JPH08506687A - 超低電圧電球アダプター - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 標準のＧＬＳまたは白熱反射電球の代わりに取り付け、改善することができる照明器具用低電圧アダプター。このアダプターは、既存の照明器具ソケットに取り付け、それに電気接続するためのランプキャップ（１）及び電源電圧を超低電圧ソケットに下げる変圧器（９）を含む小型外被（２）、及び外被に取り付けられる超低電圧電球（６）からなる。

Description

【発明の詳細な説明】 超低電圧電球アダプター 本発明は、照明器具用超低電圧（ＥＬＶ）電球アダプターに関し、詳細には、 ダウンライトまたはスポットライト用器具に適用するのに適したアダプターに関 する。この場合、アダプターを、標準ＧＬＳまたは白熱反射形電球の代わりに、 照明器具に取り付けて改善を加える。 発明の背景 家屋及び商業的建物における今日の照明の多くは、それらの性能特性に基づい て設計された照明器具中の標準ＧＬＳ電球または白熱反射形電球からなっている 。これらの光源に優れるＥＬＶ電球の効率が、市場においては十分に確立され、 また、多くの新しい設備は、ハード配線ＥＬＶ照明装置を利用している。 しかしながら、今日まで、効率改善、安全性、及び運転費の低減のために既存 のＧＬＳ及び白熱反射形電球用器具に改善を加えることは、小型蛍光灯形の省エ ネルギー電球を使用すること、あるいは新規のより効率的な光源のハード配線に よって既存の照明器具を完全に再加工すること、あるいはまた完全な照明器具の 交換に限定されていた。既存の照明器具を完全に再加工することまたは交換する ことに必要な費用は高く、かつ、設備の間にかなりの不便及び混乱を生じる。Ｅ ＬＶ照明装置の運転費のかなりの節約及び高効率にもかかわらず、既存の標準Ｇ ＬＳ及び白熱反射形電球用器具の完全な再加工または交換の選択は、経済的に実 行不可能であるようにしば しば考えられる。今日まで、既存の照明装置に改善を加えることができる唯一の 利用可能な非ハード配線交換装置は、小型蛍光灯である。 小型蛍光灯は、通常１体または２体（交換可能な管）構造のものであり、電気 供給を蛍光（小型）管を運転するのに必要な異なる周波数及び電圧等に変換する ように設計されている。この運転には、通常電子部品及び／またはフェライト安 定器の使用を必要とする。これらの電球は、８０％までの運転エネルギーの節約 をするが、いくつかの生来の設計的制約がある。 小型蛍光灯の設計的制約の第一は、物理的な大きさである。小型蛍光灯の有効 な変形の多くは、ＧＬＳまたは白熱反射形電球を使用するように設計された既存 の照明器具に適合しない。 第二に、照明器具が、電球の制御装置の可能出力外であるか、または蛍光管の 寿命の助けにならないかのいずれかである短期切り替えサイクル、即ち、調光あ るいは頻繁または即時切り替えを必要としうるので、小型蛍光灯の多くの照明用 途は、適切でない。 第三に、ダウンライト等の照明器具の本体の実際の形状（デザイン）が、冷却 口を閉塞することによって過熱を生じ、蛍光管の寿命または光出力を低減し、あ るいは最悪の状態で制御装置の早期破損を生じ、及び／または照明装置の原ハー ド配線に変化をもたらすかもしれない。 第四に、小型蛍光灯を電球の代わりに取り付ける場合に、追加の望ましくない まぶしさが、「暗照明」型ダウンライト等のＧＬＳ電球の焦点に基づいて特別に 設計された反射器を備えたこれらの照明器具に導入されうる。 第五に、一体型反射器を組み入れた照明器具に使用して、ＧＬＳ または白熱反射形電球の焦点に基づいて主として設計された指向性のビーム制御 をもたらす場合に、同等の光出力の小型蛍光灯は、反射器に関連して普通に取り 付けられたＧＬＳまたは白熱反射形電球の光出力と比べて、タスク面上に不十分 な光を生じる。 第六に、小型蛍光灯に利用できる広範な色温度があるけれど、演色評価数は、 白熱電球のものよりなお低い。 第七に、小型蛍光灯用照明器具の光出力を変える必要が生じた場合、アダプタ ーは異なるワット数の電球と交換することができないので、完全な電球及びアダ プター（２部材から成る場合）に交換しなければならない。 第八に、蛍光灯の環境廃棄は、なお危険であり、また、多くの回収不可能な微 量元素の主（集団）使用者となる。 最少の調整あるいは全く調整することなく、ＧＬＳまたは白熱反射形電球に取 って代わることができる照明器具の交換電灯装置の存在を必要としている。 本発明によれば、交流電源電圧を出力ソケットでＥＬＶに下げる電子部品を含 む特に集約された範囲のアダプターが、開発された。