JPH08505942A - 特に流動血球計算器用の液体計量移送弁装置 - Google Patents

特に流動血球計算器用の液体計量移送弁装置

Info

Publication number
JPH08505942A
JPH08505942A JP6516357A JP51635794A JPH08505942A JP H08505942 A JPH08505942 A JP H08505942A JP 6516357 A JP6516357 A JP 6516357A JP 51635794 A JP51635794 A JP 51635794A JP H08505942 A JPH08505942 A JP H08505942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
passage
flow
flow path
valve
valve device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6516357A
Other languages
English (en)
Inventor
ジョン ディー ホーリンガー
Original Assignee
クールター コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クールター コーポレイション filed Critical クールター コーポレイション
Publication of JPH08505942A publication Critical patent/JPH08505942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1095Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices for supplying the samples to flow-through analysers
    • G01N35/1097Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices for supplying the samples to flow-through analysers characterised by the valves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N15/00Investigating characteristics of particles; Investigating permeability, pore-volume, or surface-area of porous materials
    • G01N15/10Investigating individual particles
    • G01N15/14Electro-optical investigation, e.g. flow cytometers
    • G01N15/1404Fluid conditioning in flow cytometers, e.g. flow cells; Supply; Control of flow

Abstract

(57)【要約】 液体懸濁液中の粒子の研究のための粒子分析装置に使用する計量移送弁装置(12)である。この弁装置は中心弁素子(38)に対して同軸に面対面を接してシールするように摩擦掛合させて配置した少なくとも1対の内側弁素子及び外側弁素子(36、40)を有し、これ等弁素子のおのおのを独立して回転可能にする。この弁装置を通じて第1流路を画成する第1通路(44、30)90)とこの弁装置を通じて第2流路を画成する第2通路(52、128、90)とを設ける。第1流路内の試料の流れの正確な試料アリコートを計量して第2流路に移送するための計量室(128)を第1通路に設ける。第1流路を第1外側位置に達せしめ、第2流路を第2外側位置に達せしめる。アリコートを移送した後、アリコートを推進するため第2流路に駆動流体を導入する。

