性手段(34)に抗して非接 続状態になし、運動が最低の伝達比で開始されることを特徴とする請求項15に 記載のトランスミッション装置を制御する方法。 17.ニュートラル位置における作用を行わせるために、トランスミッション装 置の出力シャフト(2c)がゼロ速度のときに、前記付加応力手段(47,44 a)が非接続方向に入力クラッチ(38)と共に同時に作動して、トランスミッ ション装置の入力シャフト (2a)を回転させることを特徴とする請求項16に記載の方法。 18.装置の入力シャフト(2a)に加えられるトルクが該シャフトの回転方向 と反対方向の場合、前記付加応力手段が作動して前記歯の組合せを最低伝達比で 作用が行われるようにすることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記 載の方法。 19.このトランスミッション装置を具えた車両のブレーキが作動した場合、前 記付加応力手段が作動して、トランスミッシヨン装置の作用が最低伝達比で行わ れるようにすることを特徴とする請求項18に記載の方法。 20.車両のドライバが強く動力を要求している場合、前記付加応力手段(43 ,44,47)が作動してトランスミッション装置を低い伝達比で作動させるよ うに応援することを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の方法。 21.状況が変化する度に状況変化の条件を変更してクラッチの各状況を安定化 する手段を具えたトランスミッション装置を制御するために、ドライバが強く動 力を要求している場合には、前記付加応力手段が圧力波動によって作動すること を特徴とする請求項20に記載の方法。 22.装置の入力シャフト(2a)の速度が過剰にならずに二つの伝達比の中の 低い方から高い方に移行できる速度にフライウエイトの力が対応しない場合には 、前記付加応力手段(44,47)が作動して、前記選択的接続手段(44,4 7)に遠心フライウエイト(29)の力を超えない力を加えることを特徴とする 請求項3に記載のトランスミッション装置を制御する方法。
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