これらのアダプターの物理 的形状は、照明器具本来の照明機能になんらの混乱も招かず、また、適切なＥＬ Ｖ電球、ソケット及び／または補助もしくは一体型の反射器あるいは他の付属装 置と共に、アダプターは、ＧＬＳまたは白熱反射形電球より改善された照明効率 及び効力、低い要求運転エネルギー、長い電球寿命及び優れた色温度をもたらす 。 発明の目的及び発明の開示 したがって、本発明は、広い態様において、一般の交流電源電圧 ソケット用のアダプターであって、一般の交流電源電圧照明器具の一般の交流電 源電圧ソケットを機械的及び電気的に係合する一般の交流電源電圧ランプキャッ プ、前記アダプター内に収納され、前記ランプキャップに電気的に接続され、前 記ソケットの電源電圧出力を超低電圧電球に使用するのに適した電圧に下げる変 圧手段、及び前記変圧手段に電気的に接続され、超低電圧電球を機械的及び電気 的に係合する超低電圧ソケットからなり、前記アダプターが、前記低電圧ソケッ トに取り付けた時に超低電圧電球の焦点が、一般交流電源電圧照明器具内におい て本来の一般交流電源電圧電球によって取り入れられる理論的焦点とほぼ同じ位 置になるように、前記変圧手段を完全に収納し、かつ、それに取り付けられる一 般の交流電源電圧電球を外した一般の交流電源電圧照明器具内の凹みに適合する ように造形されていることを特徴とするアダプターを提供する。 アダプターは、その一位置に適用するランプキャップ、その別の位置に適用す る超低電圧ソケット、及びその中に置かれる変圧手段を有する外被中に内蔵する ことかできる。不要な配線は、電圧降下及び無益な加熱問題を生じるので、ラン プキャップ、変圧手段、及び超低電圧ソケットは、アダプターを運転するのに必 要な電気配線の量をできるだけ少なくするように、積み重ね配置で、互いに上に 重なるように並置するのが好ましい。 アダプターの形状は、アダプターの外被と超低電圧ソケットとの間に、特に外 被とアダプターを取り付ける照明器具内の凹みとの間にエアギャップを設けるよ うに特に設計することができる。このエアギャップは、空気の流れ及びその後の 冷却を容易にして、照明器具の制限内ではあるがアダプターの有効な運転の手助 けをする。 アダプターの変圧手段は、一般の交流電源電圧を異なるワット数 の超低電圧電球の範囲の電力に変換するのに必要な電子及び電気部品と共に、高 周波フェライトスリムライン型の変圧器を含むのが最も好ましい。 アダプターは、電源電圧電球の代わりに取り付けられるその超低電圧電球を用 いて有効に機能することができるが、補助反射器を超低電圧電球またはその近く でアダプターに取り付けて、超低電圧電球の光線を特別に集中させることができ る。反射器を、超低電圧電球の取り付け点において、あるいはその近くで、アダ プターに物理的に取り付けて、電球から発射される光線の実質的な部分を反射す るように、超低電圧電球を実質的に包み込むことができる。あるいはまた、反射 器を、一般に定焦点形反射器を有すると言われる特殊化超低電圧電球に組み入れ ることもできる。反射器をアダプターに取り付ける場合、焦点を調節しかつ超低 電圧電球のビームの開きを変えるように反射器を前後に移動して、アダプターを 、アダプターが取り付けられる特定の交流電源電圧照明器具の最適の光特性に微 調整できるように、用意することができる。 アダプターは、種々の既存の照明器具内に適合するように造形することができ 、そして、本発明の一態様において、アダプターを既存のダウンライト内の凹み に適合するように造形することができる。他の態様において、アダプターは、既 存のスポットライト内の凹みに適合するように造形することができる。さらに他 の態様において、アダプターは、交通信号灯内に適合するように造形することが できる。さらに他の態様において、アダプターは、雑用電球が占めるとほぼ同じ 空間に適合するように造形することによって、ダウンライト及びスポットライト 以外の照明器具中のＧＬＳ電球の代わりに適合させることができる。 アダプターをダウンライト用に造形する場合、ランプキャップ、変圧器、及び 超低電圧ソケットは、積み重ねるようにして、アダプターの外被内の実質的に中 央に位置させることができる。さらに、電子部品をアダプターの外被内に置かれ た印刷回路基板のかたわらに、そして、高周波変圧器を基板の他方の側、特に超 低電圧ソケットに隣接して位置する基板側に物理的に位置させることができる。 変圧器及び電子部品は、印刷回路基板の反対側にそれぞれ位置させるのが最も好 ましい。 