Description

【発明の詳細な説明】 特に流動血球計算器用の液体計量移送弁装置 技術分野 本発明は一般に流動血球計算に関するものであり、また特に液体試料を集中流 動血球計算器の流動室に直接移送し、次にこの同一の液体試料の正確なアリコー ート部分を計量し、正常な粒子の走査が可能な上記流動室に上記アリコート部分 を移送し、このアリコートの容積当たりのアリコート内の選択した粒子の全部の 計数を行い、臨床の病気の進行と処理とを予測し監視する際の因子として非常に 重要な絶対計数データを得る手段を提供することに関するものである。 背景技術 リンパ球、単核細胞、及び顆粒球等を含む血液細胞のような生物粒子間の相違 関係を識別し、明確にするための情報を提供するために、流動血球計算器の開発 が顕著であった。 最近、このような細胞状の生物粒子を正確に識別し、特定の免疫機能にリンク している粒子の固体数、及び準固体数を得るため流動血球計算器に広範囲にわた り依存するようになっている。例えば免疫体質として知られているリンパ球のよ うなリンパ球数測定の臨床技術が種々の多数の障害や疾患のために確立されてい る。CD4+リンパ球細胞のような特定の血統の細胞の数が変化すると白血病、 リンパ腫、又は免疫不全を暗示するかも知れない。小数の異常な細胞は異常、即 ち特定の病気を表すものとして識別される。このような情報は臨床診断の基礎に することはできないが、この種の細胞分析の結果は診断をするのに使用する情報 の本質に入る入口を提供している。 このような情報は、多くの伝染病、癌、免疫不全症等に対する経験的療法を受 け入れながら、患者を監視し、診断し、又は患者の反応を予測するのに非常に有 用であると信じられている。このような病気の治療を監視する際の重要な因子を 提供しながら、病気が達した段階に関する意味のあるデータ、及び病気の特定の 段階の進行において何時変化が発生したかを決定するための意味のあるデータを このような情報から得ることができる。HIV感染中におけるTリンパ球のSD 4+小群の喪失のようなリンパ球小群の相対割合はそのような感染中に変化が起 こり得るため、感染した個人の感染状態を判断するのにこの相対割合が時々使用 される。多くの個々の研究室で非常に高い正確さ、及び精度でこのような表現デ ータを測定することは重要である。このような測定を行う多くの研究室において 採用される機器、及び試薬には大きな相違がある。多くの研究室間でこれ等を合 致させるようにされてきたが、これ等の重要なパラメータにおける僅かではある が臨床的に重要な変化を検出するために必要な精度が確実に得られない。これ等 の問題点の原因として多くの因子があるが、必要な計算をするのに必要な諸数値 が単一の機器では得られないことが主要な原因である。異なる技術で造られた機 器を使用して別個の血液試料について種々の研究室において白血球計数、及び微 分計数が日常行われている。 更に、次の特別な種々の細胞対容積比に関して時間の経過にわたって繰り返し て重要なデータを得ることも進行する病気及びその治療の療法を監視するにあた り重要である。経験的な治療を受け入れて、そのような治療の効果、及び病気の 状態を監視する人にとって、このような臨床的反応を正確に予言するためのマー カーを提供する重要因子は、例えば免疫を表す試料についてのこのような細胞数 の絶対計数値を提供することである。いかなる試料についても絶対計数を行うに は正確に測定した容積内の全ての粒子、細胞を計数することが必要である。この ような計数値を知ること、及び粒子と希釈比とを含む容積を知ることによって、 原媒体中の全ての粒子、及び細胞の計数の計算を行うことができる。例えば「ク ールター・カウンター・アナライザー」を使用する古くからの計数法では、孔に 通る粒子の懸濁液の流れを正確にタイミングを合わせて測定することによって関 連する粒子を含む正確な容積を測定している。この孔に吸引される懸濁液中の全 ての粒子を計数する。この方法では、特定の時間の間に孔を横切る正確な差圧を 維持するか、測定孔を通して或る容積を吸引するように既知の容積を移動させる マノメータを使用する。「クールター・カウンター孔」を使用するからこのよう な方法は非集中流動法である。 代案として臨床実験室での使用に徐々に適合されている流動血球計算のための いわゆる集中流動システムによって得られるのは、比とパーセンートを生ずるデ ータであってマイクロリットル当たりの絶対粒子数を計数するものでない。粒子 の無いシース液体流によって試料の流れを支持し包囲しており、このシース液体 流は流動室(フローセル)内の一定路に沿って試料を導いている。この場合、光 ビーム、又は電気ビーム、又はその両方を全ての流動室に加える。定常流状態が 一旦確立されれば、データの取得が開始され、データの取得が生じ、何か、又は 誰かがそれを停止するまで継続する。必要な安定した流れを維持するためには、 試料を推進する圧力、及びシース液体を推進する圧力を一貫して一定に維持する ことが必要である。シースと試料との圧力の差が変化すると、試料の流路が動き 、横断面が変化してしまう。 通常、作動している流動血球計算器の正常なモードはピックアップ探針の前に 試料の管を設置し、試料を加圧し、プラスパーセント、マイナスパーセント等を 発生し得る好ましい統計量を得るだけ十分な「結果」が蓄積されるまでデータを 集める。流動血球計算器技術を使用して絶対計数値を得るためのいかなる手段を 組み込むにしても、それにより流動血球計数操作の正常モードが妨害されないよ うにする必要がある。 発明の開示 本発明は特に集中流動血球計算器に使用する計量移送弁装置を提供するもので 、懸濁流体媒体中に分散する粒子を具える液体試料の絶対計数を得ることができ 、更に正常流動血球計算データを得ることができ、また正常手動試料吸引ステー ションとマルチプルカルーゼルローダ供給源との間の全ての作動モードについて 血球計算器の流動室への入力の切換えを容易に、しかも無駄な空間を生ずること なく行うことができる。 本発明液体計量移送弁装置は1対の外側弁素子と、この外側弁素子間にサンド イッチ状に配置した内側弁素子とを具え、この内側弁素子の両面のそれぞれに面 対面を接してシールするように摩擦掛合させて前記外側弁素子を配置し、これ等 弁素子の少なくとも1対を他の1個に対し並進可能に構成し、1対の離間した平 行な貫通路を前記内側弁素子に設け、前記貫通路の一方に計量室を画成する正確 な内部容積を設け、前記貫通路の他方によって流動貫通路を画成し、前記外側弁 素子の一方には少なくとも1個の第1貫通入口通路とこの貫通入口通路から離間 して平行な第2貫通入口通路とを設け、前記外側弁素子の他方には離間する平行 な少なくとも第1送出口通路と第2送出口通路とを設け、液体試料の少なくとも 1個の供給源を設け、前記弁素子を相対的に並進可能にして前記計量室を前記入 口通路の一方と前記送出口通路の一方とに連通させて前記弁装置を通じて連続流 路を画成させ、液体試料を一方の前記入口通路に導入する手段と、試料に対し不 活性の不活性流体を他方の前記入口通路に導入する手段とを設け、前記弁素子を 選択的に並進可能にし前記他方の入口通路と前記計量室と前記出口通路の一方と を有し前記弁装置に通る第2流路を画成し、前記送出口通路の前記一方を前記弁 装置の外部試験位置まで達せしめる手段と、前記送出口通路の他方を前記弁装置 の第2外部位置まで達せしめる手段とを設け、前記第2流路の画成に続いてこの 第2流路に沿って前記計量室の内容物を前記外部試験位置まで前記不活性流体に よって駆動することを特徴とする。 図面の簡単な説明 本明細書に添付した図面を参照して例として本発明の好適な実施例を説明する 。 第1図は試料供給源から吸引探針を通じて手動で得た試料の処理の絶対計数段 階にある本発明液体計量移送弁装置を集中流動形の血球計算器に採用した状態を 示す線図である。 第2図は第1図に示す吸引探針を通じて得た試料を絶対計数している状態と異 なる通常状態の本発明計量移送弁装置の線図的分解斜視図である。 第3A図は第2図の弁装置の弁素子の1個(後部弁素子)の平面図である。 第3B図は第3A図の弁素子の外面の平面図である。 第3C図は第3A、3B図の弁素子の一部を断面とする正面図である。 第4A図は第2図の弁装置の他方の外側弁素子(前部弁素子)の外面を示す平 面図である。 第4B図は第4A図の弁素子の内面を示す平面図である。 第4C図は第4A、4B図の弁素子の一部を断面とする正面図である。 第5A図は第2図の弁装置の中心弁素子の平面図である。 第5B図は第5A図の中心弁素子の反対側の面を示す平面図である。 第5C図は第5A、5B図の中心弁素子の一部を断面とする正面図である。 第6図は試料容器等に浸漬した通常の吸引探針を利用して試料を得た時の充填 状態にある本発明液体計量移送弁装置の線図的分解斜視図である。 第7図は吸引探針を採用して得た第2及び6図で取扱った試料について絶対計 数状態にある本発明液体計数移送弁装置の線図的分解斜視図である。 第8図は第2、6及び7図に示す作動で選択した供給源の代わりにマルチプル 試料カルーゼル装置のような代わりの試料供給源を利用した通常状態にある本発 明液体計量移送弁装置の線図的分解斜視図である。 第9図は代わりの試料供給源を使用し充填状態にある第8図の液体計量移送弁 装置の線図的分解斜視図である。 第10A、10B、10C、10D及び10E図はそれぞれ第2、6、7、8 及び9図に示す作動状態にある本発明計量移送弁装置を示す線図である。 発明を実施するための形態 本発明は特に流動血球計算器に使用する液体計量移送弁装置を提供する。この 流動血球計算器は細胞分析のための通常の流動血球計算データを得ることができ 、更に、絶対計数情報を得ることができ、その第1のデータはパーセントの形を とり、第2の特別に得られたデータは第1のデータを得たのと同一の流体試料か ら単位容積当たりの粒子の量として表現された絶対計数の形をとる。この第2の データ因子は絶対計数値として記載され、患者の臨床での進行を監視する際の重 要な因子を有する。 