アダプターをスポットライト用に造形する場合、ランプキャップ、変圧器、及 び超低電圧ソケットは、積み重ねるように、アダプターの外被内の実質的に中央 に位置させることができ、そして、変圧器及び関連電気部品及び電子部品を印刷 回路基板の両側に物理的に位置させることができる。 発明の詳細な説明 本発明を以下の図及び凡例を参照して説明する： 図１は、ダウンライトに使用する受け皿形アダプターの部分断面図を示す。 図２は、原光源（ＧＬＳ電球）に代わって適所に取りつけられたアダプターの 部分断面図を示す。このダウンライトは、器具の下のタスク面に良好な一般照明 を与える公称１００Ｗ電球外囲器の普通のＧＬＳ電球または白熱反射形電球光出 力及び特性に基づいて実行するように設計された反射器を含むが、同時に、反射 器の設計によって鋭い保護角及び通常の視角に対し低輝度の可視域をもって中間 の／狭い高効率光分布をもたらす円錐または暗光線形態のものである（したがっ て、総称：暗照明器）。 図３は、ＧＬＳ電球（図３Ａ）、省エネルギー形小型蛍光灯（図３Ｂ）、及び 本発明のアダプター（図３Ｃ）を用いて照明する３種の同等のダウンライト照明 器具を示す。 図４は、ダウンライト用アダプターの上面斜視図を示す。 図５は、ダウンライト用アダプターの上面（５Ａ）、側面（５Ｂ）、及び下面 （５Ｃ）図を示す。 図６は、主に埋込形ダウンライト用の平受け皿型（６Ａ）、及びスポットライ ト及び他の照明器具用のより円筒型（６Ｂ）の２種のアダプターを示す。 図７は、円筒型アダプターの部分断面図を示す。 図８は、種々の密閉型及び自在管型スポットライトの適所に納まった円筒型ア ダプターを示し、また、それらを一般に取り付けられる交流電源電圧電球と比較 している。 図９は、スポットライト及び他の照明器具用円筒型アダプターの斜視図を示す 。 図１０は、アダプターが取って代わってエネルギーを節約しかつ維持期間を延 長するＧＬＳ及び白熱電球の種類の選択を示す。 図１１は、既存の電球の相対軸焦平面及びアダプターの２種の異なる好ましい 形状の一理由を示す。 図１２は、１つの反射器断面から種々のビームの開きをもたらすように使用さ れる任意の反射器の能力を示す。電球の位置は、固定したままで、反射器を線平 面に移動して電球の焦点を合わせるか、あるいは焦点を外し、また、ビームの開 きを変える。 図１３は、白熱反射形電球（ＲＯ８０）の性能を再現してスポットライトの狭 いビームを与えるように設計した反射器の断面の極曲線（光線分布）を示す。ま た、ビームの開きに影響を及ぼす異なる 反射器仕上げも示し、図１３Ａは、ハンマートーン仕上げした、原点から９．７ ５５ｍｍ及び反射器の基底から２５．８２５ｍｍに位置したＲＯ８０反射器を示 し、そして、図１３Ｂは、同じ位置にある拡散仕上げのＲＯ８０反射器を示す。 図１４は、図１３と同じ反射器断面をＥＬＶ電球の固定焦点に関して移動して 指向性光線の広いビーム（フラッド）を与える場合の新しい極曲線を示す。図１ ４Ａは、ハンマートーン仕上げした、原点から１４．７２５ｍｍ及び反射器の基 底から１６．９３３ｍｍに位置したＲＯ８０反射器を示し、そして、図１４Ｂは 、同じ位置にある拡散仕上げのＲＯ８０反射器を示す。 図１５は、定焦点形反射器を含む他の種類のＥＬＶ電球を示す。アダプターに は、遮熱体が取り付けられている。 図１６は、本来のソケットの方向に対して横に光を指向あるいは拡散するのに 使用するために、金属または他の材料の反射器を取り付けたアダプターを示す。 自在位置。 図１７は、特別のビーム開きで光線を拡散、指向するガラスまたは他の材料の 拡散器を取り付けたアダプターを示す。 図１８は、一体的に光または移動センサーを取り付けたアダプターの部分断面 図を示す。 図１９は、ＧＬＳで照明する交通信号灯を改善するためのアダプター、及び特 別な反射器を有する交通信号灯の断面図を示す。反射器は、反射器からの光を再 指向するためにレンズの使用を考慮して設計されていることに注意。 凡例 図面を説明するために使用した番号の要約 番号 説明 １． 交流電源ランプキャップ ２． 成形アダプター外被 ２ａ 上部 ２ｂ 下部 ２ｃ 断面 ３． ＥＬＶ用ソケット ４． 種々の光線の開きを制御または再現するＥＬＶ用反射器 ５． 追加の遮熱体及び／または付属部品を取り付けるための溝 ６． ＥＬＶ電球 ７． 電子及び電気部品 ８． 印刷回路基板（ＰＣＢ） ９． スリムライン高周波変圧器 １０． 冷却のために外気を通過させるギャップまたは空間 １１． 通常は、ハード配線接続箱または接続器である交流電源接続器 １２． 交流電源ソケット １３． ダウンライト本体のフレーム、支柱または形材 １４． ダウンライトフレームの天井取り付けクリップ １５． 天井材または取り付け材 １６． ダウンライト用反射器の断面。種々の形を示す １７． 反射器保持クリップ １８． ダウンライトの下からの視角 １９． 低輝度を示す反射器の領域 ２０． ＧＬＳ電球 ２１． 白熱反射形電球 ２２． 小型蛍光灯 ２２ａ 口金 ２２ｂ 電球 ２３． 電球の焦平面を通る概線 ２４． ソケット接続装置を収納するように成形された深いラベット ２５． 焦点調節 ２６． 自在型スポットライト外被、単純な円筒 ２７． 密閉型スポットライト外被 ２８． 調整可能な交流電源ソケットブラケット（摺動） ２９． 光線分布を示す極曲線 ３０． ＲＯ８０電球交換用反射器断面 ３１． Ｐａｒ３８型押しガラス反射形電球 ３２． ヘッドミラー電球 ３３． 装飾電球（球形の） ３４． ろうそく形電球 ３５． 遮熱体 ３６． 特殊化ＥＬＶ電球 ３７． ３６に適した特殊化ＥＬＶソケット ３８． 金属反射器 ３９． 装飾ガラス拡散器 ４０． 既存の交通信号用反射器 ４１． 既存の交通信号用レンズ ４２． 既存の交通信号電球用ソケット ４３． 光線又は移動を検知するセンサー ４４． 電球の焦平面のおおよその位置 ４７． 埋込まれたダウンライト本体 ４９． 冷却用ギャップを示す２ｂの下部上に設けられた反射器１６の開口の 上部断面 ５０． アダプター外被上の成形ローブ。 まず、図１を参照して、本発明の実施態様のダウンライト用アダプターは、既 存の交流電源電流ソケット（図示せず）に嵌め込むように改造された形状の交流 電源ランプキャップ手段１を含んでいることが理解される。外被２は、第一の側 ２ａで交流電源ランプキャップに物理的に取り付けられ、かつ、外被内に置かれ た印刷回路基板上に電子部品７を取り付けるために、適当な囲いを有している。 外被の第二の側２ｂは、全電子部品集成体がＰＣＢとランプキャップとの間に取 り付けられる内部配線によって交流電源に電気接続することができるように、Ｐ ＣＢに電気接続される高周波スリムライン変圧器９を収納する囲いを有している 。外被２は、第二の側２ｂに、そこに物理的に取り付けられ、かつ、内部配線に よって変圧器の出力に電気接続されるＥＬＶソケット３を備えている。 外被２は、交流電源ランプキャップに物理的に取り付けられる第一部材２ａ、 及びＥＬＶソケットに物理的に取り付けられる第二部材２ｂとからなるので、製 造に際し、第一部材及び第二部材を互いに圧入するか、あるいは種々の手段によ って結合して単一体を作成することができる。得られた単一体は、正確な寸法に することができる堅い、物理的に結合されたアダプターを提供し、また、ＰＣＢ を適所に設置、保持するのが好ましい。あるいはまた、外被２は、エポキシまた は類似物を充填して、あるいはそのままで、電子部品７、８、９を完全に包囲す る空間を有して、また、上記の組合せで単一体として製造することができる。 交流電源電圧ランプキャップのＰＣＢの入力位置への、及びＥＬＶソケットの ＰＣＢの出力接続部への電気的接続は、外被の第一及び第二の部材を結合する時 に、あるいは一体または充填外被を使用する場合は製造の時点で、内部配線、圧 入端子または電気接続を行うために適合される他の電気接続手段によって可能で ある。 電子部品は、適当なＰＣＢで、または手付け半田によって、あるいは適切なＰ ＣＢでの両者の組合せによって、表面取り付けすることができる。電気及び電子 部品の接続は、全て基板の一方の側になされるが、ある種の部品は、空間を節約 するために反対側に取り付けることができる。あるいはまた、類似形状の部品を 有する両面ＰＣＢ板を使用することができる。 適切なＥＬＶ電球６を外被２に取り付けられるＥＬＶソケット３に取り付ける 。 アダプター外被は、いくつかの特別なデザイン特性を有している。成形体２ａ の場合の大きな凹み２４は、現場でアダプタの全高を短くするように、交流電源 ソケットをアダプターのその凹みに半分嵌め込むことを可能とする。 本発明の特徴を後の図面を参照してさらに説明する。 図２を参照して、アダプターは、標準の埋込形ダウンライト４７に適合するこ とが理解される。次に、交流電源ソケット１２に配線される交流電源接続器１１ （通常は、ハード配線接続箱または類似の接続器）が見られる。ダウンライト４ ７は、天井取り付けクリップ１４及び天井材１５に接するダウンライト用反射器 １６のフランジの作用によって天井の凹みに保持されるフレームまたは本体１３ から成る標準の構成のものである。反射器は、ばねクリップ１７の作用によって 本体に保持される。 