本発明計量移送弁装置は、いわゆる手動吸引探針から得られる血液試料、又は カルーゼル形自動試料採取ユニットから得られる血液試料の解析に採用すること ができる。この採取ユニットは予め用意した血液試料をそれぞれ保持する複数個 の容器を担持しており、以後マルチプルカルーゼルローダと称する。 多くの細胞懸濁液のような血液試料懸濁液以外の粒子懸濁液はその絶対計数値 を得るため本発明を使用することができ、このような粒状物質の特性の数値を求 めることができる。濃度既知のキャリブレータ組成物を利用して絶対計数値を得 ることができ、血球計算器形の器具をキャリブレートすることができる。 上記弁装置は例えば供給源の一方、又は他方から連続する流れの中に流動血球 計算器の集中流動検知手段まで血液試料を指向させる受動流通手段として使用す ることができ、また同一試料の正確な容積のアリコートを計量し、流動血球計算 器の流量検知手段に指向させ、絶対計数値、即ちアリコート内に含まれる細胞体 の単位容積当たりの数を提供する分割弁としても機能することができる。 上記弁装置は同一の供給源(探針、又はマルチプルカルーゼルローダ)からの 血液試料の一部を通常の流動血液計算分析のため流動血球計算器の流動セルに第 1に指向させることができ、次にこの試料の一部をアリコートとしてその正確な 容積を画成するように分割することができ、次に、シース流体を流す流路に上記 アリコートを送り、このアリコート内の全ての細胞の絶対計数値を得るためこの アリコートを流動セルに駆動する。 明らかなように、この弁装置を通じて連続する試料流路を画成し、正確な容積 分割通路をこの試料流路に設ける。上記試料流路を弁装置から集中流動血球計算 器の流動室の試料入口まで達せしめ、シース液体によって包囲される流れの中の 試料を集中流動血球計算器の検知部に通す。液体の流動する流れに直角にレーザ ビームを通す。粒子がレーザビームに接触することによって発生する蛍光、又は 光の散乱、又はその両方を測定するための検出手段を設ける。上記試料のアリコ ートを流路から分割する時、弁装置が作動し、導入されたシース流体の流路内に 上記アリコートを設置し、アリコートを上記流動室に指向させ、上記レーザビー ムに通す。粒子の実際の数を表すデータが得られる。データ速度が零に接近する までデータを集める。従って、試料アリコート内の粒子の実際の数を表すデータ が得られる。それ故、容積が正確に既知であれば、上記アリコート内の全ての粒 子の実際を反映して絶対計数値が得られる。 まずフロー線図を示す第1図において、本発明により構成した液体計量移送弁 装置12を流動血球計算システム10にその液体処理システムとして組み込む。 通常、流動血球計算システムは流動室14(同意語で流動セルと称してもよい) を有し、供給源S1からの染色した監視すべき血液細胞のような粒子を含む試料 を受け入れるための試料導入口16と、廃棄送出口18と、供給源SLからの等 張性の生理食塩水のようなシース流体を受け入れるためのシース流体導入口20 とをこの流動室14に設ける。検出ステーション、即ちレーザビーム24が交差 する区域であって第2図に符号20′で示ず検出区域を流動室14に設ける。識 別すべき血液細胞をこの区域に通すが、粒子の無いシース流体によって包囲され る試料液体の狭い流れ、即ち液柱22内に識別すべき血液細胞が含まれる。レー ザ装置26からのレーザビーム24を液柱22に指向させ、光検出器30を有す る検出装置28にこのビームを達せしめる。レーザビーム24は流れの流動方向 に対し直角に液柱22に通常のように通るレーザビームであれば単一のレーザビ ームでもよいし複数個のレーザビームでもよい。 細胞から散乱する光と、染色された細胞に含まれる付勢された染料によって発 生する蛍光エネルギーとを測定することによって細胞の種々の形式を検出するこ とができる。光検出器30によって検出された光の散乱によって、アナライザ3 4に指向する線32によって表されるデータ信号を供給し、このアナライザ34 はこのデータ信号を集め、データ信号からの情報を分析する。この情報は一般に 細胞の特定の形式を識別する助けになる数、大きさ、光学密度、粒度、及びその 他の因子である。この通常の流動血球計算システムを通じて得られる情報、特に 計数情報は絶対計数値(単位容積当たりの計数値)ではなく比、又はパーセント 値を与え、定常流動状態を維持する。通常は、液体試料の流れを不活性液体であ る粒子の無いシース流れによって支持し、包囲し、流動室14内の一定流路に沿 って試料を進行させる。これにより全ての流動室に光学エネルギー、又は電気的 エネルギー、又はその両方を加える。定常流動状態が一旦確立すると、データの 取得が開始され、何か、又は誰かがそれを停止させるまでデータの取得が生ずる 。流れの安定を維持するため、試料を押す圧力と、シース流体を押す圧力とを一 定に維持する必要がある。シース流内の圧力と試料の圧力との差圧が変化すると 、試料の流路が動き、即ち横断面が変化する。シース流体をタンクSL内に維持 し、流動室14に試料を駆動する目的で、このタンク内でシース流体を加圧する 。試料を流動室に指向させるために利用し得る力は正圧力でなくともよく、負圧 でもよく、即ち差圧があればよい。層流状態が存在していれば、流動室内でシー ス流体と試料とが混合することはない。 通常の流動血球計算器においては、シース流体体積流量と試料支持流体体積流 量との間の比は一定でなく、予測できない。導管の長さ、及び直径、粘性、温度 、及び圧力が変化すると、シース流体の流量と試料の流量との比が著しく変化し てしまう。通常、血球計算システムの性質はシース流体の圧力と試料の圧力との 差は非常に小さく、±0.014 kg/cm2(0.2psi)程度である。このように圧力の差 が小さくとも体積流量には大きな変化が生ずる。試料を流動室に送給するのに、 注射器、又は容積形ポンプのような他の流れ導入手段を採用してもよい。しかし 、これ等の手段は保守と実施とが今まで困難であった。 第1図に線図的に示した流動血球計算システム10においては、本発明により 構成され、符号12で示した計量移送弁装置を試料供給源S1と流動室14との 間に配置し、流動血球計算システム10の流動室14に一定量の液体試料を直接 指向させ、この液体試料の正確な容積部分、即ちアリコートを計量し、分離し、 上記流動室に指向させ、液体試料の正確な量の中の粒子の絶対計数値、即ち正確 な単位容積当たりの粒子の数を得る機能を有する。多くの他の形式の粒子につい ても特性や本質が同一であっても、監視すべき粒子の特性と本質とに応じて、特 定の形式の細胞について正確な絶対計数値を得ることができ、この特定の粒子を 他の粒子と区別することができる。更に、複数個のアリコートを順次、繰り返し て計量し、分離することによって同一の液体試料から、多数の絶対計数を行うこ とができ、アリコートは計量室内で分離され、例えば加圧シース流体流路内に動 かされ、上記シース流体によって包囲される流動室への流れの中に駆動され(即 ち押され)る。 米国特許第2656508号、及び第3549994号等に記載されているようなクールター 原理で作動し、粒子の研究システムに採用されてきた通常の計量移送弁装置に比 較し、この弁装置12は或る態様において類似している。またこのような通常の 弁装置は米国特許第3567390号、第4152391号、第4445391号、第4507977号、第48 96456号、及び第4957008号等に記載されている。これ等の米国特許の従来の装置 に共通な重要点は、分割通路と称する正確な内部容積の通路によって画成される 計量室を有する弁装置に通る連続流路と、分割通路内の試料の正確な容積を上記 流路から分割するように弁装置を操作することと、所定容積の稀釈剤を導入する ことによって弁装置から試料の容積を駆動して試料と稀釈剤とを外部の 試験位置に指向させることとの定義である。試験ステーションでは、電気的なイ ンピーダンスを有ずる制限孔を通じて、この生じた稀釈剤を通し、各粒子により 孔の中のインピーダンスを変化させ、この変化を検出し分析する。 既知の差圧を設けるか、マノメータの使用によって、孔に通る容積を制御し、 流体懸濁液内の稀釈度を構成している粒子の流れを計量し、又は測定孔に通る流 れの持続時間を正確に測定する。これ等の機器を使用して単位容積当たりの計数 値を求め、この得られた結果と、通常の流動血球計算器で得られたパーセントと を使用して単位容積当たりの計数値を計算する。この場合、血球計算研究室は比 較的高価な電子式血液細胞計数装置を必要とし、即ちこのような血液細胞計数装 置から得られた結果は定まった各患者から供給される必要があった。誤りが起こ る可能性は際限がない。患者の取り違え、記録時、移送時、及び患者間の結果の 確認時における誤り、出所と結果との誤った確認等から混乱が生ずる。各給血者 からの必要な血液試料の多様性に対する要求、結果の精度や再現性の低下、処理 する多数の血液試料の周囲に及ぼす危険度の増大、及びその他の問題は明らかで ある。最上の解決策は絶対計数を行うことである。即ち流動血球計算器を直接使 用して、明確な血液について、即ち血球計算器の流動室内に正しく導入する際の 同一の供給者からの同一の血液についてその血球数を実際に計数することである 。本発明弁装置は長く期待され、しかも決して解決されなかったこのような解決 策を提供するものである。 第2図、及び第8図に示すような「通常状態」は通常の血球計算分析操作、即 ち正常な血球計算操作中の状態を示す。本発明移送弁装置12は3個の同一寸法 の弁板素子36、38、40を具え、中心素子38の両面に同軸に外側弁板素子 36、40を一線に配置し、中心素子38を外側弁板素子36、40の隣接面に 摩擦しながらシール掛合できるようにする。これ等弁板素子36、38、40を 軸42上に取り付けて、それぞれ他の弁板素子に対し限定した回転ができるよう にする。通常、従来の弁板素子の1個は静止基準点とするため静止させることが 必要であった。各弁板素子に貫通路を設けるが、中心の弁板素子には分割通路と 称する少なくとも1個の正確な容積の貫通路を設ける。他の弁板素子の通路は一 般に導流通路と称することができ、これは、弁装置を通じて少なくとも1個の連 続流路を画成し、分割通路に稀釈剤を導入するために採用される流路となり、分 割通路によって運ばれる試料を正規の用途に応じ弁装置の外部に指向させるから である。分割通路は他の弁板素子に設けることができ、この場合、例えば液体の 正確な容積を含むループであって試料のための連続流路内に含まれるループの端 部をこの分割通路に収容する。従来は、これ等の全ての従来の弁装置は内部に画 成した分割通路内で分離した試料アリコートの稀釈物を提供するのに利用された 。しかし、アリコートとして試料の正確な容積を分割し、外部の位置にこの特定 の容積の完全な試料を移送(及び送給)するように、又は外部の位置への稀釈し ていない液体試料のための、即ち試験のための受動的な流れとしての液体試料の ための直接流路を画成するため機能するようにいずれの弁装置も採用されたこと がなかった。 次に説明するように、本発明の好適な実施例として記載する弁装置12に唯1 個の分割通路を設ける。説明の都合上、弁板素子36を弁装置12の後部素子と 称し、弁板素子40を弁装置12の前部素子と称する。弁板38を弁装置12の 中心素子と称し、分割通路を設ける。 弁装置12は操作毎に2個の供給源の一方から液体試料を受けとることができ る。第1供給源S1はタンクS1′(第2、6、7、8、9図参照)から、更に 一般的には単一試料管34′(第1図参照)から手動で試料が得られる。弁装置 12が液体試料を受けとる第2供給源S2は自動試料採取装置S2′として記載 することができ、この場合、回転テーブル装置(図示せず)によって担持される 個々のソケット(図示せず)内に複数個の試料管(図示せず)を設置しており、 吸引した液体試料の連続シーケンスのために回転テーブル装置を自動的に順次段 歩回転させる。これを自動試料採取装置、又はマルチプルカルーゼルローダとし て記載する。 後部弁板素子36を第3A、3B、3C図に示し、前部弁板素子40を第4A 、4B、4C図に示し、中心弁板素子38を第5A、5B、5C図に示す。弁装 置12の通常状態、即ち作動状態を第2図に示し、弁装置12の充填状態を第6 図に示し、弁装置12の計数状態を第7図に示す。第2、6、及び7図は吸引探 針を通じて得られる試料の処理に関し、即ち試料供給源がS1である時の弁装置 の状態を示しており、試料供給源がS2である時の状態を第8、及び9図に示す 。第7図に示す計数状態は試料供給源がS1の時に生ずる。 第3A図に後部弁板素子36の外面36′を示す。弁板素子36に貫通路44 、46を形成し、貫通路48、50、52を形成する。後部弁板素子36に軸線 中心通路54を設け、この素子を軸42上に取り付けられるようにする。貫通路 44、46、48、50、52は軸線中心通路54に対し軸線方向に平行である 。後部弁板素子36にその外周36″′に開口する円周弓形切欠56を設け、こ の弁板素子36の回転の限界を画成する。貫通路44、46を大径めねじ凹所4 4′、46′に開口させ、ねじ付きニップル58、60を螺着してそれぞれの試 料供給源S1、S2に連結できるようにする。ニップル62、64、66を通路 48、50、52にそれぞれ着座させ、導管68、70、72を連結できるよう にする。導管68、70をそれぞれ洗浄液源Rと洗浄液廃棄容器RWとに達せし める。導管72をニップル72に連結できるようにして、シース液源SLから通 路52にシース液を送ることができるようにする。第3B、及び3C図に示すよ うに、後部弁板素子36のそれぞれの通路をその内面36″′に開口させる。 弁板素子36の内面36″に半弓形捕捉チャンネル76を設け、このチャンネ ルを1対の半弓形内側溝76′と半弓形外側溝76″とで構成し、これ等の溝を 半径溝78によって連結し、貫通路44、46、52の開口部から離間してこれ 等の溝を配置する。同心で半径方向に離間した弓形に沿ってこれ等の溝76′、 76″を配置する。各溝76′、76″の端部80に貫通路48、50を開口さ せる。半径溝78は捕捉チャンネル76を完結させるものであり、捕捉チャンネ ル76は材料、液体、その他がそれぞれの貫通路の接合部から後部弁板素子36 の内円周部、又は外円周部まで移動するのを防止する。後部弁板素子36にねじ 付き凹所84を設け、半径方向外方に突出するねじ付きピン86をこの凹所84 に挿入して収容し、円周切欠56の対向端56′、56″によって画成した限界 内で後部弁板素子36を回転し得るようにし、弁装置12の作動サイクル中、後 部弁板素子を選択的に位置決めする。 第4A、及び4B図に前部弁板素子40の外面40′、内面40″を示す。前 部弁板素子40に中心軸線貫通路88を設け、この素子40を軸42に取り付け られるようにする。前部弁板素子40に流れを導入する平行な貫通路90、92 を設ける。また前部弁板素子40に付加的な1対の貫通路94、96を設ける。 貫通路90、92は弁板素子40の両面40′、40″に開口しており、貫通路 94、96も弁板素子40の両面40′、40″に開口する。前部弁板素子40 の外面に貫通路90に同心のねじ付き凹所90′を設ける。ねじ付き管状ニップ ル98をねじ付き凹所90′に螺着し、流動室14の試料導入口16まで延びる 流動室試料送り管100に貫通路90を連結できるようにする。前部弁板40の 液体受動流誘導路92を前部弁板素子40の内面及び外面40′、40″に開口 させる。前部弁板素子40の外面40′への貫通路92の開口部内にニップル1 02を収容し、廃棄タンク106まで達する導管104にニップル102を連結 する。貫通路94、96も弁板素子40の両面40′、40″に開口させる。前 部弁板素子40の内面40′に捕捉チャンネル108を設け、後部弁板素子36 の内面36″に形成した捕捉チャンネル76の配置に対し角度的にずらして捕捉 チャンネル108を配置する。捕捉チャンネル108は1対の弓形溝108′、 108″から成り、上記内面40″の内周面、及び外周面にそれぞれ沿う同心弓 形に沿ってほぼ均一の横断面にこれ等弓形溝を構成する。溝108′、108″ は1対の端部110を有する。半径溝112によって溝108′、108″を連 結し、捕捉チャンネル108を完成する。貫通路94、96を上記端部110に 開口する。貫通路94、96の外面開口部にニップル114、116を導入し、 捕捉チャンネル108を洗浄する洗浄液の洗浄液源及び洗浄液の廃棄タンクRW にそれぞれ達する導管118、120を連結できるようにする。 前部弁板素子40の外周面40″′に円周切欠122を形成して、外周面40 ″′に開口させる。壁122′、122″によって前部弁板素子40の回転の限 界を画成する。ねじ付き凹所124を外周面40″′に形成する。ねじ付きピン 126を凹所124内に着座させて半径方向外方に突出させ、切欠122の壁1 22′、122″によって表される限界間で前部弁板素子40を回転し得るよう にする。 弁装置12の中心弁板素子38を第5A、5B、及び5C図に示し、第5A、 及び5B図は中心弁板素子38の両面38′、38″を示す。中心弁板素子38 に正確な容積の貫通路128を設け、この貫通路128を分割通路として画成し 計量室として機能させる。中心弁板素子38にも(受動)流誘導路130を設け 、この誘導路130と貫通路128とを角度的に離間し、流誘導路130を軸線 方向に平行に配置し、両方の通路128、130を共に中心弁板素子38の両面 38′、38″に開口させる。また中心弁板素子38に中心軸線通路132を設 け、この弁板素子38を軸42上に取り付けられるようにする。素子38の外周 面38″′にねじ付き凹所134を形成し、外周面38″′に開口させる。ねじ 付きピン136をこの凹所に着座させ、中心弁板素子38の外周面38″′に設 けた円周切欠138の壁138′、138″によって画成した限界内で中心弁板 素子38を回転し得るようにする。図示の実施例では、受動流誘導路130の直 径を分割通路の直径より小さくする。これはアリコートのために一層大きな容積 を必要とするからである。 第2図に、液体試料、血液の供給源がS1である時、絶対計数状態を終了して 、通常状態、即ち休止状態にある弁装置を示す。弁装置12の洗浄、又はバック ウオッシュを行っており、弁装置はその通常状態にある。第6、及び7図に示す 状態でも、液体試料源はS1である。 弁装置を軸42上に組み立てた時、抑止棒140を円周切欠56、122、1 38内に固く着座させる。半径方向外方に突出するピン86、126、136を 流体作動シリンダ148、150、152のそれぞれのピストン142、144 、146に連結し、それぞれの弁板素子を選択的に回転できるようにして、弁装 置12の作動サイクルにおける作動段階で必要になるに応じて、上記弁板素子と そのそれぞれの通路とを位置させる。 弁装置12が第2図に示すその通常状態にある時、抑止棒140が円周切欠5 6の限界点56″と円周切欠122の限界点122″とに掛合するように後部弁 板素子と前部弁板素子とを位置させる。抑止棒140に円周切欠138の限界点 138′に掛合するように中心弁板素子38を位置させる。シース液体入口通路 52と分割通路128とが一線になっている。前部弁板素子40の内面40′が 分割通路128を阻止している。S1試料入口通路44が受動流誘導通路130 と流動室指向通路90とに一線になっている。液体試料は供給源S1から吸い出 されてS1試料入口通路44に指向し、受動流誘導通路130と流動室指向通路 90とを通じて流動室14に達し、正常な血球計算器分析作業を確立する。廃棄 送出通路とも称することができる貫通路92とS2試料入口通路46とを中心弁 板素子38によって阻止する。 第6図においては、弁装置12を操作して中心弁板素子38を時計方向に回転 し、前部弁板素子40を第2図に示す位置から時計方向に回転し、弁装置12を 充填位置にする。弁装置12が充填位置、即ち負荷状態にある時は、S1試料入 口通路44と、分割通路128と、受動流誘導通路92とが一線になっている。 