埋込形ダウンライトの本体の断面は、いくつかの異なる形１３、１３ａ等があ り、同様に反射器１６の上部断面は、１６ａ、１６ｂ等があるが、反射器、交流 ソケット、及び通常のＧＬＳ電球の位置の基本の配置は、実質的に一定のままで ある。 本発明のアダプターをダウンライトに取り付けるためには、標準ＧＬＳまたは 白熱反射形電球（取り付けられている場合は）をまず取りはずし、次に、標準ダ ウンライト用反射器１６を引き下げて、ばねクリップ１７の保持から解放して完 全に取り外す。ダウンライト本体（フレーム）は、天井に嵌め込まれたままであ り、ＧＬＳまたは白熱反射形電球を取り外したこと以外は、ハード配線に変わり はない。次に、アダプターをソケット１２に嵌め込み、機械的に適所に保持し、 そして、ランプキャップ１によって電気的に接続する。次に、標準ダウンライト 用反射器１６をダウンライト本体４７の元の位置を占めるように、元の所に取り 付ける。アダプターの受け皿形状、特に嵩高の変圧器９を含む外被のその部分は 、埋込形ダウンライトの冷却用ギャップまたは他の一体デザイン特徴に支障を来 すことなく交流電源ソケット１２、ダウンライト用反射器１６、及びダウンライ ト本体４７の間で、ダウンライトに得られる空間に適合することが理解される。 次に、ＥＬＶ用反射器４をアダプター外被２に取り付け、そして、適当なＥＬ Ｖ電球をＥＬＶソケットに嵌め込み、アダプターの外被内に収納された電子部品 に機械的及び電気的に接続する。 反射器４の物理的断面は、ＥＬＶ電球からの光線を制御しかつ正確に指向させ て、通常のダウンライト用反射器１６の原デザイン特性に関連して元のＧＬＳま たは白熱反射形電球の発案機能を真似るかあるいは改善するように設計されてい る。 本発明のアダプターによれば、ほとんど支障がなく、また、標準ＧＬＳまたは 白色反射形電球用ダウンライトの再配線または改造を行うことのない本発明のア ダプターを取り付けて改善することによって、標準ダウンライトを超低電圧電球 での運転に簡単に変換することが可能となる。その結果、かなりの電力の節約、 電球の寿命の延長、及び維持費及び熱の低下がもたらされる。 図３を参照して、これらの図面は、ダウンライトにおける通常のＧＬＳ電球２ ０（図３Ａ）、同等のダウンライトにおける小型蛍光灯２２ａ及び２２ｂ（図３ Ｂ）、及び第三の同等のダウンライトにおける本発明のアダプター２（図３Ｃ） を示している。これらは、全てこの種の通常のダウンライトにおけるそれらの相 対的作用位置を示している。ＧＬＳ電球及びアダプターを用いるダウンライト（ Ａ及びＣ）に存在するエアーギャップまたは冷却溝が、顕著な特徴であり、小型 蛍光灯（Ｂ）では、明らかに冷却が欠けている。この熱の問題は、しばしば早期 の電球破損または小型アダプター２２ａの内部電子部品の損傷を生じることにな る。 また、ＧＬＳ電球１０を使用する場合に、３Ａのダウンライト（部品４７及び １６）の設計照明性能特性も非常に明白になる。下からの通常の視角で光源を直 接見る際のまぶしさを避けるための鋭い保護角１８が、基本的な特徴である。反 射器１６は、通常の視角で見た場合に、比較的低い輝度の領域（１９）を作るよ うに設計されている。（したがって、総称は、「暗照明器」）。これらのデザイ ン特徴は共に、本発明の改善ダウンライト（図３Ｃ）の一部に残っており、また 、ＥＬＶ用反射器４によってさらに改善されている。また、図３Ｂのダウンライ トを小型蛍光灯２２を取り付けて改善する場合のこれらの特徴の全損失も明白で ある。輝いている光源を直接 見ることによって生じるまぶしさ、及び光線の方向調節の全体的不足が、性能の 悪い、不満足な照明改善の選択によって生じる。 次に、図４及び５を参照して、これらは、ダウンライトに取り付けるのに最も 適したアダプター外被の好ましい「受け皿型」形状を示している。外被は、２部 材２ａ及び２ｂから構成されている。この形状は、ダウンライトに取り付けた時 に、交流ソケットがアダプター外被の凹みに部分的に嵌り込んでアダプターの全 高を低くすることができる深い凹み２４を示している。下部外被２ｂ（図５Ｄ及 び５Ｃ参照）上に見える成形ローブ５０は、ダウンライトの通常の反射器が適所 にある（図２参照）場合に、気流上昇部を形成しアダプターから暖かい空気を引 き出すように設計されている。点線４９は、アダプター基部２ｂ上に突出した反 射器開口の断面を表わし、そして、反射器の頂部がより低い又は高い形（図２、 １６ａ及びｂ参照）のもであっても、いかにこの形が常に空冷溝またはギャップ を提供するのかを示している。