この場合も液体試料S1を試料入口通路44に導入し、分割通路128と受動流 誘導通路92とに通し、この試料を分割通路128に充填しながら、廃棄タンク に指向させる。 第6図に示す状態から弁装置12を再び操作し、第7図に示す状態、即ち絶対 計数状態にする。即ち、中心弁板素子38をその充填位置(第6図参照)から反 時計方向に回転し、分割通路128をシース流体入口通路52と流動室指向通路 90との両方に一線にする。供給源SLからの加圧されたシース液体をシース液 体入口通路52に導入して分割通路128の内容物を流動室14に押圧する。計 数を開始し、検出器によってピックアップされたデータの流れが末尾数に達する まで、即ち発生するデータパルスが殆ど、又は全くピックアップされなくなるま で、計数を継続する。この時、計数が完了し、絶対計数値が得られたものと考え る。アリコート内の粒子(細胞)体の全数が走査され計数され終わっている。ア リコートの容積が既知であり、その中の全粒子(細胞)を計数するから、計数値 は絶対計数値と考えられる。この場合に得られたアリコートは、正に血球計算を するように研究していた同一試料から得られたものであることに注意されたい。 上述したように、本発明弁装置12は試料S1の供給源と試料S2の供給源と を選択することができる(マルチプルカルーゼルローダを介して生ずる試料)。 第8図に示す弁装置12は試料供給源がS2であり、この試料S2のために弁装 置12が「通常状態」にある。 S2の試料を処理するために通常状態にある時は、試料S1を処理する時に占 める方向と異なる方向を後部弁板素子36が占める。後部弁板素子36は第6図 に示す状態から第8図に示す状態に反時計方向に回転し終わっている。抑止棒1 40が切欠138の壁138′に掛合している位置に中心弁板素子38が位置す る。抑止棒140が切欠122の壁122″に掛合している位置に前部弁板素子 40が位置する。この状態で、S2試料入口通路46は受動流誘導路130と流 動室指向通路90とに一線になっている。S2試料の流れを開始し、S2液体試 料をS2試料入口通路、受動流誘導路130、及び流動室指向通路90とに通し 、血粒計算試験のため流動室14内に導入する。 第9図においては、弁装置12を第8図の通常状態から操作して、図示の充填 状態を占めるようにする。中心弁板素子38をその通常状態から時計方向に回転 し、抑止棒140が切欠138の壁138″に掛合する位置にする。前部弁板素 子40は第8図のその正常位置から反時計方向に回転しており、抑止棒140は 切欠122の壁122′に掛合している。後部弁板素子36は第8図に示すその 位置から操作されておらず、即ち第8図に示す位置に保持されている。S2液体 試料をS2試料入口通路46に導入し、分割通路128に通し、流れ誘導通路9 2を経て廃棄タンクWに動かす。このようにして通路46、128、92を含む 連続流路を画成する。 この時、供給源S2からの試料の絶対計数値を得るための位置を占めるよう弁 装置12を操作する。前部弁板素子40は変化せずに留まる。この状態で、弁装 置12はS2試料の絶対計数値を得るための状態に達している。S2試料のため の充填状態に達するために、後部弁板素子36を時計方向に回転し、同時に中心 弁板素子38を反時計方向に回転し、この時、連続状態にある試料を分割し、分 割通路128内に正確な量のアリコートを分割する。シース液体入口通路52を 分割通路128と流動室指向通路90とに一線にする。この状態で、シース液体 をシース液体入口通路内に導入し、このシース液体によって、上記の分割された S2アリコートを流動室指向通路に駆動して流動室に達せしめる。計数を開始し 、データフローが末尾数に達するまで、即ち検出器によってピックアップされる データパルスが殆ど、又は全く無くなるまでこの計数を継続する。従ってアリコ ート内の全ての粒子が計数されたものと確実に仮定することができる。試料の供 給源がS1であろうとS2であろうと関係なく、弁装置12の計数状態ではそれ ぞれの弁板素子は同一方向に指向している。 S1試料、及びS2試料の分析の両方の場合において、弁装置12を操作して 特定の通常状態に戻した時、洗浄液をそれぞれの捕捉チャンネル76、108の 両方に導入し、これ等チャンネルを洗浄する。 本発明の好適な実施例はS1試料供給源とS2試料供給源との切換えに備えて おり、単に1個の試料入口通路を設け、通常得られる血球計算走査と、試験され る試料と同一の試料のアリコートの絶対計数測定との両方を達成することができ る。 弁装置12の作動を第10A〜10E図に線図的に示す。第2図〜第9図に使 用した符号を第10A〜10B図の同一部分に使用し、本明細書の最初の記載を も参照する。便宜のため、第10A〜10E図がそれぞれ関連する第2、6、7 、8、及び9図を示す図面と同一のシート上に第10A〜10E図を配置する。 第2、6、7、8、及び9図をそれぞれ参照して説明したそれぞれの作動状態に 達する際のそれぞれの弁板素子の位置を示すため、第10A〜10E図に全て示 したように、それぞれの空気シリンダのピストンロッドを完全に突出させ、或る 空気シリンダのピストンロッドを完全に後退させていることに注意すべきである 。 この分野の当業者であれば、請求の範囲に記載した本発明の範囲を逸脱するこ となく、種々の変更を加えることができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.第3弁板素子に対しサンドイッチの関係に同軸に封鎖するように摩擦掛合し て配置された第1弁板素子と第2弁板素子とを具え、外部に設置した試験ステー ションに選択的に、又は交互に、又はその両方で液体試料懸濁液を送給する計量 移送弁装置において、前記第1弁板素子に形成した第1貫通路手段及び第2貫通 路手段と、前記第2弁板素子に形成した第3貫通路手段及び第4貫通路手段と、 前記第3弁板素子に形成した第5貫通路手段及び第6貫通路手段とを具え、限定 した限界内で別個に相対的に回転できるように前記第1弁板素子、第2弁板素子 及び第3弁板素子を構成し、回転の前記限界を画成する手段を前記第1弁板素子 、第2弁板素子及び第3弁板素子にそれぞれ設け、前記第1貫通路手段によって 第1試料導入口を画成し、前記第2貫通路手段によって不活性流体入口通路を画 成し、前記第3貫通路手段によって正確な内部容積の液体計量室を画成し、前記 第4貫通路手段によって第1受動流通路を画成し、前記第5貫通路手段によって 送給通路を画成し、前記第6貫通路手段によって第2受動流通路を画成し、第1 流路と第2流路とを画成するよう前記第1弁板素子、第2弁板素子及び第3弁板 素子を選択的に回転させる手段を設け、前記第1流路には前記試料導入口通路と 、前記計量室及び前記第1受動流通路のうちの1個と、前記送給通路及び前記第 2受動流通路のうちの1個とを包含させ、前記第2流路には前記不活性流体入口 通路と、前記計量室及び前記第1不活性流通路のうちの1個と、前記送給通路及 び前記第2受動流通路のうちの1個とを包含させ、前記流路の1個から他方に正 確な容積のアリコートを送給し次に前記流路の他方に前記不活性液体を導入して 前記正確な容積のアリコートを外部の試験ステーションに駆動するよう前記送給 通路を配置したことを特徴とする計量移送弁装置。 2.前記第1受動流通路の代わりに前記第1流路内に前記計量室を導入し、前記 液体試料を供給源から前記第1流路に導入する手段と、前記液体試料の正確な容 積のアリコートを前記第1流路から前記第2流路まで運ぶよう前記計量室を 設置する手段と、前記不活性流体を前記第2流路に導入して正確な容積の前記ア リコートを前記外部の試験ステーションに駆動する手段とを設けたことを特徴と する請求の範囲1に記載の弁装置。 3.前記計量室と前記送給通路とを含む第3流路を設け、第2液体試料をその第 2供給源から前記第3流路に導入する手段と、前記計量室を前記第3流路から前 記第2流路に位置させるように前記弁板素子を回転自在に構成し、次に前記不活 性流体を前記第2流路に導入して前記計量室の全内容物を前記外部の試験ステー ションに駆動する手段とを設けたことを特徴とする請求の範囲2に記載の弁装置 。 4.限定された相対回転をするよう面対面を接して回転自在に同軸に封鎖掛合す るよう配置された内部弁板部材と外部弁板部材と第3弁板部材とを有し、粒子研 究装置用の計量移送弁装置において、導入口と送出口と中間通路とを有する第1 連続貫通路を画成するよう各弁板部材に形成された第1貫通路手段と、入口通路 と出口通路と中央通路とを有する第2連続貫通流路を画成するよう各弁板部材に 形成された第2貫通路手段とを設け、前記中間通路によって液体計量室を画成し 、前記中央通路によって受動流動室を画成し、相対回転に対する限界点を画成す るよう各前記弁板部材に形成した手段と、液体試料をその供給源から前記導入口 に導入して前記第1連続流路内に液体試料の連続体を生ぜしめる手段とを設け、 前記第1流路に通して液体試料の正確なアリコートとして前記計量室の内容物を 全体として前記受動流動室の代わりに前記第2流路に移送するよう前記弁板部材 を回転自在に構成し、不活性流体をその供給源から前記入口通路に導入し前記計 量室の全内容物を前記第2流路に沿って前記出口通路に向けこの出口通路に強制 的に流し外部の走査位置に送給する手段を設けたことを特徴とする計量移送弁装 置。 5.前記中間通路及び前記中央通路のうちの1個と共に第3連続流路を画成する 付加的導入口通路を含み前記弁板部材の1個に形成した第3通路手段と、付加 的液体試料をその付加的供給源から前記付加的導入口通路に導入する手段とを設 けたことを特徴とする請求の範囲4に記載の弁装置。 6.