また、ローブ５０は、つまみを提供することによ ってアダプターを交流ソケットに取り付ける手助けもする。アダプター上部上の 成形ローブは、種々の反射器フレーム（図２、１３ａ及び１３ｂ参照）間のクリ アランスを可能にするほど十分に低いが、それらはなお冷却の手助けをする。大 部分の熱は、ＥＬＶ電球６によって発生される。この熱は、この図面に示されて いないＥＬＶ用反射器（図２、４参照）による直接反射及び反射器の回りに、及 びアダプター外被を通して、空気を流すことによる対流によって放散される。Ｅ ＬＶ電球からＥＬＶソケットへの伝導による直接伝熱も、ＥＬＶソケットの後部 と外被との間に冷却用エアーギャップを備えることによって冷却される。内部電 子部品によって発生される少量の熱は、アダプター形状内の大きな空間、及び大 量のア ダプター表面上の設計冷却空気流によって冷却保持される。電子部品がエポキシ 充填外被中に設けられている場合、このエポキシが外被と共にヒートシンクとし て作用する。 他の利点は、実際のＥＬＶアダプター及びＥＬＶ電球は、より効果的であるの で、同量またはそれ以上の光を発生するように取り付け、改善した場合に、本来 のＧＬＳまたは白熱反射形電球より少ない電気を使用し、また、熱は、電気的に 発生される白熱光の主副生物であるので、より少ない熱が照明器具中に生じるこ とである。したがって、本発明で改善した場合に、本来の照明器具は、外部冷却 装置にあまり熱負荷を掛けないで、及び既存のハード配線接続を用いて、より冷 たく運転される。 図６は、ダウンライト用のアダプター外被（６Ａ）、及びスポットライト型の より小型の形状（６Ｂ）双方の共通の特徴を示している。唯一の大きな相違は、 ダウンライト用アダプター６Ａは、熱を放散するために全成形外被を使用してい るのに、スポットライト型６Ｂは、冷却空気をアダプターに通すために空気溝ま たはスロット１０を使用していることである。組合せ、即ち、それらの両方を使 用することもできる。 両アダプターの他の最も明白な特徴は、一般の交流電源入力電圧とＥＬＶ出力 との電気接続が接近していることである。この接近は、従来のＥＬＶハード配線 された照明器具で遭遇しうる電圧降下を回避する。 アダプターの重量が軽いので、交流電源ソケットにあまり大きな機械的歪みを 生じない。さらに、電子変圧器は、ハード配線されたＥＬＶ照明で使用される通 常の変圧器である主座変圧器またはリングコア変圧器より最も良好に低電力損を 達成する。 次に、図７を参照して、これは、円筒状アダプターの主なる特徴を詳述する部 分断面を示している。アダプターは、電源電流をＥＬＶに変換するのに使用され る電子部品７、８、９、ＥＬＶソケット３、ＥＬＶ電球６、及び適当に選択され る反射器４を含むアダプター外被２に接続される交流電源ランプキャップ１を使 用することによって、交流ソケットに電気的及び機械的に接続する手段を設けて いる。アダプター外被は、２部材、成形中に組み入れられる冷却スロット１０を 有する２ａ、及び５に追加の遮熱体または付属品を取り付けるための設備（後述 の図面参照）、ＥＬＶソケット３、ＥＬＶ電球６、及び焦点調節用設備を備える 反射器４を有する２ｂとからなる。反射器は、それが交換する種々のＧＬＳ及び 白熱反射形電球の再現と光線調節を可能とするいかなる形状でありうる。反射器 は、金属、ガラス、プラスチックまたは他の適当な材料のものでありうる。反射 器は、光出力の制御を手助けするように、加工またはパターン化することができ る。また、反射器は、必要ならばガラス面、レンズまたは拡散もしくは反射装置 を備えるように設計することもできる。得られる実際の光出力制御が、上述の全 ての組合せであってもよい。複合耐水ガラス反射器は、ＰＡＲ３８電球を再現す ることができる。 図８は、２種類の最も普通の型のスポットライト、即ち、自在管状体スポット ライト２６及び密閉型スポットライト２７中に置かれた小型蛍光灯（図８Ｃ及び ８Ｆ）、及び円筒状アダプター（図８Ｂ及び８Ｅ）と共に、ＧＬＳ電球（図８Ｄ ）及び白熱反射型電球（８Ａ）を示している。主なる特徴は、スポットライトを 冷却するための後方に位置する孔１０、及び調節可能な交流電源ソケット１２及 び２８を含んでいること、及び光線の全体的不制御のためにこの種の照明器具（ 図８Ｃ及び８Ｆ）に小型蛍光灯２２を使用することは全く不 適当であることである。（非常に有名なスポットライトは、ある程度の要求され た制御照明を示す。） また、制限された種類の照明器具におけるＧＬＳ及び白熱電球に物理的に取っ て代わる能力も、図８Ａ及び８Ｂ、及び図８Ｄ及び８Ｅのスポットライトを参照 することによって十分に説明され、また、他のスポットライト（図８Ｃ及び８Ｆ ）も、小型蛍光灯による不適当な改善を示している。 