液体懸濁液中の粒子の研究に使用する液体計量移送弁装置において、流動走 査手段へ送給するため貫通して画成した連続流路に沿って液体試料の所定の期間 持続する連続する流れを供給でき、更に前記液体試料の正確な容積のアリコート の全容積を走査するよう前記流動走査手段に供給できるようにし、更に、1対の 離間した外側弁素子と、両面を前記外側弁素子の隣接する面に封鎖するように摩 擦掛合して前記外側弁素子間にサンドイッチ状に配置される内側弁素子とを具え 、各前記弁素子を限定された限界間で相対的に独立して並進可能に構成し、並進 運動限界点画成手段を各弁素子に形成して設け、導入口通路と送出口通路とその 間の中間通路とを有する第1連続流路を画成する第1軸線平行通路手段と、入口 通路と出口通路とその間の中央通路とを有する第2連続流路を画成する第2軸線 平行通路手段とを前記弁素子に形成し、液体試料をその供給源から前記第1流路 に導入しそこから前記流動走査手段に連続送給させる手段を設け、前記中間通路 を前記第1流路から前記中央通路の代わりに前記第2流路内に設置するように前 記弁素子の少なくとも1個を選択的に並進可能に構成し、これにより前記試料の 正確な容積のアリコートを運び、加圧された前記不活性流体をその供給源から前 記第2流路に導入する手段を設け、これにより前記アリコートの全容積を走査す るため前記正確な容積のアリコートを前記流動走査手段に駆動することを特徴と する液体計量移送弁装置。 7.導入口通路と送出口通路とその間の中間通路とを有する第3連続流路を画成 する第3軸線平行通路手段と、前記第3流路に第2液体試料を導入する手段とを 設けたことを特徴とする請求の範囲6に記載の弁装置。 8.前記中間通路によって計量室を画成したことを特徴とする請求の範囲6に記 載の弁装置。 9.それぞれの前記流路を画成するよう前記弁板部材を選択的に回転可能にした ことを特徴とする請求の範囲6に記載の弁装置。 10.前記液体試料を2個の異なる試料供給源のうちの1個から得るように構成し たことを特徴とする請求の範囲7に記載の弁装置。 11.懸濁液中に粒子を含む液体試料の供給源と、流動室と、加圧不活性流体の供 給源と、前記不活性流体のシース流によって包囲される流動流として前記液体試 料を前記流動室内に導入する手段と、前記流動流を遮断する関係に前記流動室に 少なくとも1個の光ビームを通すための光ビーム発生手段と、粒子の検出、計数 、識別のため前記流動流に通った前記光ビームを受光するよう配置した光検出手 段とを有する粒子分析装置において、前記液体試料を受理し前記流動室に指向さ せることができる計量移送弁装置を具え、分割通路を有し前記計量移送弁装置に 通る第1連続試料流路を画成する第1通路手段と、シース液体流入口を有し前記 計量移送弁装置に通る第2連続試料流路を画成する第2通路手段と、前記液体試 料を前記第1連続試料流路に導入し前記光ビームに当てるための前記液体試料を 前記流動室に指向させる手段と、前記分割通路内で前記液体試料の正確な容積の アリコート部分を前記第1流路から分離しこのアリコート部分を前記第2流路内 に設置する手段と、前記シース流体入口通路を通じて前記不活性流体を前記第2 流路内の前記アリコート部分に導入し前記光ビームを遮断させるため前記アリコ ート部分の全容積を前記流動室に送給する手段とを前記計量移送弁装置に設け、 これにより前記アリコート内の粒子の全数をその絶対計数値として計数すること を特徴とする粒子分析装置。 12.少なくとも1対の内側弁板素子及び外側弁板素子を同様の中心弁板素子に対 し同軸に面対面を接してシールするように摩擦掛合させ、選択した限界値内で各 前記弁板素子を独立して回転できるよう構成し、前記限界値を設定する協働手段 を設けた計量移送弁装置において、前記計量移送弁装置に通る第1流路を画成す る第1通路手段と、前記計量移送弁装置に通る第2流路を画成する第2 通路手段とを設け、前記第1通路手段に計量室を設け、液体試料を第1外部目的 地まで送給するよう前記第1通路手段を構成配置し、前記第2通路手段に受動流 通路を設け、液体試料を第2外部目的地まで送給するよう前記第2通路手段を構 成配置し、前記第2外部目的地に送給された前記液体試料が前記計量室の全内容 物で構成されていることを特徴とする計量移送弁装置。 13.前記第1流路の一部として含まれる分割通路と、この分割通路を前記第2流 路内に設置する手段とを前記計量室に設けたことを特徴とする請求の範囲12に 記載の弁装置。 14.前記第2流路内に前記分割通路を設置することに続いて不活性シース流体を 前記第2流路に導入する手段を設けたことを特徴とする請求の範囲13に記載の 弁装置。 15.前記第1外部目的地が試験室であることを特徴とする請求の範囲12に記載 の弁装置。 16.前記第2外部目的地が試験室であることを特徴とする請求の範囲12に記載 の弁装置。 17.前記第1流路内の前記試料の正確な容積のアリコート部を前記第2流路に移 送することを特徴とする請求の範囲12に記載の弁装置。 18.前記流路の一方、又は他方を選択する手段を設けたことを特徴とする請求の 範囲12に記載の弁装置。 19.前記弁装置に通る第3流路を画成する第3通路手段を設けたことを特徴とす る請求の範囲12に記載の弁装置。 20.前記第1流路と第3流路との一方を選択する手段を設けたことを特徴とする 請求の範囲19に記載の弁装置。 21.前記第1流路と第3流路とのうちの一方を選択し得るよう前記弁板素子のう ちの選択した1個を弁板素子の他方に対し回転する手段と、選択した前記1個の 流路から正確な容積のアリコートを分離しこの正確な容積のアリコートを前記第 2流路に移送し第2外部目的地に送給する手段とを設けたことを特徴とする請求 の範囲19に記載の弁装置。 22.懸濁液中の粒子の特性を研究する装置であって、 液体試料の供給源と、 不活性シース流体の供給源と、 液体試料計量移送送給弁装置と、 検知室と、この検知室に通してシース流体を提供する手段と、液体試料を前記 検知室内に導入し前記検知室に通る前記シース流体流内に前記液体試料を位置さ せる前記検知室への入口手段と、流動する前記試料と前記シース流体とを通して エネルギービームを指向させるビーム手段と、流動する前記試料と前記シース流 体とに通した後、前記エネルギービームを検出しそのエネルギービームから信号 を発生する手段と、懸濁液中の前記粒子の選択特性を決定するため前記信号に応 答する手段とを具え、 同軸に配置された1対の外側弁素子と、これ等外側弁素子の間にサンドイッチ 状に同軸に面対面を接してシールするように摩擦掛合させた中心弁素子とで前記 計量移送送給弁装置を形成し、 前記外側弁素子の一方を入力素子とし、他方を出力素子とした懸濁液中粒子特 性研究装置において、 前記入力弁素子に形成した液体試料入口軸線方向平行通路手段と、 前記入力弁素子に形成したシース液体入口軸線方向平行通路手段と、 それぞれ前記通路手段をそれぞれの前記供給源に連結する導管手段と、 前記出力弁素子に形成した第1送出口軸線方向平行通路手段と、 前記出力弁素子に形成した第2送出口軸線方向平行通路手段と、 前記検知室の前記入口手段に達する前記送出口通路手段と前記第1送出口軸線 方向平行通路手段とにそれぞれ連結された付加的導管手段と、 前記中心弁素子に形成した少なくとも1個の軸線方向平行正確容積計通路とを 設け、 前記試料入口通路手段と前記第1送出口通路手段とを含む第1流路と、前記シ ース流体入口通路手段と第2送出口通路手段とを含む第2流路とを画成するよう 前記弁素子を独立して回転可能に構成し、前記計量通路を前記第1流路及び前記 第2流路の一方、又は他方の中に配置し、これにより前記計量通路の計量された 試料内容物を選択的に前記第1流路及び前記第2流路の一方から他方に完全に移 送し前記検知室の前記入口手段に送給することを特徴とする懸濁液中粒子特性研 究装置。 23.軸線方向に平行な受動流通通路を前記中心弁素子に設け、前記計量通路を前 記第2流路に導入した時前記第1流路内に導入されるよう前記受動流通通路を構 成配置することを特徴とする請求の範囲22に記載の装置。 24.前記第2流路を前記検知室に連結した時、前記検知室から離れた外部位置に 前記第1流路を連結するよう構成したことを特徴とする請求の範囲22に記載の 装置。 25.前記外側弁素子の内面に1対の弓形溝を形成して設け、前記外側弁素子の外 部から前記溝の両端まで達するよう前記外側弁素子に付加的通路を形成して設け たことを特徴とする請求の範囲22に記載の装置。 26.洗浄流体の供給源と、洗浄流体捕集装置とを設け、各対をなす弓形溝の前記 付加的通路の1個に前記洗浄流体の供給源を連結し、各対をなす弓形溝の前記付 加的通路の他方から前記洗浄流体捕集装置に達する導管手段を設けたことを特徴 とする請求の範囲25に記載の装置。 27.前記流路を画成すると共に流路を画成する前記通路の分布と方向とを変化さ せるよう前記弁板素子を互いに相対的に選択的に回転させる手段を設けたことを 特徴とする請求の範囲22に記載の装置。 28.前記外側弁素子のおのおのに第2液体試料入口軸線方向平行通路手段を設け 、液体試料の第2供給源を設け、この第2供給源からの液体試料を受理するよう に配置可能な前記入力弁素子に前記第2通路手段を形成し、前記出力弁素子に形 成した前記第2通路手段を受動流通路にしたことを特徴とする請求の範囲22に 記載の装置。 29.前記第2液体試料入口通路手段と前記受動流通路手段とによって第3流路を 構成し、前記受動流通路手段の一方が前記中心素子に形成した前記軸線方向平行 通路手段の助けをかりて第3流通路を形成し、前記計量通路が前記第2流路内に ある時、前記第3流路が前記計量通路を含むことを特徴とする請求の範囲28に 記載の装置。 30.前記第1流路、第2流路、及び第3流路の1個を画成するため前記弁素子の いずれか1個を選択的に回転させる手段を設けたことを特徴とする請求の範囲2 9に記載の装置。 31.前記弁素子のおのおのの前記通路手段の選択した1個によってそれぞれの流 路を画成することを特徴とする請求の範囲22に記載の装置。 32.前記第3液体試料入口通路手段に一連の準備した液体試料懸濁液を供給する ように構成配置した自動マルチプルローデングカルーゼルを前記第2液体試料源 に設けたことを特徴とする請求の範囲28に記載の装置。 33.液体試料懸濁液をその供給源から外部試験位置まで選択的に交互に指向させ ることが可能であり、中間弁板素子に対しサンドイッチの関係に同軸に封鎖する ように摩擦掛合して配置した第1弁板素子と第2弁板素子とを具える計量移送弁 装置において、前記第1弁板素子に形成した第1貫通路手段と第2貫通路手段と 、前記第2弁板素子に形成した第3貫通路手段と第4貫通路手段と、前記中間弁 板素子に形成した第5貫通路手段と第6貫通路手段とを設け、前記第1弁板素子 、第2弁板素子、及び中間弁板素子を限定された限界内で独立して相対的に回転 可能に構成し、前記限界を画成する手段を前記弁板素子のおのおのに設け、前記 第1貫通路手段によって第1試料導入口を画成し、前記第2貫通路手段によって 不活性液体導入口を画成し、前記第3貫通路手段によって送給通路を画成し、前 記第4貫通路手段によって第1受動流通路を画成し、前記第5貫通路手段によっ て計量室を画成し、前記第6貫通路手段によって第2受動流通路を画成し、前記 試料導入口と、前記計量室及び前記第2受動流通路のうちの一方と、前記送給通 路及び前記第1受動流通路のうちの一方とを含む第1連続流路を前記弁装置に通 して画成すると共に、前記不活性液体導入口と、前記計量室及び前記第2受動流 通路のうちの一方と、前記送給通路及び前記第1受動流通路のうちの一方とを含 む第2連続流路を前記弁装置に通して画成するように前記弁板素子を選択的に相 対回転させる手段を設け、正確な容積のアリコートを前記流路のうちの一方から 他方に送給し、その後、前記不活性液体を前記流路のうちの他方に導入し前記正 確な容積のアリコートの全部を外部試験ステーションに駆動するように前記計量 室を配置可能に構成したことを特徴とする計量移送弁装置。 34.前記第1流路に前記第2受動流通路を設け、前記第2流路に前記計量室を設 け、前記第1試料導入口を通じて液体試料を前記第1流路に導入しこの液体試料 を外部試験ステーションに指向させる手段を設け、選択して回転させる前記手段 を作動させて前記計量室を前記第2受動流動通路の代わりに前記第1流路に導入 し、前記試料導入口を通じてでき上がった前記第1流路に液体試料を導入する手 段を設け、その後選択して回転させる前記手段を作動させて試料の正確な容積の アリコートを画成する前記計量室を前記でき上がった前記第1流路 から前記第2流路内に位置させ、前記送給通路を前記第2流路内に動かし、前記 不活性液体を前記第2流路に導入して前記アリコートを前記外部試験位置に駆動 する手段を設けたことを特徴とする請求の範囲33に記載の弁装置。 35.前記計量通路及び前記送給通路を有し前記弁装置に通ずる第3連続流路を設 け、第2液体試料をその供給源から前記第3流路に導入する手段を設け、選択し て回転させる前記手段を作動させ前記計量通路を前記第3流路から前記第2流路 に位置させることを特徴とする請求の範囲34に記載の弁装置。 36.中心弁板素子に対し同軸に面対面を接してシールするように摩擦掛合させて 配置させた少なくとも1対の外側弁板素子を設け、選択した限界内で独立して回 転し得るよう各前記弁板素子を構成し、前記限界を設定する協働手段を設けた計 量移送弁装置において、前記弁装置を通じて第1流路を画成する第1通路手段と 、前記弁装置を通じて第2流路を画成する第2通路手段とを設け、前記第1通路 手段に計量室を設けると共に液体試料をその供給源から第1外部目的地まで送給 するように前記第1通路手段を配置し、前記第2通路手段に受動流通路を設ける と共に液体試料を第2外部目的地まで送給するよう前記第2通路手段を配置し、 前記第2外部目的地に送給された前記液体試料が前記計量室の全内容物で構成さ れていることを特徴とする計量移送弁装置。 37.前記第1流路の一部として含まれる分割通路と、この分割通路を前記第2流 路に設置する手段とを前記計量室に設けたことを特徴とする請求の範囲36に記 載の弁装置。 38.前記分割通路を前記第2流路に入れるのに続いて、不活性流体を前記第2流 路に導入する手段を設けたことを特徴とする請求の範囲37に記載の弁装置。 39.前記第1外部目的地が試験室であることを特徴とする請求の範囲36に記載 の弁装置。 40.前記第2外部目的地が試験室であることを特徴とする請求の範囲36に記載 の弁装置。 41.前記計量室とその中の一定容積のアリコートとを前記第1流路から前記第2 流路に移送するように構成したことを特徴とする請求の範囲36に記載の弁装置 。 42.前記流路の一方又は他方を選択する手段を設けたことを特徴とする請求の範 囲36に記載の弁装置。 43.前記弁装置を通じて第3流路を画成する第3貫通路手段を設けたことを特徴 とする請求の範囲36に記載の弁装置。 44.前記第1流路と前記第3流路とのうちの1個を選択する手段を設けたことを 特徴とする請求の範囲43に記載の弁装置。 45.前記第1流路と前記第3流路とのうちの1個を選択するため前記弁板素子か ら選択された弁板素子を互いに相対的に回転させる手段と、選択された1個の流 路から正確な容積のアリコートを分離しこの正確な容積のアリコートを前記第2 流路に移送し第2外部試験室に送給する手段とを設けたことを特徴とする請求の 範囲44に記載の弁装置。 46.液体懸濁液中の粒子の特性を血球計算するように研究するに当たり、 a.所定の時間にわたって液体試料懸濁液の第1連続流をその供給源から提供 し、 b.前記第1連続流を流動走査手段に指向させ、 c.前記第1連続流から前記液体試料懸濁液の正確な容積のアリコートを分離 し、 d.この分離した正確な容積のアリコートを前記流動走査手段に指向させ、 e.前記流動走査手段を通じる前記分離したアリコートの通過を監視し、これ により前記分離したアリコート内の粒子の数の絶対計数を行うことを特徴とする 懸濁液内粒子特性の研究方法。 47.前記アリコートに加える加圧流体の力を受けて前記アリコートを前記流れ走 査手段に推進させる工程を有することを特徴とする請求の範囲46に記載の方法 。 48.液体試料懸濁液の少なくとも2個の供給源を設け、 液体試料の前記供給源のおのおののため前記流動走査手段に達する交互の第1 流路を生ぜしめ、 前記交互の第1流路の一方又は他方を選択し、 前記流動走査手段に達する付加的専用流路を生ぜしめ、 前記供給源の一方から前記選択された交互の第1流路に液体試料懸濁液を導入 し、 前記液体試料懸濁液を前記供給源の1個から前記選択された交互の第1流路に 沿って前記流動走査手段に指向させここを通過する懸濁液を所定時間にわたり走 査し、 前記選択された交互の第1流路から液体試料懸濁液の正確な容積のアリコート を分離し、 前記付加的流路に前記アリコートを移送し、加圧された不活性流体をその供給 源から前記付加的通路に導入し、前記アリコートの全部を前記流動走査手段に推 進し、前記アリコートの通過を走査してこの走査を表す信号を発生し、 前記走査を表す信号が実質的に消滅するまで前記走査を継続し、 これにより前記正確な容積のアリコート内の粒子の絶対数を得ることを特徴と する請求の範囲46に記載の方法。 49.液体試料懸濁液の少なくとも2個の供給源を設け、 前記供給源のおのおののため前記流動走査手段に達する交互の第1流路を生ぜ しめ、 前記交互の第1流路の一方又は他方を選択し、 前記流れ走査手段に達する付加的専用流路を生ぜしめ、 前記供給源の一方から前記選択された交互の第1流路に液体試料懸濁液を導入 し、 前記液体試料懸濁液を前記供給源の1個から前記選択された交互の第1流路に 沿って前記流動走査手段に指向させここを通過する懸濁液を所定時間にわたり走 査し、 前記選択された交互の第1流路から液体試料懸濁液の正確な容積のアリコート を分離し、 前記付加的流路に前記アリコートを移送し、加圧された不活性流体を前記付加 的通路に導入し、前記アリコートの全部を前記流動走査手段に推進し、前記アリ コートの通過を走査してこの走査を表す信号を発生し、 前記走査を表す信号が実質的に消滅するまで前記走査を継続し、 これにより前記正確な容積のアリコート内の粒子の絶対数を得ることを特徴と する請求の範囲47に記載の方法。 50.液体試料懸濁液中の粒子の数と特性とを決定する血球計算方法において、 不活性シース流体によって包囲される血球計算流動セルに向け所定期間にわた り液体試料懸濁液の第1流動流を連続的に送給し、 前記第1流動流に対し遮断する関係にエネルギービームを発生させ、 前記血球計算流動セルに前記第1流動流が通る際、前記エネルギービームを監 視し、 前記第1流動流に通る前記エネルギービームに加わる作用を表す第1信号を発 生させ、 前記第1流動流からのそのアリコート部分を分離し、加圧不活性流体の力を受 けて前記血球計算流動セルに向けこの流動セルに通して第2流動流内の前記アリ コート部分の全部を駆動し、 前記第2流動流が前記血球計算流動セルに通る際、前記第2流動流を監視し、 この第2流動流に通る前記エネルギービームに加わる作用を表す第2信号を発生 させ、信号がほぼ消滅するのが観察されるまで前記監視を継続し、 このようにして前記血球計算流動セルに通る前記第1流動流内にある液体試料 流と同一の液体試料流の前記アリコート部分内の粒子の全数の絶対計数を行うこ とを特徴とする血球計算方法。
JP6516357A 1993-01-15 1994-01-13 特に流動血球計算器用の液体計量移送弁装置 Pending JPH08505942A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US08/004,812 US5437200A (en) 1993-01-15 1993-01-15 Liquid metering and transfer valve assembly particularly for flow cytometer
US08/004,812 1993-01-15
PCT/US1994/000622 WO1994016305A2 (en) 1993-01-15 1994-01-13 Liquid metering and transfer valve assembly particularly for flow cytometer