図９は、円筒形アダプターの斜視図である。反射器４は、直線方向に移動して 、電球６の焦点合せまたは焦点外しを可能とする。そして、これはまた、ビーム の開きを変える。調整手段２５は、ねじ鍵穴位置移動、反射器または電球をそれ らの間で直線方法に摺動するか、あるいは他の焦点調整を達成する移動方法によ って用意される。 図１０は、アダプターがそれらに取って代わり、それらの光特性を再現するよ うに設計された主なるＧＬＳ、及び白熱反射形電球を示している。全ての電球が 、種々の電源電圧、広範なワット数、種々様々のキャップ形状、透明、不透明、 鏡面、型押し、及び他の多くの変形と様々の仕上げで、世界中で入手可能である 。 ２０は、通常の汎用電球ＧＬＳであり、 ３２は、展示照明によく使用されるヘッドミラー電球であり、 ２１は、主に室内での指向照明及びビーム幅を変えるのに使用される白熱反射 形電球（軟質ガラス）を示し、 ３１は、屋外での指向照明又は２１の電球によってもたらされるよりも良好な 照明性能を必要とする場合に使用されるＰＡＲ硬質型押しガラス反射 形電球を示し、 電球３３及び３４は、本発明が取って代わろうとする種々の装飾 電球のうちのいくつかを示す。 内部電気回路は、電灯負荷に係わらず一定の二次電圧でいくつかの出力ワット 数の電球を運転するように設計されている。例えば、１２ボルトの出力を使用す る場合、１０〜１００ワットの電球を電子部品を交換することなく使用すること ができる。 図１１は、電球の長さに対して相対焦点を近づけて再現することを可能とする アダプターの２種の好ましい型の理由を示している。引線２３は、焦点のおおよ その位置を示している。 図１２は、直線方法に移動して焦点を変える反射器４の能力を示す（電球６の 焦点は外被２の位置に対して一定のままである）。さらに、反射器は、ビームの 開きの更なる調整またはまぶしさの低減、あるいは他の所望の特性のために簡単 なガラスＵＶフィルターまたはレンズ、または他の手段を備えてもよい。 図１３及び１４は、ＲＯ８０白熱反射形電球の光特性を再現するように設計し た反射器を、軸方向に４．９７５ｍｍ（１４．７２５ｍｍ−９．７５０ｍｍ）の 距離で移動して、極曲線２９通りに狭いビームから広いフラッドに光線の開きを 変える効果を示している。反射器表面の仕上げも、光線の調整を果たすことかで きることに注意。 図１５は、５の適所に任意の熱反射器３５、及び特殊化ＥＬＶ電球３６及び整 合ソケット３７を有するアダプターを示している。この特定の電球は、それ自体 、内蔵定焦点形光反射器を有しているので、任意の光反射器４を必要としないこ とに注意。 図１６は、接続交流ソケットの方向に対して、横に光を指向または拡散するの に使用するために適合するアダプターを示している。遮蔽体または部分反射器３ ８は、金属、ガラス、プラスチック、または他の適当な材料からなりうる。 図１７は、ガラスセード３９または他の材料を取り付けて、光線を、特別な方 向または形状に拡散、指向するアダプターを示している。該ガラスセードは、開 放型または密閉型のいずれでもよく、また、図１０の３３で示すような電球形を 再現することができる。 図１８は、一体的に光または移動センサー４３を取り付けたアダプターを示し ている。 図１９は、通常のＧＬＳで照明する交通信号灯をＥＬＶに改善するために使用 する「受け皿型」アダプター２を示している。特別な反射器４が、既存の特殊化 レンズ４１と共に作用して、非常に正確な光パターンを与えるように設計されて いる。 上述のことから、本発明によれば、実質的にＧＬＳまたは白熱反射形電球、及 び多くの他のものを、より低いワット数（省電力）の電球、整合反射器または拡 散器、及びアダプターの組合せに取って代わることができるように、その構造内 に利用できる通常の交流電源電圧をＥＬＶに変圧するのに必要な全ての電気及び 電子部品を包含する非常に小型かつ便利なアダプターが提供されることが理解さ れる。使用する通常のＥＬＶ電球は、容易に交換可能であり、至る所で入手でき 、そして、それらが取って代わる電球よりかなり長持ちし、また、しばしば値段 が安い。さらに、アダプターを一度取り付けると、電球の交換は、それらがＥＬ Ｖに過ぎないのでより安全である。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＥ，ＩＴ，ＬＵ，Ｍ Ｃ，ＮＬ，ＰＴ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ ，ＣＩ，ＣＭ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＮＥ，ＳＮ， ＴＤ，ＴＧ)，ＡＴ，ＡＵ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＢＹ， ＣＡ，ＣＨ，ＣＮ，ＣＺ，ＤＥ，ＤＫ，ＥＳ，ＦＩ，Ｇ Ｂ，ＨＵ，ＪＰ，ＫＰ，ＫＲ，ＫＺ，ＬＫ，ＬＵ，ＬＶ ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＬ，ＮＯ，ＮＺ，ＰＬ，ＰＴ， ＲＯ，ＲＵ，ＳＤ，ＳＥ，ＳＫ，ＵＡ，ＵＳ，ＵＺ，Ｖ Ｎ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 一般の交流電源電圧ソケット用のアダプターであって、一般の交流電源 電圧照明器具の一般の交流電源電圧ソケットを機械的及び電気的に係合する一般 の交流電源電圧ランプキャップ、前記アダプター内に収納され、前記ランプキャ ップに電気的に接続され、前記ソケットの電源電圧出力を超低電圧電球に使用す るのに適した電圧に下げる変圧手段、及び前記変圧手段に電気的に接続され、超 低電圧電球を機械的及び電気的に係合する超低電圧ソケットからなり、前記アダ プターが、前記低電圧ソケットに取り付けたときに超低電圧電球の焦点が、一般 交流電源電圧照明器具内において本来の一般交流電源電圧電球によって取り入れ られる理論的焦点とほぼ同じ位置になるように、前記変圧手段を完全に収納し、 かつ、それに取り付けられる一般の交流電源電圧電球を外した一般の交流電源電 圧照明器具内の凹みに適合するように造形されていることを特徴とするアダプタ ー。 ２． 前記ランプキャップ、変圧手段及び超低電圧ソケットは、ランプキャッ プ、変圧手段及び超低電圧ソケットが実質的に互いに上に重なるように物理的に 位置するように前記アダプター内で積み重ねるように並置されている請求項２記 載のアダプター。 ３． 前記アダプターと前記一般の交流電源電圧照明器具内の凹みとの間に空 気が流れるのを可能とするように一般の交流電源電圧照明器具内の凹みに適合す るように造形されている請求項１記載のアダプター。 ４． 前記変圧手段が、電子及び／または電気変圧手段からなる請求項１〜３ のいずれか１項に記載のアダプター。 ５． 前記変圧手段が、高周波フェライトスリムライン変圧器及び一般の交流 電源電圧を１つまたは複数の超低電圧電球の電力に適した電圧に変換するための 関連電子及び電気手段からなる請求項４記載のアダプター。 ６． 前記超低電圧電球に隣接して位置し、かつ、前記一般の交流電源電圧照 明器具の要求に従う焦点を与える反射器手段をさらに有する請求項１〜４のいず れか１項に記載のアダプター。 ７． 前記反射器が、前記アダプターに物理的に取り付けられ、また、前記超 低電圧電球の焦点を変えて、超低電圧電球のビームの開きの選択的変更を容易に するように、超低電圧電球に対して選択的に位置決めされるように設計されてい る請求項６記載のアダプター。 ８． 光源の一体部分として定焦点形反射器を備えた特殊化超低電圧電球をさ らに有する請求項１〜５のいずれか１項に記載のアダプター。 ９． ダウンライト内の凹みに適合するように形成された請求項１〜８のいず れか１項に記載のアダプター。 １０． スポットライト内の凹みに適合するように形成された請求項１〜８の いずれか１項に記載のアダプター。 １１． 交通信号灯内に適合するように形成された請求項１〜８のいずれか１ 項に記載のアダプター。 １２． 汎用電球によって占められると実質的に同じ空間に適合するように形 成された請求項１〜８のいずれか１項に記載のアダプター。 １３． 前記ランプキャップ、変圧手段及び超低電圧ソケットを積み重ねるよ うして前記アダプター内の実質的に中央に並置し、前記変圧器手段の高周波変圧 器を前記超低電圧ソケットに隣接して前 記アダプター内に位置する印刷回路基板のそちら側に物理的に位置させ、そして 、残りの関連電子及び電気手段を前記印刷回路基板の他方の側に位置させる請求 項９記載のアダプター。 １４． 前記ランプキャップ、変圧手段及び超低電圧ソケットを積み重ねるよ うして前記アダプター内の中央に並置し、そして、前記変圧器手段を前記アダプ ター内に置かれた印刷回路基板の両側に物理的に位置させる請求項１０記載のア ダプター。 １５． 図１〜１９のいずれか１つにおいて詳述した実施例及び説明に特に関 し、実質的に上に記載した請求項１〜１４のいずれか１項に記載のアダプター。