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08505942A true JPH08505942A (ja) 1996-06-25

Family

ID=21712648

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6516357A Pending JPH08505942A (ja) 1993-01-15 1994-01-13 特に流動血球計算器用の液体計量移送弁装置

Country Status (5)

Country Link
US (2) US5437200A (ja)
EP (1) EP0730730A1 (ja)
JP (1) JPH08505942A (ja)
AU (1) AU6030394A (ja)
WO (1) WO1994016305A2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005164296A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Advance Co Ltd 生体成分診断システム

Families Citing this family (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3276550B2 (ja) * 1995-12-19 2002-04-22 シスメックス株式会社 試料定量装置
DE10013528C1 (de) 2000-03-20 2001-09-20 Brand Gmbh & Co Kg Dosiervorrichtung für insbesondere zähflüsige Flüssigkeiten
US6890489B2 (en) * 2000-04-26 2005-05-10 Rheodyne, L.P. Mass rate attenuator
US6910503B2 (en) * 2001-05-25 2005-06-28 Upchurch Scientific, Inc. Methods and apparatus for micro-fluidic analytical chemistry
US6872361B2 (en) * 2001-06-28 2005-03-29 Coulter International Corp. Dual pad liquid shear valve assembly
US6744245B2 (en) 2001-07-27 2004-06-01 Coulter International Corp. Particle count correction method and apparatus
ATE349239T1 (de) 2002-04-26 2007-01-15 Gl Tool And Mfg Co Inc Ventil
US6662826B1 (en) * 2002-10-07 2003-12-16 Abbott Laboratories Liquid metering and transfer valve assembly with port switch
DE10320870A1 (de) * 2003-05-09 2004-12-09 Evotec Technologies Gmbh Partikelinjektor für einen Zellsortierer
US7431883B2 (en) * 2003-09-30 2008-10-07 Beckman Coulter, Inc. Clinical analysis system
US7293477B2 (en) * 2003-12-23 2007-11-13 Millipore Corporation Disposable, pre-sterilized fluid receptacle sampling device
US7499233B1 (en) * 2004-04-20 2009-03-03 Marvell International Ltd. Multi-phase control information detection and signal polarity determination
EP1936353A1 (en) * 2006-12-18 2008-06-25 TumorTec GmbH Method for determination of cell viability by using flow cytometry with fixed volume acquisition
SG153002A1 (en) 2007-11-16 2009-06-29 Millipore Corp Fluid transfer device
EP2373422A4 (en) * 2008-12-04 2017-01-18 Büchi Labortechnik AG Methods and apparatus for moving aliquot samples of fluid
FR2940439B1 (fr) 2008-12-18 2011-02-11 Millipore Corp Dispositif pour le transfert d'un milieu
FR2940440B1 (fr) 2008-12-18 2010-12-24 Millipore Corp Dispositif pour le transfert d'un milieu
EP2437893B1 (en) * 2009-06-05 2015-08-12 Xy, Llc Continuously regulated precision pressure fluid delivery system
US8544497B2 (en) 2009-10-30 2013-10-01 Emd Millipore Corporation Fluid transfer device and system
JP2014174139A (ja) * 2013-03-13 2014-09-22 Sony Corp 流路デバイス、粒子分取装置、粒子流出方法、及び粒子分取方法
US10500583B2 (en) * 2017-09-07 2019-12-10 Elemental Scientific, Inc Systems and methods for inline, dual-stage sample dilution

Family Cites Families (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3380584A (en) * 1965-06-04 1968-04-30 Atomic Energy Commission Usa Particle separator
US3567390A (en) * 1968-04-03 1971-03-02 Coulter Electronics Fluid transfer valve structure and diluting system
US3567389A (en) * 1968-04-03 1971-03-02 Coulter Electronics Fluid transfer valve structure
US3963606A (en) * 1974-06-03 1976-06-15 Coulter Electronics, Inc. Semi-automatic adjusting delay for an electronic particle separator
US4041385A (en) * 1974-06-05 1977-08-09 Coulter Electronics, Inc. On-line sampling system for monitoring particles suspended in a fluid
US3989381A (en) * 1975-05-05 1976-11-02 Coulter Electronics, Inc. Optical chamber with spherical reflective portion and apparatus employing same
NL180704C (nl) * 1976-06-14 Coulter Electronics Inrichting voor gelijktijdige optische meting van kenmerken van zich in een suspensie bevindende deeltjes.
US4230031A (en) * 1978-04-26 1980-10-28 Coulter Electronics, Inc. Biohazard containment apparatus and method
US4230558A (en) * 1978-10-02 1980-10-28 Coulter Electronics, Inc. Single drop separator
US4395676A (en) * 1980-11-24 1983-07-26 Coulter Electronics, Inc. Focused aperture module
US4445391A (en) * 1981-10-19 1984-05-01 Coulter Electronics, Inc. Liquid metering and transfer valve assembly
JPS59228147A (ja) * 1983-06-10 1984-12-21 Hitachi Ltd 粒子測定装置
CH674580A5 (ja) * 1983-10-06 1990-06-15 Contraves Ag
US4577515A (en) * 1984-06-19 1986-03-25 Tokyo Rika Kikai Co., Ltd. Sampling valve for use in high-speed liquid chromatography
US4726237A (en) * 1985-06-19 1988-02-23 Sequoia-Turner Corporation Fluid metering apparatus and method
US4730155A (en) * 1986-05-12 1988-03-08 Coulter Electronics, Inc. Sampling valve including sample ejection means
US4896546A (en) * 1987-10-26 1990-01-30 Coulter Electronics, Inc. Liquid metering and transfer valve assembly
US4957008A (en) * 1988-12-28 1990-09-18 Coulter Electronics, Inc. Fluid sampling and transfer valve assembly
US5134445A (en) * 1989-02-14 1992-07-28 Canon Kabushiki Kaisha Sample inspecting method and apparatus
US4981580A (en) * 1989-05-01 1991-01-01 Coulter Corporation Coincidence arbitration in a flow cytomery sorting system
JP2972367B2 (ja) * 1991-03-20 1999-11-08 株式会社日立製作所 細胞分析装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005164296A (ja) * 2003-11-28 2005-06-23 Advance Co Ltd 生体成分診断システム
JP4606727B2 (ja) * 2003-11-28 2011-01-05 株式会社アドバンス 体液成分診断用チップ

Also Published As

Publication number Publication date
US5437200A (en) 1995-08-01
WO1994016305A2 (en) 1994-07-21
EP0730730A4 (en) 1996-04-25
WO1994016305A3 (en) 1994-09-01
EP0730730A1 (en) 1996-09-11
AU6030394A (en) 1994-08-15
US5542305A (en) 1996-08-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08505942A (ja) 特に流動血球計算器用の液体計量移送弁装置
US20230185070A1 (en) Automated microscopic cell analysis
US20230294089A1 (en) Automated microscopic cell analysis
US5380491A (en) Apparatus for pumping and directing fluids for hematology testing
JP6310980B2 (ja) 分析対象の細胞を含む試料流体の調製に用いる使い捨てカートリッジ
JP7315458B2 (ja) 自動顕微鏡血球分析
AU2006212607B2 (en) Dual sample cartridge and method for characterizing particle in liquid
JP2972367B2 (ja) 細胞分析装置
US8028566B2 (en) Dual sample cartridge and method for characterizing particles in liquid
US5728351A (en) Apparatus for making a plurality of reagent mixtures and analyzing particle distributions of the reagent mixtures
US20160109372A1 (en) Systems and methods for imaging fluid samples
US7294307B2 (en) Apparatus for pumping and directing fluids for hematology testing
CN113295599A (zh) 一种多功能细胞-蛋白检测方法及检测装置
CN110967322A (zh) 血细胞分析仪及血细胞分析方法
CN212059831U (zh) 一种多功能细胞-蛋白检测装置
EP0789843B1 (en) Apparatus for pumping and directing fluids for hematology testing
JPH04369461A (ja) 粒子計測装置
JPH02189443A (ja) 粒子数あるいは溶存物質濃度計測方法およびその装置
CA2199256A1 (en) Apparatus for pumping and directing fluids for hematology testing